JPH0626956B2 - 車両座乗者の脚部保護装置 - Google Patents
車両座乗者の脚部保護装置Info
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- JPH0626956B2 JPH0626956B2 JP61228750A JP22875086A JPH0626956B2 JP H0626956 B2 JPH0626956 B2 JP H0626956B2 JP 61228750 A JP61228750 A JP 61228750A JP 22875086 A JP22875086 A JP 22875086A JP H0626956 B2 JPH0626956 B2 JP H0626956B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両衝突の際に車両座乗者の脚部が受ける衝
撃を吸収してその脚部を保護する車両座乗者の脚部保護
装置に関する。
撃を吸収してその脚部を保護する車両座乗者の脚部保護
装置に関する。
(従来の技術) 従来から、車両座乗者の脚部保護装置としては、例えば
実公昭57−32043号公報に開示する構成のものが知られ
ている。
実公昭57−32043号公報に開示する構成のものが知られ
ている。
この従来の車両座乗者の脚部保護装置は、第10図に示す
ように、運転席前方のインストルメントパネル1の下方
に、車両衝突時に車両座乗者の脚部2が受ける衝撃を塑
性変形により吸収する衝撃吸収板3が設けられている。
その衝撃吸収板3はステアリング装置の一部を構成する
ステアリングコラム4に下方から対向する対向板部5を
有している。この対向板部5は、車両衝突の際の脚部2
の膝部2aのその対向板部5への衝突に基づく塑性変形の
ストロークを確保して、その車両衝突時の塑性変形によ
るステアリングコラム4への突き当たりに基づいてその
膝部2aに過大荷重が加えられるのを防止するため、第11
図に示すように運転席側に向って膨出する構成とされ
て、その対向板部5とステアリングコラム4との対向間
距離が設定され、その対向板部5のステアリングコラム
4に臨む面の側は、その対向板部5の膨出によって凹所
6となっている。
ように、運転席前方のインストルメントパネル1の下方
に、車両衝突時に車両座乗者の脚部2が受ける衝撃を塑
性変形により吸収する衝撃吸収板3が設けられている。
その衝撃吸収板3はステアリング装置の一部を構成する
ステアリングコラム4に下方から対向する対向板部5を
有している。この対向板部5は、車両衝突の際の脚部2
の膝部2aのその対向板部5への衝突に基づく塑性変形の
ストロークを確保して、その車両衝突時の塑性変形によ
るステアリングコラム4への突き当たりに基づいてその
膝部2aに過大荷重が加えられるのを防止するため、第11
図に示すように運転席側に向って膨出する構成とされ
て、その対向板部5とステアリングコラム4との対向間
距離が設定され、その対向板部5のステアリングコラム
4に臨む面の側は、その対向板部5の膨出によって凹所
6となっている。
ところが、対向板部5とステアリングコラム4との対向
間距離は、車両座乗者としての運転者の乗降空間を確保
する観点等からの制約があって、対向板部5をむやみに
大きく運転席側に向って膨出させる構成とすることがで
きないのである。そこで、従来は車両衝突時の対向板部
5への塑性変形によるステアリングコラム4への突き当
りに基づいて膝部2aに過大荷重が加わるのを衝撃吸収板
3と協働して防止するため、衝撃エネルギー吸収部材7
を凹所6に配設する構成が採用されている。この衝撃エ
ネルギー吸収部材7には、例えば第12図に示すように円
筒体8を束ねたもの、あるいは第13図に示すように六角
筒体9を束ねたものであって、衝撃吸収性能の良好なも
のが使用される。なお、第10図において、10はステアリ
ングホイール、11はクランプブラケット、12はステアリ
ンングマウントメンバーである。
間距離は、車両座乗者としての運転者の乗降空間を確保
する観点等からの制約があって、対向板部5をむやみに
大きく運転席側に向って膨出させる構成とすることがで
きないのである。そこで、従来は車両衝突時の対向板部
5への塑性変形によるステアリングコラム4への突き当
りに基づいて膝部2aに過大荷重が加わるのを衝撃吸収板
3と協働して防止するため、衝撃エネルギー吸収部材7
を凹所6に配設する構成が採用されている。この衝撃エ
ネルギー吸収部材7には、例えば第12図に示すように円
筒体8を束ねたもの、あるいは第13図に示すように六角
筒体9を束ねたものであって、衝撃吸収性能の良好なも
のが使用される。なお、第10図において、10はステアリ
ングホイール、11はクランプブラケット、12はステアリ
ンングマウントメンバーである。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、車両13の衝突には、第14図に示すような左斜
め衝突と第15図に示すような右斜め衝突とがあるが、左
側にステアリング装置が設けられている車両13の場合に
は左斜め衝突のときに、そのステアリング装置の後方変
位量が大きく、右斜め衝突のときに、そのステアリング
装置の後方変位量が小さいという事実がある。これは、
左斜め衝突のときには、ステアリング装置が衝突箇所に
近い位置にあり、右斜め衝突のときには、ステアリング
装置が衝突箇所から遠い位置にあるからである。これに
対して、右側にステアリング装置が設けられている車両
13の場合には、右斜め衝突のときに、そのステアリング
装置の後方変位量が大きく、左斜め衝突のときに、その
ステアリング装置の後方変位量が小さいことになる。
め衝突と第15図に示すような右斜め衝突とがあるが、左
側にステアリング装置が設けられている車両13の場合に
は左斜め衝突のときに、そのステアリング装置の後方変
位量が大きく、右斜め衝突のときに、そのステアリング
装置の後方変位量が小さいという事実がある。これは、
左斜め衝突のときには、ステアリング装置が衝突箇所に
近い位置にあり、右斜め衝突のときには、ステアリング
装置が衝突箇所から遠い位置にあるからである。これに
対して、右側にステアリング装置が設けられている車両
13の場合には、右斜め衝突のときに、そのステアリング
装置の後方変位量が大きく、左斜め衝突のときに、その
ステアリング装置の後方変位量が小さいことになる。
また、車両座乗者としての運転者の脚部2は、左側にス
テアリング装置が設けられている車両13の場合には、左
斜め衝突のときに右側の脚部2bに衝突吸収板3の対向板
部5に向かう方向(第11図中矢印A方向)の力が加わる
がその対向板部5に向かう方向の脚部2bの移動量は小さ
く、右斜め衝突のときには左側の脚部2cに衝突吸収板3
の対向板部5に向かう方向(第11図中矢印B方向)の力
が加わり、その左側の脚部2cの移動量が右側の脚部2bの
移動量に比べて大きいという事実がある。これは、運転
者にシートベルト(図示を略す)の着用が義務づけら
れ、左側にステアリング装置が設けられている車両13の
場合には、例えば、パッシブシートベルトが左肩から右
斜下の右側の腰近傍にかけわたされていて、運転者は、
運転の際にそのパッシブシートベルトによって拘束され
ており、右側の脚部2bは、その腰の部分が固定されてい
るため、左斜め衝突、右斜め衝突にかかわらず、その前
方への移動量が小さいことになるが、左側の脚部2cはシ
ードベルトによって拘束されておらず、左斜め衝突のと
きには、車外側に向かう方向の力がその脚部2cに作用す
るため対向板5に向かう方向の移動量が小さいが、右斜
め衝突のときには車内側に向かう方向の力がその脚部2c
に作用するため対向板5に向かう方向の移動量が大きく
なるという理由からである。
テアリング装置が設けられている車両13の場合には、左
斜め衝突のときに右側の脚部2bに衝突吸収板3の対向板
部5に向かう方向(第11図中矢印A方向)の力が加わる
がその対向板部5に向かう方向の脚部2bの移動量は小さ
く、右斜め衝突のときには左側の脚部2cに衝突吸収板3
の対向板部5に向かう方向(第11図中矢印B方向)の力
が加わり、その左側の脚部2cの移動量が右側の脚部2bの
移動量に比べて大きいという事実がある。これは、運転
者にシートベルト(図示を略す)の着用が義務づけら
れ、左側にステアリング装置が設けられている車両13の
場合には、例えば、パッシブシートベルトが左肩から右
斜下の右側の腰近傍にかけわたされていて、運転者は、
運転の際にそのパッシブシートベルトによって拘束され
ており、右側の脚部2bは、その腰の部分が固定されてい
るため、左斜め衝突、右斜め衝突にかかわらず、その前
方への移動量が小さいことになるが、左側の脚部2cはシ
ードベルトによって拘束されておらず、左斜め衝突のと
きには、車外側に向かう方向の力がその脚部2cに作用す
るため対向板5に向かう方向の移動量が小さいが、右斜
め衝突のときには車内側に向かう方向の力がその脚部2c
に作用するため対向板5に向かう方向の移動量が大きく
なるという理由からである。
これに対して、右側にステアリング装置が設けられてい
る車両13の場合には、パッシブシートベルトが右肩から
左斜下の左側の腰近傍部分に掛け渡され、左側の脚部2c
が固定されるため、左側の脚部2cは、左斜め衝突、右斜
め衝突にかかわらずその前方への移動量が小さく、右側
の脚部2bは左斜め衝突のときに、対向板5に向かう方向
の移動量が大きいことになる。
る車両13の場合には、パッシブシートベルトが右肩から
左斜下の左側の腰近傍部分に掛け渡され、左側の脚部2c
が固定されるため、左側の脚部2cは、左斜め衝突、右斜
め衝突にかかわらずその前方への移動量が小さく、右側
の脚部2bは左斜め衝突のときに、対向板5に向かう方向
の移動量が大きいことになる。
一般に、車両13の安全性の向上は、車両衝突の際のステ
アリング装置の後方変位量の抑制と人体の前方移動量と
の抑制とによって達成されるものであり、ステアリング
装置それ自体には衝突吸収構造が採用されているのであ
るが、左斜め衝突、右斜め衝突によってステアリング装
置の後方変位量、運転者の脚部の前方移動量が異なるこ
とに鑑みると、ステアリング装置の後方変位量が大きい
場合に対応する斜め衝突であって、運転者の脚部の移動
量が小さい場合に対応する斜め衝突のとき(ステアリン
グコラムを基準にして車内側の対向板部5の部分がステ
アリング装置によって大きく変形される可能性のある斜
め衝突のとき)には、そのステアリング装置の後方変位
位置まで脚部が移動しないように抑制し、かつ、ステア
リング装置の後方変位量が小さい場合に対応する斜め衝
突であって運転者の脚部の移動量が大きい場合に対応す
る斜め衝突のとき(ステアリングコラムを基準にして車
外側の対向板部5の部分が脚部によって大きく変形され
る可能性のある斜め衝突のとき)には、その脚部が受け
る衝撃を極力吸収できるように、衝撃吸収板3を構成す
ることが望ましい。
アリング装置の後方変位量の抑制と人体の前方移動量と
の抑制とによって達成されるものであり、ステアリング
装置それ自体には衝突吸収構造が採用されているのであ
るが、左斜め衝突、右斜め衝突によってステアリング装
置の後方変位量、運転者の脚部の前方移動量が異なるこ
とに鑑みると、ステアリング装置の後方変位量が大きい
場合に対応する斜め衝突であって、運転者の脚部の移動
量が小さい場合に対応する斜め衝突のとき(ステアリン
グコラムを基準にして車内側の対向板部5の部分がステ
アリング装置によって大きく変形される可能性のある斜
め衝突のとき)には、そのステアリング装置の後方変位
位置まで脚部が移動しないように抑制し、かつ、ステア
リング装置の後方変位量が小さい場合に対応する斜め衝
突であって運転者の脚部の移動量が大きい場合に対応す
る斜め衝突のとき(ステアリングコラムを基準にして車
外側の対向板部5の部分が脚部によって大きく変形され
る可能性のある斜め衝突のとき)には、その脚部が受け
る衝撃を極力吸収できるように、衝撃吸収板3を構成す
ることが望ましい。
しかしながら、従来の車両座乗者の脚部保護装置は、左
斜め衝突、受斜め衝突に対する配慮が十分でなく、あえ
て、衝撃エネルギー吸収部材7を用いて、その脚部2が
受ける衝撃を極力吸収できる構成を衝撃吸収板3に担わ
せようとすると、そのチューニングが難しく、また衝突
エネルギー吸収部材7それ自体が高価であるため、製造
コストのアップを避けられず、過剰品質となるという問
題点がある。
斜め衝突、受斜め衝突に対する配慮が十分でなく、あえ
て、衝撃エネルギー吸収部材7を用いて、その脚部2が
受ける衝撃を極力吸収できる構成を衝撃吸収板3に担わ
せようとすると、そのチューニングが難しく、また衝突
エネルギー吸収部材7それ自体が高価であるため、製造
コストのアップを避けられず、過剰品質となるという問
題点がある。
(発明の目的) そこで、本発明の目的は、左斜め衝突、受斜め衝突の際
のステアリング装置の後方変位量及び脚部の前方変位量
の相異に着目して、効率よくかつ安価に製造することの
できる車両座乗者の脚部保護装置を提供することにあ
る。
のステアリング装置の後方変位量及び脚部の前方変位量
の相異に着目して、効率よくかつ安価に製造することの
できる車両座乗者の脚部保護装置を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る車両座乗者の脚部保護装置の特徴は、車幅
方向と上下方向とに延びて車両衝突時に車両座乗者の脚
部が受ける衝撃を塑性変形により吸収する衝撃吸収板の
ステアリングコラムに対向される対向板部に、車幅方向
に延在されるとともに運転席側に向って膨出されて閉断
面を形成する閉断面形成部によってその脚部の膝部が受
ける衝撃を吸収する衝撃吸収用膨出板部を形成し、その
閉断面形成部材にはそのステアリングコラムの位置する
部分を基準に車外側となる部分に開口を穿設して、その
衝撃吸収用膨出板部のうち、車外側となる部分の剛性を
その開口の穿設によって車内側となる部分の剛性よりも
小さくしたことにある。
方向と上下方向とに延びて車両衝突時に車両座乗者の脚
部が受ける衝撃を塑性変形により吸収する衝撃吸収板の
ステアリングコラムに対向される対向板部に、車幅方向
に延在されるとともに運転席側に向って膨出されて閉断
面を形成する閉断面形成部によってその脚部の膝部が受
ける衝撃を吸収する衝撃吸収用膨出板部を形成し、その
閉断面形成部材にはそのステアリングコラムの位置する
部分を基準に車外側となる部分に開口を穿設して、その
衝撃吸収用膨出板部のうち、車外側となる部分の剛性を
その開口の穿設によって車内側となる部分の剛性よりも
小さくしたことにある。
(作用) このものによれば、ステアリングコラムの位置する部分
を基準にして車外側となる衝撃吸収用膨出板部の部分の
剛性が小さくされているので、左側にステアリング装置
が設けられている車両の場合には左側の脚部の膝部(右
側にステアリング装置が設けられている車両の場合には
右側の脚部の膝部)が車両衝突の際に大きく対向板部に
向って移動して衝突したとしても、その部分が良好に潰
され塑性変形されて、脚部に過大荷重が加えられるのが
抑制され、その脚部が保護される。
を基準にして車外側となる衝撃吸収用膨出板部の部分の
剛性が小さくされているので、左側にステアリング装置
が設けられている車両の場合には左側の脚部の膝部(右
側にステアリング装置が設けられている車両の場合には
右側の脚部の膝部)が車両衝突の際に大きく対向板部に
向って移動して衝突したとしても、その部分が良好に潰
され塑性変形されて、脚部に過大荷重が加えられるのが
抑制され、その脚部が保護される。
また、ステアリングコラムの位置する部分を基準にして
車内側となる衝撃吸収用膨出板部の部分の剛性はその車
外側に位置する部分の剛性よりも高くされているので、
左側にステアリングコラム装置が設けられている車両の
場合には左斜め衝突(右側にステに、右側の脚部がステ
アリング装置の後方変位位置に至るまでに車内側の剛性
の高い閉断面図で受け止めることができる。
車内側となる衝撃吸収用膨出板部の部分の剛性はその車
外側に位置する部分の剛性よりも高くされているので、
左側にステアリングコラム装置が設けられている車両の
場合には左斜め衝突(右側にステに、右側の脚部がステ
アリング装置の後方変位位置に至るまでに車内側の剛性
の高い閉断面図で受け止めることができる。
(実施例) 以下に本発明に係る車両座乗者の脚部保護装置の実施例
を左側にステアリング装置が設けられている車両に適用
した場合について図面を参照しつつ説明する。
を左側にステアリング装置が設けられている車両に適用
した場合について図面を参照しつつ説明する。
第2図において、14は運転席前方のインストルメントパ
ネル、15はステアリングマウントメンバー、16はステア
リングメンバー、17はクランブブラケットであって、ス
テアリング装置の一部を構成するステアリングコラム18
はそのクランブブラケット17によりステアリングマウン
トメンバー15に締結されており、19はその取り付けボル
トである。そのステアリング装置は、ここでは、運転者
に応じて傾動角度を調節できるチルト式とされていると
共に車両衝突の際の人体との突き当りに基づく衝撃エネ
ルギーを吸収する構造となっている。インストルメント
パネル14の下方には、第3図に示すようにその左側に車
両衝突の際に運転者の脚部を保護するロワーニーブロテ
クター20が設けられ、その右側に車両衝突の際に助手席
乗員の脚部を保護するロワーニープロテクター21が設け
られている。
ネル、15はステアリングマウントメンバー、16はステア
リングメンバー、17はクランブブラケットであって、ス
テアリング装置の一部を構成するステアリングコラム18
はそのクランブブラケット17によりステアリングマウン
トメンバー15に締結されており、19はその取り付けボル
トである。そのステアリング装置は、ここでは、運転者
に応じて傾動角度を調節できるチルト式とされていると
共に車両衝突の際の人体との突き当りに基づく衝撃エネ
ルギーを吸収する構造となっている。インストルメント
パネル14の下方には、第3図に示すようにその左側に車
両衝突の際に運転者の脚部を保護するロワーニーブロテ
クター20が設けられ、その右側に車両衝突の際に助手席
乗員の脚部を保護するロワーニープロテクター21が設け
られている。
このロワーニープロテクター20,21はそれぞれ、図示を
略す手段によってインストルメントパネル14と車両サイ
ドとに固定されるものである。そのロワーニープロテク
ター20は、第1図に示すように車幅方向と上下方向に延
在されて車両衝突時に車両座乗者の脚部2が受ける衝撃
を塑性変形により吸収する衝撃吸収板22とこの衝撃吸収
板22を被覆する被覆パッド23とから構成されている。
略す手段によってインストルメントパネル14と車両サイ
ドとに固定されるものである。そのロワーニープロテク
ター20は、第1図に示すように車幅方向と上下方向に延
在されて車両衝突時に車両座乗者の脚部2が受ける衝撃
を塑性変形により吸収する衝撃吸収板22とこの衝撃吸収
板22を被覆する被覆パッド23とから構成されている。
衝撃吸収板22は、ここでは、第1図、第2図、第4図に
示すように、図示を略す手段によってインストルメント
パネルの下部にその上端部が取り付けられる基板24と、
その基板24に接合される膨出板25と、その膨出板25に接
合される補強板26とから形成されている。基板24には第
5図に示すようにステアリング装置のクランプ部分を避
けるための切欠き27が形成されていると共に、その裏面
側に車幅方向に延びる閉断面形成部材と上下方向に延び
る閉断面形成部材とが配設されており、第2図において
28はその車幅方向に延びる閉断面形成部材を示してい
る。基板24にはその切欠周壁に膨出板25を接合するため
の接合用フランジ29が形成されている。この接合用フラ
ンジ29は運転席側に向って突出する構成とされている。
示すように、図示を略す手段によってインストルメント
パネルの下部にその上端部が取り付けられる基板24と、
その基板24に接合される膨出板25と、その膨出板25に接
合される補強板26とから形成されている。基板24には第
5図に示すようにステアリング装置のクランプ部分を避
けるための切欠き27が形成されていると共に、その裏面
側に車幅方向に延びる閉断面形成部材と上下方向に延び
る閉断面形成部材とが配設されており、第2図において
28はその車幅方向に延びる閉断面形成部材を示してい
る。基板24にはその切欠周壁に膨出板25を接合するため
の接合用フランジ29が形成されている。この接合用フラ
ンジ29は運転席側に向って突出する構成とされている。
膨出板25には、その周縁に基板24の接合用フランジ29の
延びる方向に沿って延びる接合用フランジ30と運転席側
に向って湾曲しつつ膨出する膨出湾曲部31と切欠き27に
対応する切欠き32とが形成されており、膨出板25はその
切欠き周壁が補強板26の接合される接合フランジ部とな
っており、その接合フランジ部は上下方向に延びる接合
フランジ33,33と車幅方向に延びる接合フランジ34とか
ら構成されている。
延びる方向に沿って延びる接合用フランジ30と運転席側
に向って湾曲しつつ膨出する膨出湾曲部31と切欠き27に
対応する切欠き32とが形成されており、膨出板25はその
切欠き周壁が補強板26の接合される接合フランジ部とな
っており、その接合フランジ部は上下方向に延びる接合
フランジ33,33と車幅方向に延びる接合フランジ34とか
ら構成されている。
補強板26には、切欠き32に対応する切欠き35と、接合フ
ランジ33,33に接合される接合フランジ36,36と車幅方向
に延びて接合フランジ34に接合される接合フランジ37
と、膨出湾曲部31に接合される膨出湾曲部38とが形成さ
れている。
ランジ33,33に接合される接合フランジ36,36と車幅方向
に延びて接合フランジ34に接合される接合フランジ37
と、膨出湾曲部31に接合される膨出湾曲部38とが形成さ
れている。
その膨出板25とその補強板26とは第1図に示すようにス
テアリングコラム18に下方から対向する対向板部39を構
成するものである。この対向板部39に車幅方向に延在さ
れると共に運転席側に向って膨出されて脚部2の膝部2a
が受ける衝撃を吸収する衝撃吸収用膨出板部40を形成す
るために、補強板26には車幅方向に延びるとともに運転
席側に向って膨出された三日月状膨出部41が第4図ない
し第6図に示すように形成されており、その三日月状膨
出部41は膨出板25と協働して閉断面を形成する閉断面形
成部材としての役割を果たす。
テアリングコラム18に下方から対向する対向板部39を構
成するものである。この対向板部39に車幅方向に延在さ
れると共に運転席側に向って膨出されて脚部2の膝部2a
が受ける衝撃を吸収する衝撃吸収用膨出板部40を形成す
るために、補強板26には車幅方向に延びるとともに運転
席側に向って膨出された三日月状膨出部41が第4図ない
し第6図に示すように形成されており、その三日月状膨
出部41は膨出板25と協働して閉断面を形成する閉断面形
成部材としての役割を果たす。
その三日月状膨出部41には、ステアリングコラム18の位
置する部分を基準にして車外側となる部分(左側の部
分)に開口42が第1図、第4図、第5図、第7図に示す
ように穿設されている。衝撃吸収用膨出板部40は、その
開口42の穿設によって、ステアリングコラム18の位置す
る部分を基準に車外側となる部分の剛性が閉断面部43
(第2図参照)を有する車内側の部分の剛性よりも小さ
く設定されるものとなっている。この衝撃吸収用膨出板
部40は、ステアリング装置の後方変位量が大きくかつ運
転者の脚部2cの前方移動量が小さい左斜め衝突のときに
は、剛性の高い車内側の部分がそのステアリングコラム
の後方変位にもかかわらず右膝の前方への移動を確実に
抑制する役割を果たし、ステアリング装置の後方変位量
は小さい脚部2bの膝部2aの移動量が大きい右斜め衝突の
ときには、剛性の小さい車外側の部分がその膝部2aの衝
突を受けて塑性変形され、膝部2aにそのステアリングコ
ラム18に対向板部39が当接することに基づく過大荷重が
加わるのを防止する役割を果し、第2図において、二点
鎖線44はそのステアリング装置の後方変位状態を示して
おり、二点鎖線45はその脚部2の前方変位状態を示して
いる。
置する部分を基準にして車外側となる部分(左側の部
分)に開口42が第1図、第4図、第5図、第7図に示す
ように穿設されている。衝撃吸収用膨出板部40は、その
開口42の穿設によって、ステアリングコラム18の位置す
る部分を基準に車外側となる部分の剛性が閉断面部43
(第2図参照)を有する車内側の部分の剛性よりも小さ
く設定されるものとなっている。この衝撃吸収用膨出板
部40は、ステアリング装置の後方変位量が大きくかつ運
転者の脚部2cの前方移動量が小さい左斜め衝突のときに
は、剛性の高い車内側の部分がそのステアリングコラム
の後方変位にもかかわらず右膝の前方への移動を確実に
抑制する役割を果たし、ステアリング装置の後方変位量
は小さい脚部2bの膝部2aの移動量が大きい右斜め衝突の
ときには、剛性の小さい車外側の部分がその膝部2aの衝
突を受けて塑性変形され、膝部2aにそのステアリングコ
ラム18に対向板部39が当接することに基づく過大荷重が
加わるのを防止する役割を果し、第2図において、二点
鎖線44はそのステアリング装置の後方変位状態を示して
おり、二点鎖線45はその脚部2の前方変位状態を示して
いる。
ここでは、第8図に示すように、補強板26には、その室
内側となる部分に上下方向に延びつつステアリングコラ
ム18の側に向って折り曲げられた折り曲げフランジ46が
形成されていると共に、第6図に示すように車幅方向に
延びつつステアリングコラム18の側に向って折り曲げら
れた折り曲げフランジ47が形成されている。この折り曲
げフランジ46,47は、衝撃吸収用膨出板部40のうち車内
側となる部分の剛性をより一層高めてステアリング装置
の後方変位量が大きい左斜め衝突のときに閉断面部43と
協働してそのステアリングコラム18の後方変位量を抑制
する役割を果たす。
内側となる部分に上下方向に延びつつステアリングコラ
ム18の側に向って折り曲げられた折り曲げフランジ46が
形成されていると共に、第6図に示すように車幅方向に
延びつつステアリングコラム18の側に向って折り曲げら
れた折り曲げフランジ47が形成されている。この折り曲
げフランジ46,47は、衝撃吸収用膨出板部40のうち車内
側となる部分の剛性をより一層高めてステアリング装置
の後方変位量が大きい左斜め衝突のときに閉断面部43と
協働してそのステアリングコラム18の後方変位量を抑制
する役割を果たす。
被覆パッド23は、第9図に示すように衝撃吸収板22の前
方を略被覆する構成とされており、膨出板25、補強板26
の膨出湾曲部31,38に対応する部分は湾曲部48とされて
運転者の乗降の際に脚部2に当ったとしても支障のない
ようにされている。
方を略被覆する構成とされており、膨出板25、補強板26
の膨出湾曲部31,38に対応する部分は湾曲部48とされて
運転者の乗降の際に脚部2に当ったとしても支障のない
ようにされている。
対向板部39は、その裏面側が被覆パッド23により被覆さ
れており、その対向板部39を被覆する裏面側の部分に
は、クランプブラケット17に向って延びる突起部49が形
成されており、この突起部49は切欠き27〜35を通してス
テアリング装置の内部が見える不具合を防止する役割を
果たす。なお、第2図、第3図において50はステアリン
グコラムカバー、第9図において51はヒューズボック
ス、52はヒューズリッドである。
れており、その対向板部39を被覆する裏面側の部分に
は、クランプブラケット17に向って延びる突起部49が形
成されており、この突起部49は切欠き27〜35を通してス
テアリング装置の内部が見える不具合を防止する役割を
果たす。なお、第2図、第3図において50はステアリン
グコラムカバー、第9図において51はヒューズボック
ス、52はヒューズリッドである。
以上実施例においては、左側にステアリング装置が設け
られている車両13について説明したが、右側にステアリ
ング装置が設けられている車両13の場合には、三日月状
膨出部41の開口42は右側に形成されることになる。
られている車両13について説明したが、右側にステアリ
ング装置が設けられている車両13の場合には、三日月状
膨出部41の開口42は右側に形成されることになる。
(発明の効果) 本発明に係る車両座乗者の脚部保護装置は、以上説明し
たように、車幅方向と上下方向とに延びて車両衝突時に
車両座乗者の脚部が受ける衝撃を塑性変形により吸収す
る衝撃吸収板のステアリングコラムに対向される対向板
部に、車幅方向に延在されるとともに運転席側に向って
膨出されて閉断面を形成する閉断面形成部材によってそ
の脚部の膝部が受ける衝撃を吸収する衝撃吸収用膨出板
部を形成し、その閉断面形成部材にはそのステアリング
コラムの位置する部分を基準に車外側となる部分に開口
を穿設して、その衝撃吸収用膨出板部のうち、車外側と
なる部分の剛性をその開口の穿設によって車内側となる
部分の剛性よりも小さくしたから、左斜め衝突、右斜め
衝突の際のステアリング装置の後方変位量及び脚部の前
方変位量の相異に着目して衝突エネルギー吸収のチュー
ニングが容易でかつ安価に車両座乗者の脚部保護装置を
製造できるという効果を奏する。
たように、車幅方向と上下方向とに延びて車両衝突時に
車両座乗者の脚部が受ける衝撃を塑性変形により吸収す
る衝撃吸収板のステアリングコラムに対向される対向板
部に、車幅方向に延在されるとともに運転席側に向って
膨出されて閉断面を形成する閉断面形成部材によってそ
の脚部の膝部が受ける衝撃を吸収する衝撃吸収用膨出板
部を形成し、その閉断面形成部材にはそのステアリング
コラムの位置する部分を基準に車外側となる部分に開口
を穿設して、その衝撃吸収用膨出板部のうち、車外側と
なる部分の剛性をその開口の穿設によって車内側となる
部分の剛性よりも小さくしたから、左斜め衝突、右斜め
衝突の際のステアリング装置の後方変位量及び脚部の前
方変位量の相異に着目して衝突エネルギー吸収のチュー
ニングが容易でかつ安価に車両座乗者の脚部保護装置を
製造できるという効果を奏する。
第1図は第2図のI−I線に沿う断面図、第2図は本発
明に係る車両座乗者の脚部保護装置の要部構成を示す断
面図、第3図は本発明に係るロワーニープロテクターを
インストルメントパネルに取り付けてそのインストルメ
ントパネルを目視した図、第4図は第1図に示す衝撃吸
収板の要部構成を示す斜視図、第5図は第4図に示す衝
撃吸収板の分解斜視図、第6図は第5図に示された三日
月状膨出部を有する補強板の部分拡大斜視図、第7図は
第5図に示す三日月状膨出部を有する補強板をその補強
板と協働して閉断面部を形成する膨出板に接合した状態
を示す部分断面図、第8図は第4図のVIII−VIII線に沿
う断面図、第9図は本発明に係る衝撃吸収板を被覆する
被覆パッドの形状を示す斜視図、第10図は従来の車両座
乗者の脚部保護装置の要部構成図、第11図は第10図のXI
−XI線に沿う断面図、第12図、第13図はその従来の車両
座乗車の脚部保護装置に用いる衝撃エネルギー吸収部材
の形状を示す斜視図第14図、第15図は車両斜め衝突状を
示す説明図である。 2……脚部、2a……膝部、 14……インストルメントパネル、 18……ステアリングコラム、 21……ロワーニープロテクター、 22……衝撃吸収板、 24……基板、25……膨出板、 26……補強板、39……対向板部、 40……衝撃吸収用膨出板部、 42……開口、43……閉断面部。
明に係る車両座乗者の脚部保護装置の要部構成を示す断
面図、第3図は本発明に係るロワーニープロテクターを
インストルメントパネルに取り付けてそのインストルメ
ントパネルを目視した図、第4図は第1図に示す衝撃吸
収板の要部構成を示す斜視図、第5図は第4図に示す衝
撃吸収板の分解斜視図、第6図は第5図に示された三日
月状膨出部を有する補強板の部分拡大斜視図、第7図は
第5図に示す三日月状膨出部を有する補強板をその補強
板と協働して閉断面部を形成する膨出板に接合した状態
を示す部分断面図、第8図は第4図のVIII−VIII線に沿
う断面図、第9図は本発明に係る衝撃吸収板を被覆する
被覆パッドの形状を示す斜視図、第10図は従来の車両座
乗者の脚部保護装置の要部構成図、第11図は第10図のXI
−XI線に沿う断面図、第12図、第13図はその従来の車両
座乗車の脚部保護装置に用いる衝撃エネルギー吸収部材
の形状を示す斜視図第14図、第15図は車両斜め衝突状を
示す説明図である。 2……脚部、2a……膝部、 14……インストルメントパネル、 18……ステアリングコラム、 21……ロワーニープロテクター、 22……衝撃吸収板、 24……基板、25……膨出板、 26……補強板、39……対向板部、 40……衝撃吸収用膨出板部、 42……開口、43……閉断面部。
Claims (1)
- 【請求項1】ステアリングコラムに対向される対向板部
を有しかつ車幅方向と上下方向とに延在されて車両衝突
時に車両座乗者の脚部が受ける衝撃を塑性変形により吸
収する衝撃吸収板を運転席前方のインストルメントパネ
ルの下方に設けて、前記脚部を保護する車両座乗者の脚
部保護装置において、 前記対向板部には、車幅方向に延在されると共に運転席
側に向って膨出されて閉断面を形成する閉断面形成部材
によって前記脚部の膝部が受ける衝撃を吸収する衝撃吸
収用膨出板部が形成され、前記閉断面形成部材はステア
リングコラムの位置する部分を基準に車外側となる部分
に開口が穿設されて、前記衝撃吸収用膨出板部は、前記
開口の穿設によってその車外側となる部分の剛性が車内
側となる部分の剛性よりも小さくされていることを特徴
とする車両座乗者の脚部保護装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61228750A JPH0626956B2 (ja) | 1986-09-27 | 1986-09-27 | 車両座乗者の脚部保護装置 |
| US07/100,373 US4834422A (en) | 1986-09-26 | 1987-09-24 | Knee protective structure of vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61228750A JPH0626956B2 (ja) | 1986-09-27 | 1986-09-27 | 車両座乗者の脚部保護装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6382851A JPS6382851A (ja) | 1988-04-13 |
| JPH0626956B2 true JPH0626956B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=16881237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61228750A Expired - Fee Related JPH0626956B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-27 | 車両座乗者の脚部保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626956B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4978136A (en) * | 1988-12-19 | 1990-12-18 | Mazda Motor Corporation | Automotive knee protector |
| JP2599828Y2 (ja) * | 1992-10-28 | 1999-09-20 | いすゞ自動車株式会社 | 自動車の膝衝突保護装置 |
| KR100482056B1 (ko) * | 2001-12-19 | 2005-04-13 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 운전자 무릎 보호장치 |
| JP4489622B2 (ja) * | 2005-03-25 | 2010-06-23 | カルソニックカンセイ株式会社 | インストルメントパネル用物入装置の膝入力エネルギー吸収構造 |
| JP2008049871A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Calsonic Kansei Corp | 車両用ニープロテクタ構造 |
| JP5389628B2 (ja) * | 2009-12-10 | 2014-01-15 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ニーパッド構造 |
-
1986
- 1986-09-27 JP JP61228750A patent/JPH0626956B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6382851A (ja) | 1988-04-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |