JPH06277196A - Mri装置における偽像除去法 - Google Patents

Mri装置における偽像除去法

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JPH06277196A
JPH06277196A JP5302543A JP30254393A JPH06277196A JP H06277196 A JPH06277196 A JP H06277196A JP 5302543 A JP5302543 A JP 5302543A JP 30254393 A JP30254393 A JP 30254393A JP H06277196 A JPH06277196 A JP H06277196A
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magnetic field
echo signal
gradient magnetic
phase
echo
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JP5302543A
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English (en)
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Kenji Takiguchi
賢治 滝口
Hiroyuki Itagaki
博幸 板垣
Hidemi Shiono
英巳 塩野
Etsuji Yamamoto
悦治 山本
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】マルチエコー計測において、全てのエコー信号
について位相補正をする偽像除去方法を提供する。 【構成】エンコード傾斜磁場の印加を実質的に0とし、
リードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させながら印
加して連続的に発生するエコー信号列において、エコー
信号7の列の少なくとも1部からエコー信号列の位相8
のずれ周期性を見出し、その周期性を用いて全てのエコ
ー信号の位相ずれを検出することなく、全てのエコー信
号の位相ずれを補正する。 【効果】信号レベルの低いエコー信号の位相回転も正確
に補正処理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は核磁気共鳴(MRI)装
置における偽像除去法に関し、エコー信号を連続的に発
生する超高速イメージング法における偽像除去法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スピンワープ法に代表されるシン
グルエコー計測においては、装置歪による影響でエコー
信号の位相がずれる場合があるが、エコー信号におよぼ
す装置歪の影響は位相エンコードに対して一定で、各エ
コー信号の位相ずれは一定となる。したがって、画像表
示において絶対値表示をする場合には位相補正の処理を
必要としなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、エコ
ープレナー法に代表されるマルチエコー計測において、
エコー信号におよぼす装置歪の影響が一定ではなく、各
エコー信号の間で位相のずれ量が異なる場合には、位相
ずれの影響は無視出来なくなり、偽像の原因となるとい
う問題があった。本発明の目的は、この問題を解決する
ため、高周波パルスを印加後、リードアウト傾斜磁場を
振幅の極性を反転させながら印加し、エコー信号を連続
的に発生する超高速イメージング法において、変化する
各エコー信号の位相ずれについてその周期性を見出し、
この周期性を用いて全てのエコー信号について位相ずれ
を検出することなく、全てのエコー信号について位相補
正をすることを特徴とする偽像除去方法を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、関
心領域を選択励起した後、投影方向と垂直方向にリード
アウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させながら印加し、
投影方向とリードアウト傾斜磁場のいずれにも垂直な方
向へのエンコード傾斜磁場の印加を実質的に0とし、エ
コー信号を連続して発生させ、エコー信号列の少なくと
も1部を用いて各エコー信号の位相ずれを検出し、エコ
ー信号列の位相ずれの周期性を見出した後、これらを1
組の位相補正量とし、次に上記と同一の関心領域を選択
励起した後、投影方向と垂直方向にリードアウト傾斜磁
場を振幅の極性を反転させながら印加し、投影方向とリ
ードアウト傾斜磁場のいずれにも垂直な方向にエンコー
ド傾斜磁場を印加し、エコー信号を連続して発生させ、
上記位相補正量の組を用いて全てのエコー信号について
位相補正した後、画像再構成することによって達成され
る。
【0005】即ち、MRI装置における偽像除去法に
は、以下の特徴がある。
【0006】(a):関心領域を励起した後、第1の方
向にリードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させなが
ら印加し、第1の方向に垂直な第2の方向へのエンコー
ド傾斜磁場の印加を実質的に0とし、エコー信号を連続
して発生させ、このエコー信号列の少なくとも1部から
エコー信号の位相ずれを検出する第1のステップと、関
心領域を励起した後、第1の方向にリードアウト傾斜磁
場を振幅の極性を反転させながら印加し、第2の方向へ
のエンコード傾斜磁場を印加し、エコー信号を連続して
発生させ、第1のステップから求めた位相情報を用いて
エコー信号の少なくとも一部について位相補正した後、
画像再構成する第2のステップからなる。 (b):(a)において、関心領域を励起した後、第1
の方向にリードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させ
ながら印加し、第2の方向へのエンコード傾斜磁場を印
加し、エコー信号を連続して発生させることを、エンコ
ード傾斜磁場の初期印加量を変化させて複数回繰返し、
得られる複数個のエコー信号列において、第1のステッ
プから求めた位相情報を用いてエコー信号の少なくとも
一部について位相補正した後、画像再構成する。
【0007】(c):(a)あるいは(b)において関
心領域を励起し、さらに反転高周波パルスを関心領域に
印加してリフォーカスさせた後エコー信号を発生させ、
このエコー信号を処理した後、画像再構成する。
【0008】(d):(a)、(b)、(c)のいずれ
かにおいて、エンコード傾斜磁場の印加を実質的に0と
し、リードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させなが
ら印加して連続的に発生するエコー信号列において、変
化する各エコー信号の位相ずれについてその周期性を求
め、この周期性を用いて全てのエコー信号について位相
ずれを検出することなく、全てのエコー信号について位
相補正する。
【0009】
【作用】本発明に係る偽像除去方法では、高周波パルス
を印加後、リードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転さ
せながら印加し、エコー信号を連続的に発生する超高速
イメージング法において、連続して発生するエコー信号
の位相のずれが周期的に変化していることを見出し、こ
の周期性を用いて位相補正する方法を実現している。す
なわち、全てのエコー信号の位相ずれを検出することな
く、信号レベルの低いエコー信号の位相ずれについても
正確に補正処理を行うことができ、これにより正確な偽
像除去が可能な方法を実現している。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1に、本発明のMRI装置における偽像
除去法の処理の流れを示す。これは、第1の段階として
の前計測、第2の段階としての位相検出、第3の段階と
しての実計測よりなる。以下、これに基づいて、本実施
例の動作を説明する。ここで図2に、本発明を適用する
MRI装置の構成の概略を示す。本装置は、静磁場を発
生するコイル1と、傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生部
2と、高周波パルスを送信し、エコー信号を受信するプ
ローブ3と、傾斜磁場および高周波パルスの電源4と、
計算機5から構成されている。傾斜磁場発生部2は、静
磁場の方向(z方向)、およびこれと直角の2方向、
(x方向、及びy方向)の3方向にそって、磁場の強度
にそれぞれ傾斜をつけるための傾斜磁場を発生する3組
のコイルを有している。これらの傾斜磁場をGx、G
y、Gzと呼ぶことにする。これらの傾斜磁場の制御、
また高周波パルスおよび信号取り込みの制御は、あらか
じめ決められたパルスシーケンスに従って、計算機5を
介して行われる。
【0011】図3に、本発明の第一の実施例におけるパ
ルスシーケンスを用いて第1の段階について説明する
と、まず、高周波パルス11と、z方向に磁場強度を傾
斜させる傾斜磁場Gzを12に示すパルス状に印加して
計測領域を選択する。高周波パルスと傾斜磁場を同時に
印加することで、関心領域を選択的に励起することがで
きる。なお、高周波パルス11のフリップ角は、90°
が一般的だが、これより小さいフリップ角α°のパルス
でもよい。次に、高周波パルス印加後の時刻T0におい
てx方向に磁場強度を傾斜させる傾斜磁場Gxを14の
ように時間Tだけ印加する。以後時間2TごとにGxの
振幅の極性、つまり傾斜の向きを反転させながら傾斜磁
場Gxの印加を連続的に繰り返す。このGxはリードア
ウト傾斜磁場と呼ばれる。この間、リードアウト傾斜磁
場の傾斜と印加時間の積(GxT)の総和が0になるご
とにエコー信号15が発生し、エコー信号は順次サンプ
リングされ計算機5の記憶装置に格納される。ここで、
全部でj個のエコー信号列において、第1番目に発生す
るエコー信号をS1、第2番目に発生するエコー信号を
S2、…、第i番目に発生するエコー信号をSi、…、
第j番目に発生するエコー信号をSjとする。
【0012】第2の段階として、サンプリングされた信
号列の位相ずれを求める。装置歪のない状態では、隣り
あう各エコー信号間には位相差は生じないが、実際には
装置歪により図4に示すように信号列の位相8が回転し
ていくため、隣りあう各エコー信号間に位相差が生じ、
偽像の原因となる。図3に示すエコープレナー法に代表
されるマルチエコー計測では、通常一回の励起で連続し
て最大32から128個のエコー信号を取得するため、
個々の信号に対して位相のずれを検出し、位相補正をす
る必要がある。この時、信号列の位相ずれの変化に周期
性があることを見出した。したがって、この周期性に着
目すれば、全ての信号に対して位相のずれを検出する必
要はなくなる。さらにエコー信号は緩和現象により減衰
していくため、信号列の後部おいては充分な信号レベル
が確保されないので、この部分の正確な位相ずれを見出
すのが困難となる。そこで、最初の信号レベルの高い領
域より位相ずれの周期を見出せば、以降の低い信号レベ
ルの領域においては、位相ずれを検出する必要がなく、
高い信号レベルから得られた位相ずれを適用することが
できる。位相ずれは数1に示すように、エコー信号のピ
ーク値の実数部と虚数部より求める。ここでエコー信号
のピーク値はエンコード傾斜磁場が実質的に0となる位
置での値であるから、この位置における位相は装置歪に
よる位相ずれと考えることができる。Siの実数部をR
e〔Si〕、Siの虚数部をIm〔Si〕とすると位相
θiは以下の様になる。
【0013】
【数1】
【0014】すなわち、サンプリングされた信号列にお
いて第1番目のエコー信号から順に、エコー信号のピー
ク値の実数部を最大とするような位相を次々に検出す
る。あるいは、各エコー信号をフーリエ変換によってプ
ロジェクション信号に変換し、プロジェクション信号の
実数部の面積を最大にするような位相を検出することに
よっても同じ位相ずれを求めることができる。ここで第
1番目のエコー信号の位相と第i番目のエコー信号の位
相がほぼ等しくなったとすると、上記の周期性から第i
番目のエコー信号の位相は第1番目のエコー信号の位相
に対して2π回転したものとみなすことができる。した
がってi番目以降の信号については、θ(i)=θ
(1)、θ(i+1)=θ(2)、…とすることができ
る。あるいは、隣りあうエコー信号の位相の差分を調べ
ることによっても位相ずれの周期性を見出すことができ
る。
【0015】以上は位相ずれを第1番目のエコー信号か
ら順に調べる例であったが、エコー信号を偶数番目の信
号と奇数番目の信号に分離し、すなわち、印加するリー
ドアウト傾斜磁場振幅の極性が正の期間に発生するエコ
ー信号と、負の期間に発生するエコー信号とに分離し、
それぞれの信号列において同様にして位相の変化を追跡
しても、位相ずれの周期性を見出すことができる。ただ
し、上記の周期性が見出されない場合には、全てのエコ
ー信号まで位相を調べることになる。
【0016】第3の段階として、図5に示す実際の計測
モードで測定を行う。まず、高周波パルス11と、z方
向に磁場強度を傾斜させる傾斜磁場Gzを12に示すパ
ルス状に印加して計測領域を選択する。なお、高周波パ
ルス11のフリップ角は、90°が一般的だが、これよ
り小さいフリップ角α°のパルスでもよい。次に、高周
波パルス印加後の時刻T0においてx方向に磁場強度を
傾斜させる傾斜磁場Gxを14のように時間Tだけ印加
する。以後時間2TごとにGxの振幅の極性、つまり傾
斜の向きを反転させながら傾斜磁場Gxの印加を連続的
に繰り返す。また時刻T0+Tにおいてy方向に磁場強
度を傾斜させる傾斜磁場Gyを13のように時間Tより
短い時間tだけ印加する。以後、時間2Tごとに同一極
性の振幅で時間tずつ傾斜磁場Gyの印加を繰り返す。
このGyはエコー信号の位相にy方向に沿った位置情報
を付与する働きを有するのでエンコード傾斜磁場と呼ぶ
ことができる。この間、リードアウト傾斜磁場の傾斜と
印加時間の積(GxT)の総和が0になるごとにエコー
信号15が発生し、エコー信号は順次サンプリングされ
計算機5の記憶装置に格納される。ここで全部でj個の
エコー信号列に対し、それぞれ信号をS1’、S2’、
…、Si’、…、Sj’とする。この信号列は先に求め
た位相補正量を用いて数2に示すように位相補正をす
る。ここで、補正後の信号をそれぞれをS1’’、S
2’’、…、Si’’、…、Sj’’とする。補正後の
信号をフーリエ変換することにより画像再構成すれば、
偽像の除去された画像が得られる。
【0017】
【数2】
【0018】以上の実施例の説明は、ハーフエンコード
法を用いた場合であった。しかしながら、本発明はフル
エンコード法に対しても有効であることは明らかであ
る。Gyのパルス13の繰返しの傾斜、時間積の合計の
半分の傾斜、時間積を持ち、13とは逆方向のGyのパ
ルスを16に示すごとくT0の期間内に予め印加すれ
ば、フルエンコード法によるイメージングができる。
【0019】図6に第2の実施例のパルスシーケンスを
示す。第1の段階として、まず高周波パルス21とz方
向に磁場強度を傾斜させる傾斜磁場Gzを22に示すパ
ルス状に印加して計測したい領域を選択し、さらに反転
高周波パルス23と傾斜磁場Gz24を印加してその選
択領域内の磁化を反転させる。以後は第1の実施例と同
様であり、反転高周波パルス印加後の時刻T0からx方
向に磁場強度を傾斜させる傾斜磁場Gxを14のように
時間Tだけ印加する。以後時間2TごとにGxの振幅の
極性、つまり傾斜の向きを反転させながら傾斜磁場Gx
の印加を連続的に繰り返す。この間、リードアウト傾斜
磁場の傾斜と印加時間の積(GxT)の総和が0になる
ごとにエコー信号15が発生し、順次サンプリングされ
計算機5に格納される。ここで、全部でj個のエコー信
号列において、第1番目に発生するエコー信号をS1、
第2番目に発生するエコー信号をS2、…、第i番目に
発生するエコー信号をSi、…、第j番目に発生するエ
コー信号をSjとする。第2の段階は、第1の実施例と
同様であり、第3の段階として、まず高周波パルス21
とz方向に磁場強度を傾斜させる傾斜磁場Gzを22に
示すパルス状に印加して計測領域を選択し、さらに反転
高周波パルス23と傾斜磁場Gz24を印加してその選
択領域内の磁化を反転させる。以後は第1の実施例と同
様であり、高周波パルス印加後の時刻T0においてx方
向に磁場強度を傾斜させる傾斜磁場Gxを14のように
時間Tだけ印加する。以後時間2TごとにGxの振幅の
極性、つまり傾斜の向きを反転させながら傾斜磁場Gx
の印加を連続的に繰り返す。また時刻T0+Tにおいて
y方向に磁場強度を傾斜させる傾斜磁場Gyを13のよ
うに時間Tより短い時間tだけ印加する。以後、時間2
Tごとに同一極性の振幅で時間tずつ傾斜磁場Gyの印
加を繰り返す。この間、リードアウト傾斜磁場の傾斜と
印加時間の積(GxT)の総和が0になるごとにエコー
信号15が発生し、エコー信号は順次サンプリングされ
計算機5の記憶装置に格納される。ここで全部でj個の
エコー信号列に対し、それぞれ信号をS1’、S2’、
…、Si’、…、Sj’とする。この信号列は先に求め
た位相補正量を用いて数2に示すように位相補正をす
る。ここで、補正後の信号をそれぞれをS1’’、S
2’’、…、Si’’、…、Sj’’とする。補正後の
信号をフーリエ変換することにより画像再構成すれば、
偽像の除去された画像が得られる。
【0020】図7に第3の実施例のパルスシーケンスを
示す。これは図8に示すように位相空間をn個に分割し
て計測するものである。ここで、m=n×jとする。す
なわち1枚の画像を再構成するのに必要なエコー数をm
個とすると、j個のエコー信号の計測をn回繰り返すも
のである。第1の段階および第2の段階は第1の実施例
と同様である。第3の段階として、図7に示すパルスシ
ーケンスで測定を行う。まず、高周波パルス31と、z
方向に磁場強度を傾斜させる傾斜磁場Gzを32に示す
パルス状に印加して計測領域を選択する。なお、高周波
パルス31のフリップ角は、90°が一般的だが、これ
より小さいフリップ角α°のパルスでもよい。次に、高
周波パルス印加後の時刻T0においてx方向に磁場強度
を傾斜させる傾斜磁場Gxを34のように時間Tだけ印
加する。以後時間2TごとにGxの振幅の極性、つまり
傾斜の向きを反転させながら傾斜磁場Gxの印加を連続
的に繰り返す。また時刻T0+Tにおいてy方向に磁場
強度を傾斜させる傾斜磁場Gyを33のように時間Tよ
り短い時間tだけ印加する。さらにGyのパルス33の
傾斜、時間積のm/2倍の量を持ち、33とは逆方向の
Gyのパルスを36に示すごとくT0の期間内に予め印
加する。すなわち、図8においてaの位置から計測を開
始する。以後、時間2Tごとに同一極性の振幅で時間t
ずつ傾斜磁場Gyの印加を繰り返す。この間、リードア
ウト傾斜磁場の傾斜と印加時間の積(GxT)の総和が
0になるごとにエコー信号35が発生し、順次サンプリ
ングされ計算機5に格納される。ここで全部でj個のエ
コー信号列に対し、それぞれ信号をS1’、S2’、
…、Si’、…、Sj’とする。この信号列は先に求め
た位相補正量を用いて式2に示すように位相補正をす
る。さらに、Gyのパルスを36をGyのパルス33の
jステップ分ずつ変化させ計測をn回繰り返す。得られ
た各々の信号列についても上記と同一の位相補正量を用
いて位相補正を行う。補正後のデータをフーリエ変換す
ることにより画像再構成すれば、偽像の除去された画像
が得られる。なお位相空間の分割法は本実施例に限らず
インターリーブなど種々の変形が考えられる。
【0021】
【発明の効果】以上、詳細に説明したごとく本発明によ
れば、本発明は高周波パルスを印加後、リードアウト傾
斜磁場を振幅の極性を反転させながら印加し、エコー信
号を連続的に発生する超高速イメージング法において、
装置歪による各エコー信号間の位相回転量をその周期性
を用いて検出するので、信号レベルの低いエコー信号の
位相回転も正確に補正処理を行うことができ、偽像のな
い画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMRI装置における偽像除去法の処理
のフローチャート。
【図2】本発明を適用するMRI装置の概略構成を示す
ブロック図。
【図3】本発明の第1の実施例のパルスシーケンス図。
【図4】エコー信号の位相回転の説明図。
【図5】本発明の第1の実施例のパルスシーケンス図。
【図6】本発明の第2の実施例のパルスシーケンス図。
【図7】本発明の第3の実施例のパルスシーケンス図。
【図8】位相空間における分割法の説明図。
【符号の説明】
1…静磁場発生コイル、2…傾斜磁場発生コイル、3…
プローブ、4…電源、5…計算機、6…被検体、7…エ
コー信号(磁化ベクトル)、8…エコー信号の位相。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9219−2J G01N 24/08 (72)発明者 山本 悦治 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】関心領域を励起した後、第1の方向にリー
    ドアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させながら印加
    し、前記第1の方向に垂直な第2の方向へのエンコード
    傾斜磁場の印加を実質的に0とし、エコー信号を連続し
    て発生させ、このエコー信号列の少なくとも1部からエ
    コー信号の位相ずれを検出する第1のステップと、前記
    関心領域を励起した後、前記第1の方向にリードアウト
    傾斜磁場を振幅の極性を反転させながら印加し、前記第
    2の方向へのエンコード傾斜磁場を印加し、エコー信号
    を連続して発生させ、前記第1のステップから求めた位
    相情報を用いて前記エコー信号の少なくとも一部につい
    て位相補正した後、画像再構成する第2のステップから
    なることを特徴とするMRI装置における偽像除去法。
  2. 【請求項2】前記関心領域を励起した後、前記第1の方
    向にリードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させなが
    ら印加し、前記第2の方向へのエンコード傾斜磁場を印
    加し、エコー信号を連続して発生させることを、前記エ
    ンコード傾斜磁場の初期印加量を変化させて複数回繰返
    し、得られる複数個のエコー信号列において、前記第1
    のステップから求めた位相情報を用いて前記エコー信号
    の少なくとも一部について位相補正した後、画像再構成
    することを特徴とする請求項1に記載のMRI装置にお
    ける偽像除去法。
  3. 【請求項3】前記関心領域を励起し、さらに反転高周波
    パルスを前記関心領域に印加してリフォーカスさせた後
    エコー信号を発生させ、このエコー信号を処理した後、
    画像再構成することを特徴とする請求項1あるいは請求
    項2に記載のMRI装置における偽像除去法。
  4. 【請求項4】前記エンコード傾斜磁場の印加を実質的に
    0とし、リードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させ
    ながら印加して連続的に発生するエコー信号列におい
    て、変化する各エコー信号の位相ずれについてその周期
    性を求め、この周期性を用いて全てのエコー信号につい
    て位相ずれを検出することなく、全てのエコー信号につ
    いて位相補正することを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれかに記載のMRI装置における偽像除去法。
JP5302543A 1992-12-03 1993-12-02 Mri装置における偽像除去法 Pending JPH06277196A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007296320A (ja) * 2006-04-04 2007-11-15 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置、磁気共鳴イメージング装置における撮影条件設定方法および磁気共鳴イメージング装置におけるデータ処理方法
JP2023513191A (ja) * 2020-03-31 2023-03-30 浙江大学 磁気共鳴cest結像周波数ドリフト補正方法、装置、媒体及び結像デバイス

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