JPH0625211B2 - 油中水型両性共重合体エマルジョンおよびその製造方法 - Google Patents

油中水型両性共重合体エマルジョンおよびその製造方法

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JPH0625211B2
JPH0625211B2 JP25873289A JP25873289A JPH0625211B2 JP H0625211 B2 JPH0625211 B2 JP H0625211B2 JP 25873289 A JP25873289 A JP 25873289A JP 25873289 A JP25873289 A JP 25873289A JP H0625211 B2 JPH0625211 B2 JP H0625211B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は油中水型両性共重合体エマルジョンおよびその
製造方法に関する。本発明の油中水型両性重合体エマル
ジョンは、例えば合成繊維、合成樹脂フィルム、合成樹
脂成型品あるいは燃料油等の帯電防止剤;静電記録紙、
電子写真記録等の導電剤;抄紙填料の歩留り向上剤;紙
力増強剤;サイズ剤;下水・し尿処理等の高分子凝集
剤、脱水剤;染色排水等、各種着色排水の脱水剤;重金
属捕捉樹脂、イオン交換樹脂;ヘアースプレー等の化粧
品成分;防錆剤;殺菌剤;防カビ剤;防雲剤などの用途
に使用される。
[従来の技術] 従来、上記分野に用いられている重合体は、つぎのもの
が挙げられる。
粉末状のもの(特開昭49−6078号、特開昭6
2−205112号) 溶液状のもの 分子内にカチオン基として第四級アンモニウムイオ
ンを含有するエマルジョン状のもの(特公昭52−39
417号) 等がある。
[発明が解決しようとする問題点] これらの公知のものには以下の問題点がある。
粉末状のものは使用時に水に溶解する必要がある。
溶解工程は長時間を要し、時として重合体の安定性が問
題となり、また特別な希釈装置が必要とされる。
溶液状のものとしては高粘度なため作業性が悪く、
また高分子量重合体の製造は非常に困難なため高分子量
が必要とされる分野では十分な性能ができない。
分子内にカチオン基として第四級アンモニウムイオ
ンを含有する油中水型エマジョン状のものも使用するカ
チオン性モノマーが高価である。
本発明者等はカチオン性成分としてアミノアルキル基を
用い、カチオン性成分、アニオン性成分及び中性成分の
組成や重合条件、アミノアルキル化の反応条件の検討及
び製造された油中水型両性共重合体エマルジョンの諸特
性を詳細に検討した結果、上記のような問題点を解決し
た油中水型両性共重合体エマルジョンが得られることを
見出し本発明を完成した。
[問題を解決するための手段] 本発明は一般式(1) [式中、n=1〜5の整数で、 a,b,cの比率は、a+b+c=1またはa+b=1
である。
,R,RおよびRはそれぞれ水素原子または
アルキル基を示す。
は水素原子またはアルキル基またはω−ヒドロキシ
基で置換されたアルキル基を示す。
HYは一塩基酸を示す。Zは一般式(2) −CONR …(2) (式中、RおよびRはそれぞれ水素原子またはアル
キル基を示す。) で示されるアミド基、または、 一般式(3) (式中、RおよびRはそれぞれ水素原子またはアル
キル基を示す。) で示されるヒドロキシアルキル基、または、一般式
(4) −CN …(4) で示されるニトリル基を示す、 または一般式(5) −CO10 …(5) (式中、R10はアルキル基、芳香族基、脂環族基を示
す。) で示されるエステル基を示す。] の組成からなるカチオン当量値(Cv)が0.8〜1
0.0meq/g、アニオン当量値(Av)が0.1〜
6.0meq/gの範囲にある両性高分子電解質を含む
ことを特徴とする油中水型両性共重合体エマルジョンに
関するものである。
また、本発明はアクリル酸、メタクリル酸から選ばれる
一種以上のアニオン性単量体(I)を、またはノニオン
性単量体(II)との混合物からなる単量体を水、界面活
性剤および疎水性有機溶媒の存在下で油中水型に乳化さ
せた後、ラジカル重合触媒を用いて重合または、共重合
し得られたビニル系カルボン酸重合体エマルジョン(II
I)にアルキレンイミンを反応させ、アミノアルキル化
し、ついで一塩基酸で酸性化することを特徴とするアミ
ノアルキル基及びカルボキシル基を有する油中水型両性
共重合体エマルジョンの製造方法に関するものである。
アニオン性単量体(I)としてはアクリル酸、メタクリ
ル酸が好ましい。アニオン性単量体(I)は、酸解離特
性を考慮して選ばれたものである。アクリル酸及びメタ
クリル酸の25℃における酸解離指数はそれぞれ4.3
及び4.7であり、アクリル酸またはその塩はpH4.3
以下の水中にて、またメタクリル酸またはその塩はpH
4.7以下の水中にてイオンとして存在するものの割合
が急激に減少し、pH3.5以下の水中においてはいずれ
の単量体も実質的に非解離状態にある。
一方、酸解離指数の小さいスルホン酸基等を有するアニ
オン性単量体においてはpH2〜3程度の低pH域において
もイオン種の存在量が多いので、これらの単量体を使用
しても本発明の優れた効果を得ることができない。
また、アニオン性単量体(I)は水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、アンモニア等の塩基により中和して用い
ることが望ましい。このときのアニオン性単量体(I)
の中和率は30〜100モル%、好ましくは50〜95
モル%の範囲である。
ノニオン性単量体(II)としては、前記の単量体(I)
と共重合可能な任意のノニオン性単量体を用いることが
でき、たとえば一般式(6)で示されるアミド基を有す
るビニル型単量体を用いることができる。
一般式(6)においてR,RおよびRは水素また
はアルキル基であり、具体例としてアクリルアミド、メ
タクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、
N,N−ジメチルメタクリルアミド、N,N−ジエチル
アクリルアミド、N,N−ジエチルメタクリルアミド等
を挙げることができる。
また、一般式(7)で示されるヒドロキシアルキル基を
有するビニル系単量体を用いることもできる。
一般式(7)においてR,RおよびRは水素また
はアルキル基であり、具体例としてはヒドロキシエチル
アルリレート、ヒドロキシエチルメタクリート、ヒドロ
キシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタク
リレート等を挙げることができる。
また一般式(8)で示されるエステル基を有するビニル
型単量体を用いることができる。
一般式(8)においてRは水素原子またはアルキル基
であり、Rはアルキル基、芳香族基、または脂環族基
であり、具体例としてアクリル酸メチル、アクリル酸n
−プロピル、アクリル酸iso−プロピル、アクリル酸
n−ブチル、アクリル酸iso−ブチル、アクリル酸2
−エチルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリ
ル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸2−エチル
ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸
フェニル等を挙げることができる。その他にアクリロニ
トリル等も挙げられる。
なお、ノニオン性単量体(II)は油中水型両性共重合体
エマルジョンの分子量やイオン当量の調節等を目的とし
て使用されるものである。
本発明の方法によって製造される油中水型両性共重合体
エマルジョンにおいては、カチオン当量値Cvが0.8
〜10.0meq/g、アニオン当量値Avが0.1〜
6.0meq/gの範囲となるように、油中水型ビニル
系カルボン酸重合体エマルジョン(III)の重合時にお
いてアニオン性単量体(I)およびノニオン性単量体
(II)の使用量を決めることが必要である。
アクリル酸、メタクリル酸から選ばれる一種以上のアニ
オン性単量体(I)を、またはノニオン性単量体(II)
との混合物からなる単量体を水、界面活性剤および疎水
性有機溶媒の存在下で油中水型に乳化させるとき、用い
る界面活性剤としては通常の非イオン性界面活性剤が挙
げられる。たとえば、ソルビタンモノオレート、ソルビ
タンモノステアレート、ソルビタンモノラウレート、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、グリセロールモノステアレート、グリセロール
モノオレート等が挙げられる。これらの非イオン性界面
活性剤は単独もしくは混合物で使用することができる。
また、これらの非イオン性界面活性剤は通常のアニオン
性およびカチオン性の界面活性剤と併用して使用するこ
ともできる。
また、疎水性有機溶媒としては、疎水性の脂肪族または
芳香族炭化水素、植物性または動物性の油やこれらの変
性油などが挙げられる。代表的なものはノルマルパラフ
ィン、イソパラフィン、シクロヘキサン、トルエン、キ
シレン、ケロシン、鉱油、灯油等である。
このときのアニオン性単量体(I)およびノニオン性単
量体(II)に合計量の水に対する濃度は、20〜80重
量%が望ましい。また用いる界面活性剤の疎水性有機溶
媒に対する濃度は5〜30重量%が望ましい。また、疎
水性有機溶媒と水の割合は、1:10〜10:1、好ま
しくは1:5〜3:1である。
アクリル酸、メタクリル酸から選ばれる一種以上のアニ
オン性単量体(I)を、またはノニオン性単量体(II)
との混合物からなる単量体を水、界面活性剤および疎水
性有機溶媒の存在下で油中水型に乳化させた後、重合ま
たは共重合する際に、必要に応じて、レドックス系やア
ゾ系等のラジカル重合開始剤を使用することができる。
たとえば、レドックス系重合開始剤としては、過硫酸ア
ンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素、過酸化ベン
ゾイル、trrt−ブチルパーオキサイド等を挙げるこ
とができる。また、アゾ系重合開始剤としては、アゾビ
ス(アミジノプロパン)塩酸塩、アゾビスイソブチロニ
トリル、アゾビス(ジメチルバレロニトリル)、アゾビ
ス(シクロヘキサンカルボニトリル)等を挙げることが
できる。
またイソプロピルアルコール、エリトルビン酸、2−メ
ルカプトエタノール等の公知の連鎖移動剤を添加しても
よい。
重合温度としては、初期温度を10〜60℃程度として
系外から温度を制御しながら30〜100℃程度の温度
条件で重合する。
重合時間は、単量体の濃度や重合温度、あるいは目標と
する重合度等によって変化するがおよそ10分間〜10
時間程度であり、より好ましくはおよそ1〜7時間程度
である。
アミノアルキル化反応は、油中水型ビニル系カルボン酸
重合体エマルジョン(III)にアルキレンイミンを反応
させることによって行なうことができる。
また、アミノアルキル化時においては油中水型ビニル系
カルボン酸重合体エマルジョン(III)とアルキレンイ
ミンの使用量を決めることが必要である。
カチオン当量値Cvが0.8meq/gより小さいと両
性としての特性が現われにくい。また、カチオン当量値
Cvが10.0meq/gより大きいものは両性として
の特性が現われにくい。さらに、アニオン当量値Avが
0.1meq/gより小さいと両性としての特性が現れ
にくく、アニオン当量値Avが6.0meq/gを越え
ると水中での溶解性が低下する傾向があるので好ましく
ない。
該油中水型ビニル系カルボン酸重合体エマルジョン(II
I)の酸基と、アルキレンイミンとを次の一般反応によ
って反応させてアミノアルキル化する。たとえば1,2
−アルキレンイミンとの反応は次の一般式によって表わ
される。
[この式でRは水素またはアルキル基であり、R
水素またはアルキル基またはω−ヒドロキシ基で置換さ
れたアルキル基である。] ビニル重合体のカルボン酸基をアミノエステル基に変換
するためのアルキレンイミンは1,2−アルキレンイミ
ン(アジリジン)でありそのうち1,2−プロピレンイ
ミンおよびエチレンイミンはそれらの入手可能性および
比較的安価であることのゆえに特に好ましい。所望なら
ばn−アルキル置換または非置換の1,3−アルキレン
イミン(アゼチジン)もアミノエステル基をあたえるの
に、それらイミンがその化学的反応性および性質が1,
2−イミンに類似しているから使用できる。これら化合
物の例には2−メタチルアジリジン、2−エチルアジリ
ジン、2−n−プロピルアジリジン、2−イソプロピル
アジリジン、2−n−ブチルアジリジン、2−イソブチ
ルアジリジン、2−第3ブチルアジリジン、2−(1−
メチルブチル)アジリジン、2(2−メチルブチル)ア
ジリジン、2−(3−メチルブチル)アジリジン、2−
n−ペンチルアジリジン、2−(1−メチルペンチル)
アジリジン、2−(メチルペンチル)アジリジン、2−
(メチルペンチル)アジリジン、2−(4−メチルペン
チル)アジリジン、2(3−エチルペンチル)アジリジ
ン、2−(2−イソプロピルペンチル)アジリジン、2
−n−ヘキシルアジリジン、2−n−(ヘプチルアジリ
ジン)2−n−オクチルアジリジン、2,3−ジメチル
アジリジン、2,3−ジ(2−メチルブチル)アジリジ
ン、2−エチル−3−n−ヘキシルアジリジン、3−n
−オクチル−3−プロピルアジリジン、2−ヒドロキシ
エチルアジリジンおよびそれらの相応するアゼチジンた
とえば2−メチルアゼチジン、2−エチルアゼチジン、
2−n−プロピルアゼチジン、2,4−ジメチルアゼチ
ジン、2,4−ジオクチルアゼチジンおよび2,3−ジ
(2−メチルブチル)アゼチジンが含まれる。
懸垂アミノアルキル基の酸性化は一塩基酸で行なわれ、
付加アルキレンイミンに対し50〜100モル%量用い
られ(好ましくは60〜90モル%用いられる)アミノ
アルキル化時に一括して又は分割して行なわれる。一塩
基酸としては塩酸、硝酸等の鉱酸または酢酸、ギ酸等の
カルボン酸の内から選ばれる。
アミノアルキル化の方法は、該油中水型ビニル系カルボ
ン酸重合体エマルジョン(III)にその含有するアニオ
ン性単量体(I)のモル当量の50mol%のアルキレ
ンイミンを添加し、5分から60分攪拌する。その後添
加したアルキレンイミン相当分の中和酸を加え5〜60
分攪拌を続ける。次に残りのアルキレンイミンを徐々に
添加し5〜60分攪拌し、その後残りの中和酸を加え5
〜60分攪拌する。反沖温度は上記反応中、常に30〜
65℃好ましくは35〜55℃に保つことが必要であ
る。
反応温度が65℃を越えると反応途中にゲル化したり、
生成物が白濁し不溶物が生じる。逆に30℃未満だと反
応時間が無制限に長くなり意味がない。
本発明の製法によって得られる油中水型両性共重合体エ
マルジョンにおいては、前記のカチオン当量値、アニオ
ン当量値の他に分子量も適度にコントロールすることが
望ましい。分子量を示す指標として固有粘度を用いる
と、この油中水型両性共重合体エマルジョンの固有粘度
[η]は01.〜25、好ましくは1〜15となるよう
に各単量体の組成や重合条件等を適宜設定することが望
ましい。
[実施例] 以下実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこ
れらにより何ら限定されるものではない。
(油中水型ビニル系カルボン酸重合体エマルジョン(II
I)の製造方法) 参考例1 攪拌機、温度計、冷却器、滴下ロートおよび窒素ガス導
入管のついた四つ口フラスコにアイソパーM(エクソン
化学(株)製イソパラフィン溶剤)100gを入れ、そ
れにソルビタンモノオレエート11.6gを溶し、これ
にモノマー水溶液として調整したアクリル酸80g、ア
クリルアミド20g、28重量%アンモニア水52.9
gとイオン交換水33.9gの混合液をゆっくり加え乳
化させた。十分に系内を窒素置換した後、60℃に昇温
し触媒として、アゾビス(ジメチルバレロニトリル)
0.7gを加え60℃に保ちながら4時間加熱攪拌する
と油中水型ビニル系カルボン酸重合体エマルジョンが得
られた。
参考例2〜5 参考例1と同様な方法で表−1に示すような疎水性有機
溶媒、界面活性剤または単量体組成に変えてそれぞれの
油中水型ビニル系カルボン酸重合体エマルジョンを得
た。
参考例6〜7 表−1に示す単量体重量組成比で、仕上りが33重量%
になるように水中で重合し、水溶液型のビニル系カルボ
ン酸重合体を得た。
実施例1 参考例1で合成した油中水型ビニル系カルボン酸重合体
エマルジョン200gを仕込み、50℃に昇温し反応中
50℃の温度に保持しながらエチレンイミンを16.0
g滴下し30分間攪拌した。ついで61重量%硝酸水溶
液38.4gを加え30分間攪拌した。つぎにエチレン
イミン50.8gを滴下し30分間攪拌した。ついで6
1重量%硝酸水溶液73.9gを加え30分間攪拌し油
中水型両性共重合体エマルジョンを得た。反応条件およ
び反応生成物の物性は表−2に示す通りであった。
実施例2〜8 実施例1において表−2に示す条件で行なう以外は同様
に行なった。反応生成物の物性は表−2に示す通りであ
った。
比較例1〜2 参考例6〜7で重合した水溶液型ビニル系カルボン酸重
合体を用いて同様の反応を行った。反応生成物の物性は
表−2に示す通りであった。
なお、表−2に示したカチオン当量値、アニオン当量値
および固有粘度は、つぎの方法によって求めたものであ
る。
(1)カチオン当量値 ビーカに蒸溜水95mlをとり、試料1000ppm溶液5m
lを加え、1%HClまたは、1%NaOHでpH7.0
に調整し約1分間攪拌し、ついでトルイジンブルー指示
薬溶液を2〜3滴加えN/400PVSK(ポリビニル
硫酸カリウム溶液)で滴定した。滴定速度は2ml毎分と
し、検水が青から赤紫に変色し10秒間以上保持する時
点を終点とした。
カチオン当量値(Cv)[meq/g]=(サンプル滴定量[ml]−ブランク滴
定量[ml])×F/2×(試料中の有効成分濃度[ppm]) なお、有効成分は試料の固形分から中和酸を除いた成分
である。
(2)アニオン当量値 ビーカに蒸溜水50mlをとり、試料約0.3gを精秤し
加えた。攪拌しつつN/10NaOH溶液で滴定し電導
度を読みとる。いくつかある変曲点のうち最後の変曲点
(全ての酸が中和された点)に相当する滴定量を読む。
アニオン当量値(Av)[meq/g]=0.1×F×(N/10NaOHの滴
定量[ml])−(精秤試料中の仕込中和酸のミリモル数[meq])/(試料中
の有効成分量〔g]) (3)固有粘度 [dl/g]) 100容績部の水に0.2重量部の試料ポリマーを溶解
し、pH4になるように塩酸にて調整する。この溶液50
mlを200ml共栓付三角フラスコに採取し、2N−Na
NO50mlを加え、ゆるやかに攪拌し均一に溶解す
る。次いでこの溶液から、0.02%,0.04%,
0.06%,0.08%の溶液を調整る。希釈には1N
−NaNOを用い、pHを4に調整する。
30℃±0.1℃に調整した恒温槽にキャノンフェンス
ケ型粘度計をセットし、試料10mlを粘度計に入れ、自
然流下させて測定球の上下標線間を通過する為に要する
時間を測定する。この操作を3回以上繰返し平均値を出
す。1N−NaNO溶液を用いブランクとする。
この同様な操作を0.02〜0.08溶液について行な
う。
次の計算により還元粘度を算出する。
相対粘度 ηrel=t/to 比粘度 ηsp=(t−to)/to=ηrel−1 還元粘度 ηsp/c グラフの横軸に各試料濃度をとり、縦軸に還元粘度をを
とり、各測定値をプロットし各点を通る直線を引き、試
料濃度が0における縦軸の値をもって固有粘度とする。
to=1N・NaNOの流下時間 t=試料溶液の流下時間 η rel=相対粘度 η sp =比粘度 c =試料溶液の濃度 (発明の効果) 表−2に示した如く、油中水型両性共重合体エマルジョ
ンおよびその製造方法において、本発明の範囲の条件で
製造された両性高分子電解質を含む油中水型両性共重合
体エマルジョンはエマルジョン状態で得られるため低粘
度で取り扱いが容易であり、そのため従来より高分子量
の両性高分子電解質を容易に得ることができる効果を有
するものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) [式中、n=1〜5の整数で、 a,b,cの比率は、a+b+c=1またはa+b=1
    である。 R,R,RおよびRはそれぞれ水素原子または
    アルキル基を示す。 Rは水素原子またはアルキル基またはω−ヒドロキシ
    基で置換されたアルキル基を示す。 HYは一塩基酸を示す。 Zは一般式(2) −CONR …(2) (式中、RおよびRはそれぞれ水素原子またはアル
    キル基を示す。) で示されるアミド基、または一般式(3) (式中、RおよびRはそれぞれ水素原子またはアル
    キル基を示す。) で示されるヒドロキシアルキル基、または、 一般式(4) −CN …(4) で示されるニトリル基を示す、 または一般式(5) −CO10 …(5) (式中、R10はアルキル基、芳香族基、脂環族基を示
    す。) で示されるエステル基を示す。] の組成からなる両性高分子電解質を含むことを特徴とす
    る油中水型両性共重合体エマルジョン。
  2. 【請求項2】両性高分子電解質のカチオン当量値(C
    V)が0.8〜10.0meq/g、アニオン当量値
    (Av)が0.1〜6.0meq/gの範囲にある請求
    項1記載の油中水型両性共重合体エマルジョン。
  3. 【請求項3】アクリル酸、メタクリル酸から選ばれる一
    種以上のアニオン性単量体(I)を、またはノニオン性
    単量体(II)との混合物からなる単量体を水、界面活性
    剤および疎水性有機溶媒の存在下で油中水型に乳化させ
    た後、ラジカル重合触媒を用いて重合または、共重合し
    得られた油中水型ビニル系カルボン酸重合体エマルジョ
    ン(III)にアルキレンイミンを反応させ、アミノアル
    キル化し、ついで一塩基酸で酸性化することを特徴とす
    るアミノアルキル基及びカルボキシル基を有する油中水
    型両性共重合体エマルジョンの製造方法。
JP25873289A 1989-02-23 1989-10-05 油中水型両性共重合体エマルジョンおよびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0625211B2 (ja)

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