JPH06268467A - 可変減衰器 - Google Patents

可変減衰器

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JPH06268467A
JPH06268467A JP5254593A JP5254593A JPH06268467A JP H06268467 A JPH06268467 A JP H06268467A JP 5254593 A JP5254593 A JP 5254593A JP 5254593 A JP5254593 A JP 5254593A JP H06268467 A JPH06268467 A JP H06268467A
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JP
Japan
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current
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diode
series
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JP5254593A
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English (en)
Inventor
Kin Mizusawa
錦 水沢
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に可変減衰器で得たい特性の諸条件を満
足した設計を行う。 【構成】 入出力ポート1及び6は高周波信号を接続す
るポートであり、それぞれカップリングコンデンサ2、
5に接続される。定電流源4は抵抗3を通してシリーズ
側ダイオード11とシャント側ダイオード10に、両者
を流れる電流の和が一定となる様に定電流を供給する。
抵抗7は、一端を可変電流源8に、他端をシリーズ側ダ
イオード11のカソードとカップリングコンデンサ5に
接続される。可変電流源8は、電流の吸入側を抵抗7
に、電流のコントロール側を電流制御回路9に接続さ
れ、電流制御回路9の出力に応じて、抵抗7を通してシ
リーズ側ダイオード11の電流を変える。電流制御回路
9は、その出力を可変電流源8のコントロール入力に接
続され、可変減衰器が所望の減衰量をとる様に可変電流
源8のコントロール入力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複数のPINダ
イオードを使用した可変減衰器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば複数のPINダイオードを使用し
た可変減衰器として、図21に示すような回路が知られ
ている。すなわち図はπ型ダイオード減衰器の従来例を
示す。この図において、入出力ポート211及び入出力
ポート216は高周波信号を接続するポートであり、そ
れぞれカップリングコンデンサ212、215に接続さ
れる。この入出力ポート211、216間の減衰量を可
変減衰器の減衰量としている。
【0003】入出力ポート211、216はどちらを入
力としても良く、しかもどちらのポートも信号源インピ
ーダンスとの整合がとれる。カップリングコンデンサ2
25は使用する周波数範囲で充分インピーダンスが低
く、デカップリングコンデンサ223も使用する周波数
範囲で充分インピーダンスが低い。
【0004】そして定電圧源214の電圧Vccが抵抗
224を通じてカップリングコンデンサ225、シリー
ズ側ダイオード221と、シャント側ダイオード22
0、222に印加され、抵抗213を通じて接地され
る。また可変電圧源217の電圧Vsがコイル218を
通じてカップリングコンデンサ225、シリーズ側ダイ
オード221の接続中点に印加される。
【0005】この回路において、定電圧源214から抵
抗224(抵抗値R1 )、シャント側ダイオード22
0、222、抵抗213(抵抗値R2 )を通じて流れる
電流をI1 とし、可変電圧源217からコイル218、
シリーズ側ダイオード221を通じて流れる電流をI2
とし、ダイオードの順電圧をVF とおくと、電流を
I1、I2 に対する減衰量の特性は、 Vcc=(I1 +I2 )R2 +2VF +I1 R1 となり、書き直して
【数1】 となる。
【0006】そこで上述の可変電圧源217の電圧Vs
を例えば1Vから12Vに上げて行くと、シリーズ側ダ
イオード221を流れる電流I2 は上昇し、逆にシャン
ト側ダイオード220、222を流れる電流I1 は減少
するので、入出力間の高周波減衰量は減少して行き、可
変減衰器としての動作が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで可変減衰器で
得たい特性はどの様なものかというと、 コントロール電圧または電流によって減衰量がリニ
アに変化する事。即ち、この場合にPINダイオードの
高周波抵抗の特性が順電流の対数に対してリニアなの
で、コントロール電圧または電流の対数と、減衰量がリ
ニアに変化するのが理想である。
【0008】 可変範囲内において、なるべく広範囲
で可変減衰器の高周波インピーダンスが信号源インピー
ダンスと同じになっている事。即ち、通常信号源インピ
ーダンスは50Ωを使用するので、入力または出力から
見た高周波でのインピーダンスが50Ωになるべく近
く、しかも広範囲にわたって槽であるのが望ましい。
【0009】 使用する電源電圧範囲のなるべく広範
囲にわたって減衰量を可変できる事。即ち、コントロー
ル電圧Vs対減衰量の特性が図22のAの様であれば使
いや すいが、同図のBの様であると周辺回路の設計が
困難になる。
【0010】しかし上述の従来の回路では、これらの
〜の条件を全て満足させることは極めて困難である。
【0011】すなわち例えば、 1.の特性を出す為には、電流I1 とI2 の和が一定
に近い方が良いので、抵抗224の抵抗値R1 はなるべ
く0に近い方が良い。しかし抵抗値R1 を小さく する
と、抵抗213(抵抗値R2 )にかかる電圧が大きくな
るので、シリーズ側 ダイオード221に電流を流し始
めるコントロール電圧Vsの電圧が大きくなり 、上述
のの図22のBの様な特性になってしまう。
【0012】2.また上述のの図22のAの様な特性
を得るために、抵抗値R1 >R2 とする と、電流I1
の増加分に比べて電流I2 の減少分の度合いが大きくな
り、の リニアリティが悪くなる。
【0013】3.さらにのリニアリティが悪くなる
と、の高周波インピーダンスも悪化する。
【0014】4.Vccの電圧とR1 +R2 抵抗値は、
減衰量が最大の時の高周波インピーダンスを決定するの
で、(Vcc−2VF )/(R1 +R2 )は1mA前後
の値にしなければならない。
【0015】5.コントロール電圧Vsと、シリーズ側
ダイオード221に流れる電流I2 の関 係は、ダイオ
ードの準電圧対順電流の関係が含まれることからリニア
ではない 。従っての特性のコントロール電圧Vs対
減衰量のリニアリティをとるには かなりの試行錯誤が
必要になる。以上のような具合である。
【0016】さらに図23は、従来回路でのコントロー
ル電圧対減衰量の特性を表す。この図において、コント
ロール電圧VCNT が1V以上でないと動作しないのは、
VccからR1 、シャント側ダイオード(2個)、R2
を流れる電流が、R2 の電圧を約1Vにバイアスしてい
るため、VCNT が1V以上でないとシリーズ側ダイオー
ドを順バイアスできないためである。そしてこの図にお
いて、VCNT が約1V〜12Vに渡って減衰量を可変で
きるが、本来直線性が要求される特性は曲線になってお
り、リニアリティが悪いことが表されている。
【0017】また図24は、従来回路でのコントロール
電圧対入力インピーダンスの特性を表す。この図におい
て、入力インピーダンスは、例えば50Ω一定となるの
が理想である。しかしながらこの図では、VCNT が1V
付近では入力インピーダンスは200Ω以上と高く、1
0V付近でようやく50Ωに近づいてくる特性であり、
高周波ではインピーダンス不整合による反射が生じるな
ど、好ましくない。
【0018】さらに図25図26は、図23図24の特
性を改善するために、R1 、R2 の定数値とVccの電
圧値を調整したものである。これは後述する本願の構成
に合わせて、I1 +I2 が一定となる様にR1 =0、す
なわちインダクタンスに変更し、VCNT がなるべく小さ
な電圧で動き始め、かつバイアス電流が1mA前後とな
る様、Vcc=2.8V、R2 =1kΩとしたものであ
る。
【0019】しかしながら図25では、コントロール電
圧に対する減衰量の特性のリニアリティはある程度改善
されるものの、VCNT の可変幅が狭くなってしまう。な
お図26のインピーダンス特性はかなり改善されてい
る。また図27は、図25図26をVCNT 1V〜3Vの
部分のみ拡大したもので、図25では明瞭でなかった直
線性は拡大するとかなり悪いことが判明する。この出願
はこのような点に鑑みて成されたものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の手段
は、定電流源、可変電流源、1つまたはそれ以上のシリ
ーズダイオード、1つまたはそれ以上のシャントダイオ
ードで構成され、上記シリーズダイオードとシャントダ
イオードの電流の和が常に一定に保たれながら、上記シ
リーズダイオードの電流を制御できるようにした可変減
衰器である。
【0021】本発明による第2の手段は、定電圧源、可
変電流源、1つまたはそれ以上のシリーズダイオード、
1つまたはそれ以上のシャントダイオードで構成され、
上記シリーズダイオードの電流IS とシャントダイオー
ドの電流IP の電流の和が、IS +αIP =一定(αは
正の実数)の関係を常に保ちながら、上記シリーズダイ
オードの電流IS を制御できるようにした可変減衰器で
ある。
【0022】本発明による第3の手段は、定電圧源、可
変電圧源、1つまたはそれ以上のシリーズダイオード、
1つまたはそれ以上のシャントダイオード、シリーズダ
イオードの電流検出回路、制御回路で構成され、上記シ
リーズダイオードの電流ISとシャントダイオードの電
流IP の電流の和が、IS +αIP =一定(αは正の実
数)の関係を常に保たせながら、上記シリーズダイオー
ドの電流IS を制御できるようにした可変減衰器であ
る。
【0023】
【作用】これによれば、定電流源と可変電流源、または
定電圧源と可変電流源、若しくは定電圧源と可変電圧源
を用いて制御を行うことによって、可変減衰器で得たい
特性の諸条件を満足した設計を行うことができる。
【0024】
【実施例】例えば図16に示す様な入出力インピーダン
スが信号源インピーダンスと等しくなるπ型減衰器にお
いて、抵抗値RX1、RX2は、信号源インピーダンスをZ
0、減衰量の真数をK(ATT=20log K(dB))とす
ると、
【数2】
【数3】 となり、図17のような曲線となる。
【0025】一方、PINダイオードの順電流IF 対高
周波抵抗Rd の特性は図18の様であり、直線性が良
く、 Rd =vd /IF (vd はダイオードによって決まる係
数) ・・・(3) の様に近似できる。
【0026】これらの式(1)(2)(3) よりPINダイオー
ドによってπ型減衰器を構成するには、RX1に対応する
PINダイオードの電流をIF1、RX2に対応するPIN
ダイオードの電流をIF2とすれば、
【数4】
【数5】 となる。
【0027】従って、シリーズ側PINダイオード電流
IF1とシャント側PINダイオード電流IF2の和は、
【数6】 となり、K≫1の範囲では、IF1+IF2=vd /Z0 で
決まる一定電流で近似できる。
【0028】また図19に示す様な入力インピーダンス
が信号源インピーダンスと等しくなるL型減衰器におい
て、抵抗値RX3、RX4は、信号源インピーダンスを
Z0 、減衰量の真数をK(ATT=20log K(dB))と
すると、 RX3=Z0 (K−1) ・・・(7)
【数7】 となり、図20のような曲線となる。
【0029】従って上述の式(3) 及び式(7)(8)よりPI
NダイオードによってL型減衰器を構成するには、RX3
に対応するPINダイオードの電流をIF3、RX4に対応
するPINダイオードの電流をIF4とすれば、
【数8】
【数9】 となる。
【0030】従って、シリーズ側PINダイオード電流
IF3とシャント側PINダイオード電流IF4の和は、
【数10】 となり、K≫1の範囲では、IF3+IF4=vd /Z0 で
決まる一定電流で近似できる。
【0031】以上の説明でπ型減衰器(図16)におい
てもL型減衰器(図19)においても、K≫1(減衰量
が大きい)の範囲ではシリーズ側抵抗値(RX1、RX3)
が減衰量に対して直線的に変化しており、これは抵抗を
PINダイオードに置き換えたとき、減衰量に対してシ
リーズ側PINダイオードの電流を直線的に変化させれ
ば良いことを示している。すなわちシリーズ側PINダ
イオード電流とシャント側PINダイオード電流の和を
一定に保ちながらシリーズ側PINダイオード電流を変
化させれば、シリーズ側PINダイオード電流対減衰量
が精度良く直線的を持つ、π型あるいはL型減衰器を構
成できる。
【0032】(実施例1)そこでまず、本発明による第
1の手段で述べた定電流源、可変電流源を使用した可変
減衰器の構成について説明する。図1は本発明を適用
し、定電流源、可変電流源を使用したL型減衰器の構成
例である。この図において、入出力ポート1及び入出力
ポート6は高周波信号を接続するポートであり、それぞ
れカップリングコンデンサ2、5に接続される。この入
出力ポート1、6間の減衰量を可変減衰器の減衰量とし
ている。入出力ポート1、6はどちらを入力としても良
いが、減衰量の広い範囲にわたって信号源インピーダン
スとの整合がとれるのは入出力ポート1側である。
【0033】定電流源4は抵抗3に接続され、抵抗3を
通してシリーズ側ダイオード11とシャント側ダイオー
ド10に、シリーズ側ダイオード電流とシャント側ダイ
オード電流の和が一定となる様に、定電流を供給する。
【0034】抵抗3は、一端を定電流源4に、他端をシ
リーズ側ダイオード11のアノードとシャント側ダイオ
ード10のアノードとカップリングコンデンサ2に接続
される。またこの抵抗3は、可変減衰器を使おうとする
周波数範囲において信号源インピーダンスより充分大き
なインピーダンスを持つ素子であり、インダクタンスや
分布定数回路ででも代用できる。
【0035】抵抗7は、一端を可変電流源8に、他端を
シリーズ側ダイオード11のカソードとカップリングコ
ンデンサ5に接続される。またこの抵抗7も、抵抗3と
同様にインダクタンスや分布定数回路ででも代用でき
る。
【0036】可変電流源8は、電流の吸入側を抵抗7
に、電流のコントロール側を電流制御回路9に接続さ
れ、電流制御回路9の出力に応じて、抵抗7を通してシ
リーズ側ダイオード11の電流を変える。
【0037】電流制御回路9は、その出力を可変電流源
8のコントロール入力に接続され、可変減衰器が所望の
減衰量をとる様に可変電流源8のコントロール入力を制
御する。
【0038】この様にして所望の減衰量となる様に、シ
リーズ側ダイオード11の電流を変化させ、シリーズ側
ダイオード11の電流変化分と同量の電流をシャント側
ダイオード10で補い、両ダイオードの電流の和を一定
に保つ事によって、上述の式(11)に近い特性を得られ
る。
【0039】また図2は、図1のL型減衰器の構成にお
いて、シリーズ側ダイオード11とシャント側ダイオー
ド10の向きを逆にし、定電流源4、可変電流源8の電
流の向きを逆にしたもので、図1の構成と同様の作用及
び効果が得られる。
【0040】さらに図3は、本発明を適用し、定電流
源、可変電流源を使用したπ型減衰器の構成例である。
この図において、入出力ポート1及び入出力ポート6
は、どちらを入力としても良く、しかもどちらのポート
も信号源インピーダンスと整合がとれる。カップリング
コンデンサ15は使用する周波数範囲で充分インピーダ
ンスが低く、デカップリングコンデンサ13も使用する
周波数範囲で充分インピーダンスが低い。
【0041】定電流源4から流出する電流は、抵抗3を
通してシリーズ側ダイオード11、抵抗7、可変電流源
8の系路と、シャント側ダイオード10、シャント側ダ
イオード12、抵抗14の系路の2つに分かれ、この2
つの系路の電流の和、すなわちシリーズ側ダイオード電
流とシャント側ダイオード電流の和を一定とする電流で
ある。
【0042】可変電流源8は電流制御回路9の出力に応
じて、シリーズ側ダイオード11の電流を変化させる。
抵抗3、7、14は図1と同様にインダクタンスや分布
定数回路で代用できる。
【0043】この様にして所望の減衰量となる様に、シ
リーズ側ダイオード11の電流を変化させ、シリーズ側
ダイオード11とシャント側ダイオード10の電流の和
を一定に保つ事によって、上述の式(6) に近い特性を得
られる。
【0044】また図4は、図3のπ型減衰器の構成にお
いて、シリーズ側ダイオード11とシャント側ダイオー
ド10の向きを逆にし、定電流源4、可変電流源8の電
流の向きを逆にしたもので、図3の構成と同様の作用及
び効果が得られる。
【0045】さらに図5は、本発明を適用したL型減衰
器の具体的な実施例を示す。この図において、トランジ
スタ41のエミッタ電圧は、抵抗44、46、ダイオー
ド45の順電圧、トランジスタ41のベース・エミッタ
間電圧、電源43の電圧Vccで決まる定電圧であり、
抵抗42を通ってトランジスタ41のエミッタに流入す
る電流、すなわちトランジスタ41のコレクタから流出
する電流は定電流となる。ダイオード45はトランジス
タ41のベース・エミッタ間電圧の温度補償用である。
【0046】インダクタンス3′は、図1の抵抗3のよ
うに抵抗でも良いが、減衰量の可変範囲を広く取るた
め、直流電圧を発生しないインダクタンスとした。抵抗
16は無くても良いが、シャント側とシリーズ側のバラ
ンスを取るためや、シャント側ダイオード10の電流を
測定するために図の位置に挿入し、デカップリングコン
デンサ17を入れれば、図1と同等の構成となる。
【0047】インダクタンス21は、シリーズ側ダイオ
ード11の端子間容量を並列共振によってキャンセルす
るために入れたもので、減衰量の可変範囲を広くするの
に効果がある。この共振回路はシャント側ダイオード1
0に付加する構成も考えられる。ダイオードの端子間容
量が小さく、共振回路のインダクタンスが現実的な値に
ならない場合は、図6に示す様に、さらにダイオードに
並列に容量を付加する構成も考えられる。
【0048】コントロール電圧Vcの入力端子86、ロ
グアンプ85、差動アンプ84、トランジスタ81、抵
抗82、負電源(−VEE)の端子83は、可変電流源+
電流制御回路を構成する。コントロール電圧Vcに対し
て、トランジスタ81のコレクタ、エミッタ、抵抗82
に流れる電流は対数的に変化するので、このL型減衰器
の特性は、コントロール電圧Vc対減衰量の対数(d
B)を直線的に変化させるものである。
【0049】こうして上述の装置によれば、定電流源と
可変電流源を用いて制御を行うことによって、可変減衰
器で得たい特性の諸条件を満足した設計を行うことがで
きるものである。
【0050】(実施例2)次に、本発明による第2の手
段で述べた定電圧源、可変電流源を使用した可変減衰器
の構成について説明する。図7は本発明を適用し、定電
圧源、可変電流源を使用したL型減衰器の構成例であ
る。
【0051】この図において、定電圧源(Vcc)4か
ら抵抗(R1 )14、シャント側ダイオード10、抵抗
(R2 )3を流れる電流をI1 とし、可変電流源8でコ
ントロールされながら抵抗7、シリーズ側ダイオード1
1、抵抗(R2 )3を流れる電流をI2 とすれば、ダイ
オードの順電圧をVF とおいて、 Vcc=(I1 +I2 )R2 +VF +I1 R1 となり、書き直して
【数11】 となる。
【0052】従ってVF の変化がVccに比べて充分に
小さいと考えれば、I1 は(Vcc−VF )/(R1 +
R2 )の定電流からR2 /(R1 +R2 )の係数を持つ
I2を引いたもので、R1 =0となる特別な場合には図
1の構成と同じ動作となり、シャント側ダイオード電流
とシリーズ側ダイオード電流の和が(Vcc−VF )/
R2 の一定電流となる。この場合には、抵抗R1 はイン
ダクタンスや分布定数回路でも代用できる。
【0053】また係数R2 /(R1 +R2 )は1である
必要は無く、所望の特性を得られる様にR1 、R2 を調
整することが可能である。その場合には式(12)を書き直
して I1 =Iconst −αI2 ・・・(13) とする。
【0054】また図8は、図7のL型減衰器の構成にお
いて、ダイオードの向き、可変電流源8の電流の向き、
定電圧源(Vcc)と接地の位置を入れ換えたもので、
図7の構成と同様の作用及び効果が得られる。
【0055】さらに図9は、本発明を適用し、定電圧
源、可変電流源を使用したπ型減衰器の構成例である。
この図において、定電圧源(Vcc)4から抵抗
(R1 )14、シャント側ダイオード10、シャント側
ダイオード12、抵抗(R2 )3を流れる電流をI1 と
し、可変電流源8でコントロールされながら抵抗7、シ
リーズ側ダイオード11、抵抗(R2 )3を流れる電流
をI2 とすれば、ダイオードの順電圧をVF とおいて、 Vcc=(I1 +I2 )R2 +2VF +I1 R1 となる。
【0056】これを書き直して
【数12】 となって、式(12)と同様の関係となる。
【0057】従ってR1 =0となる特別な場合には図3
の構成と同じ動作となり、シャント側ダイオード電流と
シリーズ側ダイオード電流の和が(Vcc−2VF )/
R2の一定電流となる。この場合には、抵抗R1 はイン
ダクタンスや分布定数回路でも代用できる。抵抗7も、
図3における説明と同様の理由で、インダクタンスや分
布定数回路で代用できる。
【0058】またR1 ≠0の一般的な場合は、式(13)の
形となり、所望の特性を得られるようにR1 、R2 を調
整することが可能である。
【0059】さらに図10は、図9のπ型減衰器の構成
において、ダイオードの向き、可変電流源8の電流の向
き、定電圧源(Vcc)と接地の位置を入れ換えたもの
で、図9の構成と同様の作用及び効果が得られる。
【0060】さらに図11は、本発明を適用したL型減
衰器の具体的な実施例を示す。この図において、トラン
ジスタ54のエミッタ電圧は、正電源50、抵抗51、
53、ダイオード52の順電圧、トランジスタ54のベ
ース・エミッタ間電圧決まる定電圧である。ダイオード
52はトランジスタ54のベース・エミッタ間電圧の温
度補償用である。
【0061】インダクタンス21は、シリーズ側ダイオ
ード11の端子間容量を並列共振によってキャンセルし
ようとするもので、コンデンサ20はシリーズ側ダイオ
ード11の順電圧の直流カット用である。
【0062】抵抗90、トランジスタ91、差動アンプ
93、コントロール電圧入力ポート94、デカップリン
グコンデンサ92は、可変電流源を構成し、トランジス
タ91のエミッタ電圧がコントロール電圧入力ポート9
4と同じ電圧になる様に動作する。すなわち抵抗90を
RE とおけば、トランジスタ91のコレクタから流出す
る電流は(Vcc−Vc)/RE で決まる可変電流とな
る。
【0063】ここで図9の抵抗14に相当する部分を、
図11ではインダクタンス14′で代用しているため、
シャント側ダイオード電流とシリーズ側ダイオード電流
の和は一定となる。従ってこのπ型減衰器は、コントロ
ール電圧Vcに対して減衰量の真数を直線的に変化させ
るものである。
【0064】なお本願の図9と従来回路との違いは、可
変電圧源でコントロールするか、可変電流源でコントロ
ールするかの違いである。ここで本願においては、可変
電流源を使うことでR1 =0とする事が容易となり、R
2 に加わる電圧に関係なくI 2 を設定できるので、上述
の〜の条件を満足した設計を容易に行うことができ
る。
【0065】さらに図12は、本願のπ型減衰器におけ
るシリーズ側ダイオード電流ICNTR対減衰量(I.L
(dB))についてシミュレーションしたもので、図9
におけるI2 や、図11におけるRE に流れる電流がI
CNTRに対応する。そして図11においては、RE の電流
をVcでコントロールしており、ICNTR=(Vcc−V
c)/RE の関係にあるので、図12の特性がVcの対
数に対してリニアであると言える。
【0066】また図13は、同じくICNTRに対する可変
減衰器の入力インピーダンスを表しており、広範囲にわ
たって50Ωに近い特性となっている。なお理想は50
Ωで一定になることである。また入力インピーダンス
は、各ダイオードの電流から例えば図18を用いて高周
波抵抗値を調べ、図14の抵抗R1 、R2 、R3 に置き
替え、ポート1から見た抵抗値を計算することによって
求められる。
【0067】従ってこれらの図12、図13において、
従来の図23〜図27では得ることの困難な特性を容易
に実現することができる。
【0068】こうして上述の装置によれば、定電圧源と
可変電流源を用いて制御を行うことによって、可変減衰
器で得たい特性の諸条件を満足した設計を行うことがで
きるものである。
【0069】(実施例3)さらに図15は、本発明を適
用し、可変電圧源、電流検出回路を使用したL型減衰器
の構成例である。この図において、定電圧源(Vcc)
72から抵抗(R 0 )70、抵抗(R1 )71、シリー
ズ側ダイオード11を通って可変電圧源(Vc)4に流
れるI2 とし、可変電圧源(Vc)4からシャント側ダ
イオード10、抵抗(R2 )3を流れる電流をI1 とす
れば、ダイオードの順電圧をVF とおいて、 Vcc−Vc=I2 R2 ′+VF ・・・(15) Vc=I2 R2 +VF ・・・(16) となる。
【0070】従って(15)+(16)から、
【数13】 となって、式(13)と同様の関係となるので、図7と同様
の効果が得られる。
【0071】すなわち抵抗(R0 )70に発生する電圧
を検出し、例えばこの検出電圧がコントロール入力(V
CONT)74に対してリニアに動くように、制御回路73
を用いて可変電圧源(Vc)4をコントロールすれば、
このL型減衰器はコントロール入力(VCONT)対減衰量
の真数が直線的に変化する特製を持つものである。
【0072】こうして上述の装置によれば、定電圧源と
可変電圧源を用いて制御を行うことによって、可変減衰
器で得たい特性の諸条件を満足した設計を行うことがで
きるものである。
【0073】
【発明の効果】この発明によれば、定電流源と可変電流
源、または定電圧源と可変電流源、若しくは定電圧源と
可変電圧源を用いて制御を行うことによって、可変減衰
器で得たい特性の諸条件 コントロール電圧または電流によって減衰量がリニ
アに変化する事。 可変範囲内において、なるべく広範囲で可変減衰器
の高周波インピーダンスが信号源インピーダンスと同じ
になっている事。 使用する電源電圧範囲のなるべく広範囲にわたって
減衰量を可変できる事。を満足した設計を行うことがで
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用し、定電流源、可変電流源を使用
したL型減衰器の一例の構成図である。
【図2】本発明を適用し、定電流源、可変電流源を使用
したL型減衰器の他の例の構成図である。
【図3】本発明を適用し、定電流源、可変電流源を使用
したπ型減衰器の一例の構成図である。
【図4】本発明を適用し、定電流源、可変電流源を使用
したπ型減衰器の他の例の構成図である。
【図5】本発明を適用したL型減衰器の具体的な実施例
を示す構成図である。
【図6】その説明のための図である。
【図7】本発明を適用し、定電圧源、可変電流源を使用
したL型減衰器の一例の構成図である。
【図8】本発明を適用し、定電圧源、可変電流源を使用
したL型減衰器の他の例の構成図である。
【図9】本発明を適用し、定電圧源、可変電流源を使用
したπ型減衰器の一例の構成図である。
【図10】本発明を適用し、定電圧源、可変電流源を使
用したπ型減衰器の他の例の構成図である。
【図11】本発明を適用したπ型減衰器の具体的な実施
例を示す構成図である。
【図12】その説明のための特性図である。
【図13】その説明のための特性図である。
【図14】その説明のための図である。
【図15】本発明を適用し、可変電圧源、電流検出回路
を使用したL型減衰器の一例の構成図である。
【図16】π型減衰器の説明のための図である。
【図17】その説明のための特性図である。
【図18】その説明のための特性図である。
【図19】L型減衰器の説明のための図である。
【図20】その説明のための特性図である。
【図21】従来のπ型減衰器の構成図である。
【図22】その説明のための特性図である。
【図23】従来の減衰器の説明のための特性図である。
【図24】従来の減衰器の説明のための特性図である。
【図25】従来の減衰器の説明のための特性図である。
【図26】従来の減衰器の説明のための特性図である。
【図27】従来の減衰器の説明のための特性図である。
【符号の説明】
1、6 入出力ポート 2、5 カップリングコンデンサ 3、7 抵抗 4 定電流源 8 可変電流源 9 電流制御回路 10 シャント側ダイオード 11 シリーズ側ダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定電流源、可変電流源、1つまたはそれ
    以上のシリーズダイオード、1つまたはそれ以上のシャ
    ントダイオードで構成され、 上記シリーズダイオードとシャントダイオードの電流の
    和が常に一定に保たれながら、上記シリーズダイオード
    の電流を制御できるようにした可変減衰器。
  2. 【請求項2】 定電圧源、可変電流源、1つまたはそれ
    以上のシリーズダイオード、1つまたはそれ以上のシャ
    ントダイオードで構成され、 上記シリーズダイオードの電流IS とシャントダイオー
    ドの電流IP の電流の和が、IS +αIP =一定(αは
    正の実数)の関係を常に保ちながら、上記シリーズダイ
    オードの電流IS を制御できるようにした可変減衰器。
  3. 【請求項3】 定電圧源、可変電圧源、1つまたはそれ
    以上のシリーズダイオード、1つまたはそれ以上のシャ
    ントダイオード、シリーズダイオードの電流検出回路、
    制御回路で構成され、 上記シリーズダイオードの電流IS とシャントダイオー
    ドの電流IP の電流の和が、IS +αIP =一定(αは
    正の実数)の関係を常に保たせながら、上記シリーズダ
    イオードの電流IS を制御できるようにした可変減衰
    器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5656978A (en) * 1995-12-11 1997-08-12 Harmonic Lightwaves Control circuit and method for direct current controlled attenuator
JP2008035343A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Yokogawa Electric Corp 可変減衰器の制御装置

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US5656978A (en) * 1995-12-11 1997-08-12 Harmonic Lightwaves Control circuit and method for direct current controlled attenuator
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