JPH06277872A - 表面に窒化層を有する金属部材のろう付け方法とこれに用いる溶接用ろう材 - Google Patents
表面に窒化層を有する金属部材のろう付け方法とこれに用いる溶接用ろう材Info
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- JPH06277872A JPH06277872A JP7405793A JP7405793A JPH06277872A JP H06277872 A JPH06277872 A JP H06277872A JP 7405793 A JP7405793 A JP 7405793A JP 7405793 A JP7405793 A JP 7405793A JP H06277872 A JPH06277872 A JP H06277872A
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- brazing filler
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で高耐摩耗性を有する表面に窒化層を有
する金属部材のろう付け製品における接合強度を向上さ
せる。 【構成】 Ag−CuまたはAg−Cu−Znを主成分
とするろう材にAlまたはCrまたはAlとCrとを重
量割合で0.5〜3%添加したろう材を作る。このろう
材を用いて、表面に窒化層1aを有する金属部材(印字
レバー)1に他の被接合部材(印字ワイヤ)2をろう付
けする。AlまたはCrは窒化層中のNと化合し易く、
溶融ろう3は窒化層に対してぬれ性がよくなるので、金
属部材の表面に広い範囲にわたって付着する。このろう
材の使用により金属部材と溶融ろうとの間の凝着抑制作
用をしていた窒化層を消滅させ、窒化層中のNとAlま
たはNとCrとの化合物が拡散した層ができる。このた
め金属部材と溶融ろうとの親和力が高くなるとともに、
溶融ろう中の気泡が除去されて強力な接合面が得られ
る。
する金属部材のろう付け製品における接合強度を向上さ
せる。 【構成】 Ag−CuまたはAg−Cu−Znを主成分
とするろう材にAlまたはCrまたはAlとCrとを重
量割合で0.5〜3%添加したろう材を作る。このろう
材を用いて、表面に窒化層1aを有する金属部材(印字
レバー)1に他の被接合部材(印字ワイヤ)2をろう付
けする。AlまたはCrは窒化層中のNと化合し易く、
溶融ろう3は窒化層に対してぬれ性がよくなるので、金
属部材の表面に広い範囲にわたって付着する。このろう
材の使用により金属部材と溶融ろうとの間の凝着抑制作
用をしていた窒化層を消滅させ、窒化層中のNとAlま
たはNとCrとの化合物が拡散した層ができる。このた
め金属部材と溶融ろうとの親和力が高くなるとともに、
溶融ろう中の気泡が除去されて強力な接合面が得られ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばワイヤドットプ
リンタの印字レバーなど表面に窒化層を有する金属部材
と印字ワイヤなど他の被接合部材とのろう付け方法及び
これに用いられる溶接用ろう材に関するものである。
リンタの印字レバーなど表面に窒化層を有する金属部材
と印字ワイヤなど他の被接合部材とのろう付け方法及び
これに用いられる溶接用ろう材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のワイヤドット式プリンタの印字速
度は比躍的に向上し、かつ印字密度も高くなってきてい
るため、印字ヘッドを構成する印字レバーや印字ワイヤ
は高強度かつ高耐摩耗性を備えたものが要求されてい
る。
度は比躍的に向上し、かつ印字密度も高くなってきてい
るため、印字ヘッドを構成する印字レバーや印字ワイヤ
は高強度かつ高耐摩耗性を備えたものが要求されてい
る。
【0003】これらの要求に対応して、印字レバーの素
材は炭素工具鋼,特殊工具鋼やマルエージング鋼等に熱
処理を施し、さらにその表面にNiメッキなどを施した
ものが用いられている。
材は炭素工具鋼,特殊工具鋼やマルエージング鋼等に熱
処理を施し、さらにその表面にNiメッキなどを施した
ものが用いられている。
【0004】同様にして、印字ワイヤ材としては、強度
の高いピアノ線や特殊工具鋼材が、高級品には超硬合金
材などが採用されている。
の高いピアノ線や特殊工具鋼材が、高級品には超硬合金
材などが採用されている。
【0005】そして、印字レバーと印字ワイヤとの接合
には、主に銀−銅(Ag−Cu)または銀−銅−亜鉛
(Ag−Cu−Zn)を主成分とする強度の高い銀ろう
によるろう付け法が採用されている。
には、主に銀−銅(Ag−Cu)または銀−銅−亜鉛
(Ag−Cu−Zn)を主成分とする強度の高い銀ろう
によるろう付け法が採用されている。
【0006】また、印字レバーに戻しばねが接触する部
分などは摩耗が大きくなるため、印字レバーの表面に耐
摩耗性が大きくかつ低コストの窒化層を形成したものを
採用することが試みられている。
分などは摩耗が大きくなるため、印字レバーの表面に耐
摩耗性が大きくかつ低コストの窒化層を形成したものを
採用することが試みられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、表面に窒化
層を有する金属部材は、耐摩耗性が高くなる反面、部材
の表面付近に生成される反応生成物の凝着抑制作用があ
る。このため、ろう付けの際にも、溶融ろうの表面張力
を大きくし、ろう付けにおいて最も重要な要素となるぬ
れ性を低下させ、接合部における強度を低下させる原因
になっている。
層を有する金属部材は、耐摩耗性が高くなる反面、部材
の表面付近に生成される反応生成物の凝着抑制作用があ
る。このため、ろう付けの際にも、溶融ろうの表面張力
を大きくし、ろう付けにおいて最も重要な要素となるぬ
れ性を低下させ、接合部における強度を低下させる原因
になっている。
【0008】具体的に説明すると、図3に示すように、
印字レバー11の端部に被接合部材である印字ワイヤ1
2を接近させた状態で銀ろう材を溶融した溶融ろう13
を付着させても、ろう付け面14は窒化層11aと溶融
ろう13との間での拡散反応などが行なわれず、窒化層
はそのままの状態を維持したものとなる。また、ろう付
け面14における拡散反応が行なわれないと、加熱の際
に発生する気泡13aが溶融ろう中から抜け切れず、気
泡13aが融着ろう中に残留してしまう問題がある。融
着ろう中の気泡13aの存在は、それだけ接合部の面積
を小さくしているため、接合部の強度を低下させる一因
になっている。また、ろう付け面14において、拡散反
応が行なわれないことによって接合面における分子結合
が非常に弱いものとなっており、接合面の強度も低下す
る原因になっている。そのため、表面に窒化層を有する
金属部材としての印字レバーと被接合部材である印字ワ
イヤ等の接合品が得にくくなっている。
印字レバー11の端部に被接合部材である印字ワイヤ1
2を接近させた状態で銀ろう材を溶融した溶融ろう13
を付着させても、ろう付け面14は窒化層11aと溶融
ろう13との間での拡散反応などが行なわれず、窒化層
はそのままの状態を維持したものとなる。また、ろう付
け面14における拡散反応が行なわれないと、加熱の際
に発生する気泡13aが溶融ろう中から抜け切れず、気
泡13aが融着ろう中に残留してしまう問題がある。融
着ろう中の気泡13aの存在は、それだけ接合部の面積
を小さくしているため、接合部の強度を低下させる一因
になっている。また、ろう付け面14において、拡散反
応が行なわれないことによって接合面における分子結合
が非常に弱いものとなっており、接合面の強度も低下す
る原因になっている。そのため、表面に窒化層を有する
金属部材としての印字レバーと被接合部材である印字ワ
イヤ等の接合品が得にくくなっている。
【0009】こうして、安価で耐摩耗性の高い窒化層を
有する金属部材と他の被接合部材とのろう付け製品の取
得を困難にしているが、この問題は、印字レバーと印字
ワイヤとの接合強度の問題に止まらず、一般の窒化層を
有する部材のろう付け接合に当てはまる問題である。こ
れに対しては、窒化層に対するぬれ性の高いろう材を用
いてこれらの部材同志をろう付けすることを可能にする
ことによって解決できる筈である。
有する金属部材と他の被接合部材とのろう付け製品の取
得を困難にしているが、この問題は、印字レバーと印字
ワイヤとの接合強度の問題に止まらず、一般の窒化層を
有する部材のろう付け接合に当てはまる問題である。こ
れに対しては、窒化層に対するぬれ性の高いろう材を用
いてこれらの部材同志をろう付けすることを可能にする
ことによって解決できる筈である。
【0010】そこで本発明の目的は、表面に窒化層を有
する金属部材と他の被接合部材とのろう付けにおける、
ぬれ性を向上させ得るろう材を提供し、併せてこのろう
材を使用して表面に窒化層を有する金属部材と他の被接
合部材とのろう付けによる接合強度の向上を図ることに
ある。
する金属部材と他の被接合部材とのろう付けにおける、
ぬれ性を向上させ得るろう材を提供し、併せてこのろう
材を使用して表面に窒化層を有する金属部材と他の被接
合部材とのろう付けによる接合強度の向上を図ることに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明における、表面に窒化層を有する金属部材
と他の部材とをろう付けする溶接用ろう材として、Ag
とCuまたはAgとCuとZnとを主成分とするろう材
に、AlまたはCrまたはAlとCrの両者をそれぞれ
重量割合で0.5〜3%添加したものを採用した。
めに、本発明における、表面に窒化層を有する金属部材
と他の部材とをろう付けする溶接用ろう材として、Ag
とCuまたはAgとCuとZnとを主成分とするろう材
に、AlまたはCrまたはAlとCrの両者をそれぞれ
重量割合で0.5〜3%添加したものを採用した。
【0012】上記ろう材を用いて、表面に窒化層を有す
る金属部材と他の被接合部材とをろう付けすることによ
り、接合強度の高い接合部を得るようにした。
る金属部材と他の被接合部材とをろう付けすることによ
り、接合強度の高い接合部を得るようにした。
【0013】
【作用】上記した手段により、AlまたはCrまたはA
lとCrの両者をそれぞれ重量割合で0.5〜3%添加
することにより、表面に窒化層を有する金属部材に他の
接合部材をろう付けする際に、Al及びCrは溶融ろう
と窒化層との親和力を高くし、窒化層の表面における反
応生成物の凝着抑制作用を弱めるため、溶接用ろう材の
ぬれ性が向上する。
lとCrの両者をそれぞれ重量割合で0.5〜3%添加
することにより、表面に窒化層を有する金属部材に他の
接合部材をろう付けする際に、Al及びCrは溶融ろう
と窒化層との親和力を高くし、窒化層の表面における反
応生成物の凝着抑制作用を弱めるため、溶接用ろう材の
ぬれ性が向上する。
【0014】上記のろう材を使用して表面に窒化層を有
する金属部材と他の被接合部材とをろう付けすると、接
合面でろう材中のAlまたはCrと窒化層中のNとが反
応して拡散作用を促進し、これによりぬれ性を向上さ
せ、かつ溶融ろう中への気泡の残留を抑え、接合強度を
向上させる。
する金属部材と他の被接合部材とをろう付けすると、接
合面でろう材中のAlまたはCrと窒化層中のNとが反
応して拡散作用を促進し、これによりぬれ性を向上さ
せ、かつ溶融ろう中への気泡の残留を抑え、接合強度を
向上させる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
【0016】本実施例では、図2に示すように、表面に
窒化層を有する金属部材として、ワイヤドット式プリン
タの印字ヘッドを構成する印字レバー1の先端部に、印
字ワイヤ2の一端部近傍を溶融ろう3を介してろう付け
する場合を取り上げる。
窒化層を有する金属部材として、ワイヤドット式プリン
タの印字ヘッドを構成する印字レバー1の先端部に、印
字ワイヤ2の一端部近傍を溶融ろう3を介してろう付け
する場合を取り上げる。
【0017】印字レバー1は、窒化用鋼材を所定形状に
形成したものに対し、窒化処理を施して表面に耐摩耗性
の高い窒化層1aを形成してある。また、印字ワイヤ2
は、超硬合金材を採用してある。
形成したものに対し、窒化処理を施して表面に耐摩耗性
の高い窒化層1aを形成してある。また、印字ワイヤ2
は、超硬合金材を採用してある。
【0018】ろう材としては、一般の金属部材に対して
銀ろう材の中で最もぬれ性がよいとされるBAg−24
(JIS Z 3261)と同一組成のものに、Alを
重量割合で1〜3%添加したものを採用した。
銀ろう材の中で最もぬれ性がよいとされるBAg−24
(JIS Z 3261)と同一組成のものに、Alを
重量割合で1〜3%添加したものを採用した。
【0019】ろう付け作業は、印字レバー1と印字ワイ
ヤ2とを、ろう付け用治具に取り付け、図1に示すよう
な状態に配置し、高周波加熱装置を用いて約750°C
に加熱して、印字レバー1の先端部に印字ワイヤ2の端
部近傍を接合する。
ヤ2とを、ろう付け用治具に取り付け、図1に示すよう
な状態に配置し、高周波加熱装置を用いて約750°C
に加熱して、印字レバー1の先端部に印字ワイヤ2の端
部近傍を接合する。
【0020】銀ろう中に添加されたAlは、印字レバー
の表面の窒化層中のNと化合し易い性質を有するので、
ろう材が高温である間は、印字レバー1に付着した溶融
ろう3と窒化層1aとの間では盛んな化学反応を起こし
てAlNなどの化合物を作っている。このため、接合面
4は窒化層1aが消滅して母材のFeとろう材3とこの
化合物の入り混った状態となっている。この結果、接合
面の組織は、印字レバー1の内側から順にFeを主成分
とする母材金属、続いてこの母材金属中にAlNの化合
物を含むろう材の組織、さらに続いてAg−Cu−Zn
を主成分とするろう材の組織が徐々に拡散した状態に分
布したものになっている。接合面がこのような組織にな
っているので、窒化層による凝着抑制作用は起こらず、
印字レバー1と溶融ろう3との親和力が高くなる。また
化学反応が盛んに行なわれるために、溶融ろう中に気泡
も残留しなくなるので、強固な接合部が得られる。
の表面の窒化層中のNと化合し易い性質を有するので、
ろう材が高温である間は、印字レバー1に付着した溶融
ろう3と窒化層1aとの間では盛んな化学反応を起こし
てAlNなどの化合物を作っている。このため、接合面
4は窒化層1aが消滅して母材のFeとろう材3とこの
化合物の入り混った状態となっている。この結果、接合
面の組織は、印字レバー1の内側から順にFeを主成分
とする母材金属、続いてこの母材金属中にAlNの化合
物を含むろう材の組織、さらに続いてAg−Cu−Zn
を主成分とするろう材の組織が徐々に拡散した状態に分
布したものになっている。接合面がこのような組織にな
っているので、窒化層による凝着抑制作用は起こらず、
印字レバー1と溶融ろう3との親和力が高くなる。また
化学反応が盛んに行なわれるために、溶融ろう中に気泡
も残留しなくなるので、強固な接合部が得られる。
【0021】なお、印字ワイヤ2は、窒化層を有さず、
ぬれ性のよい超硬合金材を使用しているので、接合強度
上の問題は生じない。
ぬれ性のよい超硬合金材を使用しているので、接合強度
上の問題は生じない。
【0022】以上のように、ろう材(BAg−24)に
1%のAlを添加したろう材を用いて、表面に窒化層を
有する金属部材をろう付け接合したものは、Alを全く
添加しないろう材(BAg−24)によってろう付けし
た場合と比較して、約1.5倍の接合強度が得られる。
1%のAlを添加したろう材を用いて、表面に窒化層を
有する金属部材をろう付け接合したものは、Alを全く
添加しないろう材(BAg−24)によってろう付けし
た場合と比較して、約1.5倍の接合強度が得られる。
【0023】本実施例で採用したろう材(BAg−2
4)にAlを添加するものの他、AgとCu又はAgと
CuとZnを主成分とする他のろう材中にAlを添加し
たものでも同様に窒化層に対するぬれ性を高くすること
が可能である。
4)にAlを添加するものの他、AgとCu又はAgと
CuとZnを主成分とする他のろう材中にAlを添加し
たものでも同様に窒化層に対するぬれ性を高くすること
が可能である。
【0024】また添加材はAlのほかNと化合物を作り
易いCrも有効であり、本発明のろう材は、Alに代え
てこれもまた窒化層中のNと化合し易いCrを添加した
り、AlとCrとの両者を添加したものでも同様の結果
が得られる。ただし、接合強度を高くできるのは、これ
らの添加量が重量割合で0.5〜3%の範囲に限られ
る。AlやCrの添加量は、0.5%以下ではぬれ性の
向上は不十分であり、3%以上ではAg−Cu(α−
β),またはAg−Cu−Zn(α−β−γ)の固溶体
中にAlやCrが偏析して、逆に接合強度を弱める結果
を生じるので好ましくない。
易いCrも有効であり、本発明のろう材は、Alに代え
てこれもまた窒化層中のNと化合し易いCrを添加した
り、AlとCrとの両者を添加したものでも同様の結果
が得られる。ただし、接合強度を高くできるのは、これ
らの添加量が重量割合で0.5〜3%の範囲に限られ
る。AlやCrの添加量は、0.5%以下ではぬれ性の
向上は不十分であり、3%以上ではAg−Cu(α−
β),またはAg−Cu−Zn(α−β−γ)の固溶体
中にAlやCrが偏析して、逆に接合強度を弱める結果
を生じるので好ましくない。
【0025】本実施例では、ろう付け温度を750°C
に設定してあるが、ろう付け温度については、接合母材
及びろう材の性質に応じて適宜最適温度を設定すること
が必要である。また、被接合部材としての印字ワイヤ等
は、超硬合金材に限られず、ピアノ線や特殊工具鋼線製
でも同様の接合強度が得られる。
に設定してあるが、ろう付け温度については、接合母材
及びろう材の性質に応じて適宜最適温度を設定すること
が必要である。また、被接合部材としての印字ワイヤ等
は、超硬合金材に限られず、ピアノ線や特殊工具鋼線製
でも同様の接合強度が得られる。
【0026】なお、本発明は、印字レバーと印字ワイヤ
とのろう付けに限られず、窒化層を有する金属部材のろ
う付け全般に適用可能である。
とのろう付けに限られず、窒化層を有する金属部材のろ
う付け全般に適用可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はAgとC
u又はAgとCuとZnを主成分とするろう材中に少量
のAlまたはCrまたはAlとCrとを添加することに
より、表面に窒化層を有する金属部材と他の被接合部材
とをろう付けする際のぬれ性を向上させ、かつ融着ろう
中への気泡の残留を防止可能なろう材が得られる。
u又はAgとCuとZnを主成分とするろう材中に少量
のAlまたはCrまたはAlとCrとを添加することに
より、表面に窒化層を有する金属部材と他の被接合部材
とをろう付けする際のぬれ性を向上させ、かつ融着ろう
中への気泡の残留を防止可能なろう材が得られる。
【0028】上記したろう材を用いて、表面に窒化層を
有する金属部材に他の被接合部材をろう付けすれば、非
常に高い接合強度のろう付け製品が得られる。このた
め、耐摩耗性を付与する手段として安価な窒化処理を施
した部材を使用することができるので、印字レバーと印
字ワイヤの接合部品など過酷な条件で使用されるろう付
け製品等を低コストで得ることが可能になる。
有する金属部材に他の被接合部材をろう付けすれば、非
常に高い接合強度のろう付け製品が得られる。このた
め、耐摩耗性を付与する手段として安価な窒化処理を施
した部材を使用することができるので、印字レバーと印
字ワイヤの接合部品など過酷な条件で使用されるろう付
け製品等を低コストで得ることが可能になる。
【図1】本発明におけるろう付け状態を示す拡大断面図
である。
である。
【図2】印字レバーの先端部に印字ワイヤをろう付けし
た状態を示す説明図である。
た状態を示す説明図である。
【図3】従来例におけるろう付け状態を示す拡大断面図
である。
である。
1 金属部材 1a 窒化層 2 被接合部材 3 ろう材
Claims (2)
- 【請求項1】 AgとCuまたはAgとCuとZnとを
主成分とするろう材に、AlまたはCrまたはAlとC
rの両者をそれぞれ重量割合で0.5〜3%添加してあ
ることを特徴とする溶接用ろう材。 - 【請求項2】 請求項1に記載したろう材を用いて、表
面に窒化層を有する金属部材と他の被接合部材とをろう
付けすることを特徴とする表面に窒化層を有する金属部
材のろう付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7405793A JPH06277872A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 表面に窒化層を有する金属部材のろう付け方法とこれに用いる溶接用ろう材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7405793A JPH06277872A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 表面に窒化層を有する金属部材のろう付け方法とこれに用いる溶接用ろう材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06277872A true JPH06277872A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13536187
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7405793A Pending JPH06277872A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 表面に窒化層を有する金属部材のろう付け方法とこれに用いる溶接用ろう材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06277872A (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5365219A (en) * | 1976-11-25 | 1978-06-10 | Tokuriki Honten Kk | Silver solder alloy |
| JPS58215293A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-14 | Mitsubishi Metal Corp | 超硬工具埋込みろう付け用硬質銀ろう材 |
| JPH01259547A (ja) * | 1988-04-08 | 1989-10-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体装置用部品 |
| JPH0288482A (ja) * | 1988-09-26 | 1990-03-28 | Hitachi Ltd | セラミックスのメタライズ又は接合方法 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP7405793A patent/JPH06277872A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5365219A (en) * | 1976-11-25 | 1978-06-10 | Tokuriki Honten Kk | Silver solder alloy |
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| JPH01259547A (ja) * | 1988-04-08 | 1989-10-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体装置用部品 |
| JPH0288482A (ja) * | 1988-09-26 | 1990-03-28 | Hitachi Ltd | セラミックスのメタライズ又は接合方法 |
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