JPH0625605Y2 - エンジンのバルブ駆動機構 - Google Patents
エンジンのバルブ駆動機構Info
- Publication number
- JPH0625605Y2 JPH0625605Y2 JP1987003556U JP355687U JPH0625605Y2 JP H0625605 Y2 JPH0625605 Y2 JP H0625605Y2 JP 1987003556 U JP1987003556 U JP 1987003556U JP 355687 U JP355687 U JP 355687U JP H0625605 Y2 JPH0625605 Y2 JP H0625605Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve lifter
- valve
- cam
- lifter
- hole
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエンジンの動弁機構に関し、更に詳しくは直接
駆動式オーバーヘッドカムシャフト方式のエンジンのバ
ルブ駆動機構に関するものである。
駆動式オーバーヘッドカムシャフト方式のエンジンのバ
ルブ駆動機構に関するものである。
従来の直接駆動式オーバーヘッドカムシャフト方式のエ
ンジンのバルブ駆動機構は第4図に示すようにバルブス
テム1の先端部1a周りのシリンダヘッド2内に前記バ
ルブステム1と共軸の筒形状のバルブリフタ孔3を形成
し、該バルブリフタ孔3内にカップ状のバルブリフタ4
を摺動可能な微小間隙を以て挿入し、前記バルブリフタ
4の頂壁の内面4aを前記バルブステム先端部1aに当
接せしめると共に前記バルブリフタ頂壁の外面4bをシ
ム5を介してカムシャフトのカム6と接触せしめるよう
に構成されている。また、運転中バルブリフタ4を回転
させて偏摩耗を防ぎ騒音を小さくするためにカム6はそ
の中心がバルブリフタ4の軸心に対して僅かに偏倚した
位置でリフタ頂壁の外面4bとシム5を介して当接して
いる。
ンジンのバルブ駆動機構は第4図に示すようにバルブス
テム1の先端部1a周りのシリンダヘッド2内に前記バ
ルブステム1と共軸の筒形状のバルブリフタ孔3を形成
し、該バルブリフタ孔3内にカップ状のバルブリフタ4
を摺動可能な微小間隙を以て挿入し、前記バルブリフタ
4の頂壁の内面4aを前記バルブステム先端部1aに当
接せしめると共に前記バルブリフタ頂壁の外面4bをシ
ム5を介してカムシャフトのカム6と接触せしめるよう
に構成されている。また、運転中バルブリフタ4を回転
させて偏摩耗を防ぎ騒音を小さくするためにカム6はそ
の中心がバルブリフタ4の軸心に対して僅かに偏倚した
位置でリフタ頂壁の外面4bとシム5を介して当接して
いる。
上記の従来技術によるエンジンのバルブ駆動機構につい
ては、エンジンを運転後分解してみると、第5図に示す
ようにバルブリフタ4の外側面4cの当たりは、バルブ
リフタの上端部4ce及び下端部4cdのみに起きており、
特に下端部4cd部には強い当たりがある。また、前記の
通り、カム6とバルブリフタ4とが偏倚しているにかか
わらず、運転中のバルブリフタ4の回転が少ない物が見
られ、この様なリフタ使用箇所では、バルブステムの先
端部1aのバルブリフタ4の頂壁の内面4aへの当りや
シム5のカム6への当たりも悪く、このために摩擦が増
大し偏摩耗や騒音発生の原因となり、潤滑の悪いときは
かじり等も発生する。
ては、エンジンを運転後分解してみると、第5図に示す
ようにバルブリフタ4の外側面4cの当たりは、バルブ
リフタの上端部4ce及び下端部4cdのみに起きており、
特に下端部4cd部には強い当たりがある。また、前記の
通り、カム6とバルブリフタ4とが偏倚しているにかか
わらず、運転中のバルブリフタ4の回転が少ない物が見
られ、この様なリフタ使用箇所では、バルブステムの先
端部1aのバルブリフタ4の頂壁の内面4aへの当りや
シム5のカム6への当たりも悪く、このために摩擦が増
大し偏摩耗や騒音発生の原因となり、潤滑の悪いときは
かじり等も発生する。
上記の原因はバルブリフタ4が最近軽量化のために極め
て薄くできているために、第6図に示す通り運転中バル
ブリフタ4の頂壁の外面4bの中央部がαの方向に摺動
するカム6に押されて接触荷重Fが矢印の方向に作用す
るとバルブリフタ4の頂壁が中くぼみの状態に変形し、
またカム6とバルブリフタ4との摩擦熱による熱応力も
バルブリフタ4の上部を凹ませる作用をする。それに伴
いバルブリフタ4の下端部4cdが外方に反り出して広が
り、その外径が大きくなりこの部分がバルブリフタ孔3
に強く当るために、バルブリフタの下端部4cdに特に強
い当たりが起きていると考えられる。又エンジンの高速
回転化にともない、実際にバルブリフタとカムとの接触
荷重が増大し、またバルブリフタのステム(外筒面)に
加わる荷重も増大し、このためにリフタ下端部の破損も
起こる。第6図の実線はバルブリフタ4の最初の形状、
点線は変形後の形状、eは下端部の変形量を示す。この
リフタ下端部4cdのみの当たりを解消するには、バルブ
リフタ自身の剛性を上げることも考えられるがこれは重
量が増加するために望ましくない。また、運転中にバル
ブリフタは、バルブリフタ孔の軸線に対してその軸線が
ある程度傾いた首振り運動をしながら上下している。こ
のためにリフタの上端部4ceと下端部4cdとはバルブリ
フタ孔の内壁に強く接触し、このために第5図に示すよ
うな当たりがリフタの上端部4ceと下端部4cdに生じ、
リフタ孔の内壁も偏摩耗する。
て薄くできているために、第6図に示す通り運転中バル
ブリフタ4の頂壁の外面4bの中央部がαの方向に摺動
するカム6に押されて接触荷重Fが矢印の方向に作用す
るとバルブリフタ4の頂壁が中くぼみの状態に変形し、
またカム6とバルブリフタ4との摩擦熱による熱応力も
バルブリフタ4の上部を凹ませる作用をする。それに伴
いバルブリフタ4の下端部4cdが外方に反り出して広が
り、その外径が大きくなりこの部分がバルブリフタ孔3
に強く当るために、バルブリフタの下端部4cdに特に強
い当たりが起きていると考えられる。又エンジンの高速
回転化にともない、実際にバルブリフタとカムとの接触
荷重が増大し、またバルブリフタのステム(外筒面)に
加わる荷重も増大し、このためにリフタ下端部の破損も
起こる。第6図の実線はバルブリフタ4の最初の形状、
点線は変形後の形状、eは下端部の変形量を示す。この
リフタ下端部4cdのみの当たりを解消するには、バルブ
リフタ自身の剛性を上げることも考えられるがこれは重
量が増加するために望ましくない。また、運転中にバル
ブリフタは、バルブリフタ孔の軸線に対してその軸線が
ある程度傾いた首振り運動をしながら上下している。こ
のためにリフタの上端部4ceと下端部4cdとはバルブリ
フタ孔の内壁に強く接触し、このために第5図に示すよ
うな当たりがリフタの上端部4ceと下端部4cdに生じ、
リフタ孔の内壁も偏摩耗する。
これらの対応策として従来第7図に示すように、バルブ
リフタ4の外側面4cの外径寸法が外側面4cの中央部
4ccより両端部側に向けて滑かに縮径する凸状曲面部を
形成するようなバルブリフタ4を用いる提案がなされ
た。(実開昭61-66604号公報参照)しかしこの形式のバ
ルブリフタを用いた場合には運転中のバルブリフタの傾
き量がかえって増して当りが強くなり、かえって騒音が
増す傾向があり、また、この型式にしても第6図に示す
ような変形を避けることはできない。更に外側面を曲面
に仕上げるにはその製作に手間がかかりコスト高とな
る。
リフタ4の外側面4cの外径寸法が外側面4cの中央部
4ccより両端部側に向けて滑かに縮径する凸状曲面部を
形成するようなバルブリフタ4を用いる提案がなされ
た。(実開昭61-66604号公報参照)しかしこの形式のバ
ルブリフタを用いた場合には運転中のバルブリフタの傾
き量がかえって増して当りが強くなり、かえって騒音が
増す傾向があり、また、この型式にしても第6図に示す
ような変形を避けることはできない。更に外側面を曲面
に仕上げるにはその製作に手間がかかりコスト高とな
る。
上記の問題点を解決するために本考案は、吸気或いは排
気バルブステムの先端部周りのシリンダヘッド内に前記
バルブステムと共軸の筒形状のバルブリフタ孔を形成
し、該バルブリフタ孔内にその中で摺動できるような微
小間隙を以てカップ状のバルブリフタを挿入し、前記バ
ルブリフタの頂壁の内面を前記バルブステムの先端部に
当接せしめると共に前記バルブリフタ頂壁の外面をシム
を介してカムシャフトのカムと接触せしめるようにした
直接駆動式オーバーヘッドカムシャフト方式のエンジン
のバルブ駆動機構において、 前記バルブリフタ孔の形状をカム軸方向側の内径よりも
カム摺動方向側の内径を大きくした一定の形状の断面を
有する筒形状としたことを特徴とするエンジンのバルブ
駆動機構を提供する。すなわち、従来のリフタ側の形状
の工夫では解決しなかった問題点を、本考案は、リフタ
孔側の形状を工夫することによって解決するものであ
る。
気バルブステムの先端部周りのシリンダヘッド内に前記
バルブステムと共軸の筒形状のバルブリフタ孔を形成
し、該バルブリフタ孔内にその中で摺動できるような微
小間隙を以てカップ状のバルブリフタを挿入し、前記バ
ルブリフタの頂壁の内面を前記バルブステムの先端部に
当接せしめると共に前記バルブリフタ頂壁の外面をシム
を介してカムシャフトのカムと接触せしめるようにした
直接駆動式オーバーヘッドカムシャフト方式のエンジン
のバルブ駆動機構において、 前記バルブリフタ孔の形状をカム軸方向側の内径よりも
カム摺動方向側の内径を大きくした一定の形状の断面を
有する筒形状としたことを特徴とするエンジンのバルブ
駆動機構を提供する。すなわち、従来のリフタ側の形状
の工夫では解決しなかった問題点を、本考案は、リフタ
孔側の形状を工夫することによって解決するものであ
る。
バルブリフタ孔の形状を上述のように形成することによ
り、エンジンの運転時にカムによってバルブリフタに荷
重がかかり、上下運動をした際に第6図に示すようにバ
ルブリフタ下端部が外方に広がって反り出しても、あら
かじめバルブリフタ孔のカム摺動方向側の内径を大きく
してあるためにバルブリフタの変形に追従可能となり従
来のようにバルブリフタ下端が特にバルブリフタ孔に強
く接触することがなく、均一な当たりが得られ、第5図
に示すような当たり部の摩耗が少くなり、騒音発生の防
止の効果をもたらす。さらに、当たりの均一化によるバ
ルブリフタ自身に加わるステムの荷重応力が緩和され高
回転化によるリフタの破損も無くなる。
り、エンジンの運転時にカムによってバルブリフタに荷
重がかかり、上下運動をした際に第6図に示すようにバ
ルブリフタ下端部が外方に広がって反り出しても、あら
かじめバルブリフタ孔のカム摺動方向側の内径を大きく
してあるためにバルブリフタの変形に追従可能となり従
来のようにバルブリフタ下端が特にバルブリフタ孔に強
く接触することがなく、均一な当たりが得られ、第5図
に示すような当たり部の摩耗が少くなり、騒音発生の防
止の効果をもたらす。さらに、当たりの均一化によるバ
ルブリフタ自身に加わるステムの荷重応力が緩和され高
回転化によるリフタの破損も無くなる。
本考案による実施例を第1図〜第3図を参照して説明す
る。
る。
第1図は本考案の第1、第2実施例によるバルブリフタ
孔3とこれに装着したバルブリフタ4、バルブステム
1、カム6等のバルブ駆動機構の配置を示す。本実施例
の場合もシム5が第4図に示すようにリフタ4とカム6
との間に介装されているが、本図では省略してある。第
2図は第1実施例を示し第1図のA−A断面図を示す。
本実施例ではバルブリフタ孔3の形状は、第2図に示す
ようにそのカム軸方向(L1−L1)側の内径D1より
もこれと直角のカム摺動方向(L2−L2)側の内径D
2が大きく、バルブリフタ孔3とバルブリフタ4との摺
動面の間隙がこの(L2−L2)側では(L1−L1)
側より大きい、すなわち、バルブリフタ孔3の断面はD
2を長軸、D1を短軸とする楕円形状となっている。こ
のときのカム摺動方向側の内径D2はカム軸方向側の内
径D1よりも0.02〜0.5mm程度大きくなっている。その
差を2δとすると第2図によれば、D2−D1=2δ≒
0.02〜0.5mmとなっている。以上の構成によるバルブ駆
動機構の作用を次に説明すると、カム6は第1図矢印に
示すα方向に回転することによりバルブリフタ4を押し
下げるが、このときにカム6はバルブリフタ4の頂壁の
外面4bと、カム駆動方向(L2−L2)にすべるすべ
り接触をしている。このためにバルブリフタ4はその下
端部4cd(第6図)がカム軸方向(L1−L1)側より
もカム摺動方向(L2−L2)側に大きく揺動してバル
ブリフタ孔3の内壁に接触するが、(L2−L2)側の
バルブリフタ孔3の内径D2が大きくしてあるので第5
図に示すような強い当りをすることなく、その運動が円
滑に行われる。
孔3とこれに装着したバルブリフタ4、バルブステム
1、カム6等のバルブ駆動機構の配置を示す。本実施例
の場合もシム5が第4図に示すようにリフタ4とカム6
との間に介装されているが、本図では省略してある。第
2図は第1実施例を示し第1図のA−A断面図を示す。
本実施例ではバルブリフタ孔3の形状は、第2図に示す
ようにそのカム軸方向(L1−L1)側の内径D1より
もこれと直角のカム摺動方向(L2−L2)側の内径D
2が大きく、バルブリフタ孔3とバルブリフタ4との摺
動面の間隙がこの(L2−L2)側では(L1−L1)
側より大きい、すなわち、バルブリフタ孔3の断面はD
2を長軸、D1を短軸とする楕円形状となっている。こ
のときのカム摺動方向側の内径D2はカム軸方向側の内
径D1よりも0.02〜0.5mm程度大きくなっている。その
差を2δとすると第2図によれば、D2−D1=2δ≒
0.02〜0.5mmとなっている。以上の構成によるバルブ駆
動機構の作用を次に説明すると、カム6は第1図矢印に
示すα方向に回転することによりバルブリフタ4を押し
下げるが、このときにカム6はバルブリフタ4の頂壁の
外面4bと、カム駆動方向(L2−L2)にすべるすべ
り接触をしている。このためにバルブリフタ4はその下
端部4cd(第6図)がカム軸方向(L1−L1)側より
もカム摺動方向(L2−L2)側に大きく揺動してバル
ブリフタ孔3の内壁に接触するが、(L2−L2)側の
バルブリフタ孔3の内径D2が大きくしてあるので第5
図に示すような強い当りをすることなく、その運動が円
滑に行われる。
次に本考案の第2実施例を第3図にもとづいて説明す
る。この場合も、図示のカム軸方向(L1−L1)側の
バルブリフタ孔3の内径D1よりも、これと直角のカム
摺動方向(L2−L2)側のバルブリフタ孔3の内径D
3が大きく、バルブリフタ孔3とバルブリフタ4との摺
動面の間隙が、この(L2−L2)側では(L1−
L1)側よりも大きくなっている。このときのカム摺動
方向側の内径D3はカム軸方向側の内径D1よりも0.5
〜1.0mm程度大きくなっている。その差を2γとすると
第3図によれば、D3−D1=2γ≒0.5〜1.0mmとなっ
ている。この場合のバルブリフタ孔3の断面形状は第一
実施例の楕円形とは異り、三つの円の円弧により形成さ
れている。その中の第1の円弧はバルブリフタ孔3の軸
心Oを中心とし、カム軸方向(L1−L1)側のバルブ
リフタ孔の内径D1を直径とする円Oにより形成される
円弧で、バルブリフタ孔の内壁3の中で図示の3aの部
分を形成している。あとの二つの円弧は、その大きさが
等しく円の中心位置が異る二つの円により形成され、そ
の二つの円の直径dは、前記第1の円弧の円Oの直径D
1よりも小さい。またこの二つの円は前記第1の円Oの
中心Oを通るカム摺動方向(L2−L2)の直線上で中
心Oより等しい距離βだけ左右に分れて離れた位置
O1,O2をそれぞれの円の中心としている。この二つ
の円O1,O2により形成される円弧は円Oと円O1,
O2とが交差する点3abよりはじまり、バルブリフタ孔
3の内壁の中で3b1,3b2の部分を形成している。以上
をまとめると、本実施例ではD3−D1=2γ,d<D
1,d=D3−2βの関係が成立している。
る。この場合も、図示のカム軸方向(L1−L1)側の
バルブリフタ孔3の内径D1よりも、これと直角のカム
摺動方向(L2−L2)側のバルブリフタ孔3の内径D
3が大きく、バルブリフタ孔3とバルブリフタ4との摺
動面の間隙が、この(L2−L2)側では(L1−
L1)側よりも大きくなっている。このときのカム摺動
方向側の内径D3はカム軸方向側の内径D1よりも0.5
〜1.0mm程度大きくなっている。その差を2γとすると
第3図によれば、D3−D1=2γ≒0.5〜1.0mmとなっ
ている。この場合のバルブリフタ孔3の断面形状は第一
実施例の楕円形とは異り、三つの円の円弧により形成さ
れている。その中の第1の円弧はバルブリフタ孔3の軸
心Oを中心とし、カム軸方向(L1−L1)側のバルブ
リフタ孔の内径D1を直径とする円Oにより形成される
円弧で、バルブリフタ孔の内壁3の中で図示の3aの部
分を形成している。あとの二つの円弧は、その大きさが
等しく円の中心位置が異る二つの円により形成され、そ
の二つの円の直径dは、前記第1の円弧の円Oの直径D
1よりも小さい。またこの二つの円は前記第1の円Oの
中心Oを通るカム摺動方向(L2−L2)の直線上で中
心Oより等しい距離βだけ左右に分れて離れた位置
O1,O2をそれぞれの円の中心としている。この二つ
の円O1,O2により形成される円弧は円Oと円O1,
O2とが交差する点3abよりはじまり、バルブリフタ孔
3の内壁の中で3b1,3b2の部分を形成している。以上
をまとめると、本実施例ではD3−D1=2γ,d<D
1,d=D3−2βの関係が成立している。
以上の構成による第2実施例の作用効果を次に説明す
る。本実施例では、第1実施例の場合と同様に、バルブ
リフタ孔3の形状を、カム軸方向(L1−L1)の内径
D1よりもカム摺動方向(L2−L2)の内径D3を大
きくしたことにより、バルブリフタ4の下端部が(L2
−L2)方向でバルブリフタ孔3の内壁に強い当りをす
ることを防止し、バルブリフタ4の運動が円滑に行われ
るが、第1実施例と異り、バルブリフタ3の断面形状を
円弧状に形成したことにより、バルブリフタ4の運動が
更に一層円滑に行われる。すなわち、第3図の(L1−
L1)方向については円弧3aを形成するバルブリフタ
孔3の部分とバルブリフタ4とは双方とも断面形状が円
弧のために、より良好な当り面が形成され、運転中にバ
ルブリフタ4に熱・機械応力による変形が起きても均一
な当たりが得られ、また、(L2−L2)方向について
は、円弧3b1,3b2とバルブリフタ4との間に形成され
る隙間(≒γ)部分がオイルリリーフ(潤滑油の逃げ
道)の役目を持つことで潤滑性の向上と熱の逃げをうな
がし、バルブリフタ4及びバルブリフタ孔3の熱変形を
少くさせる。また、本実施例によるバルブリフタ孔3の
穿孔に際しては断面形状が円弧により形成されているた
めに、作業が容易であり、その加工性に優れている。
る。本実施例では、第1実施例の場合と同様に、バルブ
リフタ孔3の形状を、カム軸方向(L1−L1)の内径
D1よりもカム摺動方向(L2−L2)の内径D3を大
きくしたことにより、バルブリフタ4の下端部が(L2
−L2)方向でバルブリフタ孔3の内壁に強い当りをす
ることを防止し、バルブリフタ4の運動が円滑に行われ
るが、第1実施例と異り、バルブリフタ3の断面形状を
円弧状に形成したことにより、バルブリフタ4の運動が
更に一層円滑に行われる。すなわち、第3図の(L1−
L1)方向については円弧3aを形成するバルブリフタ
孔3の部分とバルブリフタ4とは双方とも断面形状が円
弧のために、より良好な当り面が形成され、運転中にバ
ルブリフタ4に熱・機械応力による変形が起きても均一
な当たりが得られ、また、(L2−L2)方向について
は、円弧3b1,3b2とバルブリフタ4との間に形成され
る隙間(≒γ)部分がオイルリリーフ(潤滑油の逃げ
道)の役目を持つことで潤滑性の向上と熱の逃げをうな
がし、バルブリフタ4及びバルブリフタ孔3の熱変形を
少くさせる。また、本実施例によるバルブリフタ孔3の
穿孔に際しては断面形状が円弧により形成されているた
めに、作業が容易であり、その加工性に優れている。
本考案による次のような効果がある。
(1)バルブリフタ外周面とバルブリフタ孔との摺動面
の当たりが均一となり円滑に摺動する。
の当たりが均一となり円滑に摺動する。
(2)このため、バルブリフタは回転が容易となり、バ
ルブステム先端とバルブリフタ頂壁内面との当りやシム
とカムとの当りも均一化され、偏摩耗が減少し、きずや
かじりの発生がなくなる。
ルブステム先端とバルブリフタ頂壁内面との当りやシム
とカムとの当りも均一化され、偏摩耗が減少し、きずや
かじりの発生がなくなる。
(3)上記によりバルブリフタやバルブステム孔内で円
滑な上下運動と回転運動を行い摩擦や騒音の少ないバル
ブの駆動を行うことができ、バルブリフタのステムの応
力が緩和し、動弁機構の信頼性が向上する。
滑な上下運動と回転運動を行い摩擦や騒音の少ないバル
ブの駆動を行うことができ、バルブリフタのステムの応
力が緩和し、動弁機構の信頼性が向上する。
第1図は本考案の第1、第2実施例によるバルブ駆動機
構の断面図、第2図は第1実施例についての第1図のA
−A断面図、第3図は第2実施例についての第1図のA
−A断面図、第4図は従来技術によるバルブ駆動機構の
断面図、第5図は第4図のバルブリフタの使用後の状態
を示す斜視図、第6図は第4図のバルブリフタの使用後
の変形した状態の説明図、第7図は従来技術による改良
案のバルブリフタの断面図を示す。 1……バルブステム、2……シリンダヘッド、 3……バルブリフタ孔、4……バルブリフタ、 4a……バルブリフタ頂壁の内面、 4b……バルブリフタ頂壁の外面、 4c……バルブリフタ外側面、 5……シム、6……カム。
構の断面図、第2図は第1実施例についての第1図のA
−A断面図、第3図は第2実施例についての第1図のA
−A断面図、第4図は従来技術によるバルブ駆動機構の
断面図、第5図は第4図のバルブリフタの使用後の状態
を示す斜視図、第6図は第4図のバルブリフタの使用後
の変形した状態の説明図、第7図は従来技術による改良
案のバルブリフタの断面図を示す。 1……バルブステム、2……シリンダヘッド、 3……バルブリフタ孔、4……バルブリフタ、 4a……バルブリフタ頂壁の内面、 4b……バルブリフタ頂壁の外面、 4c……バルブリフタ外側面、 5……シム、6……カム。
Claims (1)
- 【請求項1】吸気或いは排気用のバルブステムの先端部
周りのシリンダヘッド内に前記バルブステムと共軸の筒
形状のバルブリフタ孔を形成し、該バルブリフタ孔内に
カップ状のバルブリフタをその中で摺動可能に挿入し、
該バルブリフタの頂壁の内面を前記バルブステムの先端
部に当接せしめると共に前記バルブリフタの頂壁の外面
をシムを介してカムシャフトのカムと接触せしめるよう
にした直接駆動式オーバーヘッドカムシャフト方式のエ
ンジンのバルブ駆動機構において、 前記バルブリフタ孔の形状をカム軸方向側の内径よりも
カム摺動方向側の内径を大きくした一定の形状の断面を
有する筒形状としたことを特徴とするエンジンのバルブ
駆動機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987003556U JPH0625605Y2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | エンジンのバルブ駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987003556U JPH0625605Y2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | エンジンのバルブ駆動機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63112206U JPS63112206U (ja) | 1988-07-19 |
| JPH0625605Y2 true JPH0625605Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=30783424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987003556U Expired - Lifetime JPH0625605Y2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | エンジンのバルブ駆動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0625605Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6328804U (ja) * | 1986-08-08 | 1988-02-25 |
-
1987
- 1987-01-16 JP JP1987003556U patent/JPH0625605Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63112206U (ja) | 1988-07-19 |
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