JPH06260351A - 電磁誘導器巻線 - Google Patents
電磁誘導器巻線Info
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- JPH06260351A JPH06260351A JP5041036A JP4103693A JPH06260351A JP H06260351 A JPH06260351 A JP H06260351A JP 5041036 A JP5041036 A JP 5041036A JP 4103693 A JP4103693 A JP 4103693A JP H06260351 A JPH06260351 A JP H06260351A
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Abstract
業効率を向上させると共に、コイルと鉄心間における上
端部絶縁をジャンプ絶縁構成とすることにより、絶縁耐
力を向上させ、また、電磁誘導器巻線を安価に構成す
る。 【構成】 鉄心1に同心配置された少なくとも2巻線以
上の巻線からなる電磁誘導器巻線において、低圧側巻線
2は軸方向に1ターン、径方向に複数ターンを構成する
シート導体16からなる巻線により構成され、高圧側巻
線3はタップを有する多重円筒巻線により構成され、タ
ップコイル層38は複数の絶縁導体を巻線の軸方向に並
列に、かつ、ラセン状に巻回形成し、各絶縁線輪素子は
同一巻線層内においてその並置順序とは異なる順序によ
り直列接続するものである。
Description
器巻線に関し、特に、鉄心に同心配置された少なくとも
2巻線以上の巻線からなる電磁誘導器巻線に関するもの
である。
巻線構造か、あるいは円筒巻線構造のいずれかが採用さ
れているが、巻線内の静電容量を大きくすることができ
る点において多重円筒巻線構造が有利であるとされてい
る。一方、低圧側巻線構造にあっては、低電圧で電流が
比較的大きい場合には、シート状の導体(薄板導体)を
巻回したシート巻線が使用されている。
には多重円筒巻線をそれぞれ採用した変圧器巻線の例を
図を参照しながら説明する。なお、高圧側巻線はタップ
を有している。
側巻線であり、鉄心1に同心的に配置されている。3は
高圧側巻線であり、低圧側巻線2の外側に鉄心1に対し
て同心的に配置され、複数個の円筒巻線層4〜8より構
成されている。円筒巻線層4〜8のうち、4〜7はボデ
ィコイル層、8はタップコイル層(8a,8b,8c
は、タップコイル線輪)である。タップコイル層8は高
圧側巻線のほぼ中央部に設けられている。9,10は線
路端子、11〜15はタップ端子を示す。図8(b)
は、図8(a)に示した変圧器巻線の結線図を示し、タ
ップ端子12−13,12−14,11−14,11−
15とタップ端子間接続を順次変えることにより、電圧
を可変調整することができるように構成されている。
側巻線2はシート導体16を使用しており、芯形チュー
ブ17の外周にターン間絶縁物18を介して巻回され、
シート導体16の下端には下端部絶縁物19が、上端に
は上端部絶縁物20がそれぞれ取り付けられている。こ
の低圧側巻線2の展開斜視図を図10に示す。低圧側巻
線2の外周にはダクトスペーサ21を介して高圧側巻線
3が巻回されており、導体には平角絶縁電線22が使用
され、ダクトスペーサ21の外周に巻回された絶縁筒2
3の上に各ボディコイル層4〜7が、一般的には図11
に示すように平角絶縁電線22をラセン状に多数回巻回
して構成されている。各コイル層間には層間絶縁物31
が巻回されている。この平角絶縁電線22の下端部には
下端部絶縁物24が、上端部には上端部絶縁物25がそ
れぞれ取り付けられている。
と同様な平角絶縁電線を使用して、図11に示したよう
にラセン状に巻回されるが、巻回途中において、タップ
端子が引き出される。また、タップ端子12とタップ端
子13との間には所定の絶縁距離を確保するためタップ
ブレイク絶縁物26が挿入される。
ル受け絶縁物27と下部コイル受けスペーサ28により
その重量を受け止められ、上部コイル押さえスペーサ2
9および上部コイル押さえ絶縁物30により軸方向に動
かないように固定される。上部コイル押さえ絶縁物30
は複数枚の絶縁板で構成されており、低圧側巻線2、高
圧側巻線3を十分押さえられるよう鉄心1との間に隙が
ないように複数枚の絶縁板を用いて組み立て調整され
る。また、径方向には、低圧側巻線2の芯形チューブ1
7と鉄心1との間にクサビ32を打ち込んで低圧側巻線
2、高圧側巻線3と鉄心1を固定している。
3に電圧が印加されると電磁誘導作用により、鉄心1に
は磁束が流れ、低圧側巻線2には電圧が誘起される。高
圧側巻線3は平角絶縁電線22の外周に巻回された絶縁
物と各層間に配置された層間絶縁物31により、各ター
ン間および各層間の絶縁が確保される。また、対地間
(鉄心1への絶縁)に対しては、コイルの下端部絶縁物
24、上端部絶縁物25、下部コイル受けスペーサ2
8、上部コイル押さえスペーサ29および下部コイル受
け絶縁物27、上部コイル押さえ絶縁物30により絶縁
が確保される。
絶縁はターン間絶縁物18によりターン間絶縁が確保さ
れ、対地間に対しては、下端部絶縁物19、上端部絶縁
物20と下部コイル受けスペーサ28、上部コイル押さ
えスペーサ29および下部コイル受け絶縁物27、上部
コイル押さえ絶縁物30により絶縁が確保される。ま
た、変圧器の低圧側において短絡が起きると、高圧側巻
線3と低圧側巻線2に大電流が流れ、両コイル間に大き
な電磁機械力が発生する。
線自身の耐力や鉄心1あるいは高圧側巻線3の外部から
の支持物などにより、この電磁機械力に耐えるように構
成される。軸方向の電磁機械力に対してはコイルの下端
部絶縁物19、上端部絶縁物20、下端部絶縁物24、
上端部絶縁物25や下部コイル受けスペーサ28、下部
コイル受け絶縁物27や上部コイル押さえスペーサ2
9、上部コイル押さえ絶縁物30が鉄心1との間の支持
物として作用し、コイルの軸方向に変形するのを防止し
ている。
としては、特開昭63−25910号公報に開示されて
いる「箔巻変圧器」、特開平2−308510号公報に
開示されている「箔巻変圧器」、特開平3−28910
9号公報に開示されている「箔巻変圧器」がある。
は、以上のように構成されているので、低圧側巻線にお
いては導体を1ターン巻回する毎に上・下のコイル端絶
縁物を取り付ける必要があり、高圧側巻線においても各
層の巻回開始時および完了時毎にコイル上・下絶縁物を
取り付けねばならず、巻回作業途中におけるこれらの作
業に多大の時間を要し、作業効率が悪いという問題点が
あった。また、乾式変圧器においては一般に耐熱性の高
い材料を使用している関係から、これらの材料費が高価
となっていた。さらに、電圧の高い高圧側巻線の場合に
あっては、コイルと鉄心間の絶縁がクリープ経路のある
絶縁構成となり、ジャンプ絶縁に比べて絶縁耐力が劣る
という問題点があった。
るためになされたもので、巻線作業途中における作業時
間を短縮して作業効率を向上させると共に、コイルと鉄
心間における上端部絶縁をジャンプ絶縁構成とすること
により、絶縁耐力を向上でき、かつ、安価な電磁誘導器
巻線を得ることを目的とする。
器巻線は、鉄心に同心配置された少なくとも2巻線以上
の巻線からなる電磁誘導器巻線において、低圧側巻線は
軸方向に1ターン、径方向に複数ターンを構成する薄板
導体からなる巻線により構成され、高圧側巻線はタップ
を有する多重円筒巻線により構成され、タップコイルを
含む巻線層は複数の絶縁導体を巻線の軸方向に並列に、
かつ、ラセン状に巻回形成し、各絶縁線輪素子は同一巻
線層内においてその並置順序とは異なる順序により直列
接続するものである。
巻線以上の巻線からなる電磁誘導器巻線において、低圧
側巻線は軸方向に1ターン、径方向に複数ターンを構成
する薄板導体からなる巻線により構成され、高圧側巻線
はタップを有しない巻線により構成され、前記低圧側巻
線または高圧側巻線の少なくとも一方の巻線の端部絶縁
物を下端部絶縁物のみとするものである。
分の巻数をコイル軸方向に分散して巻回し、高圧側巻線
のタップ切換によっても巻線軸方向のアンペアターンに
アンバランスがない巻線構成としている。その結果、電
磁機械力による軸方向の外部推力が発生せず、巻線上端
面のコイル押さえをなくすことができ、コイル上端部の
対地間絶縁がジャンプのみの絶縁構成となり、耐電圧強
度が向上する。また、乾式変圧器においては、高価なコ
イル押さえをなくすことにより、絶縁物の材料費を低減
できる。
高圧巻線にタップを有していないため、巻線軸方向のア
ンペアターンは常に均衡がとれており、電磁機械力によ
る軸方向外部推力が発生しないので、巻線上端面のコイ
ル押さえや上端部絶縁物が省略でき、耐電圧強度が高
く、巻線作業効率を向上させることができる。また、乾
式変圧器においては高価な絶縁物の材料費が低減でき
る。
について説明する。図1において、1〜7,16〜1
9,21〜24,27,28は、図9に示した従来のも
のと同一のものを示しており、その説明を省略する。コ
イル上端部の絶縁および上部コイル押さえ以外、上部コ
イル押さえ絶縁は省略されている。図中、38はタップ
コイル線輪を有するタップコイル層である。図2は、低
圧側巻線2の展開斜視図であり、16〜19は、図10
に示した従来のものと同一のものを示しており、その説
明を省略する。コイル上端部の絶縁は省略されている。
の結線の状態を簡略的に示したものである。図中、38
a,38b,38cは1タップ分のタップ線輪であり、
これらは巻線軸方向にラセン状に巻回され、かつ、互い
に並列に巻回されている。図3(b)は、図1あるいは
図3(a)の結線図を示している。
層38の具体的な構成を示しており、図中、38a,3
8b,38cは1タップ分の線輪であり、それぞれを巻
線軸方向に並列に、かつ、ラセン状に巻回している。図
4(b)は、図4(a)の断面図を示し、図中、11〜
15はタップ端子であり、42〜45はタップ引き出し
リード線であり、絶縁電線で構成されている。
薄板導体で構成された電磁誘導器巻線の例を示してい
る。図中、1,2,16〜19,21,27,28は図
1に示したものと同一のものを示しており、その説明を
省略する。33は高圧側巻線3を構成するシート導体、
34は高圧側巻線3と低圧側巻線2間の絶縁のために設
けられた絶縁筒、35はシート導体33間の絶縁をする
ターン間絶縁物であり、軸方向の上・下にシート導体3
3より幅広に構成されている。また、36はシート導体
33の下端に設けられた下端部絶縁物であり、シート導
体33を支持するとともに、鉄心1との間の絶縁距離を
確保している。
され、高圧側巻線3はタップを有しない多重円筒巻線か
らなるコイルの例を示している。高圧側巻線3の構造は
図3に示したタップを有する場合に比べて簡単であり、
常に軸方向のアンペアターンは均衡がとれたものとな
る。
2を巻回するとき、巻線機上に取り付けられた芯形チュ
ーブ17の上にシート導体16とターン間絶縁物18を
巻回していくが、1ターンを巻回する毎に下端部絶縁物
19を取り付けて行く。このとき、上端部絶縁は不要な
ため、取り付けなくて済み、巻線作業は簡単になる。シ
ート導体16とターン間絶縁物18を順次巻回し、所定
ターン数巻を終了するとその外周にダクトスペーサ21
を取り付けた後、絶縁シートをダクトスペーサ21の上
に巻回して絶縁筒23を構成する。
をラセン状に巻回して高圧側巻線3を構成していく。こ
のとき、各層の巻終わりあるいは巻始めに下端部絶縁物
24を取り付ける。コイルの上端部絶縁は取り付けない
ので、端部絶縁の取り付けに要する時間は半分となり、
また材料も半分ですむ。各コイル層間には層間絶縁物3
1が巻回され、層間の絶縁を確保している。タップコイ
ルの絶縁線輪素子は、直列接続の順番と線輪素子の並置
順序を異ならせ、線輪素子群の境界に大きな電圧が加わ
らないようにしている。
導作用により、鉄心1に磁束が流れ、低圧側巻線2に電
圧が誘起される。高圧側巻線2および低圧側巻線3の下
端においては、下端部絶縁物24,19および下部コイ
ル受けスペーサ28、下部コイル受け絶縁物27により
鉄心1との間の絶縁が確保される。高圧側巻線2および
低圧側巻線3の上端においては、上端部絶縁や上部スペ
ーサ、上部コイル絶縁はないが、鉄心1との間には適切
なギャップが確保されており、固体絶縁物がないためク
リープ絶縁ではなく、ジャンプ絶縁となり、絶縁強度上
好ましい形態となる。低圧側巻線2は、鉄心1に対して
クサビ32により軸方向、径方向に動かないように固定
されており、高圧側巻線3はダクトスペーサ21により
径方向、軸方向に動かないように固定されている。
合について説明する。低圧側で短絡が起こると、高圧側
巻線3、低圧側巻線2に大きな電流が流れ、両コイルに
大きな電磁機械力が発生する。巻線の径方向の電磁機械
力に対しては、巻線自身の耐力や鉄心1あるいは高圧側
巻線3の外部からの支持物などにより、この電磁機械力
に耐えるように構成されている。コイル軸方向の電磁機
械力に対しては、いずれのタップ接続においても、軸方
向のアンペアターンの不均衡が発生しないタップコイル
構造としているため、大きな短絡電流が流れたとして
も、短絡電流によるコイル軸方向の外部推力が生じな
い。このため、コイル上端絶縁や上部スペーサ、上部コ
イル絶縁といったコイル押さえの構造物を必要としな
い。
圧側巻線2のいずれもシート導体で構成された電磁誘導
器巻線にいて説明する。このコイル構成は高圧側、低圧
側とも比較的電圧が低く、電流の大きい変圧器巻線に適
用される。このコイル構成においても、低圧側巻線2、
高圧側巻線3ともコイルの上端部絶縁は取り付けていな
いので端部絶縁の取り付けに要する時間は半分となり、
また、材料も半分ですむ。高圧側巻線3のタップコイル
も軸方向に1ターンで構成されたシート導体33で構成
されているので、タップ切換によっても軸方向のアンペ
アターンの不均衡が生じることはなく、大きな短絡電流
が流れたとしても、短絡電流によるコイル軸方向の外部
推力を生じない。このため、コイル上端部絶縁や上部ス
ペーサ、上部コイル絶縁といったコイル押さえの構造物
を必要としない。
ート導体を、高圧側巻線3はタップを有しない多重円筒
巻線で、平角絶縁電線22を巻回して構成した電磁誘導
器巻線について説明する。この電磁誘導器巻線のコイル
断面図は、タップコイル層38を有しない以外は図1に
示したものと同一である。このコイル構成においても、
低圧側巻線2、高圧側巻線3ともコイル上端絶縁部は取
り付けていないので、端部絶縁の取り付けに要する時間
は半分となり、また、材料も半分ですむ。高圧側巻線3
はタップを有しないので、常に軸方向のアンペアターン
は均衡がとれており、大きな短絡電流が流れたとして
も、短絡電流によるコイル軸方向の外部推力を生じな
い。このため、コイル上端部絶縁や、上部コイル押さえ
スペーサ、上部コイル押さえ絶縁といったコイル押さえ
の構造物を必要としない。
(a)に基づいて説明する。図中、1〜14は、図1〜
図4に示したものと同一のもを示しており、その説明を
省略する。また、8a〜8cはタップコイル線輪であ
り、8dはボディコイルであり、該タップコイル線輪8
a〜8cおよびボディコイル8dはタップコイル層8と
して軸方向に並列にラセン状に巻回されている。図7
(b)は、図7(a)の結線図を示す。図7(a)のコ
イル断面は、タップコイル層8が高圧側巻線3の最外層
に巻回されている以外は図1と同一である。
線2、高圧側巻線3ともコイル上端絶縁部は取り付けて
いないので、端部絶縁の取り付けに要する時間は半分と
なり、また、材料も半分ですむ。各タップコイル線輪8
a〜8cはコイル軸方向に並列に巻回し、いずれのタッ
プ接続においても、軸方向のアンペアターンの不均衡が
発生しないタップコイル構造としているため、大きな短
絡電流が流れたとしても、短絡電流によるコイル軸方向
の外部推力が生じない。このため、コイル上端部絶縁や
上部スペーサ、上部コイル絶縁といったコイル押さえの
構造物を必要としない。
器巻線によれば、鉄心に同心配置された少なくとも2巻
線以上の巻線からなる電磁誘導器巻線において、低圧側
巻線は軸方向に1ターン、径方向に複数ターンを構成す
る薄板導体からなる巻線により構成され、高圧側巻線は
タップを有する多重円筒巻線により構成され、タップコ
イルを含む巻線層は複数の絶縁導体を巻線の軸方向に並
列に、かつ、ラセン状に巻回形成し、各絶縁線輪素子は
同一巻線層内においてその並置順序とは異なる順序によ
り直列接続するため、また、鉄心に同心配置された少な
くとも2巻線以上の巻線からなる電磁誘導器巻線におい
て、低圧側巻線は軸方向に1ターン、径方向に複数ター
ンを構成する薄板導体からなる巻線により構成され、高
圧側巻線はタップを有しない巻線により構成され、前記
低圧側巻線または高圧側巻線の少なくとも一方の巻線の
端部絶縁物を下端部絶縁物のみとするため、巻線作業途
中における作業時間を短縮して作業効率を向上させると
共に、コイルと鉄心間における上端部絶縁をジャンプ絶
縁構成とすることにより、絶縁耐力を向上させ、かつ、
安価な電磁誘導器巻線を得ることができる。
線の構成(実施例1)を示す断面図である。
である。
よびその結線図(b)である。
プコイル層を示す断面図(b)である。
線の構成(実施例2)を示す断面図である。
よびその結線図(b)である。
を示す説明図(a)およびその結線図(b)である。
の構成を示す断面図である。
線を示す斜視図である。
面図である。
について説明する。図1において、1〜7,16〜1
9,21〜24,27,28は、図9に示した従来のも
のと同一のものを示しており、その説明を省略する。コ
イル上端部の絶縁物および上部コイル押さえスペーサ、
上部コイル押さえ絶縁物は省略されている。図中、38
はタップコイル線輪を有するタップコイル層である。図
2は、低圧側巻線2の展開斜視図であり、16〜19
は、図10に示した従来のものと同一のものを示してお
り、その説明を省略する。コイル上端部の絶縁物は省略
されている。
2を巻回するとき、巻線機上に取り付けられた芯形チュ
ーブ17の上にシート導体16とターン間絶縁物18を
巻回していくが、1ターンを巻回する毎に下端部絶縁物
19を取り付けて行く。このとき、上端部絶縁物は不要
なため、取り付けなくて済み、巻線作業は簡単になる。
シート導体16とターン間絶縁物18を順次巻回し、所
定ターンの巻回を終了するとその外周にダクトスペーサ
21を取り付けた後、絶縁シートをダクトスペーサ21
の上に巻回して絶縁筒23を構成する。
をラセン状に巻回して高圧側巻線3を構成していく。こ
のとき、各層の巻終わりあるいは巻始めに下端部絶縁物
24を取り付ける。コイルの上端部絶縁物は取り付けな
いので、端部絶縁物の取り付けに要する時間は半分とな
り、また材料も半分ですむ。各コイル層間には層間絶縁
物31が巻回され、層間の絶縁を確保している。タップ
コイルの絶縁線輪素子は、直列接続の順番と線輪素子の
並置順序を異ならせ、線輪素子群の境界に大きな電圧が
加わらないようにしている。
導作用により、鉄心1に磁束が流れ、低圧側巻線2に電
圧が誘起される。高圧側巻線2および低圧側巻線3の下
端においては、下端部絶縁物24,19および下部コイ
ル受けスペーサ28、下部コイル受け絶縁物27により
鉄心1との間の絶縁が確保される。高圧側巻線2および
低圧側巻線3の上端においては、上端部絶縁物や上部ス
ペーサ、上部コイル絶縁物はないが、鉄心1との間には
適切なギャップが確保されており、固体絶縁物がないた
めクリープ絶縁ではなく、ジャンプ絶縁となり、絶縁強
度上好ましい形態となる。低圧側巻線2は、鉄心1に対
してクサビ32により軸方向、径方向に動かないように
固定されており、高圧側巻線3はダクトスペーサ21に
より径方向、軸方向に動かないように固定されている。
合について説明する。低圧側で短絡が起こると、高圧側
巻線3、低圧側巻線2に大きな電流が流れ、両コイルに
大きな電磁機械力が発生する。巻線の径方向の電磁機械
力に対しては、巻線自身の耐力や鉄心1あるいは高圧側
巻線3の外部からの支持物などにより、この電磁機械力
に耐えるように構成されている。コイル軸方向の電磁機
械力に対しては、いずれのタップ接続においても、軸方
向のアンペアターンの不均衡が発生しないタップコイル
構造としているため、大きな短絡電流が流れたとして
も、短絡電流によるコイル軸方向の外部推力が生じな
い。このため、コイル上端絶縁物や上部スペーサ、上部
コイル絶縁物といったコイル押さえの構造物を必要とし
ない。
圧側巻線2のいずれもシート導体で構成された電磁誘導
器巻線にいて説明する。このコイル構成は高圧側、低圧
側とも比較的電圧が低く、電流の大きい変圧器巻線に適
用される。このコイル構成においても、低圧側巻線2、
高圧側巻線3ともコイルの上端部絶縁物は取り付けてい
ないので端部絶縁物の取り付けに要する時間は半分とな
り、また、材料も半分ですむ。高圧側巻線3のタップコ
イルも軸方向に1ターンで構成されたシート導体33で
構成されているので、タップ切換によっても軸方向のア
ンペアターンの不均衡が生じることはなく、大きな短絡
電流が流れたとしても、短絡電流によるコイル軸方向の
外部推力を生じない。このため、コイル上端部絶縁物や
上部スペーサ、上部コイル絶縁物といったコイル押さえ
の構造物を必要としない。
ート導体を、高圧側巻線3はタップを有しない多重円筒
巻線で、平角絶縁電線22を巻回して構成した電磁誘導
器巻線について説明する。この電磁誘導器巻線のコイル
断面図は、タップコイル層38を有しない以外は図1に
示したものと同一である。このコイル構成においても、
低圧側巻線2、高圧側巻線3ともコイル上端部絶縁物は
取り付けていないので、端部絶縁物の取り付けに要する
時間は半分となり、また、材料も半分ですむ。高圧側巻
線3はタップを有しないので、常に軸方向のアンペアタ
ーンは均衡がとれており、大きな短絡電流が流れたとし
ても、短絡電流によるコイル軸方向の外部推力を生じな
い。このため、コイル上端部絶縁物や、上部コイル押さ
えスペーサ、上部コイル押さえ絶縁物といったコイル押
さえの構造物を必要としない。
線2、高圧側巻線3ともコイル上端部絶縁物は取り付け
ていないので、端部絶縁物の取り付けに要する時間は半
分となり、また、材料も半分ですむ。各タップコイル線
輪8a〜8cはコイル軸方向に並列に巻回し、いずれの
タップ接続においても、軸方向のアンペアターンの不均
衡が発生しないタップコイル構造としているため、大き
な短絡電流が流れたとしても、短絡電流によるコイル軸
方向の外部推力が生じない。このため、コイル上端部絶
縁物や上部スペーサ、上部コイル絶縁物といったコイル
押さえの構造物を必要としない。
Claims (2)
- 【請求項1】 鉄心に同心配置された少なくとも2巻線
以上の巻線からなる電磁誘導器巻線において、低圧側巻
線は軸方向に1ターン、径方向に複数ターンを構成する
薄板導体からなる巻線により構成され、高圧側巻線はタ
ップを有する多重円筒巻線により構成され、タップコイ
ルを含む巻線層は複数の絶縁導体を巻線の軸方向に並列
に、かつ、ラセン状に巻回形成し、各絶縁線輪素子は同
一巻線層内においてその並置順序とは異なる順序により
直列接続することを特徴とする電磁誘導器巻線。 - 【請求項2】 鉄心に同心配置された少なくとも2巻線
以上の巻線からなる電磁誘導器巻線において、低圧側巻
線は軸方向に1ターン、径方向に複数ターンを構成する
薄板導体からなる巻線により構成され、高圧側巻線はタ
ップを有しない巻線により構成され、前記低圧側巻線ま
たは高圧側巻線の少なくとも一方の巻線の端部絶縁物を
下端部絶縁物のみとすることを特徴とする電磁誘導器巻
線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5041036A JP2818090B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 電磁誘導器巻線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5041036A JP2818090B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 電磁誘導器巻線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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|---|---|---|---|---|
| CN105931822A (zh) * | 2016-06-17 | 2016-09-07 | 国家电网公司 | 用于油浸式配电变压器的层式线圈及其制作方法 |
| CN109378156A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-02-22 | 北京全路通信信号研究设计院集团有限公司 | 一种适用于轨道电路的单股扁铜带立绕空芯线圈 |
| JP2024506149A (ja) * | 2021-12-29 | 2024-02-09 | ジャンソ シンマ エレクトリック コーポレーション リミテッド | 巻線体、高電圧巻線及び乾式変圧器 |
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-
1993
- 1993-03-02 JP JP5041036A patent/JP2818090B2/ja not_active Expired - Lifetime
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