JPH0625187A - アルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤 - Google Patents

アルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤

Info

Publication number
JPH0625187A
JPH0625187A JP22315592A JP22315592A JPH0625187A JP H0625187 A JPH0625187 A JP H0625187A JP 22315592 A JP22315592 A JP 22315592A JP 22315592 A JP22315592 A JP 22315592A JP H0625187 A JPH0625187 A JP H0625187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
group
formula
solvent
alkylaminopyrimidine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22315592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2649125B2 (ja
Inventor
Tokio Obata
登紀夫 小畑
Katsutoshi Fujii
勝利 藤井
Kiyoshi Tsutsumiuchi
清志 堤内
Yasushi Nakamoto
泰 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP22315592A priority Critical patent/JP2649125B2/ja
Publication of JPH0625187A publication Critical patent/JPH0625187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2649125B2 publication Critical patent/JP2649125B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】アルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及
びそれを有効成分とする殺虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤など
として有用な有害生物防除剤を提供する。 【構成】一般式(I)で示されるアルキルアミノピリミ
ジン誘導体、ピリミジン誘導体(II)と特定のアルキル
アミン(III)とを反応させることからなる一般式
(I)のアルキルアミノピリミジン誘導体の製法、なら
びに該アルキルアミノピリミジン誘導体を有効成分とす
る有害生物防除剤。 (式中、R1はハロゲン原子、水酸基、低級アシルオキ
シ基を表し;R2は炭素原子数1〜12のアルキル基を
表し;Zは酸素原子又は硫黄原子を表し;nは1〜12
の整数を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺虫剤,殺ダニ剤,殺
菌剤などとして有用である新規なアルキルアミノピリミ
ジン誘導体に関するものである。
【0002】
【従来技術の説明】本発明のアルキルアミノピリミジン
誘導体は、新規化合物であることから、その有害生物防
除活性を有することについても知られていない。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、新規なアル
キルアミノピリミジン誘導体、その製法及びそれを有効
成分とする殺虫剤,殺ダニ剤,殺菌剤などとして有用で
ある有害生物防除剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために検討した結果、新規なアルキルアミ
ノピリミジン誘導体が殺虫剤,殺ダニ剤,殺菌剤などと
して有用な有害生物防除剤として顕著な防除活性を有す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本
発明は次の通りである。第1の発明は、次式(I):
【0005】
【化4】
【0006】(式中、Rはハロゲン原子,水酸基,低
級アシルオキシ基を表し;Rは炭素原子数1〜12の
アルキル基を表し;Zは酸素原子又は硫黄原子を表し;
nは1〜12の整数を表す。)で示されるアルキルアミ
ノピリミジン誘導体に関するものである。第2の発明
は、次式(II):
【0007】
【化5】
【0008】(式中、Rは前記の記載と同義であり;
Xはハロゲン原子を表す。)で示されるピリミジン誘導
体と次式(III):
【0009】
【化6】
【0010】(式中、R,Z及びnは前記の記載と同
義である。)で示されるアルキルアミン類とを反応させ
ることを特徴とする前記記載の式(I)で示されるアル
キルアミノピリミジン誘導体の製法に関するものであ
る。
【0011】第3の発明は、前記記載の式(I)で示さ
れるアルキルアミノピリミジン誘導体を有効成分とする
有害生物防除剤に関するものである。
【0012】なお、前記記載の式(I)で示されるアル
キルアミノピリミジン誘導体を製造する好ましい態様と
しては、第2の発明として記載した合成法1の他に、次
の4種の製法(合成法2〜5)を挙げることができる。
合成法2は、次式(I=1):
【0013】
【化7】
【0014】(式中、R,Z及びnは前記の記載と同
義であり;Rはハロゲン原子を表す。)で示されるア
ルキルアミノピリミジン誘導体と次式(IV):
【0015】
【化8】
【0016】(式中、Rは低級アシルオキシ基を表
す。)で示される低級脂肪族カルボン酸類とを反応させ
ることを特徴とする前記記載の式(I)においてR
低級アシルオキシ基で示されるアルキルアミノピリミジ
ン誘導体の製法に関するものである。合成法3は、次式
(I−2):
【0017】
【化9】
【0018】(式中、R,Z及びnは前記の記載と同
義であり;Rは低級アシルオキシ基を表す。)で示さ
れるアルキルアミノピリミジン誘導体と次式(V):
【0019】
【化10】
【0020】(式中、Mはアルカリ金属を表す。)で示
される無機塩基類とを反応させることを特徴とする前記
記載の式(I)においてRが水酸基で示されるアルキ
ルアミノピリミジン誘導体の製法に関するものである。
合成法4は、次式(I−3):
【0021】
【化11】
【0022】(式中、R,Z及びnは前記の記載と同
義である。)で示されるアルキルアミノピリミジン誘導
体とフッ素化剤とを反応させることを特徴とする前記記
載の式(I)においてRがフッ素原子で示されるアル
キルアミノピリミジン誘導体の製法に関するものであ
る。合成法5は、前記記載の式(I−1)で示されるア
ルキルアミノピリミジン誘導体と次式(VI):
【0023】
【化12】
【0024】(式中、Mはアルカリ金属を表す。)で示
されるフッ素化合物とを反応させることを特徴とする前
記記載の式(I)においてRがフッ素原子で示される
アルキルアミノピリミジン誘導体の製法に関するもので
ある。
【0025】以下、本発明について詳細に説明する。前
記の目的化合物である新規なアルキルアミノピリミジン
誘導体(I)〔化合物(I−1),(I−2),(I−
3)及び(I−4)を含む〕、その製造原料である化合
物(II)〜(VIII)におけるR,R,R
,Z,n,X及びMは次の通りである。
【0026】Rとしては、ハロゲン原子,水酸基,低
級アシルオキシ基などを挙げることができる。Rにお
けるハロゲン原子(例えば、塩素原子,ヨウ素原子,臭
素原子,フッ素原子など)としては、好ましくは塩素原
子,フッ素原子がよい。
【0027】Rにおける低級アシルオキシ基として
は、炭素原子数1〜4個の直鎖状又は分岐状のもの(例
えば、アセチルオキシ基,n−プロピオニルオキシ基,
i−プロピオニルオキシ基,n−ブチロイルオキシ基,
i−ブチロイルオキシ基,t−ブチロイルオキシ基な
ど),炭素原子数3〜6個の環状のもの(例えば、シク
ロプロピルカルボニルオキシ基,シクロペンチルカルボ
ニルオキシ基,シクロヘキシルカルボニルオキシ基な
ど)などを挙げることができるが;好ましくはアセチル
オキシ基,n−プロピオニルオキシ基,シクロプロピル
カルボニルオキシ基がよい。
【0028】Rとしては、炭素原子数1〜12個の直
鎖状又は分岐状のアルキル基(例えば、メチル基,エチ
ル基,n−プロピル基,i−プロピル基,n−ブチル
基,i−ブチル基,t−ブチル基,ペンチル基,ヘキシ
ル基,ヘプチル基,オクチル基,ノニル基,デシル基,
ウンデシル基,ドデシル基)などを挙げることができる
が;好ましくは炭素原子数1〜8個の直鎖状又は分岐状
のものがよく;さらに好ましくはメチル基,エチル基,
n−プロピル基,オクチル基がよい。
【0029】R及びXは、ハロゲン原子(例えば、R
として前記に記載したものなど)を表す。Mは、アル
カリ金属を表す。Rは、Rに対応した低級アシルオ
キシル基(低級脂肪族カルボン酸残基)を表す。Zは酸
素原子,硫黄原子を表す。nは1〜12の整数を表す
が;好ましくは1〜10の整数がよく;さらに好ましく
は2〜8の整数がよい;さらに好ましくは2,3,6又
は8のがよい。
【0030】本発明の化合物(I)から理解されるよう
に、化合物(I)はアミノ基を有しており、容易に酸付
加塩を形成することができるので、そのような塩もまた
本発明に含まれる。酸付加塩を形成する酸としては、例
えば、無機酸(塩酸,臭化水素酸,硝酸,硫酸,リン酸
など)、カルボン酸(ギ酸,シュウ酸,フマル酸,アジ
ピン酸,ステアリン酸,オレイン酸,アコニット酸な
ど)、有機スルホン酸(メタンスルホン酸,ベンゼンス
ルホン酸,p−トルエンスルホン酸など)、サッカリン
などを挙げることができる。本発明の化合物(I)にお
いて、*印を付した炭素原子は不斉炭素原子であり、個
々の光学異性体、ラセミ化合物又はそれらの混合物のい
ずれも本発明に含まれる。
【0031】本発明の化合物(I)の合成は、次に示す
合成法1〜5のいずれかの方法によって行うことができ
る。 (合成法1)本発明の化合物(I)の合成は、次に示す
ように、通常、原料の化合物(II)と化合物(II
I)とを溶媒中又は無溶媒で反応させることによって行
うことができるが、反応を促進させるために、塩基の存
在下で反応させることが好ましい。
【0032】
【化13】
【0033】(式中、R,R,Z,n及びXは前記
の記載と同義である。) 溶媒としては、本反応に直接関与しないものであれば特
に限定されず、例えば、ベンゼン,トルエン,キシレ
ン,メチルナフタリン,石油エーテル,リグロイン,ヘ
キサン,クロルベンゼン,ジクロルベンゼン,塩化メチ
レン,クロロホルム,ジクロロメタン,ジクロルエタ
ン,トリクロルエチレン,シクロヘキサンのような塩素
化された又はされていない芳香族,脂肪族,脂環式の炭
化水素類;ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,ジ
オキサンなどのようなエーテル類;アセトン,メチルエ
チルケトンなどのようなケトン類;N,N−ジメチルホ
ルムアミド,N,N−ジメチルアセトアミドなどのよう
なアミド類;アセトニトリル,プロピオニトリルなどの
ようなニトリル類;トリエチルアミン,ピリジン,N,
N−ジメチルアニリンなどのような有機塩基;1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン;ジメチルスルホキシ
ド;前記溶媒の混合物などを挙げることができる。
【0034】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I
I)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが、好ましくは化合物(II)
の濃度が10〜70重量%になるようにして使用するの
がよい。
【0035】塩基としては、特に限定されず、例えば、
有機塩基(例えば、トリエチルアミン,ピリジン,N,
N−ジメチルアニリン,DBUなど)、アルカリ金属ア
ルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシド,ナトリウ
ムエトキシドなど)、無機塩基(例えば、水素化ナトリ
ウム,ナトリウムアミド,水酸化ナトリウム,水酸化カ
リウム,炭酸ナトリウム,炭酸水素ナトリウム,炭酸カ
リウムなど)などを挙げることができるが;有機塩基が
好ましい。
【0036】そして、その塩基の使用量は、化合物(I
I)に対して0.001〜5倍モルで使用することがで
きるが、好ましくは0.8〜5倍モルであるのがよい。
反応温度は、特に限定されないが、室温から使用する溶
媒の沸点以下の温度範囲内であり、80〜110℃が好
ましい。
【0037】反応時間は、前記の濃度,温度によって変
化するが、通常0.3〜2時間で行うことができる。原
料化合物の使用量は、化合物(II)に対して化合物
(III)が0.5〜2倍モルであるが、好ましくは
0.8〜1.5倍モルであるのがよい。
【0038】本発明で用いる化合物(II)は、次に示
すように、通常、原料の化合物(VII)と化合物(V
III)とを、溶媒中で反応させることによって行うこ
とができる。
【0039】
【化14】
【0040】(式中、R及びXは前記の記載と同義で
ある。) 溶媒としては、前記記載のものを挙げることができ;そ
の使用量は、化合物(VII)の濃度が5〜80重量%
の濃度範囲になるようにして使用することができる。反
応温度は、特に限定されないが、室温から使用する溶媒
の沸点以下の温度範囲内で行うことができる。反応時間
は、前記の濃度,温度によって変化するが、通常2〜1
0時間で行うことができる。
【0041】原料化合物の使用量は、化合物(VII)
に対して化合物(VIII)が0.5〜3倍モルである
が、好ましくは0.5〜1.7倍モルであるのがよい。
化合物(VII)は、例えば、ジャーナル・オブ・ケミ
カル・ソサィエティ(J.C.S)3478〜3481
(1955年)に記載の方法に準じて、次式に示すよう
に行うことによって、製造することができる。
【0042】
【化15】
【0043】(式中、Xは前記の記載と同義であり;R
は水素原子,水酸基又はハロゲン原子を表す。) 以上のようにして製造された目的の化合物(II)は、
反応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行
い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフィーなど
の公知の手段で適宜精製することができる。化合物(I
I)としては、例えば、表1中に示した化合物(II−
1)〜(II−7)などを挙げることができる。
【0044】本発明で用いる化合物(III)は、例え
ば、J.Am.Chem.Soc.,54巻,3441
頁(1932年)、J.Am.Chem.Soc.,6
1巻,1321頁(1939年)などに記載の方法に準
じて、次式に示すように行うことによって、製造するこ
とができる。
【0045】
【化16】
【0046】(式中、R,Z,X及びnは前記の記載
と同義である。) 化合物(III)としては、例えば、表2〜4中に示し
た化合物1〜20に対応した各置換基の種類からなる各
化合物(III)〔化合物(III)〜(III)
20と称する。例えば、この化合物(III)とは化
合物(III)で示される式におけるRがメチル基、
Zが硫黄原子、nが8であることを意味する。〕を挙げ
ることができる。
【0047】化合物(I)としては、例えば、表2〜4
中に示した化合物1〜20〔化合物1とは化合物(I)
で示される式におけるRが塩素原子、Rがメチル
基、Zが硫黄原子、nが8であることを意味する。〕を
挙げることができる。
【0048】(合成法2)化合物(I−2)〔化合物
(I)におけるRが低級アシルオキシル基である化合
物〕の合成は、通常、化合物(I−1)と化合物(I
V)とを溶媒中又は無溶媒で反応させることによって行
うことができるが、反応を促進させるために塩基の存在
下で反応させることが好ましい。
【0049】
【化17】
【0050】(式中、R,R,R,n及びZは前
記の記載と同義である。) 溶媒としては、合成法1に記載の溶媒の他に、酢酸,プ
ロピオン酸などのような脂肪族カルボン酸,それらの混
合物などを挙げることがきるが;N,N−ジメチルホル
ムアミド及び導入するアシルオキシル基と同一の脂肪族
カルボン酸がよい。
【0051】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I
−1)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるように
して使用することができるが、好ましくは化合物(I−
1)の濃度が10〜70重量%になるようにして使用す
るのがよい。塩基としては、合成法1に記載の塩基を挙
げることができるが;無機塩基が好ましい。
【0052】そして、その塩基の使用量は、化合物(I
−1)に対して1〜5倍モルで使用することができる
が、好ましくは1.2〜2倍モルであるのがよい。反応
温度は、特に限定されないが、室温から使用する溶媒の
沸点以下の温度範囲内であり、80〜120℃が好まし
い。
【0053】反応時間は、前記の濃度,温度によって変
化するが、通常1〜50時間で行うことができる。化合
物(IV)は、市販品を使用することができる。以上の
ようにして製造された目的の化合物(I−2)は、反応
終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行い、
必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフィーなどの公
知の手段で適宜精製することができる。
【0054】化合物(I−2)としては、例えば、表2
〜4中に示した化合物2,6,7,8,14などに対応
した各置換基の種類からなる各化合物(I−2)〔化合
物(I−2),(I−2),(I−2),(I−
2),(I−2)14などと称する。例えば、この化
合物(I−2)とは、化合物(I)で示される式にお
けるR(化合物(I−2)におけるR)がアセチル
オキシ基、Zが硫黄原子、nが8であることを意味す
る。〕を挙げることができる。
【0055】(合成法3)化合物(I−3)〔化合物
(I)におけるRが水酸基である化合物〕の合成は、
通常、塩基の存在下、化合物(I−2)と化合物(V)
とを溶媒中で反応させることによって行うことができ
る。
【0056】
【化18】
【0057】(式中、R,R,Z,n及びMは前記
の記載と同義である。) 溶媒としては、合成法1に記載のエーテル類,ケトン
類,アミド類の他に、アルコール類(例えば、メタノー
ル,エタノール,プロパノール,ブタノールなど)、
水、及び前記溶媒の混合物を挙げることがきるが;好ま
しくは、アルコール類と水との混合物がよい。そして、
その溶媒の使用量は、化合物(I−2)の濃度が5〜8
0重量%の濃度範囲になるようにして使用することがで
きるが、好ましくは化合物(I−2)の濃度が10〜7
0重量%になるようにして使用するのがよい。
【0058】塩基としては、合成法1に記載の無機塩基
を挙げることができるが;水酸化ナトリウム,水酸化カ
リウムが好ましい。そして、その塩基の使用量は、化合
物(I−2)に対して1〜5倍モルで使用することがで
きるが、好ましくは2〜5倍モルであるのがよい。
【0059】反応温度は、特に限定されないが、室温か
ら使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり、室温〜
50℃が好ましい。反応時間は、前記の濃度,温度によ
って変化するが、通常0.5〜1時間で行うことができ
る。
【0060】化合物(V)は、市販品を使用することが
できる。以上のようにして製造された目的の化合物(I
−3)は、反応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の
後処理を行い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラ
フィーなどの公知の手段で適宜精製することができる。
【0061】化合物(I−3)としては、例えば、表2
〜4中に示した化合物3,9,15などに対応した各置
換基の種類からなる各化合物(I−3)〔化合物(I−
3),(I−3),(I−3)15などと称する。
例えば、この化合物(I−3)とは化合物(I)で示
される式におけるRが水酸基,Rがメチル基,Zが
硫黄原子,nが8であることを意味する。〕を挙げるこ
とができる。
【0062】(合成法4)化合物(I−4)〔化合物
(I)におけるRがフッ素原子である化合物〕の合成
は、通常、化合物(I−3)とフッ素化剤とを溶媒中又
は無溶媒中で反応させることによって行うことができ
る。
【0063】
【化19】
【0064】(式中、R,Z及びnは前記の記載と同
義である。) 溶媒としては、合成法1に記載した塩素化された又はさ
れていない芳香族,脂肪族,脂環式の炭化水素類、エー
テル類、及び前記溶媒の混合物を挙げることができる。
【0065】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I
−3)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるように
して使用することができるが、好ましくは化合物(I−
3)の濃度が10〜70重量%になるようにして使用す
るのがよい。フッ素化剤としては、アルキルアミノサル
ファーフッ素化物を挙げることができるが、例えば、次
式;
【0066】
【化20】
【0067】で示されるジエチルアミノサルファートリ
フルオライド(DAST)などを使用することができ
る。そして、その使用量は、化合物(I−3)に対して
1〜5倍モルで使用することがきるが、好ましくは1〜
2倍モルであるのがよい。
【0068】反応温度は、特に限定されないが、氷冷温
度から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり、氷
冷〜室温が好ましい。反応時間は、前記の濃度,温度に
よって変化するが、通常0.3〜2時間で行うことがで
きる。
【0069】(合成法5)化合物(I−4)〔化合物
(I)におけるRがフッ素原子である化合物〕の合成
は、合成法4の他にも、化合物(I−1)とフッ素化合
物とを溶媒中又は無溶媒中で反応させることによっても
行うことができる。
【0070】
【化21】
【0071】(式中、R,R,Z,n及びMは前記
の記載と同義である。) 溶媒としては、N,N−ジメチルホルムアミド,N,N
−ジメチルアセトアミドのようなアミド類;1,3−ジ
メチル−2−イミダゾリン;ジメチルスルホキシド;ス
ルホラン;前記溶媒の混合物などを挙げることができ
る。
【0072】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I
−1)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるように
して使用することができるが、好ましくは化合物(I−
1)の濃度が10〜70重量%になるようにして使用す
るのがよい。 フッ素化合物としては、次式: M−F (IV) (式中、Mは前記の記載と同義である。) で示されるアルカリ金属フッ素化合物が挙げられるが、
好ましくはセシウムフルオライド,ポタシウムフルオラ
イドなどがよい。
【0073】そして、その使用量は、化合物(I−1)
に対して1〜5倍モルで使用することがきるが、好まし
くは化合物(I−1)に対して1.2〜3倍モルである
のがよい。反応温度は、特に限定されないが、室温から
使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり、100〜
140℃が好ましい。
【0074】反応時間は、前記の濃度,温度によって変
化するが、通常1〜8時間で行うことができる。合成法
4及び5によって製造された目的の化合物(I−4)
は、反応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理
を行い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフィー
などの公知の手段で適宜精製することができる。
【0075】化合物(I−4)としては、例えば、表2
〜4中に示した化合物4,10,12,16,18,2
0などに対応した各置換基の種類からなる各化合物(I
−4)〔化合物(I−4),(I−4)10,(I−
4)12,(I−4)18,(I−4)20などと称す
る。例えば、この化合物(I−4)とは化合物(I)
で示される式におけるRがフッ素原子,Rがメチル
基,Zが硫黄原子,nが8であることを意味する。〕を
挙げることができる。
【0076】本発明の化合物(I)で防除効果が認めら
れる有害生物としては、農園芸害虫〔例えば、半翅目
(ウンカ類,ヨコバイ類,アブラムシ類,コナジラミ類
など)、鱗翅目(ヨトウムシ類,コナガ,ハマキムシ
類,メイガ類,シンクイムシ類,モンシロチョウな
ど)、鞘翅目(ゴミムシダマシ類,ゾウムシ類,ハムシ
類,コガネムシ類など)、ダニ目(ハダニ科のミカンハ
ダニ,ナミハダニなど、フシダニ科のミカンサビダニな
ど)〕、衛生害虫(例えば、ハエ,カ,ゴキブリな
ど)、貯穀害虫(コクストモドキ類,マメゾウムシ類な
ど)、土壌中のネコブセンチュウ、マツノザイセンチュ
ウ、ネダニなどを挙げることができ、また、農園芸病原
菌(例えば、コムギ赤さび病,大麦うどんこ病,キュウ
リべと病、イネいもち病、トマト疫病など)を挙げるこ
とができる。
【0077】本発明の有害生物防除剤は、顕著な殺虫・
殺ダニ・殺菌効果を有しており、化合物(I)の1種以
上を有効成分として含有するものである。化合物(I)
は、単独で使用することもできるが、通常は常法によっ
て、担体,界面活性剤,分散剤,補助剤などを配合(例
えば、粉剤,乳剤,微粒剤,粒剤,水和剤,油性の懸濁
液,エアゾールなどの組成物として調製する)して使用
することが好ましい。
【0078】担体としては、例えば、タルク,ベントナ
イト,クレー,カオリン,ケイソウ土,ホワイトカーボ
ン,バーミキュライト,消石灰,ケイ砂,硫安,尿素な
どの固体担体;炭化水素(ケロシン,鉱油など)、芳香
族炭化水素(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、塩
素化炭化水素(クロロホルム,四塩化炭素など)、エー
テル類(ジオキサン,テトラヒドロフランなど)、ケト
ン類(アセトン,シクロヘキサノン,イソホロンな
ど)、エステル類(酢酸エチル,エチレングリコールア
セテート,マレイン酸ジブチルなど)、アルコール類
(メタノール,n−ヘキサノール,エチレングリコール
など)、極性溶媒(ジメチルホルムアミド,ジメチルス
ルホキシドなど)、水などの液体担体;空気,窒素,炭
酸ガス,フレオンなどの気体担体(この場合には、混合
噴射することができる)などを挙げることができる。
【0079】本剤の動植物への付着,吸収の向上,薬剤
の分散,乳化,展着などの性能を向上させるために使用
できる界面活性剤や分散剤としては、例えば、アルコー
ル硫酸エステル類,アルキルスルホン酸塩,リグニンス
ルホン酸塩,ポリオキシエチレングリコールエーテルな
どを挙げることができる。そして、その製剤の性状を改
善するためには、例えば、カルボキシメチルセルロー
ス,ポリエチレングリコール,アラビアゴムなどを補助
剤として用いることができる。
【0080】本剤の製造では、前記の担体,界面活性
剤,分散剤及び補助剤をそれぞれの目的に応じて、各々
単独で又は適当に組み合わせて使用することができる。
本発明の化合物(I)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤では通常0.3
〜25重量%,水和剤では通常1〜90重量%,粒剤で
は通常0.5〜5重量%,油剤では通常0.5〜5重量
%,エアゾールでは通常0.1〜5重量%である。これ
らの製剤を適当な濃度に希釈して、それぞれの目的に応
じて、植物茎葉,土壌,水田の水面に散布するか、又は
直接施用することによって各種の用途に供することがで
きる。
【0081】
【実施例】以下、本発明を参考例及び実施例によって具
体的に説明する。なお、これらの実施例は、本発明の範
囲を限定するものではない。 参考例1〔化合物(II)の合成〕 (1)6−(1−クロロエチル)−4,5−ジクロロピ
リミジン〔化合物(II−1)〕の合成 4,5−ジクロロ−6−エチルピリミジン(270g)
をジクロロメタン(750ml)に溶解し、30〜35
℃に加温、攪拌下に塩素ガスを2時間吹き込んだ。反応
液に窒素ガスを吹き込み、溶存する過剰の塩素ガスを除
いた。次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣を
減圧蒸留することによって淡黄色の液体である目的物を
240g得た。
【0082】(2)4,5−ジクロロ−6−(1−フル
オロエチル)ピリミジン〔化合物(II−4)〕合成 6−(1−ヒドロキシエチル)−4,5−ジクロロピリ
ミジン(2.1g)をジクロロメタン(15ml)に溶
解し、氷冷、攪拌下にジエチルアミノサルファートリフ
ルオライド(2.0g)を滴下し、さらに1時間室温で
攪拌して反応を完結した。反応液に冷水(20ml)を
加え、ジクロロメタン層を分取し、水洗後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。次いで、減圧下に溶媒を留去し、
得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル
C−200、クロロホルム溶出)で精製することによっ
て、淡黄色油状の液体である目的物を1.3g得た。
【0083】(物性) ・b.p.229〜231℃ ・H−NMR(CDCl) δppm 1.64〜1.81(d−d,3H)、5.84〜6.
19(d−q,1H)、8.92(s,1H)
【0084】(3)5−クロロ−4−フルオロ−6−
(1−フルオロエチル)ピリミジン〔化合物(II−
5)〕の合成 4,5−ジクロロ−6−(1−フルオロエチル)ピリミ
ジン(1.3g)をN,N−ジメチルホルムアミド(1
0ml)に溶解し、セシウムフルオライド(4.0g)
を加え、室温で1時間半攪拌して反応を完結した。反応
液に冷水(10ml)を加え、N,N−ジメチルホルム
アミド層を分取し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣を
カラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200、ク
ロロホルム溶出)で精製することによって、淡黄色油状
の液体である目的物を1.0g得た。
【0085】(物性) ・b.p.192〜194℃ ・H−NMR(CDCl) δppm 1.66〜1.82(d−d,3H)、5.85〜6.
21(d−q,1H)、8.83(s,1H)
【0086】(4)6−(1−アセトキシエチル)−
4,5−ジクロロピリミジン〔化合物(II−6)〕の
合成 6−(1−クロロエチル)−4,5−ジクロロピリミジ
ン(10.2g)をN,N−ジメチルホルムアミド(1
50ml)に溶解し、酢酸カリウム(12.0g)と炭
酸カリウム(3.0g)を加え、約60℃で3時間攪拌
した。反応液に水(200ml)を加え、分離する油状
物をトルエンで抽出し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残
渣をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−20
0、トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製する
ことによって、淡黄色の液体である目的物を5.2g得
た。
【0087】(物性) ・H−NMR(CDCl) δppm 1.55〜1.62(d,3H)、2.15(s,3
H)、6.00〜6.12(q,1H)、8.84
(s,1H)
【0088】(5)4,5−ジクロロ−6−(1−ヒド
ロキシエチル)ピリミジン〔化合物(II−7)〕の合
成 6−(1−アセトキシエチル)−4,5−ジクロロピリ
ミジン(4.0g)をテトラヒドロフラン(50ml)
に溶解し、攪拌下に1N一水酸化ナトリウム水溶液(3
0ml)をゆっくりと滴下した。滴下後、更に1時間室
温で攪拌し、反応を完結した。次いで、減圧下に溶媒を
留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ワ
コーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=5:1溶
出)で精製することによって、淡黄色の液体である目的
物を2.8g得た。
【0089】(物性) ・H−NMR(CDCl) δppm 1.47〜1.52(d,3H)、3.76〜3.85
(d,1H)、5.17〜5.25(m,1H)、8.
88(s,1H)
【0090】(6)前記(1)〜(5)と同様の方法で
化合物(II)を合成した。
【0091】
【表1】
【0092】実施例1〔化合物(I)の合成〕 参考例1で得た化合物(II)を用いて、目的化合物
(I)を合成した。 (1)6−(1−クロロエチル)−5−クロロ−4−
(8−メチルチオオクチルアミノ)ピリミジン(化合物
1)の合成 8−メチルチオオクチルアミン(2.5g)とトリエチ
ルアミン(2.0g)とをトルエン(20ml)に溶解
し、6−(1−クロロエチル)−4,5−ジクロロピリ
ミジン(3.0g)を加え、室温で8時間攪拌した。反
応終了後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルで目的化
合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物をカラム
クロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,トルエン
溶出)で精製することによって、淡黄色油状液である目
的化合物を2.4g得た。
【0093】(2)6−(1−アセトキシエチル)−5
−クロロ−4−(8−メチルチオオクチルアミノ)ピリ
ミジン(化合物2)の合成 5−クロロ−6−(1−クロロエチル)−4−(n−デ
シルアミノ)ピリミジン(1.2g)をDMF(20m
l)に溶解し、次いで、酢酸カリウム(0.5g)と炭
酸カリウム(0.5g)とを加え、60°Cで3時間撹
拌した。反応終了後、減圧下で溶媒を留去し、水を加
え、酢酸エチルで目的化合物を抽出した。この抽出液を
水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧
下で留去した。得られた油状物をカラムクロマトグラフ
ィー(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=
10:1溶出)で精製することによって、淡黄色油状液
である目的化合物を1.4g得た。
【0094】(3)5−クロロ−6−(1−ヒドロキシ
エチル)−4−(8−メチルチオオクチルアミノ)ピリ
ミジン(化合物3)の合成 6−(1−アセトキシエチル)−5−クロロ−4−(8
−メチルチオオクチルアミノ)ピリミジン(1.2g)
をエタノール溶液(エタノールと10%水酸化ナトリウ
ム水溶液の1:1混合液。20ml)に溶解し、室温で
1時間攪拌した。反応終了後、減圧下でエタノールを留
去し、酢酸エチルで目的化合物を抽出した。この抽出液
を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減
圧下で留去した。得られた油状物をカラムクロマトグラ
フィー(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル
=5:1溶出)で精製することによって、淡黄色油状で
ある目的化合物を1.2g得た。
【0095】(4)5−クロロ−6−(1−フルオロエ
チル)−4−(8−メチルチオオクチルアミノ)ピリミ
ジン(化合物4)の合成 5−クロロ−6−(1−ヒドロキシエチル)−4−(8
−メチルチオオクチルアミノ)ピリミジン(0.6g)
をジクロロメタン(30ml)に溶解し、氷冷下にジエ
チルアミノサルファートリフルオライド(0.6g)を
滴下し、室温で1時間攪拌した。反応終了後、氷水(3
0ml)を加え、クロロホルムで目的化合物を抽出し
た。この抽出液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物をカラ
ムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,トルエ
ン:酢酸エチル=20:1溶出)で精製することによっ
て、無色油状液である目的化合物を0.3g得た。
【0096】(5)5−クロロ−6−(1−フルオロエ
チル)−4−[6−(n−プロピルチオ)−ヘキシルア
ミノ]ピリミジン(化合物10)の合成 5−クロロ−6−(1−クロロエチル)−4−(6−
(n−プロピルチオ)−ヘキシルアミノ)ピリミジン
(3.5g)をN,N−ジメチルホルムアミド(30m
l)に溶解し、セシウムフルオライド(3.0g)を加
え、120〜140℃に加熱して12時間攪拌した。反
応終了後、水(50ml)を加え、トルエンで目的化合
物を抽出した。この抽出液を水洗し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油
状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−20
0,トルエン:酢酸エチル=9:1溶出)で精製するこ
とによって、淡黄色油状液である目的化合物を2.0g
得た。
【0097】(6)6−(1−アセトキシエチル)−5
−クロロ−4−[6−(n−プロピルチオ)−ヘキシル
アミノ]ピリミジン(化合物6)の合成 6−(1−アセトキシエチル)−4,5−ジクロロピリ
ミジン(2.35g)とトリエチルアミン(1.2g)
とをトルエン(30ml)に溶解し、次いで、6−n−
プロピルヘキシルアミン(1.75g)を加え、3時間
加熱還流した。反応終了後、減圧下で溶媒を留去し、酢
酸エチルで目的化合物を抽出した。この抽出液を水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた油状物をカラムクロマトグラフィー
(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=9:
1溶出)で精製することによって、淡黄色油状液である
目的化合物を3.0g得た。
【0098】(7)表2〜4中のその他の目的化合物
(I)の合成 前記(1)〜(6)に記載の方法に準じて、表2〜4中
のその他の目的化合物(I)を合成した。以上のように
して合成した化合物を表2〜4に示す。
【0099】
【表2】
【0100】
【表3】
【0101】
【表4】
【0102】実施例2〔製剤の調製〕 (1)粒剤の調製 化合物1を5重量部,ベントナイト35重量部,タルク
57重量部,ネオペレックスパウダー(商品名;花王株
式会社製)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ2重
量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混練し
た後、造粒、乾燥して粒剤を得た。
【0103】(2)水和剤の調製 化合物1を10重量部,カオリン70重量部,ホワイト
カーボン18重量部,ネオペレックスパウダー(商品
名;花王株式会社製)1.5重量部及びデモール(商品
名;花王株式会社製)0.5重量部とを均一に混合し、
次いで粉砕して水和剤を得た。
【0104】(3)乳剤の調製 化合物1を20重量部及びキシレン70重量部に、トキ
サノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部を加えて
均一に混合し、溶解して乳剤を得た。
【0105】(4)粉剤の調製 化合物1を5重量部,タルク50重量部及びカオリン4
5重量部を均一に混合して粉剤を得た。
【0106】実施例3〔効力試験〕 (1)コナガに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜4に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で30
0ppmに希釈し、これらの各薬液中にキャベツ葉片
(5×5cm)を30秒間浸漬し、各プラスチックカッ
プに一枚づつ入れて風乾した。次に、これらのカップ内
に各々10頭のコナガ(3齢幼虫)を放って蓋をし、2
5℃の定温室に放置し、2日後に各カップの生死虫数を
数えて死虫率を求めた。殺虫効果の評価は、死虫率の範
囲によって、4段階(A:100%,B:99〜80
%,C:79〜60%,D:59%以下)で示した。こ
れらの結果を表5に示す。
【0107】
【表5】
【0108】(2)トビイロウンカに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜4に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で30
0ppmに希釈し、これらの各薬液中にイネ稚苗を30
秒間浸漬し、風乾後、それぞれのガラス円筒に挿入し
た。次に、これらのガラス円筒に各々10頭のトビイロ
ウンカ(4齢幼虫)を放ち、多孔質の蓋をし、25℃の
定温室に放置し、4日後に各ガラス円筒の生死虫数を数
えて死虫率を求めた。殺虫効果の評価の結果を、前記の
(1)に記載した4段階の評価方法で表6に示す。
【0109】
【表6】
【0110】(3)ナミハダニ雌成虫に対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜4に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で30
0ppmに希釈し、これらの各薬液中に10頭のナミハ
ダニ雌成虫を寄生させた各インゲン葉片(直径20m
m)を15秒間づつ浸漬した。次に、これらの各葉片を
25℃の定温室に放置し、3日後に各葉片における生死
虫数を数えて殺ダニ率を求めた。殺ダニ効果の評価の結
果は、殺ダニ率の範囲によって、4段階(A:100
%,B:99〜80%,C:79〜60%,D:59%
以下)で示した。これらの結果を表7に示す。
【0111】
【表7】
【0112】(4)サツマイモネコブセンチュウに対す
る効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜4に示す化合物(I)
の各水和剤を水で20ppmに希釈し、これを試験管に
0.5mlづつ入れ、さらに、これらの中にサツマイモ
ネコブセンチュウを30〜40頭含む水溶液を0.5m
lづつ入れた。次に、25℃の定温室に放置し、2日後
に顕微鏡(40倍視野)で生死虫数を数えて殺センチュ
ウ率を求めた。殺センチュウ効果の評価は、殺センチュ
ウ率の範囲によって、4段階(A:100〜90%,
B:89〜80%,C:79〜60%,D:59%以
下)で示した。これらの結果を表8に示す。
【0113】
【表8】
【0114】(5)オオムギうどんこ病に対する防除効
力試験(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つオオムギ(品種;黒ムギ)を育成し、1.5葉期の幼
植物体に、実施例2に準じて調製した表2〜4で示した
化合物(I)の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を
含む水で各々500ppmに希釈して、これらの各薬液
を1鉢あたり20mlづつ散布した。これらを2日間ガ
ラス温室で栽培し、次いで、オオムギうどんこ病菌分成
胞子を罹病葉から集め、これを各植物体の上からまんべ
んなく振りかけて接種した。次に、これらを1週間ガラ
ス温室内で育成し、各第一葉に現れたオオムギうどんこ
病病斑の程度を調査した。殺菌効果の評価は、無処理区
の病斑の程度と比較して、6段階(0:全体が罹病、
1:病斑面積が60%程度、2:病斑面積が40%程
度、3:病斑面積が20%程度、4:病斑面積が10%
以下、5:病斑無し)で示した。これらの結果を表9に
示す。
【0115】
【表9】
【0116】(6)コムギ赤さび病に対する防除効力試
験(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つコムギ(品種;コブシコムギ)を育成し、1.5葉期
の幼植物体に、実施例2に準じて調製した表2〜4で示
した化合物(I)の水和剤を、界面活性剤(0.01
%)を含む水で500ppmに希釈して、1鉢あたり2
0mlで散布した。散布後、2日間ガラス温室で栽培
し、次いで、コムギ赤さび病菌の胞子懸濁液(7×10
胞子/ml)を植物体に均一に噴霧接種した。接種
後、1週間ガラス温室内で育成し、第一葉に現れたコム
ギ赤さび病病斑の程度を調査した。その結果を、前記の
(5)に記載した6段階の評価方法で、表10に示す。
【0117】
【表10】
【0118】
【発明の効果】本発明の新規なアルキルアミノピリミジ
ン誘導体は、殺虫・殺ダニ・殺菌などに対して優れた有
害生物防除効果を有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中本 泰 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式: 【化1】 (式中、Rはハロゲン原子,水酸基,低級アシルオキ
    シ基を表し;Rは炭素原子数1〜12のアルキル基を
    表し;Zは酸素原子又は硫黄原子を表し;nは1〜12
    の整数を表す。)で示されるアルキルアミノピリミジン
    誘導体。
  2. 【請求項2】 次式: 【化2】 (式中、Rは請求項1の記載と同義であり;Xはハロ
    ゲン原子を表す。)で示されるピリミジン誘導体と次
    式: 【化3】 (式中、R,Z及びnは請求項1の記載と同義であ
    る。)で示されるアルキルアミン類とを反応させること
    を特徴とする請求項1記載の式(I)で示されるアルキ
    ルアミノピリミジン誘導体の製法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の式(I)で示されるアル
    キルアミノピリミジン誘導体を有効成分とする有害生物
    防除剤。
JP22315592A 1992-07-10 1992-07-10 アルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤 Expired - Fee Related JP2649125B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22315592A JP2649125B2 (ja) 1992-07-10 1992-07-10 アルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22315592A JP2649125B2 (ja) 1992-07-10 1992-07-10 アルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0625187A true JPH0625187A (ja) 1994-02-01
JP2649125B2 JP2649125B2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=16793658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22315592A Expired - Fee Related JP2649125B2 (ja) 1992-07-10 1992-07-10 アルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2649125B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8586505B2 (en) 2009-07-16 2013-11-19 Sds Biotech K. K. 4-(3-butynyl)aminopyrimidine derivatives as pest control agents for agricultural and horticultural use

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8586505B2 (en) 2009-07-16 2013-11-19 Sds Biotech K. K. 4-(3-butynyl)aminopyrimidine derivatives as pest control agents for agricultural and horticultural use

Also Published As

Publication number Publication date
JP2649125B2 (ja) 1997-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0665225B1 (en) 4-Phenethylamino pyrimidine derivative, process for preparing the same and agricultural and horticultural chemical for controlling noxious organisms containing the same
JP2995726B2 (ja) 4−フェネチルアミノピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JPH06157469A (ja) ピラゾールカルボニルウレア誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP3511729B2 (ja) 4−〔2−(トリフルオロアルコキシ置換フェニル)エチルアミノ〕ピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JP3211518B2 (ja) フェノキシアルキルアミン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JP3080282B2 (ja) アミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP3074664B2 (ja) アラルキルオキシピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP2649125B2 (ja) アルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP2673848B2 (ja) アルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP3074658B2 (ja) アラルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP3074657B2 (ja) アラルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP2649129B2 (ja) ナフチルアルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
US6521627B1 (en) 5-Iodo-4-phenethylaminopyrimidine derivative, intermediate thereof, processes for producing the same and agricultural and horticultural pesticides
JP3543411B2 (ja) 4−アミノピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JP3083032B2 (ja) 4−アミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JPH11116555A (ja) 4−アニリノピリミジン誘導体及びそれを有効成分とする農園芸用の殺虫・殺ダニ・殺菌剤
JPH05286970A (ja) 2−アシルアミノ−2−チアゾリン化合物、その製法及び有害生物防除剤
JP2649119B2 (ja) アルキルアミノピリミジン化合物、その製法及び有害生物防除剤
JPH07112972A (ja) ピラゾールカルボキサミド誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JPH07138237A (ja) 4−アミノピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JP2803076B2 (ja) フェノキシアルキルアミン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP2666099B2 (ja) 2−アシルアミノ−2−チアゾリン化合物、その製法及び有害生物防除剤
JPH08113564A (ja) 4−シクロヘキシルアミノピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JPH0665239A (ja) 2−アシルアミノ−2−チアゾリン化合物、その製法及び有害生物防除剤
JP2000038379A (ja) ピリジンカルボン酸ハロアルケニルエステル誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees