JPH0627491B2 - エンジンのバルブ駆動装置 - Google Patents
エンジンのバルブ駆動装置Info
- Publication number
- JPH0627491B2 JPH0627491B2 JP29175485A JP29175485A JPH0627491B2 JP H0627491 B2 JPH0627491 B2 JP H0627491B2 JP 29175485 A JP29175485 A JP 29175485A JP 29175485 A JP29175485 A JP 29175485A JP H0627491 B2 JPH0627491 B2 JP H0627491B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam member
- cam
- plunger
- valve
- camshaft
- Prior art date
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吸気バルブ又は、排気バルブを駆動するため
のカム部材をカムシャフトに対してロック、アンロック
を行うためのロック機構を備え、運転状態に応じてロッ
ク機構を制御しこれによってバルブ作動の制御を行うよ
うになったエンジンのバルブ駆動装置に関する。
のカム部材をカムシャフトに対してロック、アンロック
を行うためのロック機構を備え、運転状態に応じてロッ
ク機構を制御しこれによってバルブ作動の制御を行うよ
うになったエンジンのバルブ駆動装置に関する。
(従来技術) 従来から、エンジンの燃費性能及び出力性能等を向上さ
せる目的で運転状態に応じて、吸気バルブ及び排気バル
ブの作動を制御し、これによって、吸排気タイミング、
あるいは吸排気量を制御することが知られている。
せる目的で運転状態に応じて、吸気バルブ及び排気バル
ブの作動を制御し、これによって、吸排気タイミング、
あるいは吸排気量を制御することが知られている。
例えば、特開昭59−155515号公報には、2つの
カム部材を一体にした2連式カムを構成するとともに、
この2連式カム部材をカムシャフトに遊嵌する構造と
し、該カム部材とカムシャフトとの間の相対的回動を阻
止するための弁停止装置を備えたエンジンが開示されて
いる。
カム部材を一体にした2連式カムを構成するとともに、
この2連式カム部材をカムシャフトに遊嵌する構造と
し、該カム部材とカムシャフトとの間の相対的回動を阻
止するための弁停止装置を備えたエンジンが開示されて
いる。
この構造では、エンジンの比較的軽負荷時には、弁停止
装置に油圧を導入して、ロックを解除し、2連式カム部
材の相対的回動を許容するようになっている。すなわち
軽負荷時には、2連式カムはバルブの開動作を生じさせ
ず、当該2連式カムに対応するバルブは、閉状態に維持
される。
装置に油圧を導入して、ロックを解除し、2連式カム部
材の相対的回動を許容するようになっている。すなわち
軽負荷時には、2連式カムはバルブの開動作を生じさせ
ず、当該2連式カムに対応するバルブは、閉状態に維持
される。
この装置において弁停止装置は、カム部材とカムシャフ
ト内に半径方向に連通可能に形成された係合穴内を摺動
するプランジャを設け、該プランジャカム部材側係合穴
への進入、脱出を制御することにより、カム部材のロッ
ク、アンロックを制御するようになっている。
ト内に半径方向に連通可能に形成された係合穴内を摺動
するプランジャを設け、該プランジャカム部材側係合穴
への進入、脱出を制御することにより、カム部材のロッ
ク、アンロックを制御するようになっている。
(解決しようとする問題点) このようなプランジャを用いたロック機構では、プラン
ジャの係合穴への進入、脱出を確実に制御することが前
提となるが、カムシャフトは極めて高速で回転するた
め、作動の確実性を行ることが困難となる。このため、
プランジャがカム部材側の係合穴に入りやすくするた
め、該係合穴をプランジャの径より僅かに大きく形成す
ることが考えられる。しかし、このようにすると、プラ
ンジャと係合穴壁面との間にすき間が生じ、この結果、
適正なバルブ作動特性が得られないという問題がある。
ジャの係合穴への進入、脱出を確実に制御することが前
提となるが、カムシャフトは極めて高速で回転するた
め、作動の確実性を行ることが困難となる。このため、
プランジャがカム部材側の係合穴に入りやすくするた
め、該係合穴をプランジャの径より僅かに大きく形成す
ることが考えられる。しかし、このようにすると、プラ
ンジャと係合穴壁面との間にすき間が生じ、この結果、
適正なバルブ作動特性が得られないという問題がある。
(問題を解決するための手段) 本発明は、上記問題を解決するために構成されたもの
で、確実な作動を行うことができ、従って、信頼性のあ
るバルブ制御を行うことができ、しかも、ロック状態に
おいてカム部材とカムシャフトの間のガタつきがなく、
従って、適正なバルブ作動特性を与えることができるロ
ック機構を備えたバルブ駆動装置を提供することを目的
とする。
で、確実な作動を行うことができ、従って、信頼性のあ
るバルブ制御を行うことができ、しかも、ロック状態に
おいてカム部材とカムシャフトの間のガタつきがなく、
従って、適正なバルブ作動特性を与えることができるロ
ック機構を備えたバルブ駆動装置を提供することを目的
とする。
本発明のバルブ駆動装置は、カムシャフトと、該カムシ
ャフトに回動自在に取付けられ吸気バルブ又は排気バル
ブを駆動するためのカム部材を備えている。そして、該
カム部材及びカムシャフトにはカム部材の所定の回転位
置において同時に連通し得るように半径方向に延びる一
対の係合穴の組が形成されている。各カム部材側の係合
穴はカムシャフト側の係合穴よりも僅かに大径に形成さ
れる。また、該各カム部材側の係合穴にはバネ及び該バ
ネによって付勢される第1プランジャが摺動自在に配置
される。各カムシャフト側の係合穴はカムシャフト内部
に形成されたオイル通路に連通しており該カムシャフト
側係合穴には摺動自在に第2プランジャが配置される。
前記カムシャフト内のオイル通路への油圧を制御するこ
とにより第2プランジャがカム部材側係合穴に対して進
入又は脱出しこれによってカム部材をカムシャフトにロ
ック又ははアンロックすることができるようになってい
る。そして各第2プランジャがカム部材側係合穴に進入
したときカム部材にカムシャフトに対する相対的回動が
不能になるように各カムシャフト側係合穴が各カム部材
側係合穴に対してオフセットして配置されている。
ャフトに回動自在に取付けられ吸気バルブ又は排気バル
ブを駆動するためのカム部材を備えている。そして、該
カム部材及びカムシャフトにはカム部材の所定の回転位
置において同時に連通し得るように半径方向に延びる一
対の係合穴の組が形成されている。各カム部材側の係合
穴はカムシャフト側の係合穴よりも僅かに大径に形成さ
れる。また、該各カム部材側の係合穴にはバネ及び該バ
ネによって付勢される第1プランジャが摺動自在に配置
される。各カムシャフト側の係合穴はカムシャフト内部
に形成されたオイル通路に連通しており該カムシャフト
側係合穴には摺動自在に第2プランジャが配置される。
前記カムシャフト内のオイル通路への油圧を制御するこ
とにより第2プランジャがカム部材側係合穴に対して進
入又は脱出しこれによってカム部材をカムシャフトにロ
ック又ははアンロックすることができるようになってい
る。そして各第2プランジャがカム部材側係合穴に進入
したときカム部材にカムシャフトに対する相対的回動が
不能になるように各カムシャフト側係合穴が各カム部材
側係合穴に対してオフセットして配置されている。
本発明の好ましい態様では、カム部材側の2つの係合穴
のうち、一方の係合穴の第2プランジャが進入する側に
は、回動方向に沿って該第2プランジャの進入を案内す
る助走溝が形成されるとともに他方の係合穴の第2プラ
ンジャの脱出側には、第2プランジャの脱出を助ける同
様の助走溝が形成される。
のうち、一方の係合穴の第2プランジャが進入する側に
は、回動方向に沿って該第2プランジャの進入を案内す
る助走溝が形成されるとともに他方の係合穴の第2プラ
ンジャの脱出側には、第2プランジャの脱出を助ける同
様の助走溝が形成される。
また、本発明に係る一対の係合穴の組は、単一のカム面
を有するカム部材について形成することもできるが、カ
ム部材を2つのカム面を有する2連式のカム部材で構成
し、各カム面に対応して、上記の条件を有するように、
1つづつ設置するようにしても良い。さらに、本発明の
バルブ駆動装置は、好ましくは上記オイル通路への油圧
の供給を制御する制御弁を備えている。本発明の構造に
よれば、カム部材側の係合穴とカムシャフト側の係合穴
とは、カムシャフトの軸方向において整合した位置に形
成されており、すなわち、2つの係合穴は、所定の周方
向において連通し、このとき、第1プランジャと第2プ
ランジャが当接するようになっている。第1プランジャ
と第2プランジャが当接した場合において、制御弁の作
動によりカムシャフトのオイル通路に油圧が導入される
と、第2プランジャは該油圧によりカムシャフトの孔内
を摺動し第1プランジャをバネの付勢力に抗しつつ押
し、カム部材の孔内に突出する。これによって、カム部
材はカムシャフトに固定され、すなわちロックされカム
部材とカムシャフトとの相対的回動は阻止され、カム部
材はカムシャフトとともに回転しこれによって、該カム
部材によるバルブ駆動が可能となる。
を有するカム部材について形成することもできるが、カ
ム部材を2つのカム面を有する2連式のカム部材で構成
し、各カム面に対応して、上記の条件を有するように、
1つづつ設置するようにしても良い。さらに、本発明の
バルブ駆動装置は、好ましくは上記オイル通路への油圧
の供給を制御する制御弁を備えている。本発明の構造に
よれば、カム部材側の係合穴とカムシャフト側の係合穴
とは、カムシャフトの軸方向において整合した位置に形
成されており、すなわち、2つの係合穴は、所定の周方
向において連通し、このとき、第1プランジャと第2プ
ランジャが当接するようになっている。第1プランジャ
と第2プランジャが当接した場合において、制御弁の作
動によりカムシャフトのオイル通路に油圧が導入される
と、第2プランジャは該油圧によりカムシャフトの孔内
を摺動し第1プランジャをバネの付勢力に抗しつつ押
し、カム部材の孔内に突出する。これによって、カム部
材はカムシャフトに固定され、すなわちロックされカム
部材とカムシャフトとの相対的回動は阻止され、カム部
材はカムシャフトとともに回転しこれによって、該カム
部材によるバルブ駆動が可能となる。
本発明では、第1プランジャは第2プランジャより大径
に構成されており、すなわち、カム部材側係合穴は、カ
ムシャフト側係合穴よりも大きくなっている。これは、
第2プランジャのカム側係合穴への進入、脱出を容易に
するための構成であるが、この構成では、ロック状態に
おいて、第2プランジャとカム部材側係合穴の壁面との
間にすき間が存在するためカム部材のガタつきが発生す
ることとなる。本発明では、このガタつきの問題を解消
するため2つのロック機構を組合わせて活用するように
なっている。すなわち、カム部材側係合穴とカムシャフ
ト側係合穴は例えばロック状態において、両者の径の差
だけオフセットした状態になるように、位置関係が決定
される。この結果、2つの第2プランジャは、カム部材
側係合穴に進入したとき、すなわち、ロック状態におい
て、係合穴の壁面に接触した状態になり、従って、カム
部材は、カムシャフトに対して完全に回動不能に固定さ
れる。
に構成されており、すなわち、カム部材側係合穴は、カ
ムシャフト側係合穴よりも大きくなっている。これは、
第2プランジャのカム側係合穴への進入、脱出を容易に
するための構成であるが、この構成では、ロック状態に
おいて、第2プランジャとカム部材側係合穴の壁面との
間にすき間が存在するためカム部材のガタつきが発生す
ることとなる。本発明では、このガタつきの問題を解消
するため2つのロック機構を組合わせて活用するように
なっている。すなわち、カム部材側係合穴とカムシャフ
ト側係合穴は例えばロック状態において、両者の径の差
だけオフセットした状態になるように、位置関係が決定
される。この結果、2つの第2プランジャは、カム部材
側係合穴に進入したとき、すなわち、ロック状態におい
て、係合穴の壁面に接触した状態になり、従って、カム
部材は、カムシャフトに対して完全に回動不能に固定さ
れる。
さらに、本発明によれば、カムシャフト内のオイル通路
への油圧を制御する制御弁は、エンジンの運転状態に応
じて制御されるようになっており、これによって、カム
部材のロック、アンロックが制御される。
への油圧を制御する制御弁は、エンジンの運転状態に応
じて制御されるようになっており、これによって、カム
部材のロック、アンロックが制御される。
本発明に従う上記のロック機構を用いて1つのバルブに
対して、複数のカム部材を設け、このカム部材を選択的
にバルブの作動に寄与させることができ、この場合複数
のカム部材を、それぞれ異なるカムプロフィールを有す
るように構成し、適宜カム部材を選択的に作動させるよ
うにすれば、運転状態に応じて異なる開弁タイミング、
開弁期間、及びバルブリフト量を与えることができる。
対して、複数のカム部材を設け、このカム部材を選択的
にバルブの作動に寄与させることができ、この場合複数
のカム部材を、それぞれ異なるカムプロフィールを有す
るように構成し、適宜カム部材を選択的に作動させるよ
うにすれば、運転状態に応じて異なる開弁タイミング、
開弁期間、及びバルブリフト量を与えることができる。
さらに、特定の気筒のカム部材をすべてカムシャフトに
対して回動自在にロック機構を用いて制御し得るように
構成することもでき、これによって、当該気筒のバルブ
作動を一定の運転状態のとき完全に停止することもでき
る。
対して回動自在にロック機構を用いて制御し得るように
構成することもでき、これによって、当該気筒のバルブ
作動を一定の運転状態のとき完全に停止することもでき
る。
(発明の効果) 本発明によれば、上記のように、プランジャを用いたロ
ック機構は、ロック用プランジャと係合するカム部材側
係合穴が、該プランジャよりも大径になっているので、
プランジャの進入、脱出が極めて、容易であり、従っ
て、確実なバルブ駆動制御を行なうことができる。この
場合、本発明の構造では、同様な構造の一対のロック機
構が組合わされて用いられるようになっており、各ロッ
ク機構のカム部材側係合穴とカムシャフト側係合穴と
は、ロック状態において、ロック用プランジャが係合穴
の壁面に接触しており、従って、カム部材は、完全に回
動不能にカムシャフトに固定される。従って、作動容易
性を得るために設けたクリアランスによって、カム部材
のガタつきが生じるといった問題を解消することができ
る。また、カムシャフトの回転方向に沿ってカム部材側
係合穴に助走溝を設けた場合には、さらに、プランジャ
の係合穴への進入、脱出が容易となり、作動の確実性を
さらに向上されることができる。なお、本発明はDOH
C、及びSOHCのいずれに対してもまた休筒運転を行
うエンジンに対しても適用することができ、汎用性の面
でも優れている。
ック機構は、ロック用プランジャと係合するカム部材側
係合穴が、該プランジャよりも大径になっているので、
プランジャの進入、脱出が極めて、容易であり、従っ
て、確実なバルブ駆動制御を行なうことができる。この
場合、本発明の構造では、同様な構造の一対のロック機
構が組合わされて用いられるようになっており、各ロッ
ク機構のカム部材側係合穴とカムシャフト側係合穴と
は、ロック状態において、ロック用プランジャが係合穴
の壁面に接触しており、従って、カム部材は、完全に回
動不能にカムシャフトに固定される。従って、作動容易
性を得るために設けたクリアランスによって、カム部材
のガタつきが生じるといった問題を解消することができ
る。また、カムシャフトの回転方向に沿ってカム部材側
係合穴に助走溝を設けた場合には、さらに、プランジャ
の係合穴への進入、脱出が容易となり、作動の確実性を
さらに向上されることができる。なお、本発明はDOH
C、及びSOHCのいずれに対してもまた休筒運転を行
うエンジンに対しても適用することができ、汎用性の面
でも優れている。
(実施例の説明) 以下図面を参照しつつ本発明の実施例につき説明する。
第1図及び第2図を参照すれば、エンジンは燃焼室に臨
むバルブ1を開閉駆動するバルブ駆動装置を備えてい
る。バルブ駆動装置は、エンジンの上部に、シリンダヘ
ッド2とキャップ3とで形成されるジャーナル部にライ
ナー4を介して回動自在に支持されるカムシャフト5を
備えている。本例のカムシャフト5には、バルブ1を駆
動するための2つのカム部材6、7が取付けられてい
る。この場合、2つのカム部材6、7は、異なるカムプ
ロフィールを有するように構成されるとともに、大きい
カムプロフィールを有するカム部材7は、カムシャフト
5に対して回動自在に、一方、カム部材6は、常時固定
的に取付けられる。バルブ1は、バルブステム1aの中
間部分でバルブガイド8を介してシリンダヘッド2に摺
動自在に支持されている。また、バルブステム1aの先
端部付近に取付けられるバネ抑え9と、シリンダヘッド
2に形成されたシート面2aとの間には、コイルバネ1
0が縮装されている。さらに、バルブステム1aの頂部
を覆うようにバルブバケット11が取付けられており、
このバケット11の頂面にカム部材6、7のカム面が摺
接するようになっている。この場合、カム部材7は、ロ
ック機構12によって制御されるようになっており、ロ
ック機構12が作動したときカム部材7は、カムシャフ
ト5に対する相対的回動が拘束され、カムシャフトとと
もに回動するようになる。この状態では、カム部材7の
カムプロフィールがカム部材6のカムプロフィールより
も大きいので、カム部材7が優先して、バルブ1を駆動
する。本例では、カム部材7は、高速領域でロックされ
るようになっており、従って、カム部材6は低速カムと
して機能し、カム部材7は、高速カムとして機能する。
また、本例では、大きなバルブリフト量を与えるカム部
材7のバルブバケット11との接触面圧がカム部材6に
比して高くならないように、カム部材7をカム部材6よ
りも巾広に形成している。また、高速用カム部材7は、
バルブ1の作動方向の中心軸13からのオフセット量
が、カム部材6よりも小さくなるように配置されてお
り、バルブステム1aにかかる偏荷重が極力小さくなる
ように構成されている。このカム部材7のカムシャフト
軸方向への移動は、係止ピン14により不能にされてい
る。カム部材制御用油圧は、第1図に示すようにオイル
ポンプ23から油圧通路24に設けられたオイルフィル
タ25、及びコントロール用電磁弁26を介してジャー
ナル部に形成された油圧通路27とに導入され、さらに
ジャーナル部の半径方向に形成された貫通穴28から油
圧室22に導入される。電磁弁26は、好ましくは、マ
イクロコンピュータを含んで構成される電子制御コント
ローラ30によって制御されるようににっており、オイ
ルポンプ23からの油圧の油圧室22への導入又はその
解除を切換えるようになっている。電磁弁は油圧を油圧
室22に導入しない場合には、リターンポート26aか
らオイルをオイルパン31に戻すようになっている。コ
ントローラ30には、エンジン回転数、エンジン負荷等
の信号が入力されるようになっており、コントローラ3
0はこの入力信号に基づいて電磁弁26のソレノイド2
6bに命令信号を出力し、電磁弁26を切換作動させ
る。
むバルブ1を開閉駆動するバルブ駆動装置を備えてい
る。バルブ駆動装置は、エンジンの上部に、シリンダヘ
ッド2とキャップ3とで形成されるジャーナル部にライ
ナー4を介して回動自在に支持されるカムシャフト5を
備えている。本例のカムシャフト5には、バルブ1を駆
動するための2つのカム部材6、7が取付けられてい
る。この場合、2つのカム部材6、7は、異なるカムプ
ロフィールを有するように構成されるとともに、大きい
カムプロフィールを有するカム部材7は、カムシャフト
5に対して回動自在に、一方、カム部材6は、常時固定
的に取付けられる。バルブ1は、バルブステム1aの中
間部分でバルブガイド8を介してシリンダヘッド2に摺
動自在に支持されている。また、バルブステム1aの先
端部付近に取付けられるバネ抑え9と、シリンダヘッド
2に形成されたシート面2aとの間には、コイルバネ1
0が縮装されている。さらに、バルブステム1aの頂部
を覆うようにバルブバケット11が取付けられており、
このバケット11の頂面にカム部材6、7のカム面が摺
接するようになっている。この場合、カム部材7は、ロ
ック機構12によって制御されるようになっており、ロ
ック機構12が作動したときカム部材7は、カムシャフ
ト5に対する相対的回動が拘束され、カムシャフトとと
もに回動するようになる。この状態では、カム部材7の
カムプロフィールがカム部材6のカムプロフィールより
も大きいので、カム部材7が優先して、バルブ1を駆動
する。本例では、カム部材7は、高速領域でロックされ
るようになっており、従って、カム部材6は低速カムと
して機能し、カム部材7は、高速カムとして機能する。
また、本例では、大きなバルブリフト量を与えるカム部
材7のバルブバケット11との接触面圧がカム部材6に
比して高くならないように、カム部材7をカム部材6よ
りも巾広に形成している。また、高速用カム部材7は、
バルブ1の作動方向の中心軸13からのオフセット量
が、カム部材6よりも小さくなるように配置されてお
り、バルブステム1aにかかる偏荷重が極力小さくなる
ように構成されている。このカム部材7のカムシャフト
軸方向への移動は、係止ピン14により不能にされてい
る。カム部材制御用油圧は、第1図に示すようにオイル
ポンプ23から油圧通路24に設けられたオイルフィル
タ25、及びコントロール用電磁弁26を介してジャー
ナル部に形成された油圧通路27とに導入され、さらに
ジャーナル部の半径方向に形成された貫通穴28から油
圧室22に導入される。電磁弁26は、好ましくは、マ
イクロコンピュータを含んで構成される電子制御コント
ローラ30によって制御されるようににっており、オイ
ルポンプ23からの油圧の油圧室22への導入又はその
解除を切換えるようになっている。電磁弁は油圧を油圧
室22に導入しない場合には、リターンポート26aか
らオイルをオイルパン31に戻すようになっている。コ
ントローラ30には、エンジン回転数、エンジン負荷等
の信号が入力されるようになっており、コントローラ3
0はこの入力信号に基づいて電磁弁26のソレノイド2
6bに命令信号を出力し、電磁弁26を切換作動させ
る。
第3図を併せて参照すれば、カム部材7のロック、アン
ロックを制御するために、ロック機構12a、12bが
設けられている。ロック機構12a、12bは、同一の
構造を有するので、ロック機構12aについてのみ説明
し、ロック機構12bについては、対応する符号を付し
て説明は省略する。ロック機構12aは、カム部材7に
形成された係合穴7aに嵌合するカム部材側プランジャ
すなわち第1プランジャ16aと該第1プランジャ16
aと係合穴7aの端面との間に縮装されるバネ17a
と、第1プランジャ16よりも小径で、かつ、カムシャ
フト5の半径方向に形成された係合穴5aに嵌合するシ
ャフト側プランジャすなわち第2プランジャ18aとを
備えている。ロック機構12aは、油圧によって作動す
るようになっており、カムシャフトの回転軸に沿って形
成されたオイル通路19をプラグ20によって仕切るこ
とによって形成される油圧室22に油圧が導入されたと
き、第2プランジャ18aがバネ17aの弾性力に抗し
て第1プランジャ16aを押し、カム部材内面の回転方
向に沿って係合穴7aのトレーリング側すなわち、第2
プランジャ18aの進入側に形成された助走溝27aに
摺接しつつ移動してカム側係合穴7a内に進入する。
ロックを制御するために、ロック機構12a、12bが
設けられている。ロック機構12a、12bは、同一の
構造を有するので、ロック機構12aについてのみ説明
し、ロック機構12bについては、対応する符号を付し
て説明は省略する。ロック機構12aは、カム部材7に
形成された係合穴7aに嵌合するカム部材側プランジャ
すなわち第1プランジャ16aと該第1プランジャ16
aと係合穴7aの端面との間に縮装されるバネ17a
と、第1プランジャ16よりも小径で、かつ、カムシャ
フト5の半径方向に形成された係合穴5aに嵌合するシ
ャフト側プランジャすなわち第2プランジャ18aとを
備えている。ロック機構12aは、油圧によって作動す
るようになっており、カムシャフトの回転軸に沿って形
成されたオイル通路19をプラグ20によって仕切るこ
とによって形成される油圧室22に油圧が導入されたと
き、第2プランジャ18aがバネ17aの弾性力に抗し
て第1プランジャ16aを押し、カム部材内面の回転方
向に沿って係合穴7aのトレーリング側すなわち、第2
プランジャ18aの進入側に形成された助走溝27aに
摺接しつつ移動してカム側係合穴7a内に進入する。
ロック機構12bは、ロック機構12aに対して回転方
向に一定距離だけ隔置して配置されて、同様に油圧室2
2に油圧が導入されたとき、プランジャ16bが係合穴
7b内に突出する。すなわち、ロック機構12a、12
bは、同期して作動し、カム部材7は、第2プランジャ
18a、18bが係合穴7a、7b内に進入したとき、
ロック状態になり、脱出したときアンロック状態とな
る。なおロック機構12bの助走溝27bは、係合穴7
bのリーディング側すなわち、第2プランジャ18bの
脱出側に設けられている。さらに本発明の構造では、係
合穴7a、7bの中心線間距離と、係合穴5a、5bの
中心線間距離とは、係合穴7a、7bと係合穴5a、5
bの径の差だけ異なっている。すなわち、ロック状態に
おいて、係合穴7a、7b及び5a、5bの壁面は、内
側又は、外側のいずれかにおいて、面一になるように、
カムシャフト側係合穴5a、5bとカム部材側係合穴7
a、7bとのオフセットされた位置関係が決定されてい
る。従って、第2プランジャ18a、18bがカム部材
側係合穴7a、7b内に進入してロック状態になったと
き、プランジャ18a、18bが係合穴7a、7bの壁
面に接触状態になり、この結果、カム部材7のカムシャ
フト5に対する相対的回動が全く不能になる。
向に一定距離だけ隔置して配置されて、同様に油圧室2
2に油圧が導入されたとき、プランジャ16bが係合穴
7b内に突出する。すなわち、ロック機構12a、12
bは、同期して作動し、カム部材7は、第2プランジャ
18a、18bが係合穴7a、7b内に進入したとき、
ロック状態になり、脱出したときアンロック状態とな
る。なおロック機構12bの助走溝27bは、係合穴7
bのリーディング側すなわち、第2プランジャ18bの
脱出側に設けられている。さらに本発明の構造では、係
合穴7a、7bの中心線間距離と、係合穴5a、5bの
中心線間距離とは、係合穴7a、7bと係合穴5a、5
bの径の差だけ異なっている。すなわち、ロック状態に
おいて、係合穴7a、7b及び5a、5bの壁面は、内
側又は、外側のいずれかにおいて、面一になるように、
カムシャフト側係合穴5a、5bとカム部材側係合穴7
a、7bとのオフセットされた位置関係が決定されてい
る。従って、第2プランジャ18a、18bがカム部材
側係合穴7a、7b内に進入してロック状態になったと
き、プランジャ18a、18bが係合穴7a、7bの壁
面に接触状態になり、この結果、カム部材7のカムシャ
フト5に対する相対的回動が全く不能になる。
本例では、エンジンの高速時に油圧室22に油圧が導入
されカムシャフト側プランジャ18a、18bが油圧に
よってカム部材側の係合穴7aに進入し、カム部材7を
ロックするようになっている。
されカムシャフト側プランジャ18a、18bが油圧に
よってカム部材側の係合穴7aに進入し、カム部材7を
ロックするようになっている。
本例の構造によれば、カム部材側係合穴7a、7bは、
第2プランジャ18a、18bよりも大径に形成されて
いるとともに、係合穴7a、7bの周辺に助走溝27
a、27bが形成されているので、第2プランジャ18
a、18bの係合穴7a、7bへの進入、脱出が容易に
なり、従って、確実なロック、アンロック作動を行なわ
せることができる。また、カム部材側係合穴7a、7b
とカムシャフト側係合穴5a、5bとは、一定のオフセ
ット量を有するように位置関係が決定されているのでロ
ック状態において、上記第2プランジャ18a、18b
と係合穴7a、7bとの径の差があるにもかかわらず、
カム部材7とカムシャフトの間の良好なロック状態を得
ることができる。この結果本例の構造によって、運転状
態に応じた適正なバルブ駆動制御を与えることができ
る。
第2プランジャ18a、18bよりも大径に形成されて
いるとともに、係合穴7a、7bの周辺に助走溝27
a、27bが形成されているので、第2プランジャ18
a、18bの係合穴7a、7bへの進入、脱出が容易に
なり、従って、確実なロック、アンロック作動を行なわ
せることができる。また、カム部材側係合穴7a、7b
とカムシャフト側係合穴5a、5bとは、一定のオフセ
ット量を有するように位置関係が決定されているのでロ
ック状態において、上記第2プランジャ18a、18b
と係合穴7a、7bとの径の差があるにもかかわらず、
カム部材7とカムシャフトの間の良好なロック状態を得
ることができる。この結果本例の構造によって、運転状
態に応じた適正なバルブ駆動制御を与えることができ
る。
第4図を参照すれば、本発明の他の実施例が示されてお
り、本例では、カム部材37は、それぞれ異なる気筒の
バルブ1を駆動する2つのカム部38、39を有する2
連式カム部材として構成されており、前例と同様に、カ
ムシャフト5に遊嵌している。本例の構造の説明は、前
例と異なる点についてのみ行い、共通する部分について
は、対応する部材に同一の符号を付して説明は省略す
る。カム部材37は、両端部にカム部38、39を備え
るとともに中央部にシリンダヘッド2に支持される軸受
部37aを備えている。カム部38、39には、前例と
同様のロック機構12a、12bがそれぞれ1つずつ設
置される。この2つのロック機構は、前例と同様の回転
方向の位置関係で配置されており、ロック状態において
2つのロック機構12a、12bが協働してカム部材3
7をカムシャフト5に対して回転不能に拘束する。従っ
て、本例の構造においても、前例と同様の効果を得るこ
とができる。
り、本例では、カム部材37は、それぞれ異なる気筒の
バルブ1を駆動する2つのカム部38、39を有する2
連式カム部材として構成されており、前例と同様に、カ
ムシャフト5に遊嵌している。本例の構造の説明は、前
例と異なる点についてのみ行い、共通する部分について
は、対応する部材に同一の符号を付して説明は省略す
る。カム部材37は、両端部にカム部38、39を備え
るとともに中央部にシリンダヘッド2に支持される軸受
部37aを備えている。カム部38、39には、前例と
同様のロック機構12a、12bがそれぞれ1つずつ設
置される。この2つのロック機構は、前例と同様の回転
方向の位置関係で配置されており、ロック状態において
2つのロック機構12a、12bが協働してカム部材3
7をカムシャフト5に対して回転不能に拘束する。従っ
て、本例の構造においても、前例と同様の効果を得るこ
とができる。
第1図は、本発明の1実施例に係るエンジンの部分断面
図、第2図は、第1図の実施例のカム部材の詳細図、第
3図は、ロック機構の詳細図、第4図は、本発明の他の
実施例にかかるバルブ駆動装置の部分断面図である。 1……バルブ、1a……バルブステム、 2……シリンダヘッド、3……キャップ、 5……カムシャフト、6,7,37……カム部材、 12a,12b……ロック機構、 16a,16b、18a、18b……プランジャ、 22……油圧室、26……電磁弁、 30……コントローラ。
図、第2図は、第1図の実施例のカム部材の詳細図、第
3図は、ロック機構の詳細図、第4図は、本発明の他の
実施例にかかるバルブ駆動装置の部分断面図である。 1……バルブ、1a……バルブステム、 2……シリンダヘッド、3……キャップ、 5……カムシャフト、6,7,37……カム部材、 12a,12b……ロック機構、 16a,16b、18a、18b……プランジャ、 22……油圧室、26……電磁弁、 30……コントローラ。
Claims (1)
- 【請求項1】カムシャフトと、該カムシャフトに回転自
在に取付けられ吸気バルブ又は排気バルブを駆動するた
めのカム部材を備えており、該カム部材及びカムシャフ
トにはカム部材の所定の回転位置において同時に連通し
得るように半径方向に延びる一対の係合穴の組が形成さ
れており、各カム部材側の係合穴はカムシャフト側の係
合穴よりも僅かに大径に形成されるとともに該各カム部
材側の係合穴にはバネ及び該バネによって付勢される第
1プランジャが摺動自在に配置され、各カムシャフト側
の係合穴はカムシャフト内部に形成されたオイル通路に
連通しており該カムシャフト側係合穴には摺動自在に第
2プランジャが配置され、前記カムシャフト内のオイル
通路内への油圧を制御することにより第2プランジャが
カム部材側係合穴に対して進入又は脱出しこれによって
カム部材をカムシャフトにロック又ははアンロックする
ことができるようになっており、各第2プランジャがカ
ム部材側係合穴に進入したときに各カムシャフト側係合
穴が各カム部材側係合穴に対して所定量だけ周方向にオ
フセットされており、この結果各第2プランジャが協働
してカム部材を拘束するように構成されたことを特徴と
するエンジンのバルブ駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29175485A JPH0627491B2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | エンジンのバルブ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29175485A JPH0627491B2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | エンジンのバルブ駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62150017A JPS62150017A (ja) | 1987-07-04 |
| JPH0627491B2 true JPH0627491B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=17772980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29175485A Expired - Lifetime JPH0627491B2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | エンジンのバルブ駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627491B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011524482A (ja) * | 2008-06-16 | 2011-09-01 | アウディー アーゲー | ダブルカムキャリヤを備えた内燃機関のガス交換バルブの動弁装置 |
-
1985
- 1985-12-24 JP JP29175485A patent/JPH0627491B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011524482A (ja) * | 2008-06-16 | 2011-09-01 | アウディー アーゲー | ダブルカムキャリヤを備えた内燃機関のガス交換バルブの動弁装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62150017A (ja) | 1987-07-04 |
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