JPH06277961A - ネジ締め装置 - Google Patents

ネジ締め装置

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JPH06277961A
JPH06277961A JP9191893A JP9191893A JPH06277961A JP H06277961 A JPH06277961 A JP H06277961A JP 9191893 A JP9191893 A JP 9191893A JP 9191893 A JP9191893 A JP 9191893A JP H06277961 A JPH06277961 A JP H06277961A
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screw tightening
bracket
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Yasuo Shinohara
康雄 篠原
Hiroyuki Segawa
博之 勢川
Masaki Nakajin
雅貴 中陳
Mitsuko Sato
光子 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネジ締めビット先端がネジに追随しようとし
てネジ締めビットが振れた場合でもネジ締めビットがこ
れを支持したビットハウジングに接触してしまってネジ
締めビットのトルク検出に関して外乱が生じることがな
いようにした。 【構成】 ネジ52の頭部52aに係合する先端39を
有するネジ締めビット36と、該ネジ締めビットを回転
可能にかつ互いの軸関係が略固定的な状態で支持するビ
ットハウジング8と、支持体58によって支持されたブ
ラケット1と、ブラケットに支持されると共に出力軸6
2が上記ネジ締めビットと互いの間に稍余裕を有した状
態で係脱自在に連結されたドライバー61とを備え、上
記ブラケットには基準面となる載置面7aが形成され、
上記ビットハウジングにはブラケットの載置面に載置さ
れる被支持面10aが形成され、ビットハウジングとブ
ラケットとの間に弾性部材15を介在させて被支持面を
載置面に弾発的に当接させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なネジ締め装置に関
する。詳しくは、ネジの頭部の形状のバラツキやワーク
側のネジ穴の位置のバラツキ等によりネジとネジ締めビ
ット先端との間にズレが生じても、ネジ締めビット先端
がネジに追随出来るようにしたネジ締め装置に関し、ネ
ジ締めビット先端がネジに追随しようとしてネジ締めビ
ットが振れた場合でもネジ締めビットがこれを支持した
ビットハウジングに接触してしまってネジ締めビットの
トルク検出に関して外乱が生じることがないようにした
新規なネジ締め装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来のネジ締め装置において、ネジ締め
ビットはビットハウジングに対してビットハウジングか
ら抜け落ちない程度のラフな支持方法によって支持され
ているものが多かった。
【0003】また、これがために、ネジ締めビットがビ
ットハウジングに対してある程度回動することが出来
て、ネジ頭部の位置のバラツキ等に対してネジ締めビッ
トの先端が追随することが出来た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、トルク検出機能を有するトルクドライバーによって
ネジ締めビットを回転させ、ネジの締め付けトルクを制
御するようにした場合に、特に、負圧による吸引によっ
てネジ締めビットの先端をネジの頭部に係合させるよう
にした場合に、上記のトルク検出に関して外乱が生じ
て、正確なトルク検出が出来ないという問題があった。
【0005】即ち、ネジの負圧による吸引を行うには、
ネジ締めビットの先端までをビットハウジングによって
囲み、このビットハウジングによって囲まれた空間を負
圧にしてビットハウジングの先端にネジを吸着してネジ
の頭部にネジ締めビットの先端を係合させるようにして
いる。
【0006】この場合、ネジ締めビットの先端がネジの
頭部の位置に追随するためにネジ締めビットがビットハ
ウジングに対して傾動すると、ネジ締めビットの一部が
ビットハウジングの内面に接触して、これがネジ締めビ
ットの締付けトルクの検出に関して外乱となり、正確な
締付けトルクの検出が出来なくなり、ネジの完全な締付
けが為されていないのに、締付が完了したと判断してし
まって、ネジの締付不良を起こすなどの不都合が生じ
る。
【0007】上記したような、ネジ締めビットとビット
ハウジング内面との接触を避けるためには、ネジ締めビ
ットをビットハウジングに互いの軸関係が略固定的な状
態で支持するようにすればよい。
【0008】このようにすることによって、ネジ締めビ
ットはビットハウジングに触れることが無くなり、ネジ
締めビットの締付けトルクの検出に関し外乱が生じるこ
とを避けることが出来て、正確な締付けトルクの検出を
行うことが出来る。
【0009】しかしながら、ネジ締めビットはビットハ
ウジングに対してその軸が傾動することが出来ないの
で、ネジの位置が所定の位置からズレていた場合、ネジ
締めビットの先端がそのズレに追随することが出来ず、
ネジの締付を行うことが出来ないという事態が生じてし
まう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明ネジ締め装置は、
上記した課題を解決するために、ネジの頭部に係合する
先端を有するネジ締めビットと、該ネジ締めビットを回
転可能にかつ互いの軸関係が略固定的な状態で支持する
ビットハウジングと、支持体によって支持されたブラケ
ットと、ブラケットに支持されると共に出力軸が上記ネ
ジ締めビットと互いの間に稍余裕を有した状態で係脱自
在に連結されたドライバーとを備え、上記ブラケットに
は基準面となる載置面が形成され、上記ビットハウジン
グにはブラケットの載置面に載置される被支持面が形成
され、ビットハウジングとブラケットとの間に弾性部材
を介在させて被支持面を載置面に弾発的に当接させたも
のである。
【0011】
【作用】従って、本発明ネジ締め装置にあっては、ネジ
締めビットはビットハウジングに回転可能にかつ互いの
軸関係が略固定的な状態で支持されているので、ネジ締
めビットがビットハウジングに触れて締付けトルクの検
出に関して外乱が生じることがない。
【0012】また、ビットハウジングはその被支持面が
ブラケットの載置面に弾性部材によって弾発的に当接さ
れることによってブラケットに支持されているので、必
要に応じて、弾性部材が歪むことによってビットハウジ
ングがネジ締めビットごとブラケットに対して傾動する
ことが出来、これによって、ネジ締めビットの先端がネ
ジの位置のバラツキに対して追随することが出来る。
【0013】
【実施例】以下に本発明ネジ締め装置の詳細を図示した
実施例に従って説明する。
【0014】1はブラケットであり、後述する支持部材
に支持されている。
【0015】ブラケット1は略円環状をした主部2と同
じく略円環状をした支持環3とから成る。
【0016】主部2の下面にはその中心孔4を囲むよう
に円形の溝5が形成されている。
【0017】支持環3の中心孔6は主部2の中心孔4よ
り大径に形成され、また、支持環3の下端部には中心側
に張り出した受縁7が形成され、該受縁7の上面が載置
面7aとされる。
【0018】そして、主部2の下面に支持環3が互いの
中心孔4、6の軸芯が一致した状態で固定され、これに
よって、ブラケット1が形成される。
【0019】8はビットハウジングであり、主部と該主
部に軸方向に摺動自在に支持された鞘部とから成る。
【0020】9はビットハウジング8の主部であり、全
体として略円筒状に形成されている。
【0021】主部9の上端部には外方に張り出したフラ
ンジ10が一体に突設されており、該フランジ10の下
面10aが被支持面とされている。
【0022】そして、該フランジ10を含めたビットハ
ウジング8の上端面に円形の溝11が形成されている。
【0023】尚、この溝11はブラケット1の上記溝5
に対向する位置に形成されている。
【0024】また、フランジ10の厚み、即ち、上下方
向の寸法はブラケット1の主部2下面と載置面7aとの
間の間隔より僅かに小さくなるように形成されている。
【0025】主部9の中心孔は上半部12と下半部13
とに分けられ、下半部13は上半部12に比して小径に
形成されている。
【0026】上半部12と下半部13との間には中心側
に僅かに突出した環状のリブ14が突設されている。
【0027】そして、主部9のフランジ10が上記ブラ
ケット1の主部2下面と支持環3との間に形成された環
状の空間内に位置され、これによって、ビットハウジン
グ8の主部9がブラケット1に吊り下げ状に支持され
る。
【0028】そして、上述したように、フランジ10の
厚みはブラケット1の主部2下面と載置面7aとの間の
間隔より僅かに小さくなるように形成されているので、
ビットハウジング8の主部9はブラケット1に対して僅
かに傾動することが出来るようにされている。
【0029】15は環状をした反発シールであり、ゴム
材料によって形成され、ブラケット1の溝5とビットハ
ウジング8の主部9の溝11との間に圧縮された状態で
それぞれの溝5、11に嵌合支持されている。
【0030】これによって、ビットハウジング8の主部
9とブラケット1との間がシールされると共に、反発シ
ール15の弾発力によって、ビットハウジング8の主部
9が下方へ向けての移動力を付勢され、その被支持面1
0aがブラケット1の載置面7aにきちんと当接され、
その姿勢が正しく保たれる。
【0031】16は鞘部であり、全体として筒状を為
し、主部9の下半部13に軸方向に摺動自在に支持され
る。
【0032】鞘部16は上側の略3分の1を為す部分1
7が支持部とされ、該支持部17はその余の部分より一
回り大径に形成され、その外側の下端には下方を向いた
段部18が形成されている。
【0033】更に、支持部17の上端部の内面が環状に
切り欠かれて、その内径がその余の部分に比して大径に
形成され、それによって、支持部17の上端部内面に上
方を向いた段部19が形成される。
【0034】鞘部16の下端部外側面は環状に薄く切り
欠かれて、外形が小さくされたヘッド取付部20が形成
されている。
【0035】21は吸着ヘッドであり、短い筒状を為
し、上半部22が支持部とされ、下半部23が吸着部と
されている。
【0036】吸着部23の上端内面にはリブ24が突設
され、該リブ24の下面は本ネジ締め装置によって締付
けられるネジの頭部の形状に倣った円錐面に形成されて
いる。
【0037】25は吸着ヘッド21の支持部22の側壁
を貫通するように圧入された合成樹脂製の止めピンであ
る。
【0038】しかして、支持部22が上記鞘部16のヘ
ッド取付部20に外嵌され、止めピン25が支持部22
の側壁に圧入されることによって、吸着ヘッド21が鞘
部16のヘッド取付部20に取付けられる。
【0039】26は環状をしたバネ受であり、その中心
部には挿通孔27が形成され、該挿通孔27の縁から下
方へ突出したリブ28が形成されている。
【0040】このようなバネ受26は主部9の下半部1
3の上端に挿入される。
【0041】29は円筒状をしたブッシュであり、その
内径は上記鞘部16の外径と略同じで、その外径は上記
主部9の下半部13の内径と略同じに形成されている。
【0042】そして、該ブッシュ29にはその下端から
上下方向の中間に至る案内切欠30が形成されている。
【0043】かかるブッシュ29は、主部9の下半部1
3内に内嵌され、主部9の側壁にそれを貫通するように
螺着された止めネジ31を締付けることによって主部9
に固定される。
【0044】上記鞘部16はその支持部17が主部9に
固定されたブッシュ29に内嵌状に、かつ、摺動自在に
位置され、その状態で主部9の下端に閉塞板32が固定
される。
【0045】閉塞板32は環状を為し、その中心孔33
は鞘部16のうち支持部17の直下の部分の外径と略同
じに形成されている。
【0046】従って、この閉塞板32が主部9の下端に
固定されると、鞘部16の支持部17の段部18が閉塞
板32の中心孔33の上側周縁部に衝合し、これによっ
て、鞘部16の主部9からの下方への脱落が阻止され
る。
【0047】34は鞘部16の支持部17の下端部外側
面に植立された回り止めピンであり、上記ブッシュ29
の案内切欠30内に摺動可能に位置され、これによっ
て、鞘部16は主部9に対して回り止めされる。
【0048】35は圧縮コイルバネであり、一端部は鞘
部16の支持部17の上端部に位置し、かつ、一端が段
部19に当接し、他端がバネ受26のリブ28に外嵌し
た状態でバネ受26の下面に当接し、バネ受26と段部
19との間で圧縮されている。
【0049】これによって、鞘部16には下方へ向けて
の移動力が付勢されている。
【0050】36はネジ締めビットであり、上端部の連
結部37と、連結部37に続く支持部38と、下端部の
作用部39と、支持部38と作用部39との間を繋いで
いる中間部40とが一体に形成されて成る。
【0051】そして、連結部37が最も大径で、以下、
支持部38、中間部40、作用部39の順で径が小さく
なって行く。
【0052】連結部37にはその上面に開口し、横断面
形状が非円形の、例えば、正方形の連結凹部41が形成
されている。
【0053】42は支持部38の上端部に外嵌されたボ
ールベアリングであり、該ボールベアリング42の直下
で止めリング43が支持部38に取着され、これによっ
てボールベアリング42のネジ締めビット36に対する
位置が規定されている。
【0054】44もボールベアリングであり、ビットハ
ウジング8の主部9の下端部に内嵌状に位置されてい
る。
【0055】45は円筒状をしたカラーであり、上記主
部9内にボールベアリング44の上に位置するように内
嵌されている。
【0056】そして、この状態のビットハウジング8内
に上記ネジ締めビット36が主部9の上方から挿入され
る。
【0057】これによって、ネジ締めビット36の中間
部40のうち上端部を除く殆どの部分と作用部39が鞘
部16内に挿入され、支持部38の下端部がボールベア
リング44に内嵌され、支持部38に支持されたボール
ベアリング42の外周部がカラー45の上端に衝合す
る。
【0058】これによって、ネジ締めビット36はビッ
トハウジング8に対する高さが規定された状態でビット
ハウジング8、特に、主部9に回転可能に支持される。
【0059】この状態で、ネジ締めビット36の作用部
39の下端は吸着ヘッド21のリブ24の稍上方に位置
している。
【0060】そして、46は円筒状のカラーであり、ボ
ールベアリング42の直上に位置するようにビットハウ
ジング8の主部9に内嵌され、更に、主部9に上記カラ
ー46の上端に接するように止めリング47が取着さ
れ、これによって、ボールベアリング42、44、カラ
ー45、46の主部9からの抜け止めが為され、従っ
て、ネジ締めビット36が主部9に対して抜け止めされ
る。
【0061】48は鞘部16の主部9に対する相対位置
を検出するための位置センサーであり、主部9に固定さ
れたフォトインタラプタ49と鞘部16に固定されたド
グ50とから成る。
【0062】51は鞘部16の略中間の位置にその側壁
部を貫通して形成された吸引口であり、図示しないホー
スを介してエアー吸引装置と接続されている。
【0063】しかして、エアー吸引装置が駆動される
と、鞘部16内部のエアーが吸引されてその下端部に負
圧が生じ、従って、該下端部に取着された吸着ヘッド2
1の吸着部23に負圧が生じ、該負圧によってネジ52
が吸着ヘッド21の吸着部23に吸着される。
【0064】尚、鞘部16の上端は主部9の上半部12
に連通されているが、主部9の上端とブラケット1との
間には反発シール15が介在されて両者間が気密に保た
れ、また、ブラケット1の上端開口には後述するドライ
バーが装着されて閉塞されるので、鞘部16の内部はそ
の下端を除いて気密に保持される。
【0065】53は支持部であり、例えば、直交型ロボ
ットのアームである。
【0066】54は基準プレートであり、上下方向に延
びる向きで上記支持部53に固定されている。
【0067】55は上下方向に長いリニアスライドであ
り、上記基準プレート54に固定されている。
【0068】56はエアシリンダであり、そのロッド5
7が下方へ突出する向きで上記基準プレート54の上端
部に固定されている。
【0069】58はベース板であり、該ベース板58に
は上下に離間して2つのリニアベアリング59、59が
固定されており、該リニアベアリング59、59が摺動
自在に上記リニアスライド55に係合されることによっ
て、ベース板58が基準プレート54に対して上下方向
に摺動自在に支持される。
【0070】そして、ベース板58はその上端部が上記
エアシリンダ56のロッド57の下端部に連結されてい
る。
【0071】従って、ベース板58はエアシリンダ56
の駆動によって上下方向に移動される。
【0072】60は荷重軽減用の引張コイルスプリング
であり、その上端が上記基準プレート54に連結され、
下端がベース板58に連結されている。
【0073】61はトルクドライバーであり、例えば、
米国GSE社製のトルク検出機能を持ったトルクドライ
バーである。
【0074】該トルクドライバー61は上記ベース板5
8に固定され、その下端部61aがブラケット1の主部
2の中心孔4に上方から嵌合され、その下端から突出し
た出力軸62が上記ネジ締めビット36の連結凹部41
に内嵌され、これによって、ネジ締めビット36がトル
クドライバー61によって回転され得るようになってい
る。
【0075】尚、ネジ締めビット36の連結凹部41の
横断面形状は、非円形、例えば、正方形に形成され、そ
れに対して、トルクドライバー61の出力軸62はその
横断面が連結凹部41の横断面形状より稍小さい相似
形、例えば、正方形に形成されている。
【0076】従って、両者の間には僅かながらクリアラ
ンスが生じ、ネジ締めビット36を保持したビットハウ
ジング8のブラケット1に対する回動が可能になる。
【0077】以下に、上記ネジ締め装置によるネジ締め
動作について説明する。
【0078】所定のフィーダーによって供給されたネジ
52に対してネジ締めビット36の作用部39を位置決
めし、エアシリンダ56を駆動してベース板58を下降
せしめる。
【0079】この場合、ネジ52の捩じ込み量の増加に
追従してネジ締めビット36が下降して行くように、エ
アシリンダ56による支持力は働かないようになってい
る。
【0080】従って、ネジ締めビット36、ビットハウ
ジング8、トルクドライバー61、ベース板58を含む
相当の重量がネジ52及び該ネジ52を締付けられる図
示しないワークにかかってしまう。そこで、上記ネジ締
め装置にあっては、ベース板58と基準プレート54と
の間に引張コイルスプリング60を張設し、これによっ
て、ネジ52等にかかる荷重を軽減し、かつ、ネジ52
の捩じ込みに応じてネジ締めビット36がそれに追従し
て行く、所謂、フローティング構造を採っている。
【0081】そして、吸着ヘッド21の吸着部23が略
ネジ52の頭部52aに接触する位置に来ると、吸着部
23とネジ52の頭部52aとの位置に若干のズレがあ
っても、被支持面10aが載置面7aに載置されて鉛直
な姿勢を保っていたビットハウジング8は、反発シール
15が歪むことによって、吸着部23がネジ52の頭部
52aに追随するように回動する。
【0082】そして、このようにビットハウジング8が
回動しても、ネジ締めビット36は2つのボールベアリ
ング42、44によってビットハウジング8の主部9に
支持されているので、ビットハウジング8とネジ締めビ
ット36の軸にズレが生じることが無く、従って、ネジ
締めビット36がビットハウジング8の鞘部16等に触
れて、トルクドライバー61が検出するトルクに狂いが
生じてしまう惧が無い。
【0083】尚、ネジ締めビットをビットハウジングに
対して互いの軸関係が略固定的な状態で支持するのに、
軸方向に離間した2つのボールベアリングで支持するの
ではなく、例えば、軸方向の長さが長い単一の軸受けメ
タルによって支持するようにしてもよい。
【0084】しかして、図示しないエアー吸引装置が駆
動されて、鞘部16内のエアーが吸引されると、吸着ヘ
ッド21の吸着部23に負圧が生じ、ネジ52の頭部5
2aが吸着部23内に吸着される。
【0085】そして、吸着部23の上端内面はネジ52
の頭部52aの形状に倣った円錐面に形成されているの
で、ここ23に吸着されたネジ52の姿勢が正しく保た
れる。
【0086】そして、ネジ52が吸着部23に吸着され
た直後に、ビットハウジング8内部が負圧となり、圧縮
コイルバネ35が更に圧縮されて鞘部16が上方へ移動
する。
【0087】そこで、ネジ締めビット36を回転させる
と、ネジ締めビット36先端の作用部39がネジ52の
頭部52aに自動的に係合される。
【0088】そこで、ネジ52を保持した該ネジ締め装
置が所定の位置に移動され、トルクドライバー61が駆
動されて、それによって、作用部39がネジ52の頭部
52aと係合されたネジ締めビット36が回転されて、
ネジ52の締付が為される。
【0089】そして、トルクドライバー61におけるト
ルク検出と位置センサ48によるビットハウジング8に
おける主部9と鞘部16との相対位置の検出とによって
ネジ52の締付完了が検出され、ネジ52の締付の完了
が検出されると、上記エアー吸引装置によるエアーの吸
引が解除され、ネジ締め装置が次のネジ52を取り上げ
る位置へと移動される。
【0090】ネジ52の締付が進むに従って、鞘部16
は主部9に対して若干下降する。
【0091】そこで、トルクドライバー61における検
出トルクがネジ52の締付完了を示しているにもかかわ
らず、鞘部16の高さが相対的に高いことが位置センサ
48によって検出されたときは、ネジ52が所定の締付
完了位置より浮き上がった状態にあるとして、作業不良
と判断するようになっている。
【0092】尚、吸着ヘッド21は頻繁にネジの吸着を
繰り返し、かなり磨耗の激しい部分であるが、該吸着ヘ
ッド21はビットハウジング8の鞘部16のヘッド取付
部20に外嵌され、かつ、止めピン25によって保持さ
れているので、磨耗した吸着ヘッド21は簡単に交換す
ることが出来る。
【0093】また、ネジ締めビット36の先端に衝撃が
加わった場合、その衝撃はネジ締めビット36をビット
ハウジングの主部9に対して支持しているボールベアリ
ング42、44、特にネジ締めビット36に対して固定
的であるボールベアリング42に加わり、高価なトルク
ドライバー61には及ばない。
【0094】従って、上記衝撃によりボールベアリング
42が破損したとしても、該ボールベアリング42は簡
単に交換することが出来、さしたる支障にはならない。
【0095】尚、ネジをエアーによる吸着によって拾い
上げる必要が無い場合には、鞘部16及びそれに関連し
た構造及び部材は必要が無い。
【0096】そして、かかる場合でも、上記したネジ締
め装置における利点の多くのものを有することは明白で
ある。
【0097】また、エアーによるネジの吸着を行わない
場合、ネジ締めビットの先端をマグネットにしておき、
磁気的な吸着によってネジを拾い上げるようにしてもよ
い。
【0098】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明ネジ締め装置は、ネジの頭部に係合する先端
を有するネジ締めビットと、該ネジ締めビットを回転可
能にかつ互いの軸関係が略固定的な状態で支持するビッ
トハウジングと、支持体によって支持されたブラケット
と、ブラケットに支持されると共に出力軸が上記ネジ締
めビットと互いの間に稍余裕を有した状態で係脱自在に
連結されたドライバーとを備え、上記ブラケットには基
準面となる載置面が形成され、上記ビットハウジングに
はブラケットの載置面に載置される被支持面が形成さ
れ、ビットハウジングとブラケットとの間に弾性部材を
介在させて被支持面を載置面に弾発的に当接させたこと
を特徴とする。
【0099】従って、本発明ネジ締め装置にあっては、
ネジ締めビットはビットハウジングに回転可能にかつ互
いの軸関係が略固定的な状態で支持されているので、ネ
ジ締めビットがビットハウジングに触れて締付けトルク
の検出に関して外乱が生じることがない。
【0100】また、ビットハウジングはその被支持面が
ブラケットの載置面に弾性部材によって弾発的に当接さ
れることによってブラケットに支持されているので、必
要に応じて、弾性部材が歪むことによってビットハウジ
ングがネジ締めビットごとブラケットに対して傾動する
ことが出来、これによって、ネジ締めビットの先端がネ
ジの位置のバラツキに対して追随することが出来る。
【0101】尚、上記した実施例に示した各部の具体的
形状及び構造は、本発明を実施するにあたっての具体化
のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本
発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ネジ締め装置の実施の一例を示すもの
で、要部を拡大して示す縦断面図である。
【図2】一部を切り欠いて全体を示す側面図である。
【図3】図1のIII矢視図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】ネジを吸着した状態を示す要部の拡大縦断面図
である。
【図6】ネジ締めビットの先端がネジの頭部に係合した
状態を示す要部の拡大縦断面図である。
【図7】ネジの締付が完了した直後の状態を示す要部の
拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット 7a 載置面 8 ビットハウジング 9 主部 10a 被支持面 15 弾性部材 16 鞘部 35 弾発付勢手段 36 ネジ締めビット 52 ネジ 52a ネジの頭部 58 支持体 61 ドライバー 62 出力軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 光子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネジの頭部に係合する先端を有するネジ
    締めビットと、該ネジ締めビットを回転可能にかつ互い
    の軸関係が略固定的な状態で支持するビットハウジング
    と、支持体によって支持されたブラケットと、ブラケッ
    トに支持されると共に出力軸が上記ネジ締めビットと互
    いの間に稍余裕を有した状態で係脱自在に連結されたド
    ライバーとを備え、上記ブラケットには基準面となる載
    置面が形成され、上記ビットハウジングにはブラケット
    の載置面に載置される被支持面が形成され、ビットハウ
    ジングとブラケットとの間に弾性部材を介在させて被支
    持面を載置面に弾発的に当接させたことを特徴とするネ
    ジ締め装置。
  2. 【請求項2】 ビットハウジングがネジ締めビットを回
    転可能に支持する主部と、ネジ締めビットの先端側の部
    分を囲繞する鞘部とから成り、鞘部は主部に対して軸方
    向に摺動可能であり、主部と鞘部との間に鞘部を主部か
    ら遠ざかる方向へ弾発付勢する弾発付勢手段を介在させ
    たことを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
  3. 【請求項3】 ビットハウジング内の空間を負圧発生装
    置と連結し、該負圧発生装置を駆動することにより生じ
    る負圧によってネジをネジ締めビット先端に係着させる
    ようにすると共に、ビットハウジングとブラケットとの
    間を上記弾性部材によりシールするようにしたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載のネジ締め装置。
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