JPH0627083U - 丸太用スクライバー - Google Patents

丸太用スクライバー

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JPH0627083U
JPH0627083U JP7150092U JP7150092U JPH0627083U JP H0627083 U JPH0627083 U JP H0627083U JP 7150092 U JP7150092 U JP 7150092U JP 7150092 U JP7150092 U JP 7150092U JP H0627083 U JPH0627083 U JP H0627083U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のスクライバーでは線引き作業が不可能
であった丸太の組付構造つまり鉛直の丸太の外周面に水
平(または傾斜)の丸太の端部が係合する組付構造に対
しても、正確に線引き作業を行えるようにして、作業性
或いは作業能率の向上を図ることを目的とする。 【構成】 連結部2から2又に分岐された第1分岐体21
と第2分岐体22とを有し且つこの双方の分岐体21,22 の
うちの少なくともいずれか一方の先端部に筆記手段 (鉛
筆)4を有してなるスクライバー1に、取付具5を介し
て水平器6と方位計7とを着脱可能に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、丸太用スクライバーに係り、詳しくは、2本の丸太が直交状や傾斜 状に組み付けられる構造において、一方の丸太の端部に他方の丸太の外周部が係 合するための湾曲面を形成する際に使用する丸太用スクライバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、ログハウス等の木造建築物においては、柱、梁、根太、その他 各所に丸太が使用される場合があり、またこの丸太使用に際しては、一方の丸太 と他方の丸太とが直交状や傾斜状に組み付けられる場合がある。
【0003】 詳しくは、図7に示すように、鉛直に立設された丸太50の上端に、水平状態の 丸太51を載せて組み付ける構造と、図8に示すように、鉛直に立設された丸太50 の外周部に、水平状態の丸太51の端部を添わせて組み付ける構造と、図示しない が水平若しくは鉛直の丸太の外周部に、傾斜状の丸太の端部を当接させて組み付 ける構造とがある。
【0004】 そして、上記の図7に示す組付構造においては、鉛直の丸太50の上端に、水平 の丸太51の外周面に沿う湾曲面50a を形成する必要がある一方、上記の図8に示 す組付構造においては、水平の丸太51の端部に、鉛直の丸太50の外周面に沿う湾 曲面51a を形成する必要がある。この場合、見栄えの悪化を回避して堅固な組付 けを行うには、組付け部に隙間が生じてはならず、従って前記双方の湾曲面50a, 51a は、相手側の丸太の外周面の曲率に合致したものでなければならない。
【0005】 上記例示した2種類の組付構造のうちの図7に示すものについては、例えば実 開昭64-9083 号公報に開示されているスクライバーを使用して鉛直の丸太50に湾 曲面50a を線引きすることが可能である。このスクライバーは、図9に示すよう に、連結部60から2又に分岐された第1分岐体61と第2分岐体62とを有し、第1 分岐体61の先端に当接針61x を形成すると共に、第2分岐体62の先端に鉛筆63を 固定し、且つ前記連結部60に水平器64を取り付けたものである。
【0006】 上記スクライバーの実際の使用に際しては、図10に示すように、切断を行う前 に鉛直の丸太50の上端に水平の丸太51を載せた状態で、スクライバーの第1分岐 体61の当接針61x を水平の丸太51の外周面に当接させると共に、第2分岐体62の 先端の鉛筆63を鉛直の丸太50の外周面に当接させ、このような状態から、両分岐 体61,62 を開閉させることなく両者の当接を維持しながら且つ水平器64により水 平状態を維持しながらスクライバーを移動させることにより、鉛直の丸太50の上 端近傍に線を描く。
【0007】 このような作業を行うことにより、図11に示すように、スクライバーの第1分 岐体61の当接針61x は、A1,A2,A3,A4,A5の軌道に沿って移動し、第2分岐体61先 端の鉛筆63は、B1,B2,B3,B4,B5の軌道に沿って移動する。このようにして鉛直の 丸太50に描かれた軌道B1…B5は、水平の丸太50の径に対応する曲率となり、この 軌道に沿って切断を行うことにより、鉛直の丸太50の上端湾曲面は、水平の丸太 51の外周面に隙間なく組み込まれることになる。尚、図12に示すような状態でス クライバーを上記と同様に移動させることにより、図13に示すように、当接針61 x は、A1,A2,A3,A4,A5の軌道に沿って移動すると同時に、鉛筆63は、B1,B2,B3,B 4,B5の軌道に沿って移動するので、このような作業によっても、上記と同様の効 果を得ることが可能である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記公報に開示されたスクライバーは、図7に示す組付構造につい ては、上記例示のように良好に線引き作業を行えるのであるが、図8に示す組付 構造については、正確に線引き作業を行うことは不可能である。
【0009】 つまり、図10或いは図12に示す状態でスクライバーがa−b方向に水平旋回し た場合には、当接針61x と鉛筆63との二箇所の当接点が同一の鉛直面上に存在し ている関係上、スクライバーはこの二点を支点として水平旋回するのみであって 、二箇所の当接点の位置は何ら変化しないのであるが、図14に示すような状態で スクライバーを上下方向に移動させる場合には、スクライバーを如何に正確に水 平状態に維持しておいても、スクライバーがa−b方向に自由に旋回移動できる ため、当接針61x と鉛筆63との当接する二点の位置が一定に定まらないことにな る。
【0010】 換言すれば、図14に示す状態で、スクライバーが二点で接触しつつ水平状態を 維持しながら上下方向に移動しても、スクライバーがa−b方向に旋回移動しな がら二点で接触していたのでは、軌道は一様に定まらないのである。 従って、上記公報に開示のスクライバーでは、図8に示す組付構造に対処する ことが不可能となるのである。
【0011】 尚、図示しない傾斜状の丸太と水平の丸太との組付構造については、図10或い は図12に示す方法と同様にして正確に線引き作業を行えるのであるが、傾斜状の 丸太と鉛直の丸太との組付構造については、上記と同様の理由により、線引き作 業を行うことが不可能である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る丸太用スクライバーは、上記の各種問題点を解決するため、以下 に示すように構成したことを特徴とする。 即ち、連結部から2又に分岐された第1分岐体と第2分岐体とを有し且つこの 双方の分岐体のうちの少なくともいずれか一方の先端部に筆記手段を有してなる スクライバーに、水平器と、方位計とを取り付けたものである。
【0013】
【作用】
上記手段によると、既述の図14に示す状態で本考案に係るスクライバーを上下 方向に移動させる際に、作業者が水平器を視認することにより当該スクライバー を水平状態に維持すると同時に、方位計を視認することにより当該スクライバー の方位を一定として、a−b方向への水平旋回移動を規制できることになるので 、スクライバーにより水平の丸太に描かれる曲線は、鉛直の丸太の外周面に合致 した曲率となる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示すように、この実施例に係る丸太用スクライバー1は、連結部2から 2又に分岐した第1分岐体21と第2分岐体22とを有し、第1分岐体21の先端には 当接針部3が形成され、第2分岐体22の先端には筆記手段である鉛筆4が着脱可 能に取り付けられている。
【0015】 そして、この丸太用スクライバー1における連結部2の近傍には、取付具5が 着脱可能に取り付けられており、この取付具5に、水平器6 (水準器) と方位計 7 (方位磁石) とが着脱可能に取り付けられている。尚、この水平器6と方位計 7との取付位置は、上述のように連結部2の近傍であることが好ましいが、必要 ならば、第1分岐体21或いは第2分岐体22の長手方向中央部寄りなどに取り付け るようにすることも可能である。
【0016】 また、前記第1分岐体21と第2分岐体22とは開閉自在とされており、この開閉 動作は湾曲アーム8により案内されると共に、締結ネジ9により所望の開度で固 定状態とされるものである。
【0017】 次に、上記実施例の作用を説明する。 先ず、木造建築物の作業現場において、図3に示すように、鉛直の丸太50の外 周面に、切断前の水平の丸太51の一端を当接させ、この状態に保持しておくと共 に、丸太用スクライバー1の第1分岐体21と第2分岐体22とを締結ネジ9により 所定開度で固定状態としておく。
【0018】 このような状態で、作業者が丸太用スクライバー1を手で握持して、同図に示 すように、第1分岐体21の当接針部3を鉛直の丸太50の外周面に当接させると共 に、第2分岐体22の鉛筆4先端を水平の丸太51の外周面に当接させ、且つ、水平 器6を視認して丸太用スクライバー1を水平状態にする。
【0019】 次に、作業者は、前記当接針部3と鉛筆4とを、両丸太50,51 の外周面に当接 させたままの状態で、水平器6と方位計7とを視認しながら、丸太用スクライバ ー1を下方に移動させる。
【0020】 この移動時に作業者は、前記当接針部3及び鉛筆4の双方が当接した状態つま り丸太用スクライバー1が二点で接触している状態と、水平器6により丸太用ス クライバー1が水平になっている状態と、方位計7により丸太用スクライバー1 が東西南北の或る一定方向を向いている状態とを、常に維持するようにして作業 を行う。
【0021】 このような作業を、同図に示すM方向とN方向との両方向から行うことにより 、鉛直の丸太50における当接針3の軌道A1,A2,A3,A4,A5と、水平の丸太51におけ る鉛筆4の軌道B1,B2,B3.B4,B5とは、正面視で図4に示すような曲線となり、平 面視で図5に示すような曲線となる。
【0022】 このように、丸太用スクライバー1を水平状態に維持すると同時に、その方位 を一定に維持することにより、水平の丸太51に描かれる曲線は、鉛直の丸太50の 外周面に合致した曲率となり、従って、水平の丸太51を上記曲線に沿って切断し た後に、この切断面を鉛直の丸太50の外周面に係合させれば、両者間には隙間が 生じなくなる。そして、この双方の丸太50,51 の係合部に釘等を打ち込むことに より、両者は止着された状態になる。
【0023】 更に、図6に示すように、鉛直の丸太50の外周面に、傾斜状の丸太51a の端面 51x が組み付けられる場合にも、上記と同様にして、鉛直の丸太50の外周面に、 切断前の傾斜状の丸太51a の一端を当接させて保持しておき、このような状態の 下で、上記と同様にして、作業者が丸太用スクライバー1により線引き作業を行 う。
【0024】 即ち、鉛直の丸太50の外周面に、丸太用スクライバー1の第1分岐体21先端の 当接針部3を当接させると共に、第2分岐体22先端の鉛筆4を傾斜状の丸太51a の外周面に当接させ、このような状態で、双方の当接と、水平器6により丸太用 スクライバー1が水平になった状態と、方位計7により丸太用スクライバー1が 或る一定の方向を向いた状態とを、維持しながら、丸太用スクライバー1を下方 に移動させるのである。この場合にも、傾斜状の丸太51a の端面51x に描かれる 曲線は、鉛直の丸太50の外周面に合致した曲率となり、従って傾斜状の丸太51a は鉛直の丸太50に対して釘等により隙間なく組み付けられることになる。
【0025】 尚、上記実施例の構成に代えて、必要ならば、図2に示すように、第1分岐体 21の先端にも筆記手段である鉛筆4aを着脱可能に取り付けるようにしてもよい。 このような構成とすることにより、一度の計器セットを行うだけで、両側(図3 のM方向とN方向)から 180度逆目盛で正確な線引き作業を行うことが可能にな る。図2の構成において、上述の図1に示すものと同一の構成要素については、 同一符号を付してその説明を省略する。また、上述の筆記手段については、線引 きが可能なものであれば、鉛筆以外のものであってもよい。
【0026】 更に、図2に示すように、水平器6の上方に方位計7を重ね合わせて合体させ 、この合体させたものを取付具5を介して連結部2の近傍に着脱可能に取り付け るようにしてもよい。この場合には、上方に存する方位計7を通してその下方の 水平器6が視認できる必要があり、従って方位計7の下面は少なくとも光過性を 有する部材で構成されなければならない。また、水平器6と方位計7との合体手 段としては、上記とは逆に、方位計7の上方に水平器6を重ね合わせて合体させ てもよく、或いはこれら以外に、例えば水平器6の側方に方位計7を並列状に固 定するなどしてもよく、このような場合、両者を近接配置することが、両者を同 時に視認する上で好ましいものである。
【0027】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る丸太用スクライバーによれば、第1分岐体及び第2 分岐体の双方の先端を、鉛直の丸太の外周面と水平(傾斜)の丸太の外周面とに 当接させた状態で、このスクライバーを上下方向に移動させる際に、作業者が水 平器を視認することにより当該スクライバーを水平状態に維持し、且つ、方位計 を視認することにより当該スクライバーの方位を一定とすることにより、このス クライバーの水平旋回移動を規制できることになるので、一方若しくは双方の丸 太に描かれる曲線は、相手方の丸太の外周面に合致した曲率となる。従って、こ の曲線に沿って切断を行うことにより、この切断面は、相手方の丸太の外周面に 隙間なく密接した状態となり、これにより、作業の正確化及び作業能率の向上が 図られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る丸太用スクライバー
の外観を示す正面図である。
【図2】本考案の第2実施例に係る丸太用スクライバー
の外観を示す正面図である。
【図3】上記丸太用スクライバーの使用状態を示す斜視
図である。
【図4】上記丸太用スクライバーを使用して描かれた曲
線を示す正面図である。
【図5】上記丸太用スクライバーを使用して描かれた曲
線を示す平面図である。
【図6】上記丸太用スクライバーが使用可能な他の丸太
の組付構造を示す斜視図である。
【図7】従来のスクライバーが使用可能な丸太の組付構
造を示す斜視図である。
【図8】従来のスクライバーが使用不可能な丸太の組付
構造を示す斜視図である。
【図9】従来のスクライバーの構成を示す単体斜視図で
ある。
【図10】従来のスクライバーの使用状態を示す斜視図
である。
【図11】従来のスクライバーを使用して描かれた曲線
を示す正面図である。
【図12】従来のスクライバーの使用状態を示す斜視図
である。
【図13】従来のスクライバーを使用して描かれた曲線
を示す側面図である。
【図14】従来のスクライバーの問題点を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 丸太用スクライバー 2 連結部 4 筆記手段(鉛筆) 6 水平器 7 方位計

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結部から2又に分岐された第1分岐体
    と第2分岐体とを有し且つこの双方の分岐体のうちの少
    なくともいずれか一方の先端部に筆記手段を有してなる
    スクライバーに、水平器と、方位計とを取り付けたこと
    を特徴とする丸太用スクライバー。
JP7150092U 1992-09-18 1992-09-18 丸太用スクライバー Expired - Lifetime JPH088075Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7150092U JPH088075Y2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 丸太用スクライバー

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JP7150092U JPH088075Y2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 丸太用スクライバー

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JPH0627083U true JPH0627083U (ja) 1994-04-12
JPH088075Y2 JPH088075Y2 (ja) 1996-03-06

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ID=13462462

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