JPH06258752A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH06258752A
JPH06258752A JP4534193A JP4534193A JPH06258752A JP H06258752 A JPH06258752 A JP H06258752A JP 4534193 A JP4534193 A JP 4534193A JP 4534193 A JP4534193 A JP 4534193A JP H06258752 A JPH06258752 A JP H06258752A
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silver halide
group
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compound
emulsion layer
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JP4534193A
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Takeo Arai
健夫 荒井
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン
化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料におい
て、該ハロゲン化銀乳剤層がテトラゾリウム化合物及び
下記一般式〔1〕で表される化合物を含有する。尚、感
光性ハロゲン化銀乳剤粒子は環状ポリスルフィド化合物
の存在下で化学増感され、また支持体に対しハロゲン化
銀乳剤層を含む側の親水性コロイド層中に下記一般式
〔2〕で表される化合物を含有する。 〔式中、Zはチアゾール、環等を完成するに必要な原子
群を表す。R1、R2、R3、R4及びR5はそれぞれ同じ
か又は異なってもよく水素原子、アルキル基等、を表
す。ただしR1、R2、R3、R4及びR5のうちの少なく
とも3つは、水溶性基を担持した有機基を有する基を表
す。〕 【効果】 硬調かつ高感度でしかも残色の少ないHe-Ne
レーザー用スキャナー感光材料を提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷製版に使用されるハ
ロゲン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷製版の分野において色分解ス
キャナーやレーザーイメージャー等、レーザー光源を用
いてフィルムへ出力する機器が多く開発されている。し
かし通常レーザービームを高速で走査するために実質的
な露光時間は10-5秒以下でありこのような極短時間露光
では通常のハロゲン化銀写真感光材料では高照度不軌を
生じてしまうため日本写真学会誌、vol31,NO.1,p34〜4
4、NO.2,p81〜86、NO.3,p139〜149,vol32,NO.1,p13〜17
に記載されているイリジウム塩等の特殊な金属をドープ
した乳剤を使用したりしているが、近年走査スピードの
高速化により、露光時間が短くなり、かつますます高感
度なハロゲン化銀写真感光材料が求められている。
【0003】また、近年取り扱いの簡便さから平面走査
型のスキャナーが市場に普及しつつある。しかし平面走
査型スキャナーはドラム型スキャナーに比べて点質が劣
るという欠点を有している。この欠点を補うために感光
材料としてより硬調な感光材料が求められている。
【0004】硬調化の手段としては例えば特開昭57-132
137号記載のテトラゾリウム化合物を用いることが知ら
れている。
【0005】しかしながらHe-Neレーザー用の感光材料
に適切な増感色素の多くはテトラゾリウム化合物を併用
すると増感能力が著しく低下するために多量の色素添加
を必要とし、このため残色が多くなるという問題があっ
た。
【0006】増感手段としては米国特許2,493,747号、同
2,526,632号、特開平2-143242号、同3-171135号等が開示
されているがテトラゾリウム化合物との組み合わせにお
いて充分な高感度化と低残色とを達成するものではなか
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題に対
して、本発明の課題は硬調かつ高感度でしかも残色の少
ないHe-Neレーザー用スキャナー感光材料を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、支
持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を
有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハロゲン
化銀乳剤層がテトラゾリウム化合物及び前記一般式
〔1〕(化1)で表される化合物を含有することを特徴
とするハロゲン化銀写真感光材料により達成される。
【0009】尚、本発明の感光性ハロゲン化銀乳剤粒子
は環状ポリスルフィド化合物の存在下で化学増感され、
また支持体に対しハロゲン化銀乳剤層を含む側の親水性
コロイド層中に前記化合物(化2)を含有することが本
発明の好ましい態様である。以下、本発明について具体
的に説明する。
【0010】以下に本発明に係るポリスルフィド化合物
について述べる。
【0011】本発明におけるポリスルフィド化合物は3
つ以上の硫黄原子が連結した部位を1つ以上もつ有機お
よび無機化合物を言う。ポリスルフィド化合物は、直鎖
状,分岐状,環状のいずれの態様の化合物を用いても良
いが、ポリスルフィド化合物の安定性といった観点から
は、環状のポリスルフィド基を有する化合物が特に好ま
しい。これらの化合物の具体的例として以下のような化
合物が挙げられる。なお当然ではあるが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
【0012】
【化3】
【0013】ポリスルフィド化合物を添加する時期につ
いては、該ポリスルフィド化合物の存在下で、ハロゲン
化銀粒子化学増感される状態であれば、任意の工程にお
いて添加することができる。具体的には、ハロゲン化銀
粒子の形成前、ハロゲン化銀粒子の形成中、ハロゲン化
銀粒子形成終了時から脱塩工程前、脱塩工程後から化学
増感開始前までの間、化学増感開始時および化学増感中
から選ばれる任意の時期でよい。好ましくは、化学増感
開始前である。
【0014】ポリスルフィド化合物の添加量は、適用さ
れるハロゲン化銀乳剤の種類や期待する効果の大きさ等
により適量が異なるが、ハロゲン化銀1モルあたり1×1
0-5mg〜100mgである。好ましくは、1×10-3〜10mgであ
る。
【0015】本発明における化学増感においては、金、
白金などの貴金属による増感剤を併用することが特に好
ましい。これら貴金属増感剤の例としては、例えば金増
感剤(米国特許第2540085号、同第2597876号、同第2399
083号など)、第VIII族金属イオン化合物による増感
(米国特許第2448060号、同第2540086号、同第2566245
号、同第2566263号、同第2598079号など)が挙げられ
る。この他本発明においては、還元増感剤(米国特許第
2518698号、同第2419974号、同第2983610号など)など
も適用できる。
【0016】本発明に使用されるハロゲン化銀乳剤(以
下ハロゲン化銀乳剤乃至単に乳剤などと称する。)に
は、ハロゲン化銀として例えば塩化銀を50モル%以上、
好ましくは55〜90モル%含有する塩臭化銀乳剤又は塩沃
臭化銀乳剤を用いられるが、好ましくは単分散度20以下
の単分散乳剤であって、粒径は3μm以下で特に0.1〜1
μmが好ましい。単分散度の定義は、特開昭62-32444号
に記載された定義を用いた。
【0017】本発明の乳剤には粒子形成終了までにハロ
ゲン化銀1モル当り10-5〜10-10モル、好ましくは10-6
〜10-9モルのロジウム塩(を含む錯塩)を含有させるこ
とが好ましい。このようなロジウム塩としては、従来知
られているものが任意に用いられ、代表的には〔Na3RhC
l6〕、〔K3RhBr6〕、塩化ロジウムアンミン錯体、ロジ
ウムトリクライド等が用いられる。
【0018】また本発明の乳剤は、ロジウム塩の他に粒
子形成終了までに、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリ
ウム塩、イリジウム塩(を含む錯塩)および鉄塩(を含
む錯塩)から選ばれる少なくとも1種を含有することが
できる。
【0019】ハロゲン化銀は、一般的に物理熟成後、不
要の塩類を除去するため脱塩を行う。脱塩の方法として
は、ゲル化、透析による方法、あるいは水溶性硫酸塩等
による塩析法等いずれの方法をも用いることができる
が、変性ゼラチンあるいはアクリル酸系ポリマーを用い
たゲル化法では、上述脱塩方法と本発明の増感法を用い
ると特にカブリの抑制効果が大きいといった観点から
は、好ましい。
【0020】前記変性ゼラチンとしては、例えば特願平
3-324968号記載の化合物等が挙げられる。
【0021】また前記アクリル酸系ポリマーとしては、
例えば特公昭47-17854号、特開昭52-67318号、特開平3-
288143号記載の化合物等が挙げられる。
【0022】次に本発明に用いられる増感色素について
述べる。
【0023】前記一般式〔1〕(化1)に於いて、R1
〜R5のうちの少なくとも3つが水溶性基を担持する有
機基を表すが、ここで言う水溶性基とは、化合物の構造
と生理活性との関係をとらえた所謂構造活性相関にて用
いられるHansch法のπ値が負の値を有するものを指す。
なお Hansch法に関してはJ.Med.Chem,16,1207(1973)、
同20,304(1979)に詳細に記載されている。
【0024】これらの水溶性基のうち、水溶液中でイオ
ン化し、かつそのpKaが4以上11以下のものを2つ以
上有する色素が好ましい。特に好ましくは2つ以上が4
〜11で、かつ1つ以上が4以下のpKaを有する有機基
が分光感度が優れ、かつ残色汚染性が少ない特長を有す
る。
【0025】好ましいpKaを示す具体的な官能基例の
1例を下記に示すが、本発明はこれらのみに限定される
ものではない。
【0026】pKaが4〜11のもの −(CH2)nCOOM、−C6H4COOM、−CH2C6H4COOM、−CH2−CH
=CH−CH2COOM、 −(CH2)2SO2NHC6H4、−CH2CH2CONH2 pKaが4以下のもの −(CH2)nSO3M、−C6H4SO3M、−CH2C6H4SO3M、−CH2−CH
=CH−CH2SO3M −CH2CH(SO3M)CH3 上記の式中、nは2〜4を表し、Mは水素原子、アルカ
リ金属原子又はアンモニウム基、有機アミン基を表す。
【0027】本発明にて、一般式〔1〕のR1〜R5のう
ちの少くとも3つを水溶性置換基にすることにより残色
性と増感性の面から優れた性能を有することは予想でき
なかったことであった。
【0028】一般式〔1〕において、R1〜R5の上記以
外の置換基としては、アルキル基としては直鎖、分岐、
環状のいずれでもよく好ましくは炭素数8までの例えば
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、シクロ
ペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、ヘプチル、オク
チル基などが挙げられる。
【0029】置換アルキル基の好ましい置換基の例とし
てはハロゲン原子(例えばクロール、ブローム、フッ素
原子など)、ヒドロキシ基、炭素数6〜12の単環または
2環のアリール基(このアリール基には例えばフェニル
基に炭素数4までのアルキル基又はニトロ基、ハロゲン
原子などを置換していてもよい)。炭素数4までのアル
コキシカルボニル基(例えばエトキシカルボニル基な
ど)、炭素数4までのアシル基(例えばアセチル基、ベン
ゾイル基でこのべンゼン環にはニトロ基やハロゲン原子
などを置換していてもよい)、炭素数4までのアルコキ
シ基(例えばメトキシ基、エトキシ基など)が挙げられ
る。
【0030】アリール基としては置換基を有していても
よいフェニル基又はナフチル基で、置換基の例としては
炭素数4までのアルキル基(例えばメチル基、エチル
基、イソプロピル基など)を挙げることができる。
【0031】上記一般式〔1〕においてZで表わされる
チアゾール、ベンゾチアゾール、ナフトチアゾール、セ
レナゾール、ベンゾセレナゾル及びナフトセレナゾル環
にはそれそれ分光増感色素に用いられる通常の置換基を
有していてもよく、置換基としては例えば上記のR1
5に置換されてもよい基と同様のアルキル基、置換ア
ルキル基、アリール基、ハロゲン原子の他に、スルホン
アミド基(例えば炭素数4までのアルキル基を置換した
スルホンアミド基など)、カルバモイル基(例えば非置
換カルバモイル基、メチルカルバモイル基、フェニルカ
ルバモイル基など)が好ましく挙げられる。以下に本発明
の一般式〔1〕で表わされる分光増感色素の具体例を示
すが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
【0032】
【化4】
【0033】
【化5】
【0034】
【化6】
【0035】
【化7】
【0036】上記のメロシアニン色素は例えば米国特許
2,493,747号、同2,656,351号に記載の方法又はそれに準
じた合成法により得ることができる。
【0037】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、少
なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層の他に親水性コロイ
ド層を有することができる。また支持体に対してハロゲ
ン化銀乳剤層の反対側に少なくとも1層の親水性コロイ
ド層を有することができる。ハロゲン化銀乳剤層及び親
水性コロイド層に含まれる親水性コロイドとしては、ゼ
ラチン(石炭処理または酸処理いずれでもよい)、ゼラ
チン誘導体、ゼラチンの高分子グラフト化合物、合成親
水性高分子化合物などが挙げられるが、本発明のハロゲ
ン化銀写真感光材料ではゼラチンが好ましい。
【0038】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、硬
調化剤として知られている特開昭57-132137等に記載さ
れているテトラゾリウム化合物を用いる。
【0039】本発明の感光材料には前記(化2)で表さ
れる化合物を添加するとさらに残色が低減される。添加
位置としてはハロゲン化銀乳剤層、あるいは隣接する非
感光性層でもよい。特に好ましくは支持体に対しハロゲ
ン化銀乳剤層の外側に隣接する非感光性層である。添加
量としては0.1〜1g/m2が好ましく、特に好ましくは0.5
〜500mg/m2である。
【0040】本発明のハロゲン化銀乳剤には当業界公知
の各種技術、添加剤等を用いることができる。
【0041】例えば、本発明で用いるハロゲン化銀写真
乳剤および他の親水性コロイド層には、必要に応じて各
種の化学増感剤、色調剤、硬膜剤、界面活性剤、増粘
剤、可塑剤、スベリ剤、現像抑制剤、紫外線吸収剤、イ
ラジェーション防止剤染料、重金属マット剤等を各種の
方法で更に含有させることができる。また、本発明ハロ
ゲン化銀写真乳剤および他の親水性コロイド層中にはポ
リマーラテックスを含有させることができる。
【0042】これらの添加剤は、より詳しくは、リサー
チディスクロジャー第176巻Item17643(1978年12月)お
よび同187巻Item18716巻(1979年11月)に記載されてお
り、その該当個所を次にまとめて示した。
【0043】 添加剤種類 RD17643 RD18716 1.化学増感剤 23頁 648頁右欄 2.感度上昇剤 同上 3.分光増感剤 23〜24頁 648頁右欄〜 強度増感剤 649頁右欄〜650欄 4.増白剤 24頁 5.カブリ防止剤および安定剤 24〜25頁 649頁右欄 6.光吸収剤 フィルター染料紫外線吸収剤 25〜26頁 649頁右欄〜 7.ステイン防止剤 25頁右欄 650頁左〜右欄 8.色素画像安定剤 25頁 9.硬膜剤 26頁 651頁左欄 10.バインダー 26頁 同上 11.可塑剤、潤滑剤 27頁 650右欄 12.塗布助剤、表面活性剤 26〜27頁 同上 13.スタチック防止剤 27頁 同上 本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いることができ
る支持体としては、酢酸セルロース、硝酸セルロース、
ポリエチレンテレフタレートのようなポリエステル、ポ
リエチレンのようなポリオレフィン、ポリエチレン、バ
ライタ紙、ポリオレフィンを塗布した紙、ガラス、金属
等を挙げることができる。これらの支持体は必要に応じ
て下地加工が施される。
【0044】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料は
露光後種々の方法、例えば通常用いられる方法により現
像処理することができる。
【0045】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0046】実施例1 特開昭59-19941号実施例1記載の下引を施したポリエチ
レンテレフタレートフィルム上の一方の側に染料含有
層、ハロゲン化銀乳剤層、保護層の3層を塗布し、他方
の側にバッキング層を塗布した。
【0047】〔染料含有層〕一般式〔I〕の固体分散染
料を表1記載のものを用い、まず酢酸ナトリウム水溶液
によりアルカリ溶解した。続いてこの溶解液に塗布時の
ゼラチン量が0.8g/m2、界面活性剤としてp-ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム10mg/m2となるように添加
し、クエン酸で溶液のpHを5.8に調整し、塗布した。
【0048】〔乳剤(A)の調製方法〕次に示すA液、B
液、C液、D液の溶液を用いて塩臭化銀乳剤を調製し
た。 <溶液A> オセインゼラチン 17g ポリイソプロピレン-ポリエチレンオキシ ジコハク酸エステルナトリウム塩10%エタノール水溶液 5ml 蒸留水 1280ml <溶液B> 硝酸銀 170g 蒸留水 410ml <溶液C> 塩化ナトリウム 45.0g 臭化カリウム 27.4g 三塩化ロジウム3水塩 28μg ポリイソプロピレンオキシジコハク酸 エステルナトリウム塩10%エタノール溶液 3ml オセインゼラチン 11g 蒸留水 407ml 溶液Aを40℃に保温した後、EAg値が160mVになる様に
塩化ナトリウムを添加した。 次に特開昭57-92523号と同
57-92524号記載の混合撹拌機を用いて、ダブルジェット
法にて溶液B及び溶液Cを添加した。添加流量は下記に
示した様に全添加時間80分の間に亘って、除々に添加流
量を増加させEAg値を一定に保ちながら添加を行った。 EAg値は160mVより添加開始5分後に3ml/lの塩化ナトリ
ウム水溶液を用いてEAg値120mVに変化させ、以後混合
の完了迄この値を維持した。 EAg値を一定に保つため、3モル/lの塩化ナトリウム水溶
液を用いてEAg値を制御した。 添加時間 B液 C液 (分) (ml/min) (ml/min) 0 1.13 1.11 10 1.13 1.11 20 2.03 1.99 30 3.17 3.11 40 4.57 4.48 50 6.22 6.10 60 8.13 7.97 70 10.29 10.01 80 12.74 12.49 EAg値の測定には、金属銀電極と、ダブルジャンクショ
ン型飽和 Ag/AgCl 比較電極を用いた(電極の構成は、
特開昭57-197534号に開示されるダブルジャンクション
を使用した)。 又、溶液B液、C液の添加には、流量可変型のローラー
チューブ定量ポンプを用いた。添加中、乳剤のサンプリ
ングにより、系内に新たな粒子の発生が認められないこ
とを電子顕微鏡により観察し、確認している。さらに添
加中、系のpH値を3.0に一定に保つように3%硝酸水溶
液で制御した。
【0049】B液、C液を添加終了後、乳剤は10分間オ
ストワルド熟成した後、常法により、脱塩、水洗を行
い、その後オセインゼラチンの水溶液600ml(オセイン
ゼラチン30g含有)、化合物〔A〕、〔B〕、〔C〕の
混合物の1%水溶液を15mlを添加して55℃、30分間撹拌
により分散した後、750mlに調整し、乳剤Aを得た。
【0050】
【化8】
【0051】このようにして得られた乳剤Aに対して塩
化金酸及び硫黄華を銀1モル当たり1.5mg加え64℃で80
分間増感した後、安定剤として4‐ヒドロキシ‐6-メチ
ル-1,3,3a,7-テトラザインデン1gを加え、増感色素A
を乳剤中に含まれるハロゲン化銀1モルあたり300mg添
加した。
【0052】
【化9】
【0053】次いでハロゲン化銀1モル当り下記テトラ
ゾリウム化合物を30mg/m2加え、更にp-ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ソーダ300mg、スチレン-マレイン酸共重合
体がポリマー2g、スチレン-ブチルアクリレート-アク
リル酸共重合体ラテックス(平均粒径約0.25μm)を15g
加えて、ゼラチン量は乳剤層1.8g/m2、Ag量4.0g/m2となる
ように前記支持体上に塗布した。その際、延展剤とし
て、ビスー(2-エチルヘキシル)スルホコハク酸エステ
ルを10mg/m2、硬膜剤としてホルマリン15mg/m2、グリオ
キザール8mg/m2含むゼラチン量1.0g/m2の保護層を同時
重層塗布した。比較染料として下記(a)、(b)、
(c)を用いた。
【0054】
【化10】
【0055】これらの試料を露光し、下記条件で処理
し、評価した。
【0056】尚、比較として増感色素Aに代えて下記増
感色素Bを用いた試料、また化学増感剤として硫黄華の
代わりにチオ硫酸ナトリウムを銀1モル当たり10mg加え
たものを用い、表1に示す組み合わせにより試料を作成
した。このようにして作成した試料を633nmの干渉フィ
ルター及び光学ウェッジを用い、10-5秒で高照度露光を
行った。
【0057】
【化11】
【0058】露光を与えた試料は、下記の処方による現
像液及び定着液を用いて自動現像機にて処理した。
【0059】 <現像処理条件> (工程) (温度) (時間) タンク容量(l) 現 像 28℃ 30秒 20 定 着 28℃ 30秒 20 水 洗 18℃ 20秒 15 乾 燥 40℃ 20秒 各工程は次工程までのいわゆるワタリ搬送時間も含む。D
ry to Dry時間は100秒である。 <現像液処方> (組成A) 純水(イオン交換水) 150ml エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩 2g ジエチレングリコール 50g 亜硫酸カリウム(55%w/v水溶液) 100ml 炭酸カリウム 50g ハイドロキノン 15g 5-メチルベンゾトリアゾール 200mg 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 30mg 水酸化カリウム 使用液のpHを10.4にする量 臭化カリウム 4.5g (組成B) 純水(イオン交換水) 3ml ジエチレングリコール 50g エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩 25mg 酢酸(90%水溶液) 0.3ml 5-ニトロインダゾール 110mg 1-フェニル-3-ピラゾリドン 700mg ブチルアミンジエタノールアミン 15g 現像液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの順
に溶かし、1リットルに仕上げて用いた。 <定着液処方> (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72.5%w/v水溶液) 240ml 亜硫酸ナトリウム 17g 酢酸ナトリウム・3水塩 6.5g 硼酸 6g クエン酸ナトリウム・2水塩 2g 酢酸(90%w/w水溶液) 13.6ml (組成B) 純水(イオン交換水) 17ml 硫酸(50%w/w水溶液) 4.7g 硫酸アルミニウム(Al2O3換算含量が8.1%w/wの水溶液) 26.5g 定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの順
に溶かし、1リットルに仕上げて用いた。この定着液の
pHは約4.3であった。 (残色の評価)未露光の試料を上記の条件で処理し、5
枚重ねたときの残色を目視で10段階評価を行った。10ラ
ンクが最も良く、5ランクが実用下限で4以下は実用に
耐えないレベルである。
【0060】結果を表1に示す。
【0061】
【表1】
【0062】表1の結果から本発明の試料は、高感度で
かつ硬調で残色も優れている事がわかる。またチオ硫酸
ナトリウムに比べ環状ポリスルフィド化合物で化学増感
した試料はさらに高感度、硬調である。
【0063】実施例2 実施例1で増感色素Aを銀1モル当たり200mgと硫黄華
の組み合わせの処方において乳剤保護層に下記化合物B
を100mg添加した処方と添加しない処方により試料を作
成し、実施例1と同様な評価を行った。結果は下記の通
りであった。
【0064】 化合物Bを用いることで感度、硬調性を損なうことなく
残色が良化していることがわかる。
【0065】
【化12】
【0066】
【発明の効果】本発明により、硬調かつ高感度でしかも
残色の少ないHe-Neレーザー用スキャナー感光材料を提
供することができた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロ
    ゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料にお
    いて、該ハロゲン化銀乳剤層がテトラゾリウム化合物及
    び下記一般式〔1〕で表される化合物を含有することを
    特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 〔式中、Zはチアゾール、ベンゾチアゾール、ナフトチ
    アゾール、セレナゾール、ベンゾセレナゾル、ナフトセ
    レナゾル環を完成するに必要な原子群を表す。R1
    2、R3、R4及びR5はそれぞれ同じか又は異なっても
    よく水素原子、アルキル基、置換アルキル基又はアリー
    ル基を表す。ただしR1、R2、R3、R4及びR5のうち
    の少なくとも3つは、水溶性基を担持した有機基を有す
    る基を表す。〕
  2. 【請求項2】 感光性ハロゲン化銀乳剤粒子が環状ポリ
    スルフィド化合物の存在下で化学増感されることを特徴
    とする請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  3. 【請求項3】 支持体に対しハロゲン化銀乳剤層を含む
    側の親水性コロイド層中に下記一般式〔2〕で表される
    化合物を含有することを特徴とする請求項2記載のハロ
    ゲン化銀写真感光材料。 【化2】
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