JPH06257534A - 燃料噴射装置 - Google Patents
燃料噴射装置Info
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- JPH06257534A JPH06257534A JP7513693A JP7513693A JPH06257534A JP H06257534 A JPH06257534 A JP H06257534A JP 7513693 A JP7513693 A JP 7513693A JP 7513693 A JP7513693 A JP 7513693A JP H06257534 A JPH06257534 A JP H06257534A
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- fuel injection
- injection
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- 239000003517 fume Substances 0.000 abstract 1
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Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 噴射期間の大幅な短縮と、噴射終期の燃料の
切れを改善することによって、排気ガス中の粒子状物
質、煙、および炭化水素を低減することを目的とする。 [構成] 燃料噴射ポンプ25のバレル57のスピルポ
ート58をプランジャ54の傾斜溝59の傾斜角とほぼ
一致したヘリカルな形状とするとともに、噴射管24を
テーパ管から構成する。
切れを改善することによって、排気ガス中の粒子状物
質、煙、および炭化水素を低減することを目的とする。 [構成] 燃料噴射ポンプ25のバレル57のスピルポ
ート58をプランジャ54の傾斜溝59の傾斜角とほぼ
一致したヘリカルな形状とするとともに、噴射管24を
テーパ管から構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料噴射装置に係り、と
くに燃料噴射ポンプによって燃料を加圧するとともに、
加圧された燃料を噴射管を通して燃料噴射ノズルに供給
し、その噴口から燃料を噴射するようにした燃料噴射装
置に関する。
くに燃料噴射ポンプによって燃料を加圧するとともに、
加圧された燃料を噴射管を通して燃料噴射ノズルに供給
し、その噴口から燃料を噴射するようにした燃料噴射装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンはピストンを上死点
側へ移動させることによって、吸気を圧縮して高温の状
態にしておき、ピストンがほぼ上死点に達するのに同期
して燃料噴射ノズルから燃料を噴射するようにし、燃料
の噴霧を吸気の熱によって自然着火させて燃焼を行なう
ようにしている。従ってディーゼルエンジンには燃料噴
射ポンプが付設されており、この燃料噴射ポンプによっ
て燃料を加圧し、噴射管を通して燃料噴射ノズルに供給
するようにしており、この燃料噴射ノズルの噴口から燃
料をシリンダ内に噴射するようにしている。
側へ移動させることによって、吸気を圧縮して高温の状
態にしておき、ピストンがほぼ上死点に達するのに同期
して燃料噴射ノズルから燃料を噴射するようにし、燃料
の噴霧を吸気の熱によって自然着火させて燃焼を行なう
ようにしている。従ってディーゼルエンジンには燃料噴
射ポンプが付設されており、この燃料噴射ポンプによっ
て燃料を加圧し、噴射管を通して燃料噴射ノズルに供給
するようにしており、この燃料噴射ノズルの噴口から燃
料をシリンダ内に噴射するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ディーゼルエンジンの
性能および排ガス改善のために、高圧噴射を行なうこと
が望ましい。燃料を高圧で燃料噴射ノズルの噴口から噴
射すると、良好な噴霧が形成され、空気との混合がより
良好に行なわれることにより、粒子状物質やススの発生
が抑えられるようになる。そこで従来より、燃料噴射ノ
ズルの噴口の面積を小さくすることが試みられている。
あるいは燃料噴射ポンプのカムのリフトを増大させ、さ
らには燃料噴射ポンプのプランジャの直径を大きくして
燃料噴射ポンプの吐出圧力を高くするようにしている。
しかし燃料噴射ポンプの吐出圧力を上げるようにする
と、強度上の問題が発生し、あるいはまた燃料噴射ポン
プの架体の重量が増大し、さらにはコストが高くなる問
題がある。
性能および排ガス改善のために、高圧噴射を行なうこと
が望ましい。燃料を高圧で燃料噴射ノズルの噴口から噴
射すると、良好な噴霧が形成され、空気との混合がより
良好に行なわれることにより、粒子状物質やススの発生
が抑えられるようになる。そこで従来より、燃料噴射ノ
ズルの噴口の面積を小さくすることが試みられている。
あるいは燃料噴射ポンプのカムのリフトを増大させ、さ
らには燃料噴射ポンプのプランジャの直径を大きくして
燃料噴射ポンプの吐出圧力を高くするようにしている。
しかし燃料噴射ポンプの吐出圧力を上げるようにする
と、強度上の問題が発生し、あるいはまた燃料噴射ポン
プの架体の重量が増大し、さらにはコストが高くなる問
題がある。
【0004】とくに排気ガス中の粒子状物質と煙とを低
減するためには、燃料噴射ノズルによる燃料の噴射の終
期における燃料の切れを良くすることが重要である。す
なわち噴射の終期におけるスピルを良好にすることによ
って、排気ガス中の粒子状物質や煙を低減できるように
なる。ところが従来の列型燃料噴射ポンプを用いた燃料
噴射装置によれば、噴射の終期における燃料の切れが良
好ではなく、このために排気ガス中にとくに粒子状物質
や煙を含有し、これを有効に解決する方法がなかった。
減するためには、燃料噴射ノズルによる燃料の噴射の終
期における燃料の切れを良くすることが重要である。す
なわち噴射の終期におけるスピルを良好にすることによ
って、排気ガス中の粒子状物質や煙を低減できるように
なる。ところが従来の列型燃料噴射ポンプを用いた燃料
噴射装置によれば、噴射の終期における燃料の切れが良
好ではなく、このために排気ガス中にとくに粒子状物質
や煙を含有し、これを有効に解決する方法がなかった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、噴射の終期の燃料の切れを良好にし、
これによって排気ガス中の粒子状物質や煙を低減するよ
うにした燃料噴射装置を提供することを目的とするもの
である。
たものであって、噴射の終期の燃料の切れを良好にし、
これによって排気ガス中の粒子状物質や煙を低減するよ
うにした燃料噴射装置を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料噴射ポン
プによって燃料を加圧するとともに、加圧された燃料を
噴射管を通して燃料噴射ノズルに供給し、その噴口から
燃料を噴射するようにした燃料噴射装置において、前記
燃料噴射ポンプのバレルのスピルポートをプランジャの
傾斜溝の傾斜角とほぼ一致するヘリカルな形状とすると
ともに、前記噴射管を前記燃料噴射ポンプ側の管内径は
大きく前記燃料噴射ノズル側の方が小さいテーパ管から
構成した、ことを特徴とする燃料噴射装置に関するもの
である。
プによって燃料を加圧するとともに、加圧された燃料を
噴射管を通して燃料噴射ノズルに供給し、その噴口から
燃料を噴射するようにした燃料噴射装置において、前記
燃料噴射ポンプのバレルのスピルポートをプランジャの
傾斜溝の傾斜角とほぼ一致するヘリカルな形状とすると
ともに、前記噴射管を前記燃料噴射ポンプ側の管内径は
大きく前記燃料噴射ノズル側の方が小さいテーパ管から
構成した、ことを特徴とする燃料噴射装置に関するもの
である。
【0007】
【作用】燃料噴射ポンプのバレル内でプランジャをカム
によって突上げると、スピルポートを通して導入された
燃料がプランジャで加圧され、噴射管を通して燃料噴射
ノズルに圧送される。そして燃料噴射ノズルの噴口から
燃料が噴射されることになる。
によって突上げると、スピルポートを通して導入された
燃料がプランジャで加圧され、噴射管を通して燃料噴射
ノズルに圧送される。そして燃料噴射ノズルの噴口から
燃料が噴射されることになる。
【0008】噴射管が燃料噴射ノズル側の方が細いテー
パ管から構成されているために、燃料噴射ポンプ側より
も燃料噴射ノズル側の方が増圧によって燃料圧が高くな
り、これによって高圧噴射が達成される。またバレルの
スピルポートがプランジャの傾斜溝の傾斜角とほぼ一致
するヘリカルな形状になっているために、噴射の終期の
燃料の切れが非常に良好になる。
パ管から構成されているために、燃料噴射ポンプ側より
も燃料噴射ノズル側の方が増圧によって燃料圧が高くな
り、これによって高圧噴射が達成される。またバレルの
スピルポートがプランジャの傾斜溝の傾斜角とほぼ一致
するヘリカルな形状になっているために、噴射の終期の
燃料の切れが非常に良好になる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る燃料噴射装置
を備えるディーゼルエンジンの要部を示すものであっ
て、シリンダブロック10には貫通孔から成るシリンダ
11が設けられており、このシリンダ11内にピストン
12が摺動可能に配されている。そしてピストン12は
ピストンピン13によってコンロッド14と連結される
ようになっている。
を備えるディーゼルエンジンの要部を示すものであっ
て、シリンダブロック10には貫通孔から成るシリンダ
11が設けられており、このシリンダ11内にピストン
12が摺動可能に配されている。そしてピストン12は
ピストンピン13によってコンロッド14と連結される
ようになっている。
【0010】シリンダ11の上部開口はシリンダヘッド
15によって閉塞されるようになっており、しかもこの
シリンダヘッド15には吸気ポート16と排気ポート1
7とがそれぞれ形成されている。これらの吸気ポート1
6および排気ポート17はそれぞれ吸気バルブ18およ
び排気バルブ19によって開閉されるようになってい
る。またシリンダヘッド15には燃料噴射ノズル20が
取付けられており、ピストン12の頂面に形成されてい
る燃焼室21に向けて燃料を噴射するようにしている。
15によって閉塞されるようになっており、しかもこの
シリンダヘッド15には吸気ポート16と排気ポート1
7とがそれぞれ形成されている。これらの吸気ポート1
6および排気ポート17はそれぞれ吸気バルブ18およ
び排気バルブ19によって開閉されるようになってい
る。またシリンダヘッド15には燃料噴射ノズル20が
取付けられており、ピストン12の頂面に形成されてい
る燃焼室21に向けて燃料を噴射するようにしている。
【0011】燃料噴射ノズル20は図2に示すように、
テーパ管から成る噴射管24によって燃料噴射ポンプ2
5の対応するポンプユニット26に接続されている。燃
料噴射ポンプ25はメカニカルガバナ27を備え、この
メカニカルガバナ27によってコントロールラック28
を動かし、1回に噴射される燃料の供給量を調整するよ
うにしている。また燃料噴射ポンプ25はカムシャフト
29を備え、このカムシャフト29に取付けられている
カム30が各ポンプユニット26を駆動するようになっ
ている。またカムシャフト29にはタイマ31が設けら
れており、このタイマ31によって噴射のタイミングを
調整するようにしている。
テーパ管から成る噴射管24によって燃料噴射ポンプ2
5の対応するポンプユニット26に接続されている。燃
料噴射ポンプ25はメカニカルガバナ27を備え、この
メカニカルガバナ27によってコントロールラック28
を動かし、1回に噴射される燃料の供給量を調整するよ
うにしている。また燃料噴射ポンプ25はカムシャフト
29を備え、このカムシャフト29に取付けられている
カム30が各ポンプユニット26を駆動するようになっ
ている。またカムシャフト29にはタイマ31が設けら
れており、このタイマ31によって噴射のタイミングを
調整するようにしている。
【0012】燃料噴射ノズル20は図2に示すように、
その先端部がノズル本体34から構成されており、この
ノズル本体34の先端部に4〜10個の噴口35が形成
されている。そしてノズル本体34はリテーナ36によ
ってノズルホルダ37に取付けられている。ノズル本体
34内にはノズルニードル38が摺動可能に保持されて
いる。そしてこのノズルニードル38の上端は押圧ロッ
ド39を介してノズルホルダ37内の圧縮コイルばね4
0によって下方へ押圧されるようになっている。これに
よってノズルニードル38はノズル本体34に形成され
ているバルブシート41に圧着され、燃料の遮断を行な
うようになっている。またノズルホルダ37には噴射管
24と連通する燃料通路42が形成されている。この燃
料通路42はノズル本体34の燃料通路43と連通され
るようになっている。燃料通路43の終端には燃料だめ
51が形成されている。
その先端部がノズル本体34から構成されており、この
ノズル本体34の先端部に4〜10個の噴口35が形成
されている。そしてノズル本体34はリテーナ36によ
ってノズルホルダ37に取付けられている。ノズル本体
34内にはノズルニードル38が摺動可能に保持されて
いる。そしてこのノズルニードル38の上端は押圧ロッ
ド39を介してノズルホルダ37内の圧縮コイルばね4
0によって下方へ押圧されるようになっている。これに
よってノズルニードル38はノズル本体34に形成され
ているバルブシート41に圧着され、燃料の遮断を行な
うようになっている。またノズルホルダ37には噴射管
24と連通する燃料通路42が形成されている。この燃
料通路42はノズル本体34の燃料通路43と連通され
るようになっている。燃料通路43の終端には燃料だめ
51が形成されている。
【0013】押圧ロッド39を押圧しているばね40は
その上端がばね受け44によって受けられている。そし
てこのばね受け44の上端側には調整ねじ45が取付け
られるようになっている。そしてこの調整ねじ45はノ
ズルホルダ37の内周面に形成されている雌ねじ46と
螺合している。またノズルホルダ37の側面側には突部
48が形成されており、この突部48には雄ねじ49が
形成され、この雄ねじ49と螺合する接続用ナット50
によって噴射管24がノズルホルダ37に接続されるよ
うになっている。
その上端がばね受け44によって受けられている。そし
てこのばね受け44の上端側には調整ねじ45が取付け
られるようになっている。そしてこの調整ねじ45はノ
ズルホルダ37の内周面に形成されている雌ねじ46と
螺合している。またノズルホルダ37の側面側には突部
48が形成されており、この突部48には雄ねじ49が
形成され、この雄ねじ49と螺合する接続用ナット50
によって噴射管24がノズルホルダ37に接続されるよ
うになっている。
【0014】つぎに燃料噴射ポンプ25の各ポンプユニ
ットの構成を説明すると、図3および図4に示すよう
に、プランジャ54の下端部にはタペット55が取付け
られている。そしてタペット55は圧縮コイルばね56
によって下方に押圧されており、これによってカム30
の外周面に押付けられている。そしてプランジャ54が
摺動可能に嵌合しているバレル57にはスピルポート5
8が形成されるとともに、このスピルポート58とほぼ
対向するように、プランジャ54の外周面には傾斜溝5
9が形成されている。
ットの構成を説明すると、図3および図4に示すよう
に、プランジャ54の下端部にはタペット55が取付け
られている。そしてタペット55は圧縮コイルばね56
によって下方に押圧されており、これによってカム30
の外周面に押付けられている。そしてプランジャ54が
摺動可能に嵌合しているバレル57にはスピルポート5
8が形成されるとともに、このスピルポート58とほぼ
対向するように、プランジャ54の外周面には傾斜溝5
9が形成されている。
【0015】バレル57の外周側にはピニオン60が回
転可能に支持されている。そしてこのピニオン60には
コントロールスリーブ61が固着されるとともに、この
コントロールスリーブ61に形成されている切欠き62
は係合板63を受入れている。この係合板63はプラン
ジャ54に固着されている。
転可能に支持されている。そしてこのピニオン60には
コントロールスリーブ61が固着されるとともに、この
コントロールスリーブ61に形成されている切欠き62
は係合板63を受入れている。この係合板63はプラン
ジャ54に固着されている。
【0016】各ポンプユニット26の出口側にはデリベ
リバルブ64が設けられており、ケーシング65の下部
に設けられているバルブシート66上に配されている。
そしてコイルばね67によってデリベルバルブ64はバ
ルブシート66側に押圧されている。
リバルブ64が設けられており、ケーシング65の下部
に設けられているバルブシート66上に配されている。
そしてコイルばね67によってデリベルバルブ64はバ
ルブシート66側に押圧されている。
【0017】とくに本実施例に係る燃料噴射装置の特徴
は、図5に示すように、燃料噴射ポンプ25の各ポンプ
ユニット26のデリベリバルブ64のケーシング65と
燃料噴射ノズル20とを接続する噴射管24を図5に示
すようなテーパ管によって構成していることである。テ
ーパ管24は燃料噴射ポンプ25側の方が内径が大き
く、燃料噴射ノバル20側の方が内径が小さい形状にな
っている。
は、図5に示すように、燃料噴射ポンプ25の各ポンプ
ユニット26のデリベリバルブ64のケーシング65と
燃料噴射ノズル20とを接続する噴射管24を図5に示
すようなテーパ管によって構成していることである。テ
ーパ管24は燃料噴射ポンプ25側の方が内径が大き
く、燃料噴射ノバル20側の方が内径が小さい形状にな
っている。
【0018】また燃料噴射ポンプ25のバレル57に形
成されているスピルポート58は図6に示すように、プ
ランジャ54に形成されている傾斜溝59の傾斜角とほ
ぼ一致するヘリカルな形状になっている。このような形
状によって、噴射の終期における燃料の切れを良好にす
るようにしている。なお図7は従来の円形の穴から成る
スピルポート58を比較例として示したものである。
成されているスピルポート58は図6に示すように、プ
ランジャ54に形成されている傾斜溝59の傾斜角とほ
ぼ一致するヘリカルな形状になっている。このような形
状によって、噴射の終期における燃料の切れを良好にす
るようにしている。なお図7は従来の円形の穴から成る
スピルポート58を比較例として示したものである。
【0019】つぎに以上のような構成に成る燃料噴射装
置の動作の概要を説明する。
置の動作の概要を説明する。
【0020】エンジンの出力の一部によってタイマ31
を介してカムシャフト29が駆動されると、燃料噴射ポ
ンプ25のカムシャフト29に取付けられているカム3
0の外周面がタペット55のローラを押上げることにな
り、これによってプランジャ54がバレル57内を上方
へ移動する。するとプランジャ54の頂面がスピルポー
ト58を閉じ、燃料の圧送を開始する。プランジャ54
がさらに上方へ移動すると、やがて傾斜溝59がスピル
ポート58に整合し、これによってプランジャ54の上
側の空間の圧力が傾斜溝59を通してスピルポート58
側に逃げるようになり、燃料の圧送が終了する。
を介してカムシャフト29が駆動されると、燃料噴射ポ
ンプ25のカムシャフト29に取付けられているカム3
0の外周面がタペット55のローラを押上げることにな
り、これによってプランジャ54がバレル57内を上方
へ移動する。するとプランジャ54の頂面がスピルポー
ト58を閉じ、燃料の圧送を開始する。プランジャ54
がさらに上方へ移動すると、やがて傾斜溝59がスピル
ポート58に整合し、これによってプランジャ54の上
側の空間の圧力が傾斜溝59を通してスピルポート58
側に逃げるようになり、燃料の圧送が終了する。
【0021】燃料噴射ポンプ25のメカニカルガバナ2
7がコントロールラック28を移動させると、ピニオン
60が回転され、これによってコントロールスリーブ6
1が回転されるようになる。このコントロールスリーブ
61の回転は切欠き62および係合板63を介してプラ
ンジャ54に伝達され、バレル57内においてプランジ
ャ54が回転されることになる。従ってスピルポート5
8と整合する傾斜溝59の位置によって決まる有効スト
ロークが変化するようになり、燃料の調量が行なわれ、
1回に噴射される燃料の供給量が制御されるようにな
る。また燃料噴射ポンプ25のカムシャフト29に設け
られているタイマ31によって、カムシャフト29の位
相角が制御され、燃料の噴射のタイミングが調整される
ようになっている。
7がコントロールラック28を移動させると、ピニオン
60が回転され、これによってコントロールスリーブ6
1が回転されるようになる。このコントロールスリーブ
61の回転は切欠き62および係合板63を介してプラ
ンジャ54に伝達され、バレル57内においてプランジ
ャ54が回転されることになる。従ってスピルポート5
8と整合する傾斜溝59の位置によって決まる有効スト
ロークが変化するようになり、燃料の調量が行なわれ、
1回に噴射される燃料の供給量が制御されるようにな
る。また燃料噴射ポンプ25のカムシャフト29に設け
られているタイマ31によって、カムシャフト29の位
相角が制御され、燃料の噴射のタイミングが調整される
ようになっている。
【0022】バレル57内においてプランジャ54が燃
料を圧送すると、デリベリバルブ64が開かれ、噴射管
24を通して燃料噴射ノズル20に燃料が圧送されるよ
うになる。図2に示す燃料噴射ノズル20の燃料通路4
2および43を通して燃料だめ51に燃料圧が加えられ
ると、ノズルニードル38はロッド39を介してばね4
0を圧縮しながら上方へ移動するようになり、これによ
ってノズルニードル38の先端側の部分がバルブシート
41から離れ、噴口35を通して燃料が噴射されるよう
になる。燃料の圧送を終了すると、ばね40の弾性復元
力によってロッド39を介してノズルニードル38が下
方へ押圧され、その先端部がバルブシート41に圧着さ
れて燃料の噴射を停止する。
料を圧送すると、デリベリバルブ64が開かれ、噴射管
24を通して燃料噴射ノズル20に燃料が圧送されるよ
うになる。図2に示す燃料噴射ノズル20の燃料通路4
2および43を通して燃料だめ51に燃料圧が加えられ
ると、ノズルニードル38はロッド39を介してばね4
0を圧縮しながら上方へ移動するようになり、これによ
ってノズルニードル38の先端側の部分がバルブシート
41から離れ、噴口35を通して燃料が噴射されるよう
になる。燃料の圧送を終了すると、ばね40の弾性復元
力によってロッド39を介してノズルニードル38が下
方へ押圧され、その先端部がバルブシート41に圧着さ
れて燃料の噴射を停止する。
【0023】燃料の噴霧は燃料噴射ノズル20の噴口3
5から、図1に示すピストン12の頂面に形成されてい
る燃焼室21に向けて噴射されるようになる。そしてこ
の燃料の噴霧は、圧縮された吸気の熱によって自然着火
され、シリンダ11内で燃焼が起り、ピストン12が下
方へ押され、エンジンの出力が取出されるようになる。
そしてこの後に排気弁19が開かれ、排気ポート17を
通して排気ガスが排出されるようになる。
5から、図1に示すピストン12の頂面に形成されてい
る燃焼室21に向けて噴射されるようになる。そしてこ
の燃料の噴霧は、圧縮された吸気の熱によって自然着火
され、シリンダ11内で燃焼が起り、ピストン12が下
方へ押され、エンジンの出力が取出されるようになる。
そしてこの後に排気弁19が開かれ、排気ポート17を
通して排気ガスが排出されるようになる。
【0024】このようにして燃料の噴射を行なう燃料噴
射装置において、燃料噴射ポンプ25のプランジャバレ
ル57のスピルポート58の形状を図7に示す丸型の形
状から図6に示すようなヘリカルな形状にするととも
に、燃料噴射ノズル20に燃料を供給する噴射管24を
図5に示すようなテーパ管としている。
射装置において、燃料噴射ポンプ25のプランジャバレ
ル57のスピルポート58の形状を図7に示す丸型の形
状から図6に示すようなヘリカルな形状にするととも
に、燃料噴射ノズル20に燃料を供給する噴射管24を
図5に示すようなテーパ管としている。
【0025】従来燃料噴射の高圧化のために、ノズル2
0の噴口35の面積を小さくする傾向にあるが、このよ
うに噴口35の面積を小さくすると、噴射期間が長くな
り、燃料の噴射後期の切れが悪くなり、排気ガス中に粒
子状物質や煙あるいは炭化水素を含む問題があった。な
お従来の噴射系においては、スピルポート58として図
7に示すような円形の形状のものが用いられ、また噴射
管24はストレート管になっていた。
0の噴口35の面積を小さくする傾向にあるが、このよ
うに噴口35の面積を小さくすると、噴射期間が長くな
り、燃料の噴射後期の切れが悪くなり、排気ガス中に粒
子状物質や煙あるいは炭化水素を含む問題があった。な
お従来の噴射系においては、スピルポート58として図
7に示すような円形の形状のものが用いられ、また噴射
管24はストレート管になっていた。
【0026】これに対して上述の如くスピルポート58
をヘリカルな形状とするとともに、噴射管24としてテ
ーパ管を用いることによって、ヘリカルなスピルポート
58およびテーパ管24のそれぞれの単独では得られな
い噴射の切れスピルが向上した。これによって排気ガス
中の粒子状物質の低減に大きく寄与し、排気ガス中の煙
や炭化水素が減少することが確認された。
をヘリカルな形状とするとともに、噴射管24としてテ
ーパ管を用いることによって、ヘリカルなスピルポート
58およびテーパ管24のそれぞれの単独では得られな
い噴射の切れスピルが向上した。これによって排気ガス
中の粒子状物質の低減に大きく寄与し、排気ガス中の煙
や炭化水素が減少することが確認された。
【0027】図8、図9、および図10はポンプ25の
カム角に対する燃料噴射ポンプの圧力、燃料噴射ノズル
の圧力、および燃料噴射ノズルの針弁のリフトをそれぞ
れ示している。図8から明らかなように、本案によれば
従来よりも燃料噴射ポンプの圧力が低くなる傾向にあ
る。これに対して燃料噴射ノズルの圧力は図9に示すよ
うに、従来よりも本案の方が高くなっている。これは主
としてテーパ管から成る噴射管24の作用による。また
このように燃料噴射ノズル20に加わる燃料の圧力が高
くなることから、図10に示すように針弁のリフトが速
くなっている。
カム角に対する燃料噴射ポンプの圧力、燃料噴射ノズル
の圧力、および燃料噴射ノズルの針弁のリフトをそれぞ
れ示している。図8から明らかなように、本案によれば
従来よりも燃料噴射ポンプの圧力が低くなる傾向にあ
る。これに対して燃料噴射ノズルの圧力は図9に示すよ
うに、従来よりも本案の方が高くなっている。これは主
としてテーパ管から成る噴射管24の作用による。また
このように燃料噴射ノズル20に加わる燃料の圧力が高
くなることから、図10に示すように針弁のリフトが速
くなっている。
【0028】図11はエンジンの回転数に対する噴射時
期とポンプ側圧力とノズル側圧力とをそれぞれ示してい
る。ポンプ側圧力は従来よりも本案の方が低くなる。こ
れに対してノズル側圧力は本案の方が従来よりも高くな
っている。また噴射時期は従来よりも本案の方が速くな
っている。
期とポンプ側圧力とノズル側圧力とをそれぞれ示してい
る。ポンプ側圧力は従来よりも本案の方が低くなる。こ
れに対してノズル側圧力は本案の方が従来よりも高くな
っている。また噴射時期は従来よりも本案の方が速くな
っている。
【0029】図12および図13はエンジンの負荷に対
する排気ガス中の煙の濃度と排気ガス中の炭化水素の濃
度をそれぞれ示している。本案のようにヘリカルなスピ
ルポート58とテーパ管24とを組合わせることによっ
て、エンジの負荷に対する排気ガス中の濃度は低下する
傾向にある。また図13に示すようにエンジンの負荷に
対する排気ガス中の炭化水素の濃度も低下する傾向にあ
る。これらのグラフから明らかなように、ヘリカルポー
ト58とテーパ管24との組合わせによって、排ガス改
善が達成されることが証明されている。
する排気ガス中の煙の濃度と排気ガス中の炭化水素の濃
度をそれぞれ示している。本案のようにヘリカルなスピ
ルポート58とテーパ管24とを組合わせることによっ
て、エンジの負荷に対する排気ガス中の濃度は低下する
傾向にある。また図13に示すようにエンジンの負荷に
対する排気ガス中の炭化水素の濃度も低下する傾向にあ
る。これらのグラフから明らかなように、ヘリカルポー
ト58とテーパ管24との組合わせによって、排ガス改
善が達成されることが証明されている。
【0030】
【発明の効果】本発明は、燃料噴射ポンプのバレルのス
ピルポートをプランジャの傾斜溝の傾斜角とほぼ一致す
るヘリカルな形状とするとともに、噴射管を燃料噴射ポ
ンプ側の管内径は大きく燃料噴射ノズル側の方が小さい
テーパ管から構成したものである。従って燃料噴射ノズ
ル側に従来よりも高圧で燃料圧を供給して噴射終期の燃
料の切れを良好にすることにより、噴射期間の大幅な短
縮が可能になる。すなわち噴射の終期の燃料の切れが向
上し、これによって排気ガス中の粒子状物質や煙あるい
は炭化水素の量を低減できるようになり、大幅な排ガス
改善が達成されることになる。
ピルポートをプランジャの傾斜溝の傾斜角とほぼ一致す
るヘリカルな形状とするとともに、噴射管を燃料噴射ポ
ンプ側の管内径は大きく燃料噴射ノズル側の方が小さい
テーパ管から構成したものである。従って燃料噴射ノズ
ル側に従来よりも高圧で燃料圧を供給して噴射終期の燃
料の切れを良好にすることにより、噴射期間の大幅な短
縮が可能になる。すなわち噴射の終期の燃料の切れが向
上し、これによって排気ガス中の粒子状物質や煙あるい
は炭化水素の量を低減できるようになり、大幅な排ガス
改善が達成されることになる。
【図1】本発明の一実施例に係る燃料噴射装置を備える
ディーゼルエンジンの要部の縦断面図である。
ディーゼルエンジンの要部の縦断面図である。
【図2】燃料噴射ノズルの縦断面図である。
【図3】燃料噴射ポンプの要部斜視図である。
【図4】同燃料噴射ポンプの縦断面図である。
【図5】噴射管の断面図である。
【図6】燃料噴射ポンプの要部縦断面図である。
【図7】従来の燃料噴射ポンプの要部断面図である。
【図8】ポンプ・カム角に対する燃料噴射ポンプの圧力
の変化を示すグラフである。
の変化を示すグラフである。
【図9】ポンプ・カム角に対する燃料噴射ノズルの圧力
の変化を示すグラフである。
の変化を示すグラフである。
【図10】ポンプ・カム角に対する燃料噴射ノズル針弁
リフトの変化を示すグラフである。
リフトの変化を示すグラフである。
【図11】エンジンの回転数に対する噴射時期、ポンプ
側圧力、ノズル側圧力の変化を示すグラフである。
側圧力、ノズル側圧力の変化を示すグラフである。
【図12】エンジンの負荷に対する排気ガスの煙の濃度
の変化を示すグラフである。
の変化を示すグラフである。
【図13】エンジンの負荷に対する排気ガス中の炭化水
素の濃度の変化を示すグラフである。
素の濃度の変化を示すグラフである。
10 シリンダブロック 11 シリンダ 12 ピストン 13 ピストンピン 14 コンロッド 15 シリンダヘッド 16 吸気ポート 17 排気ポート 18 吸気バルブ 19 排気バルブ 20 燃料噴射ノズル 21 燃焼室 24 噴射管(テーパ管) 25 燃料噴射ポンプ 26 ポンプユニット 27 メカニカルガバナ 28 コントロールラック 29 カムシャフト 30 カム 31 タイマ 34 ノズル本体 35 噴口 36 リテーナ 37 ノズルホルダ 38 ノズルニードル 39 押圧ロッド 40 ばね 41 バルブシート 42、43 燃料通路 44 ばね受け 45 調整ねじ 46 雌ねじ 47 キャップ 48 突部 49 雄ねじ 50 接続用ナット 51 燃料だめ 54 プランジャ 55 タペット 56 コイルばね 57 バレル 58 スピルポート 59 傾斜溝 60 ピニオン 61 コントロールスリーブ 62 切欠き 63 係合板 64 デリベリバルブ 65 ケーシング 66 バルブシート 67 コイルばね
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料噴射ポンプによって燃料を加圧する
とともに、加圧された燃料を噴射管を通して燃料噴射ノ
ズルに供給し、その噴口から燃料を噴射するようにした
燃料噴射装置において、 前記燃料噴射ポンプのバレルのスピルポートをプランジ
ャの傾斜溝の傾斜角とほぼ一致するヘリカルな形状とす
るとともに、 前記噴射管を前記燃料噴射ポンプ側の管内径は大きく前
記燃料噴射ノズル側の方が小さいテーパ管から構成し
た、 ことを特徴とする燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7513693A JPH06257534A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7513693A JPH06257534A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06257534A true JPH06257534A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=13567480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7513693A Pending JPH06257534A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06257534A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6082335A (en) * | 1996-07-26 | 2000-07-04 | Motorenfabrik Hatz Gmbh & Co. Kg. | Fuel injection pump for internal combustion engines, in particular one-cylinder diesel engines |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP7513693A patent/JPH06257534A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6082335A (en) * | 1996-07-26 | 2000-07-04 | Motorenfabrik Hatz Gmbh & Co. Kg. | Fuel injection pump for internal combustion engines, in particular one-cylinder diesel engines |
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