JPH0625121B2 - 2−メルカプトピリジン−n−オキシド多価金属塩微粒子の製造方法 - Google Patents

2−メルカプトピリジン−n−オキシド多価金属塩微粒子の製造方法

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JPH0625121B2
JPH0625121B2 JP6539086A JP6539086A JPH0625121B2 JP H0625121 B2 JPH0625121 B2 JP H0625121B2 JP 6539086 A JP6539086 A JP 6539086A JP 6539086 A JP6539086 A JP 6539086A JP H0625121 B2 JPH0625121 B2 JP H0625121B2
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mercaptopyridine
polyvalent metal
metal salt
oxide
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宏行 金井
哲也 今村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2−メルカプトピリジン−N−オキシド多価
金属塩の製造方法に関するものであり、特に抗菌剤とし
て液体中に添加され用いられる、粒子サイズの微小な2
−メルカプトピリジン−N−オキシド多価金属塩の製造
方法に関するものである。
〔従来の技術〕
2−メルカプトピリジン−N−オキシド多価金属塩(以
下「Me-pt」と略称する)は抗菌作用をもち、人体への安
全性が高いため皮膚の殺菌、清浄に有効な物質で、特に
シヤンプー基剤中に添加配合してふけ防止用シヤンプー
として広く適用されている。ふけは頭髪が汚れて見える
のみでなく、かゆみも併発し不快なものであるが、ふけ
の発生は直接的あるいは間接的に頭皮での微生物の繁殖
が関係している。Me-ptは水に難溶でありシヤンプー中
には懸濁状固体の形で添加されているが、これが示す良
好な耐ふけ作用はシヤンプー後の頭皮、頭髪に吸着残存
した粒子が持続的に抗菌作用を示すためと信じられてい
る。しかし懸濁状で用いなければならないために、これ
を添加したシヤンプー等の液状組成物は透明性が損なわ
れ、外観が濁つたものとなるのみでなく、沈降を防ぐた
めに例えば特公昭49-49117号公報に開示されるごとく架
橋ポリアクリル酸塩の様な増粘性ポリマーを添加して媒
体に降伏値をもつ擬可塑性粘度挙動を具備させるといつ
た分散安定化の技術も必要となる。
これらのMe-ptのもつ性状を改善する一つの方法は、Me-
ptを微小な粒子にすることである。この方法として、本
発明者らは先に、2−メルカプトピリジン−N−オキシ
ドと水溶性多価金属塩とを分子中に塩基性窒素を有する
水溶性化合物の存在下に反応させてMe-pt微粒子を製造
する方法(特開昭60-16973号)を提案した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記方法で得られたMe-pt微粒子には反
応に用いた塩基性窒素を有する水溶性化合物が残存する
ため、これを用いて種々の組成物を調製する際に不都合
が生じることもあることがわかつた。例えばシヤンプ
ー、リンス等に通常配合されるアニオン性ポリマーとの
組成物を調製する場合、これが塩基性窒素を有する水溶
性化合物と相性が悪く、実用的な組成物が調製できない
こともあつた。そこで、種々の組成物とした時に不都合
が生じないMe-pt微粒子を製造する新しい方法の開発が
望まれていた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記実状に鑑み、本発明者は鋭意研究した結果、2−メ
ルカプトピリジン−N−オキシドと多価金属塩とを特定
の中性化合物の存在下で反応させることにより目的が達
成されることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、2−メルカプトピリジン−N−オ
キシドの一価水溶性塩と水溶性多価金属塩とをポリビニ
ルアルコールの存在下で反応させることを特徴とする、
Me-pt微粒子の製造方法を提供するものである。
本発明の、微粒子抗菌剤であるMe-ptの製造方法、例え
ば多価金属塩として2価金属を例にとれば次の式で表わ
される。
(式中、Meは2価金属原子を示す) 2−メルカプトピリジン−N−オキシドイオンは2−メ
ルカプトピリジン−N−オキシドのナトリウム、カリウ
ム、アンモニウム、エタノールアミン等の一価塩として
供給するのがよく、就中ナトリウム塩が好適である。
多価金属イオンはその水溶性塩から供給される。
本発明で使用する水溶性多価金属塩としては、カルシウ
ム、マグネシウム、バリウム、スチロンチウム、亜鉛、
カドミウム、スズ、ジルコニウム等の水溶性塩であつ
て、その溶解度が100gの水に対して0.01g以上のもの
が好ましく、就中、亜鉛塩が最適である。これらの水溶
性多価金属塩のアニオン部はハロゲン(就中塩素、臭
素)、硫酸、炭酸、硝酸、酢酸等から由来するものが適
当である。最も好適な亜鉛塩は二価の亜鉛の塩であれば
特に制限はないが、例えば無機酸もしくは有機酸の亜鉛
塩が挙げられ、その具体例としては塩化亜鉛、臭化亜
鉛、硫酸亜鉛等が好ましい。また、これらの塩は無水物
もしくは水和物のいずれの形であつてもよい。
本発明において用いられるポリビニルアルコールは、そ
の分子量、鹸化度の広い範囲から選択することができ
る。
多価金属イオンと2−メルカプトピリジン−N−オキシ
ドイオンは各々化学量論的に必要な量が存在すればよ
い。
反応を行うにあたつては上記の三成分のうちポリビニル
アルコールは他の二成分による反応が行なわれる前に全
量を反応槽中に仕込むのが好ましいが、他の二成分の混
合順序は特に限定されない。ポリビニルアルコールは2
−メルカプトピリジン−N−オキシドの一価塩水溶液及
び/又は多価金属塩水溶液中に溶解又は予め反応槽に水
溶液として投入しておいてもよい。特に、0.08〜6重量
%(以下%と記載する)の2−メルカプトピリジン−N
−オキシド一価塩、これと当量の多価金属塩、および0.
05〜10%のポリビニルアルコール水溶液となるように
混合し、行なうのが好適である。また反応は出来るかぎ
り短時間に急激に混合され行なわれるのが好ましい。反
応温度は室温あるいはそれ以下とするのが好ましい。特
に、0〜5℃の反応温度で製造されたMe-pt微粒子は、
それを更に機械等で粉砕しようとする場合、他の反応温
度条件下で製造されたものと比べ容易に微細化すること
が可能であつた。
〔作用及び効果〕
本発明方法で得られたMe-ptは微細粒子であるため、従
来のMe-ptに比して、分散安定性に優れている。従つ
て、これを組成物中に添加した場合、組成物の透明感お
よび分散状態が改善され、シヤンプー、リンス等の分
散、透明度が改良される。また、これらのみに留らず、
Me-pt微粒子中に残存する可能性のあるポリビニルアル
コールは中性化合物であり、組成物中に添加される他の
成分に対して不活性であるため例えば、整髪剤、調髪
剤、ウエーブセツト剤、ローシヨン、ヘアークリーム等
の各種毛髪化粧品および皮膚化粧品、さらに水性ラテツ
クスエマルシヨン、水性インク等における幅広い応用を
可能とするものである。
〔実施例〕
以下に実施例および比較例をもつて本発明をさらに具体
的に詳述するが、本発明はこれら実施例に限定されな
い。
実施例1 硫酸亜鉛7水塩0.29g、ポリビニルアルコール(重合度
2000,和光純薬工業製)0.1gを含有する水溶液(p
H6に調整)99.3gを反応溶液にいれ、これに室温下2
−メルカプトピリジン−N−オキシドのナトリウム塩4
0%水溶液0.75gを1秒間で投入する。系は白色の乳濁
液となる。析出した2−メルカプトピリジン−N−オキ
シドの亜鉛塩(以下「Zpt」と略称する)の粒子を遠心分
離で集めた。この平均粒径は0.32ミクロン(遠心沈降
法)であつた。
実施例2 反応系の温度を室温から2℃に換える以外は実施例1と
同様の反応条件のもとで微粒子状Zptを調製した。この
平均粒径は0.32ミクロン(遠心沈降法)であつた。
比較例 ポリビニルアルコールを用いずに上記実施例1と同条件
で硫酸亜鉛7水塩0.29gと2−メルカプトピリジン−N
−オキシドナトリウム塩を反応させると棒状の大きな粒
子となつて析出した。またポリビニルアルコールの代わ
りにポリエチレングリコールまたは脂肪族アルコールと
エチレンオキシドとの縮合物を用いて同様な反応を行つ
たが、実施例で得られた微粒子状Zptは得られなかつ
た。
試験例 実施例1(室温で反応)及び実施例2(2℃で反応)の
方法で製造されたZpt粉末それぞれ23gを別々に、内
容積400mのサンドグラインダー(五十嵐機械
(株)製)に入れ、水63gと直径0.1〜0.2mmのガラス
ビーズ187gを追加し、デイスクを5時間、周速6m
/秒で回転させた。サンドグラインダー内の温度は20
〜25℃であつた。運転を停止し、内容物を加圧ろ過す
ると粉砕されたZpt分散液が約40g得られた。また、
ガラスビーズと水70gを用いて2回洗浄し、その洗浄
液も前記分散液といつしよにして、この中に含まれるZp
t粒子の粒径分布を調べた。この結果、実施例1のZpt粒
子を原料とした場合、得られたZpt分散液においては0.1
ミクロン以下の粒子は全体の約55%であつた。また、
実施例2のZpt粒子を原料とした場合は0.1ミクロン以下
の粒子は全体の約75%を占めた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2−メルカプトピリジン−N−オキシドの
    一価水溶性塩と水溶性多価金属塩とをポリビニルアルコ
    ールの存在下で反応させることを特徴とする2−メルカ
    プトピリジン−N−オキシド多価金属塩微粒子の製造方
    法。
  2. 【請求項2】反応温度が室温以下である特許請求の範囲
    第1項記載の2−メルカプトピリジン−N−オキシド多
    価金属塩微粒子の製造方法。
  3. 【請求項3】反応温度が0〜5℃である特許請求の範囲
    第1項記載の2−メルカプトピリジン−N−オキシド多
    価金属塩微粒子の製造方法。
JP6539086A 1985-03-28 1986-03-24 2−メルカプトピリジン−n−オキシド多価金属塩微粒子の製造方法 Expired - Lifetime JPH0625121B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6454885 1985-03-28
JP60-64548 1985-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6263A JPS6263A (ja) 1987-01-06
JPH0625121B2 true JPH0625121B2 (ja) 1994-04-06

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JPS58212550A (ja) * 1982-05-29 1983-12-10 Toshiba Corp 紙葉類の処理装置
US4654213A (en) * 1985-09-11 1987-03-31 Cheesebrough-Pond's Inc. Novel anti-microbial systems containing the magnesium sulfate adduct of 2,2'-dithiobis-pyridine-1,1'-dioxide and a water soluble zinc salt
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JPS6263A (ja) 1987-01-06

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