JPH06258233A - 欠陥検査装置 - Google Patents

欠陥検査装置

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Publication number
JPH06258233A
JPH06258233A JP4242493A JP4242493A JPH06258233A JP H06258233 A JPH06258233 A JP H06258233A JP 4242493 A JP4242493 A JP 4242493A JP 4242493 A JP4242493 A JP 4242493A JP H06258233 A JPH06258233 A JP H06258233A
Authority
JP
Japan
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light
light beam
foreign matter
pellicle
wavelength
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4242493A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitomo Hayano
史倫 早野
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH06258233A publication Critical patent/JPH06258233A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 迷光により誤って異物を検出する確率を小さ
くすると共に、低段差異物を高い確率で検出する。 【構成】 光源7からの光ビームをレンズ系8,9を介
してシート状の光ビームL2に変換し、この光ビームL
2で斜めにペリクル1上の領域10を照射し、光源11
からの光ビームをレンズ系12,13を介してシート状
の光ビームL4に変換し、この光ビームL4でほぼ垂直
にペリクル1上の領域10を照射する。領域10内の異
物等の欠陥からの散乱光を受光レンズ14で集光し、こ
の集光された光で1次元撮像素子15の撮像面にその欠
陥の像を結像する。低段差異物は光ビームL4の散乱光
により検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体素子等を
フォトリソグラフィ工程で製造する際に原版として使用
されるレチクル若しくはフォトマスク、又はこれら原版
の防塵膜(ペリクル)の表面上に付着した異物等の欠陥
を検査する場合に適用して好適な欠陥検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子又は液晶表示素子等をフォト
リソグラフィ工程で製造する際に、原版としてのレチク
ル又はフォトマスク(以下、「レチクル」と総称する)
に形成されたパターンを投影光学系を介して感光基板上
に転写する露光装置が使用されている。そのレチクルの
パターン形成面に所定の規格より大きい異物が付着して
いるか、又はそのパターン形成面のパターンに欠陥が存
在すると、感光基板上に形成されるパターンに不良が生
じるため、レチクルを露光装置に装着する前に、異物を
含む欠陥の有無、欠陥の位置及び欠陥の大きさ等を検査
する必要がある。また、レチクルのパターン形成面に直
接異物が付着するのを防止するため、レチクルの両面
(又は片面)にはペリクルと呼ばれる防塵膜が張設され
ていることがあるが、このようにペリクルが張設された
レチクルについては、ペリクルの表面の異物を含む欠陥
の有無、欠陥の位置及び欠陥の大きさ等を検査する必要
がある。
【0003】図7は、従来の欠陥検査装置の一例を示
し、この図7において、光透過性の薄膜よりなるペリク
ル1は、矩形の枠状のペリクルフレーム2を介してレチ
クル3上にこのレチクル3と平行に張設されている。レ
チクル3は載物台4上に載置され、載置台4は駆動装置
5によりY方向に移動できるように構成され、載物台4
のY方向への移動量は、リニアエンコーダ等の測長装置
6により測長されている。そして、レーザ光源等の光源
7から射出された光ビームL1は、シリンドリカルレン
ズ8及び集光レンズ9により一方向のみに拡大されてシ
ート状の光ビームL2となり、この光ビームL2がペリ
クル1の表面上のY方向に垂直なX方向に延びたスリッ
ト状の照射領域10に斜めに入射する。
【0004】仮にペリクル1の表面上に異物30が存在
しているときは、この異物30から散乱光L12が発生
し、この散乱光L12が受光レンズ14により集光さ
れ、このように集光された光により1次元CCD等の1
次元撮像素子15上にスリット状の照射領域10内の異
物30の像が結像される。この場合、1次元撮像素子1
5の一列の受光画素はペリクル1上のX方向と共役な方
向に配列されており、ペリクル1上の異物30のX方向
の付着位置は、1次元撮像素子15上の何番目の受光画
素から信号が得られたかにより分かる。また、そのとき
の測長装置6の計測信号から、その異物30のY方向の
位置が分かる。更に、1次元撮像素子15の受光画素か
ら得られる画素出力信号の大小によって、異物30の大
きさの程度が分かる。なぜならば、大きい異物から発生
する散乱光量は大きく、小さい異物から発生する散乱光
量は小さいからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
においては、光ビームL2がペリクル1を透過してペリ
クルフレーム2の内面に照射され、異物からの散乱光と
は無関係な散乱光(以下、「迷光」と称する)が発生
し、この迷光による像を誤って異物として検出してしま
うという不都合があった。その様子を図8を参照して説
明する。
【0006】図8は、図7をY方向(受光レンズ14の
方向)から見た斜視図であり、この図8において、シー
ト状の光ビームL2の一部の光ビームは、ペリクル1を
透過してペリクルフレーム2の内壁2aの領域SA部に
入射する。これにより領域SAからは略々あらゆる方向
に散乱光が発生し、その一部は更に内壁2aの別の斜線
を施した領域SBに達する。そのため、内壁2aの領域
SA及び領域SBからの散乱光が、迷光として受光レン
ズ14により集光され、その迷光が異物からの散乱光と
全く同様に1次元撮像素子15により受光されてしま
う。このような迷光の量は、光ビームL2のペリクル1
に対する入射角によって変わり、後述するように、光ビ
ームL2の入射角を大きくすれば迷光に対応する画素出
力信号は小さく抑えられる。
【0007】しかしながら、このとき新たに高さの低い
異物(以下、「低段差異物」という)に対する検出能力
が低下するという不都合が生じることが、本発明者によ
り明らかとなった。即ち、図9(a)に示すように、ペ
リクル1上の通常の高い異物31に大きな入射角の光ビ
ームL2が照射されても、その異物3からは十分検出で
きるだけの散乱光L13が発生する。これに対して、図
9(b)に示すように、ペリクル1上の低段差異物32
に大きな入射角の光ビームL2が照射されると、その異
物の背が低いためにその異物の極めて僅かな部分にしか
光ビームL2が照射されず、発生する散乱光L14の光
量が著しく小さくなってしまうのである。
【0008】本発明は斯かる点に鑑み、被検物の表面の
異物等の欠陥を検査する際に、迷光により誤って異物を
検出する確率を小さくできると共に、高さの低い低段差
異物でも確実に検出できる欠陥検査装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による欠陥検査装
置は、例えば図1に示す如く、光透過性基板(1)の表
面の欠陥を検査する装置において、光透過性基板(1)
に第1の光ビーム(L2)を斜めに照射する第1の光照
射手段(7〜9)と、光透過性基板(1)に第2の光ビ
ーム(L4)をほぼ垂直に照射する第2の光照射手段
(11〜13)と、それら第1の光ビーム及び第2の光
ビームによるその欠陥からの散乱光を光電変換する受光
手段(14,15)と、この受光手段からの光電変換信
号の内の第1の光ビーム(L2)に対応する第1の信号
と、その光電変換信号の内の第2の光ビーム(L4)に
対応する第2の信号とより、その欠陥の種類及び大きさ
を判別する信号処理手段とを有するものである。
【0010】この場合、それら第1及び第2の光照射手
段は光透過性基板(1)に対して時分割的に光ビームを
照射し、その信号処理手段はそれら第1及び第2の光照
射手段の発光のタイミングに基づいてその受光手段から
の光電変換信号からそれら第1及び第2の信号を抽出す
るものであっても良い。また、第1の光ビーム(L2)
の波長と第2の光ビーム(L4)の波長とが異なり、そ
の受光手段は、例えば図6に示すように、その欠陥から
の散乱光を波長弁別してそれら第1及び第2の光ビーム
に対応する散乱光を得る波長弁別手段(25)と、波長
弁別手段(25)により分離されたその第1の光ビーム
に対応する散乱光を光電変換する第1の光電変換手段
(26A)と、波長弁別手段(25)により分離された
その第2の光ビームに対応する散乱光を光電変換する第
2の光電変換手段(26B)とを有するものであっても
良い。
【0011】
【作用】斯かる本発明の原理につき図3を参照して説明
する。図3は図1の要部を示し、この図3において、第
1の光照射手段から発生された第1の光ビーム(L2)
は、光透過性基板(1)に対して角度αで斜めに入射す
る。また、受光手段(14,15)の受光光軸(AX
1)と光透過性基板(1)の表面とは角度βで交差して
いる。例えば、光透過性基板(1)がペリクルであると
すると、光透過性基板(1)に照射される光ビームの入
射角が85゜以上であれば、光透過性基板(1)でのそ
の光ビームの透過率はかなり小さくなる。仮に、光透過
性基板(1)としてのペリクルの種類を限定すれば、或
る特定の波長の第1の光ビーム(L1)に対して、光透
過性基板(1)の透過率を数%以下に抑えることも可能
である。
【0012】従って、例えば光透過性基板(1)がペリ
クルである場合には、角度α及び角度βを共に5゜以下
とすれば、第1の光ビーム(L2)の光透過性基板
(1)での透過光(L2a)の光量は第1の光ビーム
(L2)の光量の数%に抑えられる。従って、透過光
(L2a)により光透過性基板(1)の支持枠(2)の
内壁で発生する散乱光(L5)の光量も抑えられるだけ
でなく、散乱光(L2a)の一部が再び光透過性基板
(1)を透過して受光手段(14,15)に達するとき
にも、光透過性基板(1)の透過率に対応してその散乱
光(L2a)の数%しか透過してこないので、その散乱
光(L2a)が迷光として問題となることはなくなる。
【0013】しかし、第1の光ビーム(L2)だけを用
いた欠陥検査装置においては、例えば図4(a)及び
(b)で示すように、光透過性基板(1)上に付着した
高さのある異物(22)と高さのない低段差異物(2
3)とでは、光透過性基板(1)の上方から見た大きさ
は同程度であっても、それぞれから発生する散乱光(L
7)及び(L8)とを比較すると、低段差異物(23)
の散乱光(L8)の光量が著しく小さくなる。従って、
散乱光量に応じて異物の大きさを判定する従来の散乱光
受光方式の欠陥検査装置においては、上方から見た大き
さの大きい低段差異物(23)を小さい異物としてその
大きさを誤まって判定してしまう。これに対して、例え
ば図4(c)及び(d)に示すように、仮に光透過性基
板(1)に対してほぼ垂直な方向から光ビーム(L4)
を照射すれば、散乱光(L9,L10)の光量は異物
(22,23)の高さにあまり依存しない。
【0014】そこで、本発明においては、図3に示すよ
うに、光透過性基板(1)に対してほぼ垂直に第2の光
ビーム(L4)を照射している。例えば、光透過性基板
(1)がペリクルである場合、ほぼ垂直に光ビームを照
射したときのペリクルの透過率は80〜100%程度な
ので、その第2の光ビーム(L4)の透過光(L4a)
の光量は、第2の光ビーム(L4)の光量とほとんど同
じである。そして、その透過光(L4a)は、例えば光
透過性基板(1)の裏面の基板(3)上の回路パターン
(21)に達し、この回路パターン(21)から回折光
(L6)が発生する。しかし、この回折光(L6)は受
光手段(14,15)に達するまでに光透過性基板
(1)を通過する。そこで、仮に第2の光ビーム(L
4)と第1の光ビーム(L2)とが同じ波長であり、角
度βが第2の光ビーム(L4)の波長に対しても光透過
性基板(1)での透過率が小さくなるような場合には、
受光手段(14,15)に入ってくる回折光(L6)の
光量は小さくなり、回折光(L6)は迷光として問題と
なるレベルには至らない。但し、第1の光ビーム(L
2)を照射することなく、第2の光ビーム(L4)のみ
を照射して異物検査を行う場合には、小さい異物に対す
る検出能力が劣る。
【0015】本発明者の実験によれば、第1の光ビーム
(L2)を用いた検査では10μm以上の大きさの一般
的異物は確実に検出できるが、金属から剥離したメッキ
のように、薄いが大きい(例えば径100μm程度で厚
さ数μm程度)異物は散乱光量が小さく検出できない場
合もある。これに対して、第2の光ビーム(L4)を用
いると、そのような薄いが大きい異物(低段差異物)は
確実に検出できるが、逆に数10μm程度の大きさの異
物は検出できないということが判明している。従って、
本発明においては、2つの光ビームを用いて互いの検出
方式の短所を補い合うような構成とした。
【0016】また、それら第1及び第2の光照射手段が
光透過性基板(1)に対して時分割的に光ビームを照射
し、信号処理手段がそれら第1及び第2の光照射手段の
発光のタイミングに基づいてその受光手段からの光電変
換信号からそれら第1及び第2の信号を抽出する場合に
は、それら第1の信号及び第2の信号を高いSN比で分
離できる。
【0017】また、第1の光ビーム(L2)の波長と第
2の光ビーム(L4)の波長とを異ならしめて、波長弁
別により第1の光ビームに対応する散乱光と第2の光ビ
ームに対応する散乱光とを分離する場合には、検査時間
を短縮できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明による欠陥検査装置の一実施例
につき図1〜図5を参照して説明する。本例はレチクル
上にペリクルフレームを介して張設されたペリクルの欠
陥検査を行う装置に本発明を適用したものであり、図1
において図7に対応する部分には同一符号を付してその
詳細説明を省略する。
【0019】図1は本実施例の欠陥検査装置の機構部を
示し、この図1において、ペリクル1はペリクルフレー
ム2を介してレチクル3上に張設され、レチクル3は載
物台4に載置され、載物台4は駆動装置5によりY方向
に移動でき、そのY方向の移動量は測長装置6により測
長される。レーザ光源等の第1の光源7から射出された
光ビームL1は、負のシリンドリカルレンズ8及び集光
レンズ9によりシート状の光ビームL2に変換され、光
ビームL2がペリクル1上のX方向に延びたスリット状
の照射領域10に照射される。この際、光ビームL2に
対するペリクル1の透過率が例えば5%以下になるよう
に、ペリクル1の表面と光ビームL2とがなす角度αは
5゜より小さく設定されている。特に、光ビームL2の
波長及び偏光状態の条件は、ペリクル1に対して透過率
が低くなるような条件を選択するのが好ましい。
【0020】一方、レーザ光源等の第2の光源11から
射出された光ビームL3は、負のシリンドリカルレンズ
12及び正のシリンドリカルレンズ13によりシート状
の光ビームL4に変換され、この光ビームL4が、ペリ
クル1上で光ビームL2の照射領域と同一のX方向に延
びた照射領域10に照射される。光ビームL4のペリク
ル1に対する入射角はほぼ零に設定され、光ビームL4
はペリクル1に対してほぼ垂直に入射する。
【0021】ペリクル1上の異物等の欠陥からの散乱光
は受光レンズ14により集光され、このように集光され
た光が、1次元撮像素子15上にペリクル1のスリット
状の照射領域10内の異物の像を結像する。ペリクル1
上の異物のX方向の付着位置は、1次元撮像素子17の
何番目の受光画素で受光されたかで分かり、その異物の
Y方向の位置はそのときの測長装置6の測長出力により
分かる。また、受光レンズ14の光軸AX1とペリクル
1の表面とが成す角度(以下、「受光角」という)βは
5゜以下に設定され、光源7から射出される光ビームL
2と同じ波長の光ビームがその受光角βでペリクル1を
透過する際の透過率が低くなるようになっている。この
とき、光源11から射出される光ビームL4の波長の光
ビームに対しても、その受光角βでペリクル1を透過す
る際の透過率が低くなっていることが好ましく、構成を
単純化するためには光源7からの光ビームの波長と光源
11からの光ビームの波長とを同一にするとよい。
【0022】更に、ペリクル1にほぼ垂直に入射する光
ビームL4の偏光状態が、X方向よりY方向に偏光した
直線偏光である方が、ペリクル1の下面のレチクル3上
のパターンからの回折光の光量が小さくなることが、本
発明者により実験的に確認されている。従って、光ビー
ムL4としては、Y方向に偏光した光を用いるとよい。
このような構成により本例においては、図3に示すよう
に、斜め入射する光ビームL2の内で、ペリクル1を透
過する透過光L2aの光量は小さくなり、透過光L2a
がペリクルフレーム2の内壁で散乱されて生ずる散乱光
L5の光量も小さくなり、光ビームL2に起因する迷光
は少なくなっている。
【0023】また、ほぼ垂直にペリクル1に入射する光
ビームL4の内で、ペリクル1を透過する透過光L4a
の光量は入射光の光量に近く、ペリクル1の裏面のレチ
クル2上の回路パターン21からは比較的強い回折光L
6が発生し得る。しかしながら、受光レンズ14の光軸
AX1の受光角βが小さいので、その回折光L6はほと
んど受光レンズ14には入射しない。
【0024】図4を参照してそのように斜め入射の光ビ
ームL2及びほぼ垂直入射の光ビームL4を用いること
による利点につき説明する。即ち、斜め入射の光ビーム
L2を使用した場合には、図4(a)に示すように通常
の背の高い異物22からは強い散乱光L7が得られるの
に対して、図4(b)に示すように背の低い低段差異物
23から得られる散乱光L8は弱い。一方、ほぼ垂直入
射の光ビームL4を使用した場合には、図4(c)に示
すように通常の背の高い異物22からは比較的強い散乱
光L9が得られるのと共に、図4(d)に示すように背
の低い低段差異物23から得られる散乱光L10も比較
的強い。従って、ほぼ垂直に入射する光ビームL4を併
用することにより、低段差異物の検出確率を高めること
ができる。
【0025】本実施例でペリクル1上の異物を検査する
ための第1の検査方法としては、光ビームL2と光ビー
ムL4とを常に同時にペリクル1上に照射し、光ビーム
L2及び光ビームL4のおのおのに起因して異物から発
生する散乱光を区別せずに1次元撮像素子15で受光す
る方法がある。この方法では、迷光による信号や電気的
ノイズを除去するため、1次元撮像素子15から得られ
る画素出力信号の内から或る値以上の画素出力信号のみ
を異物からの信号として検出する。更に、検出した画素
出力信号を強度に応じて例えば3段階に分ければ、異物
のおおよその大きさを判定することができる。
【0026】本実施例でペリクル1上の異物を検査する
ための第2の検査方法は、光ビームL2と光ビームL4
とを交互に点灯し、光ビームL2と光ビームL4とのお
のおのに起因して異物から発生する散乱光を時分割的に
区別して検出する方法である。図2は時分割処理する場
合の本例の信号処理部の構成の一例を示し、この図2に
おいて、制御部16が光源7及び11を交互に点灯す
る。そして、1次元撮像素子15から出力される画素出
力信号はアナログ/デジタル(A/D)変換器17を介
してデジタル信号に変換され、光源7が点灯されている
ときのA/D変換器17からの出力信号は第1記憶部1
8に記憶され、光源11が点灯されているときのA/D
変換器17からの出力信号は第2記憶部19に記憶され
る。
【0027】そして、第1記憶部18から出力される出
力信号、即ち斜め入射の光ビームL2に対応する画素出
力信号SHと、第2記憶部19から出力される出力信
号、即ち垂直入射の光ビームL4に対応する画素出力信
号SVとが、演算部20に供給される。演算部20は、
それらの信号SH及びSVを処理して、異物の有無を示
す異物検出信号S1、異物の大きさ(ランク)を示す異
物ランク信号S2及び低段差異物かどうかを示す低段差
異物信号S3を出力する。
【0028】次に、図5のフローチャートを参照して、
時分割的に異物検査を行う際の動作の一例につき説明す
る。先ず図5のステップ101において、斜め入射用の
光源7が点灯され、光ビームL2の照射によりペリクル
1上の異物から散乱される光を1次元撮像素子15で受
光して得られた画素出力信号SHが第1記憶部18に記
憶される(ステップ102)。次に、垂直入射用の光源
11が点灯され(ステップ103)、光ビームL4の照
射によりペリクル1上の異物から散乱される光を1次元
撮像素子15で受光して得られた画素出力信号SVが第
2記憶部19に記憶される(ステップ104)。これ以
後の動作は図2の演算部20の動作である。
【0029】その後、ステップ105において、斜め入
射光対応の画素出力信号SHが、検出閾値V1 より大き
いかどうかを判断し、(V1 <SH)ならば異物検出信
号S1をオン(例えばハイレベル“1”)にした後(ス
テップ106)、画素出力信号SHの大小から異物のお
およその大きさを判定する(ステップ107)。この場
合、検出閾値V1 ,V2 ,V3 がそれぞれφ10μm,
φ50μm,φ100μmの大きさの異物(但し、低段
差異物ではない一般的な異物)に相当する信号強度とす
る。従って、(V1 <SH≦V2 )ならば、φ10〜φ
50μmの大きさの異物と判定し、異物ランク信号S2
のレベルをAランクの値に設定する(ステップ10
8)。
【0030】また、(V2 <SH≦V3 )である場合に
は、φ50〜φ100μmの大きさの異物と判定し、異
物ランク信号S2のレベルをBランクの値に設定し(ス
テップ109)、(V3 <SH)ならばφ100μm以
上の大きい異物と判定し、異物ランク信号S2をCラン
クの値に設定する(ステップ110)。これら異物検出
信号S1及び異物ランク信号S2の値は、1次元撮像素
子15の各画素毎又は所定の長さ単位毎に設定される。
ステップ110に続いて、ステップ111において図1
の載物台4を介してY方向にレチクル3を所定量移動さ
せた後、再びステップ101以下の動作が繰り返され
る。
【0031】また、ステップ108及び109において
は、それぞれ異物の大きさがAランク及びBランクと判
定されているが、誤ってCランクの低段差異物を小さい
異物と判定している虞がある。そこで、ステップ108
及び109からそれぞれステップ112に移行して、垂
直入射対応の画素出力信号SVが所定の検出閾値V4
り大きいかどうかを調べる。この検出閾値V4 は、垂直
入射の光ビームL4がペリクル1上のCランクの異物に
照射されたときに得られる画素出力信号SVに基づいた
値である。従って、(V4 <SV)が成立するときに
は、Cランクの低段差異物が検出されたことを意味する
ので、ステップ113に移行して、低段差異物信号S3
をオン(例えばハイレベル“1”)にすると共に、異物
ランク信号S2をCランクの値に設定する。その後動作
はステップ111に移行する。一方、ステップ112に
おいて、(V4 ≧SV)である場合には、低段差異物で
はないため、動作はそのままステップ111に移行す
る。低段差異物信号S3の値も、1次元撮像素子15の
各画素毎又は所定の長さ単位毎に設定される。
【0032】また、ステップ105において、(V1
SH)である場合にも、誤ってCランクの低段差異物を
見逃している虞がある。そこで、ステップ105からス
テップ114に移行して、垂直入射対応の画素出力信号
SVが検出閾値V4 より大きいかどうかを調べる。そし
て、(V4 <SV)が成立するときには、Cランクの低
段差異物が検出されたことを意味するので、ステップ1
15に移行して、低段差異物信号S3をオンにすると共
に、異物ランク信号S2をCランクの値に設定する。そ
の後動作はステップ111に移行する。一方、ステップ
114において、(V4 ≧SV)である場合には、低段
差異物でもないため、ステップ116において、異物検
査信号S1をオフ(例えばローレベル“0”)にした
後、ステップ111に移行する。
【0033】図1において、載物台4を介してレチクル
3及びペリクル1をY方向にステップ的に移動させなが
らそれぞれ図5の異物検査動作を繰り返すことにより、
ペリクル1の全面の異物検査が行われる。この検査結果
をペリクルの異物管理基準と照合し、例えばCランクの
異物が1個でも検出されたらそのペリクル1は使用不可
と判定し、Bランク又はAランクの異物が検出された場
合にはそれぞれのランクの異物の検出個数に応じて合否
を判断する。
【0034】次に、本発明の他の実施例につき図6を参
照して説明する。本例の機構部の構成は、図1の光源
7,11、受光レンズ14及び1次元撮像素子15を除
いてほぼ同じであるため、図6では受光系のみの構成を
示す。また、本例では図1の光源7及び11として、そ
れぞれ波長λ1 の光ビームL1及び波長λ2 の光ビーム
L3を発生する光源が使用され、波長λ1 と波長λ2
は異なっている。そして、図1の光ビームL2が入射す
る角度α及び受光系の受光角βは、共に波長λ1及び波
長λ2 の光ビームに対してペリクル1の透過率が小さく
なるように設定される。
【0035】図1のペリクル1上の異物で散乱されて、
図6の本例の受光レンズ24に入射する散乱光L11に
は、斜め入射の光ビームに対応する波長λ1 の散乱光
と、垂直入射の光ビームに対応する波長λ2 の散乱光と
が含まれている。受光レンズ24の後にダイクロイック
ミラー(波長選択ミラー)25が設けられ、波長λ1
散乱光はダイクロイックミラー25を透過して1次元撮
像素子26A上に異物の像を結像し、波長λ2 の散乱光
はダイクロイックミラー25で反射されて1次元撮像素
子26B上に異物の像を結像する。1次元撮像素子26
A及び26Bからは、それぞれ波長λ1 及び波長λ2
散乱光に対応する画素出力信号が出力される。そして、
波長λ1 の散乱光に対応する画素出力信号は、図2の斜
め入射対応の画素出力信号SHに対応し、波長λ2 の散
乱光に対応する画素出力信号は、図2の垂直入射対応の
画素出力信号SVに対応するため、以後は例えば図5の
ステップ105以下の処理により異物検査を行うことが
できる。
【0036】上述のように本例でも図1の角度α及び受
光角βが、ペリクル1での光ビームの透過率が小さくな
るように設定されているため、ペリクルフレーム2の内
壁での散乱光やレチクル3のパターンによる回折光に起
因する迷光を低減して高いSH比で異物検査が実行でき
る。また、光源7及び11を同時に点灯して、波長弁別
により両者に対応する画素出力信号を弁別しているの
で、異物検査を高速に行うことができる。
【0037】なお、上述実施例では、ペリクル上のスリ
ット状の照明領域に光ビームを照射しているが、例えば
ペリクル上にスポット状に光ビームを照射し、この光ビ
ームを振動ミラー等を用いてX方向に走査する方式にも
本発明を同様に適用することができる。このように振動
ミラー等を用いてスポット状の光ビームを走査する方式
の場合には、1次元撮像素子の代わりに単一の受光素子
を使用することができる。
【0038】また、上述実施例では、検査対象がレチク
ル上に張設されたペリクルであるが、レチクル自体を検
査対象とする場合にも本発明がそのまま適用できる。即
ち、レチクル自体の表面に付着した異物等の欠陥を検査
する場合にも、レチクルの表面を透過して側面で反射さ
れて受光系に入射する迷光等を低減する必要があると共
に、低段差異物の検出を正確に行う必要があるため、本
発明は有効である。このように、本発明は上述実施例に
限定されず本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成
を取り得る。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、通常の異物等の欠陥
は、第1の光照射手段から被検面に斜めに照射される光
ビームを使用することにより、少ない迷光のもとで検査
することができる。また、低段差異物については、第2
の光照射手段から被検面にほぼ垂直に入射する光ビーム
の散乱光が強くなることから、高い確率で正確に検出す
ることができる。
【0040】また、第1の光照射手段からの第1の光ビ
ームに対応する信号と、第2の光照射手段からの第2の
光ビームに対応する信号とを時分割的に分離する場合に
は、両者の信号のSN比が高い利点がある。また、第1
の光照射手段からの第1の光ビームに対応する信号と、
第2の光照射手段からの第2の光ビームに対応する信号
とを波長弁別により分離する場合には、検査時間が速い
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による欠陥検査装置の一実施例の機構部
を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例で時分割処理を行う場合の信号処
理部を示す機能ブロック図である。
【図3】図1の機構部のペリクル近傍の光ビームの様子
を示す斜視図である。
【図4】(a)及び(b)はそれぞれ斜め入射の光ビー
ムによる散乱光の様子を示す図、(c)及び(d)はそ
れぞれ垂直入射の光ビームによる散乱光の様子を示す図
である。
【図5】図1の実施例で異物検査を行う場合の動作の一
例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施例の受光系を示す構成図であ
る。
【図7】従来の欠陥検査装置を示す斜視図である。
【図8】図7のペリクルフレームの内壁の様子を示す一
部を切り欠いた斜視図である。
【図9】従来技術の課題の説明に供する図である。
【符号の説明】
1 ペリクル 2 ペリクルフレーム 3 レチクル 4 載物台 5 駆動装置 7,11 光源 14,24 受光レンズ 15,26A,26B 1次元撮像素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 21/66 J 7630−4M

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性基板の表面の欠陥を検査する装
    置において、 前記光透過性基板に第1の光ビームを斜めに照射する第
    1の光照射手段と、 前記光透過性基板に第2の光ビームをほぼ垂直に照射す
    る第2の光照射手段と、 前記第1の光ビーム及び前記第2の光ビームによる前記
    欠陥からの散乱光を光電変換する受光手段と、 該受光手段からの光電変換信号の内の前記第1の光ビー
    ムに対応する第1の信号と、前記光電変換信号の内の前
    記第2の光ビームに対応する第2の信号とより、前記欠
    陥の種類及び大きさを判別する信号処理手段とを有する
    ことを特徴とする欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の光照射手段は前記光
    透過性基板に対して時分割的に光ビームを照射し、前記
    信号処理手段は前記第1及び第2の光照射手段の発光の
    タイミングに基づいて前記受光手段からの光電変換信号
    から前記第1及び第2の信号を抽出することを特徴とす
    る請求項1記載の欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の光ビームの波長と前記第2の
    光ビームの波長とが異なり、 前記受光手段は、前記欠陥からの散乱光を波長弁別して
    前記第1及び第2の光ビームに対応する散乱光を得る波
    長弁別手段と、該波長弁別手段により分離された前記第
    1の光ビームに対応する散乱光を光電変換する第1の光
    電変換手段と、前記波長弁別手段により分離された前記
    第2の光ビームに対応する散乱光を光電変換する第2の
    光電変換手段とを有することを特徴とする請求項1記載
    の欠陥検査装置。
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