JPH06273276A - 振動制御装置 - Google Patents
振動制御装置Info
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- JPH06273276A JPH06273276A JP5059123A JP5912393A JPH06273276A JP H06273276 A JPH06273276 A JP H06273276A JP 5059123 A JP5059123 A JP 5059123A JP 5912393 A JP5912393 A JP 5912393A JP H06273276 A JPH06273276 A JP H06273276A
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- amplitude component
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- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 指令値の周波数に依存せずに制御系の応答特
性を改善させることができる振動制御装置を提供する。 【構成】 瞬時指令値作成器27が再生する指令値a*
と検出信号aとの偏差が偏差検出器17において検出さ
れ、この偏差に応じて、偏差増幅器18から操作値b0 *
が出力される。一方、フーリエ変換器6において、周波
数F* に応じて、検出信号aから振幅成分Ax ,Ay が
算出される。次に、偏差算出器8により、振幅成分Ax *
と振幅成分Ax との偏差が算出されるとともに、偏差算
出器9により、振幅成分Ay *と振幅成分Ay との偏差が
算出される。この2つの偏差からフーリエ逆変換器12
が操作値b1 *を算出する。そして、操作値合成器23が
操作値b0 *とb1 *とを加算した操作値b* をベクトル制
御インバータ2に供給する。
性を改善させることができる振動制御装置を提供する。 【構成】 瞬時指令値作成器27が再生する指令値a*
と検出信号aとの偏差が偏差検出器17において検出さ
れ、この偏差に応じて、偏差増幅器18から操作値b0 *
が出力される。一方、フーリエ変換器6において、周波
数F* に応じて、検出信号aから振幅成分Ax ,Ay が
算出される。次に、偏差算出器8により、振幅成分Ax *
と振幅成分Ax との偏差が算出されるとともに、偏差算
出器9により、振幅成分Ay *と振幅成分Ay との偏差が
算出される。この2つの偏差からフーリエ逆変換器12
が操作値b1 *を算出する。そして、操作値合成器23が
操作値b0 *とb1 *とを加算した操作値b* をベクトル制
御インバータ2に供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばトランスミッシ
ョン等、自動車の駆動系を試験する際に用いて好適な振
動制御装置に関する。
ョン等、自動車の駆動系を試験する際に用いて好適な振
動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の設計試作段階において、例え
ば、トランスミッション等の駆動系の性能を、駆動源と
して実際のエンジンを使用することなくシミュレーショ
ン試験するために、従来、図6に示す構成の振動制御装
置を用いた方法が提案されている。この振動制御装置
は、供給される指令値a* に基づいて駆動系の性能をシ
ミュレーション試験するものである。
ば、トランスミッション等の駆動系の性能を、駆動源と
して実際のエンジンを使用することなくシミュレーショ
ン試験するために、従来、図6に示す構成の振動制御装
置を用いた方法が提案されている。この振動制御装置
は、供給される指令値a* に基づいて駆動系の性能をシ
ミュレーション試験するものである。
【0003】上記指令値a* は、次式(1),(2)で
示されるごとく、正弦波形状に変動するものである。こ
こで、A* ,F* は、それぞれ指令値a* の振幅、周波
数を表している。また、αは、位相θに対する所定の位
相差を表す。
示されるごとく、正弦波形状に変動するものである。こ
こで、A* ,F* は、それぞれ指令値a* の振幅、周波
数を表している。また、αは、位相θに対する所定の位
相差を表す。
【数1】
【数2】
【0004】図6において、1は指令値a* と検出信号
a(後述する)とに応じて操作値b* を発生する制御装
置である。この制御装置1に供給される指令値a* は、
振幅A* ,周波数F* および位相差αで定義される。2
は制御装置1から供給される操作値b* に応じた駆動電
圧を発生するベクトル制御インバータ、3はベクトル制
御インバータ2から供給される駆動電圧により回転駆動
される誘導モータである。
a(後述する)とに応じて操作値b* を発生する制御装
置である。この制御装置1に供給される指令値a* は、
振幅A* ,周波数F* および位相差αで定義される。2
は制御装置1から供給される操作値b* に応じた駆動電
圧を発生するベクトル制御インバータ、3はベクトル制
御インバータ2から供給される駆動電圧により回転駆動
される誘導モータである。
【0005】そして、4は例えば、トランスミッション
等の駆動系であり、誘導モータ3によって回転駆動さ
れ、駆動時のトルク変化あるいは回転数変化に応じた振
動が与えられる。5は誘導モータ3の回転軸またはその
近傍に配置され、当該回転軸のトルク等の特性量を接触
あるいは非接触で検出する検出器であり、上記回転軸の
トルクあるいは回転数または回転角に応じた検出信号a
を発生し、これを制御装置1に帰還する。ここで制御装
置1は、フーリエ変換器6と、ベクトル分解器7と、偏
差算出器8および9と、偏差増幅器10および11と、
フーリエ逆変換器12とから構成されるものであり、以
下に各構成要素について説明する。
等の駆動系であり、誘導モータ3によって回転駆動さ
れ、駆動時のトルク変化あるいは回転数変化に応じた振
動が与えられる。5は誘導モータ3の回転軸またはその
近傍に配置され、当該回転軸のトルク等の特性量を接触
あるいは非接触で検出する検出器であり、上記回転軸の
トルクあるいは回転数または回転角に応じた検出信号a
を発生し、これを制御装置1に帰還する。ここで制御装
置1は、フーリエ変換器6と、ベクトル分解器7と、偏
差算出器8および9と、偏差増幅器10および11と、
フーリエ逆変換器12とから構成されるものであり、以
下に各構成要素について説明する。
【0006】まず、フーリエ変換器6は、検出信号aに
含まれる周波数F* 成分の振幅値から位相θに対する余
弦振幅成分Ax および正弦振幅成分Ay を算出する。そ
の算出式(下式(3),(4))は一般的なフーリエ変
換式であり、一周期分(t=0〜1/F* )の積分操作
により、上記各振幅成分Ax ,Ay が算出される。
含まれる周波数F* 成分の振幅値から位相θに対する余
弦振幅成分Ax および正弦振幅成分Ay を算出する。そ
の算出式(下式(3),(4))は一般的なフーリエ変
換式であり、一周期分(t=0〜1/F* )の積分操作
により、上記各振幅成分Ax ,Ay が算出される。
【数3】
【数4】
【0007】次に、ベクトル分解器7は、周波数F* の
成分における指令値a* の振幅A*および位相差αか
ら、同指令値a* の余弦方向cosθに対する振幅成分
Ax *および正弦方向sinθに対する振幅成分Ay *を算
出する。算出式は上記の式(3),(4)と同様の形式
となり、下式(5),(6)のように表される。
成分における指令値a* の振幅A*および位相差αか
ら、同指令値a* の余弦方向cosθに対する振幅成分
Ax *および正弦方向sinθに対する振幅成分Ay *を算
出する。算出式は上記の式(3),(4)と同様の形式
となり、下式(5),(6)のように表される。
【数5】
【数6】
【0008】ここで、式(5)に式(1)を代入し、三
角関数の加法定理により整理すると、下式(7)が導出
される。
角関数の加法定理により整理すると、下式(7)が導出
される。
【数7】 ここで、式(8)および式(9)
【数8】
【数9】 の関係を用いて式(7)を変換し、かつ、式(2)より
位相θ(=2πF*t)を代入して演算すると、振幅成分
Ax *は、「A* cosα」というきわめて簡潔な形で表
される。
位相θ(=2πF*t)を代入して演算すると、振幅成分
Ax *は、「A* cosα」というきわめて簡潔な形で表
される。
【0009】また、式(6)に式(1)を代入して整理
すると、式(10)を得る。
すると、式(10)を得る。
【数10】 ここで、式(9)および式(11)
【数11】 の関係を用いて式(10)を変換し、同様に位相θを代
入して演算すると、振幅成分Ay *もまた、「A* sin
α」というきわめて簡潔な形で表される。
入して演算すると、振幅成分Ay *もまた、「A* sin
α」というきわめて簡潔な形で表される。
【0010】次に、偏差算出器8は、上述した指令値a
* の 振幅成分Ax *と検出信号(制御量)aの振幅成分
Ax との偏差を算出する。この偏差量は偏差増幅器10
により増幅され、操作値b* の余弦振幅成分Bx *として
出力される。一方、偏差算出器9は、指令値a* の振幅
成分Ay *と検出信号(制御量)aの振幅成分Ay との偏
差を算出する。この偏差量は偏差増幅器11により増幅
され、同様に、操作値b* の正弦振幅成分By *として出
力される。
* の 振幅成分Ax *と検出信号(制御量)aの振幅成分
Ax との偏差を算出する。この偏差量は偏差増幅器10
により増幅され、操作値b* の余弦振幅成分Bx *として
出力される。一方、偏差算出器9は、指令値a* の振幅
成分Ay *と検出信号(制御量)aの振幅成分Ay との偏
差を算出する。この偏差量は偏差増幅器11により増幅
され、同様に、操作値b* の正弦振幅成分By *として出
力される。
【0011】そして、フーリエ逆変換器12には、この
各成分Bx *,By *と周波数F* とが供給され、下記の式
(12)および(13)、あるいは(14)に基づいて
操作値b* が算出される。こうして算出された操作値b
* はベクトル制御インバータ2に供給される。
各成分Bx *,By *と周波数F* とが供給され、下記の式
(12)および(13)、あるいは(14)に基づいて
操作値b* が算出される。こうして算出された操作値b
* はベクトル制御インバータ2に供給される。
【数12】
【数13】
【数14】
【0012】上記構成による振動制御装置において、振
幅A* ,位相差αおよび周波数F*からなる指令値a*
が制御装置1に供給されると、この制御装置1は当該指
令値a* と検出信号aとの偏差が無くなるように操作値
b* を発生する。この結果、駆動系4が指令値a* に追
従するように駆動される。この際、操作値b* は振幅成
分Ax *,Ay *と振幅成分Ax,Ayとから算出される。よ
って、直流的な制御が可能になり、指令値a* の周波数
F* に依存しないフィードバック制御が行われる。な
お、上記振動制御装置においては、指令値a* としてト
ルク値を用いた場合を説明したが、これに限らず、例え
ば回転数等、トルク値以外の特性量を指令値とすること
も可能である。
幅A* ,位相差αおよび周波数F*からなる指令値a*
が制御装置1に供給されると、この制御装置1は当該指
令値a* と検出信号aとの偏差が無くなるように操作値
b* を発生する。この結果、駆動系4が指令値a* に追
従するように駆動される。この際、操作値b* は振幅成
分Ax *,Ay *と振幅成分Ax,Ayとから算出される。よ
って、直流的な制御が可能になり、指令値a* の周波数
F* に依存しないフィードバック制御が行われる。な
お、上記振動制御装置においては、指令値a* としてト
ルク値を用いた場合を説明したが、これに限らず、例え
ば回転数等、トルク値以外の特性量を指令値とすること
も可能である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
6に示す振動制御装置では、フーリエ変換器6によって
周波数F* の成分に対応する余弦振幅成分Ax および正
弦振幅成分Ay が算出され、偏差算出器8,9によっ
て、これら振幅成分Ax ,Ay と指令値a* の振幅成分
Ax *,Ay *との偏差が算出される。
6に示す振動制御装置では、フーリエ変換器6によって
周波数F* の成分に対応する余弦振幅成分Ax および正
弦振幅成分Ay が算出され、偏差算出器8,9によっ
て、これら振幅成分Ax ,Ay と指令値a* の振幅成分
Ax *,Ay *との偏差が算出される。
【0014】すなわち、指令値a* の周期(1/F* )
毎に振幅成分Ax ,Ay が算出され、前述した追従動作
が行われるようになっている。つまり、指令値a* の振
幅A* や位相差αを変更すると、検出信号aの振幅成分
Ax ,Ay が振幅成分Ax *,Ay *に一致するまでに、少
なくとも指令値a* の周期(1/F* )だけの時間を要
する。
毎に振幅成分Ax ,Ay が算出され、前述した追従動作
が行われるようになっている。つまり、指令値a* の振
幅A* や位相差αを変更すると、検出信号aの振幅成分
Ax ,Ay が振幅成分Ax *,Ay *に一致するまでに、少
なくとも指令値a* の周期(1/F* )だけの時間を要
する。
【0015】したがって、周波数F* が大である場合に
は、指令値a* の周期(1/F* )が十分に短くなるの
で、検出信号aは指令値a* に対して十分に追従する
が、周波数F* が小(例えば1ヘルツ)である場合、指
令値a* の周期(1/F* )が長く(例えば1秒)な
り、前述の追従動作が不十分になる。すなわち、指令値
a* の周波数F* が小さくなる程、制御系の応答特性が
損なわれることになる。
は、指令値a* の周期(1/F* )が十分に短くなるの
で、検出信号aは指令値a* に対して十分に追従する
が、周波数F* が小(例えば1ヘルツ)である場合、指
令値a* の周期(1/F* )が長く(例えば1秒)な
り、前述の追従動作が不十分になる。すなわち、指令値
a* の周波数F* が小さくなる程、制御系の応答特性が
損なわれることになる。
【0016】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、指令値の周波数に依存せずに制御系の応答
特性を改善させることができる振動制御装置を提供する
ことを目的としている。
ものであり、指令値の周波数に依存せずに制御系の応答
特性を改善させることができる振動制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にあっては、第1の方向に関する第1の指令
振幅成分,前記第1の方向に直交する第2の方向に関す
る第2の指令振幅成分および指令周波数に対応する三角
関数波である指令値を発生する瞬時指令値発生手段と、
制御対象より帰還される制御量と前記指令値との第1の
偏差を検出し、該第1の偏差に対応する第1の操作値を
出力する第1の偏差出力手段と、前記制御量と前記指令
周波数成分に含まれる位相とに基づいて、前記第1の方
向に関する第1の制御量振幅成分および前記第2の方向
に関する第2の制御量振幅成分を出力するフーリエ変換
手段と、前記第1の指令振幅成分と前記第1の制御量振
幅成分との第2の偏差を検出し、該第2の偏差に対応す
る量を出力する第2の偏差出力手段と、前記第2の指令
振幅成分と前記第2の制御量振幅成分との第3の偏差を
検出し、該第3の偏差に対応する量を出力する第3の偏
差出力手段と、前記第2および第3の偏差に対応する量
より前記制御対象に対する第2の操作値を算出するフー
リエ逆変換手段と前記第1の操作値と前記第2の操作値
とを加算した操作値を前記制御対象に供給する加算手段
とを具備し、前記第1の指令振幅成分の自乗値と前記第
2の指令振幅成分の自乗値との和の平方根が前記指令値
の振幅となるとともに、前記第1の制御量振幅成分の自
乗値と前記第2の制御量振幅成分の自乗値との和の平方
根が前記制御量振幅となることを特徴とする。
に、本発明にあっては、第1の方向に関する第1の指令
振幅成分,前記第1の方向に直交する第2の方向に関す
る第2の指令振幅成分および指令周波数に対応する三角
関数波である指令値を発生する瞬時指令値発生手段と、
制御対象より帰還される制御量と前記指令値との第1の
偏差を検出し、該第1の偏差に対応する第1の操作値を
出力する第1の偏差出力手段と、前記制御量と前記指令
周波数成分に含まれる位相とに基づいて、前記第1の方
向に関する第1の制御量振幅成分および前記第2の方向
に関する第2の制御量振幅成分を出力するフーリエ変換
手段と、前記第1の指令振幅成分と前記第1の制御量振
幅成分との第2の偏差を検出し、該第2の偏差に対応す
る量を出力する第2の偏差出力手段と、前記第2の指令
振幅成分と前記第2の制御量振幅成分との第3の偏差を
検出し、該第3の偏差に対応する量を出力する第3の偏
差出力手段と、前記第2および第3の偏差に対応する量
より前記制御対象に対する第2の操作値を算出するフー
リエ逆変換手段と前記第1の操作値と前記第2の操作値
とを加算した操作値を前記制御対象に供給する加算手段
とを具備し、前記第1の指令振幅成分の自乗値と前記第
2の指令振幅成分の自乗値との和の平方根が前記指令値
の振幅となるとともに、前記第1の制御量振幅成分の自
乗値と前記第2の制御量振幅成分の自乗値との和の平方
根が前記制御量振幅となることを特徴とする。
【0018】
【作用】上記構成によれば、瞬時指令値発生手段は、与
えられた第1の指令振幅成分,第2の指令振幅成分およ
び周波数成分から前記指令値を発生し、第1の偏差出力
手段が、この発生された指令値と前記制御量との第1の
偏差を検出するとともに、第1の偏差に応じた第1の操
作値を出力する。一方、フーリエ変換手段においては、
指令周波数成分に含まれる位相に基づいて、制御量の第
1および第2の制御量振幅成分が算出される。次に、第
2の偏差出力手段により、第1の指令値振幅成分と第1
の制御量振幅成分との第2の偏差に対応する量が出力さ
れ、第3の偏差出力手段により、第2の指令値振幅成分
と第2の制御量振幅成分との第3の偏差に対応する量が
出力される。そして、フーリエ逆変換手段において、第
2および第3の偏差に対応する量より制御対象に対する
第2の操作値が算出される。そして、加算手段が、前記
第1および第2の操作値とを加算して操作値を算出し、
これを制御対象に供給する。この結果、指令値の周波数
成分が高い領域にある場合、第2の操作値により制御対
象が制御され、一方、周波数成分が低い領域に移行する
と、第1の操作値により制御がなされる。これにより、
指令値の周波数に依存することなく、制御系の応答特性
を改善することが可能になる。
えられた第1の指令振幅成分,第2の指令振幅成分およ
び周波数成分から前記指令値を発生し、第1の偏差出力
手段が、この発生された指令値と前記制御量との第1の
偏差を検出するとともに、第1の偏差に応じた第1の操
作値を出力する。一方、フーリエ変換手段においては、
指令周波数成分に含まれる位相に基づいて、制御量の第
1および第2の制御量振幅成分が算出される。次に、第
2の偏差出力手段により、第1の指令値振幅成分と第1
の制御量振幅成分との第2の偏差に対応する量が出力さ
れ、第3の偏差出力手段により、第2の指令値振幅成分
と第2の制御量振幅成分との第3の偏差に対応する量が
出力される。そして、フーリエ逆変換手段において、第
2および第3の偏差に対応する量より制御対象に対する
第2の操作値が算出される。そして、加算手段が、前記
第1および第2の操作値とを加算して操作値を算出し、
これを制御対象に供給する。この結果、指令値の周波数
成分が高い領域にある場合、第2の操作値により制御対
象が制御され、一方、周波数成分が低い領域に移行する
と、第1の操作値により制御がなされる。これにより、
指令値の周波数に依存することなく、制御系の応答特性
を改善することが可能になる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の第1の実施
例について説明する。A:第1の実施例の構成 全体の構成 図1は、本発明の第1の実施例による振動制御装置の構
成図である。この図において、図6と共通する部分には
同一の符号を付け、その説明を省略する。
例について説明する。A:第1の実施例の構成 全体の構成 図1は、本発明の第1の実施例による振動制御装置の構
成図である。この図において、図6と共通する部分には
同一の符号を付け、その説明を省略する。
【0020】図1において、13は制御装置であり、指
令値a* の振幅A* ,周波数F* および位相差αと、検
出器5によって検出される検出信号a(制御量)とに応
じて操作値b* を発生する。この制御装置13は、大別
すると、操作値b1 *を出力する高周波制御部14と、操
作値b0 *を出力する低周波制御部15とから構成されて
いる。なお、高周波制御部14は、図6に示した制御装
置1と同一構成であるので、その説明を省略する。以下
では、指令値a* の周波数F* が小さくなった場合で
も、従来のように、制御系の応答特性を劣化させること
がない低周波制御部15の構成について説明する。
令値a* の振幅A* ,周波数F* および位相差αと、検
出器5によって検出される検出信号a(制御量)とに応
じて操作値b* を発生する。この制御装置13は、大別
すると、操作値b1 *を出力する高周波制御部14と、操
作値b0 *を出力する低周波制御部15とから構成されて
いる。なお、高周波制御部14は、図6に示した制御装
置1と同一構成であるので、その説明を省略する。以下
では、指令値a* の周波数F* が小さくなった場合で
も、従来のように、制御系の応答特性を劣化させること
がない低周波制御部15の構成について説明する。
【0021】低周波制御部15の構成 低周波制御部15は、瞬時指令値作成器16、偏差検出
器17および偏差増幅器18から構成される。瞬時指令
値作成器16は前記式(1),(2)によりa* を算出
するものであり、その構成を図2を参照して説明する。
図2において、19は位相検出器であり、前記式(2)
に示される演算に基づいて、周波数F*より現在の時刻
tにおける位相θを算出する。
器17および偏差増幅器18から構成される。瞬時指令
値作成器16は前記式(1),(2)によりa* を算出
するものであり、その構成を図2を参照して説明する。
図2において、19は位相検出器であり、前記式(2)
に示される演算に基づいて、周波数F*より現在の時刻
tにおける位相θを算出する。
【0022】20は位相検出器19において算出された
位相θと位相差αとを加算する加算器、21は余弦単位
成分検出器であり、加算器20から出力される位相(θ
+α)の余弦単位成分cos(θ+α)を抽出して出力
する。また、22は乗算器であり、この余弦単位成分c
os(θ+α)と指令値a* の振幅A* とを乗算し、前
記式(1)により示される操作値a* を再生して出力す
る。
位相θと位相差αとを加算する加算器、21は余弦単位
成分検出器であり、加算器20から出力される位相(θ
+α)の余弦単位成分cos(θ+α)を抽出して出力
する。また、22は乗算器であり、この余弦単位成分c
os(θ+α)と指令値a* の振幅A* とを乗算し、前
記式(1)により示される操作値a* を再生して出力す
る。
【0023】上記瞬時指令値作成器16は、指令値a*
の振幅値A* ,周波数F* および位相差αが供給される
と、これらから指令値a* を作成する。作成された指令
値a* と検出信号aとの偏差が偏差検出器17において
検出され、この偏差量が偏差増幅器18において増幅さ
れ、操作値b0 *として操作値合成器23に供給される。
次に、上記構成による第1の実施例の動作について説明
する。
の振幅値A* ,周波数F* および位相差αが供給される
と、これらから指令値a* を作成する。作成された指令
値a* と検出信号aとの偏差が偏差検出器17において
検出され、この偏差量が偏差増幅器18において増幅さ
れ、操作値b0 *として操作値合成器23に供給される。
次に、上記構成による第1の実施例の動作について説明
する。
【0024】B:第1の実施例の動作 基本的動作 次に、図1を参照し、第1の実施例の基本的動作につい
て説明する。まず、制御装置13に振幅A* ,周波数F
* および位相差αが供給されるとともに、検出器5から
検出信号aが帰還されると、操作値合成器23におい
て、高周波制御部14から出力される操作値b1 *と、低
周波制御部15から出力される操作値b0 *とが加算さ
れ、操作値b* が算出される。この操作値b* に基づい
て、ベクトル制御インバータ2において、誘導モータ3
に印加する電圧波形が制御され、同誘導モータ3の出力
が、エンジンに代わる駆動源として駆動系4(トランス
ミッション)に伝達される。この際、上述したように、
検出器5が制御量となる検出信号aを発生し、これをフ
ーリエ変換器6および偏差検出器17へフィードバック
する。次に、このようなフィードバック制御において、
周波数F* が高い場合および低い場合に場合分けし、こ
れら各場合の動作について説明する。
て説明する。まず、制御装置13に振幅A* ,周波数F
* および位相差αが供給されるとともに、検出器5から
検出信号aが帰還されると、操作値合成器23におい
て、高周波制御部14から出力される操作値b1 *と、低
周波制御部15から出力される操作値b0 *とが加算さ
れ、操作値b* が算出される。この操作値b* に基づい
て、ベクトル制御インバータ2において、誘導モータ3
に印加する電圧波形が制御され、同誘導モータ3の出力
が、エンジンに代わる駆動源として駆動系4(トランス
ミッション)に伝達される。この際、上述したように、
検出器5が制御量となる検出信号aを発生し、これをフ
ーリエ変換器6および偏差検出器17へフィードバック
する。次に、このようなフィードバック制御において、
周波数F* が高い場合および低い場合に場合分けし、こ
れら各場合の動作について説明する。
【0025】周波数F* が高い場合の動作 高周波制御部14に検出信号aが供給されると、フーリ
エ変換器6が検出信号aに含まれる周波数F* 成分の余
弦振幅成分Ax および正弦振幅成分Ay を位相θに応じ
て算出する。一方、ベクトル分解器7は、指令値a* の
振幅A* と位相差αとから、指令値a* の余弦振幅成分
Ax *および正弦振幅成分Ay *を算出する。
エ変換器6が検出信号aに含まれる周波数F* 成分の余
弦振幅成分Ax および正弦振幅成分Ay を位相θに応じ
て算出する。一方、ベクトル分解器7は、指令値a* の
振幅A* と位相差αとから、指令値a* の余弦振幅成分
Ax *および正弦振幅成分Ay *を算出する。
【0026】ここで、偏差算出器8において、余弦振幅
成分Ax と余弦振幅成分Ax *との偏差が算出され、この
偏差量が、偏差増幅器10において増幅され、指令振幅
成分Bx *となる。一方、偏差算出器9において、正弦振
幅成分Ay と正弦振幅成分Ay *との偏差が算出され、こ
の偏差量が、偏差増幅器11において増幅され、指令振
幅成分By *となる。上記指令振幅成分Bx *,By *は、フ
ーリエ逆変換器12に供給され、ここで、操作値b1 *が
算出される。
成分Ax と余弦振幅成分Ax *との偏差が算出され、この
偏差量が、偏差増幅器10において増幅され、指令振幅
成分Bx *となる。一方、偏差算出器9において、正弦振
幅成分Ay と正弦振幅成分Ay *との偏差が算出され、こ
の偏差量が、偏差増幅器11において増幅され、指令振
幅成分By *となる。上記指令振幅成分Bx *,By *は、フ
ーリエ逆変換器12に供給され、ここで、操作値b1 *が
算出される。
【0027】一方、低周波制御部15においては、瞬時
指令値作成器16が再生した指令値a* と、検出信号a
とが偏差検出器17に供給され、両者の偏差が検出され
る。ところで、上述した高周波制御部14は、従来の制
御装置1と同様に、周波数F* が高い場合には、十分に
検出信号aを指令値a* に追従させることできる。した
がって、この場合、偏差検出器17には偏差がほとんど
現れない。このために、偏差増幅器18から出力される
操作値b0 *は0に近い値となる。すなわち、周波数F*
が高い場合において、高周波制御部14が支配的に作動
する。
指令値作成器16が再生した指令値a* と、検出信号a
とが偏差検出器17に供給され、両者の偏差が検出され
る。ところで、上述した高周波制御部14は、従来の制
御装置1と同様に、周波数F* が高い場合には、十分に
検出信号aを指令値a* に追従させることできる。した
がって、この場合、偏差検出器17には偏差がほとんど
現れない。このために、偏差増幅器18から出力される
操作値b0 *は0に近い値となる。すなわち、周波数F*
が高い場合において、高周波制御部14が支配的に作動
する。
【0028】周波数F* が低い場合の動作 周波数F* が低い場合には、図3に示す周期(1/F
* )が長くなる。こうした場合、フィードバック制御系
における位相遅れを無視し得るので、低周波制御部15
は、同図に示す偏差Δaを0とするように制御すること
ができる。ここで、上記低周波制御部15の動作を図1
を参照して以下に説明する。瞬時指令値作成器16にお
いて作成された指令値a* と、検出信号aとが偏差検出
器17に供給され、ここで、両者の偏差が検出される。
検出された偏差は偏差増幅器18において増幅され、操
作値b0 *として出力される。
* )が長くなる。こうした場合、フィードバック制御系
における位相遅れを無視し得るので、低周波制御部15
は、同図に示す偏差Δaを0とするように制御すること
ができる。ここで、上記低周波制御部15の動作を図1
を参照して以下に説明する。瞬時指令値作成器16にお
いて作成された指令値a* と、検出信号aとが偏差検出
器17に供給され、ここで、両者の偏差が検出される。
検出された偏差は偏差増幅器18において増幅され、操
作値b0 *として出力される。
【0029】一方、高周波制御部14においては、検出
信号aが供給されると、周波数F*が高い場合と同様
に、フーリエ変換器6が検出信号aから余弦振幅成分A
x および正弦振幅成分Ay を算出する。一方、ベクトル
分解器7は指令値a* の余弦振幅成分Ax *および正弦振
幅成分Ay *を算出する。ここで、偏差算出器8におい
て、余弦振幅成分Ax と余弦振幅成分Ax *との偏差が算
出されるとともに、偏差算出器9において、正弦振幅成
分Ay と正弦振幅成分Ay *との偏差が算出される。とこ
ろで、高周波制御部14では、周波数F* が小である場
合、指令値a* の周期(1/F* )毎に余弦振幅成分A
x ,正弦振幅成分Ay を発生するため、検出信号aを指
令値a* に追従させることができず、応答特性が悪化し
てしまう。
信号aが供給されると、周波数F*が高い場合と同様
に、フーリエ変換器6が検出信号aから余弦振幅成分A
x および正弦振幅成分Ay を算出する。一方、ベクトル
分解器7は指令値a* の余弦振幅成分Ax *および正弦振
幅成分Ay *を算出する。ここで、偏差算出器8におい
て、余弦振幅成分Ax と余弦振幅成分Ax *との偏差が算
出されるとともに、偏差算出器9において、正弦振幅成
分Ay と正弦振幅成分Ay *との偏差が算出される。とこ
ろで、高周波制御部14では、周波数F* が小である場
合、指令値a* の周期(1/F* )毎に余弦振幅成分A
x ,正弦振幅成分Ay を発生するため、検出信号aを指
令値a* に追従させることができず、応答特性が悪化し
てしまう。
【0030】しかしながら、この場合には、低周波制御
部15の動作により、フーリエ変換器6に供給される検
出信号aは指令値a* を十分に追従するものとなってい
るために、偏差算出器8および9において算出される偏
差量は0に近い値となる。このために、フーリエ逆変換
器6において算出される操作値b1 *は0に近い値とな
る。すなわち、周波数F* が低い場合において、低周波
制御部15が支配的に作動する。
部15の動作により、フーリエ変換器6に供給される検
出信号aは指令値a* を十分に追従するものとなってい
るために、偏差算出器8および9において算出される偏
差量は0に近い値となる。このために、フーリエ逆変換
器6において算出される操作値b1 *は0に近い値とな
る。すなわち、周波数F* が低い場合において、低周波
制御部15が支配的に作動する。
【0031】上述したように周波数F* が高い場合にお
いては、高周波制御部14が支配的に作動している。す
なわち、(操作値b0 *)<(操作値b1 *)という関係に
なっている。ここで、周波数F* を高い領域から低い領
域に移行させると、これに応じて、高周波制御部14の
みの制御では、検出信号aが指令値a* に十分に追従し
なくなる。したがって、低周波制御部15の偏差検出器
17において検出される指令値a* と検出信号aとの偏
差が徐々に大きくなり、操作値b0 *が増大し、(操作値
b0 *)>(操作値b1 *)という関係が成立する。すなわ
ち、低周波制御部15が支配的に作動することになる。
いては、高周波制御部14が支配的に作動している。す
なわち、(操作値b0 *)<(操作値b1 *)という関係に
なっている。ここで、周波数F* を高い領域から低い領
域に移行させると、これに応じて、高周波制御部14の
みの制御では、検出信号aが指令値a* に十分に追従し
なくなる。したがって、低周波制御部15の偏差検出器
17において検出される指令値a* と検出信号aとの偏
差が徐々に大きくなり、操作値b0 *が増大し、(操作値
b0 *)>(操作値b1 *)という関係が成立する。すなわ
ち、低周波制御部15が支配的に作動することになる。
【0032】以上説明したように、周波数F* が高い領
域においては高周波制御部14、周波数F* が低い領域
においては低周波制御部15が支配的に動作するため
に、周波数F* の帯域に依存せずに、検出信号aを指令
値a* に十分に追従させることが可能である。次に、本
発明による第2の実施例を図面を参照して説明する。C:第2の実施例の構成 図4は、本発明の第2の実施例による振動制御装置の構
成図である。この図において、図1と共通する部分には
同一の符号を付け、その説明を省略する。
域においては高周波制御部14、周波数F* が低い領域
においては低周波制御部15が支配的に動作するため
に、周波数F* の帯域に依存せずに、検出信号aを指令
値a* に十分に追従させることが可能である。次に、本
発明による第2の実施例を図面を参照して説明する。C:第2の実施例の構成 図4は、本発明の第2の実施例による振動制御装置の構
成図である。この図において、図1と共通する部分には
同一の符号を付け、その説明を省略する。
【0033】図4において、24は制御装置であり、指
令値a* の周波数F* ,振幅成分Ax *およびAy *と、検
出器5によって検出される検出信号a(制御量)とに応
じて操作値b* を発生する。この制御装置24は、大別
すると、操作値b1 *を出力する高周波制御部25と、操
作値b0 *を出力する低周波制御部26とから構成されて
いる。
令値a* の周波数F* ,振幅成分Ax *およびAy *と、検
出器5によって検出される検出信号a(制御量)とに応
じて操作値b* を発生する。この制御装置24は、大別
すると、操作値b1 *を出力する高周波制御部25と、操
作値b0 *を出力する低周波制御部26とから構成されて
いる。
【0034】高周波制御部25は、図1に示す高周波制
御部14からベクトル変換器7を取り去った構成であ
り、指令値a* の振幅成分Ax *,Ay *が直接、偏差算出
器8および9に供給されるようになっている。一方、図
4に示すように、低周波制御部26は瞬時指令値作成器
27,偏差検出器17および偏差増幅器18から構成さ
れている。瞬時指令値作成器27は下式(15),(1
6)によりa* を算出するものであり、その構成を図5
(a)を参照して説明する。
御部14からベクトル変換器7を取り去った構成であ
り、指令値a* の振幅成分Ax *,Ay *が直接、偏差算出
器8および9に供給されるようになっている。一方、図
4に示すように、低周波制御部26は瞬時指令値作成器
27,偏差検出器17および偏差増幅器18から構成さ
れている。瞬時指令値作成器27は下式(15),(1
6)によりa* を算出するものであり、その構成を図5
(a)を参照して説明する。
【数15】
【数16】
【0035】図5(a)において、28は位相検出器で
あり、前記式(2)に示される演算に基づいて、周波数
F* より現在の時刻tにおける位相θを算出する。次
に、29は指令値a* の正弦振幅成分Ay *を余弦振幅成
分Ax *で除算する除算器、30は除算器29において算
出された値(Ay */Ax *)の逆正接tan-1(Ay */A
x *)を検出する位相差検出器、31は加算器であり、位
相検出器28において算出された位相θと、位相差検出
器30から出力された位相差αとを加算する。
あり、前記式(2)に示される演算に基づいて、周波数
F* より現在の時刻tにおける位相θを算出する。次
に、29は指令値a* の正弦振幅成分Ay *を余弦振幅成
分Ax *で除算する除算器、30は除算器29において算
出された値(Ay */Ax *)の逆正接tan-1(Ay */A
x *)を検出する位相差検出器、31は加算器であり、位
相検出器28において算出された位相θと、位相差検出
器30から出力された位相差αとを加算する。
【0036】32は余弦単位成分検出器であり、加算器
31から出力される位相(θ+α)の余弦単位成分co
s(θ+α)を抽出して出力する。また、33は振幅算
出器であり、振幅成分Ax *,Ay *を各々自乗(平方)
し、その和の平方根(指令値a* の振幅A* )を算出す
る。34は上記余弦単位成分cos(θ+α)と上記振
幅A* とを乗算し、前記式(1)により示される操作値
a* を再生して出力する乗算器である。なお、瞬時指令
値作成器27は、下式(17)によりa* を算出するよ
うにしてもよく、その場合の構成を図5(b)を参照し
て説明する。
31から出力される位相(θ+α)の余弦単位成分co
s(θ+α)を抽出して出力する。また、33は振幅算
出器であり、振幅成分Ax *,Ay *を各々自乗(平方)
し、その和の平方根(指令値a* の振幅A* )を算出す
る。34は上記余弦単位成分cos(θ+α)と上記振
幅A* とを乗算し、前記式(1)により示される操作値
a* を再生して出力する乗算器である。なお、瞬時指令
値作成器27は、下式(17)によりa* を算出するよ
うにしてもよく、その場合の構成を図5(b)を参照し
て説明する。
【数17】
【0037】図5(b)において同図(a)と共通する
部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図5
(b)において、35および36は余弦単位成分検出器
および正弦単位成分検出器であり、位相検出器28から
出力された位相θから、それぞれ、余弦単位成分cos
(θ)および正弦単位成分sin(θ)を抽出する。次
に、37および38は乗算器であり、それぞれ、上記余
弦単位成分cos(θ)と指令値a* の振幅成分Ax *と
の乗算、上記正弦単位成分sin(θ)と指令値a* の
振幅成分Ay * との乗算を行う。次に、39は加算器で
あり、乗算器37および38において算出された値を加
算し、指令値a* を再生して出力する。
部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図5
(b)において、35および36は余弦単位成分検出器
および正弦単位成分検出器であり、位相検出器28から
出力された位相θから、それぞれ、余弦単位成分cos
(θ)および正弦単位成分sin(θ)を抽出する。次
に、37および38は乗算器であり、それぞれ、上記余
弦単位成分cos(θ)と指令値a* の振幅成分Ax *と
の乗算、上記正弦単位成分sin(θ)と指令値a* の
振幅成分Ay * との乗算を行う。次に、39は加算器で
あり、乗算器37および38において算出された値を加
算し、指令値a* を再生して出力する。
【0038】上記構成による第2の実施例の動作は、制
御装置24に供給される値(振幅成分Ax * およびAy *
と周波数F* )が第1の実施例と異なる。しかしなが
ら、操作値合成器23において、高周波制御部25から
出力される操作値b1 * と低周波制御部26とから出力
される操作値b0 * とが加算され、操作値b* が算出さ
れるため、第1の実施例と同様な動作となる。すなわ
ち、周波数F* が高い領域においては高周波制御部2
5、周波数F* が低い領域においては低周波制御部26
が支配的に動作するために、周波数F* の帯域に依存せ
ずに、検出信号aを指令値a* に十分に追従させること
が可能である。
御装置24に供給される値(振幅成分Ax * およびAy *
と周波数F* )が第1の実施例と異なる。しかしなが
ら、操作値合成器23において、高周波制御部25から
出力される操作値b1 * と低周波制御部26とから出力
される操作値b0 * とが加算され、操作値b* が算出さ
れるため、第1の実施例と同様な動作となる。すなわ
ち、周波数F* が高い領域においては高周波制御部2
5、周波数F* が低い領域においては低周波制御部26
が支配的に動作するために、周波数F* の帯域に依存せ
ずに、検出信号aを指令値a* に十分に追従させること
が可能である。
【0039】なお、前述した第1および第2の実施例に
おいては、誘導モータ3の回転軸におけるトルク値を制
御量としたが、例えば回転数等、トルク値以外の特性量
を制御量とすることも可能である。また、制御量を駆動
系4の回転軸におけるトルクや回転数、または回転角等
とすることも可能である。さらに、制御対象を、ベクト
ル制御インバータ2,誘導モータ3および駆動系4以外
のものとすることも可能である。
おいては、誘導モータ3の回転軸におけるトルク値を制
御量としたが、例えば回転数等、トルク値以外の特性量
を制御量とすることも可能である。また、制御量を駆動
系4の回転軸におけるトルクや回転数、または回転角等
とすることも可能である。さらに、制御対象を、ベクト
ル制御インバータ2,誘導モータ3および駆動系4以外
のものとすることも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
瞬時指令値発生手段が、与えられた第1の指令振幅成
分,第2の指令振幅成分および周波数から指令値を発生
し、第1の偏差出力手段が、この発生された指令値と前
記制御量との第1の偏差を検出するとともに、第1の偏
差に応じた第1の操作値を出力する。一方、フーリエ変
換手段が指令周波数成分に含まれる位相に基づいて、制
御量の第1および第2の制御量振幅成分を算出し、第2
の偏差出力手段が、第1の指令値振幅成分と第1の制御
量振幅成分との第2の偏差に対応する量を出力するとと
もに、第3の偏差出力手段が、第2の指令値振幅成分と
第2の制御量振幅成分との第3の偏差に対応する量を出
力する。そして、フーリエ逆変換手段が、第2および第
3の偏差に対応する量より制御対象に対する第2の操作
値を算出する。そして、加算手段が、前記第1および第
2の操作値とを加算して操作値を算出し、これを制御対
象に供給する。これにより、指令値の周波数に依存する
ことなく、制御系の応答特性を改善することが可能にな
る。
瞬時指令値発生手段が、与えられた第1の指令振幅成
分,第2の指令振幅成分および周波数から指令値を発生
し、第1の偏差出力手段が、この発生された指令値と前
記制御量との第1の偏差を検出するとともに、第1の偏
差に応じた第1の操作値を出力する。一方、フーリエ変
換手段が指令周波数成分に含まれる位相に基づいて、制
御量の第1および第2の制御量振幅成分を算出し、第2
の偏差出力手段が、第1の指令値振幅成分と第1の制御
量振幅成分との第2の偏差に対応する量を出力するとと
もに、第3の偏差出力手段が、第2の指令値振幅成分と
第2の制御量振幅成分との第3の偏差に対応する量を出
力する。そして、フーリエ逆変換手段が、第2および第
3の偏差に対応する量より制御対象に対する第2の操作
値を算出する。そして、加算手段が、前記第1および第
2の操作値とを加算して操作値を算出し、これを制御対
象に供給する。これにより、指令値の周波数に依存する
ことなく、制御系の応答特性を改善することが可能にな
る。
【図1】本発明の第1の実施例における振動制御装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例における瞬時指令値作成器16の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】指令値a* と検出信号aとの間に見られる一般
的な関係を示す図である。
的な関係を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例における振動制御装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図5】第2の実施例における瞬時指令値作成器27の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図6】従来の振動制御装置の概略構成の一例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
2……ベクトル制御インバータ(制御対象)、 3……誘導モータ(制御対象)、 6……フーリエ変換器(フーリエ変換手段)、 8……偏差算出器(第2の偏差出力手段)、 9……偏差算出器(第3の偏差出力手段)、 12……フーリエ逆変換器(フーリエ逆変換手段)、 16,27……瞬時指令値作成器(瞬時指令値発生手
段)、 17……偏差検出器(第1の偏差出力手段)、 23……操作値合成器(加算手段)。
段)、 17……偏差検出器(第1の偏差出力手段)、 23……操作値合成器(加算手段)。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1の方向に関する第1の指令振幅成
分,前記第1の方向に直交する第2の方向に関する第2
の指令振幅成分および指令周波数に対応する三角関数波
である指令値を発生する瞬時指令値発生手段と、 制御対象より帰還される制御量と前記指令値との第1の
偏差を検出し、該第1の偏差に対応する第1の操作値を
出力する第1の偏差出力手段と、 前記制御量と前記指令周波数成分に含まれる位相とに基
づいて、前記第1の方向に関する第1の制御量振幅成分
および前記第2の方向に関する第2の制御量振幅成分を
出力するフーリエ変換手段と、 前記第1の指令振幅成分と前記第1の制御量振幅成分と
の第2の偏差を検出し、該第2の偏差に対応する量を出
力する第2の偏差出力手段と、 前記第2の指令振幅成分と前記第2の制御量振幅成分と
の第3の偏差を検出し、該第3の偏差に対応する量を出
力する第3の偏差出力手段と、 前記第2および第3の偏差に対応する量より前記制御対
象に対する第2の操作値を算出するフーリエ逆変換手段
と 前記第1の操作値と前記第2の操作値とを加算した操作
値を前記制御対象に供給する加算手段とを具備し、 前記第1の指令振幅成分の自乗値と前記第2の指令振幅
成分の自乗値との和の平方根が前記指令値の振幅となる
とともに、前記第1の制御量振幅成分の自乗値と前記第
2の制御量振幅成分の自乗値との和の平方根が前記制御
量振幅となることを特徴とする振動制御装置。 - 【請求項2】 指令周波数と指令振幅と指令位相差とに
対応する三角関数波である指令値を発生する瞬時指令値
発生手段と、 制御対象より帰還される制御量と前記指令値との第1の
偏差を検出し、該第1の偏差に対応する第1の操作値を
出力する第1の偏差出力手段と、 前記制御量の前記指令周波数成分に関する制御量振幅を
算出し、前記指令周波数成分に含まれる位相に基づいて
前記制御量振幅から第1の方向に関する第1の制御量振
幅成分および前記第1の方向に直交する第2の方向に関
する第2の制御量振幅成分を出力するフーリエ変換手段
と、 前記指令位相差に基づいて前記指令振幅から前記第1の
方向に関する第1の指令振幅成分および前記第2の方向
に関する第2の指令振幅成分を算出するベクトル分解手
段と、 前記第1の指令振幅成分と前記第1の制御量振幅成分と
の第2の偏差を検出し、該第2の偏差に対応する量を出
力する第2の偏差出力手段と、 前記第2の指令振幅成分と前記第2の制御量振幅成分と
の第3の偏差を検出し、該第3の偏差に対応する量を出
力する第3の偏差出力手段と、 前記第2および第3の偏差に対応する量より前記制御対
象に対する第2の操作値を算出するフーリエ逆変換手段
と 前記第1の操作値と前記第2の操作値とを加算した操作
値を前記制御対象に供給する加算手段とを具備し、 前記第1の指令振幅成分の自乗値と前記第2の指令振幅
成分の自乗値との和の平方根が前記指令振幅となるとと
もに、前記第1の制御量振幅成分の自乗値と前記第2の
制御量振幅成分の自乗値との和の平方根が前記制御量振
幅となることを特徴とする振動制御装置。 - 【請求項3】前記瞬時指令値発生手段は、 前記第1および第2の指令振幅成分を自乗し、該自乗値
の和の平方根を算出することにより前記指令振幅を出力
する指令振幅算出手段と、 前記第2の指令振幅成分を前記第1の指令振幅成分で除
算し、該除算値の逆正接を算出することにより前記指令
位相差を出力する指令位相差算出手段と、 前記指令周波数の位相情報を検出する位相検出手段と、 前記位相に前記指令位相差を加算する加算手段と、 該加算手段の出力の余弦を算出する余弦単位成分算出手
段と、 前記指令振幅に前記余弦を乗ずることにより、前記指令
値を算出する乗算手段とを具備することを特徴とする請
求項1に記載の振動制御装置。 - 【請求項4】前記瞬時指令値発生手段は、 前記指令周波数の位相情報を検出する位相検出手段と、 前記位相の余弦を算出する余弦単位成分算出手段と、 前記位相の正弦を算出する正弦単位成分算出手段と、 前記第1の指令振幅成分に前記余弦を乗ずる第1の乗算
手段と、 前記第2の指令振幅成分に前記正弦を乗ずる第2の乗算
手段と、 前記第1の乗算手段の出力と前記第2の乗算手段の出力
とを加算することにより、前記指令値を算出する加算手
段とを具備することを特徴とする請求項1に記載の振動
制御装置。 - 【請求項5】前記瞬時指令値発生手段は、 前記指令周波数の位相情報を検出する位相検出手段と、 前記位相に前記指令位相差を加算する加算手段と、 該加算手段の出力の余弦を算出する余弦単位成分算出手
段と、 前記指令振幅に前記余弦を乗ずることにより、前記指令
値を算出する乗算手段とを具備することを特徴とする請
求項2に記載の振動制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05059123A JP3136825B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 振動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05059123A JP3136825B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 振動制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06273276A true JPH06273276A (ja) | 1994-09-30 |
| JP3136825B2 JP3136825B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=13104223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05059123A Expired - Fee Related JP3136825B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 振動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3136825B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018093622A (ja) * | 2016-12-02 | 2018-06-14 | 東洋電機製造株式会社 | 制御装置 |
| JP2018179622A (ja) * | 2017-04-06 | 2018-11-15 | 東洋電機製造株式会社 | 制御装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3724129B2 (ja) | 1996-09-30 | 2005-12-07 | 三井化学株式会社 | ゴム改質剤 |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP05059123A patent/JP3136825B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2018093622A (ja) * | 2016-12-02 | 2018-06-14 | 東洋電機製造株式会社 | 制御装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3136825B2 (ja) | 2001-02-19 |
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