JPH062533B2 - シ−ト体枚葉機構 - Google Patents

シ−ト体枚葉機構

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JPH062533B2
JPH062533B2 JP61284476A JP28447686A JPH062533B2 JP H062533 B2 JPH062533 B2 JP H062533B2 JP 61284476 A JP61284476 A JP 61284476A JP 28447686 A JP28447686 A JP 28447686A JP H062533 B2 JPH062533 B2 JP H062533B2
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JP
Japan
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sheet
guide member
bracket member
sheet body
suction
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JP61284476A
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謙二 田島
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシート体枚葉機構に関し、一層詳細には、吸着
盤等の吸着手段を装着したブラケット部材をガイド部材
に沿って変位させると共に、前記吸着手段でシートフィ
ルム等のシート体を吸着保持する際には前記シート体に
煽り作用を与えるべく前記ブラケット部材の移動軌跡を
変更し、これによって吸着手段を円滑に変位させて複数
枚積層して収納されているシート体を1枚ずつ確実に送
り出すように構成したシート体枚葉機構に関する。
人体等の被写体に放射線、例えば、X線を照射して感光
性フィルムに放射線画像を記録し、これを医療上の診断
等に役立てる放射線画像撮影装置が一般的に用いられて
いる。この場合、感光性フィルムは外光によって露光さ
れないように遮光状態で前記放射線画像撮影装置内に装
填され、このフィルムの感光乳剤面に直接X線を照射し
て被写体の画像を記録している。
ところで、近年、蓄積性蛍光体(輝尽性螢光体)を用い
て被写体の放射線透過像を得る放射線画像記録再生シス
テムが開発され、特に、前記のような医療分野に広汎に
普及しつつある。ここで、蓄積性蛍光体とは、放射線
(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射
すると、この放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視
光等の励起光を照射することにより蓄積されたエネルギ
に応じた輝尽発光光を生ずる蛍光体をいう。
前記の放射線画像記録再生システムはこの蓄積性螢光体
を利用したもので、人体等の放射線画像情報を一旦蓄積
性蛍光体からなる層を有するシートに記録し、この蓄積
性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で走査して輝尽発
光光を生じさせ、得られた輝尽発光光を光電的に読み取
って画像信号を得、この画像信号に基づき写真感光材料
等の記録材料、CRT等に可視像として出力させるもの
である。
ここで、記録材料に画像を記録する場合、画像記録装
置、例えば、画像出力レーザプリンタ装置が利用されて
いる。この装置は記録材料であるシート状の感光性フィ
ルムをマガジンを介して積層収納し、このフィルムを吸
着盤等からなる枚葉機構により1枚ずつ取り出して後、
蓄積性蛍光体シートから得られた電気信号に基づいて変
調されたレーザ光を前記フィルムに照射することにより
画像を記録するものである。そして、この新たに画像が
記録されたフィルムは自動現像装置内に搬送され、現像
工程を経た後、所定の場所に保管され、あるいは、直
接、医療診断等に供される。
この場合、前記枚葉機構により送り出されるフィルムは
マガジン内に積層して収納されているため、前記フィル
ムが、例えば、静電気等に起因して互いに隣接する他の
フィルムと密着している場合が多い。このため、吸着盤
でフィルムを吸着してマガジン内から取り出す際に、前
記フィルムに隣接する他のフィルムがこれに密着した状
態で前記マガジンから複数枚同時に送り出される虞が生
ずる。
そこで、マガジン内に収納されているフィルムを1枚ず
つ取り出すため、前記フィルムを煽るようにしてマガジ
ンから取り出すよう構成した枚葉機構が採用されてお
り、例えば、特開昭56-132236号にその技術的思想が開
示されている。これを第1図に示す。
すなわち、第1図において、参照符号2は枚葉機構を示
し、前記枚葉機構2を構成する支持部材4には5本の管
体6a乃至6eが摺動自在に嵌合されている。前記管体
6a乃至6eの先端部には吸着盤8a乃至8eが装着さ
れると共に、前記吸着盤8a乃至8eから夫々所定間隔
離間した位置にストッパ部材10a乃至10eが固着されて
いる。この場合、支持部材4をシート体Aに対し平行し
て位置決めする際に、吸着盤8aと8eが前記シート体
Aに最も近接し、一方、吸着盤8cがこのシート体Aか
ら最も離間すると共に、吸着盤8b、8dが前記吸着盤
8a、8eと8cとの間に位置するように夫々のストッ
パ部材10a乃至10eの取付位置が選択されている。そし
て、夫々の吸着盤8a乃至8eと支持部材4との間には
コイルスプリング12a乃至12eが配設されている。な
お、管体6a乃至6eの端部には図示しない真空吸引機
構が接続されている。
以上のような構成において、支持部材4をシート体A側
に変位させて吸着盤8a乃至8eの全てがシート体A1
の表面に当接する位置において、前記支持部材4の変位
動作を停止する。そこで、図示しない真空吸引機構を付
勢すれば、夫々の吸着盤8a乃至8eによりシート体A
1が吸着される。
次いで、前記支持部材4をシート体Aから離間する方向
に変位させると、先ず、管体6cに固着されるストッパ
部材10cがコイルスプリング12cの弾発力を介して前記
支持部材4に係合し、吸着盤8cが、図中、上方に変位
する。このため、シート体A1とこれに隣接する次なる
シート体A2との間に僅かな隙間が画成される。さら
に、支持部材4を上方に変位させると、コイルスプリン
グ12b、12dの弾発力を介してストッパ部材10b、10d
が支持部材4に当接して吸着盤8b、8dが上方に変位
する。最終的に、全ての吸着盤8a乃至8eが上方に変
位した際にはシート体A1は上方に湾曲するように変形
している。
従って、シート体A1と次なるシート体A2との間には空
間が画成され、前記シート体A2はこのシート体A1と共
に搬送されることはない。結局、積層されているシート
体Aは枚葉機構2を介して1枚ずつ送り出されることに
なる。
然しながら、前記の従来技術では、吸着盤8a乃至8e
によりシート体Aを湾曲させるため、前記吸着盤8a乃
至8eを装着する管体6a乃至6eの長さを夫々異なる
ように選択しなければならない。すなわち、第1図に例
示した従来技術では、管体は少なくとも管体6cと、管
体6b、6dと、管体6a、6eの3種類の異なる長さ
に形成されており、このため、前記管体の製造作業が煩
雑となると共に、その製造費が高騰するという欠点があ
る。しかも、個々の管体には夫々長さの異なるコイルス
プリングを配設しなければならず、前記管体と共にコイ
ルスプリングの長さの選択、製造並びに調整作業が極め
て煩わしいものとなるという不都合が指摘されている。
さらに、枚葉終了時にシート体A1は湾曲した状態で保
持される。このため、次の搬送路はその湾曲したシート
体A1を搬送出来るような構造となっていなければなら
ず、その構造が複雑なものとなってしまう。
そこで、上述のような欠点に鑑み、本出願人は同一の管
体と吸着盤とからなる複数の吸着手段を一体的にブラケ
ット部材に装着し、前記ブラケット部材を所望の形状を
有するガイド部材に沿って変位させて前記吸着手段に吸
着されるシート体に煽り動作を与えることにより、積層
されているシート体をマガジン等から1枚ずつ送り出す
よう構成したシート体枚葉機構を提案し、既に特許出願
を行っている(特願昭61-119976)。
この場合、前記のシート体枚葉機構では、ブラケット部
材は実質的には弾性体を介してガイド部材に形成された
溝部内面部に摺接しており、吸着手段でシート体を吸着
して後、アクチュエータの作用下に前記ブラケット部材
を前記溝部内面部材に沿って変位させると共に、この溝
部内面部に形成された屈曲部を介して揺動させ、これに
よってシート体に煽り動作を与えるよう構成している。
従って、吸着手段でシート体を吸着させるべく、例え
ば、前記吸着手段およびブラケット部材等の自重を介し
てこのブラケット部材を溝部内面部に沿って落下させよ
うとすると、特に、前記ブラケット部材が前記溝部内面
部の屈曲部に当接して落下動作が阻止される虞れがあ
る。すなわち、ブラケット部材がこれに係着される弾性
体の引張力に抗して屈曲部を通過することが困難とな
る。結果的に、吸着手段を介してシート体を吸着するこ
とが出来ず、枚葉不良を惹起するという不都合が生ず
る。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、吸着手段を挿着したブラケット部材を案内する
ための第1のガイド部材と、前記吸着手段でシート体を
吸着した際にのみブラケット部材を揺動させて前記シー
ト体に煽り作用を与えるための可動の第2のガイド部材
とを設けることにより、特に、シート体を吸着するべく
ブラケット部材がその自重により落下変位しても前記第
2ガイド部材に係合してその変位動作を阻止されること
がなく、従って、吸着手段を所望の軌跡で円滑に変位さ
せることが出来ると共に、簡単な構成でシート体を1枚
ずつ確実に取り出すことを可能にしたシート体枚葉機構
を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、複数枚積層さ
れているシート体を保持して順次送り出すシート体枚葉
機構であって、 吸引機構に管路を介して接続される複数の吸着盤を有す
る吸着手段と、 前記吸着手段を装着し、前記積層されているシート体に
対して進退自在にブラケット部材と、 前記ブラケット部材を、該積層されているシート体に対
して所定の軌跡で変位させるための固定の第1のガイド
部材と、 前記第1のガイド部材の端面から前記ブラケット部材の
軌跡上に膨出可能な突部を設け、該第1のガイド部材に
回動自在に支承される第2のガイド部材と、 前記第2のガイド部材を、前記ブラケット部材が前記シ
ート体を吸着保持して移動する方向と同じ方向に付勢す
る付勢手段と、 前記第2のガイド部材を、前記付勢手段を介して前記突
部が前記第1のガイド部材の端面から該ブラケット部材
の軌跡上に膨出する姿勢に位置決め保持する係止手段
と、 を備え、 前記ブラケット部材が該積層されているシート体側に近
接変位する際に前記ブラケット部材の押圧力で前記第2
のガイド部材を回動させてこのブラケット部材を第1の
ガイド部材に沿って変位させる一方、前記吸着盤でシー
ト体を吸着した後に前記ブラケット部材を前記第2のガ
イド部材の突部形状に沿って揺動変位させて前記シート
体に煽り動作を与えることを特徴とする。
次に、本発明に係るシート体枚葉機構について好適な実
施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
第2図において、参照符号20は本発明に係るシート体枚
葉機構を示す。前記シート体枚葉機構20は回転駆動源22
を含み、前記回転駆動源22から延在する回転駆動軸22a
には第1のスプロケット24が軸支されると共に、前記第
1スプロケット24にチェーン26の一端が懸架される。前
記チェーン26の他端は第2のスプロケット28に懸架さ
れ、前記第2スプロケット28は回転軸30の一端部に軸着
される。また、前記回転軸30の両端部には夫々揺動板34
a、34bの端部が固着され、前記揺動板34a、34bには
摺動部材(移動部材)36a、36bが係合している。
すなわち、画像記録装置等内に立設されている板体37a
に取付板38a、38bが鉛直方向に所定間隔離間して固着
される。夫々の取付板38a、38bには平行な一対のガイ
ドバー40a、40bが鉛直方向に指向して固着され、前記
ガイドバー40a、40bに摺動部材36aが支持される。前
記摺動部材36aには支持ピン42を介してベアリング44が
回転自在に支承され、このベアリング44に前記揺動板34
aの端部が係合する。さらに、摺動部材36aと取付板38
bとの間にスプリング48a、48bを介装すると共に、前
記摺動部材36aには支持ピン42とは反対側の面部にピン
部材50aを植設しておく。
前記ピン部材50には比較的長尺な第1の連結板54が揺動
自在に係合し、この第1連結板54と摺動部材36aとの間
にスプリング56が介装される。このため、第1連結板54
はスプリング56の引張力を介して常時矢印D方向に引張
されている。前記第1連結板54の一端部には固定ピン58
を介して第1のベアリング60aが軸支されると共に、こ
の第1連結板54の他端部にはピン部材62を介して短尺な
第2の連結板64が揺動自在に支持される。この場合、第
2連結板64と第1連結板54の下端部に固着されるストッ
パピン65との間にスプリング66を介装する。前記第2連
結板64の端部に固定ピン68を固着し、前記固定ピン68の
略中間部に第2のベアリング60bが支承される。固定ピ
ン68の端部にはブラケット部材70を構成する第1のアー
ム72が係着されると共に、前記ブラケット部材70の第2
のアーム74は他方の摺動部材36bに摺動自在に係合して
いる。
一方、前記摺動部材36bは前述した摺動部材36aと同様
に構成され、板体37bに固着される取付板38c、38d間
には平行な一対のガイドバー40c、40dが固着され、夫
々のガイドバー40c、40dに摺動部材36bが摺動自在に
装着される。摺動部材36bの一面部には揺動板34bに係
合するベアリング44aが回転自在に支承しており、前記
摺動部材36bと取付板38dの間に夫々スプリング48c、
48dを介装すると共に、前記ベアリング44aとは反対側
の面部にピン部材50aを植設する。前記ピン部材50aに
長尺な連結板54aの他端部を揺動自在に支持され、前記
連結板54aの他端部にはピン部材62aが係着されてこの
ピン部材62aに第2アーム74が支持される。
この場合、ブラケット部材70を構成する第1アーム72は
第2アーム74より短尺に形成され、前記第1アーム72と
第2アーム74の上部には水平方向に延在して第3のアー
ム76が一体的に形成される。前記第3アーム76には複数
個の管体78が嵌合し、前記管体78に形成される係止部80
を介して夫々の管体78は第3アーム76に固定されると共
に、前記管体78の一端部には吸着盤82が装着される。な
お、管体78の他端部には図示しない真空吸引装置を接続
しておく。
そこで、固定ピン58、68に支承される夫々のベアリング
60a、60bが第1のガイド板84とこの第1ガイド板84に
回動自在に装着される第2のガイド板86に係合する。
前記第1ガイド板84は板体37aに固定されており、上部
を幅広に形成した逆L字状を呈すると共に、前記上部に
溝部88が形成される。この場合、溝部88はその下端側を
開放しており、前記溝部88を画成する夫々の壁面90a、
90bは鉛直方向下方に延在している。また、溝部88はそ
の上端側に鉛直方向上方に指向して、図中、左方向に湾
曲する開口部92を含む。
そして、前記第1ガイド板84の下部側に支点ピン94を介
して第2ガイド板86が回動自在に装着される。前記第2
ガイド板86は壁面90bから所定長さ右側外方に突出する
湾曲部96を有しており、この第2ガイド板86の前記湾曲
部96に対応する端部に鉛直方向に延在する係止部98が形
成される。さらに、第2ガイド板86に付勢手段、例え
ば、スプリング100の一端を係着し、このスプリング100
の他端を第1ガイド板84に固定すると共に、係止手段を
構成するストッパピン102を植設する。従って、スプリ
ング100の引張力を介して第2ガイド板86はストッパピ
ン102により、第2図に示す位置に位置決めされる。な
お、スプリング100は些程大きな引張力を有する必要が
なく、第2ガイド板86の湾曲部96を水平方向に指向させ
るに十分な引張力があればよい。
本実施態様に係るシート体枚葉機構は基本的には以上の
ように構成されるものであり、次にその作用並びに効果
について説明する。
そこで、複数枚のシートフィルムAを積層収納するマガ
ジン104から前記シートフィルムAを取り出す作業につ
いて、第3図a乃至cを参照しながら以下詳細に説明す
る。
先ず、回転駆動源22の駆動作用下に回転駆動軸22aを、
第2図において、矢印B方向に回転させると、これに軸
着される第1スプロケット24が矢印B方向に回転し、前
記第1スプロケット24に懸架されるチェーン26を介して
第2スプロケット28が回転する。このため、第2スプロ
ケット28を軸支する回転軸30が回転し、前記回転軸30に
固着される揺動板34a、34bが矢印E方向に揺動するに
至る。従って、前記揺動板34a、34bに係合する摺動部
材36a、36bはスプリング48a、48b並びにスプリング
48c、48dを介して鉛直方向下方に変位する。結果的
に、摺動部材36a、36bに支持されるブラケット部材70
は第1ガイド板84壁面90aにベアリング60aを摺接した
状態で鉛直方向下方に変位する。
その際、第2ベアリング60bが第2ガイド板86の湾曲部
96に当接する。このため、前記第2ガイド板86はスプリ
ング100の引張力に抗して矢印F方向に回転して湾曲部9
6が壁面90bの内方に移動し、前記第2ベアリング60b
は真っ直ぐに下降する(第3図a参照)。なお、この場
合、第2ガイド板86の係止部98がストッパピン102に係
合してこの第2ガイド板86が必要以上に矢印F方向に回
転することを阻止している。
次いで、夫々の吸着盤82がマガジン104内に収納される
シートフィルムA1の上面部に圧接すると、図示しない
真空吸引装置を駆動して夫々の吸着盤82によりシートフ
ィルムA1を吸着した状態で回転駆動源22を前記とは逆
方向に回転駆動する。このため、回転駆動軸22aが矢印
C方向に回転し、これに軸着される第1スプロケット2
4、チェーン26並びに第2スプロケット28を介して回転
軸30が矢印C方向に回転し、この回転軸30に固着される
揺動板34a、34bは矢印G方向に揺動する。従って、夫
々の揺動板34a、34bに係合する摺動部材36a、36bは
夫々のスプリング48a、48bおよびスプリング48c、48
dの引張力に抗して鉛直方向上方に変位し、スプリング
100の引張力を介して再び湾曲部96を水平方向に指向さ
せて位置決めされている第2ガイド板86に第2ベアリン
グ60bが当接する。
そこで、第2ガイド板86がストッパピン102に係合して
矢印H方向への回転が阻止されているため、第2ベアリ
ング60bはスプリング66の引張力に抗して湾曲部96の形
状に沿って変位する。この結果、ブラケット部材70が傾
斜して夫々の吸着盤82に係着保持されているシートフィ
ルムAが湾曲されて煽り動作が与えられ、第3図bに示
すように、このシートフィルムAに密着状態でマガジン
104から取り出されようとしていた他のシートフィルム
は再びマガジン104内に収納される。
さらに、ブラケット部材70を鉛直方向上方に変位させる
と、第1ベアリング60aが開口部92に嵌合して第1連結
板54がスプリング56の引張力に抗して揺動する。この場
合、前記第1連結板54に固着されるストッパピン65が
第2連結板64に当接してブラケット部材70を前記第1連
結板54と同様に傾斜させるため、吸着盤82に吸着保持さ
れているシートフィルムAはその一端部をローラ106
a、106b側に指向して傾斜する(第3図c参照)。従
って、図示しない真空吸引装置の駆動を停止して夫々の
ローラ106a、106bを回転駆動すれば、シートフィルム
Aは前記ローラ106a、106bに挟持されて画像記録部へ
と搬送されることになる。
次いで、回転駆動源22を駆動して回転駆動軸22aを矢印
B方向に回転させて摺動部材36a、36bを下降させ、前
述した工程と同様にマガジン104内のシートフィルムA
の枚葉作業を行う。
この場合、本実施態様では、吸着盤82でシートフィルム
Aを吸着保持した状態でブラケット部材70を揺動させて
前記シートフィルムAに煽り作用を与えるための第2ガ
イド板86を第1ガイド板84に対し回動自在に配設してい
る。このため、回転駆動源22の駆動作用下に摺動部材36
a、36bを鉛直方向下方に変位させる際に、第2ベアリ
ング60bが第2ガイド板86の湾曲部96に当接してこの第
2ガイド板86を矢印F方向に回動させることが出来、前
記第2ベアリング60bは前記第2ガイド板86によってそ
の変位動作を阻止されることがない。従って、例えば、
ブラケット部材70をその自重により鉛直方向下方に変位
させる場合に、第2ベアリング60bがスプリング66の引
張力を介し湾曲部96に係合して停止する等の不都合を回
避することが可能となる。結局、スプリング66の引張力
に影響されることなく吸着盤82を所望の軌跡で効果的に
且つ円滑に変位させることが出来、シートフィルムAの
枚葉不良等を可及的に低減することが可能となる。
また、ブラケット部材70を下降させて第2ベアリング
60bで第2ガイド板86を矢印F方向に回転させる際に、
前記第2ガイド板86の係止部98が第1ガイド板84に植設
されたストッパピン102に当接して前記第2ガイド板86
の矢印F方向への回動動作を規制している。従って、第
2ガイド板86が必要以上に回動変位して、第2図に示す
位置に再び配置することが不可能となる虞を生ずること
がない。
以上のように、本発明によれば、同一の吸着盤と管体を
一体的に装着したブラケット部材を第1のガイド部材を
介して変位させると共に、前記吸着盤でシート体を吸着
保持した際に、前記ブラケット部材を可動の第2ガイド
部材を介して揺動させて前記シート体に煽り動作を与え
ている。このため、吸着盤をシート体に対し近接変位さ
せる際には、ブラケット部材を介して第2ガイド部材を
回動させることが出来ると共に、前記ブラケット部材を
第1ガイド部材に沿って円滑に変位させることが可能と
なる。この結果、簡単な構成でシート体の複数枚枚葉を
阻止し、且つ枚葉不良を可及的に低減して極めて効果的
なシート体の枚葉動作を達成することが出来るという利
点が得られる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
前述した放射線画像記録再生システムを構成する放射線
画像撮影装置あるいは読取装置において複数枚積層収納
された蓄積性蛍光体シートを1枚ずつ取り出す場合にも
用いることが出来る等、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において種々の改良並びに設計の変更が可能なことは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係るシート体枚葉機構の概略構成
図、 第2図は本発明に係るシート体枚葉機構の一部省略斜視
図、 第3図a乃至cは本発明に係るシート体枚葉機構の動作
説明図である。 20…シート体枚葉機構、30…回転軸 34a、34b…揺動板、36a、36b…摺動部材 54、54a…連結板、70…ブラケット部材 78…管体、82…吸着盤 84、86…ガイド板、90a、90b…壁面 96…湾曲部、98…係止部 100…スプリング、102…ストッパピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚積層されているシート体を保持して
    順次送り出すシート体枚葉機構であって、 吸引機構に管路を介して接続される複数の吸着盤を有す
    る吸着手段と、 前記吸着手段を装着し、前記積層されているシート体に
    対して進退自在なブラケット部材と、 前記ブラケット部材を、該積層されているシート体に対
    して所定の軌跡で変位させるための固定の第1のガイド
    部材と、 前記第1のガイド部材の端面から前記ブラケット部材の
    軌跡上に膨出可能な突部を設け、該第1のガイド部材に
    回動自在に支承される第2のガイド部材と、 前記第2のガイド部材を、前記ブラケット部材が前記シ
    ート体を吸着保持して移動する方向と同じ方向に付勢す
    る付勢手段と、 前記第2のガイド部材を、前記付勢手段を介して前記突
    部が前記第1のガイド部材の端面から該ブラケット部材
    の軌跡上に膨出する姿勢に位置決め保持する係止手段
    と、 を備え、 前記ブラケット部材が該積層されているシート体側に近
    接変位する際に前記ブラケット部材に押圧力で前記第2
    のガイド部材を回動させてこのブラケット部材を第1の
    ガイド部材に沿って変位させる一方、前記吸着盤でシー
    ト体を吸着した後に前記ブラケット部材を前記第2のガ
    イド部材の突部形状に沿って揺動変位させて前記シート
    体に煽り動作を与えることを特徴とするシート体枚葉機
    構。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の機構におい
    て、 前記係止手段は、前記第1のガイド部材に設けられるス
    トッパピンを備えることを特徴とするシート体枚葉機
    構。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    機構において、 前記第2のガイド部材は、前記係止手段に係合して該第
    2のガイド部材の突部を前記第1のガイド部材の端面か
    ら前記ブラケット部材の軌跡上に膨出する姿勢に位置決
    め保持するための係止用面部と、 前記係止用面部に対して所定の角度を有して設けられ、
    前記ブラケット部材を前記シート体側に変位させて前記
    ブラケット部材で前記第2のガイド部材を回動させる際
    に前記係止手段に係合して前記第2のガイド部材の回動
    範囲を制限するための係止部と、 を備えることを特徴とするシート体枚葉機構。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の機構におい
    て、 前記第1のガイド部材は、湾曲する開口部を備え、 前記ブラケット部材を前記開口部に沿って揺動変位さ
    せ、前記吸着手段で吸着するシート体の端部を一対の搬
    送用ローラ間に臨入可能に傾斜させることを特徴とする
    シート体枚葉機構。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項記載の機構におい
    て、 アクチュエータの作用下に往復動作する移動部材を備
    え、 前記ブラケット部材に回転体が配設されると共に、該ブ
    ラケット部材と前記移動部材とは、前記回転体を前記第
    1および第2のガイド部材のガイド用面部に摺接させる
    ための弾性体を介して揺動自在に係合することを特徴と
    するシート体枚葉機構。
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