JPH06273582A - 原子炉給水流量制御装置 - Google Patents
原子炉給水流量制御装置Info
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- JPH06273582A JPH06273582A JP5061581A JP6158193A JPH06273582A JP H06273582 A JPH06273582 A JP H06273582A JP 5061581 A JP5061581 A JP 5061581A JP 6158193 A JP6158193 A JP 6158193A JP H06273582 A JPH06273582 A JP H06273582A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】沸騰水型原子力発電プラントの原子炉水位を制
御する原子炉給水流量制御装置に係り、特に2ループ制
御方式での給水流量調節弁のむだ時間特性に起因する流
量変動を抑制する方法に関する。 【構成】図2に示す従来の原子炉給水流量制御装置に対
し、図1中の進み遅れ補償回路9を追加することによ
り、上記目的を達成する。また、第2の方法として、図
6中の不感帯回路13を追加しても同様の効果を得るこ
とができる。 【効果】2ループ制御方式の原子炉給水流量制御装置に
おいて、給水流量調節弁のむだ時間特性に起因する給水
流量変動を、過渡変化時の制御収束性の良さを損なうこ
となく抑制できる効果がある。
御する原子炉給水流量制御装置に係り、特に2ループ制
御方式での給水流量調節弁のむだ時間特性に起因する流
量変動を抑制する方法に関する。 【構成】図2に示す従来の原子炉給水流量制御装置に対
し、図1中の進み遅れ補償回路9を追加することによ
り、上記目的を達成する。また、第2の方法として、図
6中の不感帯回路13を追加しても同様の効果を得るこ
とができる。 【効果】2ループ制御方式の原子炉給水流量制御装置に
おいて、給水流量調節弁のむだ時間特性に起因する給水
流量変動を、過渡変化時の制御収束性の良さを損なうこ
となく抑制できる効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沸騰水型原子力発電プ
ラントの原子炉給水流量制御装置に係わり、特に、主制
御器と流量制御器の2種類の制御器を持つ給水流量制御
系において、モータ駆動給水ポンプと給水流量調節弁に
て原子炉へ給水する場合の異常な給水流量変動を抑制す
るに好適な原子炉給水流量制御装置に関する。
ラントの原子炉給水流量制御装置に係わり、特に、主制
御器と流量制御器の2種類の制御器を持つ給水流量制御
系において、モータ駆動給水ポンプと給水流量調節弁に
て原子炉へ給水する場合の異常な給水流量変動を抑制す
るに好適な原子炉給水流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原子炉給水流量制御装置として
は、大きく2つの方式がある。その1つは図2に示す様
な主制御器と流量制御器の2種類の制御器を有する制御
方式であり、この方式を通常2ループ制御方式と呼んで
いる。この2ループ制御方式の特長はもう1つの主制御
器のみを持つ制御方式に比較し以下の特長を有してい
る。 (1)原子炉水位の過渡変化時に、給水流量の応答性が良
いことより給水流量が早く制御され、原子炉水位変化の
回復が早くなる。
は、大きく2つの方式がある。その1つは図2に示す様
な主制御器と流量制御器の2種類の制御器を有する制御
方式であり、この方式を通常2ループ制御方式と呼んで
いる。この2ループ制御方式の特長はもう1つの主制御
器のみを持つ制御方式に比較し以下の特長を有してい
る。 (1)原子炉水位の過渡変化時に、給水流量の応答性が良
いことより給水流量が早く制御され、原子炉水位変化の
回復が早くなる。
【0003】(2)給水流量側に何らかの変化が生じた場
合には、流量制御器側で流量を制御し、原子炉水位側へ
の影響を少なくすることができる。
合には、流量制御器側で流量を制御し、原子炉水位側へ
の影響を少なくすることができる。
【0004】このことは、2ループ制御方式は何らかの
大きな変化が生じた場合の制御収束性が良いことを示し
ている。しかしながら、通常運転時において、小さなゆ
らぎ等が存在する場合、制御操作端である給水流量調節
弁の有する「むだ時間」等の非線形要素の影響により、
系統が不安定になるという問題があった。すなわち、給
水流量に微小なゆらぎが生じると、これが引金となり、
給水流量が主制御器1台のみを持つ制御方式で制御した
場合と比較して、数倍の流量変動が発生するという欠点
があった。
大きな変化が生じた場合の制御収束性が良いことを示し
ている。しかしながら、通常運転時において、小さなゆ
らぎ等が存在する場合、制御操作端である給水流量調節
弁の有する「むだ時間」等の非線形要素の影響により、
系統が不安定になるという問題があった。すなわち、給
水流量に微小なゆらぎが生じると、これが引金となり、
給水流量が主制御器1台のみを持つ制御方式で制御した
場合と比較して、数倍の流量変動が発生するという欠点
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この流量変動発生の原
因は、図3に示す給水流量調節弁の微小入力応答特性に
ある。給水流量調節弁は、通常、原子炉給水流量制御装
置からの電気制御信号を受け、これを空気信号に変換
し、空気制御系を介して開閉動作を行うことにより給水
流量を制御している。すなわち、空気制御系を通して、
弁本体を開閉している。空気制御系は、簡単な構成で大
きな力を発生できるという利点があるが、空気の圧縮に
要する時間,弁本体の各種摺動抵抗(グランド部,ピス
トンシリンダ部他)の影響で、電気信号が入力されても
弁本体が動作開始するまでにはある遅れ時間、すなわち
「むだ時間」を有するという欠点がある。これは、給水
流量調節弁は大きな過渡変化時には有効機能するが、微
小な変化が存在する場合に制御上の問題があることを示
している。
因は、図3に示す給水流量調節弁の微小入力応答特性に
ある。給水流量調節弁は、通常、原子炉給水流量制御装
置からの電気制御信号を受け、これを空気信号に変換
し、空気制御系を介して開閉動作を行うことにより給水
流量を制御している。すなわち、空気制御系を通して、
弁本体を開閉している。空気制御系は、簡単な構成で大
きな力を発生できるという利点があるが、空気の圧縮に
要する時間,弁本体の各種摺動抵抗(グランド部,ピス
トンシリンダ部他)の影響で、電気信号が入力されても
弁本体が動作開始するまでにはある遅れ時間、すなわち
「むだ時間」を有するという欠点がある。これは、給水
流量調節弁は大きな過渡変化時には有効機能するが、微
小な変化が存在する場合に制御上の問題があることを示
している。
【0006】給水流量調節弁にこの様な特性があると、
給水流量に微小なゆらぎが生じると流量制御器がこのゆ
らぎを補正しようと制御信号を増加(または減少)させ
る。しかしながら、給水流量調節弁はすくには動作開始
しないため、流量制御器はさらに大きな制御信号を出
す。この時、急に弁が動作を開始すると、今度は目標値
に対し行き過ぎとなり、流量制御器は、この動作を押え
ようと逆指令を出す。逆指令出力後の動作は、前述と反
対の動きとなる。この動作が繰り返されることにより、
結果として給水流量が変動することとなる。
給水流量に微小なゆらぎが生じると流量制御器がこのゆ
らぎを補正しようと制御信号を増加(または減少)させ
る。しかしながら、給水流量調節弁はすくには動作開始
しないため、流量制御器はさらに大きな制御信号を出
す。この時、急に弁が動作を開始すると、今度は目標値
に対し行き過ぎとなり、流量制御器は、この動作を押え
ようと逆指令を出す。逆指令出力後の動作は、前述と反
対の動きとなる。この動作が繰り返されることにより、
結果として給水流量が変動することとなる。
【0007】本発明の目的は、2ループ制御方式の長所
である大きな変化が生じた場合の制御収束性が良いとい
う特長を有したままで、通常運転時の給水流量変動を可
能な限り抑制し得る原子炉給水流量制御装置を提供する
ことにある。
である大きな変化が生じた場合の制御収束性が良いとい
う特長を有したままで、通常運転時の給水流量変動を可
能な限り抑制し得る原子炉給水流量制御装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】給水流量変動を小さくす
る方法としては、図2の従来の原子炉給水流量制御装置
におけるM−RFP流量制御器5の積分ゲインIを大き
くする方法が考えられる。しかしながら、この方法を採
用すると、過渡変化時の原子炉水位の制御収束性が悪く
なり2ループ制御方式の利点が生かせないという欠点が
あった。更に、M−RFP流量制御器5とT−RFP流
量制御器10とのP,Iゲインに大きな差があると、タ
ービン駆動給水ポンプ(以下T−RFPと省略)2台運
転時1台のT−RFPがトリップし、モータ駆動給水ポ
ンプ(以下M−RFPと省略)2台が起動するという過
渡変化時に、T−RFP流量とM−RFP流量がアンバ
ランスになり、どちらかのポンプに過大流量が流れポン
プを損傷する可能性が生じるという問題があった。
る方法としては、図2の従来の原子炉給水流量制御装置
におけるM−RFP流量制御器5の積分ゲインIを大き
くする方法が考えられる。しかしながら、この方法を採
用すると、過渡変化時の原子炉水位の制御収束性が悪く
なり2ループ制御方式の利点が生かせないという欠点が
あった。更に、M−RFP流量制御器5とT−RFP流
量制御器10とのP,Iゲインに大きな差があると、タ
ービン駆動給水ポンプ(以下T−RFPと省略)2台運
転時1台のT−RFPがトリップし、モータ駆動給水ポ
ンプ(以下M−RFPと省略)2台が起動するという過
渡変化時に、T−RFP流量とM−RFP流量がアンバ
ランスになり、どちらかのポンプに過大流量が流れポン
プを損傷する可能性が生じるという問題があった。
【0009】これらの問題を解消し、2ループ制御方式
の長所を残し、給水流量変動を抑制する第1の方法とし
てフィードバック信号であるM−RFP入口流量信号8
に「進み遅れ補償」回路を追加することが効果的であ
り、これによりその目的を達成することができる。
の長所を残し、給水流量変動を抑制する第1の方法とし
てフィードバック信号であるM−RFP入口流量信号8
に「進み遅れ補償」回路を追加することが効果的であ
り、これによりその目的を達成することができる。
【0010】第2の方法として、主制御器4からの出力
信号とM−RFP入口流量信号との偏差演算を実施した
後に、不感帯回路を通し、この信号をM−RFP流量制
御器5で比例積分演算し、給水流量調節弁7に制御信号
6として出力する方法がある。
信号とM−RFP入口流量信号との偏差演算を実施した
後に、不感帯回路を通し、この信号をM−RFP流量制
御器5で比例積分演算し、給水流量調節弁7に制御信号
6として出力する方法がある。
【0011】
【作用】通常運転時の給水流量変動の原因は、前述の如
く、給水流量調節弁が図3に示す「むだ時間」特性を有
することにある。これは、図2において、M−RFP入
口流量8が微小に変動した場合、M−RFP流量制御器
5がその変動を修正しようと制御信号6を変化させる。
しかしながら、給水流量調節弁7はすぐには動作を開始
しないため、フィードバック信号ともなっているM−R
FP入口流量8も変化しない。そこで、M−RFP流量
制御器5には積分ゲインIがあり制御信号との偏差が解
消しないことより、流量制御器はさらに大きな制御信号
を出力する。この時、急に給水流量調節弁が動作開始す
ると、制御信号6は大きな値となっていることより、弁
は本来の目標値に対し行き過ぎ、M−RFP入口流量も
大きく変化する。この様な状態となると、流量制御器は
流量変化を押えるべく逆制御指令を出す。この繰り返し
が、給水流量変動となる。
く、給水流量調節弁が図3に示す「むだ時間」特性を有
することにある。これは、図2において、M−RFP入
口流量8が微小に変動した場合、M−RFP流量制御器
5がその変動を修正しようと制御信号6を変化させる。
しかしながら、給水流量調節弁7はすぐには動作を開始
しないため、フィードバック信号ともなっているM−R
FP入口流量8も変化しない。そこで、M−RFP流量
制御器5には積分ゲインIがあり制御信号との偏差が解
消しないことより、流量制御器はさらに大きな制御信号
を出力する。この時、急に給水流量調節弁が動作開始す
ると、制御信号6は大きな値となっていることより、弁
は本来の目標値に対し行き過ぎ、M−RFP入口流量も
大きく変化する。この様な状態となると、流量制御器は
流量変化を押えるべく逆制御指令を出す。この繰り返し
が、給水流量変動となる。
【0012】給水流量変動の原因が、給水流量調整弁の
「むだ時間」にあることより、これを無くすことが流量
変動抑制には最も効果的であるが、弁が空気により制御
されていることから、弁の「むだ時間」を短くすること
には限界がある。
「むだ時間」にあることより、これを無くすことが流量
変動抑制には最も効果的であるが、弁が空気により制御
されていることから、弁の「むだ時間」を短くすること
には限界がある。
【0013】従って、更なる給水流量変動抑制対策が必
要な場合には、原子炉給水流量制御装置側で対応せざる
を得ない。しかしながら、M−RFP流量制御器5の積
分ゲインIを大きくする方法は種々の問題があり採用で
きない。また、主制御器4からM−RFP流量制御器5
までの間に、各種流量変動抑制回路を安易に挿入する
と、2ループ制御方式の利点である過渡変化時の制御性
に与える影響が大きくなる可能性があり、慎重に評価す
る必要がある。
要な場合には、原子炉給水流量制御装置側で対応せざる
を得ない。しかしながら、M−RFP流量制御器5の積
分ゲインIを大きくする方法は種々の問題があり採用で
きない。また、主制御器4からM−RFP流量制御器5
までの間に、各種流量変動抑制回路を安易に挿入する
と、2ループ制御方式の利点である過渡変化時の制御性
に与える影響が大きくなる可能性があり、慎重に評価す
る必要がある。
【0014】本発明の第1の方法では、これらの問題点
を考慮し、フィードバック信号であるM−RFP入口流
量8に進み遅れ補償回路を追加した。
を考慮し、フィードバック信号であるM−RFP入口流
量8に進み遅れ補償回路を追加した。
【0015】この目的は、制御信号6によりM−RFP
入口流量8が変化を開始した時点で、進み要素により逸
早く(より大きく)流量制御器5へ流量信号をフィード
バックさせ、制御器内の制御偏差を小さくすることによ
り、制御信号6を小さくし、給水流量調節弁の位置が目
標値に対し行き過ぎない様にすることにある。これによ
り、流量制御信号6が実際の給水流量調節弁の動きを無
視し、制御信号により弁を無理に動かす様な状況を緩和
することが可能となる。この結果、給水流量変動の抑制
が達成される。
入口流量8が変化を開始した時点で、進み要素により逸
早く(より大きく)流量制御器5へ流量信号をフィード
バックさせ、制御器内の制御偏差を小さくすることによ
り、制御信号6を小さくし、給水流量調節弁の位置が目
標値に対し行き過ぎない様にすることにある。これによ
り、流量制御信号6が実際の給水流量調節弁の動きを無
視し、制御信号により弁を無理に動かす様な状況を緩和
することが可能となる。この結果、給水流量変動の抑制
が達成される。
【0016】尚、遅れ要素には、流量信号の微小で早い
変化がある場合には、この変化を押える効果がある。
変化がある場合には、この変化を押える効果がある。
【0017】本発明の第2の方法として、主制御器4か
らの出力信号とM−RFP入口流量信号との偏差演算を
実施した後に不感帯回路を通し、この信号をM−RFP
流量制御器5で比例積分演算を実施させる方式が考えら
れる。
らの出力信号とM−RFP入口流量信号との偏差演算を
実施した後に不感帯回路を通し、この信号をM−RFP
流量制御器5で比例積分演算を実施させる方式が考えら
れる。
【0018】この不感帯回路の目的は、主制御器出力信
号とM−RFP入口流量信号との間に微小な偏差がある
場合には制御信号を出力させず、ある一定値以上になっ
て始めて、給水流量調節弁7を開閉制御する信号を出す
ようにすることにある。これにより、微小な偏差の場合
には給水流量調節弁に流量制御信号6の出力が変化しな
いため、弁は開閉動作をせず、この結果給水流量の変動
が抑制されるという効果がある。さらに、この偏差があ
る一定値以上に大きくなるケース、すなわち過渡変化時
等には急速動作が可能であることより、2ループ制御方
式の利点も失わないという効果もある。
号とM−RFP入口流量信号との間に微小な偏差がある
場合には制御信号を出力させず、ある一定値以上になっ
て始めて、給水流量調節弁7を開閉制御する信号を出す
ようにすることにある。これにより、微小な偏差の場合
には給水流量調節弁に流量制御信号6の出力が変化しな
いため、弁は開閉動作をせず、この結果給水流量の変動
が抑制されるという効果がある。さらに、この偏差があ
る一定値以上に大きくなるケース、すなわち過渡変化時
等には急速動作が可能であることより、2ループ制御方
式の利点も失わないという効果もある。
【0019】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1に示す。
【0020】本発明の第1の方法による原子炉給水流量
制御装置は、主制御器4,M−RFP流量制御器5,T−
RFP流量制御器10等から構成される従来の制御装置
へのフィードバック信号であるM−RFP入口流量信号
8に進み遅れ補償回路9を追加したことに特徴がある。
制御装置は、主制御器4,M−RFP流量制御器5,T−
RFP流量制御器10等から構成される従来の制御装置
へのフィードバック信号であるM−RFP入口流量信号
8に進み遅れ補償回路9を追加したことに特徴がある。
【0021】主制御器4は、給水流量制御系全体の応答
性を決める機能を有しており、原子炉の水位変動をでき
るだけ少なくする様にP,Iゲインを設定する。M−R
FP流量制御器5およびT−RFP流量制御器10は、
主制御器4からの制御指令を受け、原子炉水位の変化分
を早急に回復すべく給水流量の制御を行う。ここで、M
−RFPは電動機により駆動されているため、その回転
数は一定、すなわちポンプ流量も一定となる。このポン
プ流量を制御するため、給水流量調節弁7が設置されて
いる。従って、M−RFP流量制御器5は、この給水流
量調節弁7を開閉制御することによりM−RFPからの
給水流量を調整している。また、T−RFPは、給水タ
ービンにより駆動されるポンプである。このポンプは、
タービン回転数は変化させることにより、ポンプ流量を
制御することができる。従って、T−RFP流量制御器
10は、この給水タービンの回転数を制御することによ
り、T−RFPの流量を調整している。
性を決める機能を有しており、原子炉の水位変動をでき
るだけ少なくする様にP,Iゲインを設定する。M−R
FP流量制御器5およびT−RFP流量制御器10は、
主制御器4からの制御指令を受け、原子炉水位の変化分
を早急に回復すべく給水流量の制御を行う。ここで、M
−RFPは電動機により駆動されているため、その回転
数は一定、すなわちポンプ流量も一定となる。このポン
プ流量を制御するため、給水流量調節弁7が設置されて
いる。従って、M−RFP流量制御器5は、この給水流
量調節弁7を開閉制御することによりM−RFPからの
給水流量を調整している。また、T−RFPは、給水タ
ービンにより駆動されるポンプである。このポンプは、
タービン回転数は変化させることにより、ポンプ流量を
制御することができる。従って、T−RFP流量制御器
10は、この給水タービンの回転数を制御することによ
り、T−RFPの流量を調整している。
【0022】進み遅れ補償回路9は、M−RFP入口流
量8に微小な変動があり、給水流量調節弁7にも「むだ
時間」特性を有している場合に発生する給水流量変動を
抑制し系統全体を安定な制御特性となる様にすることを
目時として設置したものである。
量8に微小な変動があり、給水流量調節弁7にも「むだ
時間」特性を有している場合に発生する給水流量変動を
抑制し系統全体を安定な制御特性となる様にすることを
目時として設置したものである。
【0023】図4に、従来の原子炉給水流量制御装置の
場合の、M−RFP入口流量8と制御信号6との関係の
例を示す。
場合の、M−RFP入口流量8と制御信号6との関係の
例を示す。
【0024】図4の様な流量変動が発生している給水流
量制御系に対し、本発明による進み遅れ補償回路9を有
する原子炉給水流量制御装置を適用した場合のM−RF
P入口流量8と制御信号6との関係を図5に示す。
量制御系に対し、本発明による進み遅れ補償回路9を有
する原子炉給水流量制御装置を適用した場合のM−RF
P入口流量8と制御信号6との関係を図5に示す。
【0025】この進み遅れ補償回路の追加により、M−
RFP入口流量の変動が大幅に抑制されていることがわ
かる。図5の例は、進みゲインT1=1.5,遅れゲイン
T2=0.5 に設置した場合の流量変動を示し、従来に
比較しその大きさが約1/3に抑制されていることが解
る。
RFP入口流量の変動が大幅に抑制されていることがわ
かる。図5の例は、進みゲインT1=1.5,遅れゲイン
T2=0.5 に設置した場合の流量変動を示し、従来に
比較しその大きさが約1/3に抑制されていることが解
る。
【0026】本発明の第2の実施例を図6に示す。
【0027】本発明の第2の方法による原子炉給水流量
制御装置は、主制御器4,M−RFP流量制御器5,T−
RFP流量制御器10等から構成される従来の制御装置
において、主制御器からの出力信号とM−RFP入口流
量信号8との偏差演算を実施した後の信号に不感帯回路
13を追加したことに特徴がある。
制御装置は、主制御器4,M−RFP流量制御器5,T−
RFP流量制御器10等から構成される従来の制御装置
において、主制御器からの出力信号とM−RFP入口流
量信号8との偏差演算を実施した後の信号に不感帯回路
13を追加したことに特徴がある。
【0028】不感帯回路13は、主制御器4とM−RF
P入口流量信号8との間に微小な偏差がある場合にはこ
れをゼロとしてM−RFP流量制御器5へ出力する。従
って、この様な場合M−RFP流量制御器はP,I演算
をせず、制御信号6も変化しない。この結果、給水流量
調節弁7も開閉動作をせず、M−RFP入口流量信号8
も変動が抑制されることになる。さらに偏差がある一定
値以上に大きくなった場合には、不感帯回路は単純に偏
差信号を通過させるだけの機能になるため、過渡変化時
等の急速動作が要求される時にも制御系全体の制御性に
悪影響を与えることはない。
P入口流量信号8との間に微小な偏差がある場合にはこ
れをゼロとしてM−RFP流量制御器5へ出力する。従
って、この様な場合M−RFP流量制御器はP,I演算
をせず、制御信号6も変化しない。この結果、給水流量
調節弁7も開閉動作をせず、M−RFP入口流量信号8
も変動が抑制されることになる。さらに偏差がある一定
値以上に大きくなった場合には、不感帯回路は単純に偏
差信号を通過させるだけの機能になるため、過渡変化時
等の急速動作が要求される時にも制御系全体の制御性に
悪影響を与えることはない。
【0029】従って、過渡変化に影響を与えない範囲
で、不感帯の幅を適切に設定すると、流量変動を全く無
くすることも可能となる。
で、不感帯の幅を適切に設定すると、流量変動を全く無
くすることも可能となる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、2ループ制御方式の原
子炉給水流量制御装置において、給水流量調節弁の「む
だ時間」特性に起因する給水流量変動が発生した場合に
も、2ループ制御方式の長所である過渡変化時の制御収
束性の良さを損なうことなく、この給水流量変動を抑制
できる効果がある。
子炉給水流量制御装置において、給水流量調節弁の「む
だ時間」特性に起因する給水流量変動が発生した場合に
も、2ループ制御方式の長所である過渡変化時の制御収
束性の良さを損なうことなく、この給水流量変動を抑制
できる効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例である原子炉給水流量制
御装置。
御装置。
【図2】従来の原子炉給水流量制御装置。
【図3】給水流量調節弁のむだ時間特性の説明図。
【図4】従来の原子炉給水流量制御装置の場合のM−R
FP入口流量と制御信号を示す図。
FP入口流量と制御信号を示す図。
【図5】本発明による原子炉給水流量制御装置の場合の
M−RFP入口流量と制御信号を示す図。
M−RFP入口流量と制御信号を示す図。
【図6】本発明の第2の実施例である原子炉給水流量制
御装置を示す図である。
御装置を示す図である。
1…原子炉水位信号、2…主蒸気流量信号、3…給水流
量信号、4…主制御器、5…M−RFP流量制御器、6
…制御信号、7…給水流量調節弁、8…M−RFP入口
流量、9…進み遅れ補償回路、10…T−RFP流量制
御器、11…タービン駆動給水ポンプ、12…T−RF
P入口流量、13…不感帯回路。
量信号、4…主制御器、5…M−RFP流量制御器、6
…制御信号、7…給水流量調節弁、8…M−RFP入口
流量、9…進み遅れ補償回路、10…T−RFP流量制
御器、11…タービン駆動給水ポンプ、12…T−RF
P入口流量、13…不感帯回路。
Claims (3)
- 【請求項1】沸騰水型原子力発電プラントで、原子炉水
位信号と主蒸気流量信号および、給水流量信号との偏差
を比例積分演算する第1の制御器と、この第1の制御器
からの出力信号と給水ポンプ入口流量信号との偏差を比
例積分演算する第2の制御器を有し、給水流量調節弁開
度またはタービン駆動給水ポンプの回転数を調整するこ
とにより原子炉の水位を制御する原子炉給水流量制御装
置において、第2の制御器へのフィードバック信号であ
る給水ポンプ入口流量信号を進み遅れ補償回路を通し、
その後に、第1の制御器からの出力信号との偏差を求
め、この偏差を第2の制御器で比例積分演算する様にし
たことを特徴とする原子炉給水流量制御装置。 - 【請求項2】請求項1の原子炉給水流量制御装置におい
て、進み遅れ補償回路の代わりに第1の制御器からの出
力信号と給水ポンプ入口流量信号との偏差演算後の信号
を不感帯回路を通した後に比例積分演算する様にしたこ
とを特徴とする原子給水流量制御装置。 - 【請求項3】請求項1の原子炉給水流量制御装置におい
て、進み遅れ補償回路と不感帯回路の両方を有すること
を特徴とする原子給水流量制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5061581A JPH06273582A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 原子炉給水流量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5061581A JPH06273582A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 原子炉給水流量制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06273582A true JPH06273582A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13175248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5061581A Pending JPH06273582A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 原子炉給水流量制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06273582A (ja) |
-
1993
- 1993-03-22 JP JP5061581A patent/JPH06273582A/ja active Pending
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