JPH06257166A - ユニット建造物用基礎構造 - Google Patents

ユニット建造物用基礎構造

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JPH06257166A
JPH06257166A JP4912793A JP4912793A JPH06257166A JP H06257166 A JPH06257166 A JP H06257166A JP 4912793 A JP4912793 A JP 4912793A JP 4912793 A JP4912793 A JP 4912793A JP H06257166 A JPH06257166 A JP H06257166A
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JP
Japan
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foundation
footing
unit
foundation beam
unit building
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JP4912793A
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English (en)
Inventor
Yukio Tomimoto
幸男 冨本
Osamu Ito
修 伊藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニット建造物を充分に支持することがで
き、かつコストの削減を図る。 【構成】 基礎10は基礎外周部16と基礎中央部18
とから成る。さらに、基礎外周部16は、複数のフーチ
ング26及び基礎梁28から構成されている。そして、
これらのフーチング26は、複数のユニットを組付けて
構成される住宅の荷重が集中する柱の直下となる位置に
のみ設けられている。このため、住宅の支持強度に寄与
しない無駄な部分を省くことができ、その分コストの削
減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のユニットを相互
に組付けて構成されるユニット建造物における外周部を
支持する基礎外周部を備えたユニット建造物用基礎構造
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】直接基
礎の一種としてフーチング基礎があるが、このフーチン
グ基礎は更に独立フーチング基礎、連続フーチング基
礎、及び複合フーチング基礎に分けられる。この内、連
続フーチング基礎の一例が、実開昭60−438号公報
に開示されている。以下、図8〜図10を用いて、この
構造について簡単に説明する。
【0003】図8には、基礎の概略構成が示されてい
る。この基礎は、まず地盤を布堀りすることにより後述
する基礎部材100(図9参照)及び基礎部材102
(図10参照)を埋設するための溝を形成した後、基礎
部材100及び基礎部材102を必要個数埋設していく
ことにより構築されている。
【0004】より詳しくは、図9に示されるように、基
礎部材100は、フーチング100Aとこのフーチング
100Aに立設される基礎梁100Bとから成ると共
に、その端面形状は逆T字形とされかつ平面形状はアン
グル状とされている。この基礎部材100は、溝のコー
ナー部に配置されている。また、図10に示されるよう
に、基礎部材102は、フーチング102Aとこのフー
チング102Aに立設される基礎梁102Bとから成る
と共に、その端面形状は逆T字形とされかつ平面形状は
直線状とされている。この基礎部材102は、溝の直線
部に必要個数配置されている。さらに、これらの基礎部
材100、102の長手方向の各端面(接続面)から
は、埋設鉄筋104、106の一部が突出されている。
そして、基礎部材100同士が隣接する部位においては
双方の埋設鉄筋104を接合した後モルタル等を流し込
んで両者を連結し、基礎部材100と基礎部材102と
が隣接する部位においては埋設鉄筋104と埋設鉄筋1
06とを接合した後モルタル等を流し込んで両者を連結
することにより、連続フーチング基礎が構築される。な
お、連続フーチング基礎が構築された後に、この基礎上
に上部構造となる図示しない複数のユニットが据え付け
られる。
【0005】このようにして構成された基礎構造では、
主として基礎部材100、102のフーチング100
A、102Aが上部構造からの荷重を地盤へ伝達する役
目を果たすことになる。従って、基礎部材100、10
2を製造する場合、フーチング100A、102Aの支
持強度(耐力)が重要となる。
【0006】ここで、上部構造の荷重の大部分は、柱の
直下に集中する。このため、フーチング100A、10
2Aの支持強度を算定する際には、柱の直下に作用する
上部構造の荷重を基準として算定する必要がある。従っ
て、フーチング100A、102Aにおける柱の直下に
相当する部分の平面積(平面形状)は比較的大きくな
る。一方、上述した基礎構造は連続フーチング基礎であ
るため、柱の直下に相当する部分の平面形状が決まれ
ば、この形状が連続するフーチング100A、102A
を備えた基礎部材100、102が製造されることにな
る。従って、フーチング100A、102Aに支持強度
に寄与しない無駄な部分が多く含まれており、コストア
ップに繋がるという問題点があった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、ユニット建造
物を充分に支持することができ、かつコストの削減を図
ることができるユニット建造物の基礎構造を得ることが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、複数のユニットを相互に組付けて構成されるユニッ
ト建造物を支持する基礎に適用されるユニット建造物用
基礎構造であって、前記基礎は、前記ユニット建造物の
柱の直下となる位置に限定して設けられ所定の支持強度
を有するフーチングと、近接する前記フーチングにそれ
ぞれ固定される脚部を備えた基礎梁と、を有することを
特徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明は、複数のユニット
を相互に組付けて構成されるユニット建造物を支持する
基礎に適用されるユニット建造物用基礎構造であって、
前記基礎は、前記ユニット建造物の柱の直下となる位置
に限定して設けられ所定の支持強度を有するフーチング
と、長手方向の両端部下側に設けられると共に近接する
一対のフーチングに固定される一対の脚部を備えた基礎
梁と、を有し、さらに、前記基礎梁の長手方向の長さを
前記ユニットのスパン長と略一致させた上で、前記フー
チング及び前記基礎梁の少なくとも前記基礎梁をプレキ
ャストコンクリート化したことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の本発明は、複数のユニット
を相互に組付けて構成されるユニット建造物を支持する
基礎を備えたユニット建造物用基礎構造であって、前記
基礎は、前記ユニット建造物の柱の直下となる位置に限
定して設けられ所定の支持強度を有する第1のフーチン
グと、近接する前記柱間に設けられた第2のフーチング
と、長手方向の両端部下側に設けられると共に近接する
一対の前記第1のフーチングに固定され、もしくは近接
する一対の前記第2のフーチングに固定され、あるいは
近接する前記第1のフーチング及び前記第2のフーチン
グに固定される一対の脚部を備えた基礎梁と、を有し、
さらに、前記基礎梁の長手方向の長さを前記ユニットの
長辺側のスパン長よりも短い所定の長さとした上で、前
記第1のフーチング、前記第2のフーチング、及び前記
基礎梁の少なくとも前記基礎梁をプレキャストコンクリ
ート化したことを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、フーチングは
ユニット建造物の柱の直下となる位置に限定して設けら
れ、また近接するフーチングに基礎梁の脚部がそれぞれ
固定される。これにより、基礎が構築され、この基礎に
よって複数のユニットを相互に組付けることにより構成
されたユニット建造物が支持される。
【0012】ここで、上述した基礎にユニット建造物が
据え付けられた状態では、ユニット建造物の荷重はその
柱が配置される位置に集中する。しかしながら、柱の直
下となる位置には所定の強度を有するフーチングが設け
られているため、ユニット建造物の荷重は確実に地盤に
伝達される。しかも、従来の連続フーチング基礎とは異
なり、柱の直下となる位置に限定してフーチングを設け
るため、支持強度に寄与しない無駄な部分を省くことが
できる。このため、フーチング製造のために使用するコ
ンクリート等の資材を削減することができる。
【0013】また、基礎梁は近接するフーチングにそれ
ぞれ固定される脚部を備えているので、これらの脚部の
間の部分を用いて配管することができる。
【0014】請求項2記載の本発明によれば、フーチン
グはユニット建造物の柱の直下となる位置に限定して設
けられ、また近接する一対のフーチングに基礎梁の長手
方向の両端部下側に設けられた一対の脚部が固定され
る。これにより、基礎が構築され、この基礎によって複
数のユニットを相互に組付けることにより構成されたユ
ニット建造物が支持される。
【0015】ここで、上述した基礎にユニット建造物が
据え付けられた状態では、ユニット建造物の荷重はその
柱が配置される位置に集中する。しかしながら、柱の直
下となる位置には所定の強度を有するフーチングが設け
られているため、ユニット建造物の荷重は確実に地盤に
伝達される。しかも、従来の連続フーチング基礎とは異
なり、柱の直下となる位置に限定してフーチングを設け
るため、支持強度に寄与しない無駄な部分を省くことが
できる。このため、フーチング製造のために使用するコ
ンクリート等の資材を削減することができる。
【0016】また、基礎梁は、その長手方向の両端部下
側に一対の脚部を備えているので、これらの脚部の間の
部分を用いて配管することができる。
【0017】さらに、基礎梁の長手方向の長さをユニッ
トのスパン長と略一致させた上で、フーチング及び基礎
梁の少なくとも基礎梁をプレキャストコンクリート化し
たので、ユニットのスパン長単位で基礎梁が分割され
る。
【0018】請求項3記載の本発明によれば、第1のフ
ーチングはユニット建造物の柱の直下となる位置に限定
して設けられ、また第2のフーチングは近接する柱間に
設けられる。そして、基礎梁の一対の脚部が、近接する
一対の第1のフーチングに固定され、もしくは近接する
一対の第2のフーチングに固定され、あるいは近接する
一対の第1のフーチング及び第2のフーチングに固定さ
れる。これにより、基礎が構築され、この基礎によって
複数のユニットを相互に組付けることにより構成された
ユニット建造物が支持される。
【0019】ここで、上述した基礎にユニット建造物が
据え付けられた状態では、ユニット建造物の荷重はその
柱が配置される位置に集中する。しかしながら、柱の直
下となる位置には所定の強度を有する第1のフーチング
が設けられているため、ユニット建造物の荷重は確実に
地盤に伝達される。しかも、従来の連続フーチング基礎
とは異なり、柱の直下となる位置に限定して第1のフー
チングを設ける他は、近接する柱間に第2のフーチング
を設けるのみであるため、支持強度に寄与しない無駄な
部分を極力省くことができる。このため、フーチング製
造のために使用するコンクリート等の資材を削減するこ
とができる。
【0020】また、基礎梁は、その長手方向の両端部下
側に一対の脚部を備えているので、これらの脚部の間の
部分を用いて配管することができる。
【0021】さらに、基礎梁の長手方向の長さをユニッ
トの長辺側のスパン長よりも短い所定の長さとした上
で、第1のフーチング、第2のフーチング、及び基礎梁
の少なくとも基礎梁をプレキャストコンクリート化した
ので、例えば基礎梁の長手方向の長さをユニットの長辺
側のスパン長の半分程度もしくはそれよりも短い長さに
することも可能である。このため、プレキャストコンク
リート化するための工場設備が大規模にならず、言い換
えれば既存の工場設備を用いてプレキャストコンクリー
ト化することができる。
【0022】
【実施例】以下、図1〜図3を用いて、請求項1記載の
本発明の一実施例に係る基礎10について説明する。
【0023】図1には基礎10が平面視で示されてお
り、図2にはユニット建造物としての住宅12を構成す
る複数のユニット14(外形のみを二点鎖線で示す)が
据え付けられた状態における基礎10が側面視で示され
ている。これらの図に示されるように、基礎10は、住
宅12の外周部に沿って設けられた基礎外周部16と、
この基礎外周部16内の中央に分離独立して設けられた
基礎中央部18と、から成る。なお、これらの基礎外周
部16及び基礎中央部18は、いずれも現場打ち作業に
よって設けられている。
【0024】基礎中央部18は、方形平板状のフーチン
グ20(独立フーチング)と、その中央部から立設され
た基礎柱22と、から成る。さらに、基礎柱22からは
4本のアンカーボルト24が立設されている。これらの
アンカーボルト24の上部は基礎柱22上に露出されて
おり、かつその周面には雄ねじが形成されている。な
お、アンカーボルト24の下部は基礎柱22の内部に埋
め込まれている。
【0025】一方、基礎外周部16は、複数の方形平板
状のフーチング26(独立フーチング)と、これらのフ
ーチング26を掛け渡すように立設された基礎梁28
と、から成る。
【0026】図3には、図1のA線矢視部分が拡大して
図示されている。この図に示されるように、上述したフ
ーチング26は、住宅12を構成するユニット14の各
柱30の直下となる位置にのみ配置されている。すなわ
ち、ユニット14は、四隅に垂直に配置され長手直角断
面が方形とされた柱30と、隣接する柱30の上端部間
及び下端部間に組付けられ長手直角断面がコ字形とされ
た梁32と、によって直方体形状に枠組みされた骨組を
備えており、この四隅の柱30の直下となる位置に限っ
て方形平板状のフーチング26が設けられている。各フ
ーチング26は所定の支持強度を有するように断面形状
及び平面形状が算定されていると共に、内部に格子状に
配筋されたベース筋が埋設されることによって補強され
ている。
【0027】一方、基礎梁28は、矩形断面とされてい
ると共に平面視で各フーチング26の中央を結ぶように
布状に設けられている。また、基礎梁28の下部には、
これを肉厚方向へ貫通する貫通部34が複数形成されて
いる。貫通部34が形成される位置は、近接する一対の
フーチング26の対向端面間とされている。この貫通部
34が設けられることにより、基礎梁28の下部にはフ
ーチング26へ固定される脚部28A(図2参照)が形
成されている。
【0028】また、基礎梁28の内部には、主筋とスタ
ーラップ筋とで梯子状に組まれた補強筋が埋設されてい
る。さらに、基礎梁28の各脚部28Aの内部には、垂
直に配置されたアンカー筋36(図2参照)の下端部を
除く部分が埋設されている。なお、アンカー筋36の下
端部はU字形に屈曲されて、フーチング26内のベース
筋と掛かり合っている。
【0029】基礎梁28におけるユニット14の柱30
の直下となる位置には、ユニット14との連結用のアン
カーボルト24がそれぞれ立設されている。これらのア
ンカーボルト24の露出部の周面には雄ねじが形成され
ている。また、アンカーボルト24の埋め込み部は、基
礎梁28を形成するべくコンクリートを打設する前に予
めスターラップ筋に溶接等により固定されるようになっ
ている。さらに付言すると、スターラップ筋の周面異形
部分にアンカーボルト24の埋め込み部の周面が係止さ
れた状態で、或いは下端部が予めフック形状とされたア
ンカーボルトを用いる場合にはこのフック部分がスター
ラップ筋に係止された状態で、アンカーボルト24の埋
め込み部をスターラップ筋に溶接することにより、アン
カーボルト24の埋設後において例えば地震荷重等が作
用した際にアンカーボルト24が不用意に引き抜かれる
ことを防止している。別の方法としては、ユニット14
側にアンカーボルトを取り付けておくと共に、基礎梁2
8の所定位置にアンカーホールを設けておき、ユニット
14の据付時にアンカーボルトをアンカーホールに挿入
させ、その後に無収縮モルタルを充填する方法でもよ
い。
【0030】上述した基礎梁28とフーチング26とが
一体化された状態では、基礎梁28の各脚部28Aがこ
れに対応するフーチング26に一体的に固定されてこれ
らのフーチング26を掛け渡すように基礎梁28が立設
されている。そして、この基礎梁28のアンカーボルト
24及び前述した基礎中央部18の基礎柱22のアンカ
ーボルト24と、一階部分の各ユニット14の柱30と
が緊結されることにより、一階部分のユニット14が基
礎10上に据え付けられ、続いて二階部分のユニット1
4が組付けられて住宅12が構築される構成である。
【0031】以下に、現場での作業手順を通して、本実
施例の作用を説明する。まず、フーチング20、26を
埋設するための掘削作業が行われる。この際、掘削位置
は、各ユニット14の柱30の直下となる位置に設定さ
れる。また、掘削深さは、基礎梁28が形成された状態
において、基礎梁28の下端面(貫通部34の上端面)
が地盤面よりも若干下方に位置される程度とされる。な
お、この掘削深さは、基礎中央部18においても同様で
ある。
【0032】掘削作業が終わると、割栗地業が行われ
る。これにより、図示しない割栗石が敷き詰められると
共に切込み砂利が割栗石の隙間に入り込んで安定した地
盤が得られる。次いで、フーチング20、26の底面を
平らにすると共に型枠の位置等の墨出しをするための捨
てコンクリートが打設される。なお、状況によっては捨
てコンクリートの打設作業は省略してもよい。
【0033】次に、基礎外周部16及び基礎中央部18
の型枠作業等が行われるが、具体的手順は基礎外周部1
6及び基礎中央部18のいずれであってもほぼ同様であ
るので、以下本実施例の中心部分である基礎外周部16
についてのみ説明する。
【0034】まず、ベース筋が配筋されると共にアンカ
ー筋36を立設させておく。次いで、フーチング26用
の型枠が組まれる。次に、コンクリートが打設される。
その後、所定日数養生させることにより、コンクリート
が固まってフーチング26が先に形成される。
【0035】次に、基礎梁28が形成される部分に主筋
及びスターラップ筋が配筋されると共にアンカーボルト
24が溶接等によりスターラップ筋に取り付けられる。
この際、アンカーボルト24の上部(雄ねじ部分)が基
礎梁28の上端面から露出するように取付けられる。次
いで、基礎梁28用の型枠が組まれる。次いで、コンク
リートが打設される。その後、所定日数養生させること
により、コンクリートが固まって基礎梁28が形成され
る。基礎梁28が形成された状態では、基礎梁28の各
脚部28Aがこれに対応するフーチング26上に立設
し、かつ各フーチング26の中央が順次布状に掛け渡さ
れている。なお、フーチング26と基礎梁28とが一体
かつ同時に形成されるようにこれらのコンクリートの打
設作業を行ってもよい。
【0036】このようにして、基礎外周部16及び基礎
中央部18から成る基礎10が構築される。
【0037】次に、住宅12を構成するための必要個数
のユニット14が現場に搬入されて、一階部分から順に
基礎10上に据え付けられていく。具体的には、まず、
一階部分のユニット14を基礎梁28上に載置させる。
この際、各ユニット14の柱30と基礎梁28の各角部
に立設されたアンカーボルト24とが一意的に対応され
る。ユニット14の載置後、アンカーボルト24がナッ
トと緊結されて、一階部分のユニット14と基礎10と
が強固に連結される。その後、順次、二階部分のユニッ
ト14が一階部分のユニット14の上端面に載置されて
相互に連結される。最後に、屋根パネルや外壁パネル等
が配設されて住宅12が構築される。
【0038】ここで、住宅12が基礎10上に構築され
た状態では、住宅12の荷重は柱30に集中する。しか
しながら、各柱30の直下となる位置には、所定の支持
強度を有するフーチング26、20が設けられているの
で、住宅12の荷重はアンカーボルト24及び基礎梁2
8或いは基礎柱22を介して確実にフーチング26、2
0及び地盤に伝達されて支持される。
【0039】このように本実施例では、住宅12を支持
する基礎10を基礎外周部16と基礎中央部18とによ
って構成し、この内、基礎外周部16のフーチング26
を、住宅12の外周部に配置され住宅12の荷重が集中
する柱30の直下にのみ設けたので、従来のように連続
フーチング基礎とする場合に比べ、住宅12の支持強度
に寄与しない無駄な部分を省くことができる。このた
め、フーチング26を形成するためのコンクリート等の
資材の削減を図ることができると共にコンクリートの打
設作業等の現場作業を軽減することができる。このた
め、基礎外周部16ひいては基礎10を構築するための
コストを削減することができると共に工期の短縮化を図
ることができる。
【0040】また、基礎梁28の下部には貫通部34が
設けられているため、この貫通部34を用いて配管を行
うことができる。このため、スリーブ管を設ける必要が
なくなるので、スリーブ管を設けるための墨出し作業を
廃止することができると共にスリーブ管周囲の補強鉄筋
を配筋する必要がなくなる。さらに、スリーブ管を設置
する場合には水勾配や凍結深度を考慮する必要がある
が、従来のような連続フーチング基礎にスリーブ管を設
置するとフーチングが邪魔になることから、スリーブ管
を設置しにくかったが、本実施例によれば貫通部34の
下方側にはフーチング26が配置されていないので配管
し易くなるという効果もある。
【0041】次に、図4及び図5を用いて、請求項2記
載の本発明の一実施例について説明する。なお、上述し
た実施例と同一構成部分には同一番号を付してその説明
を省略する。
【0042】これらの図に示されるように、この実施例
では、プレキャストコンクリート化さた三種類の基礎梁
40、42、44及び基礎柱46を組み合わせることに
より、基礎外周部48の梁部分が構成されている。な
お、フーチング26については現場打ち作業によって設
けられている。
【0043】基礎梁40の長手方向の長さは、ユニット
14の短辺側のスパン長Lに一致している。なお、基礎
梁40の長手方向の両端部は、共にユニット内方側へ向
けて直角に屈曲されている。また、基礎梁40の長手方
向の両端部を除く下部には貫通部34が形成されてお
り、これにより基礎梁40の長手方向の両端部には一対
の脚部40A(図5参照)が形成されている。これらの
脚部40Aは、複数のユニット14を組付けて住宅12
を構成した場合における妻側辺となる位置に設けられた
フーチング26に固定されている。これにより、基礎梁
40は、住宅12の妻側辺となる位置に必要個数だけ隣
接して配置されている。
【0044】また、基礎梁42の長手方向の長さは、ユ
ニット14の長辺側のスパン長Pから前記基礎梁40の
長手方向の片側端部の屈曲長さQを差し引いた長さMに
設定されている。なお、基礎梁42の長手方向の片側端
部は、ユニット内方側へ向けて直角に屈曲されている。
また、基礎梁42の長手方向の両端部を除く下部には貫
通部34が形成されており、これにより基礎梁42の長
手方向の両端部には一対の脚部42A(図5参照)が形
成されている。これらの脚部42Aは、住宅12を構成
した場合における桁側辺となる位置に設けられたフーチ
ング26に固定されている。これにより、基礎梁42
は、住宅12の桁側辺となる位置に必要個数だけ配置さ
れている。
【0045】さらに、基礎梁44の長手方向の長さは、
ユニット14の長辺側のスパン長Pから基礎梁40の長
手方向の両端部の屈曲長さ2×Qを差し引いた長さNに
設定されている。なお、基礎梁44の長手方向の両端部
は屈曲されておらず、真直である。また、基礎梁44の
長手方向の両端部を除く下部には貫通部34が形成され
ており、これにより基礎梁44の長手方向の両端部には
一対の脚部44A(図5参照)が形成されている。これ
らの脚部44Aは、住宅12の桁側辺(図4において最
下方の桁側辺)となる位置に設けられたフーチング26
に固定されている。
【0046】基礎柱46は、住宅12を構成した場合に
おける入隅部に、基礎梁40の端部及び基礎梁42の端
部に当接するように配置されている。以上により、基礎
外周部48の梁部分が構成されている。
【0047】上記構成においても、図1〜図3に示され
る実施例と同様に、基礎外周部16のフーチング26を
住宅12を構成するユニット14の外周部に配置される
各柱30の直下にのみ設けたので、住宅12の支持強度
に寄与しない余分な部分を省くことができ、コストの削
減及び工期の短縮化を図ることができる。また、基礎梁
40、42、44には、それぞれ貫通部34が形成され
ているので、これらの貫通部34を用いて配管を行うこ
とができ、スリーブ管を設ける必要がなくなる。
【0048】さらに、本実施例では、基礎梁をユニット
14のスパン長を基準とした三種類の長さL、M、Nで
分割し、長手方向の長さがL、M、Nとされた基礎梁4
0、42、44をすべてプレキャストコンクリート化し
たので、現場において前述した補強筋の配筋作業、型枠
の枠組み作業、コンクリートの打設作業等をする必要が
なくなる。つまり、現場では、工場で予め製造された基
礎梁40、42、44、基礎柱46を所定の位置に配置
した後、ベース筋を配筋すると共に型枠を組んでコンク
リートを打設することによりフーチング26を形成する
作業だけを行えばよくなる。このため、基礎外周部16
を構成するための現場作業をより一層低減することがで
きる。しかも、基礎梁40、42、44をプレキャスト
コンクリート化したことにより、現場でのこれらの部材
に関するコンクリートの養生が不要となるので、より一
層工期の短縮化を図ることができる。
【0049】次に、図6及び図7を用いて、請求項3記
載の本発明の一実施例について説明する。なお、上述し
た実施例と同一構成部分には同一番号を付してその説明
を省略する。
【0050】これらの図に示されるように、この実施例
では、ユニット14の柱30の直下となる位置に前述し
たフーチング26(本発明における第1のフーチングに
相当)が配置されているのみならず、近接する柱30間
の中央に単体で又は一対で第2のフーチング50が配置
されている。なお、この第2のフーチング50は、住宅
12を構成した場合における桁側辺となる位置にのみ配
置されている。また、第2のフーチング50は、フーチ
ング26よりも平面積が小さい方形平板状とされてい
る。従って、第2のフーチング50は、フーチング26
に比べると支持強度は小さいものとなっているが、第2
のフーチング50が配置される部位は住宅12の荷重が
集中する柱30の直下ではないことからフーチング26
に要求される程の支持強度は必要ないので問題はない。
なお、フーチング26及び第2のフーチング50は、い
ずれも現場打ち作業によって設けられる。
【0051】そして、これらのフーチング26及び第2
のフーチング50を掛け渡すように基礎外周部51が設
けられている。この基礎外周部51は、四種類の基礎梁
40、52、54、56及び基礎柱46を組み合わせる
ことにより構成されている。なお、これらの基礎梁4
0、52、54、56及び基礎柱46は、いずれもプレ
キャストコンクリート化されている。
【0052】基礎梁40は、前述した図5に示される実
施例と同一の構成である。従って、基礎梁40の長手方
向の長さは、ユニット14の短辺側のスパン長Lに一致
している。また、基礎梁40は住宅12を構成した場合
における妻側辺となる位置に必要個数だけ隣接して配置
されており、一対の脚部40A(図7参照)は近接する
一対のフーチング26に固定されている。
【0053】また、基礎梁52の長手方向の長さは、基
礎梁40の長手方向の長さとほぼ同じである。なお、基
礎梁52の長手方向の片側端部は、ユニット内方側へ向
けて直角に屈曲されている。すなわち、基礎梁52は、
前記基礎梁42に相当する形をした梁であるが、その長
手方向の長さは基礎梁42よりも短く設定されている。
また、基礎梁52の長手方向の両端部を除く下部には貫
通部34が形成されており、これにより基礎梁52の長
手方向の両端部には一対の脚部52A(図7参照)が形
成されている。これらの脚部52Aは、住宅12を構成
した場合における桁側辺となる位置に設けられたフーチ
ング26と第2のフーチング50とに固定されている。
これにより、基礎梁52は、住宅12の桁側辺となる位
置に必要個数だけ配置されている。
【0054】また、基礎梁54の長手方向の長さは、基
礎梁52の長手方向の長さよりも更に短く設定されてい
る。なお、基礎梁54の長手方向の両端部は屈曲されて
おらず、真直である。さらに、基礎梁54の長手方向の
両端部を除く下部には貫通部34が形成されており、こ
れにより基礎梁54の長手方向の両端部には一対の脚部
54A(図7参照)が形成されている。これらの脚部5
4Aは、住宅12の桁側辺となる位置に設けられたフー
チング26と第2のフーチング50とにに固定されてい
る。
【0055】また、基礎梁56も基礎梁54と同様に真
直であるが、その長手方向長さは基礎梁54の長手方向
の長さよりも更に短く設定されている。また、基礎梁5
6も基礎梁54と同様に貫通部34及び一対の脚部56
A(図7参照)を備えている。そして、これらの脚部5
6Aは、住宅12の桁側辺となる位置に設けられた一対
の第2のフーチング50に固定されている。
【0056】なお、基礎柱46は、住宅12を構成した
場合における入隅部に、基礎梁40の端部及び基礎梁5
2の端部に当接するように配置されている。これによ
り、基礎外周部51の梁部分が構成されている。
【0057】上述した内容から判るように、この実施例
では、基礎梁の長手方向の長さが図5に示される実施例
の場合よりも更に細分化されており、最も長いもの(基
礎梁40、52)でもユニット14の短辺側のスパン長
Lしかない。このため、これらの基礎梁40、52、5
4、56をプレキャストコンクリート化する場合、工場
設備を大型なものにする必要はない。言い換えると、既
存の工場設備を用いて、基礎梁40、52、54、56
を工場生産することができる。従って、設備投資費を削
減することができ、この点からコストダウンが図れる。
さらに、基礎梁40、42、44は短いので、これらの
部材を現場へ運搬するための費用もかさまさない。
【0058】また、基礎外周部16のフーチング26を
住宅12を構成するユニット14の外周部に配置される
各柱30の直下にフーチング26を設ける他は、柱30
間の所定の位置に第2のフーチング50を設けるのみで
あるので、住宅12の支持強度に寄与しない余分な部分
を極力省くことができ、コストの削減及び工期の短縮化
を図ることができる。また、基礎梁40、52、54、
56にも、貫通部34がそれぞれ形成されているので、
これらの貫通部34を用いて配管を行うことができ、ス
リーブ管を設ける必要がなくなる。
【0059】なお、上述した図4及び図5に示される実
施例では基礎梁40、42、44のみをプレキャストコ
ンクリート化しフーチング26については現場打ち作業
によって設ける構成としたが、フーチング26について
もプレキャストコンクリート化する構成にしてもよい。
同様に、図6、図7に示される実施例では、基礎梁4
0、52、54、56のみをプレキャストコンクリート
化しフーチング26、第2のフーチング50については
現場打ち作業によって設ける構成としたが、これらのフ
ーチング26、第2のフーチング50についてもプレキ
ャストコンクリート化する構成にしてもよい。
【0060】また、上述した各実施例では、基礎外周部
16(又は基礎外周部48、もしくは基礎外周部51)
を対象として各発明を適用したが、これに限らず、例え
ば大きな住宅等にあっては基礎中央部18に各発明を適
用することも可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係るユニット建造物用基礎構造では、ユニット建造
物を支持する基礎が、ユニット建造物の柱の直下となる
位置に限定して設けられ所定の支持強度を有するフーチ
ングと、近接するフーチングにそれぞれ固定される脚部
を備えた基礎梁と、を有するので、ユニット建造物を充
分に支持することができ、かつコストの削減を図ること
ができるという優れた効果を有する他、基礎梁にスリー
ブ管を別途設ける必要がなくなるという優れた効果をも
有する。
【0062】請求項2記載の本発明に係るユニット建造
物用基礎構造では、ユニット建造物を支持する基礎が、
ユニット建造物の柱の直下となる位置に限定して設けら
れ所定の支持強度を有するフーチングと、長手方向の両
端部下側に設けられると共に近接する一対のフーチング
に固定される一対の脚部を備えた基礎梁と、を有するの
で、ユニット建造物を充分に支持することができ、かつ
コストの削減を図ることができるという優れた効果を有
する他、基礎梁にスリーブ管を別途設ける必要がなくな
るという優れた効果をも有する。
【0063】さらに、請求項2記載の本発明に係るユニ
ット建造物用基礎構造では、基礎梁の長手方向長さをユ
ニットのスパン長と略一致させた上で、フーチング及び
基礎梁の少なくとも基礎梁をプレキャストコンクリート
化したので、基礎梁に対するユニットの位置決め作業等
の現場作業を効率良く行うことができるという優れた効
果を有する。
【0064】請求項3記載の本発明に係るユニット建造
物用基礎構造では、ユニット建造物を支持する基礎が、
ユニット建造物の柱の直下となる位置に限定して設けら
れ所定の支持強度を有する第1のフーチングと、近接す
る柱間に設けられた第2のフーチングと、長手方向の両
端部下側に設けられると共に近接する一対の第1のフー
チングに固定され、もしくは近接する一対の第2のフー
チングに固定され、あるいは近接する第1のフーチング
及び第2のフーチングに固定される一対の脚部を備えた
基礎梁と、を有するので、ユニット建造物を充分に支持
することができ、かつコストの削減を図ることができる
という優れた効果を有する他、基礎梁にスリーブ管を別
途設ける必要がなくなるという優れた効果をも有する。
【0065】さらに、請求項3記載の本発明に係るユニ
ット建造物用基礎構造では、基礎梁の長手方向の長さを
ユニットの長辺側のスパン長よりも短い所定の長さとし
た上で、第1のフーチング、第2のフーチング、及び基
礎梁の少なくとも基礎梁をプレキャストコンクリート化
したので、既存の工場設備を用いてプレキャストコンク
リート化することができ、この観点からもコストの削減
を図ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の本発明の一実施例に係る基礎を
示す平面図である。
【図2】図1に示される基礎の側面図である。
【図3】図1のA線矢視拡大図である。
【図4】請求項2記載の本発明の一実施例に係る基礎を
示す図1に対応する平面図である。
【図5】図4に示される基礎の側面図である。
【図6】請求項3記載の本発明の一実施例に係る基礎を
示す図4に対応する平面図である。
【図7】図6に示される基礎の側面図である。
【図8】従来例に係る基礎の平面配置構成を示す概略図
である。
【図9】図8に示される基礎の一部を構成するアングル
状の基礎部材を示す斜視図である。
【図10】同じく図8に示される基礎の一部を構成する
逆T字形状とされた基礎部材の斜視図である。
【符号の説明】
10 基礎 12 住宅(ユニット建造物) 14 ユニット 26 フーチング 28 基礎梁 34 貫通部 40 基礎梁 42 基礎梁 44 基礎梁 50 第2のフーチング 52 基礎梁 54 基礎梁 56 基礎梁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユニットを相互に組付けて構成さ
    れるユニット建造物を支持する基礎に適用されるユニッ
    ト建造物用基礎構造であって、 前記基礎は、 前記ユニット建造物の柱の直下となる位置に限定して設
    けられ所定の支持強度を有するフーチングと、 近接する前記フーチングにそれぞれ固定される脚部を備
    えた基礎梁と、 を有することを特徴とするユニット建造物用基礎構造。
  2. 【請求項2】 複数のユニットを相互に組付けて構成さ
    れるユニット建造物を支持する基礎に適用されるユニッ
    ト建造物用基礎構造であって、 前記基礎は、 前記ユニット建造物の柱の直下となる位置に限定して設
    けられ所定の支持強度を有するフーチングと、 長手方向の両端部下側に設けられると共に近接する一対
    のフーチングに固定される一対の脚部を備えた基礎梁
    と、 を有し、 さらに、前記基礎梁の長手方向の長さを前記ユニットの
    スパン長と略一致させた上で、前記フーチング及び前記
    基礎梁の少なくとも前記基礎梁をプレキャストコンクリ
    ート化したことを特徴とするユニット建造物用基礎構
    造。
  3. 【請求項3】 複数のユニットを相互に組付けて構成さ
    れるユニット建造物を支持する基礎を備えたユニット建
    造物用基礎構造であって、 前記基礎は、 前記ユニット建造物の柱の直下となる位置に限定して設
    けられ所定の支持強度を有する第1のフーチングと、 近接する前記柱間に設けられた第2のフーチングと、 長手方向の両端部下側に設けられると共に近接する一対
    の前記第1のフーチングに固定され、もしくは近接する
    一対の前記第2のフーチングに固定され、あるいは近接
    する前記第1のフーチング及び前記第2のフーチングに
    固定される一対の脚部を備えた基礎梁と、 を有し、 さらに、前記基礎梁の長手方向の長さを前記ユニットの
    長辺側のスパン長よりも短い所定の長さとした上で、前
    記第1のフーチング、前記第2のフーチング、及び前記
    基礎梁の少なくとも前記基礎梁をプレキャストコンクリ
    ート化したことを特徴とするユニット建造物用基礎構
    造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014005664A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Taisei Corp 躯体構造及び構築方法

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