JPH0627192B2 - 末端カルボキシル基量の増加したポリアミドの製造方法 - Google Patents
末端カルボキシル基量の増加したポリアミドの製造方法Info
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- JPH0627192B2 JPH0627192B2 JP6197788A JP6197788A JPH0627192B2 JP H0627192 B2 JPH0627192 B2 JP H0627192B2 JP 6197788 A JP6197788 A JP 6197788A JP 6197788 A JP6197788 A JP 6197788A JP H0627192 B2 JPH0627192 B2 JP H0627192B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <発明の技術分野> 本発明は、末端カルボキシル基量の増加したポリアミド
の製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は、ポリア
ミドに二官能N−アシルラクタムを添加し、溶融反応さ
せることにより末端アミノ基量を減少させると同時に末
端カルボキシル基を増加させて酸性染料に染まりにくい
ポリアミドを製造する方法に関する。
の製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は、ポリア
ミドに二官能N−アシルラクタムを添加し、溶融反応さ
せることにより末端アミノ基量を減少させると同時に末
端カルボキシル基を増加させて酸性染料に染まりにくい
ポリアミドを製造する方法に関する。
<従来技術> ナイロン6,ナイロン66に代表されるポリアミドはその
優れた物理的、化学的性質を有していることから繊維,
プラスチック,フイルム等に現在広く用いられている。
この場合、繊維,フイルム用途の中にあって、ときには
酸性染料に染まりにくいという特性が要求されることが
ある。例えば、カーペットあるいは衣料用途の一部の分
野に使用されるポリアミド繊維において、酸性染料に染
まり易いものと染まりにくいものを組み合わせ、同一浴
で染色することにより濃淡効果を発現させ、製品の外
観、審美性を高めるという方法がよく用いられる。この
ような酸性染料に染まりにくい淡染色性ポリアミドを得
る際には、末端カルボキシル基量を多く、且つ末端アミ
ノ基量を少なくする必要がある。つまり、末端アミノ基
量が少くなる程酸性染料には染まりにくくなり、また、
末端アミノ基量が一定の場合、末端カルボキシル基が多
い程、酸性染料には染まりにくくなる。このような、酸
性染料に染まりにくいポリアミドを製造する方法はいく
つか知られている。
優れた物理的、化学的性質を有していることから繊維,
プラスチック,フイルム等に現在広く用いられている。
この場合、繊維,フイルム用途の中にあって、ときには
酸性染料に染まりにくいという特性が要求されることが
ある。例えば、カーペットあるいは衣料用途の一部の分
野に使用されるポリアミド繊維において、酸性染料に染
まり易いものと染まりにくいものを組み合わせ、同一浴
で染色することにより濃淡効果を発現させ、製品の外
観、審美性を高めるという方法がよく用いられる。この
ような酸性染料に染まりにくい淡染色性ポリアミドを得
る際には、末端カルボキシル基量を多く、且つ末端アミ
ノ基量を少なくする必要がある。つまり、末端アミノ基
量が少くなる程酸性染料には染まりにくくなり、また、
末端アミノ基量が一定の場合、末端カルボキシル基が多
い程、酸性染料には染まりにくくなる。このような、酸
性染料に染まりにくいポリアミドを製造する方法はいく
つか知られている。
最も一般的で従来より用いられている方法は、重合当初
あるいは重合途中にモノカルボン酸またはジカルボン酸
等の末端停止剤を添加する方法である。しかし、この方
法では、重合速度が非常に遅くなる為生産性が低く、ま
た、あまり高い重合度のポリマーが得にくいという欠点
がある。
あるいは重合途中にモノカルボン酸またはジカルボン酸
等の末端停止剤を添加する方法である。しかし、この方
法では、重合速度が非常に遅くなる為生産性が低く、ま
た、あまり高い重合度のポリマーが得にくいという欠点
がある。
他の方法として、ポリアミドの溶融加工時に末端停止剤
としてモノカルボン酸,ジカルボン酸等を添加する方法
があるが、この方法では末端停止剤がポリアミド末端の
みならず、分子鎖中のアミド結合にも反応し、分子量の
低下をきたすという致命的欠点がある。
としてモノカルボン酸,ジカルボン酸等を添加する方法
があるが、この方法では末端停止剤がポリアミド末端の
みならず、分子鎖中のアミド結合にも反応し、分子量の
低下をきたすという致命的欠点がある。
これらの不利益を解決する為、例えば特公昭44-544号公
報では、環状無水物を使用し、下記の如く末端アミノ基
とのみ反応させる方法が提案されている。
報では、環状無水物を使用し、下記の如く末端アミノ基
とのみ反応させる方法が提案されている。
しかるに、この反応は上記アミド形成に止まらず、一部
は次のイミド反応まで進行して水が生成し、この水がポ
リアミドの解重合反応を引き起こすと同時にポリマーの
黄変をも惹起するという問題がある。
は次のイミド反応まで進行して水が生成し、この水がポ
リアミドの解重合反応を引き起こすと同時にポリマーの
黄変をも惹起するという問題がある。
<発明の目的> 本発明の目的は、かかる従来の欠点を解消し、分子量の
低下黄変の懸念なく、極めて短時間で末端アミノ基量を
減少させると同時に末端カルボキシル基量を増加させ、
酸性染料に染まりにくいポリアミドを製造する方法を提
供することにある。
低下黄変の懸念なく、極めて短時間で末端アミノ基量を
減少させると同時に末端カルボキシル基量を増加させ、
酸性染料に染まりにくいポリアミドを製造する方法を提
供することにある。
<発明の構成> 本発明者らは、上記の目的を達成せんとして鋭意検討し
た結果、従来鎖伸長剤として知られている二官能N−ア
シルラクタム化合物を、末端基濃度および水分率が特定
の範囲に規制されたポリアミドと溶融混練するとき、末
端アミノ基量が極限し、他方末端カルボキシル基量は一
挙に増加し、しかも分子量低下が実質的に抑えられたポ
リアミドが得られることを見い出し、本発明に到達した
ものである。
た結果、従来鎖伸長剤として知られている二官能N−ア
シルラクタム化合物を、末端基濃度および水分率が特定
の範囲に規制されたポリアミドと溶融混練するとき、末
端アミノ基量が極限し、他方末端カルボキシル基量は一
挙に増加し、しかも分子量低下が実質的に抑えられたポ
リアミドが得られることを見い出し、本発明に到達した
ものである。
かくして、本発明によれば、 下記(I)および(II)式を同時に満足するポリアミド
に、二官能N−アシルラクタムを添加して溶融反応させ
ることにより、下記(III)式を満足するポリアミドに
変性することを特徴とする末端カルボキシル基量の増加
したポリアミドの製造方法が提供される。
に、二官能N−アシルラクタムを添加して溶融反応させ
ることにより、下記(III)式を満足するポリアミドに
変性することを特徴とする末端カルボキシル基量の増加
したポリアミドの製造方法が提供される。
(ここで、 CCOOHは各々グラム・当量/106グラム単位とする末端
アミノ基量、末端カルボキシル基量を表わす) 本発明で用いるポリアミドとしては、上記の(I)およ
び(II)の条件を満足するものならいかなるものでもよ
いが、その中でもナイロン6,ナイロン66,ナイロン4
6,ナイロン6・10,ナイロン12等の脂肪族ポリアミド
は特に好ましく用いられる。
アミノ基量、末端カルボキシル基量を表わす) 本発明で用いるポリアミドとしては、上記の(I)およ
び(II)の条件を満足するものならいかなるものでもよ
いが、その中でもナイロン6,ナイロン66,ナイロン4
6,ナイロン6・10,ナイロン12等の脂肪族ポリアミド
は特に好ましく用いられる。
また、溶融成形可能な範囲にて、これらポリアミドに、
第三成分例えばテレフタル酸,イソフタル酸等の芳香族
成分を共重合したものであってもよい。勿論このような
ポリアミド中には、予め各種添加剤、例えば紫外線吸収
剤,熱安定剤,難燃剤,増白剤,滑剤,離型剤,顔料,
フィラー等が添加されていてもよく、あるいはポリアミ
ドと二官能N−アシルラクタムの反応の際、これら剤を
添加してもよい。
第三成分例えばテレフタル酸,イソフタル酸等の芳香族
成分を共重合したものであってもよい。勿論このような
ポリアミド中には、予め各種添加剤、例えば紫外線吸収
剤,熱安定剤,難燃剤,増白剤,滑剤,離型剤,顔料,
フィラー等が添加されていてもよく、あるいはポリアミ
ドと二官能N−アシルラクタムの反応の際、これら剤を
添加してもよい。
次に、本発明の目的を達成するのに重要なポリアミドの
条件、(I)および(II)について述べる。
条件、(I)および(II)について述べる。
第1に、末端基量に関して、末端アミノ基量より末端カ
ルボキシル基量を減じた値 が20以下であることが必要である(Iの要件)。この基
が20を越えるポリアミドでは二官能N−アシルラクタム
と反応させても、末端アミノ基は減少するものの末端カ
ルボキシル基の増加は殆ど期待できない。そして、本発
明はこの末端基量の差が±15、更に好ましくは±10のポ
リアミドつまり、末端調節剤を用いることなく、水の存
在下通常の重合を行なって得られたポリアミドに対して
特に有用である。
ルボキシル基量を減じた値 が20以下であることが必要である(Iの要件)。この基
が20を越えるポリアミドでは二官能N−アシルラクタム
と反応させても、末端アミノ基は減少するものの末端カ
ルボキシル基の増加は殆ど期待できない。そして、本発
明はこの末端基量の差が±15、更に好ましくは±10のポ
リアミドつまり、末端調節剤を用いることなく、水の存
在下通常の重合を行なって得られたポリアミドに対して
特に有用である。
第2に、ポリアミドの水分率(W)が0.05〜0.4%の範
囲になければならない。このWの値が0.05未満では、例
えば上記(I)の要件は満足しても、上記アシルラクタ
ムによる末端アミノ基減少,末端カルボキシル基増加と
いう特異な現象は起り得ない。他方、該Wが0.4%を越
えると、解重合等ポリマー品質に問題が生じる。
囲になければならない。このWの値が0.05未満では、例
えば上記(I)の要件は満足しても、上記アシルラクタ
ムによる末端アミノ基減少,末端カルボキシル基増加と
いう特異な現象は起り得ない。他方、該Wが0.4%を越
えると、解重合等ポリマー品質に問題が生じる。
所で、本発明で用いる二官能N−アシルラクタム化合物
とは、次の一般式で表されるものである。
とは、次の一般式で表されるものである。
(ここに、Xはアルキル基あるいは芳香族基を、Rはア
ルキル基を表す) かかる一般式で表される化合物の具体例としては、N,
N′−テレフタロイルビス−ε−カプロラクタム,N,
N′−イソフタロイルビス−ε−カプロラクタム,N,
N′−アジボイルビス−ε−カプロラクタム,N,N′
−アジボイルビス−ε−バレロラクタム,N,N′−イ
ソフタロイルビスバレロラクタム,N,N′−イソフタ
ロイルビスブチロラクタム,N,N′−テレフタロイル
ビスブチロラクタム等を挙げることが出来る。これら化
合物は相当するカルボン酸ジハライドとラクタムをアミ
ンあるいはKOH等無機アルカリの存在下に反応させる
ことにより容易に合成することができる。
ルキル基を表す) かかる一般式で表される化合物の具体例としては、N,
N′−テレフタロイルビス−ε−カプロラクタム,N,
N′−イソフタロイルビス−ε−カプロラクタム,N,
N′−アジボイルビス−ε−カプロラクタム,N,N′
−アジボイルビス−ε−バレロラクタム,N,N′−イ
ソフタロイルビスバレロラクタム,N,N′−イソフタ
ロイルビスブチロラクタム,N,N′−テレフタロイル
ビスブチロラクタム等を挙げることが出来る。これら化
合物は相当するカルボン酸ジハライドとラクタムをアミ
ンあるいはKOH等無機アルカリの存在下に反応させる
ことにより容易に合成することができる。
本発明において、前記(I)および(II)式を同時に満
足するポリアミドと二官能N−アシルラクタム化合物を
反応させるには、ポリアミドの重合終期に重合釜の中に
前記ラクタムを添加攪拌させてもよく、また繊維,フイ
ルム等の成形加工時、エクストルーダー中で両者を溶融
混練する手段を採用することができる。特に、後者の方
法の場合、ポリアミドチップに該アシルラクタムをドラ
イブレンドして、これを混練溶融する方法、あるいはこ
のアシルラクタムをε−カプロラクタム等に溶解して、
エクストルーダー入口から計量注入する方法等がある。
足するポリアミドと二官能N−アシルラクタム化合物を
反応させるには、ポリアミドの重合終期に重合釜の中に
前記ラクタムを添加攪拌させてもよく、また繊維,フイ
ルム等の成形加工時、エクストルーダー中で両者を溶融
混練する手段を採用することができる。特に、後者の方
法の場合、ポリアミドチップに該アシルラクタムをドラ
イブレンドして、これを混練溶融する方法、あるいはこ
のアシルラクタムをε−カプロラクタム等に溶解して、
エクストルーダー入口から計量注入する方法等がある。
ここで、ポリアミドに対する二官能N−アミノラクタム
の添加量は、目的とする末端基量によって変ってくる
が、一般にはポリマーの末端アミノ基と当量〜2倍当量
程度にするのが好ましい。この量が少なすぎると末端カ
ルボキシル基と末端アミノ基の差が小さくなって、酸性
染料に対する親和性が増大するので好ましくない。又、
余り多く用いると、分子量低下が大きくなり、しかも成
形体中のラクタムモノマー量が多くなる。
の添加量は、目的とする末端基量によって変ってくる
が、一般にはポリマーの末端アミノ基と当量〜2倍当量
程度にするのが好ましい。この量が少なすぎると末端カ
ルボキシル基と末端アミノ基の差が小さくなって、酸性
染料に対する親和性が増大するので好ましくない。又、
余り多く用いると、分子量低下が大きくなり、しかも成
形体中のラクタムモノマー量が多くなる。
この溶融混練時の反応温度は、用いるポリアミドの融点
より10〜150℃高い範囲、好ましくは、20〜80℃の範囲
にあればよく、また反応時間は、反応温度,ポリマー水
分によって異なるが、1〜20分、好ましくは、2〜6分
である。
より10〜150℃高い範囲、好ましくは、20〜80℃の範囲
にあればよく、また反応時間は、反応温度,ポリマー水
分によって異なるが、1〜20分、好ましくは、2〜6分
である。
<発明の作用・効果> 本発明は、ポリアミドに2官能N−アシルラクタムを添
加反応させるに当り、ポリマーとして末端アミノ基とカ
ルボキシル基の差 が20グラム当量/106グラム以下であるポリアミドを用
いるとき、アミノ基の極減、カルボキシル基の増加とい
う併合的現象が起る、という全く新しい知見に基づくも
のである。
加反応させるに当り、ポリマーとして末端アミノ基とカ
ルボキシル基の差 が20グラム当量/106グラム以下であるポリアミドを用
いるとき、アミノ基の極減、カルボキシル基の増加とい
う併合的現象が起る、という全く新しい知見に基づくも
のである。
二官能N−アシルラクタム自体、ポリアミドの末端アミ
ノ基との反応性が非常に高く、アミノ基と反応すること
によりアミド結合を生成するが、反応するアミノ末端が
消費された場合、ポリマー中の水分により加水分解を受
け、カルボキシル基が生成する。従って、 が20グラム当量/106グラムより多いポリアミドを用い
た場合、目的の酸性染料に染まりにくいポリマーを得る
為には多量のN−アシルラクタムを添加する必要性が生
じ、経済的にも好ましくないばかりでなく、成形体中の
ラクタムモノマー量が多くなり品質的に好ましくないも
のしか得られない。
ノ基との反応性が非常に高く、アミノ基と反応すること
によりアミド結合を生成するが、反応するアミノ末端が
消費された場合、ポリマー中の水分により加水分解を受
け、カルボキシル基が生成する。従って、 が20グラム当量/106グラムより多いポリアミドを用い
た場合、目的の酸性染料に染まりにくいポリマーを得る
為には多量のN−アシルラクタムを添加する必要性が生
じ、経済的にも好ましくないばかりでなく、成形体中の
ラクタムモノマー量が多くなり品質的に好ましくないも
のしか得られない。
このようにして、本発明により、通常のポリアミドから
カルボキシル末端基の多い酸性染料に染まりにくいポリ
アミドを容易に得ることが可能となる。
カルボキシル末端基の多い酸性染料に染まりにくいポリ
アミドを容易に得ることが可能となる。
尚、特公昭57-53169号公報には、ポリアミドの分子量を
向上させるため、N−アシルラクタムをポリアミドと溶
融混練することが示されている。しかし、この方法はあ
くまで、該アシルラクタムによるポリアミドの鎖伸長を
目的とするもので、本発明の如く、アミノ末端基を極減
させ他方、カルボキシル基量を著しく増大させるような
認識はない。このことは同公報の実施例を参照しても、
ベースポリマーの が20をはるかに越えていることからも窺知できる。
向上させるため、N−アシルラクタムをポリアミドと溶
融混練することが示されている。しかし、この方法はあ
くまで、該アシルラクタムによるポリアミドの鎖伸長を
目的とするもので、本発明の如く、アミノ末端基を極減
させ他方、カルボキシル基量を著しく増大させるような
認識はない。このことは同公報の実施例を参照しても、
ベースポリマーの が20をはるかに越えていることからも窺知できる。
<実施例> 以下、実施例を挙げて説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。
されるものではない。
試験・測定法の定義 a.固有粘度([η] ポリマー0.2g,0.4g,0.8gを夫々100mlの
メタクレゾールに溶解し、35℃にてη rel(t/to)を
測定する。次に、各濃度C(g/100ml)に対しη rel-
1/Cをプロットし、3点から得られる直線の切片から
[η]を求めた。
メタクレゾールに溶解し、35℃にてη rel(t/to)を
測定する。次に、各濃度C(g/100ml)に対しη rel-
1/Cをプロットし、3点から得られる直線の切片から
[η]を求めた。
尚、硫酸中で求めたη relと上記の固有粘度[η]との
関係は[η]=0.56η rel-0.26で表され、例えば特開
昭61-171732号公報実施例2のη rel=3.62は固有粘度
[η]=1.77に相当する。
関係は[η]=0.56η rel-0.26で表され、例えば特開
昭61-171732号公報実施例2のη rel=3.62は固有粘度
[η]=1.77に相当する。
b.末端基量 末端基量 はポリマーをm−クレゾールに溶解し、0.01Np-トルエ
ンスルホン酸で滴定して求めた。CCOOHはポリマーをベ
ンジルアルコールに溶解し、0.1N水酸化ナトリウムで
滴定して求めた。
ンスルホン酸で滴定して求めた。CCOOHはポリマーをベ
ンジルアルコールに溶解し、0.1N水酸化ナトリウムで
滴定して求めた。
実施例1〜4および比較例1〜4 ε−カプロラクタムを水を用いて溶融重合し、熱水洗浄
乾燥することにより水分を調整して得た、モノマー含率
0.5〜1.0%,末端アミノ基濃度44,末端カルボキシル基
濃度47,[η]1.34のナイロン6チップに、N,N′−
テレフタロイルビスカプロラクタム粉体を下記表−1に
示す所定量でドライブレンドし、窒素気流下、反応温度
250℃,滞留時間4分で溶融混練反応させたところ、表
−1に示す物性のポリアミドが得られた。この時得られ
たポリアミドは着色もゲル化もしていなかった。
乾燥することにより水分を調整して得た、モノマー含率
0.5〜1.0%,末端アミノ基濃度44,末端カルボキシル基
濃度47,[η]1.34のナイロン6チップに、N,N′−
テレフタロイルビスカプロラクタム粉体を下記表−1に
示す所定量でドライブレンドし、窒素気流下、反応温度
250℃,滞留時間4分で溶融混練反応させたところ、表
−1に示す物性のポリアミドが得られた。この時得られ
たポリアミドは着色もゲル化もしていなかった。
又、比較のため、何等の添加剤も加えないで同じ操作を
行った場合及び、 が20グラム当量/106グラムより多いベースポリマーを
用いた場合について、その結果を表−1に併記した。
行った場合及び、 が20グラム当量/106グラムより多いベースポリマーを
用いた場合について、その結果を表−1に併記した。
実施例5〜7および比較例5 ε−カプロラクタムを水を用いて溶融重合して得た、未
反応モノマー含率約10%,末端アミノ基濃度45,末端カ
ルボキシル基濃度48,[η]1.24のナイロン6チップ
に、N,N′−テレフタロイルビスカプロラクタム粉体
を下記表−2に示す所定量でドライブレンドし、窒素気
流下、反応温度250℃,滞留時間4分で溶融混練反応さ
せた。得られたポリアミドを4時間熱水洗浄後、16時間
真空乾燥させ、ポリマー特性を測定したところ、表−2
に示す通りであった。
反応モノマー含率約10%,末端アミノ基濃度45,末端カ
ルボキシル基濃度48,[η]1.24のナイロン6チップ
に、N,N′−テレフタロイルビスカプロラクタム粉体
を下記表−2に示す所定量でドライブレンドし、窒素気
流下、反応温度250℃,滞留時間4分で溶融混練反応さ
せた。得られたポリアミドを4時間熱水洗浄後、16時間
真空乾燥させ、ポリマー特性を測定したところ、表−2
に示す通りであった。
この時得られたポリアミドは着色もゲル化もしておら
ず、未反応モノマーを含有していても、反応性に問題は
なかった。又、比較のため、何等の添加剤も加えないで
同じ操作を行った場合についても、その結果を表−2に
併記した。
ず、未反応モノマーを含有していても、反応性に問題は
なかった。又、比較のため、何等の添加剤も加えないで
同じ操作を行った場合についても、その結果を表−2に
併記した。
実施例7および比較例3 ε−カプロラクタムを水を用いて溶融重合し、次いで熱
水洗浄,乾燥して得た、水分率0.15%,モノマー含率
0.5〜1.0%,末端基濃度46,末端カルボキシル基
濃度48,[η]1.34のナイロン6チップに、N,N′−
テレフタロイルビスカプロラクタム粉体を1.25wt%ドラ
イブレンドし、窒素気流下、65mm溶融混練押出機にて、
反応温度250℃,滞留時間4分で溶融混練反応させなが
ら、直径 0.6mm,68ホールの紡糸口金を用いて、溶融紡
糸、延伸を行った。溶融反応後のポリアミド特性を表−
3(2)に、延伸糸の糸物性を表−3(3)に示す。
水洗浄,乾燥して得た、水分率0.15%,モノマー含率
0.5〜1.0%,末端基濃度46,末端カルボキシル基
濃度48,[η]1.34のナイロン6チップに、N,N′−
テレフタロイルビスカプロラクタム粉体を1.25wt%ドラ
イブレンドし、窒素気流下、65mm溶融混練押出機にて、
反応温度250℃,滞留時間4分で溶融混練反応させなが
ら、直径 0.6mm,68ホールの紡糸口金を用いて、溶融紡
糸、延伸を行った。溶融反応後のポリアミド特性を表−
3(2)に、延伸糸の糸物性を表−3(3)に示す。
又、比較の為、水分率を0.10%に調整し、何等の添加剤
も加えない同じ操作を行い、得らたれポリアミドの特
性、及び延伸糸の糸物性を比較例として表−3に併記し
た。
も加えない同じ操作を行い、得らたれポリアミドの特
性、及び延伸糸の糸物性を比較例として表−3に併記し
た。
次いで36ゲージ筒編機を用いて筒編機、2種のサンプル
を下記の同一酸性染料浴で90℃45分間染色しL,a,b
値を測定した。
を下記の同一酸性染料浴で90℃45分間染色しL,a,b
値を測定した。
酸性染料浴 グリーン染料・Tectilon Yellow 4R 0.1 %owt ・Telon Red FRLL 0.02 %owt ・Tectilon Blue 6G 0.114%owt ・アボラン AV 2.0 %owt 浴比1:100 PH6.5(第一リン酸ソーダー第二リン酸ソ
ーダで調整)。結果を表−3(4)に示す。
ーダで調整)。結果を表−3(4)に示す。
尚、L,a,b値は、日本電色工業(株)OPTICALSENSOR
Zで測定した。
Zで測定した。
この表−3から明らかなように、本発明によれば、ポリ
アミドの[η]低下をおさえつつ、末端アミノ基量を減
少させ、末端カルボキシル基量を増加させる。この結
果、酸性染料に対するL値を増加させ、著しい淡染化を
示すことが認められる。
アミドの[η]低下をおさえつつ、末端アミノ基量を減
少させ、末端カルボキシル基量を増加させる。この結
果、酸性染料に対するL値を増加させ、著しい淡染化を
示すことが認められる。
Claims (2)
- 【請求項1】下記(I)および(II)式を同時に満足す
るポリアミドに、二官能N−アシルラクタムを添加して
溶融反応させることにより、下記(III)式を満足する
ポリアミドに変性することを特徴とする末端カルボキシ
ル基量の増加したポリアミドの製造方法。 (ここで、 CCOOHは各々グラム・当量/106グラム単位とする末端
アミノ基量、末端カルボキシル基量を表わす) - 【請求項2】二官能N−アシルラクタムをポリアミドの
アミノ末端基量に対し当量以上用いる特許請求の範囲第
(1)項記載の末端カルボキシル基の増加したポリアミド
の製造方法。
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| JP6197788A JPH0627192B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 末端カルボキシル基量の増加したポリアミドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP6197788A JPH0627192B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 末端カルボキシル基量の増加したポリアミドの製造方法 |
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ID=13186748
Family Applications (1)
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| JP6197788A Expired - Fee Related JPH0627192B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 末端カルボキシル基量の増加したポリアミドの製造方法 |
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| JP (1) | JPH0627192B2 (ja) |
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- 1988-03-17 JP JP6197788A patent/JPH0627192B2/ja not_active Expired - Fee Related
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