JPH06276686A - 高圧三相配電線の相切替装置 - Google Patents

高圧三相配電線の相切替装置

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JPH06276686A
JPH06276686A JP5061736A JP6173693A JPH06276686A JP H06276686 A JPH06276686 A JP H06276686A JP 5061736 A JP5061736 A JP 5061736A JP 6173693 A JP6173693 A JP 6173693A JP H06276686 A JPH06276686 A JP H06276686A
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匡毅 杉山
Kazuaki Kato
和昭 加藤
Masato Imai
正人 今井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実質的に無停電で、かつ短絡事故等のおそれ
なく相の切り替えを行うことができる高圧三相配電線の
相切替装置を提供すること。 【構成】 切断される相bの切断点Xと並列に第1開閉
器1を取り付け、切断点Xよりも負荷側の点と接続され
る相cとの間に第1開閉器1の開路に引続き高速で閉動
作を行う無接点開閉器3を取り付け、この無接点開閉器
3と並列にその閉動作に引続き閉動作を行う第2開閉器
2を取り付ける。これらの各開閉器1、2、3に電流検
出手段4、5、6を設け、制御装置7が各開閉器の動作
を確認しつつ相の切替えを行っていくようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三相負荷電流の不平衡
が大きい高圧三相配電線において、単相負荷が接続され
ている相を残りの相に切り替えるために使用される高圧
三相配電線の相切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高圧三相配電線に対する単相負荷の接続
は、三相中の任意の二相に対して行われることとなる
が、実際の系統においては単相負荷が特定の二相に集中
して接続されることが多い。このような場合には三相負
荷電流の不平衡状態を招き、電力設備の利用効率が悪く
なったり、三相誘導モータ等の負荷にも悪影響を及ぼし
たりする。
【0003】そこでこのような場合には、単相負荷が接
続されている相を残りの相に切り替えることにより三相
負荷電流の不平衡を減少させることが考えられる。とこ
ろがこのためには長時間の停電工事を必要とするので、
通常は相の切り替えを行うことなく運用されていること
が多かった。
【0004】上記の実情に鑑み、本発明者等は実質的に
無停電で相の切り替えを行うことができる相切替装置を
発明し、既に特願平4-228772号として特許出願した。こ
の先願の相切替装置は、図7に示すように配電線の切断
される相bの切断点Xと並列に第1開閉器1を取り付け
るとともに、前記切断点Xよりも負荷L側の点と接続さ
れる相cとの間に、第1開閉器1の開路に引続き高速で
閉動作を行う無接点開閉器3を取り付け、さらにこの無
接点開閉器3と並列にその閉動作に引続き閉動作を行う
第2開閉器2を取り付けたものである。
【0005】この相切替装置は、第1開閉器1をオンと
して切断点Xを切断したうえ、第1開閉器1をオフとす
ると同時に無接点開閉器3をオンとして瞬時に相の切り
替えを行い、更に第2開閉器2を閉じたうえで第2開閉
器2と並列に結線を行うという手順で工事を進行するた
めのものである。しかしこの先願の相切替装置におい
て、例えば第1開閉器が開放されていないにもかかわら
ず無接点開閉器を投入した場合には、相間短絡事故が発
生するおそれがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、無停電で相の切り替えを行うこと
ができ、しかも短絡事故等の可能性を完全に防止できる
高圧三相配電線の相切替装置を提供するために完成され
たものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、配電線の切断される相の切断点
と並列に第1開閉器を取り付けるとともに、前記切断点
よりも負荷側の点と接続される相との間に第1開閉器の
開路に引続き高速で閉動作を行う無接点開閉器を取り付
け、さらにこの無接点開閉器と並列にその閉動作に引続
き閉動作を行う第2開閉器を取り付けた相切替装置にお
いて、各開閉器に電流検出手段を設けるとともに、各開
閉器が動作する度に電流を検出して相の切替えを行って
いく制御装置を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の高圧三相配電線の相切替装置は、各開
閉器に取り付けた電流検出手段により各開閉器の動作を
確認しつつ制御装置が相の切替えを進行するので、短絡
事故の発生を完全に防止しつつ相の切替えを完了するこ
とができる。なお、具体的な構成及び手順は次の実施例
によって詳細に説明する。
【0009】
【実施例】〔実施例1〕図1は第1の実施例の構成を示
す回路図であり、a,b,cの三相配電線のa−b間に
接続されている負荷Lをa−c間に切り替える例を示し
ている。ここでbを切断される相、cを接続される相、
Xを切断点とする。また1は切断される相bの切断点X
と並列に取り付けられた有接点式の第1開閉器(SW
)、3は切断点Xよりも負荷L側の点と接続される相
bとの間に設けられ、第1開閉器1の開路に引続き高速
で閉動作を行う無接点開閉器(SCR)である。この
無接点開閉器3としては例えばサイリスタのような半導
体を利用した半導体スイッチが用いられる。更に2はこ
の無接点開閉器3と並列に取り付けられ、無接点開閉器
3の閉動作に引続き閉動作を行う第2開閉器(SW)
である。
【0010】本発明においては、これらの第1開閉器
1、第2開閉器2、無接点開閉器3の電源側にCTのよ
うな電流検出手段4(CT)、5(CT)、6(C
T)を取り付け、各開閉器の動作を確認できるように
してある。これらの電流検出手段4、5、6の出力は制
御装置7に入力されている。また制御装置7は第1開閉
器1、第2開閉器2、無接点開閉器3にそれぞれ接続さ
れ、これらの開閉動作を制御することができるようにな
っている。
【0011】次に図2を参照しつつ図1の装置の動作を
説明する。まず三相配電線のケーブルに図1のように各
機器を接続したうえ、第1開閉器1(SW)をオンと
する。このとき電流検出手段4(CT)に電流が流れ
ていることを制御装置7が確認し、もし電流が流れてい
ない場合には異常警報を発して動作を停止する。また電
流検出手段4(CT)に電流が流れていることが確認
されたときには、制御装置7が電線切断の指示を出し切
断される相bを切断点Xから切断する。
【0012】次に第1開閉器1(SW)をオフとし、
これに引続き制御装置7が無接点開閉器3(SCR)
を高速でオンとするが、本発明では第1開閉器1(SW
)をオフとした直後に、電流検出手段4(CT)に
電流が流れていないことを制御装置7が確認する。もし
第1開閉器1(SW)をオフとしたにもかかわらず電
流検出手段4(CT)に電流が流れていれば、第1開
閉器1(SW)がオフしていない等の異常があるの
で、直ちに異常警報を発し動作を停止する。
【0013】正常であることが確認されれば、制御装置
7が無接点開閉器3(SCR)を高速でオンとしたう
えで電流検出手段6(CT)に電流が流れていること
を確認する。無接点開閉器3(SCR)をオンとした
ことにより相切り替えができたこととなるが、無接点開
閉器3(SCR)に長時間電流を流すことを避けるた
めにこれに引続き制御装置7が第2開閉器(SW)を
閉じる。このため、無接点開閉器3(SCR)をオン
としたにもかかわらず電流検出手段6(CT)が電流
を検出しない場合にも、警報を発するだけで第2開閉器
(SW)を閉じる。
【0014】そして電流検出手段5(CT)に電流が
流れていることを確認したうえで破線で示すように電線
を結線する。しかし、もし電流検出手段5(CT)に
電流が流れていない場合には第2開閉器(SW)がオ
ンとなっていないため、異常警報を発して動作を停止す
る。このようにして電線の結線を完了したら、無接点開
閉器3(SCR)と第2開閉器(SW)をオフとし
て各機器を取り外し、全ての作業が完了する。
【0015】なお、相切り替えの瞬間における各開閉器
の動作のタイムチャートを図3に示す。このタイムチャ
ートにTとして示された時間が停電時間となるが、その
長さは商用周波数の半サイクル程度で済むので、ほとん
ど無停電で相切り替え工事を行えることとなる。
【0016】〔実施例2〕図4は第2の実施例の構成を
示す回路図であり、図1における第1開閉器(SW)
と並列に無接点開閉器8(SCR)を取り付けた点の
みが第1の実施例と相違する。図5は第2の実施例の動
作を示すフローチャートであるが、第1の実施例では第
1開閉器(SW)をオフとし、電流検出手段4(CT
)に電流が流れていないことを確認してこれに引続き
無接点開閉器3(SCR)を高速でオンとする。これ
に対して、第2の実施例では第1開閉器(SW)をオ
フとする前に無接点開閉器8(SCR)をオンとす
る。そして無接点開閉器8(SCR)をオフとして電
流検出手段4(CT)に電流が流れていないことを確
認したうえで、無接点開閉器3(SCR)を高速でオ
ンとする。またもし無接点開閉器8(SCR)をオフ
としたにもかかわらず電流検出手段4(CT)に電流
が流れている場合には、無接点開閉器8(SCR)が
オフとなっていないため、短絡事故を防止するために第
1開閉器(SW)をオンとしたのち警報を発して動作
を停止する。その他の部分は図2と同様である。なお、
図6は第2の実施例の動作を示すタイムチャートであ
り、無接点開閉器8(SCR)を取り付けたことによ
り停電時間tがより短くなったことが分かる。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の高圧三
相配電線の相切替装置は、実質的に無停電で相の切り替
えを行うことができ、しかも各開閉器に電流検出手段を
設けて各開閉器が動作する度に電流を検出して相の切替
えを行っていくようにしたので、短絡事故等の可能性を
完全に防止することができる。よって本発明は従来の問
題点を解決した高圧三相配電線の相切替装置として、産
業の発展に寄与するところはきわめて大きいものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成を示す回路図である。
【図2】第1の実施例の装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図3】第1の実施例の装置における、相切替え動作の
タイムチャートである。
【図4】第2の実施例の構成を示す回路図である。
【図5】第2の実施例の装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図6】第2の実施例の装置における、相切替え動作の
タイムチャートである。
【図7】先願の相切替装置の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 第1開閉器(SW) 2 第2開閉器(SW) 3 無接点開閉器(SCR) 4 電流検出手段(CT) 5 電流検出手段(CT) 6 電流検出手段(CT) 7 制御装置 8 無接点開閉器(SCR)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線の切断される相の切断点と並列に
    第1開閉器を取り付けるとともに、前記切断点よりも負
    荷側の点と接続される相との間に第1開閉器の開路に引
    続き高速で閉動作を行う無接点開閉器を取り付け、さら
    にこの無接点開閉器と並列にその閉動作に引続き閉動作
    を行う第2開閉器を取り付けた相切替装置において、各
    開閉器に電流検出手段を設けるとともに、各開閉器が動
    作する度に電流を検出して相の切替えを行っていく制御
    装置を設けたことを特徴とする高圧三相配電線の相切替
    装置。
  2. 【請求項2】 第1開閉器と並列に無接点開閉器を取り
    付けたことを特徴とする請求項1記載の高圧三相配電線
    の相切替装置。
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