JPH06278594A - 電子制御ブレーキ装置 - Google Patents

電子制御ブレーキ装置

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JPH06278594A
JPH06278594A JP5068909A JP6890993A JPH06278594A JP H06278594 A JPH06278594 A JP H06278594A JP 5068909 A JP5068909 A JP 5068909A JP 6890993 A JP6890993 A JP 6890993A JP H06278594 A JPH06278594 A JP H06278594A
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JP
Japan
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spool
hydraulic pressure
control valve
type electromagnetic
pressure control
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JP5068909A
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English (en)
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Tetsuya Nakagawa
哲哉 中川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプールの摺動不良を簡単に検出することが
できるとともに、スプールの摺動不良を簡単に解除すこ
とができる電子制御ブレーキ装置を得る。 【構成】 スプールを有し、ブレーキオイルをホイール
シリンダ9〜12に供給するスプール式電磁液圧制御弁
15を備えた電子制御ブレーキ装置において、前記スプ
ール式電磁液圧制御弁15に前記スプールの位置を検出
するスプール位置検出手段16を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスプール式電磁液圧制御
弁を用いた電子制御ブレーキ装置に関するものであり、
特にブレーキ液圧に異常が生じた場合の対応に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、スプール式電磁液圧制御弁のスプ
ールの移動により高圧ブレーキオイルまたは低圧ブレー
キオイルをホイールシリンダに供給する電子制御ブレー
キ装置が知られている。このものの場合、ホイールシリ
ンダの液圧を圧力計を用いて直接検出し、スプール式電
磁液圧制御弁の比例ソレノイドの指令電流値に対し、図
12に示すように目標液圧を設定するとともに、その許
容上限値および許容下限値を設定し、圧力計の値が設定
範囲外のときに、スプールの摺動不良を知るようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子制御ブレー
キ装置においては、高価な圧力計を用いており、製作コ
ストが嵩むという課題があった。また、スプール式電磁
液圧制御弁のスプールの摺動不良を直接検出することが
できず、そのため圧力計が異常値を示した場合、故障箇
所を直ちに発見できないという課題もあった。さらに、
スプールの摺動不良を発見した場合には、スプール式電
磁液圧制御弁を分解しなければならず、スプールの摺動
不良を解除するのに時間と労力を要するという課題もあ
った。
【0004】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたもので、スプールの摺動不良を簡単に検出する
ことができるとともに、スプールの摺動不良を簡単に解
除することができる電子制御ブレーキ装置を得ることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電子制御ブレーキ装置においては、スプール式電磁液
圧制御弁にスプールの位置を検出するスプール位置検出
手段を設けたものである。
【0006】この発明の請求項2に係る電子制御ブレー
キ装置においては、スプール式電磁液圧制御弁に設けら
れスプールの位置を検出するスプール位置検出手段と、
このスプール位置検出手段からの情報によりスプールの
動作不良を知らせる警報手段とを備えたものである。
【0007】この発明の請求項3に係る電子制御ブレー
キ装置においては、スプール式電磁液圧制御弁に設けら
れスプールの位置を検出するスプール位置検出手段と、
このスプール位置検出手段からの情報により、スプール
式電磁液圧制御弁からホイールシリンダにブレーキオイ
ルを供給する経路を遮断し、通常ブレーキに切り換える
ことができるブレーキ切り換え手段とを備えたものであ
る。
【0008】この発明の請求項4に係る電子制御ブレー
キ装置においては、スプール式電磁液圧制御弁に設けら
れスプールの位置を検出するスプール位置検出手段と、
車両の始動時に前記スプール式電磁液圧制御弁に電気信
号を与え前記スプールを動作させて動作の確認を行う動
作確認手段とを備えたものである。
【0009】この発明の請求項5に係る電子制御ブレー
キ装置においては、スプール式電磁液圧制御弁に設けら
れ車両の停止中に強制的にスプールを駆動させるスプー
ル駆動手段を設けたものである。
【0010】この発明の請求項6に係る電子制御ブレー
キ装置においては、スプール式電磁液圧制御弁に設けら
れスプールを強制的に駆動させるスプール駆動手段と、
車両の走行中前記スプール式電磁液圧制御弁をブレーキ
オイル経路から隔離するカット弁とを備えたものであ
る。
【0011】この発明の請求項7に係る電子制御ブレー
キ装置においては、スプールと同軸線に隙間部を形成し
て配設されたロッドを強制的に駆動させスプールの端面
に衝突させるスプール駆動手段を設けたものである。
【0012】
【作用】この発明の請求項1に係る電子制御ブレーキ装
置では、スプール位置検出手段によりスプールの位置を
検出することができる。
【0013】この発明の請求項2に係る電子制御ブレー
キ装置では、スプール位置検出手段によりスプールの位
置を検出することができるとともに、このスプール位置
検出手段からの情報によりスプールが動作不良のときに
は、警報手段によりスプールの動作不良を知らせること
ができる。
【0014】この発明の請求項3に係る電子制御ブレー
キ装置では、スプール位置検出手段によりスプールの位
置を検出することができるとともに、このスプール位置
検出手段からの情報により、ブレーキ切り換え手段が動
作してスプール式電磁液圧制御弁からホイールシリンダ
にブレーキオイルを供給する経路を遮断し、通常のブレ
ーキに切り換えることができる。
【0015】この発明の請求項4に係る電子制御ブレー
キ装置では、動作確認手段により、車両の始動時にスプ
ール式電磁液圧制御弁に電気信号を与えスプールを強制
的に動作させて、あらかじめ動作の確認を行うことがで
きる。
【0016】この発明の請求項5に係る電子制御ブレー
キ装置では、車両の停止中に、スプール駆動手段により
スプールの動作不良を解除するために強制的にスプール
を駆動させる。
【0017】この発明の請求項6に係る電子制御ブレー
キ装置では、スプール駆動手段によりスプールを強制的
に駆動させ、スプールの動作不良を解除する。また、こ
のときには、カット弁の動作によりスプール式電磁液圧
制御弁はブレーキオイル経路から隔離されている。
【0018】この発明の請求項7に係る電子制御ブレー
キ装置では、スプール駆動手段により、ロッドをスプー
ルの端面に衝突させて、スプールの動作不良を解除す
る。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の電子制御ブレーキ装置の詳細
について説明する。図1はその装置の全体構成図であ
り、図において、1はブレーキ操作部材としてのブレー
キペダルであり、ブレーキペダル1の踏み込み力に基づ
いて、マスターシリンダ4の加圧室に液圧が発生させら
れる。加圧室に発生させられた液圧は、ブレーキ切り換
え手段である切り換えバルブ14により左右前輪のホイ
ールシリンダ9、10とプロポーショニングバルブ13
を介して左右後輪のホイールシリンダ11、12に供給
される。ブレーキペダル1には、踏力を検出する踏力セ
ンサ2が接続されている。
【0020】ホイールシリンダ9、10、11および1
2には、マスターシリンダ4の加圧室に発生させられた
液圧とは別に、ブレーキペダル1の踏力に応じて制御さ
れたアキュムレータ7からの液圧を供給することもでき
る。アキュムレータ7には、リザーバ3からブレーキオ
イルが供給され、アキュムレータ7の圧力を検出する圧
力スイッチ8の指令により、モータ6を駆動し、連結さ
れたオイルポンプ5を駆動させることにより、一定液圧
範囲の液圧が蓄圧されている。20はコントローラであ
り踏力センサ2の踏力からスプール式電磁液圧制御弁1
5の励磁コイルに印加される励磁電流を算出し、この励
磁電流は作動アンプ21を介してスプール式電磁液圧制
御弁15に供給される。また、コントローラ20は、ス
プール位置検出手段16とスプール式電磁液圧制御弁1
5への指令電流からスプール30の流体固着を判断し、
警報手段である警報装置22により運転者に報知する。
それと同時に、作動アンプ21を介して切り換えバルブ
14に励磁電流を印加し、マスターシリンダ4の加圧室
からの液圧を直接ホイールシリンダ9、10、11、1
2に供給されるように構成されている。18は車両の速
度を検出する速度センサ、17は車両の加速度を検出す
る加速度センサである。また、本電子制御ブレーキ装置
は、コントローラ20に走行制御用コンピュータ19を
接続することにより踏力に比例した液圧制御とは別に走
行制御用コンピュータ19からの指令により液圧制御す
ることもできる。
【0021】図2は、スプール式電磁液圧制御弁15の
構成を示しており、以下、図2に基づいて構成を説明す
る。スプール式電磁液圧制御弁15のバルブハウジング
24には、段付状のスプール30が液密かつ摺動可能に
嵌合されている。スプール30の内部には、軸方向に反
力ピン31が穴部33と摺動可能に嵌合されている。ス
プール30の一方の側には、スプール30を軸方向(左
側)に駆動するための比例ソレノイド23が配設されて
いる。比例ソレノイド23は、ロッド38の可動領域に
おいて励磁コイル39への印加電流値に比例した推力を
プランジャー37に発生させることができるように構成
されている。スプール30の他方の側には、スプール3
0を定位値に戻すためのリターンスプリング32を縮設
したホルダ25が配設されている。比例ソレノイド23
は、励磁コイル39に励磁電流が供給されれば、プラン
ジャー37をコア35側に吸引し、プランジャー37に
固着されたロッド38を介してスプール30を前進(左
側)させる。
【0022】ブレーキ操作されない非作動時には、スプ
ール30は図4の状態にあり、この状態ではリザーバ3
に接続された低圧ポート27とホイールシリンダ9、1
0、11、12に接続される制御圧ポート28とが連通
されており、制御圧ポート28はリザーバ3の液圧であ
る大気圧になっている。
【0023】励磁コイル39に励磁電流が印加されれば
スプール30が前進(図4で左側)し、低圧ポート27
と制御圧ポート28との連通が遮断され、アキュムレー
タ7に接続された高圧ポート26と制御圧ポート28と
が矢印Aに示すように連通する。これにより、制御室2
9の圧力が上昇すればスプール30を径方向に貫通した
貫通穴34を介して、反力ピン31にスプール30に当
接する向きに反力が働き、スプール30は最終的に制御
力と反力がつり合う位置で停止し、制御圧ポート28に
は励磁コイル39の励磁電流の大きさに比例した液圧を
供給することができる。
【0024】図4の状態である非制御時のスプール30
の位置は、コア36内に内設された導電ブッシュ40に
摺動接触されたロッド38の端面の第1の接点41と、
コア36内部に絶縁体43を介して設置された第2の接
点42との間に一定電位を加え、リターンスプリング3
2の付勢力により接点41、42が接触し導通すること
により、スプール30がブレーキの非制御時であること
が検出されるようになっている。
【0025】次に、上記構成の電子制御ブレーキ装置の
動作について説明する。ブレーキペダル1に踏力が加わ
れば、その踏力を踏力センサ2で検出し、コントローラ
20に入力される。コントローラ20は、踏力より比例
ソレノイド23の励磁コイル39に印加される励磁電流
を算出し、励磁電流は作動アンプ21を介して励磁コイ
ル39に供給される。それによりホイールシリンダ9、
10、11、12の液圧がブレーキペダル1の踏力に比
例した液圧に制御される。
【0026】次に、図3を用いて上記液圧制御時の励磁
電流値、制御液圧、及びスプール30の動きについて説
明する。図4の状態である非制御時には、スプール30
の位置は、リターンスプリング32の付勢力によりロッ
ド38を介して、コア36に内設された第2の接点42
と接触する位置まで戻され、ロッド38端面の第1の接
点41と接触した状態で止まり、スプール30の位置を
検出することができる。この状態で、低圧ポート27と
スプール30とはX4の幅で開口した状態で、リザーバ
3と制御圧ポート28とは連通し、ホイールシリンダ
9、10、11、12内の液圧は大気圧に保持される。
コントローラ20から増圧指令がでれば、作動アンプ2
1を介して励磁コイル39に励磁電流が印加され始め、
励磁電流がI1に達した時点でプランジャー37に固着
されたロッド38の推力がリターンスプリング32の付
勢力と釣り合う。その時点以降は第1の接点41は第2
の接点42から離れる。励磁電流がI1よりも大きくな
った時点でスプール30が動きはじめ高圧ポート26の
エッジ44まで距離X1だけ進み、励磁電流I2で高圧ポ
ート26が開口し始める。
【0027】次に、励磁電流がI3まで増加すれば図5
に示すように高圧ポート26の開口幅が距離X2まで開
口し、制御ポート28からの制御圧力も最高圧力まで達
する。この時点でコントローラ20からの減圧指令がで
れば、作動アンプ21を介して励磁コイル39に印加さ
れる電流値が減少し、プランジャー37に固着されたロ
ッド38の推力が減少し、リターンスプリング32の付
勢力によりスプール30が移動し、高圧ポート26が閉
じられ、オーバーラップの距離X3=(X1−X4)移動
し、低圧ポート27を開口し減圧する。励磁コイル39
への励磁電流が切られ、制御圧力が大気圧になった時点
でスプール30はリターンスプリング32の付勢力によ
り第1の接点41と第2の接点42とが接触し、スプー
ル30位置を検出することができる。
【0028】励磁コイル39に指令電流I1を上回る励
磁電流を印加したにもかかわらず接点41、42が離れ
ずスプール30が移動しない場合や、励磁電流を切った
にもかかわらず接点が接触しない場合には、スプール3
0が流体固着したものとして、スプール位置検出手段1
6からコントローラ20を介して警報装置22により運
転者に異常が伝達される。さらに、コントローラ20か
ら作動アンプ21を介して指令電流が切り換えバルブ1
4に印加され、マスターシリンダ4の加圧室からの液圧
がホイールシリンダ9、10、11、12に供給され、
通常ブレーキとして機能する。また、スプール30が流
体固着したことを検出するとともに車速センサ18から
車両の停車状態を検出し、コントローラ20より作動ア
ンプ21を介して比例ソレノイド23の励磁コイル39
に一定の平均電流に100HZ程度の振幅電流を加えス
プール30に数秒間、微振動を与えたり、駆動電流(矩
形波等)を与えることによりスプール30の流体固着を
除去することができる。ここで、プランジャー37およ
び励磁コイル39により、スプール30を駆動させるス
プール駆動手段を構成している。
【0029】実施例2.図6はスプール位置検出手段と
して、非接触リニア検出手段を用いた例を示すスプール
式電磁液圧制御弁15の断面図であり、ロッド38の先
端部に磁石ディスク51が取り付けられている。磁石デ
ィスク51に対向して非磁性ホルダ53に取り付けられ
た磁気検出素子52が配設されている。このものの場合
には、磁気ディスク51と磁気検出素子52との距離に
応じた出力電圧をアンプ54を介して取り出すことがで
きるようになっている。
【0030】なお、磁気ディスク51の変わりに磁性デ
ィスクを用い、磁気検出素子52の代わりに渦電流検出
素子を用いてもよい。
【0031】実施例3.図7はこの発明の他の実施例を
示すスプール式電磁液圧制御弁15の断面図であり、ス
プール30と非導電性のロッド38との間には隙間部5
5が形成されている。スプール30の位置は、スプール
30と電気的に導通したバルブハウジング24とコア3
5との間に一定電位をかけてスプール30の端面と導電
ブッシュ56との電気的接続によりスプール30の位置
を検出することができる。なお、60はスプール30を
コア36側に付勢するスプリングである。
【0032】このものの場合には、スプール30が流体
固着したとき、スプール位置検出手段16からコントロ
ーラ20を介して警報装置22により運転者に異常が伝
達されるが、さらに、コントローラ20から作動アンプ
21を介して指令電流が切り換えバルブ14に印加さ
れ、マスターシリンダ4の加圧室からの液圧がホイール
シリンダ9、10、11、12に供給され、通常ブレー
キとして機能する。また、スプール30が流体固着した
ことを検出するとともに車速センサ18から車両の停車
状態を検出し、コントローラ20より作動アンプ21を
介して比例ソレノイド23の励磁コイル39に駆動電流
(矩形波等)を印加して、ロッド38に推力を与え、隙
間部55を利用してスプール30にはロッド38から衝
撃力が与えられ、スプール30の流体固着は除去され
る。
【0033】実施例4.図8はスプール位置検出手段1
6の他の実施例を示すスプール式電磁液圧制御弁15の
断面図であり、スプール30のロッド38側に摺動接点
57が取り付けられている。コア35の片側には絶縁ス
リーブ58が設けられ、またその絶縁スリーブ58の内
側には抵抗体59が設けられている。
【0034】このものの場合、抵抗体59の両端に電位
Einを印加させた状態で、抵抗体59上の摺動接点57
がスプール30の動きに連動し、その移動量に応じて電
位Eoutを検出する。
【0035】実施例5.図9はスプール位置検出手段1
6の他の実施例を示すスプール式電磁液圧制御弁15の
断面図であり、反力ピン31の端部には第1の接点61
が設けられている。ホルダ25には絶縁体62を介して
第2の接点63が第1の接点61と対向して取り付けら
れている。第1の接点61と第2の接点63との間には
スプリング64が反力ピン31をスプール30側に付勢
するように縮設されている。
【0036】このものの場合には、制御室29内が低圧
のとき(スプリング32の付勢力によりスプール30は
右側に押圧され、低圧ポート27と制御圧ポート28と
が連通しているとき)、反力ピン31はスプリング64
の付勢力によりスプール30側に位置しており、第1の
接点61と第2の接点63とは開離されている。一方、
制御室29内が制御圧力のとき(図10に示すようにス
プール30は左側に移動し、高圧ポート26と制御圧ポ
ート28とが連通しているとき)、スプリング64の付
勢力よりも制御室29の圧力と反力ピン31の受圧面積
とを乗じた力が大きければ、反力ピン31は左側に移動
し、第1の接点61と第2の接点63とは当接し、スプ
ール30の位置を間接的に知ることができる。
【0037】このものの場合には、スプール30が流体
固着したとき、スプール位置検出手段16からコントロ
ーラ20を介して警報装置22により運転者に異常が伝
達されるが、さらに、コントローラ20から作動アンプ
21を介して指令電流が切り換えバルブ14に印加さ
れ、マスターシリンダ4の加圧室からの液圧がホイール
シリンダ9、10、11、12に供給され、通常ブレー
キとして機能する。また、スプール30が流体固着した
ことを検出するとともに車速センサ18から車両の停車
状態を検出し、コントローラ20より作動アンプ21を
介して比例ソレノイド23の励磁コイル39に駆動電流
(矩形波等)を印加して、ロッド38に推力を与え、隙
間部55を利用してスプール30にはロッド38により
衝撃力が与えられ、スプール30の流体固着は除去され
る。
【0038】実施例6.また、スプール位置検出手段と
して、ロッド35の変位に応じて励磁コイル39のイン
ダクタンスが変化する手段を用いてもよい。この場合に
は、インダクタンスの変化量を電圧に変え、この出力電
圧をアンプを介して取り出し、スプール30の位置を知
ることができる。
【0039】実施例7.また、車両の始動時に、励磁コ
イル39の印加電流と、スプール位置検出手段によりそ
の電流値に対応したスプール30の位置とを比較(印加
電流値とスプールの移動量とが比例関係にあることを利
用。)して、スプール30の動きをモニタして、スプー
ル30の動きの異常を検知するようにしてもよい。この
ように、スプールの動作を確認する動作確認手段を用い
ることにより、車両の始動時にスプール30が正常に動
作するかどうかをチェックすることができる。
【0040】上記実施例の場合にはいづれも車両が停止
しているときに、スプール30の位置をスプール位置検
出手段16により検出し、スプール30が摺動不良のと
きにスプール駆動手段によりスプール30に衝撃を与
え、スプールの摺動不良を解除するものであるが、車両
の走行中でもスプールの摺動不良を解除するようにした
ものが、図11の構成図である。
【0041】図11の場合には、スプール式電磁液圧制
御弁15とオイルポンプ5との間にノーマルクローズ型
のカットバルブ50が配設されている。この場合、車両
が走行中でも、コントローラ20からの指令により、カ
ットバルブ50が作動し、アキュムレータ7からのスプ
ール式電磁液圧制御弁15への液圧は遮断されるととも
に、作動アンプ21を介して切り換えバルブ14に励磁
電流が印加され、マスターシリンダ4の加圧室からの液
圧がホイールシリンダ9、10、11、12に直接供給
されるようになっている。その結果、スプール式電磁液
圧制御弁15は隔離された状態となり、この状態でスプ
ール30にコントローラ20より作動アンプ21を介し
て比例ソレノイド23の励磁コイル39に一定の平均電
流に100HZ程度の振幅電流を加えスプール30に数
秒間、微振動を与えたり、駆動電流(矩形波等)を与え
ることにより、スプール30の流体固着を除去すること
ができる。
【0042】実施例8.上記実施例はいずれもスプール
位置検出手段15とスプール駆動手段とが組合わされた
場合について説明したが、これらはそれぞれ単独でスプ
ール式電磁液圧制御弁に適用することができるのは勿論
である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1に係る電子制御ブレーキ装置によれば、スプール位置
検出手段によりスプールの位置を検出することができ、
スプールの動作不良を簡単に知ることができるという効
果がある。
【0044】この発明の請求項2に係る電子制御ブレー
キ装置によれば、スプール位置検出手段からの情報によ
りスプールが動作不良のときには、警報手段が作動して
スプールの動作不良を運転者に知らせることができ、ブ
レーキの動作不良による事故を未然に防止することがで
きる効果がある。
【0045】この発明の請求項3に係る電子制御ブレー
キ装置によれば、スプール位置検出手段によりスプール
の位置を検出することができるとともに、このスプール
位置検出手段からの情報によりブレーキ切り換え手段が
動作してスプール式電磁液圧制御弁からホイールシリン
ダにブレーキオイルが供給されず、通常のブレーキ状態
にすることにより、非正常なブレーキ液圧が供給される
ようなことはないという効果がある。
【0046】この発明の請求項4に係る電子制御ブレー
キ装置によれば、車両の始動時にスプール式電磁液圧制
御弁に電気信号を与えスプールを強制的に動作させ、そ
のときのスプールの位置をモニタすることにより、スプ
ールの動作が正常であるかどうかを車両の走行運転前に
あらかじめチェックすることができるという効果があ
る。
【0047】この発明の請求項5および請求項7に係る
電子制御ブレーキ装置によれば、車両の停止運転中に、
スプール駆動手段によりスプールを強制的に駆動させる
ことができ、スプール式電磁液圧制御弁を分解すること
なく、スプールの動作不良を簡単に解除することができ
るという効果がある。
【0048】この発明の請求項6に係る電子制御ブレー
キ装置によれば、車両の走行中に、スプール駆動手段に
よりスプールを強制的に駆動させることができ、スプー
ルの動作不良を車両の走行中に簡単に解除することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による電子制御ブレーキ装
置の全体構成図である。
【図2】この発明におけるスプール位置検出手段の一例
を示すスプール式電磁液圧制御弁の断面図である。
【図3】この発明におけるスプール式電磁液圧制御弁の
励磁電流、制御液圧およびスプールの動きの関係を示す
グラフである。
【図4】この発明におけるスプール式電磁液圧制御弁の
非制御時におけるスプールの位置を示す要部断面図であ
る。
【図5】この発明におけるスプール式電磁液圧制御弁の
制御液圧が最高に達した時のスプールの位置を示す断面
図である。
【図6】この発明におけるスプール位置検出手段の他の
例を示すスプール式電磁液圧制御弁の断面図である。
【図7】この発明におけるスプール位置検出手段のさら
に他の例を示すスプール式電磁液圧制御弁の断面図であ
る。
【図8】この発明におけるスプール位置検出手段の他の
例を示すスプール式電磁液圧制御弁の断面図である。
【図9】この発明におけるスプール位置検出手段の一使
用態様を示すスプール式電磁液圧制御弁の非制御時の状
態を示した断面図である。
【図10】図9のスプール位置検出手段の使用態様を示
すスプール式電磁液圧制御弁の圧力制御時の状態を示し
た断面図である。
【図11】この発明の請求項6に対応した電子制御ブレ
ーキ装置の全体構成図である。
【図12】ソレノイド指令電流とホイールシリンダ液圧
との関係を示す図である。
【符号の説明】
2 踏力センサ 4 マスターシリンダ 7 アキュムレータ 9、10、11、12 ホイールシリンダ 14 切り換えバルブ(ブレーキ切り換え手段) 15 スプール式電磁液圧制御弁 16 スプール位置検出手段 19 走行制御用コンピュータ 20 コントローラ 22 警報装置(警報手段) 23 比例ソレノイド 26 高圧ポート 27 低圧ポート 28 制御圧ポート 30 スプール 37 プランジャー(スプール駆動手段) 38 ロッド 39 励磁コイル(スプール駆動手段) 50 カット弁 55 隙間部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】励磁コイル39に励磁電流が印加されれば
スプール30が前進(図4で左側)し、低圧ポート27
と制御圧ポート28との連通が遮断され、アキュムレー
タ7に接続された高圧ポート26と制御圧ポート28と
が図5の矢印Aに示すように連通する。これにより、制
御室29の圧力が上昇すればスプール30を径方向に貫
通した貫通穴34を介して、反力ピン31にスプール3
0に当接する向きに反力が働き、スプール30は最終的
に制御力と反力がつり合う位置で停止し、制御圧ポート
28には励磁コイル39の励磁電流の大きさに比例した
液圧を供給することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】実施例3.図7はこの発明の他の実施例を
示すスプール式電磁液圧制御弁15の断面図であり、ス
プール30と非導電性のロッド38との間には隙間部5
5が形成されている。スプール30の位置は、スプール
30と電気的に導通したバルブハウジング24とコア3
5との間に一定電位をかけてスプール30の端面と導電
ブッシュ56との電気的接続によりスプール30の位置
を検出することができる。なお、60はロッド38をコ
ア36側に付勢するスプリングである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】図11の場合には、スプール式電磁液圧制
御弁15とオイルポンプ5との間にノーマルオープン型
のカットバルブ50が配設されている。この場合、車両
が走行中でも、コントローラ20からの指令により、カ
ットバルブ50が作動し、アキュムレータ7からのスプ
ール式電磁液圧制御弁15への液圧は遮断されるととも
に、作動アンプ21を介して切り換えバルブ14に励磁
電流が印加され、マスターシリンダ4の加圧室からの液
圧がホイールシリンダ9、10、11、12に直接供給
されるようになっている。その結果、スプール式電磁液
圧制御弁15は隔離された状態となり、この状態でスプ
ール30にコントローラ20より作動アンプ21を介し
て比例ソレノイド23の励磁コイル39に一定の平均電
流に100HZ程度の振幅電流を加えスプール30に数
秒間、微振動を与えたり、駆動電流(矩形波等)を与え
ることにより、スプール30の流体固着を除去すること
ができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールを有し、ブレーキオイルをホイ
    ールシリンダに供給するスプール式電磁液圧制御弁を備
    えた電子制御ブレーキ装置において、前記スプール式電
    磁液圧制御弁に前記スプールの位置を検出するスプール
    位置検出手段を設けたことを特徴とする電子制御ブレー
    キ装置。
  2. 【請求項2】 スプールを有し、ブレーキオイルをホイ
    ールシリンダに供給するスプール式電磁液圧制御弁を備
    えた電子制御ブレーキ装置において、前記スプール式電
    磁液圧制御弁に設けられ前記スプールの位置を検出する
    スプール位置検出手段と、このスプール位置検出手段か
    らの情報によりスプールの動作不良を知らせる警報手段
    とを備えたことを特徴とする電子制御ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 スプールを有し、ブレーキオイルをホイ
    ールシリンダに供給するスプール式電磁液圧制御弁を備
    えた電子制御ブレーキ装置において、前記スプール式電
    磁液圧制御弁に設けられ前記スプールの位置を検出する
    スプール位置検出手段と、このスプール位置検出手段か
    らの情報により、前記スプール式電磁液圧制御弁から前
    記ホイールシリンダにブレーキオイルを供給する経路を
    遮断し、通常ブレーキに切り換えることができるブレー
    キ切り換え手段とを備えたことを特徴とする電子制御ブ
    レーキ装置。
  4. 【請求項4】 スプールを有し、ブレーキオイルをホイ
    ールシリンダに供給するスプール式電磁液圧制御弁を備
    えた電子制御ブレーキ装置において、前記スプール式電
    磁液圧制御弁に設けられ前記スプールの位置を検出する
    スプール位置検出手段と、車両の始動時に前記スプール
    式電磁液圧制御弁に電気信号を与え前記スプールを動作
    させて動作の確認を行う動作確認手段とを備えたことを
    特徴とする電子制御ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 スプールを有し、ブレーキオイルをホイ
    ールシリンダに供給するスプール式電磁液圧制御弁を備
    えた電子制御ブレーキ装置において、前記スプール式電
    磁液圧制御弁に設けられ車両の停止中に強制的に前記ス
    プールを駆動させるスプール駆動手段を設けたことを特
    徴とする電子制御ブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 スプールを有し、ブレーキオイルをホイ
    ールシリンダに供給するスプール式電磁液圧制御弁を備
    えた電子制御ブレーキ装置において、前記スプール式電
    磁液圧制御弁に設けられ前記スプールを強制的に駆動さ
    せるスプール駆動手段と、車両の走行中前記スプール式
    電磁液圧制御弁をブレーキオイル経路から隔離するカッ
    ト弁とを備えたことを特徴とする電子制御ブレーキ装
    置。
  7. 【請求項7】 スプールを有し、ブレーキオイルをホイ
    ールシリンダに供給するスプール式電磁液圧制御弁を備
    えた電子制御ブレーキ装置において、前記スプールと同
    軸線に隙間部を形成して配設されたロッドを強制的に駆
    動させスプールの端面に衝突させるスプール駆動手段を
    設けたことを特徴とする電子制御ブレーキ装置。
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JP2002297243A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Sumitomo Heavy Ind Ltd スプール型流量制御弁及びその制御装置
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