JPH0625980A - 保温、脱臭、難燃及び抗菌性繊維製品 - Google Patents

保温、脱臭、難燃及び抗菌性繊維製品

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JPH0625980A
JPH0625980A JP19746892A JP19746892A JPH0625980A JP H0625980 A JPH0625980 A JP H0625980A JP 19746892 A JP19746892 A JP 19746892A JP 19746892 A JP19746892 A JP 19746892A JP H0625980 A JPH0625980 A JP H0625980A
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JP
Japan
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fiber
antibacterial
alumina hydrate
prokaryotic
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JP19746892A
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Hiroshi Nakai
博 中井
Setsuji Edakawa
節治 枝川
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OK TRADING KK
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OK TRADING KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】繊維や粉体等の原核物質に、保温性、脱臭性、
難燃性及び抗菌性を同時に付与すると共に、それらの機
能を長期間にわたり維持できる繊維製品を提供する。 【構成】粉体表面に、粒径が0.1μm以下でBET法
による比表面積が100m2 /g以上の超微細アルミナ
水和物を化学吸着させた後、更にその表面にAg、C
u、Zn等の抗菌性元素またはそれらの混合物を化学吸
着させた粉材を、繊維に充填または表面塗工する。或い
は、繊維表面に、前記超微細アルミナ水和物及び抗菌性
元素を直接化学吸着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織物、編物、レース、
組物、フェルト、不織布等の繊維製品、特に高い保温
性、脱臭性、難燃性及び抗菌性を供せ持った、これらの
繊維製品に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、衣料や寝具その他の繊維製品に
要求される品質としては、軽くて(低比重)、素地が純
白で染色し易く、更には引張強さ、切断、伸び、ヤング
率、弾性、疲労性、耐摩擦性、吸湿・吸水性、耐熱性、
熱伝導性、帯電性、耐光性、耐化学薬品性等に優れてい
る事が挙げられる。
【0003】更に近時カーテン、床敷物等も含めて新た
な機能性として保温性、脱臭性、難燃性及び抗菌性が要
求され、業界からはこれらの特性を個々は勿論のこと4
特性同時に満足するものが強く望まれている。上記の要
望に答えるべく、本発明者らは、先に特開平2−439
44号公報において、無機物又は有機物粒子の表面に超
微細アルミナを析出させた遠赤外線放射体を、特開平2
−202922号公報において、有機高分子をアルミナ
処理した繊維及びフイルム用の遠赤外線放射体による保
温性繊維を、特開平3−51363号公報において、高
い遠赤外線放射性及び脱臭機能を付与したアセテート繊
維を、また特開昭63−196800号公報において、
無機繊維を不燃化したシートを開示した。
【0004】これらは何れも、被処理物である無機物又
は有機物からなる粉体や繊維(以下原核物質と称す)の
懸濁液中で、アルミニウム塩の水溶液と、その中和液と
を同一系内で反応させる事により、粒径0.1μm以下
の超微細なアルミナ水和物を該原核物質の表面に析出、
化学吸着させる事をその根幹としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記発
明は、いずれも原核物質表面に微細なアルミナ水和物を
形成して表面を改質することにより、粉体や繊維に保温
性、脱臭性或いは難燃性を付与したものであるが、既述
した抗菌性まで具有するものではない。また古くから、
Ag、Cu、Zn、Hg、Sn、Pb、B、Cd、Cr
等は、抗菌作用を有する元素であることが知られてお
り、これらの元素或いはその酸化物を、繊維等に均一に
分散、吸着させることにより抗菌性を持たせることは公
知となっている。
【0006】従って、繊維や粉体等の原核物質上に、保
温性、脱臭性及び難燃性を有する微細なアルミナ水和物
と、抗菌性を有する上記元素の両者を形成することによ
り、要望されている保温性、脱臭性、難燃性並びに抗菌
性の4つの機能を同時に備える繊維を得ることができ
る。そのために従来は、保温性、脱臭性及び難燃性を有
するアルミナ水和物と、Ag等の抗菌性元素とを各々別
系で作成して繊維等に充填又は塗工していた。
【0007】しかし、原核物質に、保温性、脱臭性、難
燃性及び抗菌性の4機能を同時に付与できたとしても、
これらの機能を発現させる物質と原核物質との間に強固
な結合が得られないと、原核物質を製品に加工して使用
する場合、折角の機能を維持することができない。特
に、原核物質を繊維製品に加工した場合、染色や紡糸、
編組等の製造工程や、長期間にわたる使用や洗濯によっ
て、機能発現物質が繊維表面から離脱してしまう。アル
ミナ水和物と抗菌性元素を別々に作成し、両者を繊維等
に充填、塗工する従来の方法では、アルミナ水和物や抗
菌性元素の結合力が弱く、これらの効果、機能を長期間
維持することが困難であった。
【0008】既述したように、保温性や脱臭性或いは難
燃性を付与するための超微細なアルミナ水和物を原核物
質表面に均一に且つ強固に形成する方法については、本
発明者らによって確立されている。しかし、それに加
え、抗菌性元素まで原核物質上に形成しようとする場合
に、抗菌性元素との強固な結合を得ることは困難であっ
た。
【0009】従って、本発明の目的は、繊維や粉体等の
原核物質に保温性、脱臭性及び難燃性に加え抗菌性を同
時に付与すると共に、それら機能を発現させるための発
現物質を、原核物質上に均一に且つ強固に形成すること
にある。同時に、これら4機能を同時に備え、且つそれ
ら4機能を長期にわたり維持できる繊維製品を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、粉体の表面
に、粒径が0.1μm以下でBET法による比表面積が
100m2 /g以上の超微細なアルミナ水和物を、原核
物質100重量部に対して3〜50重量部化学吸着させ
た後、更にその表面にAg,Cu,Zn、Hg、Sn、
Pb、B、Cd及びCrから選ばれる元素又はその酸化
物の1種又はそれらの混合物を元素換算で0.5〜5重
量部析出、化学吸着させて成る粉材を、充填又は表面塗
工した保温、脱臭、難燃及び抗菌性繊維製品によって解
決される。 また、上記課題は、繊維の表面に、粒径が
0.1μm以下でBET法による比表面積が100m2
/g以上の超微細なアルミナ水和物を、原核物質100
重量部に対して3〜50重量部化学吸着させた後、更に
その表面にAg、Cu、Zn、Hg、Sn、Pb、B、
Cd及びCrから選ばれる元素又はその酸化物の一種又
はそれらの混合物を元素換算で0.5〜5重量部析出、
化学吸着させて成る保温、脱臭、難燃及び抗菌性繊維製
品によっても解決される。
【0011】
【実施態様】本発明を、実施例に基づいて説明する。 1)合成シリカやアルミナの如き原核物質の5〜10w
t%の懸濁液100部(純分)に対して、アルミナ水和
物で3〜50部になるように5〜10wt%のAlCl
3 を加え強力に攪拌し乍らpH7.5まで5〜1wt%
のNH4 OHで中和すると、原核物質の表面に髭状の超
微細アルミナ水和物が析出し化学吸着する。
【0012】2)連続して上記系内に、AgCl、Ag
NO3 等、抗菌性元素を含む3〜5wt%水溶液を0.
5〜5部(金属換算)添加し、NH4 OHで中和すると
先のアルミナ水和物の表面にAg等の抗菌性物質が均一
に化学吸着する。 3)中和後の懸濁液につき、水を加え乍ら5〜10回デ
カンテーション又は遠心分離機により、NH4 Cl又は
NH4 NO3 が100ppm以下になるまで洗浄、濾過
する。
【0013】4)次に脱水、乾燥して保温、脱臭、難
燃、抗菌性の4機能を同時に備える粉材を得る。 5)これを繊維に常法通り1〜5部/繊維100部充填
するか、PVA、ヒドロキシプロピルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース等のバインダーとともに塗布し
た後、紡織加工する事により保温性、脱臭性、難燃性及
び抗菌性の4機能を同時に備える繊維製品を得る。
【0014】なお原核物質として繊維を利用する場合、
即ち繊維に直接処理する場合は、上記1)の合成シリカ
或いはアルミナの代りに繊維を利用し、2)、3)は同
様にして4)で脱水乾燥した後、紡織加工する事により
保温性、脱臭性、難燃性及び抗菌性の4機能を同時に備
える繊維製品を得る。上記手法により、第1段階で、シ
リカやアルミナ粒子、または繊維等の原核物質表面に、
粒径が0.1μm以下で、BET法による比表面積が1
00m2 /g以上である超微細な髭状のアルミナ水和物
の針状結晶を析出し、強固に化学吸着させた後、第2段
階で、その超微細アルミナ水和物の髭状針状結晶上に更
にAg、Cu、Zn等の抗菌性を有する元素またはその
酸化物を析出し、化学吸着により強固に結合させること
により、保温性、脱臭性、難燃性及び抗菌性の4つの機
能を同時に付与でき、且つそれら機能を長期間維持させ
ることが可能になった。
【0015】即ち、針髭状の原核物質(シリカやアルミ
ナ粒子、繊維)表面の毛針(アルミナ水和物)に、Ag
等の抗菌性物質が吸着した状態となり、有効成分が均一
に担体表面を被覆し、従来試みられた保温性、脱臭性、
難燃性及び/又は抗菌性といった機能を、夫々単独に有
しているものよりも、それら各々について顕著に優れた
品質のものを同時に4機能とも併せ持った極めて有用な
繊維製品を完成し得たものである。
【0016】尚、原核物質としては、特開平2−439
44号でも開示した通り、 1)カオリン、バーミキュライト又は雲母鉱物などの薄
片状粒子 2)球状シリカ、ベリリウム等の球状粒子 3)ガラス、セラミックスあるいはカーボン繊維又はセ
ピオライトなどの繊維状物質あるいは天然及び合成の有
機繊維 4)ゼオライト、珪藻土などの多孔質物質 5)ジルコニア、チタン白、亜鉛華、チタン酸バリウ
ム、チタン酸アルミニウムなどの各種酸化物、炭酸塩、
硫酸塩、硝酸塩などから成る顔料物質 6)プラスチックフイルムなどの膜状物質 などが対象となる。
【0017】また、本発明は、既述した通り第1段階と
して改質されるべき原核物質の懸濁液中で、アルミニウ
ム塩の水溶液とその中和液とを同一系内で反応せさる事
により原核物質上に0.1μm以下でBET法による比
表面積が100m2 /g以上の超微細なアルミナ水和物
を均一に析出、化学吸着せしめ、引続き第2段階で、そ
の懸濁液中で、Ag、Cu、Zn等の塩化物又は硝酸塩
を中和して、Ag、Cu、Zn等の元素又はその酸化物
をアルミナ水和物表面へ化学吸着させる事により所期の
目的を達成し得たものであるが、第1段階と第2段階と
を順に連続して行なう方が、処理工程を逆にして第2段
階を先に行ない次に第1段階を行なった場合、或いは第
1段階の後、一旦乾燥仕上げした後、第2段階の処理を
行なった場合よりも顕著な有意差のある事が判明した。
【0018】更に、原核物質に対するアルミナ水和物や
抗菌性元素の添加率は、原核物質の比表面積によっても
調整が必要であるが、繊維用の場合は、原核物質100
部に対して、アルミナ水和物が3〜50部、望ましくは
5〜30部、Ag等の抗菌性元素を単独又は併用する場
合、その合計量が元素換算で0.5〜5部、望ましくは
1〜3部であり、アルミナ水和物が3部未満、Ag等の
抗菌性元素量が0.5部未満の場合は有意義な効果が発
現せず、アルミナ水和物が50部を超える場合は凝集が
起り、Ag等の抗菌性元素量が5部を超える場合、難
燃、抗菌効果はあるが他の保温、脱臭効果が劣化し、原
価的にも問題が生じることが判明した。
【0019】以下の実施例1により、本発明をより明確
にすることができる。
【0020】
【実施例1】 (第1段階)平均粒径0.2μmの含水珪酸(OKT社
製)100kgを水中に分散させて2m3 の水懸濁液を
作る。これに生成すべきアルミナ水和物がAl2 3
3H2 Oとして20kgになるように調整した10wt
%のAlCl3 を加え、さらに中和当量の10wt%の
NH4 OHを添加して、含水珪酸の表面に短径0.00
2μm、長径0.05μmのアルミナ水和物を析出化学
吸着させる。 (第2段階)上記懸濁後に5wt%のAgClをAg換
算で2kg添加した後、10wt%のNH4 OHで中和
し、アルミナ水和物の表面にAgを析出させる。その
後、水を加え乍ら5回デカンテーションによりClイオ
ンが30ppmになる迄洗滌した後プレス脱水、乾燥、
解砕して粉末化する。
【0021】この粉体をアクリル繊維原液に、繊維10
0部に対して3部混入し、乾燥後、1mmφ×10mm
の繊維を試作した。次に実施例1の方法を基本として、
原核物質、アルミナ水和物及び抗菌性元素であるAgの
量を変えた別態様を、実施例2〜4並びに比較例1〜6
として表1にまとめて列記する。
【0022】
【表1】
【0023】実施例4、比較例4,5の添加量0.06
部は繊維に直接又は間接処理の為、アクリル繊維に対す
る充填部数は3部充填に相当する。尚、比較例3,4,
5で別系作としたのは、別の系でアルミナ水和物又はA
gを製造後、各々を繊維に混合したもので、従来の製法
に相当する。又比較例6は実施例1〜4、比較例1〜5
に使用したアクリル繊維単体であり、アルミナ水和物及
びAgを全く吸着させていない、無処理のものである。
【0024】上記実施例1〜4、比較例1〜6につい
て、保温性に係る遠赤外線放射強度(滋賀県立信楽窯業
試験場法)、NH3 の脱臭率(大阪市立工業研究所
法)、JISL109による難燃性及び黄色ぶどう状球
菌の菌数測定法による抗菌性(日本化学繊維検査協会
法)を測定した結果を、表2に示す。表2の数値は、保
温性、脱臭性、難燃性及び抗菌性の夫々に関して最も優
れた値を示した、アクリル繊維にアルミナ水和物及びA
gを直接処理した実施例4の値を夫々100とした場合
の相対値である。
【0025】
【表2】
【0026】実施例1〜4の手法で原核物質上にアルミ
ナ水和物又はAgを吸着せしめたものは、該繊維を電気
洗濯機で洗濯した場合、50回の洗濯乾燥を繰り返して
も効果は減少せず、非常に強固に化学吸着しているもの
と見なされるが、比較例3〜5の如く、アルミナ水和物
又はAgを別系で製造した後繊維に混合した場合、5回
の洗濯乾燥でその効果は半減した。これは単なる付着と
考え化学吸着と区別した。
【0027】尚、表2の数値は、洗濯回数0回での値で
ある。以上の結果を総括すると、繊維表面に直接アルミ
ナ水和物及びAgを化学吸着せしめたものが、保温、脱
臭、難燃、抗菌性とも非常に優れている。しかし実用上
靴下、サポーター、下着、パジャマ等に加工した繊維製
品に直接処理するのなら良いが、原繊維又は原反に処理
した場合は裁断、縫製時に加工性が悪く、機能性のみを
望む場合は別にして、現行の裁断、縫製工程を変更しな
い限り、含水珪酸等の微粒子に処理したものを繊維に充
填する事が妥当な手段と思われる。
【0028】また、本発明の利用分野は、上記繊維の他
に、浄水器用充填物、食品包装用フィルム充填剤、クー
ラーフィルタ、自動車や室内インテリア等にも、保温
性、脱臭性、難燃性及び抗菌性を付与することができ、
広い分野に応用可能である。
【0029】
【発明の効果】含水珪酸などの粉体表面に超微細なアル
ミナ水和物を化学吸着させて夫々の比表面積を増大さ
せ、更にその表面にAg等の抗菌性元素を均一に化学吸
着させた後、該粉材を繊維に充填又は繊維表面に塗工す
るか、直接繊維表面にアルミナ水和物及びAg等を化学
吸着させたものを衣料、寝具などに利用する事により、
遠赤外線の熱輻射による保温、代謝促進、及び脱臭効果
が発揮され、更にカーテンや床敷物等に難燃性を付与す
ると共に、抗菌性能も発現させることができる。しか
も、それらの効果、機能を長期間にわたり維持でき、保
健医療、環境改善を含め関連業界への多大の貢献が期待
されるものである。
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】従って、繊維や粉体等の原核物質上に、保
温性、脱臭性及び難燃性を有する微細なアルミナ水和物
と、抗菌性を有する上記元素の両者を形成することによ
り、要望されている保温性、脱臭性、難燃性並びに抗菌
性の4つの機能を同時に備える繊維を得ることができ
る。そのために従来は、保温性、脱臭性及び難燃性を有
するアルミナ水和物と、Ag及び/又はCu等の抗菌性
元素とを各々別系で作成して繊維等に充填又は塗工して
いた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】2)連続して上記系内に、AgNO3 及び
/又はCuCl、Cu(NO32 等、抗菌性元素を含
む3〜5wt%水溶液を0.5〜5部(金属換算)添加
し、NH4 OHで中和すると先のアルミナ水和物の表面
にAg及び/又はCu等の抗菌性物質が均一に化学吸着
する。 3)中和後の懸濁液につき、水を加え乍ら5〜10回デ
カンテーション又は遠心分離機により、NH4 Cl又は
NH4 NO3 が100ppm以下になるまで洗浄、濾過
する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】即ち、針髭状の原核物質(シリカやアルミ
ナ粒子、繊維)表面の毛針(アルミナ水和物)に、Ag
及び/又はCu等の抗菌性物質が吸着した状態となり、
有効成分が均一に担体表面を被覆し、従来試みられた保
温性、脱臭性、難燃性及び/又は抗菌性といった機能
を、夫々単独に有しているものよりも、それら各々につ
いて顕著に優れた品質のものを同時に4機能とも併せ持
った極めて有用な繊維製品を完成し得たものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】更に、原核物質に対するアルミナ水和物や
抗菌性元素の添加率は、原核物質の比表面積によっても
調整が必要であるが、繊維用の場合は、原核物質100
部に対して、アルミナ水和物が3〜50部、望ましくは
5〜30部、Ag及び/又はCu等の抗菌性元素を単独
又は併用する場合、その合計量が元素換算で0.5〜5
部、望ましくは1〜3部であり、アルミナ水和物が3部
未満、Ag及び/又はCu等の抗菌性元素量が0.5部
未満の場合は有意義な効果が発現せず、アルミナ水和物
が50部を超える場合は凝集が起り、Ag及び/又はC
等の抗菌性元素量が5部を超える場合、難燃、抗菌効
果はあるが他の保温、脱臭効果が劣化し、原価的にも問
題が生じることが判明した。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【実施例1】 (第1段階)平均粒径0.2μmの含水珪酸(OKT社
製)100kgを水中に分散させて2m3 の水懸濁液を
作る。これに生成すべきアルミナ水和物がAl23
3H2 Oとして20kgになるように調整した10wt
%のAlCl3 を加え、さらに中和当量の10wt%の
NH4 OHを添加して、含水珪酸の表面に短径0.00
2μm、長径0.05μmのアルミナ水和物を析出化学
吸着させる。 (第2段階)上記懸濁に5wt%のAgClをAg換
算で2kg添加した後、10wt%のNH4 OHで中和
し、アルミナ水和物の表面にAgを析出させる。その
後、水を加え乍ら5回デカンテーションによりClイオ
ンが30ppmになる迄洗滌した後プレス脱水、乾燥、
解砕して粉末化する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】この粉体をアクリル繊維原液に、繊維10
0部に対して3部混入し、乾燥後、1mmφ×10mm
の繊維を試作した。次に実施例1の方法を基本として、
原核物質、アルミナ水和物及び抗菌性元素であるAgの
量を変えた別態様を、実施例2〜4並びに比較例1〜6
とし、実施例1のAgの代わりにCuを利用した別態様
を実施例5とし、実施例1のAgの代わりにAgとCu
を併用した別態様を実施例6とし、さらに別系作のAg
の代わりに、別系作のCuを利用した態様を比較例7と
してまとめて列記すると、下記の表1のようになる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【表1】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】実施例4、比較例4,5及び7添加物の
添加量0.06部は繊維に直接又は間接処理の為、アク
リル繊維に対する充填部数は3部充填に相当する。尚、
比較例3,4,5で別系作としたのは、別の系でアルミ
ナ水和物又はAgを製造後、各々を繊維に混合したもの
で、従来の製法に相当する。又比較例6は実施例
比較例3〜5に使用したアクリル繊維単体であり、アル
ミナ水和物及びAg及び/又はCuを全く吸着させてい
ない、無処理のものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】上記実施例1〜、比較例1〜につい
て、保温性に係る遠赤外線放射強度(滋賀県立信楽窯業
試験場法)、NH3 の脱臭率(大阪市立工業研究所
法)、JISL109による難燃性及び黄色ぶどう状球
菌の菌数測定法による抗菌性(日本化学繊維検査協会
法)を測定した結果を、表2に示す。表2の数値は、保
温性、脱臭性、難燃性及び抗菌性の夫々に関して最も優
れた値を示した、アクリル繊維にアルミナ水和物及びA
gを直接処理した実施例4の値を夫々100とした場合
の相対値である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【表2】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】実施例1〜4の手法で原核物質上にアルミ
ナ水和物又はAgを吸着せしめたもの及び実施例5のC
u又は実施例6のAgとCuを吸着せしめたものは、該
繊維を電気洗濯機で洗濯した場合、50回の洗濯乾燥を
繰り返しても効果は減少せず、非常に強固に化学吸着し
ているものと見なされるが、比較例3〜5又は7の如
く、アルミナ水和物又はAg、Cuを別系で製造した後
繊維に混合した場合、5回の洗濯乾燥でその効果は半減
した。これは単なる付着と考え化学吸着と区別した。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【発明の効果】含水珪酸などの粉体表面に超微細なアル
ミナ水和物を化学吸着させて夫々の比表面積を増大さ
せ、更にその表面にAg及び/又はCu等の抗菌性元素
を均一に化学吸着させた後、該粉材を繊維に充填又は繊
維表面に塗工するか、直接繊維表面にアルミナ水和物及
びAg等を化学吸着させたものを衣料、寝具などに利用
する事により、遠赤外線の熱輻射による保温、代謝促
進、及び脱臭効果が発揮され、更にカーテンや床敷物等
に難燃性を付与すると共に、抗菌性能も発現させること
ができる。しかも、それらの効果、機能を長期間にわた
り維持でき、保健医療、環境改善を含め関連業界への多
大の貢献が期待されるものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体の表面に、粒径が0.1μm以下で
    BET法による比表面積が100m2 /g以上の超微細
    なアルミナ水和物を、原核物質100重量部に対して3
    〜50重量部化学吸着させた後、更にその表面にAg,
    Cu,Zn、Hg、Sn、Pb、B、Cd及びCrから
    選ばれる元素又はその酸化物の1種又はそれらの混合物
    を元素換算で0.5〜5重量部析出、化学吸着させて成
    る粉材を、充填又は表面塗工した保温、脱臭、難燃及び
    抗菌性繊維製品。
  2. 【請求項2】 繊維の表面に、粒径が0.1μm以下で
    BET法による比表面積が100m2 /g以上の超微細
    なアルミナ水和物を、原核物質100重量部に対して3
    〜50重量部化学吸着させた後、更にその表面にAg、
    Cu、Zn、Hg、Sn、Pb、B、Cd及びCrから
    選ばれる元素又はその酸化物の一種又はそれらの混合物
    を元素換算で0.5〜5重量部析出、化学吸着させて成
    る保温、脱臭、難燃及び抗菌性繊維製品。
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