JPH06254725A - 電子写真装置用シリンダー基材へのフランジ部材接合方法 - Google Patents
電子写真装置用シリンダー基材へのフランジ部材接合方法Info
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- JPH06254725A JPH06254725A JP4137293A JP4137293A JPH06254725A JP H06254725 A JPH06254725 A JP H06254725A JP 4137293 A JP4137293 A JP 4137293A JP 4137293 A JP4137293 A JP 4137293A JP H06254725 A JPH06254725 A JP H06254725A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高精度と低コストの両立を兼ね備える。
【構成】 円筒状の感光ドラム基材1の両端部の内周を
切削加工して広げて、両端部の内周を段差形状にすると
ともに、軸10フランジ及びギヤフランジ20を、感光
ドラム基材1の端部内周加工部6,7とそれぞれ嵌合す
る嵌合部11,22においては中間ばめで嵌合する寸法
に加工し、内周非加工部に入る接着部12,23におい
ては感光ドラム基材1の内周非加工部より接着代分だけ
細めに加工して段差形状にする。軸フランジ10及びギ
ヤフランジ20の接着部12,23を、感光ドラム基材
1の内周非加工部に接着するとともに、軸フランジ10
及びギヤフランジ20の嵌合部11,22を感光ドラム
基材1の端部内周加工部6,7に中間ばめで嵌合させ
る。
切削加工して広げて、両端部の内周を段差形状にすると
ともに、軸10フランジ及びギヤフランジ20を、感光
ドラム基材1の端部内周加工部6,7とそれぞれ嵌合す
る嵌合部11,22においては中間ばめで嵌合する寸法
に加工し、内周非加工部に入る接着部12,23におい
ては感光ドラム基材1の内周非加工部より接着代分だけ
細めに加工して段差形状にする。軸フランジ10及びギ
ヤフランジ20の接着部12,23を、感光ドラム基材
1の内周非加工部に接着するとともに、軸フランジ10
及びギヤフランジ20の嵌合部11,22を感光ドラム
基材1の端部内周加工部6,7に中間ばめで嵌合させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置用シリン
ダー基材の端部にフランジ部材を接合する方法に関し、
特に、電子複写機やレーザープリンターに用いられる感
光ドラムあるいは現像スリーブにおける、ギヤフランジ
や軸フランジ等の接合方法に関する。
ダー基材の端部にフランジ部材を接合する方法に関し、
特に、電子複写機やレーザープリンターに用いられる感
光ドラムあるいは現像スリーブにおける、ギヤフランジ
や軸フランジ等の接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置用シリンダー基材の
端部にギヤフランジや軸フランジ等のフランジ部材を設
ける方法としては、以下に記載する方法がある。
端部にギヤフランジや軸フランジ等のフランジ部材を設
ける方法としては、以下に記載する方法がある。
【0003】1)中実の棒材からフランジ,軸等の部分
をバイトで切削する機械切削方法。 2)中実の棒材をセンタレスグラインダーで円柱部やフ
ランジ,軸等の部分を階段状に研削する方法。
をバイトで切削する機械切削方法。 2)中実の棒材をセンタレスグラインダーで円柱部やフ
ランジ,軸等の部分を階段状に研削する方法。
【0004】3)電子写真装置用シリンダー基材にフラ
ンジ,軸等を圧入する方法。
ンジ,軸等を圧入する方法。
【0005】4)電子写真装置用シリンダー基材にフラ
ンジ,軸等を接着する方法。
ンジ,軸等を接着する方法。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち、
1)の機械切削法は、一体加工による高精度加工のメリ
ットがあるものの、中実の棒材を使用するため、製品の
重量がかさむとともに、フランジ,軸等の複雑な形状に
加工するには加工時間が長くなる等の理由から敬遠され
てきた。
1)の機械切削法は、一体加工による高精度加工のメリ
ットがあるものの、中実の棒材を使用するため、製品の
重量がかさむとともに、フランジ,軸等の複雑な形状に
加工するには加工時間が長くなる等の理由から敬遠され
てきた。
【0007】2)のセンタレスグラインダー研削法は、
複雑な形状のフランジ、軸等の加工には向かず、また設
備が高価になり、コスト面で難点がある。
複雑な形状のフランジ、軸等の加工には向かず、また設
備が高価になり、コスト面で難点がある。
【0008】3)の圧入法は、接合部の強度アップのた
め、フランジ、軸等の外径を大きくとる必要があり、圧
入の際無理な力を加えるので、軸やギヤフランジ等のフ
ランジ部材と電子写真装置用シリンダー基材との同軸度
がとれにくく、また、電子写真装置用シリンダー基材の
圧入部の膨らみを後加工で除去する手間がかかった。さ
らに、フランジや軸等のフランジ部材を電子写真装置用
シリンダー基材へ圧入嵌合して接合する際、軸長手方向
の最終位置決め精度が低く、高精度にしにくいという問
題点があった。
め、フランジ、軸等の外径を大きくとる必要があり、圧
入の際無理な力を加えるので、軸やギヤフランジ等のフ
ランジ部材と電子写真装置用シリンダー基材との同軸度
がとれにくく、また、電子写真装置用シリンダー基材の
圧入部の膨らみを後加工で除去する手間がかかった。さ
らに、フランジや軸等のフランジ部材を電子写真装置用
シリンダー基材へ圧入嵌合して接合する際、軸長手方向
の最終位置決め精度が低く、高精度にしにくいという問
題点があった。
【0009】4)の接着法は、電子写真装置用シリンダ
ー基材とフランジ部材との間に、接着代のクリアランス
がどうしても必要であり、3)と同様に電子写真装置用
シリンダー基材とフランジ部材との同軸度がとれにくか
った。
ー基材とフランジ部材との間に、接着代のクリアランス
がどうしても必要であり、3)と同様に電子写真装置用
シリンダー基材とフランジ部材との同軸度がとれにくか
った。
【0010】以上説明したように上記各方法は、一応の
高精度の可能性があるものの、すなわち、精度面とコス
ト面の両立性に問題点を有していた。
高精度の可能性があるものの、すなわち、精度面とコス
ト面の両立性に問題点を有していた。
【0011】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、精度面とコスト面の両立性
を兼ね備えた、電子写真装置用シリンダー基材へのフラ
ンジ部材接合方法を提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、精度面とコスト面の両立性
を兼ね備えた、電子写真装置用シリンダー基材へのフラ
ンジ部材接合方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、電子写真装置用シリンダー基材の端部にフ
ランジ部材を接合する方法において、電子写真装置用シ
リンダー基材の内周を所定の長さだけ切削加工して広げ
て、前記両端部の内周を段差形状にするとともに、フラ
ンジ部材を、前記電子写真装置用シリンダー基材の内周
加工部と嵌合する部分においては中間ばめで嵌合する寸
法に加工し、かつ前記電子写真装置用シリンダー基材の
内周非加工部に入る部分においては前記内周非加工部よ
り接着代分だけ細めに加工して段差形状にする工程と、
前記段差形状に加工された前記フランジ部材の接着部
を、前記電子写真装置用シリンダー基材の内周非加工部
に接着するとともに、前記フランジ部材の嵌合部を前記
電子写真装置用シリンダー基材の内周加工部に中間ばめ
で嵌合させる工程と、を有することを特徴とするもので
ある。
の本発明は、電子写真装置用シリンダー基材の端部にフ
ランジ部材を接合する方法において、電子写真装置用シ
リンダー基材の内周を所定の長さだけ切削加工して広げ
て、前記両端部の内周を段差形状にするとともに、フラ
ンジ部材を、前記電子写真装置用シリンダー基材の内周
加工部と嵌合する部分においては中間ばめで嵌合する寸
法に加工し、かつ前記電子写真装置用シリンダー基材の
内周非加工部に入る部分においては前記内周非加工部よ
り接着代分だけ細めに加工して段差形状にする工程と、
前記段差形状に加工された前記フランジ部材の接着部
を、前記電子写真装置用シリンダー基材の内周非加工部
に接着するとともに、前記フランジ部材の嵌合部を前記
電子写真装置用シリンダー基材の内周加工部に中間ばめ
で嵌合させる工程と、を有することを特徴とするもので
ある。
【0013】また、前記電子写真装置用シリンダー基材
及び前記フランジ部材のそれぞれの嵌合部を加工する
際、前記電子写真装置用シリンダー基材及び前記フラン
ジ部材のそれぞれの端面を突き当てて、中心軸方向の位
置決めをする突き当て面を段差部に設ける。
及び前記フランジ部材のそれぞれの嵌合部を加工する
際、前記電子写真装置用シリンダー基材及び前記フラン
ジ部材のそれぞれの端面を突き当てて、中心軸方向の位
置決めをする突き当て面を段差部に設ける。
【0014】さらに、前記電子写真装置用シリンダー基
材の端部の全周または一部を中心方向に曲げ込む工程を
有する。
材の端部の全周または一部を中心方向に曲げ込む工程を
有する。
【0015】そして、前記電子写真装置用シリンダー基
材は感光ドラム基材あるいは現像スリーブ基材であり、
前記フランジ部材は、軸を有する軸フランジあるいはギ
ヤフランジである。
材は感光ドラム基材あるいは現像スリーブ基材であり、
前記フランジ部材は、軸を有する軸フランジあるいはギ
ヤフランジである。
【0016】また、前記電子写真装置用シリンダー基材
はアルミニウムで形成されている。
はアルミニウムで形成されている。
【0017】
【作用】上記のとおり構成された本発明では、予め、電
子写真装置用シリンダー基材の両端部の内周を所定の長
さだけ切削加工して広げて、前記両端部の内周を段差形
状にするとともに、フランジ部材を、前記電子写真装置
用シリンダー基材の内周加工部と嵌合する部分において
は中間ばめで嵌合する寸法に加工し、前記電子写真装置
用シリンダー基材の内周非加工部に入る部分においては
前記内周非加工部より接着代分だけ細めに加工して段差
形状にしておく。
子写真装置用シリンダー基材の両端部の内周を所定の長
さだけ切削加工して広げて、前記両端部の内周を段差形
状にするとともに、フランジ部材を、前記電子写真装置
用シリンダー基材の内周加工部と嵌合する部分において
は中間ばめで嵌合する寸法に加工し、前記電子写真装置
用シリンダー基材の内周非加工部に入る部分においては
前記内周非加工部より接着代分だけ細めに加工して段差
形状にしておく。
【0018】そして、前記段差形状に加工された前記フ
ランジ部材の接着部を、前記電子写真装置用シリンダー
基材の内周非加工部に接着するとともに、前記フランジ
部材の嵌合部を前記電子写真装置用シリンダー基材の内
周加工部に中間ばめで嵌合させ、これにより、フランジ
部材の嵌合部を電子写真装置用シリンダー基材の段部に
突き当てて軸方向に位置決めをする。
ランジ部材の接着部を、前記電子写真装置用シリンダー
基材の内周非加工部に接着するとともに、前記フランジ
部材の嵌合部を前記電子写真装置用シリンダー基材の内
周加工部に中間ばめで嵌合させ、これにより、フランジ
部材の嵌合部を電子写真装置用シリンダー基材の段部に
突き当てて軸方向に位置決めをする。
【0019】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0020】図1は本発明の、電子写真装置用シリンダ
ー基材へのフランジ部材接合方法に係わる感光ドラム基
材の縦断面図、図2は図1に示した感光ドラム基材の端
部の加工状態を示す図、図3は図1に示した感光ドラム
基材の端部の加工終了後の縦断面図、図4は図3に示し
た感光ドラム基材の外周面に感光膜を塗布した後の縦断
面図、図5は軸フランジの加工状態を示す図、図6は軸
フランジの正面図、図7はギヤフランジの正面図、図8
は感光ドラムの縦断面図である。
ー基材へのフランジ部材接合方法に係わる感光ドラム基
材の縦断面図、図2は図1に示した感光ドラム基材の端
部の加工状態を示す図、図3は図1に示した感光ドラム
基材の端部の加工終了後の縦断面図、図4は図3に示し
た感光ドラム基材の外周面に感光膜を塗布した後の縦断
面図、図5は軸フランジの加工状態を示す図、図6は軸
フランジの正面図、図7はギヤフランジの正面図、図8
は感光ドラムの縦断面図である。
【0021】本発明は、電子写真装置用の感光ドラム及
び現像スリーブ、ローラー等に適用できるが、現像スリ
ーブの外形状は、直径が感光ドラムの40%〜50%と
細い相似形なので、以下、感光ドラムを例に挙げて本発
明を説明する。
び現像スリーブ、ローラー等に適用できるが、現像スリ
ーブの外形状は、直径が感光ドラムの40%〜50%と
細い相似形なので、以下、感光ドラムを例に挙げて本発
明を説明する。
【0022】図1に示すように、先ず、外径φ41.0
mm、引抜き内径φ38.5mm(H8)の、電子写真
装置用シリンダー基材である円筒状の感光ドラム基材1
を用意する。なお、この感光ドラム基材1は通常アルミ
ニウムで形成されている。
mm、引抜き内径φ38.5mm(H8)の、電子写真
装置用シリンダー基材である円筒状の感光ドラム基材1
を用意する。なお、この感光ドラム基材1は通常アルミ
ニウムで形成されている。
【0023】図2に示すように、保持具4に内周面切削
バイト3と端面切削バイト5を備えた切削機により、感
光ドラム基材1の端部内周と端面2を同時に切削加工す
る。すなわち、感光ドラム基材1の両端部の内周を所定
の長さ(L)だけ同時に切削加工し広げて、前記両端部
の内周を段差形状にする。これにより、段差部の突き当
て面27は端面2と平行になる。本実施例では、両端内
径部は、内径(D)φ38.8士0.003mm、内周
加工長さ(L)4±0.1mmに、外周が保持されつつ
切削仕上げされた。また、両端加工と同時に感光ドラム
基材1の両端面2(一方の端面は不図示)は感光ドラム
基材1の全長が286±0.2mmになるよう切削仕上
された。なお、矢印Bは、感光ドラム基材1が加工時に
回転する方向を示し、一方、保持具4は矢印A方向及び
反矢印A方向に送られる。
バイト3と端面切削バイト5を備えた切削機により、感
光ドラム基材1の端部内周と端面2を同時に切削加工す
る。すなわち、感光ドラム基材1の両端部の内周を所定
の長さ(L)だけ同時に切削加工し広げて、前記両端部
の内周を段差形状にする。これにより、段差部の突き当
て面27は端面2と平行になる。本実施例では、両端内
径部は、内径(D)φ38.8士0.003mm、内周
加工長さ(L)4±0.1mmに、外周が保持されつつ
切削仕上げされた。また、両端加工と同時に感光ドラム
基材1の両端面2(一方の端面は不図示)は感光ドラム
基材1の全長が286±0.2mmになるよう切削仕上
された。なお、矢印Bは、感光ドラム基材1が加工時に
回転する方向を示し、一方、保持具4は矢印A方向及び
反矢印A方向に送られる。
【0024】このようにして、図3に示すような、端部
内周加工部(内周加工部)6,7が形成された感光ドラ
ム基材1が得られた。
内周加工部(内周加工部)6,7が形成された感光ドラ
ム基材1が得られた。
【0025】次に、図4に示すように、浸漬法により感
光ドラム基材1の外周面に感光膜9を42μm厚に塗工
し、感光ドラム本体8を得た。
光ドラム基材1の外周面に感光膜9を42μm厚に塗工
し、感光ドラム本体8を得た。
【0026】図5に示すように、上記各工程の後、ある
いは各工程と並行して、開きコレットチャック14に把
持された、小径軸部13を有する軸フランジ10は、嵌
合部切削バイト16及び軸切削バイト17により嵌合部
11及び小径軸部13がそれぞれ切削される。この際、
嵌合部切削バイト16及び軸切削バイト17は、矢印A
方向及び反矢印A方向すなわち軸フランジ10の中心軸
方向に第1の保持具15を介して往復するのみであり、
加工直径寸法設定後、各バイト16,17の刃先の切り
込み方向(矢印A方向に対して垂直な方向)には第1の
保持具15を移動させないので、直径精度が一定する。
第2の保持具18にはバイト19が保持され、前記2つ
のバイト16,17による切削加工と同時に、このバイ
ト19は第2の保持具18を介して矢印C方向及び反矢
印C方向に送られ、嵌合部11の端面を切削し、突き当
て面29を形成する。
いは各工程と並行して、開きコレットチャック14に把
持された、小径軸部13を有する軸フランジ10は、嵌
合部切削バイト16及び軸切削バイト17により嵌合部
11及び小径軸部13がそれぞれ切削される。この際、
嵌合部切削バイト16及び軸切削バイト17は、矢印A
方向及び反矢印A方向すなわち軸フランジ10の中心軸
方向に第1の保持具15を介して往復するのみであり、
加工直径寸法設定後、各バイト16,17の刃先の切り
込み方向(矢印A方向に対して垂直な方向)には第1の
保持具15を移動させないので、直径精度が一定する。
第2の保持具18にはバイト19が保持され、前記2つ
のバイト16,17による切削加工と同時に、このバイ
ト19は第2の保持具18を介して矢印C方向及び反矢
印C方向に送られ、嵌合部11の端面を切削し、突き当
て面29を形成する。
【0027】図6に示すように、以上の軸フランジ10
の切削加工により、嵌合部11と小径軸部13の同軸度
及び突き当て面29の振れは1μm以下の値が得られ
た。このような切削加工と同様に、図7に示すようなフ
ランジ部材であるギヤフランジ20を切削加工した。な
お、図7中、符号29aは突き当て面を示している。ま
た、軸フランジ10及びギヤフランジ20も通常アルミ
ニウムで形成されている。 図6及び図7にそれぞれ示
したように、軸フランジ10及びギヤフランジ20の嵌
合部11、22の外径は、感光ドラム基材1の内径部と
同じφ38.8±0.003mmであり、嵌合部11、
22の長さは4士0.1mmに作られている。また、軸
フランジ10及びギヤフランジ20の接着部12、23
の外径は、感光ドラム基材1の内径加工残部(内周非加
工部)の内径φ38.5mm(H8)より小さいφ3
8.3±0.03mmに作られた。
の切削加工により、嵌合部11と小径軸部13の同軸度
及び突き当て面29の振れは1μm以下の値が得られ
た。このような切削加工と同様に、図7に示すようなフ
ランジ部材であるギヤフランジ20を切削加工した。な
お、図7中、符号29aは突き当て面を示している。ま
た、軸フランジ10及びギヤフランジ20も通常アルミ
ニウムで形成されている。 図6及び図7にそれぞれ示
したように、軸フランジ10及びギヤフランジ20の嵌
合部11、22の外径は、感光ドラム基材1の内径部と
同じφ38.8±0.003mmであり、嵌合部11、
22の長さは4士0.1mmに作られている。また、軸
フランジ10及びギヤフランジ20の接着部12、23
の外径は、感光ドラム基材1の内径加工残部(内周非加
工部)の内径φ38.5mm(H8)より小さいφ3
8.3±0.03mmに作られた。
【0028】図8に示すように、段差形状に加工された
軸フランジ10の接着部12に接着剤25を一様に塗布
した後、接着部12を、円筒状の感光ドラム基材1の内
周非加工部の一端側に接着するとともに、軸フランジ1
0の嵌合部11を感光ドラム基材1の一端部の内周加工
部6に中間ばめで嵌合させる。また、ギヤフランジ20
の接着部23に接着剤26を塗布した後、接着部23
を、円筒状の感光ドラム基材1の内周非加工部の他端側
に接着するとともに、ギヤフランジ20の嵌合部22を
感光ドラム基材1の他端部の内周加工部7に中間ばめで
嵌合させる。
軸フランジ10の接着部12に接着剤25を一様に塗布
した後、接着部12を、円筒状の感光ドラム基材1の内
周非加工部の一端側に接着するとともに、軸フランジ1
0の嵌合部11を感光ドラム基材1の一端部の内周加工
部6に中間ばめで嵌合させる。また、ギヤフランジ20
の接着部23に接着剤26を塗布した後、接着部23
を、円筒状の感光ドラム基材1の内周非加工部の他端側
に接着するとともに、ギヤフランジ20の嵌合部22を
感光ドラム基材1の他端部の内周加工部7に中間ばめで
嵌合させる。
【0029】すなわち、本実施例の特徴である嵌合とは
「中間ばめ」であり、嵌合部における最大締め代が0.
006mm、最大隙間が0.006mmであるので、軸
10およびギヤフランジ20が最大締め代で嵌合されて
も、感光ドラム基材1の膨らみは無視できるオーダーで
ある。このように、軸フランジ10およびギヤフランジ
20の各接着部12,23に接着剤25,26(瞬間接
着剤、エポキシ接着剤等各種のものが考えられるが、本
実施例では、α−シアノエチルアクリレート系瞬間接着
剤を使用した)を塗布したものを感光ドラム基材1の両
端に挿入し、接着部12,23での強度出しと嵌合部1
1,22での同軸度出し、さらに、軸フランジ10およ
びギヤフランジ20と感光ドラム基材1との突き当て位
置決めとの併用接合で同軸度は2〜5μmの精度で作ら
れた。接着剤25,26は嵌合部11,22を越えて感
光ドラム基材1の外にはみ出すことはなかった。
「中間ばめ」であり、嵌合部における最大締め代が0.
006mm、最大隙間が0.006mmであるので、軸
10およびギヤフランジ20が最大締め代で嵌合されて
も、感光ドラム基材1の膨らみは無視できるオーダーで
ある。このように、軸フランジ10およびギヤフランジ
20の各接着部12,23に接着剤25,26(瞬間接
着剤、エポキシ接着剤等各種のものが考えられるが、本
実施例では、α−シアノエチルアクリレート系瞬間接着
剤を使用した)を塗布したものを感光ドラム基材1の両
端に挿入し、接着部12,23での強度出しと嵌合部1
1,22での同軸度出し、さらに、軸フランジ10およ
びギヤフランジ20と感光ドラム基材1との突き当て位
置決めとの併用接合で同軸度は2〜5μmの精度で作ら
れた。接着剤25,26は嵌合部11,22を越えて感
光ドラム基材1の外にはみ出すことはなかった。
【0030】軸フランジ10及びギヤフランジ20と感
光ドラム基材1との接合においては,感光ドラム基体1
の端部内周加工部6,7の最奥端部と、軸フランジ10
及びギヤフランジ20のそれぞれの外径嵌合部すなわち
切削加工部と非加工部の段とがそれぞれ突き当てられる
ことにより(突き当て面27と突き当て面29との突き
当て、突き当て面28と突き当て面29aとの突き当
て)、感光ドラム基材1と軸10及びギヤフランジ20
との間に相対的な傾きが生ずることはなかった。図9
は、図8に示した感光ドラム基材に曲げ込み加工を加え
た状態を示す図である。すなわち、嵌合部110の端部
に面取り加工を施した後、感光ドラム基材101の端部
を曲げ込み加工して、軸100を抑えたものである。な
お、図示はしていないが、感光ドラム基材101のギヤ
フランジ側も曲げ込み加工が施されている。これによ
り、強度アップが図れ、軸フランジやギヤフランジが位
置ずれを起こしたり、脱落する恐れがなくなるので、硬
化時間を要するエポキシ接着剤等に対しても、硬化待ち
時間を設けることなく、感光ドラムを直ちに洗浄や粗面
加工等の次工程に送ることが可能となった。
光ドラム基材1との接合においては,感光ドラム基体1
の端部内周加工部6,7の最奥端部と、軸フランジ10
及びギヤフランジ20のそれぞれの外径嵌合部すなわち
切削加工部と非加工部の段とがそれぞれ突き当てられる
ことにより(突き当て面27と突き当て面29との突き
当て、突き当て面28と突き当て面29aとの突き当
て)、感光ドラム基材1と軸10及びギヤフランジ20
との間に相対的な傾きが生ずることはなかった。図9
は、図8に示した感光ドラム基材に曲げ込み加工を加え
た状態を示す図である。すなわち、嵌合部110の端部
に面取り加工を施した後、感光ドラム基材101の端部
を曲げ込み加工して、軸100を抑えたものである。な
お、図示はしていないが、感光ドラム基材101のギヤ
フランジ側も曲げ込み加工が施されている。これによ
り、強度アップが図れ、軸フランジやギヤフランジが位
置ずれを起こしたり、脱落する恐れがなくなるので、硬
化時間を要するエポキシ接着剤等に対しても、硬化待ち
時間を設けることなく、感光ドラムを直ちに洗浄や粗面
加工等の次工程に送ることが可能となった。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおり構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0032】請求項1に記載に発明は、電子写真装置用
シリンダーに軸フランジおよびギヤフランジ等のフラン
ジ部材を接合する際に、中間ばめ嵌合と接着との併用結
合により、容易にかつ安価に高精度な同軸度が得られる
とともに、中間ばめ嵌合により電子写真装置用シリンダ
ーの外径の膨らみを極小またはゼロ近くに抑えることが
できる。
シリンダーに軸フランジおよびギヤフランジ等のフラン
ジ部材を接合する際に、中間ばめ嵌合と接着との併用結
合により、容易にかつ安価に高精度な同軸度が得られる
とともに、中間ばめ嵌合により電子写真装置用シリンダ
ーの外径の膨らみを極小またはゼロ近くに抑えることが
できる。
【0033】請求項2に記載の発明は、上記効果の他、
軸フランジおよびギヤフランジ等の軸方向の最終位置決
め精度が向上する。
軸フランジおよびギヤフランジ等の軸方向の最終位置決
め精度が向上する。
【0034】請求項3に記載の発明は、上記効果の他、
電子写真装置用シリンダーの外径端部を中心方向ヘ曲げ
込むことにより、軸フランジを押えることができ、接着
硬化時間を待たずに電子写真装置用シリンダーを直ちに
次工程に送れ、接合時間を短縮できる。
電子写真装置用シリンダーの外径端部を中心方向ヘ曲げ
込むことにより、軸フランジを押えることができ、接着
硬化時間を待たずに電子写真装置用シリンダーを直ちに
次工程に送れ、接合時間を短縮できる。
【0035】請求項4に記載の発明は、高信頼性の感光
ドラムや現像スリーブを備えた電子写真装置を提供でき
る。
ドラムや現像スリーブを備えた電子写真装置を提供でき
る。
【0036】請求項5に記載の発明は、アルミニウムは
鉄鋼材等の他の素材に比べ、寸法精度のよい加工が比較
的容易に行えるものの、フランジ部材の接合及び接合後
の位置ずれに伴って、かじりや変形が発生しやすいこと
から、上記効果が一層顕著なものとなる。
鉄鋼材等の他の素材に比べ、寸法精度のよい加工が比較
的容易に行えるものの、フランジ部材の接合及び接合後
の位置ずれに伴って、かじりや変形が発生しやすいこと
から、上記効果が一層顕著なものとなる。
【図1】本発明の、電子写真装置用シリンダー基材への
フランジ部材接合方法に係わる感光ドラム基材の縦断面
図である。
フランジ部材接合方法に係わる感光ドラム基材の縦断面
図である。
【図2】図1に示した感光ドラム基材の端部の加工状態
を示す図である。
を示す図である。
【図3】図1に示した感光ドラム基材の端部の加工終了
後の縦断面図である。
後の縦断面図である。
【図4】図3に示した感光ドラム基材の外周面に感光膜
を塗布した後の縦断面図である。
を塗布した後の縦断面図である。
【図5】軸フランジの加工状態を示す図である。
【図6】軸フランジの正面図である。
【図7】ギヤフランジの正面図である。
【図8】感光ドラムの縦断面図である。
【図9】感光ドラム基材の端部を曲げ込んで軸フランジ
を押えた状態を示す図である。
を押えた状態を示す図である。
1 感光ドラム基材(電子写真
装置用シリンダー基材) 2 端面 3 内周面切削バイト 4 保持具 5 端面切削バイト 6,7 端部内周加工部 8 感光ドラム本体 9 感光膜 10 軸フランジ(フランジ部
材) 11 嵌合部 12 接着部 13 小径軸部 14 開きコレットチャック 15 第1の保持具 16 嵌合部切削バイト 17 軸切削バイト 18 第2の保持具 19 バイト 20 ギヤフランジ(フランジ部
材) 21 ギヤ 22 嵌合部 23 接着部 24 感光ドラム 25,26 接着剤 27,28,29,29a 突き当て面 100 軸 101 感光ドラム基材 110 嵌合部 120 接着部 240 感光ドラム 250 接着剤 D 端部の内径 L 内周加工長さ
装置用シリンダー基材) 2 端面 3 内周面切削バイト 4 保持具 5 端面切削バイト 6,7 端部内周加工部 8 感光ドラム本体 9 感光膜 10 軸フランジ(フランジ部
材) 11 嵌合部 12 接着部 13 小径軸部 14 開きコレットチャック 15 第1の保持具 16 嵌合部切削バイト 17 軸切削バイト 18 第2の保持具 19 バイト 20 ギヤフランジ(フランジ部
材) 21 ギヤ 22 嵌合部 23 接着部 24 感光ドラム 25,26 接着剤 27,28,29,29a 突き当て面 100 軸 101 感光ドラム基材 110 嵌合部 120 接着部 240 感光ドラム 250 接着剤 D 端部の内径 L 内周加工長さ
Claims (5)
- 【請求項1】 電子写真装置用シリンダー基材の端部に
フランジ部材を接合する方法において、 電子写真装置用シリンダー基材の内周を所定の長さだけ
切削加工して広げて、前記両端部の内周を段差形状にす
るとともに、フランジ部材を、前記電子写真装置用シリ
ンダー基材の内周加工部と嵌合する部分においては中間
ばめで嵌合する寸法に加工し、かつ前記電子写真装置用
シリンダー基材の内周非加工部に入る部分においては前
記内周非加工部より接着代分だけ細めに加工して段差形
状にする工程と、 前記段差形状に加工された前記フランジ部材の接着部
を、前記電子写真装置用シリンダー基材の内周非加工部
に接着するとともに、前記フランジ部材の嵌合部を前記
電子写真装置用シリンダー基材の内周加工部に中間ばめ
で嵌合させる工程と、を有することを特徴とする、電子
写真装置用シリンダー基材へのフランジ部材接合方法。 - 【請求項2】 前記電子写真装置用シリンダー基材及び
前記フランジ部材のそれぞれの嵌合部を加工する際、前
記電子写真装置用シリンダー基材及び前記フランジ部材
のそれぞれの端面を突き当てて、中心軸方向の位置決め
をする突き当て面を段差部に設ける、請求項1に記載の
電子写真装置用シリンダー基材へのフランジ部材接合方
法。 - 【請求項3】 前記電子写真装置用シリンダー基材の端
部の全周または一部を中心方向に曲げ込む工程を有す
る、請求項1または2に記載の電子写真装置用シリンダ
ー基材へのフランジ部材接合方法。 - 【請求項4】 前記電子写真装置用シリンダー基材は感
光ドラム基材あるいは現像スリーブ基材であり、前記フ
ランジ部材は、軸を有する軸フランジあるいはギヤフラ
ンジである、請求項1乃至3に記載の電子写真装置用シ
リンダー基材へのフランジ部材接合方法。 - 【請求項5】 前記電子写真装置用シリンダー基材はア
ルミニウムで形成されている請求項1乃至4に記載の電
子写真装置用シリンダー基材へのフランジ部材接合方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137293A JPH06254725A (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 電子写真装置用シリンダー基材へのフランジ部材接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137293A JPH06254725A (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 電子写真装置用シリンダー基材へのフランジ部材接合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06254725A true JPH06254725A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12606598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4137293A Pending JPH06254725A (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 電子写真装置用シリンダー基材へのフランジ部材接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06254725A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011123454A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 端部蓋部品及びその製造方法、像保持体、画像形成組立体並びに画像形成装置 |
| JP2011123453A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 端部蓋部品及びその製造方法、像保持体、画像形成組立体並びに画像形成装置 |
| JP2015125086A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | インダクタンス式回転角度検出装置及びそれを備えたモータ駆動式の絞り弁制御装置 |
| WO2019124337A1 (ja) * | 2017-12-21 | 2019-06-27 | 株式会社ヴァレオジャパン | 電磁クラッチ用アーマチャアッセンブリ及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-03-02 JP JP4137293A patent/JPH06254725A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011123454A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 端部蓋部品及びその製造方法、像保持体、画像形成組立体並びに画像形成装置 |
| JP2011123453A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 端部蓋部品及びその製造方法、像保持体、画像形成組立体並びに画像形成装置 |
| JP2015125086A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | インダクタンス式回転角度検出装置及びそれを備えたモータ駆動式の絞り弁制御装置 |
| WO2019124337A1 (ja) * | 2017-12-21 | 2019-06-27 | 株式会社ヴァレオジャパン | 電磁クラッチ用アーマチャアッセンブリ及びその製造方法 |
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