JPH06268457A - 演算増幅回路 - Google Patents

演算増幅回路

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JPH06268457A
JPH06268457A JP5051678A JP5167893A JPH06268457A JP H06268457 A JPH06268457 A JP H06268457A JP 5051678 A JP5051678 A JP 5051678A JP 5167893 A JP5167893 A JP 5167893A JP H06268457 A JPH06268457 A JP H06268457A
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JP
Japan
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mosfet
gate
power supply
amplifier circuit
bias voltage
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JP5051678A
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Inventor
Yoichiro Kobayashi
洋一郎 小林
Hiroko Tanba
裕子 丹場
Katsuhiro Furukawa
且洋 古川
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 MOSFETを基本構成とするブートストラ
ップ型の演算増幅回路のPSRR特性を改善する。 【構成】 電源電圧VDDと差動MOSFETP2及び
P3のソースとを結ぶFETP1と、出力端子Vout
と接地電位VSSとの間に設けられるFETN4と、電
源電圧VDDと出力端子Voutを結ぶFETP4と、
バイアス電圧供給点VB1とFETP4のゲートを結ぶ
抵抗R2と、FETP4のゲートとFETN4のゲート
を結ぶ容量C2とを含むブートストラップ型の演算増幅
回路においてFETP1のゲートを抵抗R1及び容量C
1によりそれぞれバイアス電圧VB1及び接地VSSと
接続する。これにより、抵抗R1及び容量C1の値を、
これらを介して電源電圧VDD及びバイアス電圧VB1
間の電位変動がMOSFETP1のゲートに伝達される
ことによる出力信号Voutの変動と、抵抗R2及び容
量C2を介してMOSFETP4のゲートに伝達される
ことによる変動とが互いに相殺されるべく設計する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、演算増幅回路に関
し、例えば、MOSFET(金属酸化物半導体型電界効
果トランジスタ。この明細書では、MOSFETをして
絶縁ゲート型電界効果トランジスタの総称とする)を基
本構成とするブートストラップ型の演算増幅回路に利用
して特に有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に例示されるように、そのゲートに
非反転入力信号VinP及び反転入力信号VinNをそ
れぞれ受けるPチャンネル型の差動MOSFETP2及
びP3を中心とする差動増幅回路と、回路の出力端子V
outと接地電位VSSとの間に設けられそのゲートに
上記差動増幅回路の非反転出力信号つまりMOSFET
P3のドレイン電位を受けるNチャンネル型の出力MO
SFETN4ならびに電源電圧VDDと上記出力MOS
FETN4のドレインつまり回路の出力端子Voutと
の間に設けられそのゲートに所定のバイアス電圧VB1
を受けることで定電流源として作用するPチャンネルM
OSFETP4からなる出力回路と、回路の出力端子V
outと上記出力MOSFETN4のゲートとの間に直
列形態に設けられる容量C3及びNチャンネルMOSF
ETN3からなる位相補償回路とを含む演算増幅回路が
ある。また、このような演算増幅回路の定電流源となる
MOSFETP4のゲートと出力MOSFETN4のゲ
ートとの間に帰還容量C2を設けたいわゆるブートスト
ラップ型の演算増幅回路がある。
【0003】MOSFETを基本構成とし位相補償回路
を含む演算増幅回路については、例えば、1982年1
2月発行、『アイ・イー・イー・イー ジャーナル オ
ブソリッド・ステート サーキッツ(IEEE Jou
rnal of Solid−State Circu
its) Vol.SC17 No.6』の第969頁
〜第982頁等に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、演算増幅回
路ならびにこれを含む通信システム等の高性能化が進む
にしたがって、上記のような従来のブートストラップ型
の演算増幅回路には次のような問題点が生じることが本
願発明者等によって明らかとなった。すなわち、上記ブ
ートストラップ型の演算増幅回路では、差動増幅回路の
定電流源となるMOSFETP1に対する帰還容量C2
の影響を抑制するために抵抗R2が設けられ、バイアス
電圧VB1に重畳された高周波ノイズを吸収するために
いわゆる平滑容量C4が設けられる。しかし、バイアス
電圧供給点VB1から見た場合、抵抗R2及び容量C2
は言わばローパスフィルタとして作用し、電源電圧VD
Dとバイアス電圧VB1との間に生じた比較的緩やかな
電位変動のみをMOSFETP4のゲートに伝達する。
このため、定電流源となる二つのMOSFETP1及び
P4のゲート電圧に電位差が生じ、演算増幅回路の出力
信号Voutに電源電圧VDD及びバイアス電圧VB1
間の電位変動にともなうレベル変動が生じる。この結
果、演算増幅回路としてのPSRR(Power Su
pply Rejection Ratio:電圧変動
除去比)特性が劣化し、演算増幅回路を含む通信システ
ム等の高性能化が制約を受けるものである。
【0005】この発明の目的は、ブートストラップ型の
演算増幅回路のPSRR特性を改善し、演算増幅回路を
含む通信システム等の高性能化を推進することにある。
【0006】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、差動形態とされるPチャンネ
ル型の第1及び第2のMOSFETと、第1の電源電圧
と上記第1及び第2のMOSFETの共通結合されたソ
ースとの間に設けられるPチャンネル型の第3のMOS
FETと、回路の出力端子と第2の電源電圧との間に設
けられそのゲートに上記第2のMOSFETのドレイン
電位を受けるNチャンネル型の第4のMOSFETと、
第1の電源電圧と回路の出力端子との間に設けられるP
チャンネル型の第5のMOSFETと、所定のバイアス
電圧が供給されるバイアス電圧供給点と上記第5のMO
SFETのゲートとの間に設けられる第2の抵抗と、上
記第5のMOSFETのゲートと上記第4のMOSFE
Tのゲートとの間に設けられる第2の容量とを含むブー
トストラップ型の演算増幅回路において、上記バイアス
電圧供給点と上記第3のMOSFETのゲートとの間に
設けられる第1の抵抗と、上記第3のMOSFETのゲ
ートと第2の電源電圧との間に設けられる第1の容量と
を追加し、第1の抵抗の抵抗値ならびに第1の容量の静
電容量値を、第1の電源電圧及び上記バイアス電圧間の
電位変動が第1の抵抗及び第1の容量を介して第3のM
OSFETのゲートに伝達されることにともなう回路の
出力信号のレベル変動と、第2の抵抗及び第2の容量を
介して上記第5のMOSFETのゲートに伝達されるこ
とにともなう出力信号のレベル変動とが相殺されるべく
設計する。
【0008】
【作用】上記手段によれば、第1の電源電圧及び上記バ
イアス電圧間の電位変動にともなう回路の出力信号のレ
ベル変動を相殺し、その絶対値を小さくすることができ
る。この結果、演算増幅回路のPSRR特性を改善し、
演算増幅回路を含む通信システム等の高性能化を推進す
ることができる。
【0009】
【実施例】図1には、この発明が適用された演算増幅回
路の第1の実施例の回路図が示されている。同図をもと
に、この実施例の演算増幅回路の構成及び動作ならびに
その特徴について説明する。なお、この実施例の演算増
幅回路は、移動通信システムの端末装置を構成する通信
用集積回路に含まれる。図1の各回路素子は、通信用集
積回路の図示されない他の回路素子とともに、単結晶シ
リコンのような1個の半導体基板上に形成される。以下
の回路図において、そのチャンネル(バックゲート)部
に矢印が付されるMOSFETはPチャンネル型であっ
て、矢印の付されないNチャンネルMOSFETと区別
して示される。
【0010】図1において、この実施例の演算増幅回路
は、Pチャンネル型(第1導電型)の一対の差動MOS
FETP2(第1のMOSFET)及びP3(第2のM
OSFET)を含む。これらのMOSFETのドレイン
は、Nチャンネル型(第2導電型)の一対の負荷MOS
FETN1及びN2を介して接地電位VSS(第2の電
源電圧)に結合され、その共通結合されたソースは、P
チャンネルMOSFETP1(第3のMOSFET)を
介して電源電圧VDD(第1の電源電圧)に結合され
る。MOSFETP2のゲートには、通信用集積回路の
図示されない前段回路から非反転入力信号VinPが供
給され、MOSFETP3のゲートには反転入力信号V
inNが供給される。また、MOSFETP1のゲート
は、抵抗R1(第1の抵抗)を介してバイアス電圧供給
点VB1(第1のバイアス電圧供給点)に結合され、M
OSFETN1のゲートは、そのドレインに共通結合さ
れた後、MOSFETN2のゲートに結合される。な
お、電源電圧VDDは+3Vのような正の電源電圧とさ
れ、バイアス電圧供給点VB1におけるバイアス電圧V
B1は、その絶対値が電源電圧VDDより小さな正の定
電圧とされる。
【0011】これにより、MOSFETN1及びN2は
電流ミラー形態とされ、差動MOSFETP1及びP2
に対するアクティブ負荷として作用する。また、MOS
FETP1は、差動MOSFETP2及びP3に対して
バイアス電圧VB1に応じた所定の動作電流を与える定
電流源として作用し、差動MOSFETP2及びP3
は、これらのMOSFETP1ならびにN1及びN2と
ともに差動入力信号つまり非反転入力信号VinP及び
反転入力信号VinNを受ける一つの差動増幅回路とし
て作用する。この結果、差動増幅回路の非反転出力ノー
ドつまりMOSFETP3のドレインにおける電位は、
非反転入力信号VinPが反転入力信号VinNより高
い電位とされるとき高くされ、逆に非反転入力信号Vi
nPが反転入力信号VinNより低い電位とされるとき
低くされる。
【0012】差動MOSFETP2及びP3を中心とす
る差動増幅回路の非反転出力信号つまりMOSFETP
3のドレイン電位は、NチャンネルMOSFETN4
(第4のMOSFET)のゲートに供給される。このM
OSFETN4のソースは接地電位VSSに結合され、
そのドレインは回路の出力端子Voutに結合される。
回路の出力端子Voutと電源電圧VDDとの間には、
PチャンネルMOSFETP4(第5のMOSFET)
が設けられ、そのゲートは、抵抗R2(第2の抵抗)を
介して上記バイアス電圧供給点VB1に結合される。
【0013】これにより、MOSFETP4は、MOS
FETN4に対してバイアス電圧VB1に応じた所定の
動作電流を与える定電流源として作用し、MOSFET
N4は、MOSFETP2及びP3を中心とする差動増
幅回路の非反転出力信号を回路の出力端子Voutに反
転して伝達する出力MOSFETとして作用する。すな
わち、差動増幅回路の非反転出力信号の電位が高くされ
るとき、出力MOSFETN4のコンダクタンスは大き
くされ、これによって回路の出力端子Voutにおける
出力信号Voutの電位が低くされる。一方、差動増幅
回路の非反転出力信号の電位が低くされると、出力MO
SFETN4のコンダクタンスは小さくされ、これによ
って出力信号Voutの電位が高くされる。
【0014】回路の出力端子Voutと出力MOSFE
TN4のゲートとの間には、NチャンネルMOSFET
N3(第6のMOSFET)及び容量C3(第3の容
量)が直列形態に設けられる。このうち、MOSFET
N3のゲートは、バイアス電圧供給点VB2(第2のバ
イアス電圧供給点)に結合され、その絶対値がバイアス
電圧VB1より小さな正電位のバイアス電圧VB2を受
ける。これにより、MOSFETN3は、実質的な抵抗
素子として作用し、容量C3とともに高周波領域におけ
る位相補償回路を構成する。
【0015】この実施例の演算増幅回路は、さらに、電
源電圧VDD及びバイアス電圧供給点VB1間に設けら
れる容量C4と、MOSFETP4のゲートと出力MO
SFETN4のゲートとの間に設けられる容量C2(第
2の容量)とを含む。このうち、容量C4は、いわゆる
平滑容量であって、バイアス電圧VB1に重畳された高
周波ノイズを吸収すべく作用する。また、容量C2は、
出力MOSFETN4のゲート電位をMOSFETP4
のゲートに伝達しいわゆるブートストラップ型の所以と
なる帰還容量として作用し、抵抗R2は、定電流源であ
るMOSFETP1に対する帰還容量C2の影響を抑制
すべく作用する。
【0016】ところで、抵抗R2及び容量C2は、バイ
アス電圧供給点VB1から見た場合ローパスフィルタと
しても作用し、バイアス電圧VB1と電源電圧VDDと
の間に生じた比較的緩やかな電位変動のみを定電流源と
なるMOSFETP4のゲートに伝達する。このため、
この実施例の演算増幅回路では、MOSFETP1と接
地電位VSSとの間に容量C1(第1の容量)が設けら
れ、この容量C1と抵抗R1とからなるローパスフィル
タによって上記容量C2及び抵抗R2からなるローパス
フィルタの影響を相殺する方法が採られる。
【0017】すなわち、バイアス電圧VB1と電源電圧
VDDとの間に生じた緩やかな電位変動のみが抵抗R2
及び容量C2を介して定電流源となるMOSFETP4
に伝達されることでMOSFETP4から出力MOSF
ETN4に供給される動作電流の値が変動するが、この
動作電流の値は、バイアス電圧VB1の電位が高くされ
電源電圧VDDとの電位差が小さくされるとき小さくな
り、これによって演算増幅回路の出力信号Voutの電
位が低くされる。また、バイアス電圧VB1の電位が低
くされ電源電圧VDDとの電位差が大きくされるとき大
きくなり、これによって演算増幅回路の出力信号Vou
tの電位が高くされる。
【0018】一方、容量C1及び抵抗R1は、バイアス
電圧供給点VB1から見てもう一つのローパスフィルタ
を構成し、バイアス電圧VB1と電源電圧VDDとの間
に生じた比較的緩やかな電位変動のみを定電流源となる
MOSFETP1のゲートに伝達する。このとき、MO
SFETP1から差動MOSFETP2及びP3に供給
される動作電流の値は、バイアス電圧VB1の電位が低
くされ電源電圧VDDとの電位差が小さくされるとき小
さくなり、差動MOSFETP2及びP3を中心とする
差動増幅回路の非反転出力ノードつまりMOSFETP
3のドレインにおける電位を低くすべく作用する。この
結果、出力MOSFETN4のコンダクタンスが小さく
なり、演算増幅回路の出力信号Voutの電位は高くさ
れる。また、MOSFETP1から差動MOSFETP
2及びP3に供給される動作電流の値は、バイアス電圧
VB1の電位が低くされ電源電圧VDDとの電位差が大
きくされるとき大きくなり、差動MOSFETP2及び
P3を中心とする差動増幅回路の非反転出力ノードつま
りMOSFETP3のドレインにおける電位を高くすべ
く作用する。この結果、出力MOSFETN4のコンダ
クタンスが逆に大きくなり、演算増幅回路の出力信号V
outの電位は低くされる。
【0019】つまり、バイアス電圧VB1と電源電圧V
DDとの間に生じる緩やかな電位変動が、抵抗R2及び
容量C2を介してMOSFETP4に伝達されることに
ともなう演算増幅回路の出力信号Voutのレベル変動
と、抵抗R1及び容量C1を介してMOSFETP1に
伝達されることにともなう演算増幅回路の出力信号Vo
utのレベル変動とは、その位相が逆向きとなり、互い
に相殺しあう関係にある。この実施例において、抵抗R
1及び容量C1ならびに抵抗R2及び容量C2は、バイ
アス電圧VB1及び電源電圧VDD間に生じた比較的緩
やかな電位変動のみがこれらの抵抗及び容量を介して伝
達されること、言い換えるならばバイアス電圧VB1及
び電源電圧VDD間に生じた比較的急峻な電位変動のみ
がこれらの抵抗及び容量からなるローパスフィルタによ
って吸収されることにともなう演算増幅回路の出力信号
Voutのレベル変動が互いに相殺しあうような所定の
抵抗値及び静電容量値を有するべく設計される。この結
果、バイアス電圧VB1の電位変動にともなう演算増幅
回路の出力信号Voutのレベル変動を抑制することが
できるため、演算増幅回路のPSRR特性を改善し、演
算増幅回路を含む通信システムの高性能化を推進するこ
とができるものである。
【0020】図2には、この発明が適用された演算増幅
回路の第2の実施例の回路図が示されている。なお、こ
の実施例は、前記図1の実施例を基本的に踏襲するもの
であるため、これと異なる部分についてのみ説明を追加
する。
【0021】図2において、この実施例の演算増幅回路
は、そのゲートにバイアス電圧VB1を受けるPチャン
ネルMOSFETP5(第7のMOSFET)を含む。
このMOSFETP5のソースは電源電圧VDDに結合
され、そのドレインは、直列形態とされる2個のNチャ
ンネルMOSFETN5(第8のMOSFET)及びN
6(第9のMOSFET)を介して接地電位VSSに結
合される。MOSFETP5は、そのゲートにバイアス
電圧VB1を受けることで定電流源として作用し、MO
SFETN5及びN6は、それぞれのドレイン及びゲー
トが共通結合されることでダイオード形態とされる。こ
れにより、MOSFETP5ならびにN5及びN6は、
バイアス電圧発生回路を構成し、MOSFETN5のゲ
ートにおいて接地電位VSSよりNチャンネルMOSF
ETのしきい値電圧の2倍つまり2Vth分だけ高い所
定のバイアス電圧VB2を形成して、位相補償回路を構
成するNチャンネルMOSFETN3のゲートに供給す
る。
【0022】この実施例において、抵抗R1とともにロ
ーパスフィルタを構成する容量C1は、定電流源となる
MOSFETP1のゲートとバイアス電圧発生回路を構
成するMOSFETN5のゲートつまりバイアス電圧供
給点VB2との間に設けられる。したがって、容量C1
の下方の電極における電位は、抵抗R2とともにもう一
つのローパスフィルタを構成する容量C2の下方の電極
における電位よりはMOSFETN3のしきい値電圧分
だけ高いものとなる。この結果、二つのローパスフィル
タの伝達特性をさらに近づけ、電源電圧VDD及びバイ
アス電圧VB1間の電位変動がこれらのローパスフィル
タを介して伝達されることにともなう演算増幅回路の出
力信号Voutのレベル変動の差をさらに圧縮して、演
算増幅回路のPSRR特性をさらに改善することができ
るものとなる。
【0023】なお、図2の演算増幅回路における抵抗R
1は、図3に示されるように、バイアス電圧供給点VB
1と定電流源となるMOSFETP1及びP5の共通結
合されたゲートとの間に設け、容量C1は、これらのM
OSFETP1及びP5の共通結合されたゲートと接地
電位VSSとの間に設けることができる。この場合、電
源電圧VDD及びバイアス電圧VB1間の電位変動にと
もなうMOSFETP5のゲート電位の変動をMOSF
ETP1のゲート電位の変動に近づけ、差動増幅回路の
PSRR特性をさらに改善することができる。
【0024】さらに、図3の演算増幅回路は、図4に示
されるように、電源電圧VDDとMOSFETP1及び
P2の共通結合されたゲートとの間に設けられる容量C
5(第4の容量)と、電源電圧VDDとMOSFETP
4との間に設けられる容量C6(第5の容量)とを含む
ことができる。この場合、容量C5及びC6は、平滑容
量となって、MOSFETP1及びP2ならびにP4の
ゲートにおけるバイアス電圧VB1の高周波ノイズを吸
収すべく作用し、これによって演算増幅回路のPSRR
特性がさらに改善されるものとなる。
【0025】以上の複数の実施例に示されるように、こ
の発明をMOSFETを基本構成とするブートストラッ
プ型の演算増幅回路に適用することで、次のような作用
効果が得られる。すなわち、 (1)差動形態とされるPチャンネル型の第1及び第2
のMOSFETと、第1の電源電圧と上記第1及び第2
のMOSFETの共通結合されたソースとの間に設けら
れるPチャンネル型の第3のMOSFETと、回路の出
力端子と第2の電源電圧との間に設けられそのゲートに
上記第2のMOSFETのドレイン電位を受けるNチャ
ンネル型の第4のMOSFETと、第1の電源電圧と回
路の出力端子との間に設けられるPチャンネル型の第5
のMOSFETと、所定のバイアス電圧が供給されるバ
イアス電圧供給点と上記第5のMOSFETのゲートと
の間に設けられる第2の抵抗と、上記第5のMOSFE
Tのゲートと上記第4のMOSFETのゲートとの間に
設けられる第2の容量とを含むブートストラップ型の演
算増幅回路において、上記バイアス電圧供給点と上記第
3のMOSFETのゲートとの間に設けられる第1の抵
抗と、上記第3のMOSFETのゲートと第2の電源電
圧との間に設けられる第1の容量とを追加し、第1の抵
抗の抵抗値ならびに第1の容量の静電容量値を、第1の
電源電圧及び上記バイアス電圧間の電位変動が第1の抵
抗及び第1の容量を介して上記第3のMOSFETのゲ
ートに伝達されることにともなう回路の出力信号のレベ
ル変動と、第2の抵抗及び第2の容量を介して上記第5
のMOSFETのゲートに伝達されることにともなう出
力信号のレベル変動とが相殺されるべく設計すること
で、第1の電源電圧及び上記バイアス電圧間の電位変動
にともなう回路の出力信号のレベル変動を相殺し、その
絶対値を小さくすることができるという効果が得られ
る。
【0026】(2)上記(1)項により、ブートストラ
ップ型の演算増幅回路のPSRR特性を改善することが
できるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項において、回路の出力
端子と上記第4のMOSFETのゲートとの間に、第3
の容量とそのゲートに第2のバイアス電圧を受けるNチ
ャンネル型の第6のMOSFETとからなる位相補償回
路を設け、第1及び第2の電源電圧間に、そのゲートに
第1のバイアス電圧を受けるPチャンネル型の第7のM
OSFETとそのドレイン及びゲートが共通結合される
Nチャンネル型の第8及び第9のMOSFETとが直列
結合されてなるバイアス電圧発生回路を設け、上記第8
のMOSFETのゲート電位を上記第2のバイアス電圧
として上記第6のMOSFETのゲートに供給するとと
もに、上記第1の容量を、第3のMOSFETのゲート
と第2のバイアス電圧供給点との間に設けることで、第
1の抵抗及び容量からなるローパスフィルタと第2の抵
抗及び容量からなるローパスフィルタの特性を近づけ、
演算増幅回路のPSRR特性をさらに改善することがで
きるという効果が得られる。
【0027】(4)上記(3)項において、第1の抵抗
を、第1のバイアス電圧供給点と第3及び第7のMOS
FETの共通結合されたゲートとの間に設け、第1の容
量を、第3及び第7のMOSFETの共通結合されたゲ
ートと第2の電源電圧との間に設けることで、第1の電
源電圧及び第1のバイアス電圧間の電位変動にともなう
第7のMOSFETのゲート電圧の電位変動を第3のM
OSFETのゲート電圧の電位変動に近づけ、差動増幅
回路のPSRR特性をさらに改善することができるとい
う効果が得られる。 (5)上記(1)項〜(4)項において、第1の電源電
圧と第3のMOSFETのゲートとの間に第4の容量を
設け、第1の電源電圧と第5のMOSFETとの間に第
5の容量を設けることで、第3及び第5のMOSFET
のゲートにおける第1のバイアス電圧の高周波ノイズを
吸収し、演算増幅回路のPSRR特性をさらに改善する
ことができるという効果が得られる。 (6)上記(1)項〜(5)項により、ブートストラッ
プ型の演算増幅回路を含む通信システム等の高性能化を
推進できるという効果が得られる。
【0028】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1ないし図4の実施例において、抵抗R1及びR
2は、同一のオン抵抗値を有するMOSFETに置き換
えることができるし、容量C1〜C6として、MOSF
ETのゲート容量を用いることもできる。図4の容量C
5及びC6は、図1の電源電圧VDDとMOSFETP
1及びP4のゲートとの間にそれぞれ設けることができ
るし、図2の電源電圧VDDとMOSFETP1及びP
4のゲートとの間にそれぞれ設けることもできる。さら
に、演算増幅回路の具体的構成や電源電圧の極性及び絶
対値ならびにMOSFETの導電型等は、種々の実施形
態を採りうる。
【0029】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野である通信
システムの通信用集積回路に搭載されるブートストラッ
プ型の演算増幅回路に適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではなく、少なくともブート
ストラップ型の演算増幅回路ならびにこれを含む各種の
集積回路装置に広く適用することができる。
【0030】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、差動形態とされるPチャン
ネル型の第1及び第2のMOSFETと、第1の電源電
圧と上記第1及び第2のMOSFETの共通結合された
ソースとの間に設けられるPチャンネル型の第3のMO
SFETと、回路の出力端子と第2の電源電圧との間に
設けられそのゲートに上記第2のMOSFETのドレイ
ン電位を受けるNチャンネル型の第4のMOSFET
と、第1の電源電圧と回路の出力端子との間に設けられ
るPチャンネル型の第5のMOSFETと、所定のバイ
アス電圧が供給されるバイアス電圧供給点と上記第5の
MOSFETのゲートとの間に設けられる第2の抵抗
と、上記第5のMOSFETのゲートと上記第4のMO
SFETのゲートとの間に設けられる第2の容量とを含
むブートストラップ型の演算増幅回路において、上記バ
イアス電圧供給点と上記第3のMOSFETのゲートと
の間に設けられる第1の抵抗と、上記第3のMOSFE
Tのゲートと第2の電源電圧との間に設けられる第1の
容量とを追加し、第1の抵抗の抵抗値ならびに第1の容
量の静電容量値を、第1の電源電圧及び上記バイアス電
圧間の電位変動が第1の抵抗及び第1の容量を介して第
3のMOSFETのゲートに伝達されることにともなう
回路の出力信号のレベル変動と、第2の抵抗及び第2の
容量を介して上記第5のMOSFETのゲートに伝達さ
れることにともなう回路の出力信号のレベル変動とが互
いに相殺されるべく設計することで、第1の電源電圧及
び上記バイアス電圧間の電位変動にともなう回路の出力
信号のレベル変動を相殺し、その絶対値を小さくするこ
とができる。この結果、演算増幅回路のPSRR特性を
改善し、演算増幅回路を含む通信システム等の高性能化
を推進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたブートストラップ型の演
算増幅回路の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】この発明が適用されたブートストラップ型の演
算増幅回路の第2の実施例を示す回路図である。
【図3】この発明が適用されたブートストラップ型の演
算増幅回路の第3の実施例を示す回路図である。
【図4】この発明が適用されたブートストラップ型の演
算増幅回路の第4の実施例を示す回路図である。
【図5】従来のブートストラップ型の演算増幅回路の一
例を示す回路図である。
【符号の説明】
P1〜P5・・・PチャンネルMOSFET、N1〜N
6・・・NチャンネルMOSFET、R1〜R2・・・
抵抗、C1〜C6・・・容量。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動形態とされる第1導電型の第1及び
    第2のMOSFET(P2及びP3)と、第1の電源電
    圧(VDD)と上記第1及び第2のMOSFETの共通
    結合されたソースとの間に設けられる第1導電型の第3
    のMOSFET(P1)と、回路の出力端子(Vou
    t)と第2の電源電圧(VSS)との間に設けられその
    ゲートに上記第2のMOSFETのドレイン電位を受け
    る第2導電型の第4のMOSFET(N4)と、第1の
    電源電圧と回路の出力端子との間に設けられる第1導電
    型の第5のMOSFET(P4)と、第1のバイアス電
    圧供給点(VB1)と上記第3のMOSFETのゲート
    との間に設けられる第1の抵抗(R1)と、上記第3の
    MOSFETのゲートと第2の電源電圧との間に設けら
    れる第1の容量(C1)と、上記第1のバイアス電圧供
    給点と上記第5のMOSFETのゲートとの間に設けら
    れる第2の抵抗(R2)と、上記第5のMOSFETの
    ゲートと上記第4のMOSFETのゲートとの間に設け
    られる第2の容量(C2)とを具備することを特徴とす
    る演算増幅回路。
  2. 【請求項2】 上記第1の抵抗及び第1の容量は、第1
    の電源電圧及び第1のバイアス電圧間の電位変動がこれ
    らの抵抗及び容量を介して上記第3のMOSFETのゲ
    ートに伝達されることにともなう回路の出力信号のレベ
    ル変動と、第1の電源電圧及び第1のバイアス電圧間の
    電位変動が上記第2の抵抗及び第2の容量を介して上記
    第5のMOSFETのゲートに伝達されることにともな
    う出力信号のレベル変動とが相殺されるべく、それぞれ
    所定の抵抗値及び静電容量値を有するものとされること
    を特徴とする請求項1の演算増幅回路。
  3. 【請求項3】 上記演算増幅回路は、そのソースが上記
    第4のMOSFETのゲートに結合されそのゲートが第
    2のバイアス電圧供給点(VB2)に結合される第2導
    電型の第6のMOSFET(N3)と、上記第6のMO
    SFETのドレインと回路の出力端子との間に設けられ
    る第3の容量(C3)とを含む位相補償回路と、そのソ
    ースが第1の電源電圧に結合されそのゲートが上記第1
    のバイアス電圧供給点に結合される第1導電型の第7の
    MOSFET(P5)と、そのゲート及びドレインが上
    記第7のMOSFETのドレインに結合されかつ上記第
    2のバイアス電圧供給点として上記第6のMOSFET
    のゲートに結合される第2導電型の第8のMOSFET
    (N5)と、上記第8のMOSFETのソースと第2の
    電源電圧との間に設けられそのゲート及びドレインが共
    通結合される第2導電型の第9のMOSFET(N6)
    とを含むバイアス電圧発生回路とを具備するものであっ
    て、上記第1の容量は、上記第3のMOSFETのゲー
    トと上記第2のバイアス電圧供給点との間に設けられる
    ものであることを特徴とする請求項1又は請求項2の演
    算増幅回路。
  4. 【請求項4】 上記第3及び第7のMOSFETのゲー
    トは共通結合されるものであって、上記第1の抵抗は、
    上記第1のバイアス電圧供給点と上記第3及び第7のM
    OSFETの共通結合されたゲートとの間に設けられ、
    上記第1の容量は、上記第3及び第7のMOSFETの
    共通結合されたゲートと第2の電源電圧との間に設けら
    れるものであることを特徴とする請求項1,請求項2又
    は請求項3の演算増幅回路。
  5. 【請求項5】 上記演算増幅回路は、第1の電源電圧と
    上記第3及び第5のMOSFETのゲートとの間にそれ
    ぞれ設けられる第4の容量(C5)及び第5の容量(C
    6)を具備するものであることを特徴とする請求項1,
    請求項2,請求項3又は請求項4の演算増幅回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008306562A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 演算増幅器
JP2011521604A (ja) * 2008-05-23 2011-07-21 クゥアルコム・インコーポレイテッド 改善された線形化を有するアンプ
CN113225036A (zh) * 2021-05-12 2021-08-06 上海电气集团股份有限公司 一种前置放大器及医用压电薄膜传感器

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