JPH0627021B2 - 撥水性珪酸カルシウム成形体の製造法 - Google Patents
撥水性珪酸カルシウム成形体の製造法Info
- Publication number
- JPH0627021B2 JPH0627021B2 JP19418685A JP19418685A JPH0627021B2 JP H0627021 B2 JPH0627021 B2 JP H0627021B2 JP 19418685 A JP19418685 A JP 19418685A JP 19418685 A JP19418685 A JP 19418685A JP H0627021 B2 JPH0627021 B2 JP H0627021B2
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- JP
- Japan
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- calcium silicate
- water
- raw material
- aqueous slurry
- water repellent
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、優れた撥水性を有する珪酸カルシウム成形体
の製造法に関するものである。詳しくは、嵩密度が低
く、耐火性、耐熱性、機械的強度及び寸法安定性が良好
で、且つ、内部迄均一に撥水化されており、耐火被覆
材、耐火断熱材、或いは、保温・保冷材として好適な珪
酸カルシウム成形体の製造法に関するものである。
の製造法に関するものである。詳しくは、嵩密度が低
く、耐火性、耐熱性、機械的強度及び寸法安定性が良好
で、且つ、内部迄均一に撥水化されており、耐火被覆
材、耐火断熱材、或いは、保温・保冷材として好適な珪
酸カルシウム成形体の製造法に関するものである。
一般に、耐火被覆材、耐火断熱材、保温・保冷材に用い
られる珪酸カルシウム成形体は熱伝導率が低いことが要
求され、近年、低嵩密度で高強度の製品が生産される様
になつた。
られる珪酸カルシウム成形体は熱伝導率が低いことが要
求され、近年、低嵩密度で高強度の製品が生産される様
になつた。
しかしながら、製品の軽量化は本質的な空隙率の増大、
即ち、潜在的な吸水量の増大をもたらす。そのため、一
旦吸水すれば熱伝導率の著しい上昇が起つて、断熱材、
保温・保冷材としての機能を低下させるという欠点があ
つた。
即ち、潜在的な吸水量の増大をもたらす。そのため、一
旦吸水すれば熱伝導率の著しい上昇が起つて、断熱材、
保温・保冷材としての機能を低下させるという欠点があ
つた。
このため、撥水性を有する珪酸カルシウム成形体を得る
試みが種々なされている。例えば、アルカリメチルシリ
コネートを含有する撥水剤を珪酸カルシウム成形体の表
面に刷毛塗りし、次いで乾燥する方法、或いは特定のシ
リコーン化合物をアニオン系界面活性剤で乳化して得ら
れるエマルシヨンを、珪酸カルシウム成形体製造時、珪
酸カルシウムの水性スラリーに添加する方法(特開昭57
-123851)が知られている。
試みが種々なされている。例えば、アルカリメチルシリ
コネートを含有する撥水剤を珪酸カルシウム成形体の表
面に刷毛塗りし、次いで乾燥する方法、或いは特定のシ
リコーン化合物をアニオン系界面活性剤で乳化して得ら
れるエマルシヨンを、珪酸カルシウム成形体製造時、珪
酸カルシウムの水性スラリーに添加する方法(特開昭57
-123851)が知られている。
しかしながら、この様な従来法を、特に低嵩密度の珪酸
カルシウム成形体に適用しても、未だ撥水性は十分とは
いえず、また、特に撥水剤で表面処理する場合は施工現
場において寸法合せ等のために実施される切削、破断等
により新たに生じた面に対しては改めてその面に撥水剤
を塗布し、乾燥しなければならないので施工手間がかか
る等著しく不便であつた。
カルシウム成形体に適用しても、未だ撥水性は十分とは
いえず、また、特に撥水剤で表面処理する場合は施工現
場において寸法合せ等のために実施される切削、破断等
により新たに生じた面に対しては改めてその面に撥水剤
を塗布し、乾燥しなければならないので施工手間がかか
る等著しく不便であつた。
本発明者等は、上述の問題点を解消すべく鋭意検討した
結果、珪酸カルシウム水和物を含む水性スラリーに特定
のエマルシヨンを添加混合することによつて所期の目的
が達成されることを見い出し、本発明を完成するに到つ
た。
結果、珪酸カルシウム水和物を含む水性スラリーに特定
のエマルシヨンを添加混合することによつて所期の目的
が達成されることを見い出し、本発明を完成するに到つ
た。
すなわち、本発明の要旨は、水中に分散させた石灰質原
料と珪酸質原料とを加熱下反応させて得られる珪酸カル
シウム水和物を含む水性スラリーに、アミンの塩からな
るカチオン系界面活性剤で乳化して得られるジメチルポ
リシロキサン及び/またはその誘導体のエマルシヨンを
添加混合して脱水成形した後、乾燥または水蒸気養生後
乾燥することを特徴とする撥水性珪酸カルシウム成形体
の製造法に存する。
料と珪酸質原料とを加熱下反応させて得られる珪酸カル
シウム水和物を含む水性スラリーに、アミンの塩からな
るカチオン系界面活性剤で乳化して得られるジメチルポ
リシロキサン及び/またはその誘導体のエマルシヨンを
添加混合して脱水成形した後、乾燥または水蒸気養生後
乾燥することを特徴とする撥水性珪酸カルシウム成形体
の製造法に存する。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明で使用される珪酸カルシウム水和物スラリーは、
公知の方法に従つて得られたものが使用出来る。即ち、
水中に分散させた珪酸原料および石灰原料を加熱下反応
させることにより得られた珪酸カルシウム水和物、好ま
しくは、沈降体積が15cm3/g以上のトバモライトグ
ルーブの化合物から成る珪酸カルシウム水和物を含む水
性スラリーが使用できる。
公知の方法に従つて得られたものが使用出来る。即ち、
水中に分散させた珪酸原料および石灰原料を加熱下反応
させることにより得られた珪酸カルシウム水和物、好ま
しくは、沈降体積が15cm3/g以上のトバモライトグ
ルーブの化合物から成る珪酸カルシウム水和物を含む水
性スラリーが使用できる。
珪酸原料としては珪藻土、珪石等の天然品あるいはシリ
コンダスト、湿式燐酸製造プロセスで副生する珪弗化水
素酸と水酸化アルミニウムとを反応させて得られるシリ
カ(以下単に湿式燐酸副生シリカという)等の工業副産
物が挙げられる。これらの珪酸原料は非晶質でも結晶質
でもよいが、珪藻土、湿式燐酸副生シリカ、シリコンダ
スト等の非晶質のものの方が沈降体積15cm3/g以上
の珪酸カルシウム水和物を製造し易いので好ましい。
コンダスト、湿式燐酸製造プロセスで副生する珪弗化水
素酸と水酸化アルミニウムとを反応させて得られるシリ
カ(以下単に湿式燐酸副生シリカという)等の工業副産
物が挙げられる。これらの珪酸原料は非晶質でも結晶質
でもよいが、珪藻土、湿式燐酸副生シリカ、シリコンダ
スト等の非晶質のものの方が沈降体積15cm3/g以上
の珪酸カルシウム水和物を製造し易いので好ましい。
石灰原料としては生石灰、消石灰、カーバイド滓等の従
来公知のものを使用することができる。
来公知のものを使用することができる。
珪酸原料と石灰原料の配合モル比(CaO/SiO2)は通常
0.7〜1.2の範囲から選ばれる。そしてこれら両原
料は固形原料分に対して15重量倍以上の水に分散さ
れ、常法に従い80〜230℃、30分〜10時間水熱
反応すれば、珪酸カルシウム水和物を含有する水性スラ
リーが得られる。
0.7〜1.2の範囲から選ばれる。そしてこれら両原
料は固形原料分に対して15重量倍以上の水に分散さ
れ、常法に従い80〜230℃、30分〜10時間水熱
反応すれば、珪酸カルシウム水和物を含有する水性スラ
リーが得られる。
珪酸カルシウム水和物は一般にテーラー(H.F.W.
Taylor)著「ザケミストリーオプセメント(The
Chemistry of Cements)」第1巻第182頁表IIに示す
分類に従つて整理されるが、本発明においては、トバモ
ライトゲル、C−S−H(II)、C−S−H(I)及び結晶
性トバモライトから選ばれるトバモライトグループの化
合物、或いはゾノトライトのいずれであつてもよい。
Taylor)著「ザケミストリーオプセメント(The
Chemistry of Cements)」第1巻第182頁表IIに示す
分類に従つて整理されるが、本発明においては、トバモ
ライトゲル、C−S−H(II)、C−S−H(I)及び結晶
性トバモライトから選ばれるトバモライトグループの化
合物、或いはゾノトライトのいずれであつてもよい。
本発明において水性スラリー中の珪酸カルシウム水和物
は、沈降体積が15cm3/g以上であることが好まし
い。
は、沈降体積が15cm3/g以上であることが好まし
い。
ここで沈降体積とは次式(I)によつて算出される値であ
る。
る。
式(I)においてWは原料(石灰原料+珪酸原料)の総重
量であり、Vは反応後得られた水性スラリーを24時間
静置後に沈降した固形分が占める体積である。実際には
通常次のようにして求める。まず反応後得られた総重量
W0 gの水性スラリーからW1 gをメスシリンダーに
採取し、これを24時間静置し、沈降した固形分が占め
る体積V1cm3を測定し、次式(II)より算出する。
量であり、Vは反応後得られた水性スラリーを24時間
静置後に沈降した固形分が占める体積である。実際には
通常次のようにして求める。まず反応後得られた総重量
W0 gの水性スラリーからW1 gをメスシリンダーに
採取し、これを24時間静置し、沈降した固形分が占め
る体積V1cm3を測定し、次式(II)より算出する。
なお、Wは式(I)と同義で原料の総重量を示す。
沈降体積を15cm3/g以上にする方法としては、反応
を攪拌下、130℃以上、とくに150〜230℃、最
適には160〜210℃で実施する方法が好適である。
その際、反応系は液状に保持する必要があり、従つて反
応は加圧下で実施される。
を攪拌下、130℃以上、とくに150〜230℃、最
適には160〜210℃で実施する方法が好適である。
その際、反応系は液状に保持する必要があり、従つて反
応は加圧下で実施される。
かくして得られた水性スラリーに、カチオン系界面活性
剤で乳化したジメチルポリシロキサン及び/またはその
誘導体のエマルシヨンを添加混合する。
剤で乳化したジメチルポリシロキサン及び/またはその
誘導体のエマルシヨンを添加混合する。
ジメチルポリシロキサン及びその誘導体としては、通
常、25℃における粘度が0.5〜1010センチストー
クス、好ましくは、102〜108センチストークスのも
のが使用される。
常、25℃における粘度が0.5〜1010センチストー
クス、好ましくは、102〜108センチストークスのも
のが使用される。
具体的には、SH-200(商品名、東レシリコーン(株)製、
ジメチルポリシロキサン)、KF−54及びKF−99
(以上商品名、信越化学工業(株)製、メチルフエニルポ
リシロキサン及びメチルハイドロジエンポリシロキサ
ン)、SF−8418(商品名、東レシリコーン(株)
製、メチルカルボキシポリシロキサン)、両末端にOH
基を有する変性ジメチルポリシロキサン、アミノメチル
ポリシロキサン等が挙げられる。
ジメチルポリシロキサン)、KF−54及びKF−99
(以上商品名、信越化学工業(株)製、メチルフエニルポ
リシロキサン及びメチルハイドロジエンポリシロキサ
ン)、SF−8418(商品名、東レシリコーン(株)
製、メチルカルボキシポリシロキサン)、両末端にOH
基を有する変性ジメチルポリシロキサン、アミノメチル
ポリシロキサン等が挙げられる。
アミンの塩からなるカチオン系界面活性剤としては、一
般式 で示される1〜3級アミンの有機または無機酸の塩が挙
げられる。
般式 で示される1〜3級アミンの有機または無機酸の塩が挙
げられる。
ここで、R1は置換基を含んでもよいアリル基、アルキ
ル基であり、R2、R3は水素またはアルキル基をしめ
す。
ル基であり、R2、R3は水素またはアルキル基をしめ
す。
具体的には、ステアリルアミン、ラウリルアミン、オク
チルアミン、テトラデシルアミン、ステアリルアミノプ
ロピルアミン、ジステアリルアミン、ジメチルオクチル
アミン、ジメチルデシルアミン、ジメチルラウリルアミ
ン、オレフイン−無水マレイン酸共重合体または付加物
のジメチルアミノプロピルアミンによるイミド化物、ス
チレン−無水マレイン酸共重合体のジメチルアミノプロ
ピルアミンによるイミド化物等の酢酸、塩酸等の塩が挙
げられる。
チルアミン、テトラデシルアミン、ステアリルアミノプ
ロピルアミン、ジステアリルアミン、ジメチルオクチル
アミン、ジメチルデシルアミン、ジメチルラウリルアミ
ン、オレフイン−無水マレイン酸共重合体または付加物
のジメチルアミノプロピルアミンによるイミド化物、ス
チレン−無水マレイン酸共重合体のジメチルアミノプロ
ピルアミンによるイミド化物等の酢酸、塩酸等の塩が挙
げられる。
本発明のエマルシヨンは、上記ジメチルポリシロキサン
又はその誘導体100重量部に対し、上記のカチオン系
界面活性剤0.1〜30重量部、好ましくは、1〜15
重量部を添加混合し、通常の方法に従い、ホモミキサ
ー、ホモゲナイザー、コロイドミル、超音波乳化機等の
乳化機を用いて乳化することによつて容易に得ることが
できる。
又はその誘導体100重量部に対し、上記のカチオン系
界面活性剤0.1〜30重量部、好ましくは、1〜15
重量部を添加混合し、通常の方法に従い、ホモミキサ
ー、ホモゲナイザー、コロイドミル、超音波乳化機等の
乳化機を用いて乳化することによつて容易に得ることが
できる。
また、本発明のエマルシヨンは、{(CH3)2SiO}3、
{(CH3)2SiO}4等の環状シロキサンモノマーをドデシ
ルベンゼンスルホン酸等の酸性触媒の共存下、上記カチ
オン系界面活性剤により乳化重合することによつても得
ることができる。
{(CH3)2SiO}4等の環状シロキサンモノマーをドデシ
ルベンゼンスルホン酸等の酸性触媒の共存下、上記カチ
オン系界面活性剤により乳化重合することによつても得
ることができる。
本発明のエマルシヨンの水性スラリーに対する添加量は
得られる成形体の撥水性を左右するが、添加量があまり
多過ぎるとエマルシヨンに含有される有機分(炭化水素
基)のために、防火性・耐火性、耐熱性等の抵抗性が低
下するので、通常、成形品重量当りエマルシヨン中の固
形分(不揮発分)換算で20重量%以下、好ましくは、
1〜15重量%含有するように添加する。
得られる成形体の撥水性を左右するが、添加量があまり
多過ぎるとエマルシヨンに含有される有機分(炭化水素
基)のために、防火性・耐火性、耐熱性等の抵抗性が低
下するので、通常、成形品重量当りエマルシヨン中の固
形分(不揮発分)換算で20重量%以下、好ましくは、
1〜15重量%含有するように添加する。
かくして得られた水性スラリーとエマルシヨンとの混合
物は常法に従つて補強繊維を添加した後、加圧脱水成形
される。勿論、補強繊維はスラリー製造前に予め添加し
ておいてもよい。その際の温度および圧力は通常30〜
80℃および1〜200kg/cm2Gの範囲であり、成形
体の嵩密度の調整は加圧成形機のピストンストロークの
調整により行なわれる。補強繊維としては周知の種々の
ものがいずれも使用でき、例えば石綿、岩綿、ガラス繊
維、バルブ等が使用される。普通、最終成形品中に0.
5〜10重量%含有するように添加される。
物は常法に従つて補強繊維を添加した後、加圧脱水成形
される。勿論、補強繊維はスラリー製造前に予め添加し
ておいてもよい。その際の温度および圧力は通常30〜
80℃および1〜200kg/cm2Gの範囲であり、成形
体の嵩密度の調整は加圧成形機のピストンストロークの
調整により行なわれる。補強繊維としては周知の種々の
ものがいずれも使用でき、例えば石綿、岩綿、ガラス繊
維、バルブ等が使用される。普通、最終成形品中に0.
5〜10重量%含有するように添加される。
次いで得られた成形体を常法に従つて加圧下で水蒸気養
生、いわゆるオートクレープ養生する。この水蒸気養生
により珪酸カルシウム水和を、トバモライトゲル、C−
S−H(I)またはC−S−H(II)の場合は結晶性トバモ
ライトまたはゾノトライトに、結晶性トバモライトの場
合はゾノトライトにそれぞれ転移させる。この水蒸気養
生による結晶の転移により嵩密度が低く機械的強度の優
れた成形体を得ることができる。水蒸気圧は一般に高い
程反応時間を短縮できるが、通常は5〜50kg/cm2G
の範囲である。最終成形品の結晶としてゾノトライトを
所望する場合には12〜40kg/cm2G、結晶性トバモ
ライトを所望する場合には6〜30kg/cm2G水蒸気が
好適である。このような条件において前記した転移は普
通容易に行なわれる。転移が所望するように行なわれな
い場合、このような場合は極めて稀であるが、例えばゾ
トライトを所望するのに結晶性トバモライトが得られる
場合は水蒸気圧を上げるか水蒸気養生の時間を延長すれ
ばよいし、また結晶性トバモライトを所望するのにゾノ
トライトが得られる場合は逆に水蒸気圧を下げるか水蒸
気養生の時間を短縮すればよい。
生、いわゆるオートクレープ養生する。この水蒸気養生
により珪酸カルシウム水和を、トバモライトゲル、C−
S−H(I)またはC−S−H(II)の場合は結晶性トバモ
ライトまたはゾノトライトに、結晶性トバモライトの場
合はゾノトライトにそれぞれ転移させる。この水蒸気養
生による結晶の転移により嵩密度が低く機械的強度の優
れた成形体を得ることができる。水蒸気圧は一般に高い
程反応時間を短縮できるが、通常は5〜50kg/cm2G
の範囲である。最終成形品の結晶としてゾノトライトを
所望する場合には12〜40kg/cm2G、結晶性トバモ
ライトを所望する場合には6〜30kg/cm2G水蒸気が
好適である。このような条件において前記した転移は普
通容易に行なわれる。転移が所望するように行なわれな
い場合、このような場合は極めて稀であるが、例えばゾ
トライトを所望するのに結晶性トバモライトが得られる
場合は水蒸気圧を上げるか水蒸気養生の時間を延長すれ
ばよいし、また結晶性トバモライトを所望するのにゾノ
トライトが得られる場合は逆に水蒸気圧を下げるか水蒸
気養生の時間を短縮すればよい。
高耐熱性の要求される用途においてはゾノトライトに転
移させることが好ましい。次いで、乾燥処理すれば、所
望の珪酸カルシウム成形体を得ることができる。
移させることが好ましい。次いで、乾燥処理すれば、所
望の珪酸カルシウム成形体を得ることができる。
ゾノトライトを含む水性スラリーと前記エマルシヨンと
の混合物を脱水成形して得られる成形体の場合は、前記
水蒸気養生を行なうことなく、直ちに乾燥処理を行なえ
ばよい。
の混合物を脱水成形して得られる成形体の場合は、前記
水蒸気養生を行なうことなく、直ちに乾燥処理を行なえ
ばよい。
かくして嵩密度が低く、耐火性、耐熱性、機械的強度及
び寸法安定性が良好で、且つ、内部まで均一に撥水化さ
れた珪酸カルシウム成形体が得られる。
び寸法安定性が良好で、且つ、内部まで均一に撥水化さ
れた珪酸カルシウム成形体が得られる。
次に本発明を実施例により更に具体的に説明する。な
お、実施例中、「部」は「重量部」を示す。
お、実施例中、「部」は「重量部」を示す。
実施例1〜5および比較例1〜3 生石灰(CaO98%)43.2部に温水を加えて消化
し、これに珪石(SiO297%、Al2O31.2%、Fe2O
30.09%)46.8部を添加した後、総水量が固形
分に対し30倍になるように水を加えた。この様にして
得られた懸濁液をオートクレーブ中で15kg/cm2G、
200℃の条件下で2.5時間攪拌しながら反応させた
ところ沈降体積23cm3/gのトバモライトグループの
化合物から成る水性スラリーが得られた。この水性スラ
リーに、表1に示したジメチルポリシロキサン又はその
誘導体90部をカチオン系界面活性剤10部にてホモミ
キサー中で乳化して得られたエマルシヨンを不揮発分換
算で成形体重量の3重量%となる様に耐アルカリガラス
繊維3部とともに添加混合し、成形品嵩密度が0.10
g/cm3になる様に液量を調整し加圧脱水成形した。
し、これに珪石(SiO297%、Al2O31.2%、Fe2O
30.09%)46.8部を添加した後、総水量が固形
分に対し30倍になるように水を加えた。この様にして
得られた懸濁液をオートクレーブ中で15kg/cm2G、
200℃の条件下で2.5時間攪拌しながら反応させた
ところ沈降体積23cm3/gのトバモライトグループの
化合物から成る水性スラリーが得られた。この水性スラ
リーに、表1に示したジメチルポリシロキサン又はその
誘導体90部をカチオン系界面活性剤10部にてホモミ
キサー中で乳化して得られたエマルシヨンを不揮発分換
算で成形体重量の3重量%となる様に耐アルカリガラス
繊維3部とともに添加混合し、成形品嵩密度が0.10
g/cm3になる様に液量を調整し加圧脱水成形した。
得られた成形体をオートクレーブに仕込み、水蒸気圧1
0kg/cm2G、180℃の条件で7時間水蒸気養生した
後乾燥し、夫々厚さ30m/mの成形体を得た。
0kg/cm2G、180℃の条件で7時間水蒸気養生した
後乾燥し、夫々厚さ30m/mの成形体を得た。
一方、比較のために、表1に示すカチオン系界面活性
剤、アニオン系界面活性剤或はノニオン系界面活性剤を
用いた以外は、実施例1〜5と同様にして成形体を得
た。
剤、アニオン系界面活性剤或はノニオン系界面活性剤を
用いた以外は、実施例1〜5と同様にして成形体を得
た。
これら成形体の嵩密度は0.10±0.02g/cm3、
曲げ強さは5±1.5kg/cm3の範囲内にあつた。
曲げ強さは5±1.5kg/cm3の範囲内にあつた。
このようにして得られた成形体を20℃の水中にその上
面が水面下2cmになるように浸漬し、24時間後の吸水
率を次式により算出し、表1に示した。
面が水面下2cmになるように浸漬し、24時間後の吸水
率を次式により算出し、表1に示した。
実施例1〜5で得られた成型体の吸水率は、比較例1〜
3で得られたものに比べて著しく高い耐水性を示した。
3で得られたものに比べて著しく高い耐水性を示した。
〔発明の効果〕 本願発明方法で得られた成形体は、その内部においても
撥水性を有しているので、成形体を切削加工する際にも
さらに撥水処理を必要とせず、施工時の手間を省略しう
るばかりでなく、撥水性自体も従来品に比較し、優れて
いる。
撥水性を有しているので、成形体を切削加工する際にも
さらに撥水処理を必要とせず、施工時の手間を省略しう
るばかりでなく、撥水性自体も従来品に比較し、優れて
いる。
Claims (1)
- 【請求項1】水中に分散させた石灰質原料と珪酸質原料
とを加熱下反応させて得られる珪酸カルシウム水和物を
含む水性スラリーに、アミンの塩よりなるカチオン系界
面活性剤で乳化して得られるジメチルポリシロキサン及
び/またはその誘導体のエマルシヨンを添加混合して脱
水成形した後、乾燥または水蒸気養生後乾燥することを
特徴とする撥水性珪酸カルシウム成形体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19418685A JPH0627021B2 (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 | 撥水性珪酸カルシウム成形体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19418685A JPH0627021B2 (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 | 撥水性珪酸カルシウム成形体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6256347A JPS6256347A (ja) | 1987-03-12 |
| JPH0627021B2 true JPH0627021B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=16320367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19418685A Expired - Lifetime JPH0627021B2 (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 | 撥水性珪酸カルシウム成形体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627021B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114161781B (zh) * | 2021-12-28 | 2024-08-13 | 国检测试控股集团雄安有限公司 | 一种改性漂珠硅酸钙及其制备方法、一种保温装饰一体化板 |
-
1985
- 1985-09-03 JP JP19418685A patent/JPH0627021B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6256347A (ja) | 1987-03-12 |
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