JPH06258018A - 光ic化変位計 - Google Patents

光ic化変位計

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JPH06258018A
JPH06258018A JP5046543A JP4654393A JPH06258018A JP H06258018 A JPH06258018 A JP H06258018A JP 5046543 A JP5046543 A JP 5046543A JP 4654393 A JP4654393 A JP 4654393A JP H06258018 A JPH06258018 A JP H06258018A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で高精度な変位測定を可能とした光IC
化変位計を実現する。 【構成】 LDと、このLDの片面に取り付けられ前記
LDの出力光をコリメートするコリメータレンズと、こ
のコリメータレンズからの光が入射される測定対象物
と、この測定対象物からの反射光をレンズを介して導波
する測定光導波路と、前記LDの他方の出射面からの光
を導波する参照光導波路と、この参照光導波路または前
記測定光導波路を伝搬する光の位相を変調するための位
相変調器と、前記測定光導波路と参照光導波路を結合す
る結合用光導波路と、この結合用光導波路で結合された
光が入射される受光素子とを備えた構成の光IC化干渉
計部を具備し、前記位相変調器で参照光または測定光の
位相を正弦波状に変調することにより前記受光素子から
得られた干渉信号のスペクトラム位相から前記測定対象
物の変位を測定するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定物の変位を測定す
る光IC化変位計に関し、小型で高精度な測定を可能と
するものである。
【0002】
【従来の技術】このような光IC化変位計の従来例とし
て、特開昭64−12204号『光IC干渉計』があ
る。図3は、その実施例の構成図である。図3におい
て、基板21に光導波路22と、参照光導波路31,3
2,33,34と、干渉導波路41,42,43,44
と、分岐導波路23とを形成し、参照光導波路32,3
3,34の光路長を参照光導波路31,32,33の光
路長よりもそれぞれλ/8長く形成したものである。な
お、24は発光素子、25,26,27,28はミラ
ー、29はパワー分配器、35は光導波路22を伝搬す
る光束をコーナーキューブ30に向けて射出する光ファ
イバ、36はコーナーキューブ30で反射した光束を分
岐導波路23に導入させる光ファイバ、37,38,3
9,40は受光素子である。
【0003】このような構成において、図4は上記光I
C干渉計を利用してコーナーキューブ30の移動距離な
どを求める信号処理回路を示したものであり、図5に示
す信号処理回路の各回路の出力信号の説明図を用いて簡
単に説明する。
【0004】コーナーキューブ30のX方向の移動によ
り、各シュミット回路52〜55から方形波信号S1
4 が出力される。ところで、参照光導波路32〜34
の光路長が参照光導波路31〜33の光路長よりもそれ
ぞれλ/8長く形成されているので、方形波信号S1
3 、方形波信号S2 とS4 はそれぞれλ/4の位相差
がある。また、方形波信号S1 〜S3 と方形波信号S2
〜S4 はそれぞれλ/8の位相差がある。
【0005】そして、各方形波信号S1 〜S4 の立ち上
がり時および立ち下がり時にワンショット回路57〜6
0,61〜64からカウントパルスが発生し、このカウ
ントパルスはアンド回路65〜68,70〜73を介し
てオア回路69,74から出力される。このオア回路6
9,74から出力されるカウントパルスはコーナーキュ
ーブ30がλ/4移動する毎に発生し、また、オア回路
69から出力されるカウントパルスとオア回路74から
出力されるカウントパルスとはλ/8の位相差がある。
したがって、オア回路85からコーナーキューブ30が
λ/8移動する毎にカウントパルスが出力されることに
なり、コーナーキューブ30の移動距離をλ/8のオー
ダで求めることができる。
【0006】コーナーキューブ30が−X方向に移動し
た場合も、同様に、コーナーキューブ30のλ/4の移
動毎にカウントパルスがワンショット回路57〜60,
61〜64から発生し、そのカウントパルスがアンド回
路75〜78,80〜83を介してオア回路79,84
から出力される。そして、上記と同様にオア回路79か
ら出力されるカウントパルスとオア回路84から出力さ
れるカウントパルスとはλ/8の位相差があるので、オ
ア回路86から出力されるカウントパルスをカウントす
ることによりコーナーキューブ30の移動距離をλ/8
のオーダで求めることができる。
【0007】このように、上記従来例では、対象物の移
動距離をλ/2以上のオーダで求めることができ、ま
た、対象物の移動方向を判断することもできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に示す『光IC干渉計』においては、 (1)方向性結合器やY分波・結合器やクロス導波路な
ど多くの素子で構成されているため、複雑であり、小型
・低価格化が難しい。また、各素子でパワーロス(散
乱)が積算されるため、S/Nの良い信号を得にくい。 (2)ミラー25〜28やクロス導波路で反射光が発生
し、その反射光が発光素子24に戻ると発振波長が不安
定となるため、装置の動作が不安定となってしまう。ま
た、反射光が受光素子37〜40に入るとコヒーレント
ノイズとなり、測定値に周期的な誤差が発生する。 (3)位相シフタをニオブ酸リチウムの電気光学効果を
利用して実現しているが、DCドリフトがあるので、安
定して動作させるのが難しい。などの欠点があった。
【0009】本発明は上記従来技術の課題を踏まえて成
されたものであり、小型で高精度な変位測定を可能とし
た光IC化変位計を提供することを目的としたものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、レーザダイオード(以下、単にLD
という)と、このLDの片面に取り付けられ前記LDの
出力光をコリメートするコリメータレンズと、このコリ
メータレンズからの光が入射される測定対象物と、この
測定対象物からの反射光をレンズを介して導波する測定
光導波路と、前記LDの他方の出射面からの光を導波す
る参照光導波路と、この参照光導波路または前記測定光
導波路を伝搬する光の位相を変調するための位相変調器
と、前記測定光導波路と参照光導波路を結合する結合用
光導波路と、この結合用光導波路で結合された光が入射
される受光素子とを備えた構成の光IC化干渉計部を具
備し、前記位相変調器で参照光または測定光の位相を正
弦波状に変調することにより前記受光素子から得られた
干渉信号のスペクトラム位相から前記測定対象物の変位
を測定するようにしたことを特徴とする。また、前記参
照光導波路、測定光導波路および結合用光導波路は、火
炎堆積法で製作したガラス導波路で構成すると共に、前
記位相変調器は熱光学効果を利用して構成したことを特
徴とする。また、前記参照光導波路、測定光導波路およ
び結合用光導波路は、ニオブ酸リチウム基盤上のチタン
拡散で製作すると共に、前記位相変調器は電気光学効果
を利用して構成したことを特徴とする。また、前記参照
光導波路、測定光導波路および結合用光導波路の端面を
斜めに加工したことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によると、 (1)光IC干渉計部を、一つの結合用光導波路と位相
シフタのみで構成し、小型・低価格化を実現すると共
に、パワー損失を最小としている。 (2)LDの両面から出射される光の一方を参照光、他
方を測定光として利用する構成を取ることにより、LD
への戻り光およびコヒーレントノイズの発生を本質的に
なくしている。 (3)干渉位相の測定法として、参照光路の位相を正弦
波状に振る位相変調法を用いることにより、信号を変調
周波数上に乗せることができ、DCドリフトの影響を受
けない、安定した動作としている。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明の光IC化変位計の一実施例を示す構成図で
ある。図1において、参照光導波路1、測定光導波路
2、Y形光導波路3は、特公昭62−48806号『光
導波路用薄膜の製造方法』で開示されている火炎堆積法
を用いて製作されたガラス導波路で構成され、熱光学効
果を利用して構成された位相変調器4は、参照光導波路
1上にスパッタや蒸着でCrなどのヒータ電極を付加し
て構成されている。
【0013】LD5からの出射光は、LD5の片面に取
り付けられたセルフォックレンズ6でコリメートされ、
測定点に設置された測定対象物であるコーナーキューブ
(以下、単にCCという)8で反射される。反射光は、
セルフォックレンズ7で集光され、測定光導波路2に入
射する。一方、LD5の他方の面から出射された光は、
参照光導波路1に入射し、Y形光導波路3で測定光導波
路2からの光と合波され、干渉する。干渉波は、Y形光
導波路3を伝搬し、受光素子9で受光され、電気信号に
変換される。
【0014】ここで、参照光導波路4には位相変調器4
が付加されており、導波光の位相を信号源18で正弦波
状に変調している。受光素子9で検出されたフォト電流
(干渉信号)は、I/V変換回路11で増幅した後、乗
算器12,16に入力される。乗算器16では、信号源
18からの信号と、干渉信号の乗算が行われ、ローパス
フィルタ15を通すことで、干渉信号のサイン成分を検
出する。
【0015】一方、乗算器12では、信号源18の周波
数を周波数ダブラで17で2倍にし、干渉信号との乗算
を行い、ローパスフィルター13を通すことにより、干
渉信号のコサイン成分を検出する。
【0016】ローパスフィルター13から得られるサイ
ン信号sinφとローパスフィルター15から得られる
コサイン信号cosφから、干渉位相φを演算装置14
で計算する。
【0017】このような構成において、LD5から出射
し、セルフォックレンズ6→CC8→セルフォックレン
ズ7→測定光導波路2を通って、Y形光導波路3の合波
点まできた測定光の光路をLm 、LD5の他端から出射
し、位相変調器4→参照光導波路1を通って、Y形光導
波路3の合波点まできた参照光の光路をLr とすると、
Y形光導波路3を通り、受光素子9で検出され、I/V
変換回路11で増幅される干渉信号I0 は、次式で表さ
れる。なお、式中のAは干渉強度を示す定数である。 I0 =A・cosφ φ=2・π・(Lm −Lr )/λ
【0018】ここで、干渉信号I0 の測定だけでは、光
源の出力変動やCC8を移動したときの反射率の変化な
どにより高精度の測定ができないし、移動方向の判別が
できない。そこで、これらの欠点を克服するために、位
相変調器4を用いて、参照光の位相を正弦波状に変調す
る。変調周波数をωm 、変調深さをξとすると、受光素
子9から得られる干渉信号Im は、次式となる。 Im =A・cos{φ+K・cos(ωm t)} ─ K=4・π・ξ/λ
【0019】この式をベッセル関数を用いて展開し、
変調周波数ωm の成分を乗算器12とローパスフィルタ
13で検出し、また、変調周波数の2倍の周波数成分2
ωmを乗算器16とローパスフィルタ15で抽出する
と、次式となる。 Im (ωm )=2A・J1 (K)sinφ Im (2ωm )=2A・J2 (K)cosφ
【0020】ここで、 J1 (K)=J2 (K) となるように、変調深さξを調整する(ξ=0.23
λ)か、ローパスフィルタ13,15のゲインを調整し
て、演算器14で下式を計算することで、干渉位相φの
高精度な測定が可能となり、変位の検出が可能となる。 Lm =(λ/2π)・tan-1{Im (ωm )/I
m (2ωm )}+Lr
【0021】また、光導波路部のパターンとして、図1
に示すY形分岐だけでなく、図2に示すような2×2の
分岐パターンでも可能である。この場合には、干渉位相
φの測定方法としては、参照光の位相を正弦波状に変調
する位相変調法だけでなく、参照光へ与える位相シフト
を90degと固定して使用することも可能であり、こ
の場合は、sinφとcosφの信号をI/V変換回路
11で直接出力することができる。さらに、Y形光導波
路ではなく、方向性結合器を用いた構成としても良い。
【0022】なお、上記実施例において、基盤材料に、
ニオブ酸リチウムを使用し、チタン拡散で光導波路部を
作製しても同様の効果を得られる。この場合には、基盤
が電気光学効果を持つため、電極パターンを製作し、電
界を印加するだけで、位相変調が可能である。
【0023】また、光導波路部の端面を斜めに加工する
ことにより、LDや受光素子への戻り光を低減すること
ができ、LDの出力損失や受光素子へのノイズの混入を
防止できる。
【0024】さらに、上記実施例では、LD5らの出射
光をセルフォックレンズ6を用いて平行光とし、空間伝
搬させる例を示したが、LD5からの光をファイバなど
の光導波路に入射させ、測定対象まで導き、反射光もフ
ァイバなどの光導波路に入射させて検出することも可能
である。
【0025】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに、本発明によれば、 (1)光IC化干渉計部を1つの結合用光導波路と位相
シフタだけで構成しているため、小型・低価格化が可能
である。 (2)LDの両面から出射される光の一方を参照光に、
他方を測定光として利用する構成としているため、LD
への戻り光およびコヒーレントノイズの発生を本質的に
なくすことができる。 (3)干渉位相の測定法として、参照光路の位相を正弦
波状に振る位相変調法を用いることにより、信号を変調
周波数上に乗せることができ、DCドリフトの影響を受
けない安定した動作を実現できる。などの効果を有する
光IC化変位計を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光IC化変位計の一実施例を示す構成
図である。
【図2】本発明の光IC化変位計の他の実施例を示す構
成図である。
【図3】光IC干渉計の従来例である。
【図4】図3の光IC干渉計の信号処理回路の回路構成
図である。
【図5】図4の信号処理回路の各回路の出力信号の説明
図である。
【符号の説明】
1 参照光導波路 2 測定光導波路 3 Y形光導波路(結合用光導波路) 4 位相変調器 5 レーザダイオード 6、7 セルフォックレンズ 8 コーナーキューブ(測定対象物) 9 受光素子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】ローパスフィルター13から得られるコサ
イン信号cosφとローパスフィルター15から得られ
るサイン信号sinφから、干渉位相φを演算装置14
で計算する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】この式をベッセル関数を用いて展開し、
変調周波数ωm の成分を乗算器16とローパスフィルタ
ー15で検出し、また、変調周波数の2倍の周波数成分
2ω m を乗算器12とローパスフィルター13で抽出す
ると、次式となる。 Im (ωm )=2A・J1 (K)sinφ Im (2ωm )=2A・J2 (K)cosφ
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザダイオード(5)と、 このレーザダイオード(5)の片面に取り付けられ前記
    レーザダイオード(5)の出力光をコリメートするコリ
    メータレンズ(6)と、 このコリメータレンズ(6)からの光が入射される測定
    対象物(8)と、 この測定対象物(8)からの反射光をレンズ(7)を介
    して導波する測定光導波路(2)と、 前記レーザダイオード(5)の他方の出射面からの光を
    導波する参照光導波路(1)と、 この参照光導波路(1)または前記測定光導波路(2)
    を伝搬する光の位相を変調するための位相変調器(4)
    と、 前記測定光導波路(2)と参照光導波路(1)を結合す
    る結合用光導波路(3)と、 この結合用光導波路(3)で結合された光が入射される
    受光素子(9)とを備えた構成の光IC化干渉計部を具
    備し、 前記位相変調器(4)で参照光または測定光の位相を正
    弦波状に変調することにより前記受光素子(9)から得
    られた干渉信号のスペクトラム位相から前記測定対象物
    (8)の変位を測定するようにしたことを特徴とする光
    IC化変位計。
  2. 【請求項2】 前記参照光導波路(1)、測定光導波路
    (2)および結合用光導波路(3)は、火炎堆積法で製
    作したガラス導波路で構成すると共に、前記位相変調器
    (4)は熱光学効果を利用して構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の光IC化変位計。
  3. 【請求項3】 前記参照光導波路(1)、測定光導波路
    (2)および結合用光導波路(3)は、ニオブ酸リチウ
    ム基盤上のチタン拡散で製作すると共に、前記位相変調
    器(4)は電気光学効果を利用して構成したことを特徴
    とする請求項1記載の光IC化変位計。
  4. 【請求項4】 前記参照光導波路(1)、測定光導波路
    (2)および結合用光導波路(3)の端面を斜めに加工
    したことを特徴とする請求項1記載の光IC化変位計。
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