JPH06255856A - 紙葉保留装置 - Google Patents

紙葉保留装置

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JPH06255856A
JPH06255856A JP5041418A JP4141893A JPH06255856A JP H06255856 A JPH06255856 A JP H06255856A JP 5041418 A JP5041418 A JP 5041418A JP 4141893 A JP4141893 A JP 4141893A JP H06255856 A JPH06255856 A JP H06255856A
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Hiroshi Tanaka
寛 田中
Motoatsu Tsujikawa
元淳 辻川
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Takamisawa Cybernetics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数枚の紙幣等の紙葉類を適正な
集積状態で保留することのできる、処理速度の優れた紙
葉保留装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明による紙葉保留装置は、上面が紙葉類
(P)を載置する載置面となっている載置板(50)
と、この載置板の載置面に載置された紙葉類を送出する
よう、一部が載置面に沿って配置されている送出ベルト
(62)と、載置板から上方に所定の間隔を置いた紙葉
進入可能位置、及び、載置板の載置面に載置された紙葉
類を送出ベルトに対して押圧する押え位置の間で移動可
能に設けられた押え部材(70)とを備えたことを特徴
とする。押え部材は複数枚の紙葉類を一括して送り出す
ために必要であるが、紙葉類を載置板に載置する際に載
置板の上方位置に移動させることができるので、紙葉類
の進入を妨げることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣等の紙葉類を処理
するための紙葉処理装置に関し、より詳細には、紙葉処
理装置内で紙葉類を一時的に保留するために用いられる
紙葉保留装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動券売機や飲料等の自動販売機等で用
いられている紙幣用の紙葉処理装置(以下、「紙幣処理
装置」という)としては従来から種々の型式があるが、
そのいずれも、基本的には、挿入された紙幣の種別を鑑
別する紙幣鑑別部と、この紙幣鑑別部で鑑別された金種
に応じて決定された搬送経路に沿って紙幣を搬送する紙
幣搬送部と、搬送された紙幣を収容する紙幣収容部とを
備えている。
【0003】また、一万円券や五千円券等の高額紙幣の
使用が可能な紙幣処理装置においては釣り札処理機構が
設けられており、複数枚の紙幣を釣り札として紙幣返却
口に払い出すことができるようになっている。釣り札を
払い出す方式としては、使用者の利便等を考慮して、複
数枚の紙幣を揃えた状態で払い出す一括払出し方式を採
るのが一般的である。従って、釣り札処理機構付きの紙
幣処理装置の場合、複数枚の紙幣を集積状態で一時的に
保留する紙幣保留装置を備えた出金集積部が紙幣返却口
の直前に設けられている。
【0004】従来一般の紙幣保留装置としては、例えば
特開平3−83762号公報に開示された装置がある。
この装置は、図7に示すように、上下一対の平ベルト
1,2を備えている。上側の平ベルト1は、これが巻き
掛けられている一方のプーリ3の軸線を中心として揺動
可能となっており、下方に揺動させた場合、下側の平ベ
ルト2との間で紙幣Pを挟み送出することができるよう
になっている。また、上下の平ベルト1,2間には、上
側の平ベルト1に連動して動作するガイドベース4及び
保留バー5が設けられている。保留バー5は2本あり、
紙幣Pの進行方向に平行に配置され、その上に紙幣Pの
左右各側縁部が載置される。
【0005】図7の(a)は紙幣進入可能状態を示して
おり、上側の平ベルト1と保留バー5とのなす角が最も
大きくなっている。この状態において、紙幣Pが所定の
搬送経路を通って送り込まれると、紙幣Pはストッパフ
ィンガ6まで進入し、その左右両側縁部が保留バー5に
より支持される。
【0006】次に、図7の(b)に示すように、上側の
平ベルト1を下方に揺動させると、当該平ベルト1は保
留バー5の間を通り、保留バー5により支持されていた
紙幣Pを下側の平ベルト2上に押し出す。その結果、紙
幣Pは上下の平ベルト1,2間で挟持される。この後、
上側の平ベルト1を元の紙幣進入可能状態に戻すと、図
7の(c)に示すように、ガイドベース4は下側の平ベ
ルト2よりも上方の位置に戻り、紙幣Pはガイドベース
4と保留バー5との間で保留される。
【0007】以上の工程を繰り返すことで、紙幣保留装
置に順次送り込まれる紙幣Pはガイドベース4と保留バ
ー5との間で揃えられた集積状態で一時的に保留され
る。そして、最後の紙幣Pが送り込まれ、図7の(b)
に示す状態となったところで平ベルト1,2を循環駆動
させると、複数枚の紙幣Pが一括して矢印A方向に送り
出され、紙幣返却口(図示しない)から払い出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の紙幣保留装置は、紙幣進入可能状態における上
側の平ベルト1と保留バー5との間のなす角が比較的小
さいため、紙幣Pの先端が折れ曲がっているような場合
には、紙幣Pが所定位置に配置されない恐れがある。か
かる場合には、複数枚の紙幣Pを適正に揃えることがで
きないばかりか、紙詰まりの原因ともなる。
【0009】また、この従来の紙幣保留装置は、紙幣P
が送り込まれる毎に上側の平ベルト1を揺動させる必要
があるので、処理速度に一定の限界がある。即ち、平ベ
ルト1が下方に揺動している間は、紙幣Pを送り込むこ
とができず、待ち時間を設ける必要があるという問題点
がある。
【0010】更に、図7の(a)及び(c)に示す紙幣
進入可能状態においては、紙幣Pをストッパフィンガ6
まで強制的に送り込むために、上側の平ベルト1を循環
駆動状態とするが、紙幣Pをガイドベース4に移し替え
る時(図7の(b)の状態)には、紙幣Pが紙幣返却口
に送出されないよう、当該平ベルト1の駆動を停止する
必要がある。従って、平ベルト1を駆動させるモータの
オンオフが頻繁に行われるため、モータに負担がかかる
傾向がある。
【0011】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、複数枚の紙幣等の紙葉
類を適正な集積状態で保留することのできる、処理速度
の優れた紙葉保留装置(紙幣保留装置)であって、モー
タ等の駆動源のオンオフを頻繁に行う必要のないものを
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による紙葉保留装置は、上面が紙葉類を載置
する載置面となっている載置板と、この載置板の載置面
に載置された紙葉類を送出するよう、一部が前記載置面
に沿って配置されている送出ベルトと、載置板から上方
に所定の間隔を置いた紙葉進入可能位置、及び、載置板
の載置面に載置された紙葉類を送出ベルトに対して押圧
する押え位置の間で移動可能に設けられた押え部材と、
を備えることを特徴としている。
【0013】押え部材としては、互いに平行に配置され
た1対のプーリと、これらのプーリ間に巻き掛けられた
押えベルトとから構成されているものが好適であり、押
え部材が押え位置にある場合、押えベルトと送出ベルト
との間で紙葉類を挟持して送出可能となっている。
【0014】
【作用】上述したように、本発明による紙葉保留装置は
押え部材を備え、載置板上に載置された紙葉類を押える
ことにより、複数枚の紙葉類の一括送出を可能としてい
る。
【0015】また、この押え部材は、載置板から上方に
離隔した位置に移動させることができる。押え部材を載
置板よりも十分に高い位置に配置した場合、紙葉類を載
置板上に送り込む際に押え部材が障害物となることはな
く、よって、紙葉類を載置板の載置面上に積み重ねてい
くことができる。
【0016】押え部材を押えベルトから構成した場合に
は、紙葉類の押圧面積が広くなり、複数枚の紙葉類を確
実に一括送出することが可能となり好ましい。
【0017】
【実施例】以下、図面と共に本発明の好適な実施例につ
いて詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明による紙幣保留装置を出金
集積部に有する紙幣処理装置を概略的に示した構成図で
ある。
【0019】図示の紙幣処理装置は一万円券,五千円券
及び千円券の使用が可能な機種であり、釣り札払出し機
能、リジェクト・回収機能等を備えている。この紙幣処
理装置は大きく分けて、紙幣鑑別部10、紙幣搬送部1
2、紙幣収容部14、及び、本発明による紙幣保留装置
を有する出金集積部16から構成されている。
【0020】紙幣鑑別部10は既知の装置によって構成
され、紙幣挿入口18から挿入された紙幣は、この紙幣
鑑別部10においてその真贋及び金種が判定された後、
紙幣搬送部12へ送られる。
【0021】紙幣搬送部12は、紙幣処理装置のフレー
ム板20に立設された多数のプーリ22間に掛け渡され
た複数本の搬送ベルト24から成り、種々の搬送経路を
形成している。紙幣鑑別部10で金種鑑別が行われた紙
幣は、その金種に応じた搬送経路を通って紙幣収容部1
4に送られ、最終的には千円券収容箱26、五千円券収
容箱28、一万円券収容箱30のいずれかに収容され
る。
【0022】また、釣り札を払い出す場合、千円券又は
五千円券をそれぞれの収容箱26,28から取り出し、
1枚ずつ紙幣搬送部12の出金用搬送経路を通して出金
集積部16に搬送する。出金集積部16では、送られて
来た紙幣を一時的に保留すると共に、互いに重ね合わせ
た集積状態とする。そして、その紙幣を釣り札として、
集積状態のまま一括して紙幣返却口32に送出するよう
になっている。以上の動作については本出願人による特
願平4−301572号明細書にも詳細に示されてい
る。
【0023】ここで、出金集積部16に設けられている
本発明による紙幣保留装置について更に詳細に説明す
る。
【0024】この紙幣保留装置は、図2及び図3に示す
ように、紙幣搬送部12の出金用搬送経路の出口部34
から送り出された紙幣Pを載置し保留する載置板50を
有している。この載置板50は、紙幣搬送部12の出口
部34よりも下方の位置にてフレーム板20に固定され
ている。また、その平坦な上面は紙幣Pを載置する載置
面となっており、かかる載置面は紙幣Pの進入方向に沿
って下方に傾斜されている。
【0025】図2のIV−IV線に沿っての矢視図であ
る図4に明示するように、載置板50の最下端(図2及
び図3の右側端部)側には切欠き52が設けられてお
り、この切欠き52を通してストッパフィンガ54が突
出されている。このストッパフィンガ54は、載置板5
0の下面側に配置されたソレノイド式アクチュエータ5
6を制御することにより、載置板50の載置面から引き
下げられるようになっている。
【0026】載置板50の前後位置にはそれぞれプーリ
58,60が設けられ、これらのプール58,60の回
転軸線は紙幣搬送部12におけるプーリ22の回転軸線
と平行に配置されている。これらのプーリ58,60間
には、載置板50に載置された紙幣Pを紙幣返却口32
に送り出すための平ベルト(以下、「送出ベルト」と称
する)62が巻き掛けられており、その上側部分は載置
板50の載置面に沿って延びている。
【0027】送出ベルト62が掛けられている一方のプ
ーリ58は回転軸64に固定されており、この回転軸6
4の両端には紙幣搬送部12の搬送ベルト24aが巻き
掛けられるプーリ22aが固定されている。また、プー
リ22aには、紙幣搬送部12の他の搬送ベルト24b
が搬送ベルト24aと重ね合わせるように当接されてい
る。従って、搬送ベルト24bが循環駆動されると、そ
の駆動力がプーリ22a、回転軸64及びプーリ58に
伝えられ、その結果、送出ベルト62も循環駆動され
る。また、搬送ベルト24bの駆動はモータ66により
制御されるが、モータ66は正逆両方向に回転可能とな
っているため、モータ66の回転方向を切り換えること
によって搬送ベルト24b、ひいては送出ベルト62の
循環駆動方向を正逆いずれかの方向に切り換えることが
できる。
【0028】一方、載置板50の上方には一定の間隔を
置いて押え部材70が配置されている。この押え部材7
0は、図5に示すように、互いに平行に配置された1対
のプレート72a,72bと、これらのプレート72
a,72bの各端部間に横架された支持軸74,76と
を備えている。一方の支持軸74にはプーリ78が回転
可能に取り付けられている。また、他方の支持軸76に
もプーリ80が取り付けられているが、支持軸76と一
体的に回転するよう、適宜手段により支持軸76に固定
されている。この支持軸76の両端部はプレート72
a,72bを貫通して外方に突出しており、その突出部
分には摩擦車82が固定されている。更に、プーリ7
8,80間には平ベルト(以下、「押えベルト」と称す
る)84が巻き掛けられている。この押えベルト84の
下側部分はプレート72a,72bの下縁部よりも下方
位置に配置されている。
【0029】押え部材70は揺動アーム86a,86b
を介してフレーム板20に取り付けられている。より詳
細に述べるならば、押え部材70のプレート72a,7
2bの略中央部には1本の支持軸88が貫通して設けら
れており、この支持軸88の各端部に揺動アーム86
a,86bの一端が枢支されている。また、これらの揺
動アーム86a,86bの他端は共に、フレーム板20
を貫通して支持された支持軸90に固定されている。従
って、揺動アーム86a,86bを揺動させることで、
押え部材70は上下動されることになる。
【0030】押え部材70は揺動アーム86a,86b
に対しても揺動可能となっているが、一方の揺動アーム
86aとプレート72aとの間に配設されたねじりコイ
ルばね92のばね力により、押え部材70は図2に示す
矢印B方向に回動するよう常時付勢されている。
【0031】揺動アーム86a,86bはモータ94に
よって揺動されるようになっているが、その揺動動作は
フレーム板20の裏面側に設けられたカム伝動機構によ
り達成される。カム伝動機構は、図6に示すように、モ
ータ94の回転軸96に固定されたクランク98と、揺
動アーム86a,86bを支持している支持軸90に固
定されたクランク100と、これらのクランク98,1
00間に配置された揺動バー102とから構成されてい
る。揺動バー102は、その中間部の適宜位置104に
てフレーム板20に枢支されている。また、揺動バー1
02の下部部分には長穴106が形成されており、この
長穴106にモータ94側のクランク98の先端部のピ
ン108が挿入されている。更に、揺動バー102の上
部部分にも長穴110が形成されており、この長穴11
0に揺動アーム86a,86b側のクランク100の先
端部のピン112が挿入されている。
【0032】かかる構成においては、モータ94を駆動
させクランク98を回転させると、揺動バー102が一
定の角度内で枢支点104を中心として揺動し、その動
きに伴ってクランク100も揺動される。これによっ
て、クランク100に支持軸90を介して連結された揺
動アーム86a,86bも揺動されるのである。
【0033】図2は、揺動アーム86a,86bが最も
持ち上げられた状態、即ち紙幣Pの進入を可能とする紙
幣進入可能位置を示している。この状態において、押え
部材70は載置板50から上方に十分に離れた位置とな
る。具体的には、紙幣Pが紙幣搬送部12の出口部34
から送出された際に、紙幣Pの先端部が多少折れ曲がっ
ていても、押え部材70が紙幣Pの進行を妨げない高さ
位置に配置される。
【0034】この位置において、押え部材70の摩擦車
82は隣接の搬送ベルト24cに接するようになってい
る。摩擦車82が搬送ベルト24cに接することで、搬
送ベルト24cが循環駆動されると、摩擦車82がプー
リ80と一体的に回転し、それによって押え部材70の
押えベルト84も循環駆動される。また、摩擦車82が
搬送ベルト24cに接すると、押え部材70に矢印B方
向とは逆方向の力が加えられ、ねじりコイルばね92の
ばね力に抗して押え部材70は図2の状態で保持され
る。尚、符号114は揺動アーム86a,86bに固定
されたストッパピンであり、押え部材70のプレート7
2a,72bの上縁部に接することで、押え部材70と
揺動アーム86a,86bのなす角が過度に小さくなる
のを防いでいる。
【0035】また、図3は揺動アーム86a,86bを
降ろした状態、即ち載置板50上に載置された紙幣Pを
押え部材70が押える押え位置を示している。この押え
位置においては、押え部材70は搬送ベルト24cから
分離され、押えベルト84の下側部分が載置板80の載
置面上に位置している送出ベルト62に当接する。
【0036】以上、本発明による紙幣保留装置の一実施
例の構成について説明したが、紙幣処理装置の出金集積
部16はこの紙幣保留装置の他に、保留された紙幣Pを
紙幣返却口32に払い出すための払出しベルト120を
備えている。この払出しベルト120は、紙幣保留装置
のプーリ60と同軸に設けられたプーリ122と、紙幣
返却口32の手前に設けられたプーリ124との間に巻
き掛けられている。プーリ60とプーリ122とは回転
軸126に固定されているので、送出ベルト62の循環
駆動により払出しベルト120も駆動される。また、紙
幣返却口32の手前の位置には、この払出しベルト12
0に接するよう押圧ベルト128が配置されており、紙
幣Pは払出しベルト120と押圧ベルト128との間を
通って紙幣返却口32に払い出されるようになってい
る。
【0037】尚、図2及び図3において符号130はガ
イドプレートであり、紙幣Pがストッパフィンガ54を
越えてしまうような事態を防止するためのものである。
また、符号132,134はフォトセンサ対であり、紙
幣Pが紙幣搬送部12から送り込まれた紙幣が存在する
ことを確認するためのものである。
【0038】このような構成において、次に、本発明の
作用について説明する。
【0039】複数枚の紙幣P、例えば千円券が釣り札と
して支払われる場合、紙幣Pは1枚づつ紙幣収容部14
から搬出され、紙幣搬送部12の所定の搬送経路を通っ
て出口部34に搬送される。この時、各構成要素は図2
の状態にあり、紙幣搬送部12の搬送ベルト24bは図
2の矢印C方向に駆動されているので、プーリ22aは
矢印D方向に回転し、よって送出ベルト62も同方向に
循環駆動される。また、揺動アーム86a,86bは上
方に持ち上げられた紙幣進入可能位置となっており、押
え部材70の摩擦車82は搬送ベルト24cに接してい
る。搬送ベルト24cは矢印E方向に駆動されているの
で、押え部材70の押えベルト84は矢印F方向に駆動
される。
【0040】この状態で、紙幣搬送部12の出口部34
から第1枚目の紙幣Pが送り出されると、慣性力及び重
力によってその紙幣Pは紙幣保留装置の載置板50上に
落下、滑動し、先端がストッパフィンガ54に接して停
止する。この際、紙幣Pが上方に捲れ上がるような動き
をみせることが考えられるが、押え部材70の押えベル
ト84により上方への動きが補正され、確実に紙幣Pは
載置板50に載置される。また、紙幣Pがストッパフィ
ンガ54に達しなかった場合も、送出ベルト62が循環
駆動しているため、紙幣Pはストッパフィンガ54まで
確実に移動される。尚、ストッパフィンガ54に接した
後は、送出ベルト62の駆動によって紙幣Pが丸められ
る等の不具合は生じず、紙幣Pに適当な振動が与えられ
るに止まる。
【0041】このように第1枚目の紙幣Pが載置板50
に載置されたならば、第2枚目の紙幣Pが送り出され
る。この第2枚目の紙幣Pも第1枚目と同様にして載置
板50に載置され、その結果、第1枚目の紙幣Pの上に
積み重ねられる。このようにして、紙幣搬送部12から
送られて来る紙幣Pは載置板50の上で順次積み重ねら
れる。この間、送出ベルト64の動作により振動が載置
板50上の紙幣Pに与えられ、かつ、載置板50が傾斜
されているので、紙幣Pの一端はストッパフィンガ54
の位置で揃えられる。
【0042】この後、モータ94を制御し、図3に示す
ように、揺動アーム86a,86bを下方に揺動させて
押え部材70を載置板50上に降ろすと共に、送出ベル
ト62の駆動方向を反転させる。
【0043】揺動アーム86a,86bが下方に揺動さ
れるにつれ、押え部材70が載置板50に向かって移動
するが、その際、ねじりコイルばね92の作用により、
押えベルト84はプーリ78側から紙幣Pに接してい
く。そして、最終的に押えベルト84の下側部分全体が
紙幣Pを押えた状態においては、プーリ78の側でより
強い押圧力が作用する。これは、複数枚の紙幣Pを束の
状態で一括して紙幣返却口32に送り出す際に、束がば
らけるのを防止する効果がある。
【0044】押え部材70が紙幣Pを押えた状態で、送
出ベルト62の駆動方向が図3の矢印G方向に反転され
ると、紙幣Pの束は払出しベルト120と押圧ベルト1
28の間に送り込まれ、そして、紙幣返却口32に払い
出される。
【0045】尚、紙幣返却口32に払い出された紙幣P
の束の末端は、払出しベルト120と押圧ベルト128
との間で挟持されており、一定時間内に紙幣Pが引き取
られなかった場合には、リジェクト収納箱36(図1参
照)に回収されるようになっている。即ち、一定時間経
っても紙幣Pが紙幣返却口32から取り出されなかった
場合、払出しベルト120及び紙幣保留装置の送出ベル
ト62が再度反転されると共に、ストッパフィンガ54
がソレノイド式アクチュエータ56の制御により載置板
50の載置面から引き下げられる。その結果、紙幣Pは
払出しベルト120及び送出ベルト上を矢印G方向とは
逆方向に進み、紙幣搬送部12のリジェクト搬送経路に
送り込まれ、リジェクト収納箱36に収納される。
【0046】以上、釣り札払出し時における本発明の紙
幣保留装置の作用について説明したが、この紙幣保留装
置は釣り札の払出しのみならず、紙幣強制返却時にも用
いられる。紙幣処理装置においては、一旦挿入された紙
幣を、何らかの理由で強制的に紙幣返却口32に返却さ
せる場合があり、返却紙幣は出金集積部16に送られ
る。かかる場合に、紙幣保留装置は釣り札払出しの場合
と全く同様に動作し、返却紙幣を一時的に集積状態で保
留する。
【0047】以上は本発明の好適な実施例であるが、本
発明はこの実施例に限られず、種々変更可能である。
【0048】例えば、上記実施例では、紙幣に対する押
圧面積を可能な限り広くするという目的で、押え部材7
0を押えベルト84から成るものとしているが、複数の
ローラで紙幣を押えるような構造としても良い。
【0049】また、押え部材70を上下させる機構も揺
動アーム86a,86bに限られず、その他の適当な上
下駆動機構を採用することが可能である。
【0050】更に、載置板50の載置面を傾斜させる必
要は必ずしもなく、紙幣を載置面の所定位置に送り込む
ことが可能であれば、水平であっても良い。
【0051】また、上記実施例は紙幣保留装置に関する
ものであるが、本発明は、紙幣以外の紙葉類、例えば旅
行小切手や施設利用券の自動販売機に対して適用可能で
あり、また、その設置位置も紙葉類の一時保留が必要な
位置であれば、紙幣処理装置の出金集積部に限られな
い。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、紙
幣等の紙葉類を送り出す際に必要とされる押え部材を、
載置板から上方に十分に離れた位置に配置することがで
きるので、押え部材が紙葉類の進入を妨げることがな
く、紙葉類を適正な集積状態で載置板上に載置、保留さ
せることができる。
【0053】また、紙葉類を載置板上に送り込む間、押
え部材は載置板の上方位置で固定されているので、紙葉
類の流れが妨げられることがなく、迅速な処理が可能と
なる。
【0054】更に、本発明の紙葉保留装置は、上述した
従来の紙葉保留装置に比して構成部材の動きが単純であ
り、駆動源の負担が少なく、消費電力も少なくて済む、
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な紙幣処理装置の概略構成図
である。
【図2】本発明により構成された紙幣保留装置を示す側
面図であり、押え部材が紙幣進入可能位置にある状態を
示している。
【図3】本発明による紙幣保留装置を示す図2と同様な
側面図であり、押え部材が押え位置にある状態を示して
いる。
【図4】図2のIV−IV線に沿っての矢視図であり、
載置板の構成を示す図である。
【図5】図2のV−V線に沿っての矢視図であり、押え
部材の構成を示す図である。
【図6】押え部材を上下動させるためのカム伝動機構を
示す、フレーム板の背面側から見た図である。
【図7】従来の紙幣保留装置を示す説明図である。
【符号の説明】
10…紙幣鑑別部、12…紙幣搬送部、14…紙幣収容
部、16…出金集積部、18…紙幣挿入部、20…フレ
ーム板、24,24a,24b,24c…搬送ベルト、
32…紙幣返却口、34…出口部、50…載置板、54
…ストッパフィンガ、62…送出ベルト、70…押え部
材、78,80…プーリ、84…押えベルト、86a,
86b…揺動アーム、92…ねじりコイルばね、94…
モータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が紙葉類を載置する載置面となって
    いる載置板と、 前記載置板の前記載置面に載置された紙葉類を送出する
    よう、一部が前記載置面に沿って配置されている送出ベ
    ルトと、 前記載置板から上方に所定の間隔を置いた紙葉進入可能
    位置と、前記載置板の前記載置面に載置された紙葉類を
    前記送出ベルトに対して押圧する押え位置との間で移動
    可能に設けられた押え部材と、 を備えることを特徴とする紙葉保留装置。
  2. 【請求項2】 前記押え部材は、互いに平行に配置され
    た1対のプーリと、該プーリ間に巻き掛けられた押えベ
    ルトとを備えており、前記押え位置にある場合に、前記
    押えベルトと前記送出ベルトとの間で紙葉類を挟持して
    送出可能となっていることを特徴とする請求項1記載の
    紙葉保留装置。
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