JPH06273132A - パタ−ンの検査方法 - Google Patents

パタ−ンの検査方法

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JPH06273132A
JPH06273132A JP5085595A JP8559593A JPH06273132A JP H06273132 A JPH06273132 A JP H06273132A JP 5085595 A JP5085595 A JP 5085595A JP 8559593 A JP8559593 A JP 8559593A JP H06273132 A JPH06273132 A JP H06273132A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムキャリア等に形成されたパタ−ンを
自動的に検査する方法を提供すること。 【構成】 被測定パタ−ンの良品をマスタパタ−ンとし
た濃淡ヒストグラムからこれを二値化処理してマスタパ
タ−ンのエッジデ−タから最小二乗法により直線の集合
に変換し,互いに対向して位置する両直線間の中心線L
M と幅Wを求めて基準となるマスタパタ−ンを作成す
る。このマスタパタ−ンと被測定パタ−ンとを位置合わ
せし,検査範囲を設定するとともに,その周辺を一定方
向に検査して被測定パタ−ンのエッジデ−タを抽出し,
この情報をマスタパタ−ンの直線にそれぞれ対応付けし
て誤差を検出して良品,不良品の判定をすること 【効果】 パタ−ンの検査を自動的に行うことが出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,フィルムキャリア等
にエッチングにより形成されたパタ−ンを自動的に検査
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,IC,LSIの実装に用いられる
フィルムキャリアは,厚さ75〜125μm程度のポリ
イミドフィルムの上に,銅箔を接着剤で貼り付け,両面
にフォトレジストを塗布し,マスク露光,現像,エッチ
ングを行ってリ−ドのパタ−ンを形成している。
【0003】このようにしてパタ−ンを形成後,フォト
レジストが除去され,リ−ドの表面にSn,Au,半田
メッキ処理を行ってフィルムキャリア工程が終了する。
この工程終了後,顕微鏡を用いて人間により目視でパタ
−ンの検査が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】このように,微細な
パタ−ンを目視で検査するには,熟練を要するととも
に,目を酷使する結果となる等の問題があった。一方,
目視検査に代わるものとして,パタ−ンをTVカメラで
撮像し,基準パタ−ンとして被測定パタ−ンとの一致率
をもとにして検査を行うパタ−ンマッチング手法による
ことも考えられる。しかしながら,一致率は下式で表さ
れるように,画素単位の計測であり,フィルムキャリア
のような微細なパタ−ンの検査には不向きである。 一致率={(全体の画素−一致していない画素)/(全
体の画素)}×100% 又,同一形状のリ−ドが連続するようなパタ−ンの場合
には,リ−ドが1本分ずれて位置合わせしてしまう場合
もあり,同一形状のパタ−ンの繰り返しの場合には問題
があった。
【0005】
【問題点を解決するための手段】この発明は,被測定パ
タ−ンの良品をマスタパタ−ンとし,その濃淡画像を画
像メモリに記憶し,この画像メモリに記憶されたマスタ
パタ−ンの濃淡ヒストグラムからこれを二値化処理して
マスタパタ−ンのエッジデ−タを求め,このエッジデ−
タから最小二乗法によりマスタパタ−ンを直線の集合に
変換し,これらの直線から互いに対向して位置する両直
線間の中心線LM を求めてマスタパタ−ン情報として登
録するとともに,この中心線に直角に交わる線と両直線
とが交わる点までの長さから互いに対向する直線の幅W
を求めてマスタパタ−ン情報として登録することによ
り,被測定パタ−ンと比較するための基準となるマスタ
パタ−ンを作成するようにしたものである。
【0006】又,この発明は,被測定パタ−ンを画像メ
モリに記憶し,マスタパタ−ンと被測定パタ−ンとを位
置合わせするとともに,設定された検査範囲の周辺のい
づれかに,被測定パタ−ンのエッジデ−タが存在し,設
定された検査範囲の周辺を一定方向に検査して被測定パ
タ−ンのエッジデ−タを抽出し,マスタパタ−ンの互い
に隣接する直線が持つ角度を2等分する直線を算出し,
この直線によりマスタパタ−ンを各直線にそれぞれ対応
する領域に分割し,この各領域内に存在する被測定パタ
−ンのエッジデ−タをマスタパタ−ンの直線にそれぞれ
対応付けし,それぞれ対応付けされた被測定パタ−ンの
エッジデ−タとマスタパタ−ンのエッジデ−タとの誤差
を検出するようにしたものである。
【0007】
【作用】良品と判定されている被測定パタ−ンをマスタ
パタ−ンとし,その濃淡画像を画像メモリに記憶すると
ともに,この画像メモリに記憶されたマスタパタ−ンの
濃淡ヒストグラムから,これを二値化処理して,マスタ
パタ−ンのエッジデ−タを求め,このエッジデ−タから
最小二乗法により直線化して登録するとともに,互いに
対向位置する両直線の中心線LM と幅Wとを求めてこれ
をマスタパタ−ン情報として登録し,これを基準パタ−
ンとする。被測定パタ−ンのエッジデ−タは,マスタパ
タ−ンの各直線に対応付けされ,両者が比較照合され,
誤差が検査され,良品,不良品の判定がなされる。
【0008】
【発明の実施例】この発明の実施例を,図1〜図18に
基づいて詳細に説明する。図1はこの発明の実施例を示
すもので,マスタパタ−ンMの処理フロ−,図2は被測
定パタ−ンmとマスタパタ−ンMとの対応付けするため
の処理フロ−,図3はこの発明のパタ−ン検査装置の基
本動作図,図4はこの発明のシステム構成図,図5〜図
18は,この発明によるパタ−ンの検査方法を説明する
ための説明図である。
【0009】まず,具体的なパタ−ン検査装置につい
て,図3に示す基本動作図および図4に示すシステム構
成図に基づいて説明する。なお,この実施例では,被測
定パタ−ンmとしてTABテ−プのパタ−ンを例にと
り,そのパタ−ンを検査する場合について説明する。
【0010】図3において,この発明によるパタ−ン検
査装置は,リ−ルに巻かれているTABテ−プ(図示せ
ず)のフィルムを送り出す巻出し部1,定寸送り,位置
決め部2,良品不良品を判定処理する検出部3,判定処
理が終了したテ−プを次に切断工程に送る定寸送り・位
置決め部4,不良品のテ−プを切断する打ち抜き部5,
再度リ−ルにテ−プを巻取るための巻取り部6とにより
構成されている。
【0011】図4は,システム構成図を示すもので,シ
ステム制御部7はこのシステム全体を制御し,メニュ−
や結果を表示するカラ−CRT8,品種の設定,登録,
操作メニュ−の選択を行うキ−ボ−ド9,シ−ケンサ部
10,プリンタ11,画像メモリ12,CPU(計測ユ
ニット)13,信号セレクタ14等が制御されている。
【0012】シ−ケンサ部10は,システム制御部7の
制御のもとに,操作スイッチ・表示ランプ15,テ−プ
ランナ部16,テ−プパンチャ部17,X−Yテ−ブル
18等を制御している。19はフロッピ−ディスクであ
る。
【0013】ドライバ20によりX方向のモ−タ21,
シ−ケンサ部10を介してテ−ブルコントロ−ラ(3
軸)22とY−S−Pドライバ23とによりY方向のモ
−タ24およびスパン軸用モ−タ25が制御されて,X
−Yテ−ブル18は,それぞれX方向,Y方向およびス
パン軸方向に駆動制御される。従って,TABテ−プ
は,X−Yテ−ブル18上のカメラ26,27で撮像さ
れ,その画像はA/D変換器28によりデジタル変換さ
れ,画像メモリ12に画素単位で記憶される。検出部3
は,カメラ26,27とこの移動機構部分,X−Yテ−
ブル18,CPU13,A/D変換器28,画像メモリ
12により構成されている。
【0014】次に,作用動作について説明する。リ−ル
に巻き取られているTABテ−プは,シ−ケンサ部10
の制御のもとに,テ−プランナ部16に1コマづつX−
Yテ−ブル18上のカメラ26,27の所定位置に送り
出され位置決めされる。X−Yテ−ブル18はYおよび
X軸方向の駆動モ−タ24,21および3軸方向を制御
するテ−ブルコントロ−ラ22とにより,それぞれ位置
決めされる。
【0015】所定位置に位置決めされた1コマのTAB
テ−プのパタ−ンは,2台のカメラ26,27により撮
像され,その濃淡画像はA/D変換器28によりデジタ
ル信号に変換され,画素単位で画像メモリ12に記憶さ
れる。一方,画像メモリ12には,検査の開始に当たっ
て,良品と判定されたTABテ−プのマスタパタ−ン情
報が作成され記憶される。このマスタパタ−ンMとTA
Bパタ−ン(被測定パタ−ンm)とが検出部3におい
て,後述するような方法で比較され,良品,不良品の判
定処理がなされる。
【0016】このようにして,各コマ毎に良品,不良品
の判定処理がなされたTABテ−プは,順次各コマ毎に
テ−プパンチャ部17に送り込まれ,不良品が打ち抜か
れた後,巻取り部6において,再度リ−ルに巻き取ら
れ,検査が終了する。
【0017】次に,検出部3においてTABパタ−ンが
良品,不良品と判定処理されるためのTABパタ−ンの
検査方法について,図1,図2に基づいて説明する。検
査に先立って,良品と判定されているTABテ−プか
ら,基準となるマスタパタ−ンMを作成して,マスタパ
タ−ン情報として画像メモリ12に登録しておかねばな
らない。
【0018】以下,マスタパタ−ンMの作成方法につい
て,図1に基づいて説明する。白黒のカメラ26,27
で撮像され,良品と判定されたTABテ−プのパタ−ン
の濃淡画像は,図5にそのパタ−ンの一部を示し,図
6,図7にその拡大図が示されているように,一旦画像
メモリ12に登録される(ステップ40)。図5,図6
に示すように,濃淡画像が白→黒,黒→白と変化してい
る点の中点において,しきい値SL と交叉するものと仮
定して,エッジ座標(エッジデ−タ)が抽出される(ス
テップ41)。
【0019】マスタパタ−ンMのエッジデ−タの抽出
は,全体画像の濃淡ヒストグラムから二値化処理し,し
きい値SL の両隣の白,黒の画素において比例配分でし
きい値SL をよぎるX又はY座標値(以下,エッジデ−
タと記す)N1 (4.5,2),N2 (5,2.5),
3 (5.5,3)・・・・が求められる(ステップ4
1)。
【0020】次に,図8に示すように,このようにして
求められた点の集合であるマスタパタ−ンMの各エッジ
デ−タN1 ,N2 ,N3 ・・・は最小二乗法により直線
1,A2 ,A3 ・・として直線化される(ステップ4
2)。なお,この場合,各エッジデ−タN1 ,N2 ,N
3 ・・・から直線A1 ,A2,A3 ・・・に垂線を下
し,それぞれ各エッジデ−タN1 ,N2 ,N3 ・・・か
ら直線A1 .A2 ・・までの距離ΔN1 ,ΔN2 ,ΔN
3 ・・・が,0.3画素以下の場合には,直線化可能な
エッジデ−タとして直線A1 ,A2 ・・・に含められ
る。このようにして,点の集合として抽出されているマ
スタパタ−ンMのエッジデ−タN1 ,N2 ,N3 ・・・
を直線化して,最終的にはマスタパタ−ンMは直線A
1 ,A2 ,A3 ・・の集合に変換される(ステップ4
2)。
【0021】次に,マスタパタ−ンMの幅Wが求められ
る。図9に示すように,互いに対向する直線A1 と直線
n ,直線A2 と直線An-1 ・・・から中心線LM を求
め,この中心線デ−タは,マスタパタ−ン情報として登
録される(ステップ43)。なお,この情報は,被測定
パタ−ンmを検査する場合に,リ−ドの方向性を調べる
のに使用される。
【0022】求められた中心線LM に垂直な直線HM
引いた時,この直線HM が直線A1とAN ,A2 とAN-1
・・・と交叉する点までの幅がマスタパタ−ンMの幅
Wと等しくなる。即ち,中心線LM は両直線A1 とA
n-1 との距離を直径とする内接円の中心の軌跡となると
ともに,直径がマスタパタ−ンMの幅Wとなる(ステッ
プ44)。このようにして順次求められたマスタパタ−
ンMの直線A1 ,A2 ,A3 ・・・,中心線LM は,マ
スタパタ−ン情報として登録されて,基準となるマスタ
パタ−ンMが作成される(ステップ45)。
【0023】次に,実際にTABテ−プの被測定パタ−
ンmが,図2に示す手順で検査される。TABテ−プは
リ−ルに巻き取られており,巻出し部1から,1コマず
つ送り出され,カメラ26,27により被測定パタ−ン
mが撮像される。この時,撮像された画像は,図5に示
すような濃淡画像となり,A/D変換器28でデジタル
化されて,画像メモリ12に一旦記憶される。画像メモ
リ12に記憶さているマスタパタ−ンMとこの被測定パ
タ−ンmとは,検出部3のCPU13に読み出され,位
置合わした後,比較,照合されて,被測定パタ−ンmが
検査される(ステップ46)。
【0024】ここで,被測定パタ−ンmをマスタパタ−
ンMと比較,照合して検査する場合の前提条件を,図1
0に基づいて説明する。 (1)マスタパタ−ンMおよび被測定パタ−ンmのエッ
ジデ−タn1 ,n2 ,n3 ・・・は,例えば,検査範囲
を設定する一つの手法として,ウインド30によってマ
スクされ,ウインド30の中のパタ−ンのみが検査の対
象となる(ステップ47)。 (2)ウインド30によって一部分切り出された被測定
パタ−ンmは,図10に示すように,必ずウインド30
の4辺のいづれかに接しており,パタ−ン31で示され
る形状のパタ−ン部分は,エッジデ−タとしては認識し
ない。 (3)検査は,必ず出発点Sからウインド30の4辺を
一定方向に回って進められ,最後に出発点Sに戻り,画
面の検査が完了する。
【0025】このような前提条件のもとに,以下の手順
で被測定パタ−ンmの検査が行われる。図11は,検査
時の状態を示すもので,マスタパタ−ンMのエッジデ−
タは最小二乗法により直線化されて,直線A1 ,A2
3 ・・・で示されており,抽出された被測定パタ−ン
mのエッジデ−タn1 ,n2 ,n3 ・・・が黒丸で示さ
れている(48)。
【0026】そこで,まず,被測定パタ−ンmのエッジ
デ−タn1 ,n2 ,n3 ・・・が,マスタパタ−ンMの
どの直線と対応するかの対応付けが行われなければなら
ない。この対応付けを行うために,図11,図12に示
すように,マスタパタ−ンMの互いに隣接する直線A1
と直線A2 ,直線A2 と直線A3 ・・・が持つ角度a,
b・・・をそれぞれ2等分する直線A2',A3'・・・を
算出する。
【0027】従って,マスタパタ−ンMは,この直線A
2',A3'・・・で区分され,各直線A1 ,A2 ,A3
・に対応する領域(以下,領域A1 ,A2 ,A3 ・・・
と記す)に分割されることになるので,被測定パタ−ン
mのエッジデ−タn1 ,n2,n3 ・・・は,すべて領
域A1 ,A2 ,A3 ・・・に対応付けされる(49)。
【0028】次に,マスタパタ−ンMと被測定パタ−ン
mとの誤差量(ずれ)Δdが測定されなければならな
い。このためには,図13に示すように,被測定パタ−
ンmのエッジデ−タn1 ,n2 ,n3 ・・・から直線A
1 ,A2 ・・・にそれぞれ垂線h1 ,h2 ,h3 ・・・
を降ろし,この垂線h1 ,h2 ,h3 ・・・が,それぞ
れ直線A1 ,A2 ・・・と交叉する距離Δd(Δd1
Δd2 ・・・)を求めると,この距離Δdが誤差量,即
ち,マスタパタ−ンMと被測定パタ−ンmとのずれ量と
なる(50)。
【0029】次に,実際に各種の検査をする場合につい
て説明する(51)。 (1).断線の検査 図11に示すように,マスタパタ−ンMのエッジデ−タ
は,直線A1 ,A2 ・・・に変換されているとともに,
領域A1 ,A2 ・・・に区分されている。一方,被測定
パタ−ンmの境界座標を示すエッジデ−タn1 ,n2
3 ・・・には,ラベリングが付されており,連続的な
エッジデ−タn1 ,n2 ,n3 ・・・の集合として抽出
される。
【0030】この抽出された被測定パタ−ンmの各エッ
ジデ−タn1 ,n2 ,n3 ・・・(黒丸で示されてい
る)は,マスタパタ−ンMのどの直線にそれぞれ対応す
るかを領域A1 ,A2 ・・・に分けて対応付けされ分類
される。
【0031】そこで,断線であるか否かの判定は,図1
4に示すように,被測定パタ−ンmのエッジデ−タn
1 ,n2 ・・・n9 をマスタパタ−ン情報としてマスタ
パタ−ンMの作成時に登録されている各領域A1 ,A2
・・・A7 に対応付けする。この場合,マスタパタ−ン
Mの領域A1 ,A2 ・・・A7 に,それぞれ対応付けさ
れる被測定パタ−ンmのエッジデ−タn1 ,n2 ,n3
・・・は,以下のようである。
【0032】 領域A1 ・・・エッジデ−タ n1 ,n2 ,n3 領域A2 ・・・エッジデ−タ n4 ,n5 領域A3 ・・・エッジデ−タ 0 領域A4 ・・・エッジデ−タ 0 領域A5 ・・・エッジデ−タ 0 領域A6 ・・・エッジデ−タ n6 ,n7 領域A7 ・・・エッジデ−タ n8 ,n9
【0033】この結果から明らかであるように,マスタ
パタ−ンMの領域A3 ,A4 ,A5に対応する被測定パ
タ−ンmのエッジデ−タが存在しないため,このような
場合は断線と判定される。
【0034】(2).短絡(ショ−ト)の検査 図15は,短絡の検査時の状態を示すもので,図示のよ
うに,マスタパタ−ンMのリ−ドと被測定パタ−ンmの
リ−ドとが,それぞれウインド30と接しているリ−ド
位置,およびリ−ド位置’,’とすると,被測
定パタ−ンmのエッジデ−タが他の箇所でマスタパタ−
ンMの他のリ−ドと接していた場合には,短絡と判定さ
れなければならない。
【0035】従って,このように,短絡と判定するため
に,まず,被測定パタ−ンmのリ−ド毎にエッジデ−タ
が抽出され,図16に示すように,各エッジデ−タは,
a,b,c,d・・・s,t,uとラベリングされる。
【0036】被測定パタ−ンmに短絡がある場合には,
ラベリングされたリ−ドパタ−ン’のエッジデ−タ
は,a,b,c,j,k,l,m,n,o,p,q,
r,s,t,u,d,e,f,g,h,i,aとなり,
リ−ドパタ−ン’のエッジデ−タj,k,l,m,
n,o,p,q,r,s,t,uが抽出される。しか
し,このようなエッジデ−タj,k,l,m,n,o,
p,q,r,s,t,uは,マスタパタ−ンMのリ−ド
パタ−ンのエッジデ−タとしては,登録されていない
ので,この場合には,被測定パタ−ンmのリ−ドパタ−
ン’とリ−ドパタ−ン’とは短絡していると判定さ
れる。
【0037】(3).パタ−ンの幅の検査 図17は,細りの検査時の状態を示すもので,図13に
示すように,被測定パタ−ンmのエッジデ−タn1 ,n
2 ,n3 ・・・から,マスタパタ−ンMの直線A1 ,A
2 ・・・に垂線を下し,この垂線までの長さΔd(誤差
量)(Δd1 ,Δd2 ・・・)を求め,この誤差量Δd
が小さい場合には,そのまま良品として判定される。
【0038】誤差量Δdが大きいエッジデ−タに対して
は,マスタパタ−ンMの中心線LMに対して垂線を下ろ
して,その距離を求め,互いに対向する被測定パタ−ン
mのエッジデ−タの幅w(w1 ,w2 ・・)を求める。
この実施例の場合には,マスタパタ−ンMの幅Wとした
時,被測定パタ−ンの幅wが (2/3)W<w<(4/3)W の範囲内に入っているか否かを見て,この範囲内に入っ
ている場合には,良品と判定され,範囲外の場合には細
りあるいは太りとして不良品と判定される。但し,一般
には,判定係数をAおよびB(但し,A〈B)とした
時,この幅wと前記マスタパタ−ンの幅Wとが, AW<w<BW となる時,良品と判定し,幅wがこの範囲外にある時を
パタ−ンの幅不適として不良品と判定される。
【0039】(4).位置ずれ(曲がり)の検査 図18は,位置ずれの検査時の状態を示すもので,マス
タパタ−ンMの直線A1 ,A2 ・・・からそれぞれ対応
付けられている被測定パタ−ンmのエッジデ−タが大き
くずれたデ−タに対してのみ,被測定パタ−ンmのエッ
ジデ−タから,マスタパタ−ンMの直線A1 ,A2 ・・
・に垂線を下し,この垂線までの長さ(誤差量)Δd
1 ,Δd2 ,Δd3 ,・・・Δdn を求める。
【0040】マスタパタ−ンMのリ−ド幅Wとした時,
この誤差量Δdn がΔdn >(1/2)Wの時のみ,位
置ずれと判定されて不良品と判定され,その他の場合に
は,即ち,誤差量Δdn がリ−ド幅W/2より小さい場
合には,良品と判定され,誤差量Δdn は測定されな
い。
【0041】なお,被測定パタ−ンmが同一形状のリ−
ドパタ−ンの繰り返しとして形成されている場合には,
マスタパタ−ンMと被測定パタ−ンmとが1本分リ−ド
パタ−ンがずれた状態で位置合わせされる場合がある
が,この場合には,位置ずれとの判定結果はでないが,
検査の最終段階では被測定パタ−ンmの最終リ−ドパタ
−ンに対応するマスタパタ−ンMのエッジデ−タが存在
しないことになり,不良品と判定されることになるか
ら,最終的にはチェックすることが出来る。
【0042】
【発明の効果】この発明は,被測定パタ−ンの良品をマ
スタパタ−ンの濃淡画像として画像メモリに記憶し,こ
の画像メモリに記憶されたマスタパタ−ンの濃淡ヒスト
グラムから二値化処理してマスタパタ−ンのエッジデ−
タを求め,このエッジデ−タから最小二乗法によりマス
タパタ−ンを直線の集合に変換し,これらの直線から互
いに対向する直線間の中心線LM を求めてマスタパタ−
ン情報として登録し,この中心線に直角に交わる線の長
さから互いに対向する直線の幅Wを求めてマスタパタ−
ン情報として登録することにより,被測定パタ−ンと比
較するための基準となるマスタパタ−ンを作成するよう
にしたので,被測定パタ−ンがいかなる形状のものでも
適用できる。
【0043】又,この発明は,被測定パタ−ンを画像メ
モリに記憶し,マスタパタ−ンと被測定パタ−ンとを位
置合わせするとともに,検査範囲を設定し,この検査範
囲の周辺に,被測定パタ−ンのエッジデ−タが存在し,
検査範囲の周辺を一定方向に検査して被測定パタ−ンの
エッジデ−タを抽出し,マスタパタ−ンの互いに隣接す
る直線が持つ角度を2等分する直線を算出し,この直線
によりマスタパタ−ンを各直線にそれぞれ対応する領域
に分割し,この各領域内に存在する被測定パタ−ンのエ
ッジデ−タをマスタパタ−ンの直線にそれぞれ対応付け
し,それぞれ対応付けされた被測定パタ−ンのエッジデ
−タとマスタパタ−ンのエッジデ−タとの誤差を検出す
るようにしたので,従来,人間により目視で行われてい
た被測定パタ−ンの検査を自動的に行うことが出来る。
従って,人件費の大幅な節約になる。その上,検査する
人の個人差による不正確さを無くすことが出来るので,
正確な検査結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すもので,マスタパタ−
ンの処理フロ−である。
【図2】この発明の実施例を示すもので,マスタパタ−
ンと被測定パタ−ンとの対応付けを処理する処理フロ−
である。
【図3】この発明の実施例を示すパタ−ン検査装置の基
本動作図である。
【図4】この発明の実施例を示すシステム構成図であ
る。
【図5】この発明の実施例を示すもので,被測定パタ−
ンの一部である。
【図6】この発明の実施例を示すもので,マスタパタ−
ンのエッジデ−タを求めるための説明図で,図5の拡大
図である。
【図7】この発明の実施例を示すもので,図6の拡大図
である。
【図8】この発明の実施例を示すもので,マスタパタ−
ンを直線化するための説明図である。
【図9】この発明の実施例を示すもので,マスタパタ−
ンの幅Wを求めるための説明図である。
【図10】この発明の実施例を示すもので,ウインドに
表示された被測定パタ−ンである。
【図11】この発明の実施例を示すもので,マスタパタ
−ンの直線と被測定パタ−ンのエッジデ−タとの関係を
示す図である。
【図12】この発明の実施例を示すもので,マスタパタ
−ンの領域を区分するための説明図である。
【図13】この発明の実施例を示すもので,ずれ(誤差
量)を求めるための説明図である。
【図14】この発明の実施例を示すもので,断線の検査
の説明図である。
【図15】この発明の実施例を示すもので,短絡の検査
の説明図である。
【図16】この発明の実施例を示すもので,短絡の検査
の説明図である。
【図17】この発明の実施例を示すもので,パタ−ン幅
の検査の説明図である。
【図18】この発明の実施例を示すもので,位置ずれ
(曲がり)の検査の説明図である。
【符号の説明】
M マスタパタ−ン A1 ,A2 ・・・マスタパタ−ンMの直線 N1 ,N2 ・・・マスタパタ−ンのエッジデ−タ HM マスタパタ−ンの直線 LM マスタパタ−ンの中心線 W マスタパタ−ンの幅 Δd 誤差量(ずれ) m 被測定パタ−ン n1 ,n2 ・・・被測定パタ−ンのエッジデ−タ 12 画像メモリ 30 ウインド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定パタ−ンの良品をマスタパタ−ン
    の濃淡画像として画像メモリに記憶し,この画像メモリ
    に記憶された前記マスタパタ−ンの濃淡ヒストグラムか
    らこれを二値化処理して前記マスタパタ−ンのエッジデ
    −タを求め,このエッジデ−タから最小二乗法により前
    記マスタパタ−ンを直線の集合に変換し,これらの直線
    から互いに対向して位置する両直線の中心線LM を求め
    て前記マスタパタ−ン情報として登録し,この中心線L
    M に直角に交わる線と前記両直線とが交わる点までの長
    さから前記互いに対向する直線の幅Wを求めて前記マス
    タパタ−ン情報として登録することにより,被測定パタ
    −ンと比較するための基準となる前記マスタパタ−ンを
    作成することを特徴とするパタ−ンの検査方法。
  2. 【請求項2】 被測定パタ−ンを画像メモリに記憶し,
    前記マスタパタ−ンと前記被測定パタ−ンとを位置合わ
    せするとともに,検査範囲を設定し,この検査範囲の周
    辺に,前記被測定パタ−ンのエッジデ−タが存在し,前
    記検査範囲の周辺を一定方向に検査して前記被測定パタ
    −ンのエッジデ−タを抽出し,前記マスタパタ−ンの互
    いに隣接する直線が持つ角度を2等分する直線を算出
    し,この直線により前記マスタパタ−ンを前記各直線に
    それぞれ対応する領域に分割し,この各領域内に存在す
    る被測定パタ−ンのエッジデ−タを前記マスタパタ−ン
    の直線にそれぞれ対応付けし,それぞれ対応付けされた
    前記被測定パタ−ンのエッジデ−タと前記マスタパタ−
    ンのエッジデ−タとの誤差を検出して良品,不良品の判
    定をすることを特徴とする請求項1に記載のパタ−ンの
    検査方法。
  3. 【請求項3】 前記被測定パタ−ンのエッジデ−タから
    前記対応付けされた前記マスタパタ−ンの直線へ垂線を
    降ろし,この垂線までの長さΔdを誤差量とすることを
    特徴とする請求項2に記載のパタ−ンの検査方法。
  4. 【請求項4】 前記マスタパタ−ンの直線に対応付けさ
    れるべき前記被測定パタ−ンのエッジデ−タが存在しな
    い時,前記被測定パタ−ンの断線として不良品と判定す
    ることを特徴とする請求項2および請求項3にそれぞれ
    記載のパタ−ンの検査方法。
  5. 【請求項5】 ラベリングされた被測定パタ−ンのエッ
    ジデ−タが不連続となった時.この被測定パタ−ンは短
    絡として不良品と判定することを特徴とする請求項に記
    載のパタ−ンの検査方法。
  6. 【請求項6】 前記誤差量Δdが大の時,前記マスタパ
    タ−ンの中心線LMに前記被測定パタ−ンの互いに対向
    するエッジデ−タから垂線を降ろし,この互いに対向す
    るエッジデ−タから前記中心線LM までの距離を求める
    ことにより,前記エッジデ−タの幅wを求め,判定係数
    をAおよびB(但し,A〈B)とした時,この幅wと前
    記マスタパタ−ンの幅Wとが, AW<w<BW となる時,良品と判定し,前記幅wが前記範囲外にある
    時,前記パタ−ンの幅不適として不良品と判定すること
    を特徴とする請求項2および請求項3にそれぞれ記載の
    パタ−ンの検査方法。
  7. 【請求項7】 前記誤差量Δdが,前記マスタパタ−ン
    の幅Wの1/N以上(但し,N=1,2,3・・・)の
    ずれ量の時,曲がりあるいは位置ずれとして不良品と判
    定することを特徴とする請求項2および請求項3にそれ
    ぞれ記載のパタ−ンの検査方法。
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