JPH06268551A - シンセサイザ回路 - Google Patents

シンセサイザ回路

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JPH06268551A
JPH06268551A JP5050480A JP5048093A JPH06268551A JP H06268551 A JPH06268551 A JP H06268551A JP 5050480 A JP5050480 A JP 5050480A JP 5048093 A JP5048093 A JP 5048093A JP H06268551 A JPH06268551 A JP H06268551A
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JP
Japan
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frequency
circuit
oscillation frequency
reference oscillation
mhz
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Application number
JP5050480A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Goto
博之 後藤
Masaru Furuya
勝 古屋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基準発振信号の高調波による悪影響が無線チ
ャネルに及ばないようにして、広帯域のシステムにおい
てもその全ての無線チャネルで高品質の通信を行なえる
ようにする。 【構成】 基準発振周波数fr の高調波の影響を受ける
無線チャネルが選択された場合に、制御回路240から
スイッチ回路11に対しオン制御信号を供給してスイッ
チ回路11を閉成させ、これによりインバータ8から発
生される基準発振周波数fr を一定量変化させ、かつ上
記基準発振周波数fr の変化分を補償するために制御回
路240から分周器2に対し補償用の分周数R′をセッ
トするようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチチャネルアクセ
ス方式を適用した車載無線機や携帯電話機、コードレス
電話機、選択呼出受信機などの無線機において、局部発
振回路として設けられるシンセサイザ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシンセサイザ回路は例え
ば図7に示すように構成されている。すなわち、基準発
振器1により発振された基準発振信号(周波数fr )
は、分周器2で分周されたのち位相比較器(PD)3に
入力される。またこの位相比較器3には、電圧制御発振
器(VCO)4により発生された局部発振信号(周波数
fv )が、分周器5で分周されたのち帰還入力される。
位相比較器5では、上記分周された局部発振信号の位相
と上記分周された基準発振信号の位相とが比較され、そ
の位相差を表わす信号が出力される。この位相差信号は
ループフィルタ6により積分されて制御電圧となり、上
記VCO3に供給される。VCO3は上記制御電圧に対
応する周波数の局部発振信号を発生する。また、このシ
ンセサイザ回路において、受信チャネルの切り替えに伴
ない局部発振周波数を変更する場合には、図示しない制
御回路からチャネルデータが出力され、このチャネルデ
ータにより上記分周器5の分周数が変更される。なお、
上記位相比較器3および各分周器2,5はPLLIC7
として集積化されることが多い。
【0003】ところで、この様な従来のシンセサイザ回
路で使用される基準発振器1は、例えば図8または図9
に示すように構成されている。すなわち、先ず図8に示
すものは、PLLIC7内に設けられているインバータ
8の入出力端間に水晶振動子9を接続するとともに、こ
の水晶振動子9の両端をそれぞれコンデンサC1,C2
を介して接地したもので、コンデンサC1,C2の容量
に応じた基準発振周波数fr がインバータ8から発生さ
れる。一方、図9に示すものは、トランジスタTr 、コ
ンデンサC1〜C4および抵抗R1,R2により発振回
路を構成したもので、水晶振動子9の振動周波数と上記
発振回路のコンデンサC1〜C4の容量とに応じた基準
発振周波数fr が発生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のシンセサイザ回路は、基準発振器1から発生され
る基準発振周波数fr が一定値に固定されているため、
次のような問題点を有していた。
【0005】すなわち、マルチチャネルアクセス方式を
適用した無線通信システムでは、一般に所定の通信割当
帯域内に一定の間隔で複数の無線チャネルが配置されて
おり、無線機はこの複数の無線チャネルの中から空きの
無線チャネルを選択することにより通信を行なってい
る。ここで、通常の無線チャネル体系は、例えば図10
(a)に示すように無線チャネルの間隔Δfが各無線チ
ャネルの帯域幅fw に比べて広く設定されている。この
ため、シンセサイザ回路の基準発振器から発生される基
準発振周波数の高調波nfr が上記通信割当帯域内に入
る場合でも、この高調波周波数nfr が図10(a)の
Aに示すように無線チャネルの帯域幅間に位置するよう
に基準発振周波数fr を予め設定しておけば、上記高調
波nfr が無線チャネルに悪影響を与える心配はない。
【0006】しかし、例えばインタリーブ方式を採用し
た無線通信システムでは、無線チャネル体系が図10
(a)および(b)に示すようにさらに密に構成される
ため、無線チャネルの間隔はΔf/2となって各無線チ
ャネル帯域幅fw よりも狭くなる。この場合には、基準
発振周波数fr をその高調波周波数nfr が無線チャネ
ルの帯域幅間に位置するように設定することは不可能と
なる。このため、各無線チャネルのうちの少なくとも一
つについては、必ず基準発振信号の高調波nfrの影響
を受けることになり、通信品質の劣化が避けられなかっ
た。
【0007】また、以上の不具合を防止するために、基
準発振信号周波数fr をその高調波nfr が通信割当帯
域内に入らないように設定することが検討されている。
しかし、これを実施するためにはPLLIC7の動作上
限周波数を高める必要がある。ところが、この様にする
と小電力化が阻害されることになり、広帯域のシステム
には適用することが困難だった。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、消費電力の増加やコスト
アップを招くことなく基準発振信号の高調波による悪影
響が無線チャネルに及ばないようにし、これにより通信
割当帯域内のすべての無線チャネルにおいて高品質の通
信を可能とし、特に広帯域の無線通信システムで使用さ
れる無線機に好適なシンセサイザ回路を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の無線チャネル周波数の中から希望す
る無線チャネル周波数を選択して通信を行なう無線機に
設けられるシンセサイザ回路において、基準発振周波数
を発生するための基準発振回路と、この基準発振回路か
ら発生された基準発振周波数を基に上記希望する無線チ
ャネル周波数に対応する局部発振周波数を発生するため
のPLL回路とに加えて、基準発振周波数可変手段と、
パラメータ変更手段とを備えている。そして、上記PL
L回路から特定の無線チャネル周波数に対応する局部発
振周波数を発生させる場合に、上記基準発振周波数可変
手段により上記基準発振器が発生する基準発振周波数を
可変し、かつこの基準発振周波数の可変による局部発振
周波数の変化を補正するべく上記PLL回路のパラメー
タをパラメータ変更手段により変更するようにしたもの
である。
【0010】
【作用】この結果本発明によれば、通信を行なうために
選択された無線チャネル周波数に対し、基準発振周波数
の高調波が悪影響を与える可能性がある場合には、基準
発振器自身が発生する基準発振周波数が可変され、これ
により基準発振周波数の高調波が無線チャネルに悪影響
を及ぼさない位置にシフトされることになる。このた
め、複数の無線チャネルのうちどの無線チャネルを選択
した場合でも、基準発振周波数の高調波による影響を回
避することが可能となり、これにより通信品質を高める
ことができる。また、広帯域のシステムにも適用するこ
とが可能となる。さらに、PLL回路の動作上限周波数
を高める必要がなくなるので、回路の消費電力の増加や
コストアップを生じることもない。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わるシンセサ
イザ回路を備えたディジタル無線機の受信系の構成を示
す回路ブロック図である。
【0012】同図において、図示しない通信相手の無線
機から送信された無線搬送波信号は、アンテナ110で
受信されたのちアンテナ共用器(DUP)120を介し
て高周波増幅器130に入力され、この高周波増幅器1
30で増幅されたのち先ず第1ミキサ140に入力され
る。第1ミキサ140では、上記無線搬送波信号がシン
セサイザ回路(SYN)150から発生された第1局部
発振信号とミキシングされ、これにより第1受信中間周
波信号に周波数変換される。上記シンセサイザ回路15
0は、制御回路(CONT)240から与えられる無線
チャネルデータに応じて、受信しようとする無線チャネ
ル周波数に対応する第1局部発振信号を発生する。上記
第1ミキサ140から出力された第1受信中間周波信号
は、第1中間周波フィルタ160で余分な周波数成分が
除去され、かつ自動利得制御機能を備えた中間周波増幅
器170によりレベル制御されたのち、第2ミキサ18
0に入力される。この第2ミキサ180では、上記第1
受信中間周波信号が局部発振器190から発生された第
2局部発振信号とミキシングされて、第2受信中間周波
信号に周波数変換される。この第2受信中間周波信号
は、第2中間周波フィルタ200を経たのち、ディジタ
ル復調処理が可能な周波数に変換するためにさらに第3
ミキサ210に入力される。この第3ミキサ210で
は、上記第2受信中間周波信号が局部発振器220から
発生された第3局部発振信号とミキシングされ、これに
より受信ベースバンド信号に周波数変換される。そし
て、この受信ベースバンド信号はディジタル復調回路
(DEM)230に入力されて復調される。
【0013】ところで、上記シンセサイザ回路150は
次のように構成される。図2はその構成を示す回路ブロ
ック図である。なお、同図において前記図7および図8
と同一部分には同一符号を付して説明を行なう。
【0014】PLLIC71内に設けられた基準発振用
のインバータ8の両端間には水晶振動子9が接続され、
この水晶振動子9の一端は可変容量形のコンデンサC1
を介して常時接地されている。また水晶振動子9の他端
は、コンデンサC2を介して常時接地されるとともに、
スイッチ回路11が閉成したときにコンデンサC3を介
してさらに接地されるようになっている。すなわち、水
晶振動子9の他端は、スイッチ回路11が開放状態とな
っているときにはコンデンサC2のみを介して接地さ
れ、一方スイッチ回路11が閉成した状態ではコンデン
サC2とコンデンサCとの並列回路を介して接地され
る。上記スイッチ回路11はPLLIC71内に設けら
れ、制御回路240から発生されるオンオフ制御信号に
従ってオン・オフ動作する。
【0015】制御回路240には、シンセサイザ回路1
50を制御するためのメモリテーブルが備えられてい
る。このメモリテーブルには無線チャネル制御データが
記憶されている。この無線チャネル制御データは、各無
線チャネルに対応付けて各々分周数N、スイッチ回路1
1のオンオフ制御情報および分周数Rを設定したもので
ある。制御回路240は、無線通信を行なう際に上記メ
モリテーブルから使用する無線チャネルに対応する分周
数N、スイッチ回路11のオンオフ制御情報および分周
数Rを読出し、これらの情報をそれぞれシンセサイザ回
路150の分周器5、スイッチ回路11および分周器2
に供給する。
【0016】次に、以上のように構成されたシンセサイ
ザ回路の動作を具体例に基づいて説明する。いま仮に、
275MHz〜287MHzの通信割当周波数帯域にお
いて、複数の無線チャネルが12.5KHz間隔で配置
されているシステムを考える。このシステムにおいて使
用される無線機では、シンセサイザ回路150で発生さ
れる基準発振周波数fr を例えば6MHzとすると、中
心周波数f0 がf0 =276MHzおよびf0 =282
MHzに設定された無線チャネルにおいて、そのチャネ
ル幅内に上記基準発振周波数fr の高調波がそれぞれ現
れることになる。
【0017】そこで、これらの無線チャネルにおいて基
準発振周波数の高調波が現れないようにするために、本
実施例では上記各無線チャネルにおいて次のように基準
発振周波数fr の切り替えを行なっている。
【0018】すなわち、例えば上記無線機の第1受信中
間周波信号の周波数fIF1 をfIF1=21MHzとし、
かつシンセサイザ回路150を下側5逓倍方式とする
と、位相比較周波数fpdは上記チャネル間隔(12.5
KHz)より、 fpd=12.5KHz/5=2.5KHz となる。また、上記中心周波数f0 =276MHzの無
線チャネルに対応する第1局部発振信号周波数fL1は、 fL1=f0 −fIF1 =255MHz であるため、5逓倍前の発振周波数、つまりVCO4の
発振周波数は、 fL1/5=51MHz となる。同様に、中心周波数f0 =282MHzの無線
チャネルに対応するVCO4の発振周波数は、 fL1/5=52.2MHz となる。
【0019】さて、この条件を保持した上で、上記各無
線チャネル(中心周波数f0 =276MHz,f0 =2
82MHz)において基準発振周波数fr を可変するに
は、基準発振周波数fr が例えば fr =6.0025MHz となるようにコンデンサC3の容量値を設定する。また
それとともに、分周器2の分周数Rを1だけ増加させた
R′とし、かつスイッチ回路11をオンさせるためのス
イッチ制御情報を、上記各無線チャネルに対応付けて制
御回路240のメモリテーブルに記憶しておく。
【0020】このように設定すると、通信に際し上記各
無線チャネル(中心周波数f0 =276MHz,f0 =
282MHz)のいずれかが選択された場合には、メモ
リテーブルの無線チャネル制御データに応じて、制御回
路240からスイッチ回路11に対しオン制御信号が供
給され、これによりスイッチ回路11は閉成する。この
ためインバータ8からは、水晶振動子9の固有振動数
と、コンデンサC1の容量と、コンデンサC2およびC
3の容量の和とにより決定される基準発振周波数fr =
6.0025MHzが発生される。したがって、このと
き上記基準発振周波数により発生される高調波は、上記
各無線チャネル(中心周波数f0 =276MHz,f0
=282MHz)のチャネル幅から外れることになり、
このため上記各無線チャネルに対し基準発振周波数fr
の高調波が悪影響を及ぼす不具合は防止される。
【0021】また、このとき制御回路240から分周器
2に対しては、分周数R′(通常値より1だけ増加した
値)がセットされる。このため、上記基準発振周波数f
r =6.0025MHzは、上記分周器2でR′分周さ
れて位相比較周波数fpd=2.5KHzに補償されたの
ち位相比較器3に供給される。このためVCO4から
は、上記各無線チャネル周波数f0 =276MHz,f
0 =282MHzに対応する51MHz,52.2MH
zが発生されることになり、この結果第1ミキサ140
では上記各無線チャネルの無線搬送波信号がそれぞれ正
しくミキシングされる。
【0022】なお、上記各無線チャネル(中心周波数f
0 =276MHz,f0 =282MHz)以外の無線チ
ャネルが選択された場合には、制御回路240からスイ
ッチ回路11へはオフ制御信号が供給される。このた
め、スイッチ回路11は開放状態を保持することにな
り、この結果インバータ8からは水晶振動子9の固有振
動数と、コンデンサC1の容量と、コンデンサC2の容
量とにより決定される基準発振周波数fr =6MHzが
発生される。また、制御回路240から分周器2に対し
ては通常値がセットされる。このため、位相比較器3に
は位相比較周波数fpd=2.5KHzが供給される。
【0023】このように本実施例のシンセサイザ回路で
は、基準発振周波数fr の高調波の影響を受ける無線チ
ャネルが選択された場合に、制御回路240からスイッ
チ回路11に対しオン制御信号を供給してスイッチ回路
11を閉成させ、これによりインバータ8から発生され
る基準発振周波数fr を一定量変化させ、かつ上記基準
発振周波数fr の変化分を補償するために制御回路24
0から分周器2に対し補償用の分周数R′をセットする
ようにしている。
【0024】したがって、基準発振周波数fr の高調波
の影響を受ける無線チャネルが選択された場合でも、基
準発振周波数の変化に応じてその高調波が上記無線チャ
ネルから外され、これにより無線チャネルに対する基準
発振周波数の高調波の悪影響を防止することができる。
このため、すべての無線チャネルにおいて、基準発振無
周波数の高調波による影響のない高品質の通信を行なう
ことが可能となる。また本実施例では、スイッチ回路1
1およびコンデンサC3の追加と、無線チャネル制御デ
ータの変更を行なうだけでよく、PLL回路の動作上限
周波数を高めたり、発振下限周波数の高い特殊な水晶振
動子を用意する必要がないので、簡単に実現できる利点
がある。
【0025】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、次のような種々の変形実施が可能である。
すなわち、上記実施例では位相比較周波数fpdを変更せ
ずに、基準発振周波数fr を可変する場合について説明
した。この方式によれば、基準発振周波数frの可変量
に応じて分周器2の分周数Rを変更するだけで、PLL
回路のその他のパラメータを全く変更することなく簡単
に実現できる。しかし、この方式では基準発振周波数f
r が6MHzから6.0025MHzに可変されるた
め、その可変幅が+417ppmというように大きくな
る。この周波数可変幅は回路構成によっては困難な場合
がある。
【0026】そこで、位相比較周波数fpdを固定せずに
微小に変更したうえで基準発振周波数fr を可変する
と、基準発振周波数fr の可変幅を小さくすることが可
能である。例えば、中心周波数がf0 =276MHzお
よびf0 =282MHzの2つの無線チャネルについ
て、位相比較周波数fpdを fpd=2.500121KHz に設定し、かつ基準発振周波数fr を fr =6.000292MHz に設定したとする。そうすると、このときの基準発振周
波数fr の可変幅は+48.447ppmとなる。
【0027】このように基準発振周波数fr を設定する
と、上記各無線チャネル(中心周波数f0 =276MH
z,f0 =282MHz)の帯域付近で発生する基準発
振周波数fr の高調波は、それぞれ276.0134M
Hzおよび282.0137MHzとなり、上記各無線
チャネルの帯域外となる。
【0028】また、上記のように位相比較周波数fpdお
よび基準発振周波数fr を設定した場合には、上記各無
線チャネル(中心周波数f0 =276MHz,f0 =2
82MHz)に対応するシンセサイザ周波数をVCO4
から発生させるために、分周器5の分周数Nを適宜変更
する必要がある。例えば、上記中心周波数f0 =276
MHzの無線チャネルでは分周数Nを N=20399 に設定し、また中心周波数f0 =282MHzの無線チ
ャネルでは分周数Nを N=20879 に設定する。このように設定すると、5逓倍前のシンセ
サイザ周波数(VCO4の発振周波数fv )は、中心周
波数f0 =276MHzの無線チャネルでは fv =N×fpd=50.99997MHz になり、また中心周波数f0 =282MHzの無線チャ
ネルでは fv =N×fpd=52.200029MHz になる。これらの値は、それぞれVCO4が発生すべき
正確な周波数fv (51MHz)に対し、−0.57p
pmおよび+0.56ppmのずれとなる。
【0029】すなわち、以上の方式によれば、位相比較
周波数fpdを微小に可変するだけで、基準発振周波数f
r を50ppm程度の小さい可変幅で可変することがで
き、しかもこのとき発生されるVCO4の発振周波数f
v 、つまり第1局部発振周波数fIL1 のずれを1ppm
以下に抑えることができる。
【0030】なお、基準周波数fr の可変が必要な無線
チャネルが1チャネルだけの場合には、この無線チャネ
ル周波数に応じて位相比較周波数fpd、基準発振周波数
frおよび分周数Nを適宜選択することにより、正確な
第1局部発振周波数fIL1 を発生させることが可能であ
る。
【0031】このような実施例であれば、すべての無線
チャネルに対し基準発振周波数の高調波の影響が及ばな
いようにすることができることは勿論のこと、基準発振
周波数fr の可変幅が50ppm程度と小さくできるこ
とによって、比較的簡単な回路構成にて実現できる利点
がある。
【0032】また、前記実施例ではスイッチ11により
コンデンサC3の接続/非接続を制御することにより基
準発振周波数fr を可変するようにしたが、他に次のよ
うに基準発振周波数可変回路を構成してもよい。
【0033】先ず図3に示すシンセサイザ回路では、P
LLIC73内のインバータ8a,8bと、水晶振動子
9a,9bと、コンデンサC1a,C1bおよびC2
a,C2bとからなる独立した2組の基準発振器が設け
られ、これらの基準発振器の発振周波数が切替スイッチ
12により択一的に切り替えられて出力される。
【0034】次に図4に示すシンセサイザ回路では、別
々の水晶振動子9a,9bおよび可変容量コンデンサC
1a,C1bを有するとともに、PLLIC73内のイ
ンバータ8およびコンデンサC2をそれぞれ共有した2
つの基準発振器が設けられ、これらの基準発振器から発
生された基準発振周波数が切替スイッチ13により択一
的に切り替えられて出力される。
【0035】また図5に示すシンセサイザ回路では、基
準発振器の負荷となる可変容量コンデンサC1a,C1
bが切替スイッチ14により切り替えられて択一的に水
晶振動子9に接続され、これにより基準発振周波数が切
り替えられる。
【0036】さらに図6に示すシンセサイザ回路では、
水晶振動子9、トランジスタTr、コンデンサC1〜C
4および抵抗R1,R2からなる外部基準発振器がPL
L回路とは別個に設けられた場合において、この基準発
振器の水晶振動子9に対しコンデンサC1と並列に発振
周波数可変用のコンデンサ5が接続されている。そし
て、このコンデンサC5がPLLIC75内のスイッチ
回路15の閉成時に接地され、これにより基準発振周波
数値が可変するように構成されている。
【0037】また、前記各実施例では受信局部発振周波
数を発生するシンセサイザ回路を対象として説明した
が、発振局部発振無周波数を発生するシンセサイザ回路
についても同様に本発明を適用することができる。その
他、基準発振器の回路構成やその発振周波数を可変させ
るための回路の構成、PLL回路の構成、可変する基準
発振周波数値等についても、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施できる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、複数の
無線チャネル周波数の中から希望する無線チャネル周波
数を選択して通信を行なう無線機に設けられるシンセサ
イザ回路において、基準発振周波数可変手段と、パラメ
ータ変更手段とを新たに設け、PLL回路から特定の無
線チャネル周波数に対応する局部発振周波数を発生させ
る場合に、上記基準発振周波数可変手段により基準発振
器が発生する基準発振周波数を可変し、かつこの基準発
振周波数の可変による局部発振周波数の変化を補正する
べくPLL回路のパラメータをパラメータ変更手段によ
り変更するようにしている。
【0039】したがって本発明によれば、消費電力の増
加やコストアップを招くことなく基準発振信号の高調波
による悪影響が無線チャネルに及ばないようにすること
ができ、これにより通信割当帯域内のすべての無線チャ
ネルにおいて高品質の通信を可能とし、特に広帯域の無
線通信システムで使用される無線機に好適なシンセサイ
ザ回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるシンセサイザ回路を
備えたディジタル無線機の受信系の構成を示す回路ブロ
ック図。
【図2】図1に示したシンセサイザ回路の構成を示す回
路図。
【図3】本発明の他の実施例に係わるシンセサイザ回路
の構成を示す回路図。
【図4】本発明のその他の実施例に係わるシンセサイザ
回路の構成を示す回路図。
【図5】本発明の別の実施例に係わるシンセサイザ回路
の構成を示す回路部。
【図6】本発明のさらに別の実施例に係わるシンセサイ
ザ回路の構成を示す回路部。
【図7】シンセサイザ回路の基本構成を示す回路ブロッ
ク図。
【図8】基準発振器の構成の一例を示す回路部。
【図9】基準発振器の構成の他の例を示す回路部。
【図10】無線チャネルの配置体系の一例を示す図。
【符号の説明】
1…基準発振器 2,5…分周器 3…位相比較器 4…電圧制御発振器(VCO) 6…ループフィルタ 7,71,72,73,74,75…PLLIC 8,8a,8b…インバータ 9,9a,9b…水晶振動子 11,15…スイッチ回路 12,13,14…切替スイッチ 110…アンテナ 120…アンテナ共用器(DUP) 130…高周波増幅器 140…第1ミキサ 150…シンセサイザ回路(SYN) 160…第1中間周波フィルタ 170…自動利得制御増幅器 180…第2ミキサ 190…第2局部発振器 200…第2中間周波フィルタ 210…第3ミキサ 220…第3局部発振器 230…復調器(DEM)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線チャネル周波数の中から希望
    する無線チャネル周波数を選択して通信を行なう無線機
    に設けられるシンセサイザ回路において、 基準発振周波数を発生するための基準発振回路と、 この基準発振回路から発生された基準発振周波数を基に
    前記希望する無線チャネル周波数に対応する局部発振周
    波数を発生するためのPLL回路と、 このPLL回路から特定の無線チャネル周波数に対応す
    る局部発振周波数を発生させる場合に、前記基準発振器
    が発生する基準発振周波数を可変するための基準発振周
    波数可変手段と、 この基準発振周波数可変手段により前記基準発振器が発
    生する基準発振周波数が可変された場合に、この基準発
    振周波数の可変による前記局部発振周波数の変化分を補
    正するべく前記PLL回路のパラメータを変更するため
    のパラメータ変更手段とを具備したことを特徴とするシ
    ンセサイザ回路。
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