JPH06278143A - 発泡合成樹脂成形品の成形方法 - Google Patents
発泡合成樹脂成形品の成形方法Info
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- JPH06278143A JPH06278143A JP5092567A JP9256793A JPH06278143A JP H06278143 A JPH06278143 A JP H06278143A JP 5092567 A JP5092567 A JP 5092567A JP 9256793 A JP9256793 A JP 9256793A JP H06278143 A JPH06278143 A JP H06278143A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 型内発泡成形過程で成形品表面に発泡性合成
樹脂原料粒子から表面硬化層を形成するに際して、穴が
開いたり、平滑性が損なわれることが少なく、又成形品
表面の表面硬化層を形成する部分が型内発泡成形用金型
の型閉め又は型開き方向に直交方向と平行方向の二方向
の面に跨がる場合でも、表面硬化層の厚みが二方向の面
で変動することも少ないのを目的とする。 【構成】 型内発泡成形用金型10の成形面15を発泡性合
成樹脂原料粒子の融点以上に加熱する工程と、一般的な
クラッキング間隙より大きな間隙を残して型閉めした一
対の金型11、12間の内部に原料粒子を充填する工程と、
一対の金型11、12を強制型閉めさせる工程と、一対の金
型11、12間の内部を減圧状態にする工程と、成形面15の
融点以上に加熱した部分に溶融樹脂層を形成する工程
と、成形品表面に対応する部分に溶融樹脂層を硬化させ
て表面硬化層を形成する工程よりなることを特徴とす
る。
樹脂原料粒子から表面硬化層を形成するに際して、穴が
開いたり、平滑性が損なわれることが少なく、又成形品
表面の表面硬化層を形成する部分が型内発泡成形用金型
の型閉め又は型開き方向に直交方向と平行方向の二方向
の面に跨がる場合でも、表面硬化層の厚みが二方向の面
で変動することも少ないのを目的とする。 【構成】 型内発泡成形用金型10の成形面15を発泡性合
成樹脂原料粒子の融点以上に加熱する工程と、一般的な
クラッキング間隙より大きな間隙を残して型閉めした一
対の金型11、12間の内部に原料粒子を充填する工程と、
一対の金型11、12を強制型閉めさせる工程と、一対の金
型11、12間の内部を減圧状態にする工程と、成形面15の
融点以上に加熱した部分に溶融樹脂層を形成する工程
と、成形品表面に対応する部分に溶融樹脂層を硬化させ
て表面硬化層を形成する工程よりなることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、先に本出願人が提案し
た型内発泡成形過程で成形品表面に発泡性合成樹脂原料
粒子から連続した表面硬化層を形成することを特徴とし
た発泡合成樹脂成形品の成形方法を更に発展させたもの
に関する。
た型内発泡成形過程で成形品表面に発泡性合成樹脂原料
粒子から連続した表面硬化層を形成することを特徴とし
た発泡合成樹脂成形品の成形方法を更に発展させたもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】先に、本出願人は、型内発泡成形過程で
成形品表面に発泡性合成樹脂原料粒子から連続した表面
硬化層を形成することを目的に、特願平3-103802号、特
願平4-116802号として示される発泡合成樹脂成形品の成
形方法を提案している。
成形品表面に発泡性合成樹脂原料粒子から連続した表面
硬化層を形成することを目的に、特願平3-103802号、特
願平4-116802号として示される発泡合成樹脂成形品の成
形方法を提案している。
【0003】そして、このような発泡合成樹脂成形品の
成形方法では、成形品表面の表面硬化層を形成する部分
に対応させて、それの一対の金型から構成される型内発
泡成形用金型の成形面の一部又は全面を成形品の主体を
成す発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱するとと
もに、一般的なクラッキング間隙より大きな間隙を残し
て型閉めした一対の金型間の内部に前述した原料粒子を
充填して、成形面の融点以上に加熱した部分に原料粒子
を強制接触させて溶融させ、ここに溶融樹脂層を形成し
た後に、これを硬化させて、型内発泡成形過程で成形品
表面に原料粒子から連続した表面硬化層を形成すると言
うものである。
成形方法では、成形品表面の表面硬化層を形成する部分
に対応させて、それの一対の金型から構成される型内発
泡成形用金型の成形面の一部又は全面を成形品の主体を
成す発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱するとと
もに、一般的なクラッキング間隙より大きな間隙を残し
て型閉めした一対の金型間の内部に前述した原料粒子を
充填して、成形面の融点以上に加熱した部分に原料粒子
を強制接触させて溶融させ、ここに溶融樹脂層を形成し
た後に、これを硬化させて、型内発泡成形過程で成形品
表面に原料粒子から連続した表面硬化層を形成すると言
うものである。
【0004】ところで、こうした発泡合成樹脂成形品の
成形方法では、成形品表面にしわのない連続した表面硬
化層を通常の発泡成形操作をわずかに変更するだけで形
成できるから、工業的に大きな着目を受けるものと期待
されている。
成形方法では、成形品表面にしわのない連続した表面硬
化層を通常の発泡成形操作をわずかに変更するだけで形
成できるから、工業的に大きな着目を受けるものと期待
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような発
泡合成樹脂成形品の成形方法によると、一対の金型から
構成される型内発泡成形用金型の成形面の発泡性合成樹
脂原料粒子の融点以上に加熱した部分に原料粒子を強制
接触させて溶融させることで、ここに形成される溶融樹
脂層には付近に滞留する空気や付近で発生した熱分解ガ
スが侵入又は付着することがあって、溶融樹脂層に流動
性の低下現象が現れることがある。そして、溶融樹脂層
に流動性の低下現象が現れると、成形品表面に対応する
部分に溶融樹脂層を硬化させて形成される表面硬化層に
穴が開いたり、表面硬化層の平滑性が損なわれることが
ある。又、成形面の融点以上に加熱した部分が一対の金
型の型閉め又は型開き方向に直交方向と平行方向の二方
向の面に跨がる場合には、原料粒子を一般的なクラッキ
ング間隙より大きな間隙を残して型閉めした一対の金型
間の内部に充填して、一対の金型を完全に型閉めしたと
しても、原料粒子は背後から直交方向の面では型閉め力
と弾発力で押圧されるのに、平行方向の面では弾発力だ
けで押圧されるから、これらの二方向の面に対して強制
接触させる度合いが変動して、表面硬化層の厚みが直交
方向の面では相対的に大きく、又平行方向の面では相対
的に小さくなる傾向にある。そして、表面硬化層の厚み
が特に平行方向の面で相対的に小さくなることにより、
欠陥を生じやすくなる。
泡合成樹脂成形品の成形方法によると、一対の金型から
構成される型内発泡成形用金型の成形面の発泡性合成樹
脂原料粒子の融点以上に加熱した部分に原料粒子を強制
接触させて溶融させることで、ここに形成される溶融樹
脂層には付近に滞留する空気や付近で発生した熱分解ガ
スが侵入又は付着することがあって、溶融樹脂層に流動
性の低下現象が現れることがある。そして、溶融樹脂層
に流動性の低下現象が現れると、成形品表面に対応する
部分に溶融樹脂層を硬化させて形成される表面硬化層に
穴が開いたり、表面硬化層の平滑性が損なわれることが
ある。又、成形面の融点以上に加熱した部分が一対の金
型の型閉め又は型開き方向に直交方向と平行方向の二方
向の面に跨がる場合には、原料粒子を一般的なクラッキ
ング間隙より大きな間隙を残して型閉めした一対の金型
間の内部に充填して、一対の金型を完全に型閉めしたと
しても、原料粒子は背後から直交方向の面では型閉め力
と弾発力で押圧されるのに、平行方向の面では弾発力だ
けで押圧されるから、これらの二方向の面に対して強制
接触させる度合いが変動して、表面硬化層の厚みが直交
方向の面では相対的に大きく、又平行方向の面では相対
的に小さくなる傾向にある。そして、表面硬化層の厚み
が特に平行方向の面で相対的に小さくなることにより、
欠陥を生じやすくなる。
【0006】こうした先に本出願人が提案した発泡合成
樹脂成形品の成形方法を更に発展させるためになされた
のが本発明に係る発泡合成樹脂成形品の成形方法で、型
内発泡成形過程で成形品表面に発泡性合成樹脂原料粒子
から連続した表面硬化層を形成するに際して、表面硬化
層に穴が開いたり、表面硬化層の平滑性が損なわれるこ
とが少なく、又成形品表面の表面硬化層を形成する部分
が型内発泡成形用金型を構成する一対の金型の型閉め又
は型開き方向に直交方向と平行方向の二方向の面に跨が
る場合でも、表面硬化層の厚みが直交方向の面と平行方
向の面で変動することも少ないのを目的とする。
樹脂成形品の成形方法を更に発展させるためになされた
のが本発明に係る発泡合成樹脂成形品の成形方法で、型
内発泡成形過程で成形品表面に発泡性合成樹脂原料粒子
から連続した表面硬化層を形成するに際して、表面硬化
層に穴が開いたり、表面硬化層の平滑性が損なわれるこ
とが少なく、又成形品表面の表面硬化層を形成する部分
が型内発泡成形用金型を構成する一対の金型の型閉め又
は型開き方向に直交方向と平行方向の二方向の面に跨が
る場合でも、表面硬化層の厚みが直交方向の面と平行方
向の面で変動することも少ないのを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1では、一対の金型から構成
される型内発泡成形用金型の成形面の一部又は全面をそ
の型閉めした内部に充填する発泡性合成樹脂原料粒子の
融点以上に加熱する工程と、一般的なクラッキング間隙
より大きな間隙を残して型閉めした一対の金型間の内部
に原料粒子を充填する工程と、一対の金型間の内部に充
填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めさせる工程
と、一対の金型間の内部を減圧状態にする工程と、成形
面の融点以上に加熱した部分に原料粒子を強制接触させ
て溶融させ、この部分に溶融樹脂層を形成する工程と、
成形品表面に対応する部分に溶融樹脂層を硬化させて連
続した表面硬化層を形成する工程よりなる型内発泡成形
過程で成形品表面に原料粒子から表面硬化層を形成する
ことを特徴とした発泡合成樹脂成形品の成形方法を要旨
とする。そして、請求項2では、成形面の一部又は全面
を発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱する工程を
他の工程の前に開始させ、又一対の金型間の内部に原料
粒子を充填する工程の後に、一対の金型間の内部に充填
した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めさせる工程を
行わせ、続いて一対の金型を完全に型閉めさせる工程を
行うとともに、成形面の融点以上に加熱した部分に溶融
樹脂層を形成する工程を、一対の金型間の内部に原料粒
子を充填する工程から、次の強制型閉めさせる工程を通
じて、最後の一対の金型を完全に型閉めする工程の後も
引続き、所要時間継続させて行わせ、更に一対の金型を
完全に型閉めする工程の後に、溶融樹脂層を形成する工
程と並行させて、一対の金型間の内部を減圧状態にする
工程を行わせることを例示する。
るために、本発明の請求項1では、一対の金型から構成
される型内発泡成形用金型の成形面の一部又は全面をそ
の型閉めした内部に充填する発泡性合成樹脂原料粒子の
融点以上に加熱する工程と、一般的なクラッキング間隙
より大きな間隙を残して型閉めした一対の金型間の内部
に原料粒子を充填する工程と、一対の金型間の内部に充
填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めさせる工程
と、一対の金型間の内部を減圧状態にする工程と、成形
面の融点以上に加熱した部分に原料粒子を強制接触させ
て溶融させ、この部分に溶融樹脂層を形成する工程と、
成形品表面に対応する部分に溶融樹脂層を硬化させて連
続した表面硬化層を形成する工程よりなる型内発泡成形
過程で成形品表面に原料粒子から表面硬化層を形成する
ことを特徴とした発泡合成樹脂成形品の成形方法を要旨
とする。そして、請求項2では、成形面の一部又は全面
を発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱する工程を
他の工程の前に開始させ、又一対の金型間の内部に原料
粒子を充填する工程の後に、一対の金型間の内部に充填
した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めさせる工程を
行わせ、続いて一対の金型を完全に型閉めさせる工程を
行うとともに、成形面の融点以上に加熱した部分に溶融
樹脂層を形成する工程を、一対の金型間の内部に原料粒
子を充填する工程から、次の強制型閉めさせる工程を通
じて、最後の一対の金型を完全に型閉めする工程の後も
引続き、所要時間継続させて行わせ、更に一対の金型を
完全に型閉めする工程の後に、溶融樹脂層を形成する工
程と並行させて、一対の金型間の内部を減圧状態にする
工程を行わせることを例示する。
【0008】一方、請求項3では、一対の金型から構成
される型内発泡成形用金型の成形面の一部又は全面をそ
の型閉めした内部に充填する発泡性合成樹脂原料粒子の
融点以上に加熱する工程と、一般的なクラッキング間隙
より大きな間隙を残して型閉めした一対の金型間の内部
に原料粒子を充填する工程と、一対の金型間の内部に充
填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めと原料粒子
を充填するときに残す間隙と同一又はそれより小さな間
隙を残して開放型開きを少なくとも一回以上させる工程
と、一対の金型間の内部を減圧状態にする工程と、成形
面の融点以上に加熱した部分に原料粒子を強制接触させ
て溶融させ、この部分に溶融樹脂層を形成する工程と、
成形品表面に対応する部分に溶融樹脂層を硬化させて連
続した表面硬化層を形成する工程よりなる型内発泡成形
過程で成形品表面に原料粒子から表面硬化層を形成する
ことを特徴とした発泡合成樹脂成形品の成形方法を要旨
とする。そして、請求項4では、成形面の一部又は全面
を発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱する工程を
他の工程の前に開始させ、又一対の金型間の内部に原料
粒子を充填する工程の後に、一対の金型間の内部に充填
した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めと原料粒子を
充填するときに残す間隙と同一又はそれより小さな間隙
を残して開放型開きを少なくとも一回以上させる工程を
行わせ、最後に一対の金型を完全に型閉めさせる工程を
行うとともに、成形面の融点以上に加熱した部分に溶融
樹脂層を形成する工程を、一対の金型間の内部に原料粒
子を充填する工程から、次の強制型閉めと開放型開きを
させる工程を通じて、最後の一対の金型を完全に型閉め
する工程の後も引続き、所要時間継続させて行わせ、更
に一対の金型を完全に型閉めする工程の後に、溶融樹脂
層を形成する工程と並行させて、一対の金型間の内部を
減圧状態にする工程を行わせることを、又請求項5で
は、一対の金型間の内部に充填した原料粒子の弾発力に
抗して強制型閉めと原料粒子を充填するときに残す間隙
と同一又はそれより小さな間隙を残して開放型開きを1
〜9回の範囲内でさせることをそれぞれ例示する。
される型内発泡成形用金型の成形面の一部又は全面をそ
の型閉めした内部に充填する発泡性合成樹脂原料粒子の
融点以上に加熱する工程と、一般的なクラッキング間隙
より大きな間隙を残して型閉めした一対の金型間の内部
に原料粒子を充填する工程と、一対の金型間の内部に充
填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めと原料粒子
を充填するときに残す間隙と同一又はそれより小さな間
隙を残して開放型開きを少なくとも一回以上させる工程
と、一対の金型間の内部を減圧状態にする工程と、成形
面の融点以上に加熱した部分に原料粒子を強制接触させ
て溶融させ、この部分に溶融樹脂層を形成する工程と、
成形品表面に対応する部分に溶融樹脂層を硬化させて連
続した表面硬化層を形成する工程よりなる型内発泡成形
過程で成形品表面に原料粒子から表面硬化層を形成する
ことを特徴とした発泡合成樹脂成形品の成形方法を要旨
とする。そして、請求項4では、成形面の一部又は全面
を発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱する工程を
他の工程の前に開始させ、又一対の金型間の内部に原料
粒子を充填する工程の後に、一対の金型間の内部に充填
した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めと原料粒子を
充填するときに残す間隙と同一又はそれより小さな間隙
を残して開放型開きを少なくとも一回以上させる工程を
行わせ、最後に一対の金型を完全に型閉めさせる工程を
行うとともに、成形面の融点以上に加熱した部分に溶融
樹脂層を形成する工程を、一対の金型間の内部に原料粒
子を充填する工程から、次の強制型閉めと開放型開きを
させる工程を通じて、最後の一対の金型を完全に型閉め
する工程の後も引続き、所要時間継続させて行わせ、更
に一対の金型を完全に型閉めする工程の後に、溶融樹脂
層を形成する工程と並行させて、一対の金型間の内部を
減圧状態にする工程を行わせることを、又請求項5で
は、一対の金型間の内部に充填した原料粒子の弾発力に
抗して強制型閉めと原料粒子を充填するときに残す間隙
と同一又はそれより小さな間隙を残して開放型開きを1
〜9回の範囲内でさせることをそれぞれ例示する。
【0009】加えて、請求項6では、一対の金型から構
成される型内発泡成形用金型の成形面の一部又は全面を
その型閉めした内部に充填する発泡性合成樹脂原料粒子
の融点以上に加熱する工程と、一般的なクラッキング間
隙より大きな間隙を残して型閉めした一対の金型間の内
部に原料粒子を充填する工程と、一対の金型間の内部に
充填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めと原料粒
子を充填するときに残す間隙と同一又はそれより小さな
間隙を残して開放型開きを少なくとも一回以上させる工
程と、成形面の融点以上に加熱した部分に原料粒子を強
制接触させて溶融させ、この部分に溶融樹脂層を形成す
る工程と、成形品表面に対応する部分に溶融樹脂層を硬
化させて連続した表面硬化層を形成する工程よりなる型
内発泡成形過程で成形品表面に原料粒子から表面硬化層
を形成することを特徴とした発泡合成樹脂成形品の成形
方法を要旨とする。そして、請求項7では、成形面の一
部又は全面を発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱
する工程を他の工程の前に開始させ、又一対の金型間の
内部に原料粒子を充填する工程の後に、一対の金型間の
内部に充填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めと
原料粒子を充填するときに残す間隙と同一又はそれより
小さな間隙を残して開放型開きを少なくとも一回以上さ
せる工程を行わせ、最後に一対の金型を完全に型閉めさ
せる工程を行うとともに、成形面の融点以上に加熱した
部分に溶融樹脂層を形成する工程を、一対の金型間の内
部に原料粒子を充填する工程から、次の強制型閉めと開
放型開きをさせる工程を通じて、最後の一対の金型を完
全に型閉めする工程の後も引続き、所要時間継続させて
行わせることを、又請求項8では、一対の金型間の内部
に充填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めと原料
粒子を充填するときに残す間隙と同一又はそれより小さ
な間隙を残して開放型開きを1〜9回の範囲内でさせる
ことをそれぞれ例示する。
成される型内発泡成形用金型の成形面の一部又は全面を
その型閉めした内部に充填する発泡性合成樹脂原料粒子
の融点以上に加熱する工程と、一般的なクラッキング間
隙より大きな間隙を残して型閉めした一対の金型間の内
部に原料粒子を充填する工程と、一対の金型間の内部に
充填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めと原料粒
子を充填するときに残す間隙と同一又はそれより小さな
間隙を残して開放型開きを少なくとも一回以上させる工
程と、成形面の融点以上に加熱した部分に原料粒子を強
制接触させて溶融させ、この部分に溶融樹脂層を形成す
る工程と、成形品表面に対応する部分に溶融樹脂層を硬
化させて連続した表面硬化層を形成する工程よりなる型
内発泡成形過程で成形品表面に原料粒子から表面硬化層
を形成することを特徴とした発泡合成樹脂成形品の成形
方法を要旨とする。そして、請求項7では、成形面の一
部又は全面を発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱
する工程を他の工程の前に開始させ、又一対の金型間の
内部に原料粒子を充填する工程の後に、一対の金型間の
内部に充填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めと
原料粒子を充填するときに残す間隙と同一又はそれより
小さな間隙を残して開放型開きを少なくとも一回以上さ
せる工程を行わせ、最後に一対の金型を完全に型閉めさ
せる工程を行うとともに、成形面の融点以上に加熱した
部分に溶融樹脂層を形成する工程を、一対の金型間の内
部に原料粒子を充填する工程から、次の強制型閉めと開
放型開きをさせる工程を通じて、最後の一対の金型を完
全に型閉めする工程の後も引続き、所要時間継続させて
行わせることを、又請求項8では、一対の金型間の内部
に充填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めと原料
粒子を充填するときに残す間隙と同一又はそれより小さ
な間隙を残して開放型開きを1〜9回の範囲内でさせる
ことをそれぞれ例示する。
【0010】しかも、請求項9では、成形品表面に対応
する部分に溶融樹脂層を硬化させて連続した表面硬化層
を形成する工程の後に、通常の発泡成形の工程を行わせ
ることを例示する。
する部分に溶融樹脂層を硬化させて連続した表面硬化層
を形成する工程の後に、通常の発泡成形の工程を行わせ
ることを例示する。
【0011】又、請求項10では、発泡性合成樹脂原料粒
子に発泡倍率が3〜150倍の範囲内のものを用いるこ
とを例示する。更に、請求項11では、成形品表面に対応
する部分に形成される表面硬化層の厚みを0.1〜5.
0mmの範囲内に設定することを例示する。最後に、請
求項12では、発泡性合成樹脂原料粒子を発泡性ポリスチ
レン系樹脂原料粒子、発泡性ポリエチレン系樹脂原料粒
子又は発泡性ポリプロピレン系樹脂原料粒子等の発泡性
ポリオレフィン系樹脂原料粒子の中から選択して用いる
ことを例示する。
子に発泡倍率が3〜150倍の範囲内のものを用いるこ
とを例示する。更に、請求項11では、成形品表面に対応
する部分に形成される表面硬化層の厚みを0.1〜5.
0mmの範囲内に設定することを例示する。最後に、請
求項12では、発泡性合成樹脂原料粒子を発泡性ポリスチ
レン系樹脂原料粒子、発泡性ポリエチレン系樹脂原料粒
子又は発泡性ポリプロピレン系樹脂原料粒子等の発泡性
ポリオレフィン系樹脂原料粒子の中から選択して用いる
ことを例示する。
【0012】
【作用】而して、こうした発泡合成樹脂成形品の成形方
法では、先に本出願人が提案したのと同様に、成形品表
面の表面硬化層を形成する部分に対応させて、それの一
対の金型から構成される型内発泡成形用金型の成形面を
成形品の主体を成す発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上
に加熱するとともに、一般的なクラッキング間隙より大
きな間隙を残して型閉めした一対の金型間の内部に前述
した原料粒子を充填して、成形面の融点以上に加熱した
部分に原料粒子を強制接触させて溶融させ、ここに溶融
樹脂層を形成した後に、これを硬化させて、型内発泡成
形過程で成形面表面に原料粒子から連続した表面硬化層
を形成するのである。そして、一対の金型間の内部に充
填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めさせて、成
形面の融点以上に加熱した部分に原料粒子を強制接触さ
せて溶融させることで、ここに溶融樹脂層が形成される
過程で、一対の金型間の内部を減圧状態にすることによ
り、溶融樹脂層が形成される成形面の融点以上に加熱し
た部分の付近に滞留した空気や付近で発生した熱分解ガ
スが排出されるとともに、強制型閉めした後に、開放型
開きさせることにより、溶融樹脂層に対する原料粒子を
通じた背後からの押圧動作が一時的に解除されるから、
溶融樹脂層の流動性が確保されて、穴が開いたりするこ
とがない完全に連続した表面硬化層が形成されるのであ
る。又、形成される表面硬化層は平滑性に優れたものと
なる。更に、成形面の融点以上に加熱した部分が一対の
金型の型閉め又は型開き方向に直交方向と平行方向の二
方向の面に跨がる場合でも、前述したように強制型閉め
した後に、開放型開きさせることにより、一対の金型間
の内部に充填した原料粒子をこれらの二方向の面に対し
て強制接触させる度合いが均一になって、各部で厚みが
均一な表面硬化層が形成されることになる。
法では、先に本出願人が提案したのと同様に、成形品表
面の表面硬化層を形成する部分に対応させて、それの一
対の金型から構成される型内発泡成形用金型の成形面を
成形品の主体を成す発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上
に加熱するとともに、一般的なクラッキング間隙より大
きな間隙を残して型閉めした一対の金型間の内部に前述
した原料粒子を充填して、成形面の融点以上に加熱した
部分に原料粒子を強制接触させて溶融させ、ここに溶融
樹脂層を形成した後に、これを硬化させて、型内発泡成
形過程で成形面表面に原料粒子から連続した表面硬化層
を形成するのである。そして、一対の金型間の内部に充
填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉めさせて、成
形面の融点以上に加熱した部分に原料粒子を強制接触さ
せて溶融させることで、ここに溶融樹脂層が形成される
過程で、一対の金型間の内部を減圧状態にすることによ
り、溶融樹脂層が形成される成形面の融点以上に加熱し
た部分の付近に滞留した空気や付近で発生した熱分解ガ
スが排出されるとともに、強制型閉めした後に、開放型
開きさせることにより、溶融樹脂層に対する原料粒子を
通じた背後からの押圧動作が一時的に解除されるから、
溶融樹脂層の流動性が確保されて、穴が開いたりするこ
とがない完全に連続した表面硬化層が形成されるのであ
る。又、形成される表面硬化層は平滑性に優れたものと
なる。更に、成形面の融点以上に加熱した部分が一対の
金型の型閉め又は型開き方向に直交方向と平行方向の二
方向の面に跨がる場合でも、前述したように強制型閉め
した後に、開放型開きさせることにより、一対の金型間
の内部に充填した原料粒子をこれらの二方向の面に対し
て強制接触させる度合いが均一になって、各部で厚みが
均一な表面硬化層が形成されることになる。
【0013】
【実施例】本発明に係る発泡合成樹脂成形品の成形方法
の詳細を更に添付の図面に基づき説明する。
の詳細を更に添付の図面に基づき説明する。
【0014】図示した実施例では、図1に示す箱状緩衝
材となる成形品1を成形する場合について説明する。そ
して、この箱状緩衝材となる成形品1は、一対の金型か
ら構成される型内発泡成形用金型の内部に発泡性合成樹
脂原料粒子を充填して、発泡融着させて成形されるもの
である。又、これは、他の外装箱に収容したときに、外
部に曝され、しかも収容物と直接接触する口縁を含む内
面側表面に連続した表面硬化層2を原料粒子を溶融させ
た溶融樹脂層を硬化させて形成したものである。
材となる成形品1を成形する場合について説明する。そ
して、この箱状緩衝材となる成形品1は、一対の金型か
ら構成される型内発泡成形用金型の内部に発泡性合成樹
脂原料粒子を充填して、発泡融着させて成形されるもの
である。又、これは、他の外装箱に収容したときに、外
部に曝され、しかも収容物と直接接触する口縁を含む内
面側表面に連続した表面硬化層2を原料粒子を溶融させ
た溶融樹脂層を硬化させて形成したものである。
【0015】次に、図2、図3にはそれぞれこのような
箱状緩衝材となる成形品1の口縁を含む内面側表面部分
の組織を模式的に示している。尚、図中2は表面硬化
層、図中3はその背後の発泡融着した原料粒子である。
ここに示すように、箱状緩衝材となる成形品1の口縁を
含む内面側表面には型内発泡成形過程で原料粒子を溶融
させた溶融樹脂層を硬化させて表面硬化層2が形成され
るのであるが、この表面硬化層2は図2に示すように背
後の発泡融着した原料粒子3…の一部が溶融して融着し
た状態に形成されたり、又は図3に示すように背後の発
泡融着した原料粒子3…がほぼ球状の原型をとどめたま
ま融着した状態に形成されるものである。
箱状緩衝材となる成形品1の口縁を含む内面側表面部分
の組織を模式的に示している。尚、図中2は表面硬化
層、図中3はその背後の発泡融着した原料粒子である。
ここに示すように、箱状緩衝材となる成形品1の口縁を
含む内面側表面には型内発泡成形過程で原料粒子を溶融
させた溶融樹脂層を硬化させて表面硬化層2が形成され
るのであるが、この表面硬化層2は図2に示すように背
後の発泡融着した原料粒子3…の一部が溶融して融着し
た状態に形成されたり、又は図3に示すように背後の発
泡融着した原料粒子3…がほぼ球状の原型をとどめたま
ま融着した状態に形成されるものである。
【0016】そして、ここに用いる発泡性合成樹脂原料
粒子としては、発泡性ポリスチレン系樹脂原料粒子、発
泡性ポリエチレン系樹脂原料粒子又は発泡性ポリプロピ
レン系樹脂原料粒子等の発泡性ポリオレフィン系樹脂原
料粒子、その他の発泡性共重合系樹脂原料粒子等が挙げ
られる。これらの中では、発泡性ポリオレフィン系樹脂
原料粒子は表面硬化層2が形成しやすいから、特に好適
と言える。又、ここに用いる原料粒子の樹脂素材は、架
橋した合成樹脂、非架橋の合成樹脂のいずれも利用でき
るが、表面硬化層2を良好に形成することを考えた場合
には、非架橋の合成樹脂が好適と言えるのである。
粒子としては、発泡性ポリスチレン系樹脂原料粒子、発
泡性ポリエチレン系樹脂原料粒子又は発泡性ポリプロピ
レン系樹脂原料粒子等の発泡性ポリオレフィン系樹脂原
料粒子、その他の発泡性共重合系樹脂原料粒子等が挙げ
られる。これらの中では、発泡性ポリオレフィン系樹脂
原料粒子は表面硬化層2が形成しやすいから、特に好適
と言える。又、ここに用いる原料粒子の樹脂素材は、架
橋した合成樹脂、非架橋の合成樹脂のいずれも利用でき
るが、表面硬化層2を良好に形成することを考えた場合
には、非架橋の合成樹脂が好適と言えるのである。
【0017】又、原料粒子は予備発泡させずに用いるこ
ともできるが、予備発泡させて用いることが特に考慮さ
れる。そして、原料粒子の発泡倍率は、樹脂素材によっ
ても若干変動するが、3〜150倍の範囲内が好適と言
える。特に、発泡倍率は、発泡性ポリスチレン系樹脂原
料粒子では3〜100倍、好ましくは3〜50倍、又発
泡性ポリオレフィン系樹脂原料粒子では3〜60倍、好
ましくは3〜45倍の範囲内のものがそれぞれ好適と言
えるのである。又、原料粒子の粒径は、同じく樹脂素材
によっても若干変動するが、1〜10mmの範囲内が好
適に利用できる。
ともできるが、予備発泡させて用いることが特に考慮さ
れる。そして、原料粒子の発泡倍率は、樹脂素材によっ
ても若干変動するが、3〜150倍の範囲内が好適と言
える。特に、発泡倍率は、発泡性ポリスチレン系樹脂原
料粒子では3〜100倍、好ましくは3〜50倍、又発
泡性ポリオレフィン系樹脂原料粒子では3〜60倍、好
ましくは3〜45倍の範囲内のものがそれぞれ好適と言
えるのである。又、原料粒子の粒径は、同じく樹脂素材
によっても若干変動するが、1〜10mmの範囲内が好
適に利用できる。
【0018】一方、図4〜図6にはこうした箱状緩衝材
となる成形品1を成形する型内発泡成形用金型の概略を
示している。この成形用金型10は、一対の図中11として
示すキャビティ金型と図中12として示すコア金型から構
成されるものである。ここでは、一対のキャビティ金型
11とコア金型12を垂直状態で対面するように配設して、
キャビティ金型11に対してコア金型12を図中左側の側方
に退避させて型開きができるようにしている。又、一対
のキャビティ金型11とコア金型12を型閉めしたときに
は、両者の間に箱状緩衝材となる成形品1の成形空間13
が形成される。尚、図中14、15はキャビティ金型11、コ
ア金型12のそれぞれ成形空間13に対面する成形面であ
る。更に、図中16、17はキャビティ金型11、コア金型12
のそれぞれ成形面14、15背後に閉鎖状に形成された加熱
室である。そして、図中18は型閉めした一対のキャビテ
ィ金型11とコア金型12間に形成される成形空間13内に箱
状緩衝材となる成形品1の主体を成す発泡性合成樹脂原
料粒子を充填する原料充填フィダーで、これはキャビテ
ィ金型11側に設けられたものである。尚、図中19はコア
金型12の成形面15背後に設けたこの部分を原料粒子の融
点以上に加熱する加熱手段である。この成形用金型10に
は他に、一対のキャビティ金型11とコア金型12を型閉め
又は型開きさせる従来と同様な空気圧シリンダーを利用
した型閉め、型開き機構と、別に油圧シリンダーを利用
した強制型閉め、型開き機構がそれぞれ設けられてい
る。
となる成形品1を成形する型内発泡成形用金型の概略を
示している。この成形用金型10は、一対の図中11として
示すキャビティ金型と図中12として示すコア金型から構
成されるものである。ここでは、一対のキャビティ金型
11とコア金型12を垂直状態で対面するように配設して、
キャビティ金型11に対してコア金型12を図中左側の側方
に退避させて型開きができるようにしている。又、一対
のキャビティ金型11とコア金型12を型閉めしたときに
は、両者の間に箱状緩衝材となる成形品1の成形空間13
が形成される。尚、図中14、15はキャビティ金型11、コ
ア金型12のそれぞれ成形空間13に対面する成形面であ
る。更に、図中16、17はキャビティ金型11、コア金型12
のそれぞれ成形面14、15背後に閉鎖状に形成された加熱
室である。そして、図中18は型閉めした一対のキャビテ
ィ金型11とコア金型12間に形成される成形空間13内に箱
状緩衝材となる成形品1の主体を成す発泡性合成樹脂原
料粒子を充填する原料充填フィダーで、これはキャビテ
ィ金型11側に設けられたものである。尚、図中19はコア
金型12の成形面15背後に設けたこの部分を原料粒子の融
点以上に加熱する加熱手段である。この成形用金型10に
は他に、一対のキャビティ金型11とコア金型12を型閉め
又は型開きさせる従来と同様な空気圧シリンダーを利用
した型閉め、型開き機構と、別に油圧シリンダーを利用
した強制型閉め、型開き機構がそれぞれ設けられてい
る。
【0019】而して、このような型内発泡成形用金型10
を利用して、図1に示す箱状緩衝材となる成形品1は次
のようにして成形される。先ず、コア金型12の成形面15
全面を加熱手段19を加熱させて、箱状緩衝材となる成形
品1の主体を成す発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上、
例えば原料粒子の樹脂素材がポリスチレン系樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂の場合には、約120 ℃以上に加熱する
第1工程の操作を行うものである。次に、空気圧シリン
ダーを利用した型閉め、型開き機構を型閉め側に駆動さ
せて、通常、3〜5mmの範囲内とされる一般的なクラ
ッキング間隙より大きな10〜150mmの範囲内の間
隙を残して図5に示すように型閉めした一対のキャビテ
ィ金型11とコア金型12間の成形空間13内に原料充填フィ
ダー18を通じた空気送給で原料粒子を充填する第2工程
の操作を行うのである。この後、従来と同様な空気圧シ
リンダーを利用した型閉め、型開き機構を型閉め側に駆
動させて、一対のキャビティ金型11とコア金型12を型閉
めさせる操作を行うのであるが、成形空間13内には原料
粒子を一般的なクラッキング間隙より大きな間隙を残し
て充填する関係上、原料粒子は従来と比較して過剰に充
填されて、成形空間13内に充填した原料粒子の弾発力
で、原料粒子の発泡倍率や粒径によって若干変動する
が、こうした従来と同様な空気圧シリンダーを利用した
型閉め、型開き機構では、0〜100 mmの範囲内の間隙
を残した図6に示すような型閉めしかできない場合があ
る。即ち、一対のキャビティ金型11とコア金型12を完全
に型閉めすることができない場合がある。このため、油
圧シリンダーを利用した強制型閉め、型開き機構を型閉
め側に駆動させて、一対のキャビティ金型11とコア金型
12を成形空間13内に充填した原料粒子の弾発力に抗して
0〜50mm、好ましくは0〜30mmの範囲内の間隙を残
して強制型閉めをさせた後に、再度空気圧シリンダーを
利用した型閉め、型開き機構を型開き側に駆動させて、
一対のキャビティ金型11とコア金型12を強制型閉めさせ
る前の間隙を残して開放型開きさせるのを1〜9回、好
ましくは3〜5回の範囲内で繰返す第3工程の操作を行
うのである。一方、コア金型12の成形面15において、図
中垂直面は一対のキャビティ金型11とコア金型12の型閉
め又は型開き方向に直交方向の面になるとともに、図中
水平面は平行方向の面になる。そして、前述したように
成形空間13内に過剰に充填された原料粒子は背後から図
中垂直面になる型閉め又は型開き方向に直交方向の面で
は型閉め力と弾発力で押圧されるのに、平行方向の面で
は弾発力だけで押圧されるから、これらの二方向の面に
対して強制接触させる度合いが変動することになる。
又、成形空間13内で、箱状緩衝材となる成形品1の口縁
近傍に対応する部分は、開口幅が狭くて、閉鎖状になっ
ているから、原料粒子を他の部分と同程度の充填密度に
充填するのが困難である。しかし、ここに示すように、
一対のキャビティ金型11とコア金型12を強制型閉めと開
放型閉めを少なくとも一回以上、好ましくは複数回繰返
してさせることにより、成形空間13内に充填した原料粒
子をこれらの二方向の面に対して強制接触させる度合い
が均一になることが明らかになったのである。更に、成
形空間13内の箱状緩衝材となる成形品1の口縁近傍に対
応する部分にも、原料粒子を他の部分と同程度の充填密
度に充填できることも明らかになっている。この後、油
圧シリンダーを利用した強制型閉め、型開き機構を型閉
め側に駆動させて、一対のキャビティ金型11とコア金型
12を完全に型閉めさせる第4工程の操作を行うものであ
る。尚、一対のキャビティ金型11とコア金型12間の成形
空間13内では、この第2工程、第3工程、第4工程の操
作と並行して、コア金型12の融点以上に加熱した成形面
15全面に原料粒子を強制接触させて溶融させ、この成形
面15全面に溶融樹脂層を形成する第5工程の操作が行な
われる。そして、第4工程の操作が終了した後、30〜20
0 秒間経過したら、コア金型12の成形面15背後の加熱室
17に、例えば冷却水を供給して、コア金型12を冷却す
る。これと同時に、第2工程、第3工程、第4工程を通
じて、第4工程の操作が終了した後、30〜200 秒間継続
させて行われていた第5工程の操作が終了する。一方、
一対のキャビティ金型11とコア金型12を完全に型閉めさ
せる第4工程の操作が終了した後、コア金型12を冷却す
るまでの間に、キャビティ金型11の加熱室16の内部を30
〜200 秒間、好ましくは30〜100 秒間、300 〜750 mm
Hg、好ましくは500 〜700 mmHgの範囲内の減圧状
態にして、キャビティ金型11の成形面14に形成されてい
る通気細孔を通じて成形空間13内をキャビティ金型11の
加熱室16の内部と同程度の減圧状態にする第6工程の操
作を行うものである。こうして、コア金型12の融点以上
に加熱した成形面15全面に原料粒子を強制接触させて溶
融させることで、ここに溶融樹脂層が形成される第5工
程の厚みが大きくなる後半に、一対のキャビティ金型11
とコア金型12間の成形空間13内を減圧状態にする第7工
程の操作を行うことにより、溶融樹脂層が形成されるコ
ア金型12の融点以上に加熱した成形面15全面の付近に滞
留する空気や付近で発生した熱分解ガスがキャビティ金
型11の成形面14に形成されている通気細孔を通じて加熱
室16から外部に排出されるとともに、前述したように強
制型閉めした後に、開放型開きをさせるのを少なくとも
一回以上、好ましくは複数回繰返す第3工程の操作を行
うことにより、溶融樹脂層に対する原料粒子を通じた背
後からの押圧動作が一時的に解除されるのも相俟って、
溶融樹脂層の流動性が確保されるのである。一方、コア
金型12を冷却した段階で、コア金型12の成形面15全面に
溶融樹脂層を硬化させて連続した表面硬化層2が形成さ
れる第7工程の操作が行なわれる。このとき、表面硬化
層2は背後の原料粒子の一部が溶融して融着した状態に
形成されたり、又は背後の原料粒子がほぼ球状の原型を
とどめたまま融着した状態に形成される。この後、キャ
ビティ金型11の成形面14背後の加熱室16に蒸気を供給し
て、これを通常の発泡成形温度、例えば原料粒子の樹脂
素材がポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂の場
合には、105〜110℃程度の範囲内に加熱し、成形
空間13内の原料粒子を発泡融着させる通常の発泡成形の
第8工程の操作が行なわれる。最後に、キャビティ金型
11の成形面14背後の加熱室16に、例えば冷却水を供給し
て、キャビティ金型11を冷却する。そして、キャビティ
金型11に対してコア金型12を図中左側の側方に退避させ
て、一対のキャビティ金型11とコア金型12を型開きさ
せ、コア金型12の加熱した成形面15全面に対応する口縁
を含む内面側表面に型内発泡成形過程で原料粒子から連
続した表面硬化層2を形成した箱状緩衝材となる成形品
1を取出すのである。
を利用して、図1に示す箱状緩衝材となる成形品1は次
のようにして成形される。先ず、コア金型12の成形面15
全面を加熱手段19を加熱させて、箱状緩衝材となる成形
品1の主体を成す発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上、
例えば原料粒子の樹脂素材がポリスチレン系樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂の場合には、約120 ℃以上に加熱する
第1工程の操作を行うものである。次に、空気圧シリン
ダーを利用した型閉め、型開き機構を型閉め側に駆動さ
せて、通常、3〜5mmの範囲内とされる一般的なクラ
ッキング間隙より大きな10〜150mmの範囲内の間
隙を残して図5に示すように型閉めした一対のキャビテ
ィ金型11とコア金型12間の成形空間13内に原料充填フィ
ダー18を通じた空気送給で原料粒子を充填する第2工程
の操作を行うのである。この後、従来と同様な空気圧シ
リンダーを利用した型閉め、型開き機構を型閉め側に駆
動させて、一対のキャビティ金型11とコア金型12を型閉
めさせる操作を行うのであるが、成形空間13内には原料
粒子を一般的なクラッキング間隙より大きな間隙を残し
て充填する関係上、原料粒子は従来と比較して過剰に充
填されて、成形空間13内に充填した原料粒子の弾発力
で、原料粒子の発泡倍率や粒径によって若干変動する
が、こうした従来と同様な空気圧シリンダーを利用した
型閉め、型開き機構では、0〜100 mmの範囲内の間隙
を残した図6に示すような型閉めしかできない場合があ
る。即ち、一対のキャビティ金型11とコア金型12を完全
に型閉めすることができない場合がある。このため、油
圧シリンダーを利用した強制型閉め、型開き機構を型閉
め側に駆動させて、一対のキャビティ金型11とコア金型
12を成形空間13内に充填した原料粒子の弾発力に抗して
0〜50mm、好ましくは0〜30mmの範囲内の間隙を残
して強制型閉めをさせた後に、再度空気圧シリンダーを
利用した型閉め、型開き機構を型開き側に駆動させて、
一対のキャビティ金型11とコア金型12を強制型閉めさせ
る前の間隙を残して開放型開きさせるのを1〜9回、好
ましくは3〜5回の範囲内で繰返す第3工程の操作を行
うのである。一方、コア金型12の成形面15において、図
中垂直面は一対のキャビティ金型11とコア金型12の型閉
め又は型開き方向に直交方向の面になるとともに、図中
水平面は平行方向の面になる。そして、前述したように
成形空間13内に過剰に充填された原料粒子は背後から図
中垂直面になる型閉め又は型開き方向に直交方向の面で
は型閉め力と弾発力で押圧されるのに、平行方向の面で
は弾発力だけで押圧されるから、これらの二方向の面に
対して強制接触させる度合いが変動することになる。
又、成形空間13内で、箱状緩衝材となる成形品1の口縁
近傍に対応する部分は、開口幅が狭くて、閉鎖状になっ
ているから、原料粒子を他の部分と同程度の充填密度に
充填するのが困難である。しかし、ここに示すように、
一対のキャビティ金型11とコア金型12を強制型閉めと開
放型閉めを少なくとも一回以上、好ましくは複数回繰返
してさせることにより、成形空間13内に充填した原料粒
子をこれらの二方向の面に対して強制接触させる度合い
が均一になることが明らかになったのである。更に、成
形空間13内の箱状緩衝材となる成形品1の口縁近傍に対
応する部分にも、原料粒子を他の部分と同程度の充填密
度に充填できることも明らかになっている。この後、油
圧シリンダーを利用した強制型閉め、型開き機構を型閉
め側に駆動させて、一対のキャビティ金型11とコア金型
12を完全に型閉めさせる第4工程の操作を行うものであ
る。尚、一対のキャビティ金型11とコア金型12間の成形
空間13内では、この第2工程、第3工程、第4工程の操
作と並行して、コア金型12の融点以上に加熱した成形面
15全面に原料粒子を強制接触させて溶融させ、この成形
面15全面に溶融樹脂層を形成する第5工程の操作が行な
われる。そして、第4工程の操作が終了した後、30〜20
0 秒間経過したら、コア金型12の成形面15背後の加熱室
17に、例えば冷却水を供給して、コア金型12を冷却す
る。これと同時に、第2工程、第3工程、第4工程を通
じて、第4工程の操作が終了した後、30〜200 秒間継続
させて行われていた第5工程の操作が終了する。一方、
一対のキャビティ金型11とコア金型12を完全に型閉めさ
せる第4工程の操作が終了した後、コア金型12を冷却す
るまでの間に、キャビティ金型11の加熱室16の内部を30
〜200 秒間、好ましくは30〜100 秒間、300 〜750 mm
Hg、好ましくは500 〜700 mmHgの範囲内の減圧状
態にして、キャビティ金型11の成形面14に形成されてい
る通気細孔を通じて成形空間13内をキャビティ金型11の
加熱室16の内部と同程度の減圧状態にする第6工程の操
作を行うものである。こうして、コア金型12の融点以上
に加熱した成形面15全面に原料粒子を強制接触させて溶
融させることで、ここに溶融樹脂層が形成される第5工
程の厚みが大きくなる後半に、一対のキャビティ金型11
とコア金型12間の成形空間13内を減圧状態にする第7工
程の操作を行うことにより、溶融樹脂層が形成されるコ
ア金型12の融点以上に加熱した成形面15全面の付近に滞
留する空気や付近で発生した熱分解ガスがキャビティ金
型11の成形面14に形成されている通気細孔を通じて加熱
室16から外部に排出されるとともに、前述したように強
制型閉めした後に、開放型開きをさせるのを少なくとも
一回以上、好ましくは複数回繰返す第3工程の操作を行
うことにより、溶融樹脂層に対する原料粒子を通じた背
後からの押圧動作が一時的に解除されるのも相俟って、
溶融樹脂層の流動性が確保されるのである。一方、コア
金型12を冷却した段階で、コア金型12の成形面15全面に
溶融樹脂層を硬化させて連続した表面硬化層2が形成さ
れる第7工程の操作が行なわれる。このとき、表面硬化
層2は背後の原料粒子の一部が溶融して融着した状態に
形成されたり、又は背後の原料粒子がほぼ球状の原型を
とどめたまま融着した状態に形成される。この後、キャ
ビティ金型11の成形面14背後の加熱室16に蒸気を供給し
て、これを通常の発泡成形温度、例えば原料粒子の樹脂
素材がポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂の場
合には、105〜110℃程度の範囲内に加熱し、成形
空間13内の原料粒子を発泡融着させる通常の発泡成形の
第8工程の操作が行なわれる。最後に、キャビティ金型
11の成形面14背後の加熱室16に、例えば冷却水を供給し
て、キャビティ金型11を冷却する。そして、キャビティ
金型11に対してコア金型12を図中左側の側方に退避させ
て、一対のキャビティ金型11とコア金型12を型開きさ
せ、コア金型12の加熱した成形面15全面に対応する口縁
を含む内面側表面に型内発泡成形過程で原料粒子から連
続した表面硬化層2を形成した箱状緩衝材となる成形品
1を取出すのである。
【0020】ここでは、コア金型12の成形面15全面に溶
融樹脂層を形成する第5工程の操作は、一対のキャビテ
ィ金型11とコア金型12間の成形空間13内に原料粒子を充
填する第2工程の操作と同時に開始させ、一対のキャビ
ティ金型11とコア金型12を完全に型閉めする第4工程の
操作が終了した後も引続き、所要時間継続させて行うよ
うにしている。これは、連続した厚みが均一な表面硬化
層2を箱状緩衝材となる成形品1の口縁を含む内面側表
面に対応する部分に形成するには、これの前にコア金型
12の加熱した成形面15全面に連続した厚みが均一な溶融
樹脂層を形成する必要があるからである。このため、一
般的なクラッキング間隙より大きな間隙を残して型閉め
た一対のキャビティ金型11とコア金型12間の成形空間13
内に原料粒子を充填する第2工程の操作の後に、強制型
閉めと開放型開きを少なくとも一回以上、好ましくは複
数回繰返してさせる第3工程の操作を行うことで、特に
強制型閉めさせたときにコア金型12の加熱した成形面15
全面に最外層の原料粒子と少なくともこれらの間の背後
の原料粒子を強制接触させることができるとともに、成
形空間13内に充填した原料粒子をコア金型12の加熱した
成形面15の一対のキャビティ金型11とコア金型12の型閉
め又は型開き方向に図中垂直面となる直交方向の面と図
中水平面となる平行方向の面の二方向の面に対して型閉
め力と弾発力で強制接触させる度合いを均一にすること
が可能になる。又、一対のキャビティ金型11とコア金型
12を完全に型閉めさせる第4工程の操作の前に、前述し
た強制型閉めと開放型開きを少なくとも一回以上、好ま
しくは複数回繰返してさせる第3工程の操作を行うこと
により、溶融樹脂層に対する原料粒子を通じた背後から
の押圧動作が一時的に解除されるとともに、成形空間13
内を減圧状態にする第6工程の操作を行うことで、コア
金型12の加熱した成形面15全面の溶融樹脂層が形成され
る付近に滞留する空気や付近で発生した熱分解ガスが排
出されるのも相俟って、溶融樹脂層の流動性が確保され
るのである。そして、一対のキャビティ金型11とコア金
型12を完全に型閉めさせる第4工程の操作の後に、成形
空間13内を減圧状態にする第6工程の操作を行うから、
コア金型12の加熱した成形面15全面に溶融樹脂層を形成
する第5工程の操作の厚みが大きくなる後半は、その背
後に原料粒子が充満して、成形空間13内を減圧状態にし
ても、溶融樹脂層が過剰に流下することもないのであ
る。このようにして、コア金型12の加熱した成形面15全
面に連続した厚みが均一な溶融樹脂層が形成され、結果
として箱状緩衝材となる成形品1の口縁を含む内面側表
面に連続した厚みが均一な表面硬化層2が形成されるの
である。
融樹脂層を形成する第5工程の操作は、一対のキャビテ
ィ金型11とコア金型12間の成形空間13内に原料粒子を充
填する第2工程の操作と同時に開始させ、一対のキャビ
ティ金型11とコア金型12を完全に型閉めする第4工程の
操作が終了した後も引続き、所要時間継続させて行うよ
うにしている。これは、連続した厚みが均一な表面硬化
層2を箱状緩衝材となる成形品1の口縁を含む内面側表
面に対応する部分に形成するには、これの前にコア金型
12の加熱した成形面15全面に連続した厚みが均一な溶融
樹脂層を形成する必要があるからである。このため、一
般的なクラッキング間隙より大きな間隙を残して型閉め
た一対のキャビティ金型11とコア金型12間の成形空間13
内に原料粒子を充填する第2工程の操作の後に、強制型
閉めと開放型開きを少なくとも一回以上、好ましくは複
数回繰返してさせる第3工程の操作を行うことで、特に
強制型閉めさせたときにコア金型12の加熱した成形面15
全面に最外層の原料粒子と少なくともこれらの間の背後
の原料粒子を強制接触させることができるとともに、成
形空間13内に充填した原料粒子をコア金型12の加熱した
成形面15の一対のキャビティ金型11とコア金型12の型閉
め又は型開き方向に図中垂直面となる直交方向の面と図
中水平面となる平行方向の面の二方向の面に対して型閉
め力と弾発力で強制接触させる度合いを均一にすること
が可能になる。又、一対のキャビティ金型11とコア金型
12を完全に型閉めさせる第4工程の操作の前に、前述し
た強制型閉めと開放型開きを少なくとも一回以上、好ま
しくは複数回繰返してさせる第3工程の操作を行うこと
により、溶融樹脂層に対する原料粒子を通じた背後から
の押圧動作が一時的に解除されるとともに、成形空間13
内を減圧状態にする第6工程の操作を行うことで、コア
金型12の加熱した成形面15全面の溶融樹脂層が形成され
る付近に滞留する空気や付近で発生した熱分解ガスが排
出されるのも相俟って、溶融樹脂層の流動性が確保され
るのである。そして、一対のキャビティ金型11とコア金
型12を完全に型閉めさせる第4工程の操作の後に、成形
空間13内を減圧状態にする第6工程の操作を行うから、
コア金型12の加熱した成形面15全面に溶融樹脂層を形成
する第5工程の操作の厚みが大きくなる後半は、その背
後に原料粒子が充満して、成形空間13内を減圧状態にし
ても、溶融樹脂層が過剰に流下することもないのであ
る。このようにして、コア金型12の加熱した成形面15全
面に連続した厚みが均一な溶融樹脂層が形成され、結果
として箱状緩衝材となる成形品1の口縁を含む内面側表
面に連続した厚みが均一な表面硬化層2が形成されるの
である。
【0021】こうして、型内発泡成形過程で箱状緩衝材
となる成形品1の口縁を含む内面側表面に原料粒子から
連続した表面硬化層2が形成されるのであるが、この表
面硬化層2の厚みA〔mm〕は用いる原料粒子の発泡倍
率B〔倍〕と一対のキャビティ金型11とコア金型12間の
成形空間13内に原料粒子を充填するときに残す間隙から
一般的なクラッキング間隙を除いた間隙C〔mm〕の関
係から、次式で求められる。 表面硬化層の厚みA〔mm〕=(用いる原料粒子の発泡
倍率B〔倍〕)/(一対のキャビティ金型とコア金型間
に原料粒子を充填するときに残す間隙から一般的なクラ
ッキング間隙を除いた間隙C〔mm〕) 即ち、用いる原料粒子の発泡倍率Bが30倍で、一対の
キャビティ金型11とコア金型12間に原料粒子を充填する
ときに残す間隙から一般的なクラッキング間隙を除いた
間隙Cが30mmの場合には、成形品1表面に対応する
部分に形成される表面硬化層2の厚みは1mmになる。
尚、一対のキャビティ金型11とコア金型12間の成形空間
13内に原料粒子を充填するときに残す間隙が大きくなる
と、表面硬化層2の厚みAはこれと用いる原料粒子の発
泡倍率Bだけで決定されるようになる。
となる成形品1の口縁を含む内面側表面に原料粒子から
連続した表面硬化層2が形成されるのであるが、この表
面硬化層2の厚みA〔mm〕は用いる原料粒子の発泡倍
率B〔倍〕と一対のキャビティ金型11とコア金型12間の
成形空間13内に原料粒子を充填するときに残す間隙から
一般的なクラッキング間隙を除いた間隙C〔mm〕の関
係から、次式で求められる。 表面硬化層の厚みA〔mm〕=(用いる原料粒子の発泡
倍率B〔倍〕)/(一対のキャビティ金型とコア金型間
に原料粒子を充填するときに残す間隙から一般的なクラ
ッキング間隙を除いた間隙C〔mm〕) 即ち、用いる原料粒子の発泡倍率Bが30倍で、一対の
キャビティ金型11とコア金型12間に原料粒子を充填する
ときに残す間隙から一般的なクラッキング間隙を除いた
間隙Cが30mmの場合には、成形品1表面に対応する
部分に形成される表面硬化層2の厚みは1mmになる。
尚、一対のキャビティ金型11とコア金型12間の成形空間
13内に原料粒子を充填するときに残す間隙が大きくなる
と、表面硬化層2の厚みAはこれと用いる原料粒子の発
泡倍率Bだけで決定されるようになる。
【0022】ここで、一対のキャビティ金型11とコア金
型12を成形空間13内に充填した原料粒子の弾発力に抗し
て強制型閉めさせるときには、前述したように0〜50
mm、好ましくは0〜30mmの範囲内の間隙を残すの
であるが、ここに示す間隙の範囲内からも判るように、
このときに完全に型閉めすることもできる。
型12を成形空間13内に充填した原料粒子の弾発力に抗し
て強制型閉めさせるときには、前述したように0〜50
mm、好ましくは0〜30mmの範囲内の間隙を残すの
であるが、ここに示す間隙の範囲内からも判るように、
このときに完全に型閉めすることもできる。
【0023】又、一対のキャビティ金型11とコア金型12
を開放型開きさせるのは、コア金型12の加熱した成形面
15全面に形成される溶融樹脂層に対する原料粒子を通じ
た背後からの押圧動作を一時的に解除するためであるか
ら、ここで残す間隙は成形空間13内に原料粒子を充填す
るときに残す間隙と前述したように強制型閉めさせる前
の間隙の範囲内であれば、自由に設定することが可能で
ある。
を開放型開きさせるのは、コア金型12の加熱した成形面
15全面に形成される溶融樹脂層に対する原料粒子を通じ
た背後からの押圧動作を一時的に解除するためであるか
ら、ここで残す間隙は成形空間13内に原料粒子を充填す
るときに残す間隙と前述したように強制型閉めさせる前
の間隙の範囲内であれば、自由に設定することが可能で
ある。
【0024】ところで、一対のキャビティ金型11とコア
金型12を強制型閉めと開放型開きをさせる第3工程の操
作を行うときに、開放型開きをさせた後で、成形空間13
内に形成される間隙にキャビティ金型11側に設けた原料
充填フィダー18を通じて原料粒子を再度充填することも
できる。
金型12を強制型閉めと開放型開きをさせる第3工程の操
作を行うときに、開放型開きをさせた後で、成形空間13
内に形成される間隙にキャビティ金型11側に設けた原料
充填フィダー18を通じて原料粒子を再度充填することも
できる。
【0025】又、一対のキャビティ金型11とコア金型12
を強制型閉めと開放型開きをさせる第3工程の操作を省
略して、一対のキャビティ金型11とコア金型12間の成形
空間13内に充填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉
めさせる工程を、一対のキャビティ金型11とコア金型12
を完全に型閉めさせる第4工程の操作を行うときに、並
行させて行うようにすることも可能である。
を強制型閉めと開放型開きをさせる第3工程の操作を省
略して、一対のキャビティ金型11とコア金型12間の成形
空間13内に充填した原料粒子の弾発力に抗して強制型閉
めさせる工程を、一対のキャビティ金型11とコア金型12
を完全に型閉めさせる第4工程の操作を行うときに、並
行させて行うようにすることも可能である。
【0026】更に、一対のキャビティ金型11とコア金型
12を強制型閉めと開放型開きをさせる第3工程の操作を
省略しない場合には、一対のキャビティ金型11とコア金
型12間の成形空間13内を減圧状態にする第6工程の操作
は適宜省略することもできる。ところで、この場合に
は、一対のキャビティ金型11とコア金型12を強制型閉め
と開放型開きさせるのを、特に1〜9回、好ましくは3
〜5回の範囲内で繰返すことが考慮される。ここで、強
制型閉めと開放型開きさせるのを繰返すのが3回未満で
は、コア金型12の加熱した成形面15全面に連続した厚み
が均一な溶融樹脂層を形成するのに充分とは言えず、又
10回を超えると、それ以上の効果が期待できなくなる。
12を強制型閉めと開放型開きをさせる第3工程の操作を
省略しない場合には、一対のキャビティ金型11とコア金
型12間の成形空間13内を減圧状態にする第6工程の操作
は適宜省略することもできる。ところで、この場合に
は、一対のキャビティ金型11とコア金型12を強制型閉め
と開放型開きさせるのを、特に1〜9回、好ましくは3
〜5回の範囲内で繰返すことが考慮される。ここで、強
制型閉めと開放型開きさせるのを繰返すのが3回未満で
は、コア金型12の加熱した成形面15全面に連続した厚み
が均一な溶融樹脂層を形成するのに充分とは言えず、又
10回を超えると、それ以上の効果が期待できなくなる。
【0027】そして、前述したように操作を行う他に、
コア金型12の成形面15全面を加熱する第1工程の操作
と、一般的なクラッキング間隙より大きな間隙を残して
型閉めした一対のキャビティ金型11とコア金型12間の成
形空間13内に原料粒子を充填する第2工程の操作は同時
に開始させても、又第2工程に遅れて第1工程を開始さ
せても、更に第2工程が終了した後、第1工程を開始さ
せても、いずれでも可能である。又、一対のキャビティ
金型11とコア金型12を強制型閉めと開放型開きを少なく
とも一回以上、好ましくは複数回繰返してさせる第3工
程の操作が終了した後、コア金型12の成形面14背後の加
熱室17に、例えば冷却水を供給して、コア金型12を冷却
することなく、ここに蒸気を供給して、通常の発泡成形
温度に降温させ、通常の発泡成形の第8工程の操作が終
了した後、冷却することもできる。
コア金型12の成形面15全面を加熱する第1工程の操作
と、一般的なクラッキング間隙より大きな間隙を残して
型閉めした一対のキャビティ金型11とコア金型12間の成
形空間13内に原料粒子を充填する第2工程の操作は同時
に開始させても、又第2工程に遅れて第1工程を開始さ
せても、更に第2工程が終了した後、第1工程を開始さ
せても、いずれでも可能である。又、一対のキャビティ
金型11とコア金型12を強制型閉めと開放型開きを少なく
とも一回以上、好ましくは複数回繰返してさせる第3工
程の操作が終了した後、コア金型12の成形面14背後の加
熱室17に、例えば冷却水を供給して、コア金型12を冷却
することなく、ここに蒸気を供給して、通常の発泡成形
温度に降温させ、通常の発泡成形の第8工程の操作が終
了した後、冷却することもできる。
【0028】一方、コア金型12の成形面15全面は原料粒
子の融点以上、前述した例では約120℃以上に加熱す
るのであるが、この加熱温度は原料粒子の樹脂素材によ
っても変動するので、最適な加熱温度は実際に仮成形を
行った上で、選定することが好ましいと言える。ところ
で、この加熱温度は低い方が、箱状緩衝材となる成形品
1の口縁を含む内面側表面に表面硬化層2が美麗に形成
される。
子の融点以上、前述した例では約120℃以上に加熱す
るのであるが、この加熱温度は原料粒子の樹脂素材によ
っても変動するので、最適な加熱温度は実際に仮成形を
行った上で、選定することが好ましいと言える。ところ
で、この加熱温度は低い方が、箱状緩衝材となる成形品
1の口縁を含む内面側表面に表面硬化層2が美麗に形成
される。
【0029】次に、図7には箱状緩衝材となる成形品1
を成形する図4〜図6に示す型内発泡成形用金型の具体
例を示している。この成形用金型10は、コア金型12の成
形面15全面を箱状緩衝材となる成形品1の主体を成す発
泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱する加熱手段19
をコア金型12の加熱室17の成形面15背後に形成した取付
凹部20…に多数の内部に加熱オイル等の加熱媒体を流動
させた加熱カートリッジ21…の一端を取付けて設けたも
のである。尚、図中22は加熱カートリッジ21…の加熱オ
イル等の加熱媒体の供給側に連結した供給配管、図中23
は排出側に連結した排出配管である。そして、加熱カー
トリッジ21…は供給配管22と排出配管23に並列に配設さ
れている。又、図中24は成形用金型10の外部に設けた加
熱オイル等の加熱媒体を加熱する加熱槽である。この加
熱槽24には、適宜な加熱源が内装されたり、外装されて
いる。そして、供給配管22と排出配管23の加熱カートリ
ッジ21…と反対側の端部は加熱槽24にのぞませている。
尚、図中25、26はそれぞれ供給配管22と排出配管23の途
中に設けたバルブである。
を成形する図4〜図6に示す型内発泡成形用金型の具体
例を示している。この成形用金型10は、コア金型12の成
形面15全面を箱状緩衝材となる成形品1の主体を成す発
泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱する加熱手段19
をコア金型12の加熱室17の成形面15背後に形成した取付
凹部20…に多数の内部に加熱オイル等の加熱媒体を流動
させた加熱カートリッジ21…の一端を取付けて設けたも
のである。尚、図中22は加熱カートリッジ21…の加熱オ
イル等の加熱媒体の供給側に連結した供給配管、図中23
は排出側に連結した排出配管である。そして、加熱カー
トリッジ21…は供給配管22と排出配管23に並列に配設さ
れている。又、図中24は成形用金型10の外部に設けた加
熱オイル等の加熱媒体を加熱する加熱槽である。この加
熱槽24には、適宜な加熱源が内装されたり、外装されて
いる。そして、供給配管22と排出配管23の加熱カートリ
ッジ21…と反対側の端部は加熱槽24にのぞませている。
尚、図中25、26はそれぞれ供給配管22と排出配管23の途
中に設けたバルブである。
【0030】一方、加熱カートリッジ21は、図8に示す
ように両端が側板30、30で閉止された円筒状の筒状本体
31のほぼ軸心上に沿って流入配管32を図中左側の一端の
側板30の外部から内部に図中右側の他端の側板30との間
に間隔を残して貫通挿入させ、筒状本体31の流入配管32
を貫通させた一端の側板30に沿った部分に流出配管33を
外部から内部にのぞませて貫通させるとともに、図示し
たように筒状本体31内面と流入配管32外面間にスパイラ
ル状の隔壁34を形成して流入配管32の挿入端と流出配管
33の開口端を連通させる流動通路35を設け、流入配管32
から流動通路35を通じて流出配管33に加熱オイル等の加
熱媒体を流動させたものである。そして、流入配管32が
供給配管22に連結されるとともに、流出配管33が排出配
管23に連結されて、加熱槽24で加熱された加熱オイル等
の加熱媒体を加熱カートリッジ21…の内部を流動させる
ようにしている。ところで、こうした加熱カートリッジ
21は、その態様上、少なくとも筒状本体31は熱伝導が良
好な銅、アルミニウムから形成されている。ここで、加
熱オイルとしては、シリコンオイル、アルキルジフェニ
ル等が利用可能である。
ように両端が側板30、30で閉止された円筒状の筒状本体
31のほぼ軸心上に沿って流入配管32を図中左側の一端の
側板30の外部から内部に図中右側の他端の側板30との間
に間隔を残して貫通挿入させ、筒状本体31の流入配管32
を貫通させた一端の側板30に沿った部分に流出配管33を
外部から内部にのぞませて貫通させるとともに、図示し
たように筒状本体31内面と流入配管32外面間にスパイラ
ル状の隔壁34を形成して流入配管32の挿入端と流出配管
33の開口端を連通させる流動通路35を設け、流入配管32
から流動通路35を通じて流出配管33に加熱オイル等の加
熱媒体を流動させたものである。そして、流入配管32が
供給配管22に連結されるとともに、流出配管33が排出配
管23に連結されて、加熱槽24で加熱された加熱オイル等
の加熱媒体を加熱カートリッジ21…の内部を流動させる
ようにしている。ところで、こうした加熱カートリッジ
21は、その態様上、少なくとも筒状本体31は熱伝導が良
好な銅、アルミニウムから形成されている。ここで、加
熱オイルとしては、シリコンオイル、アルキルジフェニ
ル等が利用可能である。
【0031】又、図9、図10にはそれぞれ箱状緩衝材と
なる成形品1を成形する図4〜図6に示す型内発泡成形
用金型の他の具体例を示している。ここに示す成形用金
型10は共に、先に本出願人が提案した特願平3−103
802号、特願平4−116802号として示される発
泡合成樹脂成形品の成形方法を更に発展させる上で有効
なものであるが、本発明に係る成形方法で利用すれば、
より有効なものとなる。先ず、図9に示す成形用金型10
は、コア金型12の成形面15の箱状緩衝材となる成形品1
の口縁成形部分40を他の部分と別体に形成するととも
に、この口縁成形部分40をコア金型12の加熱室17の外部
に設けたシリンダー41、41のロッド42、42に連結して、
口縁成形部分40を図中一点鎖線で示すように成形空間13
内に押出させるようにしたものである。そして、コア金
型12の加熱した成形面15に溶融樹脂層が形成される第5
工程の操作を行うときに、シリンダー41、41を駆動させ
て口縁成形部分40を成形空間13内に押出すことで、成形
空間13内で原料粒子を他の部分と同程度の充填密度に充
填するのが困難とされる箱状緩衝材となる成形品1の口
縁近傍に対応する部分の、特に表面硬化層2の背後に空
隙が形成されるのを有効に防止しようとするものであ
る。又、図10に示す成形用金型10は、コア金型12の成形
面15の箱状緩衝材となる成形品1の側壁成形部分50を他
の部分と両者の間に絶縁部材51を介設させて別体に形成
するとともに、この側壁成形部分50背後に図8に示すの
と同態様の加熱カートリッジ52を取付けて、ここには他
の部分の加熱カートリッジ21…より温度が20〜50℃程度
高い加熱オイル等の加熱媒体を流動させたものである。
そして、一対のキャビティ金型11とコア金型12の型閉め
又は型開き方向と平行方向の面となる成形空間13内の箱
状緩衝材となる成形品1の内面側表面の側壁に対応する
部分に形成される表面硬化層2の厚みが大きくなるよう
にしようとするものである。尚、図中53は加熱カートリ
ッジ52…の加熱オイル等の加熱媒体の供給側に連結した
供給配管、図中54は排出側に連結した排出配管である。
又、図中55は成形用金型10の外部に設けた加熱オイル等
の加熱媒体を加熱する加熱槽である。更に、図中56、57
はそれぞれ供給配管53と排出配管54の途中に設けたバル
ブである。
なる成形品1を成形する図4〜図6に示す型内発泡成形
用金型の他の具体例を示している。ここに示す成形用金
型10は共に、先に本出願人が提案した特願平3−103
802号、特願平4−116802号として示される発
泡合成樹脂成形品の成形方法を更に発展させる上で有効
なものであるが、本発明に係る成形方法で利用すれば、
より有効なものとなる。先ず、図9に示す成形用金型10
は、コア金型12の成形面15の箱状緩衝材となる成形品1
の口縁成形部分40を他の部分と別体に形成するととも
に、この口縁成形部分40をコア金型12の加熱室17の外部
に設けたシリンダー41、41のロッド42、42に連結して、
口縁成形部分40を図中一点鎖線で示すように成形空間13
内に押出させるようにしたものである。そして、コア金
型12の加熱した成形面15に溶融樹脂層が形成される第5
工程の操作を行うときに、シリンダー41、41を駆動させ
て口縁成形部分40を成形空間13内に押出すことで、成形
空間13内で原料粒子を他の部分と同程度の充填密度に充
填するのが困難とされる箱状緩衝材となる成形品1の口
縁近傍に対応する部分の、特に表面硬化層2の背後に空
隙が形成されるのを有効に防止しようとするものであ
る。又、図10に示す成形用金型10は、コア金型12の成形
面15の箱状緩衝材となる成形品1の側壁成形部分50を他
の部分と両者の間に絶縁部材51を介設させて別体に形成
するとともに、この側壁成形部分50背後に図8に示すの
と同態様の加熱カートリッジ52を取付けて、ここには他
の部分の加熱カートリッジ21…より温度が20〜50℃程度
高い加熱オイル等の加熱媒体を流動させたものである。
そして、一対のキャビティ金型11とコア金型12の型閉め
又は型開き方向と平行方向の面となる成形空間13内の箱
状緩衝材となる成形品1の内面側表面の側壁に対応する
部分に形成される表面硬化層2の厚みが大きくなるよう
にしようとするものである。尚、図中53は加熱カートリ
ッジ52…の加熱オイル等の加熱媒体の供給側に連結した
供給配管、図中54は排出側に連結した排出配管である。
又、図中55は成形用金型10の外部に設けた加熱オイル等
の加熱媒体を加熱する加熱槽である。更に、図中56、57
はそれぞれ供給配管53と排出配管54の途中に設けたバル
ブである。
【0032】そして、図9、図10に示す成形用金型10の
態様を併用させて利用することもできる。
態様を併用させて利用することもできる。
【0033】図示した実施例のように、コア金型12の成
形面15全面を成形品の主体を成す発泡性合成樹脂原料粒
子の融点以上に加熱することなく、キャビティ金型11の
成形面14全面を加熱することも可能である。
形面15全面を成形品の主体を成す発泡性合成樹脂原料粒
子の融点以上に加熱することなく、キャビティ金型11の
成形面14全面を加熱することも可能である。
【0034】又、キャビティ金型11とコア金型12の成形
面14、15全面を原料粒子の融点以上に加熱することもで
きる。ところで、この場合には、一対のキャビティ金型
11とコア金型12間の成形空間13内を減圧状態にする第6
工程の操作や通常の発泡成形の第8工程の操作が行えな
いが、これらの操作を行う際に、成形空間13内に減圧用
や蒸気供給用のパイプを突出させることで、操作を行う
ことが可能となる。
面14、15全面を原料粒子の融点以上に加熱することもで
きる。ところで、この場合には、一対のキャビティ金型
11とコア金型12間の成形空間13内を減圧状態にする第6
工程の操作や通常の発泡成形の第8工程の操作が行えな
いが、これらの操作を行う際に、成形空間13内に減圧用
や蒸気供給用のパイプを突出させることで、操作を行う
ことが可能となる。
【0035】更に、一対のキャビティ金型11とコア金型
12の成形面14、15の一部を原料粒子の融点以上に加熱す
ることもできる。
12の成形面14、15の一部を原料粒子の融点以上に加熱す
ることもできる。
【0036】
【発明の効果】以上のような本発明に係る発泡合成樹脂
成形品の成形方法では、型内発泡成形用金型を構成する
一対の金型間の内部に充填した原料粒子の弾発力に抗し
て強制型閉めさせて、成形面の融点以上に加熱した部分
に成形品の主体を成す発泡性合成樹脂原料粒子を強制接
触させて溶融させることで、ここに溶融樹脂層が形成さ
れる過程で、一対の金型間の内部を減圧状態にすること
により、溶融樹脂層が形成される付近に滞留した空気や
付近で発生した熱分解ガスが排出されて、穴が開いたり
することのない完全に連続した表面硬化層を成形品表面
に対応する部分に形成することができる。又、形成され
る表面硬化層は平滑性に優れたものとなる。更に、成形
品の融点以上に加熱した部分が一対の金型の型閉め又は
型開き方向に直交方向と平行方向の二方向の面に跨がる
場合でも、強制型閉めした後に、開放型開きさせること
により、一対の金型間の内部に充填した原料粒子をこれ
ら二方向の面に対して強制接触させる度合いが均一にな
って、各部で厚みが均一な表面硬化層が形成されること
になる。そして、表面硬化層の厚みが特に平行方向の面
で小さくなることにより、欠陥を生じやすくなることも
ないのである。
成形品の成形方法では、型内発泡成形用金型を構成する
一対の金型間の内部に充填した原料粒子の弾発力に抗し
て強制型閉めさせて、成形面の融点以上に加熱した部分
に成形品の主体を成す発泡性合成樹脂原料粒子を強制接
触させて溶融させることで、ここに溶融樹脂層が形成さ
れる過程で、一対の金型間の内部を減圧状態にすること
により、溶融樹脂層が形成される付近に滞留した空気や
付近で発生した熱分解ガスが排出されて、穴が開いたり
することのない完全に連続した表面硬化層を成形品表面
に対応する部分に形成することができる。又、形成され
る表面硬化層は平滑性に優れたものとなる。更に、成形
品の融点以上に加熱した部分が一対の金型の型閉め又は
型開き方向に直交方向と平行方向の二方向の面に跨がる
場合でも、強制型閉めした後に、開放型開きさせること
により、一対の金型間の内部に充填した原料粒子をこれ
ら二方向の面に対して強制接触させる度合いが均一にな
って、各部で厚みが均一な表面硬化層が形成されること
になる。そして、表面硬化層の厚みが特に平行方向の面
で小さくなることにより、欠陥を生じやすくなることも
ないのである。
【図1】本発明に係る発泡合成樹脂成形品の成形方法で
成形した成形品の一例となる箱状緩衝材を示す斜視図
成形した成形品の一例となる箱状緩衝材を示す斜視図
【図2】箱状緩衝材となる成形品の口縁を含む内面側表
面部分の組織を模式的に示す説明図
面部分の組織を模式的に示す説明図
【図3】箱状緩衝材となる成形品の口縁を含む内面側表
面部分の組織を模式的に示す説明図
面部分の組織を模式的に示す説明図
【図4】本発明に係る発泡合成樹脂成形品の成形方法で
利用する型内発泡成形用金型の概略を示す説明図
利用する型内発泡成形用金型の概略を示す説明図
【図5】同じく動作状態を示す説明図
【図6】同じく動作状態を示す説明図
【図7】本発明に係る発泡合成樹脂成形品の成形方法で
利用する型内発泡成形用金型の具体例を示す断面図
利用する型内発泡成形用金型の具体例を示す断面図
【図8】加熱カートリッジを示す断面図
【図9】本発明に係る発泡合成樹脂成形品の成形方法で
利用する型内発泡成形用金型の他の具体例を示す断面図
利用する型内発泡成形用金型の他の具体例を示す断面図
【図10】本発明に係る発泡合成樹脂成形品の成形方法で
利用する型内発泡成形用金型の他の具体例を示す断面図
利用する型内発泡成形用金型の他の具体例を示す断面図
1 成形品 2 表面硬化層 3 発泡融着した原料粒子 10 型内発泡成形用金型 11 キャビティ金型 12 コア金型 13 成形空間 14 成形面 15 成形面 16 加熱室 17 加熱室 18 原料充填フィダー 19 加熱手段 20 取付凹部 21 加熱カートリッジ 22 供給配管 23 排出配管 24 加熱槽 25 バルブ 26 バルブ 30 側板 31 筒状本体 32 流入配管 33 流出配管 34 隔壁 35 流動通路 40 口縁成形部分 41 シリンダー 42 ロッド 50 側壁成形部分 51 絶縁部材 52 加熱カートリッジ 53 供給配管 54 排出配管 55 加熱槽 56 バルブ 57 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 25:00 105:04 B29L 9:00 4F
Claims (12)
- 【請求項1】 一対の金型から構成される型内発泡成形
用金型の成形面の一部又は全面をその型閉めした内部に
充填する発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱する
工程と、一般的なクラッキング間隙より大きな間隙を残
して型閉めした一対の金型間の内部に原料粒子を充填す
る工程と、一対の金型間の内部に充填した原料粒子の弾
発力に抗して強制型閉めさせる工程と、一対の金型間の
内部を減圧状態にする工程と、成形面の融点以上に加熱
した部分に原料粒子を強制接触させて溶融させ、この部
分に溶融樹脂層を形成する工程と、成形品表面に対応す
る部分に溶融樹脂層を硬化させて連続した表面硬化層を
形成する工程よりなる型内発泡成形過程で成形品表面に
原料粒子から表面硬化層を形成することを特徴とした発
泡合成樹脂成形品の成形方法。 - 【請求項2】 成形面の一部又は全面を発泡性合成樹脂
原料粒子の融点以上に加熱する工程を他の工程の前に開
始させ、又一対の金型間の内部に原料粒子を充填する工
程の後に、一対の金型間の内部に充填した原料粒子の弾
発力に抗して強制型閉めさせる工程を行わせ、続いて一
対の金型を完全に型閉めさせる工程を行うとともに、成
形面の融点以上に加熱した部分に溶融樹脂層を形成する
工程を、一対の金型間の内部に原料粒子を充填する工程
から、次の強制型閉めさせる工程を通じて、最後の一対
の金型を完全に型閉めする工程の後も引続き、所要時間
継続させて行わせ、更に一対の金型を完全に型閉めする
工程の後に、溶融樹脂層を形成する工程と並行させて、
一対の金型間の内部を減圧状態にする工程を行わせる請
求項1記載の発泡合成樹脂成形品の成形方法。 - 【請求項3】 一対の金型から構成される型内発泡成形
用金型の成形面の一部又は全面をその型閉めした内部に
充填する発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱する
工程と、一般的なクラッキング間隙より大きな間隙を残
して型閉めした一対の金型間の内部に原料粒子を充填す
る工程と、一対の金型間の内部に充填した原料粒子の弾
発力に抗して強制型閉めと原料粒子を充填するときに残
す間隙と同一又はそれより小さな間隙を残して開放型開
きを少なくとも一回以上させる工程と、一対の金型間の
内部を減圧状態にする工程と、成形面の融点以上に加熱
した部分に原料粒子を強制接触させて溶融させ、この部
分に溶融樹脂層を形成する工程と、成形品表面に対応す
る部分に溶融樹脂層を硬化させて連続した表面硬化層を
形成する工程よりなる型内発泡成形過程で成形品表面に
原料粒子から表面硬化層を形成することを特徴とした発
泡合成樹脂成形品の成形方法。 - 【請求項4】 成形面の一部又は全面を発泡性合成樹脂
原料粒子の融点以上に加熱する工程を他の工程の前に開
始させ、又一対の金型間の内部に原料粒子を充填する工
程の後に、一対の金型間の内部に充填した原料粒子の弾
発力に抗して強制型閉めと原料粒子を充填するときに残
す間隙と同一又はそれより小さな間隙を残して開放型開
きを少なくとも一回以上させる工程を行わせ、最後に一
対の金型を完全に型閉めさせる工程を行うとともに、成
形面の融点以上に加熱した部分に溶融樹脂層を形成する
工程を、一対の金型間の内部に原料粒子を充填する工程
から、次の強制型閉めと開放型開きをさせる工程を通じ
て、最後の一対の金型を完全に型閉めする工程の後も引
続き、所要時間継続させて行わせ、更に一対の金型を完
全に型閉めする工程の後に、溶融樹脂層を形成する工程
と並行させて、一対の金型間の内部を減圧状態にする工
程を行わせる請求項3記載の発泡合成樹脂成形品の成形
方法。 - 【請求項5】 一対の金型間の内部に充填した原料粒子
の弾発力に抗して強制型閉めと原料粒子を充填するとき
に残す間隙と同一又はそれより小さな間隙を残して開放
型開きを1〜9回の範囲内でさせる請求項3又は4記載
の発泡合成樹脂成形品の成形方法。 - 【請求項6】 一対の金型から構成される型内発泡成形
用金型の成形面の一部又は全面をその型閉めした内部に
充填する発泡性合成樹脂原料粒子の融点以上に加熱する
工程と、一般的なクラッキング間隙より大きな間隙を残
して型閉めした一対の金型間の内部に原料粒子を充填す
る工程と、一対の金型間の内部に充填した原料粒子の弾
発力に抗して強制型閉めと原料粒子を充填するときに残
す間隙と同一又はそれより小さな間隙を残して開放型開
きを少なくとも一回以上させる工程と、成形面の融点以
上に加熱した部分に原料粒子を強制接触させて溶融さ
せ、この部分に溶融樹脂層を形成する工程と、成形品表
面に対応する部分に溶融樹脂層を硬化させて連続した表
面硬化層を形成する工程よりなる型内発泡成形過程で成
形品表面に原料粒子から表面硬化層を形成することを特
徴とした発泡合成樹脂成形品の成形方法。 - 【請求項7】 成形面の一部又は全面を発泡性合成樹脂
原料粒子の融点以上に加熱する工程を他の工程の前に開
始させ、又一対の金型間の内部に原料粒子を充填する工
程の後に、一対の金型間の内部に充填した原料粒子の弾
発力に抗して強制型閉めと原料粒子を充填するときに残
す間隙と同一又はそれより小さな間隙を残して開放型開
きを少なくとも一回以上させる工程を行わせ、最後に一
対の金型を完全に型閉めさせる工程を行うとともに、成
形面の融点以上に加熱した部分に溶融樹脂層を形成する
工程を、一対の金型間の内部に原料粒子を充填する工程
から、次の強制型閉めと開放型開きをさせる工程を通じ
て、最後の一対の金型を完全に型閉めする工程の後も引
続き、所要時間継続させて行わせる請求項6記載の発泡
合成樹脂成形品の成形方法。 - 【請求項8】 一対の金型間の内部に充填した原料粒子
の弾発力に抗して強制型閉めと原料粒子を充填するとき
に残す間隙と同一又はそれより小さな間隙を残して開放
型開きを1〜9回の範囲内でさせる請求項6又は7記載
の発泡合成樹脂成形品の成形方法。 - 【請求項9】 成形品表面に対応する部分に溶融樹脂層
を硬化させて連続した表面硬化層を形成する工程の後
に、通常の発泡成形の工程を行わせる請求項1〜8記載
の発泡合成樹脂成形品の成形方法。 - 【請求項10】 発泡性合成樹脂原料粒子に発泡倍率が3
〜150倍の範囲内のものを用いる請求項1〜9記載の
発泡合成樹脂成形品の成形方法。 - 【請求項11】 成形品表面に対応する部分に形成される
表面硬化層の厚みを0.1〜5.0mmの範囲内に設定
する請求項1〜10記載の発泡合成樹脂成形品の成形方
法。 - 【請求項12】 発泡性合成樹脂原料粒子を発泡性ポリス
チレン系樹脂原料粒子、発泡性ポリエチレン系樹脂原料
粒子又は発泡性ポリプロピレン系樹脂原料粒子等の発泡
性ポリオレフィン系樹脂原料粒子の中から選択して用い
る請求項1〜11記載の発泡合成樹脂成形品の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5092567A JPH06278143A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 発泡合成樹脂成形品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5092567A JPH06278143A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 発泡合成樹脂成形品の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06278143A true JPH06278143A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=14058009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5092567A Pending JPH06278143A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 発泡合成樹脂成形品の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06278143A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100463566B1 (ko) * | 1996-04-25 | 2005-04-06 | 미쓰비시 케미칼 바스프 컴패니 리미티드 | 고밀도의 표층을 갖는 발포 성형물의 제조 방법 |
| JP2011110838A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Asahi Kasei Kk | 発泡樹脂製品の製造方法および発泡樹脂製品の成形機 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP5092567A patent/JPH06278143A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100463566B1 (ko) * | 1996-04-25 | 2005-04-06 | 미쓰비시 케미칼 바스프 컴패니 리미티드 | 고밀도의 표층을 갖는 발포 성형물의 제조 방법 |
| JP2011110838A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Asahi Kasei Kk | 発泡樹脂製品の製造方法および発泡樹脂製品の成形機 |
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