JPH0625320B2 - ヒドロキシル基含有変性塩素化ポリオレフィン組成物とその製法 - Google Patents
ヒドロキシル基含有変性塩素化ポリオレフィン組成物とその製法Info
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- JPH0625320B2 JPH0625320B2 JP24238288A JP24238288A JPH0625320B2 JP H0625320 B2 JPH0625320 B2 JP H0625320B2 JP 24238288 A JP24238288 A JP 24238288A JP 24238288 A JP24238288 A JP 24238288A JP H0625320 B2 JPH0625320 B2 JP H0625320B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はヒドロキシル基含有の変性塩素化ポリオレフィ
ンを含む塗料組成物およびその製法に関する。
ンを含む塗料組成物およびその製法に関する。
詳しくは長期安定で強靱な塗膜を与える新規樹脂および
これを用いた塗料組成物に関する。
これを用いた塗料組成物に関する。
ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン・プロピレン
共重合体等の塩素化物は塩化ゴム系樹脂と称され、防食
塗料や建築下塗り剤として、一般に広く用いられてい
る。その理由は、塩化ゴム系塗料が、下地への付着性、
速乾性、耐薬品性等にすぐれているためである。しか
し、長期耐候性や防食性において、エポキシやウレタン
系塗料に及ばない。
共重合体等の塩素化物は塩化ゴム系樹脂と称され、防食
塗料や建築下塗り剤として、一般に広く用いられてい
る。その理由は、塩化ゴム系塗料が、下地への付着性、
速乾性、耐薬品性等にすぐれているためである。しか
し、長期耐候性や防食性において、エポキシやウレタン
系塗料に及ばない。
〔発明が解決しようとする課題〕 そこでこれら塩化ゴム系樹脂の特徴を維持し、しかも長
期に安定かつ強靱な塗膜を形成しうる樹脂として、上記
塩素化ポリオレフィンにヒドロキシル基を導入したもの
をベースとした、反応性塗料用樹脂の製造及びその塗料
化方法について種々検討し下記の塗料設計の考え方に基
いて本発明に到達した。
期に安定かつ強靱な塗膜を形成しうる樹脂として、上記
塩素化ポリオレフィンにヒドロキシル基を導入したもの
をベースとした、反応性塗料用樹脂の製造及びその塗料
化方法について種々検討し下記の塗料設計の考え方に基
いて本発明に到達した。
1.ポリオレフィンから無水マレイン酸等の不飽和性二
重結合を有する無水カルボン酸で変性されたポリオレフ
ィンを合成するが、塗料の作業性を考慮して、なるべく
低分子量のものを用いる。但し、少なくとも1ヶの不飽
和カルボン酸無水物基が1分子中に含まれているように
する。
重結合を有する無水カルボン酸で変性されたポリオレフ
ィンを合成するが、塗料の作業性を考慮して、なるべく
低分子量のものを用いる。但し、少なくとも1ヶの不飽
和カルボン酸無水物基が1分子中に含まれているように
する。
2.上記の変性ポリオレフィンを耐塩素性溶剤に溶解
し、触媒の存在下に塩素化し、変性ポリオレフィンの塩
素化物を合成する。
し、触媒の存在下に塩素化し、変性ポリオレフィンの塩
素化物を合成する。
3.変性ポリオレフィンの塩素化物に2ヶ以上の水酸基
を有する多価アルコールを反応させることにより、一部
のヒドロキシル基をエステル化に用い残余のヒドロキシ
ル基をポリマー中に残すことによりヒドロキシル基含有
塩素化ポリオレフィン(以下単にCPO−OHと称す
る)を合成する。
を有する多価アルコールを反応させることにより、一部
のヒドロキシル基をエステル化に用い残余のヒドロキシ
ル基をポリマー中に残すことによりヒドロキシル基含有
塩素化ポリオレフィン(以下単にCPO−OHと称す
る)を合成する。
4.CPO−OHを有機溶剤に溶解し、顔料を練りこむ
ことにより塗料を調製する。
ことにより塗料を調製する。
5.上記塗料に所定量の(少なくとも計算量のヒドロキ
シル基当量に見合う)イソシアネート又はポリイソシア
ネートを添加し、よく混合する。
シル基当量に見合う)イソシアネート又はポリイソシア
ネートを添加し、よく混合する。
6.この塗料を刷毛,スプレー等で塗装し、自然乾燥さ
せ室温で架橋又は高分子量化する。それによって、塗膜
の強靱性、耐熱性、耐溶剤性が向上した塩化ゴム系の速
乾性でしかもリコートのよい塗料が容易に得られる。
せ室温で架橋又は高分子量化する。それによって、塗膜
の強靱性、耐熱性、耐溶剤性が向上した塩化ゴム系の速
乾性でしかもリコートのよい塗料が容易に得られる。
塩化ゴム系の樹脂の欠点を改良する方法は既にいろいろ
提案されている。例えば特開昭62-95372号には接着剤樹
脂組成物として塩素化ポリオレフィンと水酸基含有アク
リル酸エステルと液状ゴムの混合系でヒドロキシル基を
導入した塩素化ポリオレフィンをイソシアネートで硬化
する方法が提案されているが、当該方法では塩素化ポリ
オレフィンに対してヒドロキシル基を有するアクリル酸
を効果的にグラフトすることが困難なため、分子中に−
C=C−を有する液状ゴムを併用しグラフト効率の向上
を試みている。また特開昭58-84811号には、無水マレイ
ン酸とポリオールを反応させた無水マレイン酸のポリオ
ールエステルをポリオレフィンと反応させる方法が記載
されているが、これは無水マレイン酸の刺激臭防止と反
応装置の保守を目的とした改質ポリオレフィンの製造方
法であって、本発明とは手法においても利用分野も異な
り、更に有機溶剤に溶解して用いる本発明の実施態様と
も全く異なるものである。
提案されている。例えば特開昭62-95372号には接着剤樹
脂組成物として塩素化ポリオレフィンと水酸基含有アク
リル酸エステルと液状ゴムの混合系でヒドロキシル基を
導入した塩素化ポリオレフィンをイソシアネートで硬化
する方法が提案されているが、当該方法では塩素化ポリ
オレフィンに対してヒドロキシル基を有するアクリル酸
を効果的にグラフトすることが困難なため、分子中に−
C=C−を有する液状ゴムを併用しグラフト効率の向上
を試みている。また特開昭58-84811号には、無水マレイ
ン酸とポリオールを反応させた無水マレイン酸のポリオ
ールエステルをポリオレフィンと反応させる方法が記載
されているが、これは無水マレイン酸の刺激臭防止と反
応装置の保守を目的とした改質ポリオレフィンの製造方
法であって、本発明とは手法においても利用分野も異な
り、更に有機溶剤に溶解して用いる本発明の実施態様と
も全く異なるものである。
本発明の要旨とする所はポリオレフィンに不飽和性二重
結合を有する無水カルボン酸を付加した後、これを塩素
化し変性塩素化ポリオレフィンとしたものに多価アルコ
ールを反応させることを特徴とするヒドロキシル基含有
変性塩素化ポリオレフィンを用いた塗料組成物およびそ
の製法に係わるものである。
結合を有する無水カルボン酸を付加した後、これを塩素
化し変性塩素化ポリオレフィンとしたものに多価アルコ
ールを反応させることを特徴とするヒドロキシル基含有
変性塩素化ポリオレフィンを用いた塗料組成物およびそ
の製法に係わるものである。
又本発明者は先に特開昭63-131430号においてポリオレ
フィンを酸素により熱減成した酸化型ポリオレフィンを
塩素化、還元してヒドロキシル基を含有させる方法を提
案したが、これは本発明のように無水カルボン酸付加物
に多価アルコールをエステル化反応せしめたものとは別
である。
フィンを酸素により熱減成した酸化型ポリオレフィンを
塩素化、還元してヒドロキシル基を含有させる方法を提
案したが、これは本発明のように無水カルボン酸付加物
に多価アルコールをエステル化反応せしめたものとは別
である。
本発明で用いられるポリオレフィンはポリエチレン,ポ
リプロピレン,エチレン・プロピレン共重合体、エチレ
ン酢酸ビニール等のポリオレフィンであって塗料やイン
キ等コーティング材料として用いられる関係上ポリマー
の重合度は1000〜50,000程度のものが好ましい。これよ
り高いと、得られる樹脂の粘度が高く塗装や取扱いに不
便であったり、低いと塗装面が軟かすぎ、汚れたり傷つ
いたりするので、好ましくない。
リプロピレン,エチレン・プロピレン共重合体、エチレ
ン酢酸ビニール等のポリオレフィンであって塗料やイン
キ等コーティング材料として用いられる関係上ポリマー
の重合度は1000〜50,000程度のものが好ましい。これよ
り高いと、得られる樹脂の粘度が高く塗装や取扱いに不
便であったり、低いと塗装面が軟かすぎ、汚れたり傷つ
いたりするので、好ましくない。
本発明に用いられる不飽和性二重結合を有する酸無水物
としては無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラ
コン酸等の酸無水物が好ましい。理由は多価アルコール
と反応する際、先ず開環反応が起こり、選択的に一分子
反応が起こるためであるが、開環していてもエステル化
反応は起こるので上記の不飽和酸でも差し支えない。
としては無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラ
コン酸等の酸無水物が好ましい。理由は多価アルコール
と反応する際、先ず開環反応が起こり、選択的に一分子
反応が起こるためであるが、開環していてもエステル化
反応は起こるので上記の不飽和酸でも差し支えない。
次に塩素化工程における塩素化の方法は通常行なわれて
いる耐塩素性溶剤例えば四塩化炭素,トリクロルエチレ
ン,テトラクロルエタン等の溶剤を用い加圧、又は常圧
下に溶解し、ベンゾイルパーオキサイド,ジクミルペル
オキシド,ラウロイルペルオキシド,tert−ブチルオキ
シド等の過酸化物や紫外線を触媒としてガス状の塩素に
より塩素化される。塩素の含有量は特に制限するもので
はないが、前記塗料化適性などを考慮すれば40〜60%が
好ましい。これは有機溶剤に対する溶解性や塗膜の可撓
性等から決められる。
いる耐塩素性溶剤例えば四塩化炭素,トリクロルエチレ
ン,テトラクロルエタン等の溶剤を用い加圧、又は常圧
下に溶解し、ベンゾイルパーオキサイド,ジクミルペル
オキシド,ラウロイルペルオキシド,tert−ブチルオキ
シド等の過酸化物や紫外線を触媒としてガス状の塩素に
より塩素化される。塩素の含有量は特に制限するもので
はないが、前記塗料化適性などを考慮すれば40〜60%が
好ましい。これは有機溶剤に対する溶解性や塗膜の可撓
性等から決められる。
本発明に用いられる多価アルコールは、エチレングリコ
ール,プロピレングリコール,1.4−ブタンジオール,
1.5−ペンタンジオール,1.6−ヘキサンジオール,シク
ロペンタン−1.2ジオール,シクロヘキサン−1.2−ジオ
ール,グリセリン,プロパンジオール,ビスフェノール
A,トリメチロールプロパン,ペンタエリスリトール等
が含まれるが、反応を速やかに、効率的に行なうために
は高温反応ができる高沸点のアルコール類が好ましい。
ール,プロピレングリコール,1.4−ブタンジオール,
1.5−ペンタンジオール,1.6−ヘキサンジオール,シク
ロペンタン−1.2ジオール,シクロヘキサン−1.2−ジオ
ール,グリセリン,プロパンジオール,ビスフェノール
A,トリメチロールプロパン,ペンタエリスリトール等
が含まれるが、反応を速やかに、効率的に行なうために
は高温反応ができる高沸点のアルコール類が好ましい。
更にワニス化に用いられる有機溶剤としては、一般に塗
料,ニス,インキ等に用いられる溶剤、例えば芳香族溶
剤としてキシレン,トルエン,ジメチルベンゼン等、エ
ステル系溶剤として酢酸エチル,酢酸ブチル等、ケトン
系溶剤としてメチルエチルケトン,メチルイソブチルケ
トン等が用いられる。
料,ニス,インキ等に用いられる溶剤、例えば芳香族溶
剤としてキシレン,トルエン,ジメチルベンゼン等、エ
ステル系溶剤として酢酸エチル,酢酸ブチル等、ケトン
系溶剤としてメチルエチルケトン,メチルイソブチルケ
トン等が用いられる。
本発明に用いられるイソシアネート類としては、トリレ
ンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネー
ト,トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート,4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート及びこれらの
誘導体例えばコロネートHL(日本ポリウレタン工
業)、デスモジュールL(バイエル社)等が用いられ
る。
ンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネー
ト,トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート,4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート及びこれらの
誘導体例えばコロネートHL(日本ポリウレタン工
業)、デスモジュールL(バイエル社)等が用いられ
る。
本発明のCPO−OH樹脂は、イソシアネート化合物と
反応しすぐれた硬化塗膜を形成するため、塗料ワニス、
下塗り剤等の耐久性を向上させることが出来る。これは
従来の塩化ゴム系塗料等には期待できない性能である。
反応しすぐれた硬化塗膜を形成するため、塗料ワニス、
下塗り剤等の耐久性を向上させることが出来る。これは
従来の塩化ゴム系塗料等には期待できない性能である。
以下に実施例をもって本発明を具体的に説明する。
製造例−I 平均分子量4500の低分子量ポリエチレン1000gを2セ
パラブルフラスコに入れ、200℃のオイルバス中で溶融
した。その中に無水マレイン酸40gを加えてよく撹拌
し、100mlの四塩化炭素中にベンゾイルパーオキシド4
gを溶解した溶液を30分間で添加する。添加終了後、2
Hrs反応を行い、未反応モノマー及び揮発分を除くため
に水銀柱600mm以上の真空下に揮発分を除いた。
パラブルフラスコに入れ、200℃のオイルバス中で溶融
した。その中に無水マレイン酸40gを加えてよく撹拌
し、100mlの四塩化炭素中にベンゾイルパーオキシド4
gを溶解した溶液を30分間で添加する。添加終了後、2
Hrs反応を行い、未反応モノマー及び揮発分を除くため
に水銀柱600mm以上の真空下に揮発分を除いた。
上記で得られた無水マレイン酸変性ポリエチレンは、乳
鉢でよく粉砕してアセトン中で洗浄する。これを乾燥し
て粉砕する。これを3回行なった後、IR吸収スペクト
ルをとり、1800cm-1付近の最大吸収波長の存在から、無
水マレイン酸がポリエチレンに付加していることが確認
された。
鉢でよく粉砕してアセトン中で洗浄する。これを乾燥し
て粉砕する。これを3回行なった後、IR吸収スペクト
ルをとり、1800cm-1付近の最大吸収波長の存在から、無
水マレイン酸がポリエチレンに付加していることが確認
された。
次に無水マレイン酸変性ポリエチレン1000gを10の四
塩化炭素に2気圧100℃の温度で完全に溶解し、紫外線
を照射しつつ、ガス状塩素を底部より吹き込み塩素化を
行った。塩素の吹き込み量によって、逐次反応液を抜き
取り、塩素化度の異なる無水マレイン酸変性ポリエチレ
ンの塩素化物を採取した。
塩化炭素に2気圧100℃の温度で完全に溶解し、紫外線
を照射しつつ、ガス状塩素を底部より吹き込み塩素化を
行った。塩素の吹き込み量によって、逐次反応液を抜き
取り、塩素化度の異なる無水マレイン酸変性ポリエチレ
ンの塩素化物を採取した。
吹込塩素量から計算して40,50,60%の3点についてサン
プリングした。続いてこれら反応液から蒸留により、四
塩化炭素を可能な限り除去して、高温度高粘度溶液と
し、ベント付押出し機により100℃で押出し固形化し
た。
プリングした。続いてこれら反応液から蒸留により、四
塩化炭素を可能な限り除去して、高温度高粘度溶液と
し、ベント付押出し機により100℃で押出し固形化し
た。
上記により得られた塩素化物はそれぞれトルエンに溶解
し、10%溶液を調製しこれを多量のエタノール中に滴下
して樹脂を析出させ、過、乾燥させる。それぞれ形態
に応じて、フィルム成形、又は、KBr錠剤を作成し
て、IRスペクトルをとる。塩素化により、3000〜2800
cm-1の吸収(C−H)が減少726〜685cm-1にブロード
(C−C)な吸収が増加していることで確認された。
し、10%溶液を調製しこれを多量のエタノール中に滴下
して樹脂を析出させ、過、乾燥させる。それぞれ形態
に応じて、フィルム成形、又は、KBr錠剤を作成し
て、IRスペクトルをとる。塩素化により、3000〜2800
cm-1の吸収(C−H)が減少726〜685cm-1にブロード
(C−C)な吸収が増加していることで確認された。
上記、無水マレイン酸変性塩素化ポリエチレンの塩素含
量40,50,60%品を30メッシュ程度に粉砕しその各々300
gに18gの1,4−ブタンジオールを加えてよく混合す
る。
量40,50,60%品を30メッシュ程度に粉砕しその各々300
gに18gの1,4−ブタンジオールを加えてよく混合す
る。
これを撹拌機つきの1セパラブルフラスコに入れて溶
融し、200℃で30分反応をさせた。この際、特に触媒を
使わなくても温度が十分に高ければ容易に開環反応が起
こる。
融し、200℃で30分反応をさせた。この際、特に触媒を
使わなくても温度が十分に高ければ容易に開環反応が起
こる。
得られた無水マレイン酸変性塩素化ポリエチレンのヒド
ロキシル化物(以下CPE−OHという)をそれぞれ、
トルエンに溶解し10%溶液とした後、多量のエタノール
中に滴下して、樹脂を析出させ過乾燥する。これを3
回繰り返し、減圧乾燥で完全に乾燥した後、IRスペク
トルをとり、3600〜3200cm-1にブロードな吸収が認めら
れ−OH基が導入されていることが確認された。
ロキシル化物(以下CPE−OHという)をそれぞれ、
トルエンに溶解し10%溶液とした後、多量のエタノール
中に滴下して、樹脂を析出させ過乾燥する。これを3
回繰り返し、減圧乾燥で完全に乾燥した後、IRスペク
トルをとり、3600〜3200cm-1にブロードな吸収が認めら
れ−OH基が導入されていることが確認された。
得られたCPE−OHはそれぞれ40%キシレン溶液にし
て溶解性を確認したところ、均一な溶液となることがわ
かった。また25℃における粘度を測定したところ、塩素
化度40%のCPE−OHが480cps、50%のCPE−OH
が410cps、60%のCPE−OHが380cpsであった。
て溶解性を確認したところ、均一な溶液となることがわ
かった。また25℃における粘度を測定したところ、塩素
化度40%のCPE−OHが480cps、50%のCPE−OH
が410cps、60%のCPE−OHが380cpsであった。
このキシレン溶液をそれぞれCPE−OH−1、CPE
−OH−2、CPE−OH−3と呼び以後の試験に供す
る。
−OH−2、CPE−OH−3と呼び以後の試験に供す
る。
製造例−II 平均分子量が25,000のアイソタクチックポリプロピレン
1000gを2セパラブルフラスコに入れ200℃で撹拌し
つつ溶融した。その中に無水マレイン酸30gを添加して
よく混合し更に、100mlの四塩化炭素にて希釈したジク
ミルパーオキサイド3gを30分間で添加した。添加終了
後2時間反応させた。反応物については製造例Iと同じ
方法でカルボキシル基を赤外線吸収スペクトルにて確認
した。続いて無水マレイン酸変性ポリプロピレン1000g
を10の四塩化炭素に、2気圧100℃の温度下に溶解
し、紫外線を照射しつつ塩素化を行なった。塩素吹込量
45%と55%の塩素化物を得た。反応液の四塩化炭素を可
能な限り濃縮で除きこれをヘッド付押出機により110℃
で押出し固形物を得た。
1000gを2セパラブルフラスコに入れ200℃で撹拌し
つつ溶融した。その中に無水マレイン酸30gを添加して
よく混合し更に、100mlの四塩化炭素にて希釈したジク
ミルパーオキサイド3gを30分間で添加した。添加終了
後2時間反応させた。反応物については製造例Iと同じ
方法でカルボキシル基を赤外線吸収スペクトルにて確認
した。続いて無水マレイン酸変性ポリプロピレン1000g
を10の四塩化炭素に、2気圧100℃の温度下に溶解
し、紫外線を照射しつつ塩素化を行なった。塩素吹込量
45%と55%の塩素化物を得た。反応液の四塩化炭素を可
能な限り濃縮で除きこれをヘッド付押出機により110℃
で押出し固形物を得た。
この物についても製造例−Iと同じ方法で、塩素化され
たことを確認した。
たことを確認した。
次に塩素化度45%と55%の無水マレイン酸変性ポリプロ
ピレンの塩素化物、それぞれ500g宛を撹拌機付き1
セパラブルフラスコに入れて180℃で溶融し、1.6−ヘキ
サンジオールを各25gを添加してよく撹拌し、30分間反
応させた。製造例−Iと同じ方法でヒドロキシル基の導
入されたことを確認した。
ピレンの塩素化物、それぞれ500g宛を撹拌機付き1
セパラブルフラスコに入れて180℃で溶融し、1.6−ヘキ
サンジオールを各25gを添加してよく撹拌し、30分間反
応させた。製造例−Iと同じ方法でヒドロキシル基の導
入されたことを確認した。
このようにして得られた、無水マレイン酸変性塩素化ポ
リプロピレンのヒドロキシル化物(以下CPP−OHと
いう)は、キシレンに30%濃度になるよう溶解して、粘
度計で25℃の粘度を測定した。塩素45%のもの450cps、5
5%のものが360cpsで均一な溶液であった。前者をCP
P−OH−1、後者をCPP−OH−2と呼び以後の試
験に供する。
リプロピレンのヒドロキシル化物(以下CPP−OHと
いう)は、キシレンに30%濃度になるよう溶解して、粘
度計で25℃の粘度を測定した。塩素45%のもの450cps、5
5%のものが360cpsで均一な溶液であった。前者をCP
P−OH−1、後者をCPP−OH−2と呼び以後の試
験に供する。
実施例−I 製造例−Iで得たCPE−OH−1、CPE−OH−
2、CPE−OH−3を用いて上塗り塗料を次の処方で
SGミルにより調製した。
2、CPE−OH−3を用いて上塗り塗料を次の処方で
SGミルにより調製した。
1.塗料組成 上記の化合物をSGミルにいれ、100gのガラスビーズ
を添加し、1hr混練し塗料を調製した。
を添加し、1hr混練し塗料を調製した。
2.試験パネルの調製方法 調製済みの塗料100gに対して、硬化剤(コロネート−
HL、日本ポリウレタン工業)6.2gを添加して、SG
ミルで10分間よくかきまぜる。比較組成の塩化ゴム塗料
には硬化剤を加えなかった。
HL、日本ポリウレタン工業)6.2gを添加して、SG
ミルで10分間よくかきまぜる。比較組成の塩化ゴム塗料
には硬化剤を加えなかった。
予め無機ジンクプライマーを塗装して乾燥したサンドプ
ラスト板に、上記塗料を2回塗装して7日間風乾した
後、次の塗装試験を行った。
ラスト板に、上記塗料を2回塗装して7日間風乾した
後、次の塗装試験を行った。
3.試験方法 試験方法 (1)塗膜の密着性 クロスカット試験、2mm間隔のゴバン目を塗膜上に刻ん
でその上にセロテープを貼り強く引きはがす。
でその上にセロテープを貼り強く引きはがす。
(2)衝撃テスト マンドレル インパクトテスター 荷重500g、高さ30cm,50cm 評価 ◎ 剥離,ヒビ共になし ○ 剥離なし,ヒビあり × 剥離,ヒビ共にあり (3)描画試験 500g荷重下に描画した後セロテープで引きはがす。
◎ 剥離なし ○ 僅かに剥離 × 剥離 (4)耐候性テスト Sun Shineウエザーメーターにより、0,300,600,100
0Hrs後の外観と光沢度測定 (5)二次物性(耐候性テスト1000Hrs後にテスト (1),(2),(3)に準じて行う。
0Hrs後の外観と光沢度測定 (5)二次物性(耐候性テスト1000Hrs後にテスト (1),(2),(3)に準じて行う。
(6)耐溶剤性テスト 1ヵ月室温放置後のテストパネルについて、耐トルエン
溶剤性を観察 評価 ○ トルエンに不溶 × トルエンに溶解 4.試験結果 塗料用樹脂の種類と塗料No. 実施例CPE-OH-1……塩素化度40%,1.4−ブタンジオー
ル処理 実施例CPE-OH-2……塩素化度50%,1.4−ブタンジオー
ル処理 実施例CPE-OH-3……塩素化度60%,1.4−ブタンジオー
ル処理 比較例……塩化ゴム(CR−10) 実施例−II 製造例−IIで得たCPP−OH−1,CPP−OH−2
を用いて上塗り塗料を次の処方でSGミルにより調製し
た。
溶剤性を観察 評価 ○ トルエンに不溶 × トルエンに溶解 4.試験結果 塗料用樹脂の種類と塗料No. 実施例CPE-OH-1……塩素化度40%,1.4−ブタンジオー
ル処理 実施例CPE-OH-2……塩素化度50%,1.4−ブタンジオー
ル処理 実施例CPE-OH-3……塩素化度60%,1.4−ブタンジオー
ル処理 比較例……塩化ゴム(CR−10) 実施例−II 製造例−IIで得たCPP−OH−1,CPP−OH−2
を用いて上塗り塗料を次の処方でSGミルにより調製し
た。
1.塗料組成 上記の配合物をSGミルに入れ、100gのガラスビーズ
を添加し、1hr混練し塗料を調製した。
を添加し、1hr混練し塗料を調製した。
2.試験パネルの調製法は前記と同じ 3.試験方法は前記と同じ 4.試験結果 塗料用樹脂の種類と塗料No. 実施例CPP-OH-1……塩素化度45%,1.6−ヘキサンジオ
ール処理 実施例CPP-OH-2……塩素化度55%,1.6−ヘキサンジオ
ール処理 比較例……塩素化ポリプロピレン(スーパークロン106
H) 〔発明の効果〕 以上の結果から従来の塩化ゴム系塗料(比較例)が可塑
剤なしでは塗料にならないため長期耐久性に乏しいのに
くらべて、本発明の塗料組成物は一次物性、二次物性共
に非常にすぐれているだけでなく、耐溶剤性も向上して
いることが明らかである。
ール処理 実施例CPP-OH-2……塩素化度55%,1.6−ヘキサンジオ
ール処理 比較例……塩素化ポリプロピレン(スーパークロン106
H) 〔発明の効果〕 以上の結果から従来の塩化ゴム系塗料(比較例)が可塑
剤なしでは塗料にならないため長期耐久性に乏しいのに
くらべて、本発明の塗料組成物は一次物性、二次物性共
に非常にすぐれているだけでなく、耐溶剤性も向上して
いることが明らかである。
Claims (3)
- 【請求項1】ポリオレフィンに不飽和性二重結合を有す
る無水カルボン酸を付加した後、これを塩素化し、更に
多価アルコールを反応させて得られるヒドロキシル基含
有変性塩素化ポリオレフィンを含むことを特徴とする塗
料組成物。 - 【請求項2】ヒドロキシル基含有変性塩素化ポリオレフ
ィンに該ポリオレフィンのヒドロキシル基当量に対して
等モル以上イソシアネートおよび/またはポリイソシア
ネートを添加してなる請求項(1)記載の塗料組成物。 - 【請求項3】ポリオレフィンに不飽和性二重結合を有す
る無水カルボン酸を付加した後、これを塩素化し変性塩
素化ポリオレフィンとしたものに多価アルコールを反応
させて得られるヒドロキシル基含有変性塩素化ポリオレ
フィンを含むことを特徴とする塗料組成物の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24238288A JPH0625320B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | ヒドロキシル基含有変性塩素化ポリオレフィン組成物とその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24238288A JPH0625320B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | ヒドロキシル基含有変性塩素化ポリオレフィン組成物とその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0291167A JPH0291167A (ja) | 1990-03-30 |
| JPH0625320B2 true JPH0625320B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=17088334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24238288A Expired - Fee Related JPH0625320B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | ヒドロキシル基含有変性塩素化ポリオレフィン組成物とその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0625320B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8058355B2 (en) * | 2004-10-06 | 2011-11-15 | Eastman Chemical Company | Modified chlorinated carboxylated polyolefins and their use as adhesion promoters |
-
1988
- 1988-09-29 JP JP24238288A patent/JPH0625320B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0291167A (ja) | 1990-03-30 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |