JPH06263390A - タワークレーン - Google Patents
タワークレーンInfo
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- JPH06263390A JPH06263390A JP4943193A JP4943193A JPH06263390A JP H06263390 A JPH06263390 A JP H06263390A JP 4943193 A JP4943193 A JP 4943193A JP 4943193 A JP4943193 A JP 4943193A JP H06263390 A JPH06263390 A JP H06263390A
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Landscapes
- Jib Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 作業の安全性を保障しつつ作業動作の調節が
自在に行える適応力の優れたタワークレーンを提供す
る。 【構成】 角度検出器13,14で検出されたタワーブ
ーム、ジブの各傾斜角度に基づいて、基準の吊り荷重を
加えた場合及び同荷重を加えていない自重のみの場合に
起伏ロープに加わる各起伏ロープ張力F1L,F10をそれ
ぞれ演算する起伏ロープ張力演算部22と、起伏ロープ
張力演算部22で各起伏ロープ張力F1L,F10を演算を
するのに必要な基礎データを記憶する起伏ロープ張力演
算用基礎データ記憶部21と、吊り荷を吊るす作業時の
起伏ロープ張力F1Rを検出する荷重検出器12と、荷重
検出器12で検出された起伏ロープ張力F1R及び各起伏
ロープ張力F1L,F10に基づいて吊り荷の吊り荷重を演
算しその演算結果を定格総荷重と比較しその比較結果に
基づいて警報部20を作動させる信号を出力する演算部
17とを設けた。
自在に行える適応力の優れたタワークレーンを提供す
る。 【構成】 角度検出器13,14で検出されたタワーブ
ーム、ジブの各傾斜角度に基づいて、基準の吊り荷重を
加えた場合及び同荷重を加えていない自重のみの場合に
起伏ロープに加わる各起伏ロープ張力F1L,F10をそれ
ぞれ演算する起伏ロープ張力演算部22と、起伏ロープ
張力演算部22で各起伏ロープ張力F1L,F10を演算を
するのに必要な基礎データを記憶する起伏ロープ張力演
算用基礎データ記憶部21と、吊り荷を吊るす作業時の
起伏ロープ張力F1Rを検出する荷重検出器12と、荷重
検出器12で検出された起伏ロープ張力F1R及び各起伏
ロープ張力F1L,F10に基づいて吊り荷の吊り荷重を演
算しその演算結果を定格総荷重と比較しその比較結果に
基づいて警報部20を作動させる信号を出力する演算部
17とを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業の安全性を保障し
つつ作業動作の調節が自在に行えるタワークレーンに関
するものである。
つつ作業動作の調節が自在に行えるタワークレーンに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】建設工事等においては、タワークレーン
と称するクレーンが用いられている。タワークレーンと
は、一言でいうと、クローラ等クレーン本体に搭載した
俯仰可能なタワーブームと、このブームの先端に揺動自
在に取り付けたジブと、このジブの先端に巻取り自在な
ロープを介して垂下した吊り荷を吊るためのフック等の
取付け具とを備え、その使用時に、タワーブームを起立
させるとともにジブを適当な角度で傾斜させた状態にお
いて設置し、フックにより吊り荷を吊り上げたり吊り下
ろしたりして移動させるようにしたクレーンである。本
発明は、このようなタワークレーンについて、作業の安
全性を保障しつつ作業動作の調節が自在に行えるように
従来のものを改善したものである。そこで、まず、この
ようなタワークレーンの一種であるスィングレバー式タ
ワークレーンの一般的な構造を図3に基づいて詳述す
る。図3は、スィングレバー式タワークレーンの全体像
を示す側面図である。
と称するクレーンが用いられている。タワークレーンと
は、一言でいうと、クローラ等クレーン本体に搭載した
俯仰可能なタワーブームと、このブームの先端に揺動自
在に取り付けたジブと、このジブの先端に巻取り自在な
ロープを介して垂下した吊り荷を吊るためのフック等の
取付け具とを備え、その使用時に、タワーブームを起立
させるとともにジブを適当な角度で傾斜させた状態にお
いて設置し、フックにより吊り荷を吊り上げたり吊り下
ろしたりして移動させるようにしたクレーンである。本
発明は、このようなタワークレーンについて、作業の安
全性を保障しつつ作業動作の調節が自在に行えるように
従来のものを改善したものである。そこで、まず、この
ようなタワークレーンの一種であるスィングレバー式タ
ワークレーンの一般的な構造を図3に基づいて詳述す
る。図3は、スィングレバー式タワークレーンの全体像
を示す側面図である。
【0003】図3において、1は車輪の周りを回転する
一対のエンドレス軌道に搭載された自走クレーンである
クローラクレーンの本体、2はこの本体1の後部に設け
られ後述の起伏ロープ4を取り付けるフレーム、3は本
体1前部に俯仰可能に取り付けられたタワーブーム、4
はこのタワーブーム3の頂部と前記フレーム2との間に
連結されタワーブーム3を起立させて支持するための起
伏ロープで、図示されていないウインチで巻き取ってフ
レーム2に取り付けることによりタワーブーム3を起立
させて支持することがっできる。5はタワーブーム3の
頂部に揺動自在に取り付けられたジブ、6は一角部がブ
ームの頂部に揺動自在に取り付けられた三角形のスイン
グレバー、7はこの三角形のスイングレバー6における
その余の一方の角部をジブ5の頂部に連結するガイライ
ン、8は同じくその余の他方の角部を本体1内のウイン
チ(図示せず)に連結するガイラインである。スイング
レバー6は、ガイライン8をそのウインチで巻き取った
り巻き戻したりすることによりタワーブーム3の頂部を
支点に揺動し、その動作をガイライン7を介してジブ5
に伝達させることによりジブ5の傾斜角度θjを所望の
角度に設定することができる。9はタワーブーム3の頂
部の滑車やジブ5の頂部先端の滑車を介して掛け回され
た吊り荷11を吊るための巻上げロープ、10はこの巻
上げロープ9の先端に設けた吊り荷11を引っ掛けるた
めのフック、15は巻上げロープを巻き取ったり巻き戻
したりするためのウインチで、この駆動により巻上げロ
ープ9、フック10を介して吊り荷11を上下に移送す
る。
一対のエンドレス軌道に搭載された自走クレーンである
クローラクレーンの本体、2はこの本体1の後部に設け
られ後述の起伏ロープ4を取り付けるフレーム、3は本
体1前部に俯仰可能に取り付けられたタワーブーム、4
はこのタワーブーム3の頂部と前記フレーム2との間に
連結されタワーブーム3を起立させて支持するための起
伏ロープで、図示されていないウインチで巻き取ってフ
レーム2に取り付けることによりタワーブーム3を起立
させて支持することがっできる。5はタワーブーム3の
頂部に揺動自在に取り付けられたジブ、6は一角部がブ
ームの頂部に揺動自在に取り付けられた三角形のスイン
グレバー、7はこの三角形のスイングレバー6における
その余の一方の角部をジブ5の頂部に連結するガイライ
ン、8は同じくその余の他方の角部を本体1内のウイン
チ(図示せず)に連結するガイラインである。スイング
レバー6は、ガイライン8をそのウインチで巻き取った
り巻き戻したりすることによりタワーブーム3の頂部を
支点に揺動し、その動作をガイライン7を介してジブ5
に伝達させることによりジブ5の傾斜角度θjを所望の
角度に設定することができる。9はタワーブーム3の頂
部の滑車やジブ5の頂部先端の滑車を介して掛け回され
た吊り荷11を吊るための巻上げロープ、10はこの巻
上げロープ9の先端に設けた吊り荷11を引っ掛けるた
めのフック、15は巻上げロープを巻き取ったり巻き戻
したりするためのウインチで、この駆動により巻上げロ
ープ9、フック10を介して吊り荷11を上下に移送す
る。
【0004】タワークレーンは、以上のような構成を通
常備えており、これを用いて作業を開始する場合には、
起伏ロープ4を本体1内のウインチで巻き取ることによ
りタワーブーム3を所定の傾斜角度θTでを起立させる
とともに、ガイライン8を本体1内の図示されていない
ウインチで巻取り量を調節しながら巻き取ることにより
ジブ5の傾斜角度θjを適当に設定して作業半径Rが所
望の距離になるように調節する。以上述べたタワークレ
ーンに関する技術内容は、本発明の実施例及び従来の技
術の双方に共通する吊り荷を移送するための機構に関す
る基本的な技術内容である。
常備えており、これを用いて作業を開始する場合には、
起伏ロープ4を本体1内のウインチで巻き取ることによ
りタワーブーム3を所定の傾斜角度θTでを起立させる
とともに、ガイライン8を本体1内の図示されていない
ウインチで巻取り量を調節しながら巻き取ることにより
ジブ5の傾斜角度θjを適当に設定して作業半径Rが所
望の距離になるように調節する。以上述べたタワークレ
ーンに関する技術内容は、本発明の実施例及び従来の技
術の双方に共通する吊り荷を移送するための機構に関す
る基本的な技術内容である。
【0005】次に、以上述べたところに基づいて、従来
の技術について説明する。そもそも、タワークレーン
は、作業時タワーブームを固定させて、作業距離Rや吊
り荷の移送動作の調節は専らジブの傾斜角度で行うとよ
うにするという発想を原点にして開発されたものである
ため、従来のタワークレーンにおいては、タワーブーム
は通常略垂直にセットし、その角度を調節するというよ
うなことは行われていなかった。最近は、タワーブーム
の傾斜角度を、例えば90度、80度、70度というよ
うに数段階に調節可能なタワークレーン(以下「従来
例」という。)も提案されている。従来例において、タ
ワーブームの傾斜角度をこのように数段階に調節できる
ようにしたのは、作業開始時にタワークレーンの基本姿
勢を整えられるようにするためであって、作業半径や吊
り荷の移送動作の調節は専らジブの傾斜角度により行う
ものであるから、従来例は前記の発想の延長上のもので
ある。そして、従来例においては、作業中に過大な吊り
荷が吊られるのを防ぐために過負荷防止装置が設けられ
ていて、タワーブームを予め設定された前記数段階の傾
斜角度でセットした場合にのみその過負荷防止装置が機
能するようになっており、仮に、タワーブームをこれ以
外の傾斜角度でセットしたとしてもタワークレーンの駆
動そのものができないようになっている。
の技術について説明する。そもそも、タワークレーン
は、作業時タワーブームを固定させて、作業距離Rや吊
り荷の移送動作の調節は専らジブの傾斜角度で行うとよ
うにするという発想を原点にして開発されたものである
ため、従来のタワークレーンにおいては、タワーブーム
は通常略垂直にセットし、その角度を調節するというよ
うなことは行われていなかった。最近は、タワーブーム
の傾斜角度を、例えば90度、80度、70度というよ
うに数段階に調節可能なタワークレーン(以下「従来
例」という。)も提案されている。従来例において、タ
ワーブームの傾斜角度をこのように数段階に調節できる
ようにしたのは、作業開始時にタワークレーンの基本姿
勢を整えられるようにするためであって、作業半径や吊
り荷の移送動作の調節は専らジブの傾斜角度により行う
ものであるから、従来例は前記の発想の延長上のもので
ある。そして、従来例においては、作業中に過大な吊り
荷が吊られるのを防ぐために過負荷防止装置が設けられ
ていて、タワーブームを予め設定された前記数段階の傾
斜角度でセットした場合にのみその過負荷防止装置が機
能するようになっており、仮に、タワーブームをこれ以
外の傾斜角度でセットしたとしてもタワークレーンの駆
動そのものができないようになっている。
【0006】この従来例の技術内容から明らかなとお
り、安全性を徹底的に要求されるタワーレーンでは、通
常、過負荷防止装置が機能する範囲でしか操縦できない
ようになっている。したがって、吊り荷を移送するため
の機構が操縦の自由度の高い完成されたものであって
も、その操縦の自由度は、過負荷防止装置の性能により
決定されることになり、過負荷防止装置は、タワークレ
ーンの中枢をなすものであるといえる。この過負荷防止
装置について言及すると、タワークレーンに吊り荷重を
加えた場合には、本体1を支点としてその機体を傾ける
ようなモーメントが作用して機体の安定度に問題が生
じ、また、タワーブームやジブ更にはスイングレバー、
ロープ、フレーム等に圧縮力、引っ張り力等の応力が作
用して強度上の問題も生じる。タワークレーンにおいて
は、このような機体の安定度やその構成部材の強度の問
題を考慮してその転倒や破損を防止する観点から、タワ
ークレーンに加え得る吊り荷重の限界値が安全率を見込
んで設定されており、このように設定された吊り荷重の
限界値を定格総荷重と称している。定格総荷重は、タワ
ークレーン各部の寸法や重量が一定でも、タワーブーム
やジブの傾斜角度が変われば、機体の姿勢も変化して前
記モーメントも変わるし、機体各部に加わる応力も変わ
るので、これらの傾斜角度ごとに異なった設定値にな
る。そして、タワークレーンにおいは、吊り荷を移送す
る作業時に、この定格総荷重を超えた荷重の吊り荷が吊
られると、タワークレーンが転倒したり破損したりする
極めて危険な事態が生じるので、安全装置としての過負
荷防止装置を設けることが不可欠のこととなる。そこ
で、従来例における過負荷防止装置を図2に基づいて説
明する。図2は、従来のタワークレーンにおける過負荷
防止装置のブロック図である。
り、安全性を徹底的に要求されるタワーレーンでは、通
常、過負荷防止装置が機能する範囲でしか操縦できない
ようになっている。したがって、吊り荷を移送するため
の機構が操縦の自由度の高い完成されたものであって
も、その操縦の自由度は、過負荷防止装置の性能により
決定されることになり、過負荷防止装置は、タワークレ
ーンの中枢をなすものであるといえる。この過負荷防止
装置について言及すると、タワークレーンに吊り荷重を
加えた場合には、本体1を支点としてその機体を傾ける
ようなモーメントが作用して機体の安定度に問題が生
じ、また、タワーブームやジブ更にはスイングレバー、
ロープ、フレーム等に圧縮力、引っ張り力等の応力が作
用して強度上の問題も生じる。タワークレーンにおいて
は、このような機体の安定度やその構成部材の強度の問
題を考慮してその転倒や破損を防止する観点から、タワ
ークレーンに加え得る吊り荷重の限界値が安全率を見込
んで設定されており、このように設定された吊り荷重の
限界値を定格総荷重と称している。定格総荷重は、タワ
ークレーン各部の寸法や重量が一定でも、タワーブーム
やジブの傾斜角度が変われば、機体の姿勢も変化して前
記モーメントも変わるし、機体各部に加わる応力も変わ
るので、これらの傾斜角度ごとに異なった設定値にな
る。そして、タワークレーンにおいは、吊り荷を移送す
る作業時に、この定格総荷重を超えた荷重の吊り荷が吊
られると、タワークレーンが転倒したり破損したりする
極めて危険な事態が生じるので、安全装置としての過負
荷防止装置を設けることが不可欠のこととなる。そこ
で、従来例における過負荷防止装置を図2に基づいて説
明する。図2は、従来のタワークレーンにおける過負荷
防止装置のブロック図である。
【0007】図2において、12はフック10に吊り荷
11を引っ掛けて吊り荷重Wを加えた際に起伏ロープ4
に加わる張力F1すなわち起伏ロープ張力を検出するた
めの荷重検出器、13はタワーブーム3の傾斜角度θT
を検出するための角度検出器、14はジブ5の傾斜角度
θjを検出するための角度検出器であり、これらは、図
3にも示されている。
11を引っ掛けて吊り荷重Wを加えた際に起伏ロープ4
に加わる張力F1すなわち起伏ロープ張力を検出するた
めの荷重検出器、13はタワーブーム3の傾斜角度θT
を検出するための角度検出器、14はジブ5の傾斜角度
θjを検出するための角度検出器であり、これらは、図
3にも示されている。
【0008】16は当該タワークレーンに基準の吊り荷
重WL加えた場合の起伏ロープ張力値F1Lやこのような
吊り荷重を加えない自重のみの場合の起伏ロープ張力値
F10をデータテーブルとしてそれぞれ格納している起伏
ロープ張力記憶部である。これら起伏ロープ張力値
F1L、起伏ロープ張力値F10は、タワークレーンのタワ
ー姿勢が変わればそれらの各値も変わるので、タワーク
レーンのタワー姿勢に対応して多数組のものが格納され
ている。ここで、タワー姿勢とは、タワーブーム3の傾
斜角度θTとジブ5の傾斜角度θJとにより決定される姿
勢であるから、仮に、ジブ5の傾斜角度θJだけでなく
タワーブーム3の傾斜角度θTも多段階に変え得るよう
にした場合には、これらの傾斜角度θT,θJの組合せに
より決定されるタワー姿勢の種類は膨大なものになる。
したがって、タワーブーム3の傾斜する段階数を多くす
ると、起伏ロープ張力値F1Lや起伏ロープ張力値F10に
関するデータもそれだけ増加して、これらのデータを前
記データテーブルに格納できなくなることもあるが、従
来例では、ジブ5の傾斜角度θJが多段階であってもタ
ワーブーム3の傾斜角度θTは数段階に過ぎないので、
この点が問題になるようなことはない。これらの起伏ロ
ープ張力値F1Lや起伏ロープ張力値F10は、大形コンピ
ュータにより予め計算されて得られたもので、各タワー
姿勢ごとにデータテーブルとしてこの起伏張力記憶部1
6に格納されている。
重WL加えた場合の起伏ロープ張力値F1Lやこのような
吊り荷重を加えない自重のみの場合の起伏ロープ張力値
F10をデータテーブルとしてそれぞれ格納している起伏
ロープ張力記憶部である。これら起伏ロープ張力値
F1L、起伏ロープ張力値F10は、タワークレーンのタワ
ー姿勢が変わればそれらの各値も変わるので、タワーク
レーンのタワー姿勢に対応して多数組のものが格納され
ている。ここで、タワー姿勢とは、タワーブーム3の傾
斜角度θTとジブ5の傾斜角度θJとにより決定される姿
勢であるから、仮に、ジブ5の傾斜角度θJだけでなく
タワーブーム3の傾斜角度θTも多段階に変え得るよう
にした場合には、これらの傾斜角度θT,θJの組合せに
より決定されるタワー姿勢の種類は膨大なものになる。
したがって、タワーブーム3の傾斜する段階数を多くす
ると、起伏ロープ張力値F1Lや起伏ロープ張力値F10に
関するデータもそれだけ増加して、これらのデータを前
記データテーブルに格納できなくなることもあるが、従
来例では、ジブ5の傾斜角度θJが多段階であってもタ
ワーブーム3の傾斜角度θTは数段階に過ぎないので、
この点が問題になるようなことはない。これらの起伏ロ
ープ張力値F1Lや起伏ロープ張力値F10は、大形コンピ
ュータにより予め計算されて得られたもので、各タワー
姿勢ごとにデータテーブルとしてこの起伏張力記憶部1
6に格納されている。
【0009】17は,この起伏張力記憶部16に格納さ
れているデータに基づいて荷重検出器12で検出される
起伏ロープ張力に関する実測値F1Rから吊り荷11の吊
り荷重WRを演算したり、その演算結果を定格総荷重と
比較したりするための演算部である。この演算部17に
は、各角度検出器13,14からそれぞれ得られるタワ
ーブーム3、ジブ5の各傾斜角度θT,θJに関する実測
値の信号により、起伏ロープ張力記憶部16に格納され
ているデータが呼び出されて、その実測値の各傾斜角度
θT,θJに対応する起伏ロープ張力F1L,F10のデータ
が入力され、前記吊り荷重WRの算出は、これらのデー
タに基づき次式に従って行う。
れているデータに基づいて荷重検出器12で検出される
起伏ロープ張力に関する実測値F1Rから吊り荷11の吊
り荷重WRを演算したり、その演算結果を定格総荷重と
比較したりするための演算部である。この演算部17に
は、各角度検出器13,14からそれぞれ得られるタワ
ーブーム3、ジブ5の各傾斜角度θT,θJに関する実測
値の信号により、起伏ロープ張力記憶部16に格納され
ているデータが呼び出されて、その実測値の各傾斜角度
θT,θJに対応する起伏ロープ張力F1L,F10のデータ
が入力され、前記吊り荷重WRの算出は、これらのデー
タに基づき次式に従って行う。
【0010】 WR=(F1R−F10)/(F1L−F10)×WL 18は前記定格総荷重を記憶している定格総荷重記憶部
で、前述のとおり、タワーブーム3やジブ5の傾斜角度
θT,θJが変わればその設定値も変わるので、タワー姿
勢に対応したデータが格納されている。定格総荷重は、
吊り荷重を加え得る最大値を設定することにより作業の
安全を図るためものであって作業の安全性さえ担保され
ればよいのであるから、そのデータを格納するに当たっ
ては、タワー姿勢ごとに小刻みに設定する必要はなくあ
る程度の幅をもたせて段階的に設定すればよい。19は
吊り荷11の吊り荷重WRに関するデータを表示する表
示部、20はこの吊り荷重WRの値が危険領域にあると
き警報を発する警報部である。
で、前述のとおり、タワーブーム3やジブ5の傾斜角度
θT,θJが変わればその設定値も変わるので、タワー姿
勢に対応したデータが格納されている。定格総荷重は、
吊り荷重を加え得る最大値を設定することにより作業の
安全を図るためものであって作業の安全性さえ担保され
ればよいのであるから、そのデータを格納するに当たっ
ては、タワー姿勢ごとに小刻みに設定する必要はなくあ
る程度の幅をもたせて段階的に設定すればよい。19は
吊り荷11の吊り荷重WRに関するデータを表示する表
示部、20はこの吊り荷重WRの値が危険領域にあると
き警報を発する警報部である。
【0011】前記演算部17おいては、ここで算出され
た吊り荷11の吊り荷重WRに関する信号を表示部19
に出力してその値を表示部19に表示させる。また、各
角度検出器13,14からそれぞれ得られるタワーブー
ム3、ジブ5の各傾斜角度θT,θJに関する実測値の信
号により、定格総荷重記億部18に格納されているデー
タが呼び出されて、その実測値の各傾斜角度θT,θJに
対応する定格総荷重が入力さる。そして、この演算部1
7で算出された吊り荷11の吊り荷重WRがこの定格総
荷重と比較され、その値が危険領域にあるときには警報
部20を作動させる信号を出力し、警報部20では警報
を発する。
た吊り荷11の吊り荷重WRに関する信号を表示部19
に出力してその値を表示部19に表示させる。また、各
角度検出器13,14からそれぞれ得られるタワーブー
ム3、ジブ5の各傾斜角度θT,θJに関する実測値の信
号により、定格総荷重記億部18に格納されているデー
タが呼び出されて、その実測値の各傾斜角度θT,θJに
対応する定格総荷重が入力さる。そして、この演算部1
7で算出された吊り荷11の吊り荷重WRがこの定格総
荷重と比較され、その値が危険領域にあるときには警報
部20を作動させる信号を出力し、警報部20では警報
を発する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近は、都
市開発及び地域開発の急速な進展に伴ってクレーンを使
用する作業現場が多様化、複雑化し、どのような作業現
場でも作業のできる適応力の優れたタワークレーンが必
要となっている。そのためには、作業半径や吊り荷の移
送動作の調節にジブだけではなくタワーブームも駆使し
て作業動作の調節を自在に行える自由度の高いタワーブ
ームを開発することが要請される。例えば、入り組んだ
作業現場で挟所作業を行うには、吊り荷の移送過程で吊
り荷が周辺器物に接触しないようにタワーブームも駆使
してその移送動作を自在に調節できる操作性の優れたタ
ワーブームが必要となる。また、最近は、遠隔操縦式の
クレーン等メカトロニックス技術を適用したクレーンの
開発も進められているが、メカトロニクス技術が自由度
の高い作業機械を安全に操縦するのに有効な手段である
ことに鑑み、このようなメカトロニクス技術の特質をよ
り効果的発揮できるようにする上でも自由度の高いタワ
ークレーンの開発が必要である。
市開発及び地域開発の急速な進展に伴ってクレーンを使
用する作業現場が多様化、複雑化し、どのような作業現
場でも作業のできる適応力の優れたタワークレーンが必
要となっている。そのためには、作業半径や吊り荷の移
送動作の調節にジブだけではなくタワーブームも駆使し
て作業動作の調節を自在に行える自由度の高いタワーブ
ームを開発することが要請される。例えば、入り組んだ
作業現場で挟所作業を行うには、吊り荷の移送過程で吊
り荷が周辺器物に接触しないようにタワーブームも駆使
してその移送動作を自在に調節できる操作性の優れたタ
ワーブームが必要となる。また、最近は、遠隔操縦式の
クレーン等メカトロニックス技術を適用したクレーンの
開発も進められているが、メカトロニクス技術が自由度
の高い作業機械を安全に操縦するのに有効な手段である
ことに鑑み、このようなメカトロニクス技術の特質をよ
り効果的発揮できるようにする上でも自由度の高いタワ
ークレーンの開発が必要である。
【0013】しかしながら、従来例においては、前述の
ように、タワーブームの傾斜角度の調節は作業開始時に
タワークレーンの基本姿勢を整えるために行い、作業半
径や吊り荷の移送動作の調節は専らジブの傾斜角度で行
うとようにするという発想を原点に設計されていて、タ
ワーブームの傾斜角度を数段階しか調節できないように
設計されているため、このような要請に応えることはで
きない。本発明は、以上述べたような技術背景と従来例
の問題点に鑑み、このような従来例の問題点を解消し、
作業の安全性を保障しつつ作業動作の調節が自在に行え
る適応力の優れたタワークレーンを提供することを目的
にする。
ように、タワーブームの傾斜角度の調節は作業開始時に
タワークレーンの基本姿勢を整えるために行い、作業半
径や吊り荷の移送動作の調節は専らジブの傾斜角度で行
うとようにするという発想を原点に設計されていて、タ
ワーブームの傾斜角度を数段階しか調節できないように
設計されているため、このような要請に応えることはで
きない。本発明は、以上述べたような技術背景と従来例
の問題点に鑑み、このような従来例の問題点を解消し、
作業の安全性を保障しつつ作業動作の調節が自在に行え
る適応力の優れたタワークレーンを提供することを目的
にする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の前記の目的は、
「本体に取り付けられ起伏ロープにより俯仰可能に操作
されるタワーブームと、このタワーブームに揺動可能に
取り付けられたジブとからなるタワークレーンにおい
て、タワーブームの傾斜角度を検出する角度検出手段
と、ジブの傾斜角度を検出する角度検出手段と、これら
の角度検出手段で検出されタワーブームの傾斜角度及び
ジブの傾斜角度に基づいて、基準の吊り荷重を加えた場
合及び同荷重を加えていない自重のみの場合のそれぞれ
の場合に起伏ロープに加わる各起伏ロープ張力をそれぞ
れ演算する起伏ロープ張力演算部と、この起伏ロープ張
力演算部でこれら各起伏ロープ張力を演算をするのに必
要な基礎データを記憶する起伏ロープ張力演算用基礎デ
ータ記憶部と、吊り荷を吊るす作業時の起伏ロープ張力
を検出する荷重検出手段と、この荷重検出手段で検出さ
れた起伏ロープ張力及び前記起伏ロープ張力演算部で演
算された各起伏ロープ張力に基づいて吊り荷の吊り荷重
を演算しその演算結果を定格総荷重と比較しその比較結
果に基づいて作業の安全を図るための手段を作動させる
信号を出力する演算部とを設けたことを特徴とする」特
許請求範囲に記載のとおりのタワークレーンにより達成
できる。
「本体に取り付けられ起伏ロープにより俯仰可能に操作
されるタワーブームと、このタワーブームに揺動可能に
取り付けられたジブとからなるタワークレーンにおい
て、タワーブームの傾斜角度を検出する角度検出手段
と、ジブの傾斜角度を検出する角度検出手段と、これら
の角度検出手段で検出されタワーブームの傾斜角度及び
ジブの傾斜角度に基づいて、基準の吊り荷重を加えた場
合及び同荷重を加えていない自重のみの場合のそれぞれ
の場合に起伏ロープに加わる各起伏ロープ張力をそれぞ
れ演算する起伏ロープ張力演算部と、この起伏ロープ張
力演算部でこれら各起伏ロープ張力を演算をするのに必
要な基礎データを記憶する起伏ロープ張力演算用基礎デ
ータ記憶部と、吊り荷を吊るす作業時の起伏ロープ張力
を検出する荷重検出手段と、この荷重検出手段で検出さ
れた起伏ロープ張力及び前記起伏ロープ張力演算部で演
算された各起伏ロープ張力に基づいて吊り荷の吊り荷重
を演算しその演算結果を定格総荷重と比較しその比較結
果に基づいて作業の安全を図るための手段を作動させる
信号を出力する演算部とを設けたことを特徴とする」特
許請求範囲に記載のとおりのタワークレーンにより達成
できる。
【0015】
【作用】本発明は、以上のような構成を備えているか
ら、タワークレーンを操縦してタワーブームをジブとと
もに任意の傾斜角度に傾斜させると、タワーブーム及び
ジブの角度検出器でタワーブームの傾斜角度及びジブの
傾斜角度が検出されるとともに、荷重検出器で起伏ロー
プ張力に関する実測値が検出され、次いで、起伏ロープ
張力演算部においては、起伏ロープ張力演算用基礎デー
タ記憶部から基礎データがに入力され、角度検出器で検
出されたタワーブームの傾斜角度、ジブの傾斜角度に基
づいて、タワークレーンに基準の吊り荷重加えた場合の
起伏ロープ張力値及びこのような吊り荷重を加えない自
重のみの場合の起伏ロープ張力値がそれぞれ演算され
る。しかる後、演算部では、起伏ロープ張力演算部で演
算された各起伏ロープ張力値に関するデータに基づいて
従来例と同様の処理をする。
ら、タワークレーンを操縦してタワーブームをジブとと
もに任意の傾斜角度に傾斜させると、タワーブーム及び
ジブの角度検出器でタワーブームの傾斜角度及びジブの
傾斜角度が検出されるとともに、荷重検出器で起伏ロー
プ張力に関する実測値が検出され、次いで、起伏ロープ
張力演算部においては、起伏ロープ張力演算用基礎デー
タ記憶部から基礎データがに入力され、角度検出器で検
出されたタワーブームの傾斜角度、ジブの傾斜角度に基
づいて、タワークレーンに基準の吊り荷重加えた場合の
起伏ロープ張力値及びこのような吊り荷重を加えない自
重のみの場合の起伏ロープ張力値がそれぞれ演算され
る。しかる後、演算部では、起伏ロープ張力演算部で演
算された各起伏ロープ張力値に関するデータに基づいて
従来例と同様の処理をする。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。図1は、本発明の実施例のタワークレーンにおけ
る過負荷防止装置のブロック図である。図1中、図2及
び図3と同一符号を付けた部分は、これらの図と同一の
部分を表すので、これらの部分については、説明の重複
を避けるため詳述しない。
する。図1は、本発明の実施例のタワークレーンにおけ
る過負荷防止装置のブロック図である。図1中、図2及
び図3と同一符号を付けた部分は、これらの図と同一の
部分を表すので、これらの部分については、説明の重複
を避けるため詳述しない。
【0017】図1から明らかなように、本発明の実施例
のタワークレーンにおける過負荷防止装置も、従来例と
同様、タワーブーム3の傾斜角度θTを検出する角度検
出器13と、ジブ5の傾斜角度θJを検出する角度検出
器14と、吊り荷を吊るす作業時の起伏ロープ張力F1
を検出する荷重検出器12と、タワー姿勢に対応した定
格総荷重を記憶している定格総荷重記憶部18と、荷重
検出器12で検出された起伏ロープ張力F1R並びに基準
の吊り荷重WLを加えた場合及び同荷重WLを加えていな
い自重のみの場合のそれぞれの場合に起伏ロープ4に加
わる各起伏ロープ張力F1L,F10に基づいて吊り荷11
の吊り荷重WRを演算し,その演算結果を定格総荷重と
比較してその値が危険領域にあるときには警報部20を
作動させる信号を出力したり、吊り荷11の吊り荷重W
Rに関する信号を表示部19に出力したりする演算部1
7と、吊り荷11の吊り荷重WRに関するデータを表示
する表示部19と、この吊り荷重WRの値が危険領域に
あるとき警報を発する警報部20とが設けられている。
のタワークレーンにおける過負荷防止装置も、従来例と
同様、タワーブーム3の傾斜角度θTを検出する角度検
出器13と、ジブ5の傾斜角度θJを検出する角度検出
器14と、吊り荷を吊るす作業時の起伏ロープ張力F1
を検出する荷重検出器12と、タワー姿勢に対応した定
格総荷重を記憶している定格総荷重記憶部18と、荷重
検出器12で検出された起伏ロープ張力F1R並びに基準
の吊り荷重WLを加えた場合及び同荷重WLを加えていな
い自重のみの場合のそれぞれの場合に起伏ロープ4に加
わる各起伏ロープ張力F1L,F10に基づいて吊り荷11
の吊り荷重WRを演算し,その演算結果を定格総荷重と
比較してその値が危険領域にあるときには警報部20を
作動させる信号を出力したり、吊り荷11の吊り荷重W
Rに関する信号を表示部19に出力したりする演算部1
7と、吊り荷11の吊り荷重WRに関するデータを表示
する表示部19と、この吊り荷重WRの値が危険領域に
あるとき警報を発する警報部20とが設けられている。
【0018】そこで、本発明の特徴を述べると、従来例
においては、前述のように、タワーブーム3の傾斜角度
θTの調節は、作業開始時にタワークレーンの基本姿勢
を整えるために行い、作業距離Rや吊り荷11の移送動
作の調節は専らジブ5の傾斜角度θJで行うとようにす
るという発想で設計されており、その結果、タワーブー
ム3の傾斜角度θTの調節が数段階しか行えないように
設計されていたが、本発明の最大の特徴は、このような
タワークレーンに関する旧来の発想を転換し、タワーブ
ーム3を、ジブ5と同様、作業半径Rや吊り荷11の移
送動作の調節に駆使し、両者が協動して作業動作の調節
を自在に行えるようにするという新しい発想によりタワ
ークレーンを構成した点にある。本発明においては、こ
のような発想を具体化するため、タワークレーンに基準
の吊り荷重WL加えた場合の起伏ロープ張力値F1Lやこ
のような吊り荷重を加えない自重のみの場合の起伏ロー
プ張力値F10を,従来例とは異なり任意の姿勢に対応し
て求めることができるように、タワークレーンの中枢部
である過負荷防止装置を構成した。すなわち、本発明に
おいては、これらの起伏ロープ張力値F1L,F10を各タ
ワー姿勢ごとにデータテーブルとしてそれぞれ格納して
いる従来例における起伏ロープ張力記憶部16のような
ものを設けないで、これに代えて起伏ロープ張力演算用
基礎データ記憶部21及び起伏ロープ張力演算部22設
け、タワーブーム3やジブ5の任意の傾斜角度に対応し
て起伏ロープ張力値F1L,F10を演算により求めること
ができるようにした。
においては、前述のように、タワーブーム3の傾斜角度
θTの調節は、作業開始時にタワークレーンの基本姿勢
を整えるために行い、作業距離Rや吊り荷11の移送動
作の調節は専らジブ5の傾斜角度θJで行うとようにす
るという発想で設計されており、その結果、タワーブー
ム3の傾斜角度θTの調節が数段階しか行えないように
設計されていたが、本発明の最大の特徴は、このような
タワークレーンに関する旧来の発想を転換し、タワーブ
ーム3を、ジブ5と同様、作業半径Rや吊り荷11の移
送動作の調節に駆使し、両者が協動して作業動作の調節
を自在に行えるようにするという新しい発想によりタワ
ークレーンを構成した点にある。本発明においては、こ
のような発想を具体化するため、タワークレーンに基準
の吊り荷重WL加えた場合の起伏ロープ張力値F1Lやこ
のような吊り荷重を加えない自重のみの場合の起伏ロー
プ張力値F10を,従来例とは異なり任意の姿勢に対応し
て求めることができるように、タワークレーンの中枢部
である過負荷防止装置を構成した。すなわち、本発明に
おいては、これらの起伏ロープ張力値F1L,F10を各タ
ワー姿勢ごとにデータテーブルとしてそれぞれ格納して
いる従来例における起伏ロープ張力記憶部16のような
ものを設けないで、これに代えて起伏ロープ張力演算用
基礎データ記憶部21及び起伏ロープ張力演算部22設
け、タワーブーム3やジブ5の任意の傾斜角度に対応し
て起伏ロープ張力値F1L,F10を演算により求めること
ができるようにした。
【0019】その技術内容を本発明の実施例により説明
すると、図1において、21はタワークレーンの本体1
の各部の座標及びタワーブーム3、ジブ5、スイングレ
バー6、ガイライン7、8等の重量や寸法等各起伏ロー
プ張力値F1L,F10を演算するためにに必要な基礎デー
タを記憶している起伏ロープ張力演算用基礎データ記憶
部、22はこれらの基礎データを用い、角度検出器1
3,14で検出されたタワーブーム3の傾斜角度θT、
ジブ5の傾斜角度θJに基づいて傾斜角度θT,θJの姿
勢に対応する各起伏ロープ張力値F1L,F10を演算する
起伏ロープ張力演算部である。タワークレーンにおいて
吊り荷11を吊り上げた状態又は吊り上げない状態での
姿勢が固定されれば、起伏ロープ張力F1L又は起伏ロー
プ張力F10を算出するための基礎となるガイラインの張
力F2,F3及び巻上げロープ張力W/n(nはロープ掛
数)も一義的に定まるので、起伏ロープ張力演算用基礎
データ記憶部21に当該タワークレーンに関する必要な
基礎データが記憶されていさえすれば、その姿勢を決定
する数値であるタワーブーム3の傾斜角度θT、ジブ5
の傾斜角度θJを角度検出器13,14で検出すること
により、起伏ロープ張力演算部22において、任意の姿
勢に対応する各起伏ロープ張力値F1L,F10を演算して
求めることができる。すなわち、本実施例では、タワー
クレーンの本体1の各部の座標及びタワーブーム3、ジ
ブ5、スイングレバー6等のタワークレーン各部の寸法
が起伏ロープ張力演算用基礎データ記憶部21に記憶さ
れているので、角度検出器13,14で検出されたタワ
ーブーム3の傾斜角度θT、ジブ5の傾斜角度θJに関す
るデータが起伏ロープ張力演算部22に入力されると、
起伏ロープ張力演算部22においては、これらタワーク
レーン各部の座標点を演算して求めることができ、その
結果、起伏ロープ張力演算用基礎データ記憶部21に記
憶されているこれらタワークレーン各部の重量に関する
データを用いてガイラインの張力F2,F3及び巻上げロ
ープ張力W/n(nはロープ掛数)を求めることができ
るので、これらの力の釣合い条件から起伏ロープ張力F
1L,F10を演算により求めることができる。
すると、図1において、21はタワークレーンの本体1
の各部の座標及びタワーブーム3、ジブ5、スイングレ
バー6、ガイライン7、8等の重量や寸法等各起伏ロー
プ張力値F1L,F10を演算するためにに必要な基礎デー
タを記憶している起伏ロープ張力演算用基礎データ記憶
部、22はこれらの基礎データを用い、角度検出器1
3,14で検出されたタワーブーム3の傾斜角度θT、
ジブ5の傾斜角度θJに基づいて傾斜角度θT,θJの姿
勢に対応する各起伏ロープ張力値F1L,F10を演算する
起伏ロープ張力演算部である。タワークレーンにおいて
吊り荷11を吊り上げた状態又は吊り上げない状態での
姿勢が固定されれば、起伏ロープ張力F1L又は起伏ロー
プ張力F10を算出するための基礎となるガイラインの張
力F2,F3及び巻上げロープ張力W/n(nはロープ掛
数)も一義的に定まるので、起伏ロープ張力演算用基礎
データ記憶部21に当該タワークレーンに関する必要な
基礎データが記憶されていさえすれば、その姿勢を決定
する数値であるタワーブーム3の傾斜角度θT、ジブ5
の傾斜角度θJを角度検出器13,14で検出すること
により、起伏ロープ張力演算部22において、任意の姿
勢に対応する各起伏ロープ張力値F1L,F10を演算して
求めることができる。すなわち、本実施例では、タワー
クレーンの本体1の各部の座標及びタワーブーム3、ジ
ブ5、スイングレバー6等のタワークレーン各部の寸法
が起伏ロープ張力演算用基礎データ記憶部21に記憶さ
れているので、角度検出器13,14で検出されたタワ
ーブーム3の傾斜角度θT、ジブ5の傾斜角度θJに関す
るデータが起伏ロープ張力演算部22に入力されると、
起伏ロープ張力演算部22においては、これらタワーク
レーン各部の座標点を演算して求めることができ、その
結果、起伏ロープ張力演算用基礎データ記憶部21に記
憶されているこれらタワークレーン各部の重量に関する
データを用いてガイラインの張力F2,F3及び巻上げロ
ープ張力W/n(nはロープ掛数)を求めることができ
るので、これらの力の釣合い条件から起伏ロープ張力F
1L,F10を演算により求めることができる。
【0020】本発明の実施例は、以上のような構成を備
えているから、タワークレーンを操縦してタワーブーム
3をジブ5とともに任意の傾斜角度に傾斜させると、角
度検出器13,14でタワーブーム3の傾斜角度θT、
ジブ5の傾斜角度θJが検出されるとともに、荷重検出
器12で起伏ロープ張力に関する実測値F1Rが検出さ
れ、その角度検出器13,14での検出結果が起伏ロー
プ張力演算用基礎データ記憶部21に入力されると、起
伏ロープ張力演算部22においては、起伏ロープ張力演
算用基礎データ記憶部21から基礎データがに入力さ
れ、角度検出器13,14で検出されたタワーブーム3
の傾斜角度θT、ジブ5の傾斜角度θJに基づいて、タワ
ークレーンに基準の吊り荷重WL加えた場合の起伏ロー
プ張力値F1L及びこのような吊り荷重を加えない自重の
みの場合の起伏ロープ張力値F10がそれぞれ演算され
る。しかる後、演算部17では、起伏ロープ張力演算部
22で演算された各起伏ロープ張力値F1L,F10に関す
るデータに基づいて従来例と同様の処理をする。すなわ
ち、演算部17においては、起伏ロープ張力F1L,F10
のデータが入力され、このデータに基づいて、すでに入
力されている荷重検出器12で検出された起伏ロープ張
力に関する実測値F1Rから吊り荷11の吊り荷重WRを
演算し、その演算結果を、表示部19に出力するととも
に定格総荷重記億部18から角度検出器13,14での
検出結果により呼び出されすでに入力されている定格総
荷重と比較して、その値が危険領域にあるときには警報
部20を作動させる信号を出力する。
えているから、タワークレーンを操縦してタワーブーム
3をジブ5とともに任意の傾斜角度に傾斜させると、角
度検出器13,14でタワーブーム3の傾斜角度θT、
ジブ5の傾斜角度θJが検出されるとともに、荷重検出
器12で起伏ロープ張力に関する実測値F1Rが検出さ
れ、その角度検出器13,14での検出結果が起伏ロー
プ張力演算用基礎データ記憶部21に入力されると、起
伏ロープ張力演算部22においては、起伏ロープ張力演
算用基礎データ記憶部21から基礎データがに入力さ
れ、角度検出器13,14で検出されたタワーブーム3
の傾斜角度θT、ジブ5の傾斜角度θJに基づいて、タワ
ークレーンに基準の吊り荷重WL加えた場合の起伏ロー
プ張力値F1L及びこのような吊り荷重を加えない自重の
みの場合の起伏ロープ張力値F10がそれぞれ演算され
る。しかる後、演算部17では、起伏ロープ張力演算部
22で演算された各起伏ロープ張力値F1L,F10に関す
るデータに基づいて従来例と同様の処理をする。すなわ
ち、演算部17においては、起伏ロープ張力F1L,F10
のデータが入力され、このデータに基づいて、すでに入
力されている荷重検出器12で検出された起伏ロープ張
力に関する実測値F1Rから吊り荷11の吊り荷重WRを
演算し、その演算結果を、表示部19に出力するととも
に定格総荷重記億部18から角度検出器13,14での
検出結果により呼び出されすでに入力されている定格総
荷重と比較して、その値が危険領域にあるときには警報
部20を作動させる信号を出力する。
【0021】したがって、本実施例によれば、任意の姿
勢に対応する各起伏ロープ張力F1L,F10を求めること
ができるので、前述した従来例の問題点を解消し、作業
の安全性を保障しつつ作業動作の調節が自在に行える適
応力の優れたタワークレーンを得ることができる。な
お、これら各起伏ロープ張力F1L,F10は、タワーブー
ム3及びジブ5の傾斜角度の総ての範囲にわたって求め
得るようにすることまでは必要でなく、実用上必要な範
囲で求めることができるようにすれば足りる。
勢に対応する各起伏ロープ張力F1L,F10を求めること
ができるので、前述した従来例の問題点を解消し、作業
の安全性を保障しつつ作業動作の調節が自在に行える適
応力の優れたタワークレーンを得ることができる。な
お、これら各起伏ロープ張力F1L,F10は、タワーブー
ム3及びジブ5の傾斜角度の総ての範囲にわたって求め
得るようにすることまでは必要でなく、実用上必要な範
囲で求めることができるようにすれば足りる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
においては、従来例に設けられている起伏ロープ張力記
憶部のようなものは設けないで、これに代え、タワーブ
ーム及びジブの各角度検出手段で検出されタワーブーム
の傾斜角度及びジブの傾斜角度に基づいて、基準の吊り
荷重を加えた場合及び同荷重を加えていない自重のみの
場合のそれぞれの場合に起伏ロープに加わる各起伏ロー
プ張力をそれぞれ演算する起伏ロープ張力演算部と、こ
の起伏ロープ張力演算部でこれら各起伏ロープ張力を演
算をするのに必要な基礎データを記憶する起伏ロープ張
力演算用基礎データ記憶部とをタワークレーンに設け、
任意の姿勢に対応するこれら各起伏ロープ張力を必要な
範囲で求められるようにしているので、前述した従来例
の問題点を解消し、作業の安全性を保障しつつ作業動作
の調節が自在に行える適応力の優れたタワークレーンを
提供することができる。
においては、従来例に設けられている起伏ロープ張力記
憶部のようなものは設けないで、これに代え、タワーブ
ーム及びジブの各角度検出手段で検出されタワーブーム
の傾斜角度及びジブの傾斜角度に基づいて、基準の吊り
荷重を加えた場合及び同荷重を加えていない自重のみの
場合のそれぞれの場合に起伏ロープに加わる各起伏ロー
プ張力をそれぞれ演算する起伏ロープ張力演算部と、こ
の起伏ロープ張力演算部でこれら各起伏ロープ張力を演
算をするのに必要な基礎データを記憶する起伏ロープ張
力演算用基礎データ記憶部とをタワークレーンに設け、
任意の姿勢に対応するこれら各起伏ロープ張力を必要な
範囲で求められるようにしているので、前述した従来例
の問題点を解消し、作業の安全性を保障しつつ作業動作
の調節が自在に行える適応力の優れたタワークレーンを
提供することができる。
【図1】本発明の実施例のタワークレーンにおける過負
荷防止装置のブロック図である。
荷防止装置のブロック図である。
【図2】従来のタワークレーンにおける過負荷防止装置
のブロック図である。
のブロック図である。
【図3】スィングレバー式タワークレーンの全体像を示
す側面図である。
す側面図である。
1 クローラクレーンの本体 3 タワーブーム 4 起伏ロープ 5 ジブ 11 吊り荷 12 荷重検出器 13 角度検出器 14 角度検出器 16 起伏ロープ張力記憶部 17 演算部 18 定格総荷重記憶部 19 表示部 20 警報部 21 起伏ロープ張力演算用基礎データ記憶部 22 起伏ロープ張力演算部 F1 起伏ロープ張力 W 吊り荷重 θT タワーブーム3の傾斜角度 θJ ジブ5の傾斜角度
Claims (1)
- 【請求項1】 本体に取り付けられ起伏ロープにより俯
仰可能に操作されるタワーブームと、このタワーブーム
に揺動可能に取り付けられたジブとからなるタワークレ
ーンにおいて、タワーブームの傾斜角度を検出する角度
検出手段と、ジブの傾斜角度を検出する角度検出手段
と、これらの角度検出手段で検出されタワーブームの傾
斜角度及びジブの傾斜角度に基づいて、基準の吊り荷重
を加えた場合及び同荷重を加えていない自重のみの場合
のそれぞれの場合に起伏ロープに加わる各起伏ロープ張
力をそれぞれ演算する起伏ロープ張力演算部と、この起
伏ロープ張力演算部でこれら各起伏ロープ張力を演算を
するのに必要な基礎データを記憶する起伏ロープ張力演
算用基礎データ記憶部と、吊り荷を吊るす作業時の起伏
ロープ張力を検出する荷重検出手段と、この荷重検出手
段で検出された起伏ロープ張力及び前記起伏ロープ張力
演算部で演算された各起伏ロープ張力に基づいて吊り荷
の吊り荷重を演算しその演算結果を定格総荷重と比較し
その比較結果に基づいて作業の安全を図るための手段を
作動させる信号を出力する演算部とを設けたことを特徴
とするタワークレーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4943193A JPH06263390A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | タワークレーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4943193A JPH06263390A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | タワークレーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06263390A true JPH06263390A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=12830920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4943193A Pending JPH06263390A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | タワークレーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06263390A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001341983A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-12-11 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | クレーンの過負荷防止方法及び過負荷防止装置 |
| CN102398863A (zh) * | 2011-07-05 | 2012-04-04 | 上海三一科技有限公司 | 提高臂架承载能力的支撑结构及包括该结构的起重机 |
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| CN116177427A (zh) * | 2022-11-24 | 2023-05-30 | 北京东土科技股份有限公司 | 塔机防倾倒控制方法、系统和存储介质 |
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1993
- 1993-03-10 JP JP4943193A patent/JPH06263390A/ja active Pending
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