JPH06260677A - 読み取り装置の製造方法 - Google Patents
読み取り装置の製造方法Info
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- JPH06260677A JPH06260677A JP5075372A JP7537293A JPH06260677A JP H06260677 A JPH06260677 A JP H06260677A JP 5075372 A JP5075372 A JP 5075372A JP 7537293 A JP7537293 A JP 7537293A JP H06260677 A JPH06260677 A JP H06260677A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板12上に下部電極14a,16aと、少
なくとも2種以上の半導体層が積層されて成る光電変換
層14b,16bと、上部電極14c,16cとを備え
て構成される読み取り装置10において、リークなどの
欠陥の発生が少ない製造方法を提供することにある。 【構成】 少なくとも下部電極14a,16aの上に成
膜される第1の半導体層(14b,16b)を、Sin H
2n+2/H2 (nは正の整数)の流量比を1/40以下に
設定して成膜した。
なくとも2種以上の半導体層が積層されて成る光電変換
層14b,16bと、上部電極14c,16cとを備え
て構成される読み取り装置10において、リークなどの
欠陥の発生が少ない製造方法を提供することにある。 【構成】 少なくとも下部電極14a,16aの上に成
膜される第1の半導体層(14b,16b)を、Sin H
2n+2/H2 (nは正の整数)の流量比を1/40以下に
設定して成膜した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は読み取り装置の製造方法
に関し、特に、ファクシミリ、イメージスキャナなどに
おいて、画像情報を入力するための画像読み取り部など
に使用される読み取り装置の製造方法に関する。
に関し、特に、ファクシミリ、イメージスキャナなどに
おいて、画像情報を入力するための画像読み取り部など
に使用される読み取り装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ファクシミリなどの画像読み取り部
には、縮小光学系の必要なCCD型の読み取り装置に代
わって、一般に密着型イメージセンサと呼ばれる読み取
り装置が広く採用されている。たとえば図5に示すよう
に、従来の読み取り装置1はガラス基板2上に、光電変
換素子であるフォトダイオード3と、スイッチング素子
であるブロッキングダイオード4と、フォトダイオード
3からの電気信号を読み出すためのチャンネル配線C1,
C2,... Cn とが形成されて構成されている。
には、縮小光学系の必要なCCD型の読み取り装置に代
わって、一般に密着型イメージセンサと呼ばれる読み取
り装置が広く採用されている。たとえば図5に示すよう
に、従来の読み取り装置1はガラス基板2上に、光電変
換素子であるフォトダイオード3と、スイッチング素子
であるブロッキングダイオード4と、フォトダイオード
3からの電気信号を読み出すためのチャンネル配線C1,
C2,... Cn とが形成されて構成されている。
【0003】これらフォトダイオード3及びブロッキン
グダイオード4は、ともに金属から成る不透明な下部電
極3a,4aと、アモルファスシリコンから成るpin
構造の半導体層3b,4bと、ITO(Indium Tin Oxi
de)から成る透明な上部電極3c,4cとが、順に堆積
されて構成されている。そして、フォトダイオード3及
びブロッキングダイオード4は SiOx から成る透明な層
間絶縁膜5により覆われていて、この層間絶縁膜5に形
成されたコンタクトホール6を介して接続配線7によっ
て逆極性で直列接続されている。一方、フォトダイオー
ド3を構成する下部電極3aは、層間絶縁膜5に形成さ
れたコンタクトホール8を介してチャンネル配線C1,C
2,... Cn に接続され、さらに、これら全体は保護膜9
により覆われて構成されている。
グダイオード4は、ともに金属から成る不透明な下部電
極3a,4aと、アモルファスシリコンから成るpin
構造の半導体層3b,4bと、ITO(Indium Tin Oxi
de)から成る透明な上部電極3c,4cとが、順に堆積
されて構成されている。そして、フォトダイオード3及
びブロッキングダイオード4は SiOx から成る透明な層
間絶縁膜5により覆われていて、この層間絶縁膜5に形
成されたコンタクトホール6を介して接続配線7によっ
て逆極性で直列接続されている。一方、フォトダイオー
ド3を構成する下部電極3aは、層間絶縁膜5に形成さ
れたコンタクトホール8を介してチャンネル配線C1,C
2,... Cn に接続され、さらに、これら全体は保護膜9
により覆われて構成されている。
【0004】これらフォトダイオード3及びブロッキン
グダイオード4は、図6に示すように、一次元にm×n
個配列され、n個ごとにm個のブロックB1,B2,... B
m に区分されている。そして、ブロッキングダイオード
4のアノード電極はブロックB1,B2,... Bm 内で共通
に接続され、一方、フォトダイオード3のアノード電極
はチャンネル配線C1,C2,... Cn によってブロックB
1,B2,... Bm 間で相対的に同一位置にあるもの同士で
共通に接続されて構成されている。
グダイオード4は、図6に示すように、一次元にm×n
個配列され、n個ごとにm個のブロックB1,B2,... B
m に区分されている。そして、ブロッキングダイオード
4のアノード電極はブロックB1,B2,... Bm 内で共通
に接続され、一方、フォトダイオード3のアノード電極
はチャンネル配線C1,C2,... Cn によってブロックB
1,B2,... Bm 間で相対的に同一位置にあるもの同士で
共通に接続されて構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる構成の読み取り
装置1において、m×n個たとえばA4サイズで172
8個配列されたフォトダイオード3及びブロッキングダ
イオード4の内、1箇所にでも欠陥があれば、この読み
取り装置1は不良品として使用することができない。こ
のため、欠陥の生じた読み取り装置1について、その欠
陥の原因を調査したところ、半導体層3b,4bと基板
2上の下部電極3a,4aとの密着性が影響することが
分かった。
装置1において、m×n個たとえばA4サイズで172
8個配列されたフォトダイオード3及びブロッキングダ
イオード4の内、1箇所にでも欠陥があれば、この読み
取り装置1は不良品として使用することができない。こ
のため、欠陥の生じた読み取り装置1について、その欠
陥の原因を調査したところ、半導体層3b,4bと基板
2上の下部電極3a,4aとの密着性が影響することが
分かった。
【0006】ここで、フォトダイオード3及びブロッキ
ングダイオード4の半導体層3b,4bは SiH4 ,
H2 , PH3 , B2 H6 などの混合ガスをグロー放電させ
て、p型層,i型層,n型層の各層を形成している。こ
れらの各層のうち、p型層とn型層は、B2 H6 及びPH
3 をH2 で希釈して1000 ppmになるようにするとと
もに SiH4 /H2 の流量比を約3/20以上に設定して
分解し、成膜していた。この条件設定はドーパント濃度
がSiに対して約1%程度にすることにより、20℃にお
ける暗状態での電気伝導度を10-6(Ωcm)-1以上にし
て、光起電力素子として有効に光電流を用いようとする
ためであった。
ングダイオード4の半導体層3b,4bは SiH4 ,
H2 , PH3 , B2 H6 などの混合ガスをグロー放電させ
て、p型層,i型層,n型層の各層を形成している。こ
れらの各層のうち、p型層とn型層は、B2 H6 及びPH
3 をH2 で希釈して1000 ppmになるようにするとと
もに SiH4 /H2 の流量比を約3/20以上に設定して
分解し、成膜していた。この条件設定はドーパント濃度
がSiに対して約1%程度にすることにより、20℃にお
ける暗状態での電気伝導度を10-6(Ωcm)-1以上にし
て、光起電力素子として有効に光電流を用いようとする
ためであった。
【0007】すなわち、太陽電池などのように大電流が
流れる光起電力素子(μA〜mA程度のオーダー)にあ
っては、電気伝導度を良くすればその性能が良くなり、
一方、微小なリーク電流は無視することができた。とこ
ろが、イメージセンサなどの読み取り装置は微小電流
(nA〜pA程度のオーダー)であり、たとえ微小であ
ってもリーク電流を無視することはできない。
流れる光起電力素子(μA〜mA程度のオーダー)にあ
っては、電気伝導度を良くすればその性能が良くなり、
一方、微小なリーク電流は無視することができた。とこ
ろが、イメージセンサなどの読み取り装置は微小電流
(nA〜pA程度のオーダー)であり、たとえ微小であ
ってもリーク電流を無視することはできない。
【0008】そこで、本発明者らは光電変換素子のいず
れにもリークのない読み取り装置を安定して得ることを
目的に鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったのであ
る。
れにもリークのない読み取り装置を安定して得ることを
目的に鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったのであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
読み取り装置の製造方法の要旨とするところは、少なく
とも基板上に堆積されて成る下部電極と、該下部電極上
に少なくとも2種以上の導電型半導体が積層されて成る
光電変換層と、該光電変換層上に堆積されて成る上部電
極とから構成される光電変換素子を備えて構成される読
み取り装置の製造方法であって、前記光電変換層のうち
少なくとも前記下部電極上に成膜される第1の半導体層
をSin H2n+2/H2 (nは正の整数)の流量比が1/4
0以下で成膜することにある。
読み取り装置の製造方法の要旨とするところは、少なく
とも基板上に堆積されて成る下部電極と、該下部電極上
に少なくとも2種以上の導電型半導体が積層されて成る
光電変換層と、該光電変換層上に堆積されて成る上部電
極とから構成される光電変換素子を備えて構成される読
み取り装置の製造方法であって、前記光電変換層のうち
少なくとも前記下部電極上に成膜される第1の半導体層
をSin H2n+2/H2 (nは正の整数)の流量比が1/4
0以下で成膜することにある。
【0010】かかる本発明の読み取り装置の製造方法に
おいて、前記H2 は水素を希釈材として、ホスフィン、
PH3 又はジボランなどのドーパント材を含むことにあ
る。
おいて、前記H2 は水素を希釈材として、ホスフィン、
PH3 又はジボランなどのドーパント材を含むことにあ
る。
【0011】また、かかる本発明の読み取り装置の製造
方法において、前記第1の半導体層の成膜ガスはSi
H4 、高次のシラン、ホスフィン、ジボラン又は水素な
どのうち、少なくともSiH4 、高次のシラン及び水素を
含むことにある。
方法において、前記第1の半導体層の成膜ガスはSi
H4 、高次のシラン、ホスフィン、ジボラン又は水素な
どのうち、少なくともSiH4 、高次のシラン及び水素を
含むことにある。
【0012】更に、かかる本発明の読み取り装置の製造
方法において、前記光電変換素子はフォトダイオード
と、該フォトダイオードに逆極性に直列接続されたブロ
ッキングダイオードとから成ることにある。
方法において、前記光電変換素子はフォトダイオード
と、該フォトダイオードに逆極性に直列接続されたブロ
ッキングダイオードとから成ることにある。
【0013】
【作用】かかる本発明の読み取り装置の製造方法は、基
板上に被着形成された下部電極の上に少なくとも2種以
上の導電型半導体から成る光電変換層を積層するのにあ
たり、少なくとも導電型半導体とは異種材料の下部電極
の上に成膜される第1の半導体層については、Sin H
2n+2/H2 (nは正の整数)の流量比を1/40以下に
設定して成膜するようにしている。ここで、Sin H2n+2
(nは正の整数)はシラン又は高次のシランを含み、H
2 は水素を希釈材として、ホスフィン、PH3又はジボラ
ンなどのドーパント材を含むことがある。したがって、
第1の半導体層は下部電極の上に徐々に且つ緻密に堆積
され、ホールなどの欠陥をほとんど生ずることなく被着
される。次いで、第2の半導体層以降は同様に流量比を
1/40以下に設定して堆積させても良いが、従来通り
に流量比を1/10〜1/20程度に設定して堆積させ
ることができる。第2の半導体層以降については同種の
半導体層の上に堆積されることになるため、堆積速度を
速くしても、ほとんど欠陥を生ずることはない。
板上に被着形成された下部電極の上に少なくとも2種以
上の導電型半導体から成る光電変換層を積層するのにあ
たり、少なくとも導電型半導体とは異種材料の下部電極
の上に成膜される第1の半導体層については、Sin H
2n+2/H2 (nは正の整数)の流量比を1/40以下に
設定して成膜するようにしている。ここで、Sin H2n+2
(nは正の整数)はシラン又は高次のシランを含み、H
2 は水素を希釈材として、ホスフィン、PH3又はジボラ
ンなどのドーパント材を含むことがある。したがって、
第1の半導体層は下部電極の上に徐々に且つ緻密に堆積
され、ホールなどの欠陥をほとんど生ずることなく被着
される。次いで、第2の半導体層以降は同様に流量比を
1/40以下に設定して堆積させても良いが、従来通り
に流量比を1/10〜1/20程度に設定して堆積させ
ることができる。第2の半導体層以降については同種の
半導体層の上に堆積されることになるため、堆積速度を
速くしても、ほとんど欠陥を生ずることはない。
【0014】
【実施例】次に、本発明に係る読み取り装置の製造方法
の実施例について図面に基づき詳しく説明する。
の実施例について図面に基づき詳しく説明する。
【0015】まず図1に示すように、本発明に係る読み
取り装置10はガラスなどから成る光学的に透明な基板
12上に、光電変換素子であるフォトダイオード14
と、スイッチング素子であるブロッキングダイオード1
6と、フォトダイオード14からの電気信号を読み出す
ためのチャンネル配線C1,C2,... Cn とが形成されて
構成されている。ここでは、フォトダイオード14とブ
ロッキングダイオード16とにより光センサ素子が構成
されている。
取り装置10はガラスなどから成る光学的に透明な基板
12上に、光電変換素子であるフォトダイオード14
と、スイッチング素子であるブロッキングダイオード1
6と、フォトダイオード14からの電気信号を読み出す
ためのチャンネル配線C1,C2,... Cn とが形成されて
構成されている。ここでは、フォトダイオード14とブ
ロッキングダイオード16とにより光センサ素子が構成
されている。
【0016】これらフォトダイオード14及びブロッキ
ングダイオード16はともに、Cr,Ni,Pd,Ti,Mo,T
a,Alなどの金属層から成る下部電極14a,16a
と、アモルファスシリコンなどから成るpin構造の光
電変換層14b,16bと、ITO(Indium Tin Oxid
e)などから成る透明な上部電極14c,16cとが順
に堆積されて構成されている。そして、フォトダイオー
ド14及びブロッキングダイオード16は SiOx や SiN
x などから成る透明な層間絶縁膜18により覆われてい
て、この層間絶縁膜18に形成されたコンタクトホール
20を介して接続配線22により互いに逆極性で直列接
続されている。すなわち、フォトダイオード14とブロ
ッキングダイオード16とはカソード電極同士で接続さ
れている。一方、フォトダイオード14の下部電極14
aは層間絶縁膜18に形成されたコンタクトホール24
を介してチャンネル配線C1,C2,... Cn に接続されて
いる。さらに、これら全体は保護膜26により覆われて
構成されている。
ングダイオード16はともに、Cr,Ni,Pd,Ti,Mo,T
a,Alなどの金属層から成る下部電極14a,16a
と、アモルファスシリコンなどから成るpin構造の光
電変換層14b,16bと、ITO(Indium Tin Oxid
e)などから成る透明な上部電極14c,16cとが順
に堆積されて構成されている。そして、フォトダイオー
ド14及びブロッキングダイオード16は SiOx や SiN
x などから成る透明な層間絶縁膜18により覆われてい
て、この層間絶縁膜18に形成されたコンタクトホール
20を介して接続配線22により互いに逆極性で直列接
続されている。すなわち、フォトダイオード14とブロ
ッキングダイオード16とはカソード電極同士で接続さ
れている。一方、フォトダイオード14の下部電極14
aは層間絶縁膜18に形成されたコンタクトホール24
を介してチャンネル配線C1,C2,... Cn に接続されて
いる。さらに、これら全体は保護膜26により覆われて
構成されている。
【0017】また従来と同様に、これらフォトダイオー
ド14及びブロッキングダイオード16は一次元にm×
n個配列され、n個ごとにm個のブロックB1,B2,...
Bmに区分されていて、ブロッキングダイオード16の
アノード電極はブロックB1,B2,... Bm 内で共通に接
続され、フォトダイオード14のアノード電極はチャン
ネル配線C1,C2,... Cn によってブロックB1,B
2,... Bm 間で相対的に同一位置にあるもの同士で共通
に接続されている。
ド14及びブロッキングダイオード16は一次元にm×
n個配列され、n個ごとにm個のブロックB1,B2,...
Bmに区分されていて、ブロッキングダイオード16の
アノード電極はブロックB1,B2,... Bm 内で共通に接
続され、フォトダイオード14のアノード電極はチャン
ネル配線C1,C2,... Cn によってブロックB1,B
2,... Bm 間で相対的に同一位置にあるもの同士で共通
に接続されている。
【0018】ここで、この読み取り装置10の製造方法
の一例を簡単に説明する。
の一例を簡単に説明する。
【0019】まず基板12上に、電子ビームや抵抗加熱
による真空蒸着法、あるいはDCやRFによるスパッタ
リング法などによって、Cr,Ni,Pd,Ti,Mo,Ta,Alな
どの金属膜(14a,16a)を堆積する。次いでこの
上に、プラズマCVD法などによって、第1の半導体層
である正孔が多数キャリアとなるp型アモルファスシリ
コン膜と、真性半導体となるi型アモルファスシリコン
膜と、電子が多数キャリアとなるn型アモルファスシリ
コン膜とを連続的に堆積する。
による真空蒸着法、あるいはDCやRFによるスパッタ
リング法などによって、Cr,Ni,Pd,Ti,Mo,Ta,Alな
どの金属膜(14a,16a)を堆積する。次いでこの
上に、プラズマCVD法などによって、第1の半導体層
である正孔が多数キャリアとなるp型アモルファスシリ
コン膜と、真性半導体となるi型アモルファスシリコン
膜と、電子が多数キャリアとなるn型アモルファスシリ
コン膜とを連続的に堆積する。
【0020】ここで、第1の導電型の半導体層であるp
型アモルファスシリコン膜を堆積する際、Sin H2n+2/
H2 (nは正の整数)の流量比を1/40以下にして成
膜することによって得られる。Sin H2n+2(nは正の整
数)はシランSiH4 及び/又は高次のシランを含み、ま
た、H2 は水素を希釈材として、ホスフィン、PH3 又は
ジボランなどのドーパント材を含んで構成されている。
すなわち、この第1の半導体層の成膜ガスはシランSiH
4 、高次のシラン、ホスフィン、ジボラン又は水素など
のうち、少なくともシランSiH4 、高次のシラン及び水
素を含んで構成されている。かかる構成の成膜ガスを用
い、Sin H2n+2/H2 (nは正の整数)の流量比を1/
40以下に設定して成膜することにより、緻密で密着性
に優れ、且つホールなどの欠陥のほとんどない第1の半
導体層を成膜することができる。特に、第1の半導体層
はそれとは異質の材料から成る金属膜(14a,16
a)の上に被着されることから、堆積速度を遅くするこ
とにより、欠陥の少ない半導体層を得ることができる。
型アモルファスシリコン膜を堆積する際、Sin H2n+2/
H2 (nは正の整数)の流量比を1/40以下にして成
膜することによって得られる。Sin H2n+2(nは正の整
数)はシランSiH4 及び/又は高次のシランを含み、ま
た、H2 は水素を希釈材として、ホスフィン、PH3 又は
ジボランなどのドーパント材を含んで構成されている。
すなわち、この第1の半導体層の成膜ガスはシランSiH
4 、高次のシラン、ホスフィン、ジボラン又は水素など
のうち、少なくともシランSiH4 、高次のシラン及び水
素を含んで構成されている。かかる構成の成膜ガスを用
い、Sin H2n+2/H2 (nは正の整数)の流量比を1/
40以下に設定して成膜することにより、緻密で密着性
に優れ、且つホールなどの欠陥のほとんどない第1の半
導体層を成膜することができる。特に、第1の半導体層
はそれとは異質の材料から成る金属膜(14a,16
a)の上に被着されることから、堆積速度を遅くするこ
とにより、欠陥の少ない半導体層を得ることができる。
【0021】そして、p型アモルファスシリコン膜を堆
積した後、順次i型アモルファスシリコン膜及びn型ア
モルファスシリコン膜を堆積する。i型及び/又はn型
アモルファスシリコン膜はp型アモルファスシリコン膜
と同様に、Sin H2n+2/H2(nは正の整数)の流量比
を1/40以下に設定して成膜しても良いが、流量比を
1/10〜1/20程度に設定して成膜しても良い。i
型及びn型アモルファスシリコン膜はそれと同種の半導
体層の上にそれぞれ被着されることになるため、密着さ
せられ、欠陥が生ずることはほとんどない。
積した後、順次i型アモルファスシリコン膜及びn型ア
モルファスシリコン膜を堆積する。i型及び/又はn型
アモルファスシリコン膜はp型アモルファスシリコン膜
と同様に、Sin H2n+2/H2(nは正の整数)の流量比
を1/40以下に設定して成膜しても良いが、流量比を
1/10〜1/20程度に設定して成膜しても良い。i
型及びn型アモルファスシリコン膜はそれと同種の半導
体層の上にそれぞれ被着されることになるため、密着さ
せられ、欠陥が生ずることはほとんどない。
【0022】p型、i型及びn型の半導体層から成る光
電変換層(14b,16b)を堆積した後、この上に、
真空蒸着法やスパッタリング法などによってITOや S
nO2などの透明導電膜(14c,16c)を堆積する。
なお、金属膜及び透明導電膜の膜厚は数百〜数千Å程度
が好ましいが、これらの膜の特性や、アモルファスシリ
コン膜の性能などを考慮して適宜決定されるものであ
る。
電変換層(14b,16b)を堆積した後、この上に、
真空蒸着法やスパッタリング法などによってITOや S
nO2などの透明導電膜(14c,16c)を堆積する。
なお、金属膜及び透明導電膜の膜厚は数百〜数千Å程度
が好ましいが、これらの膜の特性や、アモルファスシリ
コン膜の性能などを考慮して適宜決定されるものであ
る。
【0023】次いで、フォトリソグラフィ法などによっ
て、上層の透明導電膜(14c,16c)と、3層から
成るアモルファスシリコン膜(14b,16b)とを所
定形状にパターン化して上部電極14c,16cと光電
変換層14b,16bとを形成した後、金属膜(14
a,16a)を別の所定形状にパターン化して下部電極
14a,16aを形成することによって、フォトダイオ
ード14とブロッキングダイオード16を形成する。
て、上層の透明導電膜(14c,16c)と、3層から
成るアモルファスシリコン膜(14b,16b)とを所
定形状にパターン化して上部電極14c,16cと光電
変換層14b,16bとを形成した後、金属膜(14
a,16a)を別の所定形状にパターン化して下部電極
14a,16aを形成することによって、フォトダイオ
ード14とブロッキングダイオード16を形成する。
【0024】次に、これらフォトダイオード14とブロ
ッキングダイオード16の上に、熱CVD法,常圧CV
D法,プラズマCVD法,スパッタリング法などによっ
て SiOx や SiNx などを堆積した後、これをフォトリソ
グラフィ法などによって所定形状にパターン化すること
によって層間絶縁膜18を形成する。このとき、フォト
ダイオード14、ブロッキングダイオード16及び下部
電極14a上の所定位置にはコンタクトホール20,2
4を形成するとともに、下部電極16a上の取出電極2
8を形成する領域については層間絶縁膜18を除去す
る。
ッキングダイオード16の上に、熱CVD法,常圧CV
D法,プラズマCVD法,スパッタリング法などによっ
て SiOx や SiNx などを堆積した後、これをフォトリソ
グラフィ法などによって所定形状にパターン化すること
によって層間絶縁膜18を形成する。このとき、フォト
ダイオード14、ブロッキングダイオード16及び下部
電極14a上の所定位置にはコンタクトホール20,2
4を形成するとともに、下部電極16a上の取出電極2
8を形成する領域については層間絶縁膜18を除去す
る。
【0025】さらにこれらの上に、真空蒸着法やスパッ
タリング法などによってCr,Ni,Pd,Ti,Mo,Ta,Alな
どの金属を単層又は多層に堆積した後、これをフォトリ
ソグラフィ法などによって所定形状にパターン化するこ
とによって、接続配線22とチャンネル配線C1,C
2,... Cn と取出電極28とを形成する。これにより、
上部電極14c,16c同士が接続配線22により電気
的に接続され、下部電極14aとチャンネル配線C1,C
2,... Cn とが電気的に接続されることになる。なお、
これらの材料は電気的接続が可能であれば金属でなくて
もよく、特に限定されるものではない。
タリング法などによってCr,Ni,Pd,Ti,Mo,Ta,Alな
どの金属を単層又は多層に堆積した後、これをフォトリ
ソグラフィ法などによって所定形状にパターン化するこ
とによって、接続配線22とチャンネル配線C1,C
2,... Cn と取出電極28とを形成する。これにより、
上部電極14c,16c同士が接続配線22により電気
的に接続され、下部電極14aとチャンネル配線C1,C
2,... Cn とが電気的に接続されることになる。なお、
これらの材料は電気的接続が可能であれば金属でなくて
もよく、特に限定されるものではない。
【0026】最後にこれら全体に、プラズマCVD法,
スパッタリング法などによって酸化シリコン,窒化シリ
コン,酸化タンタルなどを堆積した後、これをフォトリ
ソグラフィ法によって所定形状にパターン化することに
よって、取出電極28とチャンネル配線C1,C2,... C
n の取出電極(図示しない)以外の全領域を覆うように
保護膜26を形成する。この保護膜26はフォトダイオ
ード14、ブロッキングダイオード16、チャンネル配
線C1,C2,... Cn などを湿度やキズから保護するため
のものである。
スパッタリング法などによって酸化シリコン,窒化シリ
コン,酸化タンタルなどを堆積した後、これをフォトリ
ソグラフィ法によって所定形状にパターン化することに
よって、取出電極28とチャンネル配線C1,C2,... C
n の取出電極(図示しない)以外の全領域を覆うように
保護膜26を形成する。この保護膜26はフォトダイオ
ード14、ブロッキングダイオード16、チャンネル配
線C1,C2,... Cn などを湿度やキズから保護するため
のものである。
【0027】このようにして得られた読み取り装置10
は基板12上の下部電極14a,16aの上に被着形成
された光電変換層14b,16bの第1の半導体層は緻
密に且つ強固に密着させられていて、ホールなどの欠陥
がほとんど生じていないため、その上に堆積された第
2、第3の半導体層にも欠陥が生ずることはほとんどな
く、リークなどの欠陥の発生が著しく減少する。したが
って、読み取り装置10の製造歩留りが飛躍的に向上す
る。
は基板12上の下部電極14a,16aの上に被着形成
された光電変換層14b,16bの第1の半導体層は緻
密に且つ強固に密着させられていて、ホールなどの欠陥
がほとんど生じていないため、その上に堆積された第
2、第3の半導体層にも欠陥が生ずることはほとんどな
く、リークなどの欠陥の発生が著しく減少する。したが
って、読み取り装置10の製造歩留りが飛躍的に向上す
る。
【0028】以上、本発明に係る読み取り装置の一実施
例を詳述したが、本発明は上述した実施例に限定される
ことなく、その他の態様でも実施し得るものである。
例を詳述したが、本発明は上述した実施例に限定される
ことなく、その他の態様でも実施し得るものである。
【0029】また、上述した実施例では、フォトダイオ
ード14を構成する上部電極14cと、ブロッキングダ
イオード16を構成する上部電極16cとが接続配線2
2によって接続されているが、図2に示すように、フォ
トダイオード14を構成する下部電極30と、ブロッキ
ングダイオード16を構成する下部電極30とが共通に
なっていて、この下部電極30によってフォトダイオー
ド14とブロッキングダイオード16とが接続されて成
る読み取り装置32でもよい。
ード14を構成する上部電極14cと、ブロッキングダ
イオード16を構成する上部電極16cとが接続配線2
2によって接続されているが、図2に示すように、フォ
トダイオード14を構成する下部電極30と、ブロッキ
ングダイオード16を構成する下部電極30とが共通に
なっていて、この下部電極30によってフォトダイオー
ド14とブロッキングダイオード16とが接続されて成
る読み取り装置32でもよい。
【0030】この場合は、金属から成る下部電極30を
形成し、次いで光電変換層14b,16bのうち第1の
半導体層を成膜するとき、成膜条件としてSin H2n+2/
H2(nは正の整数)の流量比を1/40以下に設定し
て成膜することによって、光電変換層14b,16bは
下部電極30に密着し、ほとんど欠陥が生ずることはな
い。また、フォトダイオード14の上部電極14cは引
出配線38によって取り出してチャンネル配線C1,C
2,... Cn に接続し、ブロッキングダイオード16の上
部電極16cは引出配線40によって外部に取り出して
おけばよい。本例では、フォトダイオード14とブロッ
キングダイオード16とはアノード電極同士で接続さ
れ、互いに逆極性で直列接続されていることになる。
形成し、次いで光電変換層14b,16bのうち第1の
半導体層を成膜するとき、成膜条件としてSin H2n+2/
H2(nは正の整数)の流量比を1/40以下に設定し
て成膜することによって、光電変換層14b,16bは
下部電極30に密着し、ほとんど欠陥が生ずることはな
い。また、フォトダイオード14の上部電極14cは引
出配線38によって取り出してチャンネル配線C1,C
2,... Cn に接続し、ブロッキングダイオード16の上
部電極16cは引出配線40によって外部に取り出して
おけばよい。本例では、フォトダイオード14とブロッ
キングダイオード16とはアノード電極同士で接続さ
れ、互いに逆極性で直列接続されていることになる。
【0031】また上述した実施例では、ブロッキングダ
イオード16のアノード電極又はカソード電極がブロッ
クB1,B2,... Bm 内で共通に接続され、フォトダイオ
ード14のアノード電極又はカソード電極がチャンネル
配線C1,C2,... Cn によってブロックB1,B2,... B
m 間で相対的に同一位置にあるもの同士で接続されてい
るが、フォトダイオードとブロッキングダイオードの配
置を逆にして、フォトダイオードのアノード電極又はカ
ソード電極をブロック内で共通に接続し、ブロッキング
ダイオードのアノード電極又はカソード電極をチャンネ
ル配線によってブロック間で相対的に同一位置にあるも
の同士で接続したものでもよい。すなわち、フォトダイ
オード(光電変換素子)とブロッキングダイオード(ス
イッチング素子)とから構成される光センサ素子が一次
元に複数配列され、一定個数ごとに複数のブロックに区
分されていて、これら光センサ素子のいずれか一方がブ
ロック内で共通に接続され、当該他方がチャンネル配線
によってブロック間で相対的に同一位置にあるもの同士
で共通に接続されていればよいのである。
イオード16のアノード電極又はカソード電極がブロッ
クB1,B2,... Bm 内で共通に接続され、フォトダイオ
ード14のアノード電極又はカソード電極がチャンネル
配線C1,C2,... Cn によってブロックB1,B2,... B
m 間で相対的に同一位置にあるもの同士で接続されてい
るが、フォトダイオードとブロッキングダイオードの配
置を逆にして、フォトダイオードのアノード電極又はカ
ソード電極をブロック内で共通に接続し、ブロッキング
ダイオードのアノード電極又はカソード電極をチャンネ
ル配線によってブロック間で相対的に同一位置にあるも
の同士で接続したものでもよい。すなわち、フォトダイ
オード(光電変換素子)とブロッキングダイオード(ス
イッチング素子)とから構成される光センサ素子が一次
元に複数配列され、一定個数ごとに複数のブロックに区
分されていて、これら光センサ素子のいずれか一方がブ
ロック内で共通に接続され、当該他方がチャンネル配線
によってブロック間で相対的に同一位置にあるもの同士
で共通に接続されていればよいのである。
【0032】さらに上述した実施例では、製造工程の簡
素化などの理由から、フォトダイオード14及びブロッ
キングダイオード16を構成するそれぞれの下部電極1
4a,16a、光電変換層14b,16b及び上部電極
14c,16cは、それぞれ同時に堆積されたもので、
それぞれ同じ材料から構成されているが、フォトダイオ
ード14を構成する上部電極14cは透明でなければな
らないが、ブロッキングダイオード16を構成する上部
電極16cは透明でなくてもよい。
素化などの理由から、フォトダイオード14及びブロッ
キングダイオード16を構成するそれぞれの下部電極1
4a,16a、光電変換層14b,16b及び上部電極
14c,16cは、それぞれ同時に堆積されたもので、
それぞれ同じ材料から構成されているが、フォトダイオ
ード14を構成する上部電極14cは透明でなければな
らないが、ブロッキングダイオード16を構成する上部
電極16cは透明でなくてもよい。
【0033】また、上述した光電変換層14b,16b
はいずれも基板12側からpinの順に積層されている
が、これとは逆にnipの順に積層され、pin構造に
されていてもよい。また、上述したpin型以外に、n
i型、pi型、pn型、MIS型、ヘテロ接合型、ホモ
接合型、ショットキーバリアー型あるいはこれらを組み
合わせた型などに単層又は多層に堆積したものでもよ
い。さらに、半導体層を構成するアモルファスシリコン
としては、水素化アモルファスシリコンa-Si:H、水素化
アモルファスシリコンカーバイドa-SiC:H 、アモルファ
スシリコンナイトライドなどの他、単なるアモルファス
シリコンa-Siなどが好ましいが、シリコンと炭素、ゲル
マニウム、スズなどの他の元素との合金から成るアモル
ファスシリコン系半導体の非晶質あるいは微結晶を堆積
したものでもよいなど、これらの構造は何ら限定される
ものではない。
はいずれも基板12側からpinの順に積層されている
が、これとは逆にnipの順に積層され、pin構造に
されていてもよい。また、上述したpin型以外に、n
i型、pi型、pn型、MIS型、ヘテロ接合型、ホモ
接合型、ショットキーバリアー型あるいはこれらを組み
合わせた型などに単層又は多層に堆積したものでもよ
い。さらに、半導体層を構成するアモルファスシリコン
としては、水素化アモルファスシリコンa-Si:H、水素化
アモルファスシリコンカーバイドa-SiC:H 、アモルファ
スシリコンナイトライドなどの他、単なるアモルファス
シリコンa-Siなどが好ましいが、シリコンと炭素、ゲル
マニウム、スズなどの他の元素との合金から成るアモル
ファスシリコン系半導体の非晶質あるいは微結晶を堆積
したものでもよいなど、これらの構造は何ら限定される
ものではない。
【0034】その他、光電変換素子をフォトダイオード
のような光起電力型の素子でなく、たとえば光導電型の
素子にしてもよい。また、スイッチング素子をTFTな
どにしてもよいなど、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲内で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形
を加えた態様で実施し得るものである。
のような光起電力型の素子でなく、たとえば光導電型の
素子にしてもよい。また、スイッチング素子をTFTな
どにしてもよいなど、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲内で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形
を加えた態様で実施し得るものである。
【0035】実施例 1 基板12にはコーニング社製の無アルカリガラス(#7
059)に1000Å厚のクロム膜を電子ビーム蒸着し
たものを用い、図1に示す構造の読み取り装置42を製
造した。まず、クロム膜(14a,16a)上に、分離
形式のプラズマCVD装置により、20〜150Å厚の
p型アモルファスシリコン膜と、5000〜9000Å
厚のi型アモルファスシリコン膜と、150Å厚のn型
アモルファスシリコン膜とを順番に堆積した。そして更
にこの上に、前述したITO膜と同じ方法で600Å厚
のITO膜を堆積した。
059)に1000Å厚のクロム膜を電子ビーム蒸着し
たものを用い、図1に示す構造の読み取り装置42を製
造した。まず、クロム膜(14a,16a)上に、分離
形式のプラズマCVD装置により、20〜150Å厚の
p型アモルファスシリコン膜と、5000〜9000Å
厚のi型アモルファスシリコン膜と、150Å厚のn型
アモルファスシリコン膜とを順番に堆積した。そして更
にこの上に、前述したITO膜と同じ方法で600Å厚
のITO膜を堆積した。
【0036】ここで、アモルファスシリコン膜の成膜条
件は、成膜温度はいずれも250℃であり、p型アモル
ファスシリコン膜については SiH4 は5sccm、B2 H6
を1000 ppmに希釈した H2 は200sccm、RFパワ
ーは45W、圧力は1.5Torrで成膜し、i型アモルフ
ァスシリコン膜については SiH4 は200sccm、RFパ
ワーは100W、圧力は0.5Torrで成膜し、n型アモ
ルファスシリコン膜については SiH4 は20sccm、PH3
を1000 ppmに希釈した H2 は200sccm、RFパワ
ーは45W、圧力は1.5Torrで成膜した。アモルファ
スシリコン膜の成膜後、その外観検査をしたところ、ピ
ンホールなどはなく、何ら異常はなかった。
件は、成膜温度はいずれも250℃であり、p型アモル
ファスシリコン膜については SiH4 は5sccm、B2 H6
を1000 ppmに希釈した H2 は200sccm、RFパワ
ーは45W、圧力は1.5Torrで成膜し、i型アモルフ
ァスシリコン膜については SiH4 は200sccm、RFパ
ワーは100W、圧力は0.5Torrで成膜し、n型アモ
ルファスシリコン膜については SiH4 は20sccm、PH3
を1000 ppmに希釈した H2 は200sccm、RFパワ
ーは45W、圧力は1.5Torrで成膜した。アモルファ
スシリコン膜の成膜後、その外観検査をしたところ、ピ
ンホールなどはなく、何ら異常はなかった。
【0037】次いで、フォトリソグラフィ法によって、
上層のITO膜と、3層から成るアモルファスシリコン
膜を所定形状にパターン化し、上部電極14c,16c
と、光電変換層14b,16bとを形成した。具体的に
は、上層のITO膜上にレジスト液を塗布し、プリベー
クをした後、所定のパターンが刻まれたマスクを用いて
露光を行なった。そして、現像及びポストベークを行な
った後、塩酸と硝酸の混合液によって上層のITO膜を
エッチングした。次いで、平行平板型のエッチング装置
を用いてアモルファスシリコン膜をエッチングした。こ
こでは、チャンバー内を10-3Torr以下まで排気した
後、CF4 ガスと O2 ガスを導入し、圧力を5.0Paに
保持しながら13.56MHzの高周波電源を用いて電
極に0.1〜0.7W/cm2 の電力を供給し、アモル
ファスシリコン膜をエッチングした。
上層のITO膜と、3層から成るアモルファスシリコン
膜を所定形状にパターン化し、上部電極14c,16c
と、光電変換層14b,16bとを形成した。具体的に
は、上層のITO膜上にレジスト液を塗布し、プリベー
クをした後、所定のパターンが刻まれたマスクを用いて
露光を行なった。そして、現像及びポストベークを行な
った後、塩酸と硝酸の混合液によって上層のITO膜を
エッチングした。次いで、平行平板型のエッチング装置
を用いてアモルファスシリコン膜をエッチングした。こ
こでは、チャンバー内を10-3Torr以下まで排気した
後、CF4 ガスと O2 ガスを導入し、圧力を5.0Paに
保持しながら13.56MHzの高周波電源を用いて電
極に0.1〜0.7W/cm2 の電力を供給し、アモル
ファスシリコン膜をエッチングした。
【0038】次いで、パターニングに用いたレジストを
除去した後、フォトリソグラフィ法によってクロム膜を
所定形状にパターン化し、下部電極14a,16aを形
成した。クロム膜のエッチングには硝酸第2セリウムア
ンモニウムを用いた。このようにしてフォトダイオード
14とブロッキングダイオード16とを形成したが、こ
れらの数はそれぞれ1728個とし、これらを32個ご
とに56個のブロックに区分した。
除去した後、フォトリソグラフィ法によってクロム膜を
所定形状にパターン化し、下部電極14a,16aを形
成した。クロム膜のエッチングには硝酸第2セリウムア
ンモニウムを用いた。このようにしてフォトダイオード
14とブロッキングダイオード16とを形成したが、こ
れらの数はそれぞれ1728個とし、これらを32個ご
とに56個のブロックに区分した。
【0039】次に、これらフォトダイオード14とブロ
ッキングダイオード16の上に、プラズマCVD法によ
って1.5μm厚のシリコン酸化膜を堆積した後、フォ
トリソグラフィ法によって所定形状にパターン化して層
間絶縁膜18を形成した。ここでのエッチングには平行
平板型のエッチング装置を用いた。すなわち、チャンバ
ー内を10-2Torr以下まで排気した後、基板12を所定
温度に加熱保持し、シランガス20〜60sccmと、亜酸
化窒素ガス150〜300sccmを導入し、0.3〜1.
2Torrの圧力に保持した。(ここで、必要に応じて窒素
ガスを導入することもある。)その後、圧力が安定する
のを待って、13.56MHzの高周波電源を用いて基
板12と対面する電極に0.01〜0.5W/cm2 の
電力を供給した。
ッキングダイオード16の上に、プラズマCVD法によ
って1.5μm厚のシリコン酸化膜を堆積した後、フォ
トリソグラフィ法によって所定形状にパターン化して層
間絶縁膜18を形成した。ここでのエッチングには平行
平板型のエッチング装置を用いた。すなわち、チャンバ
ー内を10-2Torr以下まで排気した後、基板12を所定
温度に加熱保持し、シランガス20〜60sccmと、亜酸
化窒素ガス150〜300sccmを導入し、0.3〜1.
2Torrの圧力に保持した。(ここで、必要に応じて窒素
ガスを導入することもある。)その後、圧力が安定する
のを待って、13.56MHzの高周波電源を用いて基
板12と対面する電極に0.01〜0.5W/cm2 の
電力を供給した。
【0040】さらにこれらの上に、スパッタリング法に
よってCrとAlの2層を堆積し、フォトリソグラフィ法に
よって所定形状にパターン化して、接続配線22とチャ
ンネル配線C1,C2,... Cn と取出電極28とを形成し
た。ここで、Crの膜厚は500Å厚とし、Alの膜厚は
1.5μmとした。また、Alのエッチングは燐酸、塩
酸、硝酸及び酢酸の混合液で行ない、Crのエッチングは
硝酸第2セリウムアンモニウムで行なった。
よってCrとAlの2層を堆積し、フォトリソグラフィ法に
よって所定形状にパターン化して、接続配線22とチャ
ンネル配線C1,C2,... Cn と取出電極28とを形成し
た。ここで、Crの膜厚は500Å厚とし、Alの膜厚は
1.5μmとした。また、Alのエッチングは燐酸、塩
酸、硝酸及び酢酸の混合液で行ない、Crのエッチングは
硝酸第2セリウムアンモニウムで行なった。
【0041】最後にこれら全体に、プラズマCVD法に
よって5000Å厚のシリコン窒化膜を堆積した後、フ
ォトリソグラフィ法によって所定形状にパターン化し
て、保護膜26を形成した。ここでのエッチングにも平
行平板型のエッチング装置を用いた。すなわち、チャン
バー内を10-2Torr以下まで排気した後、基板12を所
定温度に加熱保持し、シランガス20〜60sccmと、ア
ンモニアガス150〜300sccmを導入し、0.3〜
1.2Torrの圧力に保持した。(ここで、必要に応じて
水素ガスや窒素ガスを導入することもある。)その後、
圧力が安定するのを待って、13.56MHzの高周波
電源を用いて基板12と対向する電極に0.01〜0.
5W/cm2 の電力を供給した。
よって5000Å厚のシリコン窒化膜を堆積した後、フ
ォトリソグラフィ法によって所定形状にパターン化し
て、保護膜26を形成した。ここでのエッチングにも平
行平板型のエッチング装置を用いた。すなわち、チャン
バー内を10-2Torr以下まで排気した後、基板12を所
定温度に加熱保持し、シランガス20〜60sccmと、ア
ンモニアガス150〜300sccmを導入し、0.3〜
1.2Torrの圧力に保持した。(ここで、必要に応じて
水素ガスや窒素ガスを導入することもある。)その後、
圧力が安定するのを待って、13.56MHzの高周波
電源を用いて基板12と対向する電極に0.01〜0.
5W/cm2 の電力を供給した。
【0042】得られた読み取り装置10についてリーク
など欠陥の有無を調べた結果、欠陥率は43%であっ
た。
など欠陥の有無を調べた結果、欠陥率は43%であっ
た。
【0043】実施例 2 実施例1と同様にして図1に示す構造の読み取り装置1
0を製造した。但し、p型アモルファスシリコン膜の成
膜条件は成膜温度は250℃で同様に設定し、SiH4 を
2sccm、B2 H6 を1000 ppmに希釈した H2 を20
0sccmで流し、RFパワーを45W、圧力は1.5Torr
で成膜した。また、i型及びn型のアモルファスシリコ
ン膜の成膜条件は実施例1と同様に設定した。
0を製造した。但し、p型アモルファスシリコン膜の成
膜条件は成膜温度は250℃で同様に設定し、SiH4 を
2sccm、B2 H6 を1000 ppmに希釈した H2 を20
0sccmで流し、RFパワーを45W、圧力は1.5Torr
で成膜した。また、i型及びn型のアモルファスシリコ
ン膜の成膜条件は実施例1と同様に設定した。
【0044】アモルファスシリコン膜の成膜後、その外
観検査をしたところ、ピンホールなどの発生はなく、何
ら異常はなかった。また、実施例1と同様にして得られ
た読み取り装置10についてリークなど欠陥の有無を調
べた結果、欠陥率は18%であった。
観検査をしたところ、ピンホールなどの発生はなく、何
ら異常はなかった。また、実施例1と同様にして得られ
た読み取り装置10についてリークなど欠陥の有無を調
べた結果、欠陥率は18%であった。
【0045】比較例 実施例1と同様にして図1に示す構造の読み取り装置1
0を製造した。但し、p型アモルファスシリコン膜の成
膜条件は成膜温度は250℃で同様に設定し、SiH4 を
20sccm、B2 H6 を1000 ppmに希釈した H2 を2
00sccmで流し、RFパワーを45W、圧力は1.5To
rrで成膜した。また、i型及びn型のアモルファスシリ
コン膜の成膜条件は実施例1と同様に設定した。
0を製造した。但し、p型アモルファスシリコン膜の成
膜条件は成膜温度は250℃で同様に設定し、SiH4 を
20sccm、B2 H6 を1000 ppmに希釈した H2 を2
00sccmで流し、RFパワーを45W、圧力は1.5To
rrで成膜した。また、i型及びn型のアモルファスシリ
コン膜の成膜条件は実施例1と同様に設定した。
【0046】アモルファスシリコン膜の成膜後、その外
観検査をしたところ、基板や半導体層の界面に微小なピ
ンホール状のものが観察された。また、実施例1と同様
にして得られた読み取り装置10についてリークなど欠
陥の有無を調べたところ、欠陥率は82%であった。
観検査をしたところ、基板や半導体層の界面に微小なピ
ンホール状のものが観察された。また、実施例1と同様
にして得られた読み取り装置10についてリークなど欠
陥の有無を調べたところ、欠陥率は82%であった。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る読み取り装置の製造方法
は、少なくとも2種以上の半導体層が積層されて成る光
電変換層のうち、少なくとも下部電極の上に被着形成さ
れる第1の半導体層はSin H2n+2/H2 (nは正の整
数)の流量比を1/40以下に設定して成膜するように
しているため、第1の半導体層は下部電極の上に緻密に
密着させられる。したがって、第1の半導体層にピンホ
ールなどの欠陥が生ずることはほとんどなく、その結
果、第1の半導体層の上に堆積される第2の半導体層以
降の半導体層に欠陥が生ずることはほとんどなくなり、
読み取り装置の欠陥発生率が大幅に減少する。
は、少なくとも2種以上の半導体層が積層されて成る光
電変換層のうち、少なくとも下部電極の上に被着形成さ
れる第1の半導体層はSin H2n+2/H2 (nは正の整
数)の流量比を1/40以下に設定して成膜するように
しているため、第1の半導体層は下部電極の上に緻密に
密着させられる。したがって、第1の半導体層にピンホ
ールなどの欠陥が生ずることはほとんどなく、その結
果、第1の半導体層の上に堆積される第2の半導体層以
降の半導体層に欠陥が生ずることはほとんどなくなり、
読み取り装置の欠陥発生率が大幅に減少する。
【図1】本発明に係る原稿読み取り装置の一実施例を示
す断面模式図である。
す断面模式図である。
【図2】本発明に係る原稿読み取り装置の他の実施例を
示す断面模式図である。
示す断面模式図である。
【図3】従来の原稿読み取り装置の一例を示す断面模式
図である。
図である。
【図4】図3に示した原稿読み取り装置の回路図であ
る。
る。
10,32;原稿読み取り装置 12;基板 14;フォトダイオード(光電変換素子) 16;ブロッキングダイオード(スイッチング素子) 14a,16a,30;下部電極 14b,16b;半導体層 14c,16c;上部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/028 Z 8721−5C
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも基板上に堆積されて成る下部
電極と、該下部電極上に少なくとも2種以上の導電型半
導体が積層されて成る光電変換層と、該光電変換層上に
堆積されて成る上部電極とから構成される光電変換素子
を備えて構成される読み取り装置の製造方法であって、
前記光電変換層のうち少なくとも前記下部電極上に成膜
される第1の半導体層をSin H2n+2/H2 (nは正の整
数)の流量比が1/40以下で成膜することを特徴とす
る読み取り装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記H2 は水素を希釈材として、ホスフ
ィン、PH3 又はジボランなどのドーパント材を含むこと
を特徴とする請求項1に記載する読み取り装置の製造方
法。 - 【請求項3】 前記第1の半導体層の成膜ガスはSi
H4 、高次のシラン、ホスフィン、ジボラン又は水素な
どのうち、少なくともSiH4 、高次のシラン及び水素を
含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載する
読み取り装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記光電変換素子はフォトダイオード
と、該フォトダイオードに逆極性に直列接続されたブロ
ッキングダイオードとから成ることを特徴とする請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載する読み取り装置の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5075372A JPH06260677A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 読み取り装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5075372A JPH06260677A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 読み取り装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06260677A true JPH06260677A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=13574317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5075372A Withdrawn JPH06260677A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 読み取り装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06260677A (ja) |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP5075372A patent/JPH06260677A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |