JPH06278709A - 自動結束機 - Google Patents

自動結束機

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JPH06278709A
JPH06278709A JP5895693A JP5895693A JPH06278709A JP H06278709 A JPH06278709 A JP H06278709A JP 5895693 A JP5895693 A JP 5895693A JP 5895693 A JP5895693 A JP 5895693A JP H06278709 A JPH06278709 A JP H06278709A
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loop
tape
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bound
gripping
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Hiroshi Hataya
寛 畑谷
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 テープの端部を把持手段210で把持するこ
とにより、ループを形成するループ形成機構20を設け
る。ループ形成機構20は、形成されたループをガイド
するガイド手段240を含んでいる。ガイド手段240
は、ループの形成後、ループの締めつけ時に、ループか
ら退避する。 【効果】 薄いテープで大きな幅のループを形成するこ
とができる。また、ループの形成速度を速くすることが
できる。しかも、装置を小型化することができる。加え
て、連続的に結束作業を行なう場合に、ループ形成動作
を被結束物の取替え時に行なっておくことができるの
で、その分、迅速な連続結束動作を続けることができる
ようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動結束機に関し、よ
り詳細には、伝票、カタログ、紙器、フロッピーディス
ク、その他の被結束物を帯状のテープで自動的に結束す
るため自動結束機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の自動結束機は、テープの
ループを形成するループ形成機構と、形成されたループ
を絞り込むことにより当該テープを被結束物に締めつけ
る締めつけ機構と、締めつけられたテープの巻き付け開
始側の外面と巻き付け終了側の内面との重合部分に接着
する接着機構と、接着後のテープを切断する切断機構と
を備えている。
【0003】上記ループ形成機構としては、多数に巻回
されたテープのロール体から当該テープの端部を引き出
す可動クランプと、可動クランプ側へ上記ロール体側か
らテープを送り出す送り出し部材とを備えており、可動
クランプでテープの端部を固定して引出すことにより先
ず小ループを形成し、次いで、可動クランプを静止させ
た状態で送り出し部材を駆動することにより、上記小ル
ープから所望の大きさのループを形成し、その後、この
ループ内に被結束物を配置するようにしている(例えば
特公昭62−7041号、特開平1−308714号
等)。
【0004】また、これ以外の構成としては、テープの
ロール体を可動部材で担持し、そのテープの端部を固定
部材によって挟持した状態で当該ロール体を被結束物の
周囲に回動させることにより、ロール体の回動動作に伴
ってテープを送り出すことにより、被結束物にテープを
巻き付ける構成も広く知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記結束機のうち、前
者のループ形成機構を有するものを採用した場合、被結
束物の周囲にテープを結束する際に多種類の被結束物を
結束できるようにするためには、なるべくテープの最大
ループ幅を大きくすることが好ましい。また、上記結束
機を採用して、剛性の高いテープを結束作業を行なう
と、被結束物にテープが食い込む等の不具合が生じるた
め、できるだけテープの剛性を低くすることが好まし
い。
【0006】しかし、テープの最大ループ幅を大きく設
定すると、テープの剛性が弱い場合、小ループから所定
の寸法のループを形成する際にループの頂上部分が垂れ
下がってしまい、所定のループを形成・維持することが
できなくなるという不具合があった。また、そのような
状態でテープの送り出し部材が作動し、ロール体から小
ループ側へテープが送行し続けると、テープ詰まりを来
すという不具合があった。
【0007】特に最近では、テープの上から被結束物に
印刷されたバーコード等の画像情報を読み取ることがで
きるように、厚さが約40μmから約80μmの薄い透
明テープで被結束物を結束することが要請されている。
しかるに、そのような薄手のテープを上記従来の構成に
採用するためには、テープの幅が50mmの場合、最大
ループ幅を240mm以下に設定しなければならなかっ
た。このため顧客が使用することのできる被結束物の載
置寸法を大幅に制約することになっていた。
【0008】また、後者のループ形成機構を有する結束
機を採用した場合には、薄手のテープを採用した場合に
も、大きな被結束物を結束することができるものの、比
較的大きくて重いテープのロール体を担持した状態で回
動させる必要があるため、その分、装置全体が極めて大
きくなり、製造コストが高くなるばかりでなく、作業台
等に載置して結束作業を行なうこともできなかった。ま
た、同様の理由により、上記従来の構成では一回当たり
の結束工程が遅くなり、結束効率が低いという問題があ
った。
【0009】本発明は、上記不具合に鑑みてなされたも
のであり、薄手のテープで大きな被結束物を比較的高速
で結束することができ、しかも、小型化、特に、卓上で
使用することも可能ならしめる自動結束装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の自動結束機は、テープのループを形成する
ループ形成機構と、形成されたループを絞り込むことに
よりテープを被結束物に締めつける締めつけ機構とを有
する自動結束機であって、上記ループ形成機構は、 a) テープの端部側を把持する把持手段、 b) 把持手段を一体的に担持する担持部材を含み、こ
の担持部材を駆動することにより、上記被結束物の周囲
に沿う一の周回方向に把持手段を移動してループを形成
すると共にループ形成後の把持手段を逆の周回方向に移
動してループ外の所定位置に戻す駆動手段、及び、 c) 上記担持部材により一体的に担持され、且つ、上
記把持手段により形成されるループの内面をガイドする
と共に、ループ形成後の把持手段が上記逆の周回方向に
駆動される際に上記ループから退避するガイド手段を含
み、上記締めつけ機構は、 a) 上記把持手段の当該一の周回方向への移動に応答
して、上記ループを形成しているテープの端部をクラン
プするクランプ手段、及び、 b) 上記ループを形成しているテープの端部をクラン
プ手段によってクランプした状態で、上記把持手段の当
該逆の周回方向への移動に応答して、上記ループを締め
つける方向に所定の速度でテープを送行させる送行手段
を含んでいることを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成からなる本発明の自動結束機によれ
ば、先ず、ループ形成機構の把持手段を一の周回方向に
駆動することによってループを形成することができると
共に、形成されたループの当該テープ端部をクランプ手
段によってクランプすることができる。そして、テープ
の端部がクランプされた状態で、把持手段を逆の周回方
向に駆動することによって、テープの端部を締めつけ機
構のクランプ手段に持ちかえた状態で、把持手段をテー
プと相対的に移動させ、所定位置に戻すことができる。
【0012】上記ループ形成機構のガイド手段は、把持
手段がループを形成している間は当該ループの内面をガ
イドすると共に、ループの締めつけ時においては、ルー
プから退避することができるので、テープの剛性に拘ら
ず所望の大きさのループを形成することができ、しか
も、ループを形成してからループを絞り込むまでの間に
おいて、確実に所望のループを維持することができる。
【0013】さらに、ループ形成機構がテープの端部側
を把持する把持手段と、把持手段を被結束物の周囲に沿
って駆動する駆動手段とを備えているので、把持手段で
テープの端部を把持し、この把持手段を駆動することに
よりループを形成することができる。また、ガイド手段
が把持手段を担持する担持部材に担持されているので、
把持手段を移動するために担持部材を駆動することによ
り、ガイド手段を把持手段と一体的に移動することがで
きる。
【0014】加えて、ループ形成機構がテープの端部側
を把持する把持手段と、把持手段を被結束物の周囲に沿
って駆動する駆動手段とを備えているので、前の結束工
程で結束された被結束物が、次の結束工程で形成される
ループの中にあっても、その状態のままループ形成動作
に移行することも可能になる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。本発明の一実施例における
自動結束機の概略断面図である図1、上記自動結束機の
外観を示す斜視図である図2、及び上記自動結束機の各
機構部分を示す概略斜視図である図3を参照して、本実
施例の自動結束機Aは、テープTによって被結束物Wを
連続的に結束することができるものである。
【0016】上記テープTとしては、紙、或いはポリプ
ロピレン等の樹脂フィルムを基材とし、その一方の面に
熱可塑性樹脂を塗布したものが最適である。本実施例で
は、厚さ約40μmの透明な樹脂フィルムを二層に積層
して厚さ約80μmのテープTを構成しており、その内
の一方のフィルムを熱可塑性樹脂で構成している。ま
た、上記被結束物Wとしては、伝票、封筒、ブックレッ
ト、パンフレット、フロッピーディスク、たばこ、食品
等、種々のものが適用可能である。
【0017】図1ないし図3に示すように、上記自動結
束機Aは、結束されるべき被結束物Wを載置する載置部
を含む本体10と、載置された被結束物Wの周囲にテー
プTのループL(図15参照)を形成するループ形成機
構20と、形成されたループLを絞り込むことによりテ
ープTを被結束物に締めつける締めつけ機構30と、締
めつけられたテープTの当該端部側外面とそれに対向し
て巻回されたテープTの内面とを重合させた状態で止定
する止定機構40と、止定された重合部分を接着する接
着機構50と、接着後に重合部分から供給側のテープT
を切断する切断機構60と、結束動作を各機構20、3
0、40、50、60の機能部品に伝達するリンク機構
70と、結束動作のタイミングを合わせるタイミング機
構80とを有している。
【0018】〔本体10〕図2を参照して、本体10
は、上カバー12を備えている。上カバー12は、前カ
バー13、及び後カバー14と共に、本体10の外郭を
構成するものであり、上記載置部は、この上カバー12
によって具体化されている。 (カバー12、13、14)図2によく示されているよ
うに、上カバー12には、テープ搬送溝12aが形成さ
れており、このテープ搬送溝12aから、後述する各機
能部品を被結束物Wに臨ませるようにしている。
【0019】本実施例の自動結束機Aは、特に、郵政省
で郵便物を結束するのに最適な装置として設計されてお
り、載置面から上記上カバー12迄の高さを例えば30
0mm〜500mmに設定し、卓上でも結束作業を行な
うことができるようにしている。他方、上カバー12に
よって区画される最大ループ幅WHは、320mmに設
定されており、極めて多様な被結束物Wに対応できるよ
うに構成されている。
【0020】前カバー13には、操作盤13aが形成さ
れており、この操作盤13aに制御ボタン13bや表示
ランプ13cが取り付けられている。図1及び図3に示
されているように、本体10は、各カバー12、13、
14によって覆われる一対の板金部材15、16を備え
ている。各板金部材15、16は互いに前後(図1にお
いて紙面の表裏方向)に対向して上記テープ搬送溝12
aと上下に連通する空間を区画しており、この空間の内
外にて後述する機能部品を担持している。
【0021】さらに図2を参照して、各板金部材15、
16は、前後カバー13、14の側方に突出して、テー
プTを供給する供給口100の側部を構成する一対の側
ガイド部101、102と、側ガイド部101、102
と一体的に形成される底ガイド部103とを備えてい
る。そして、これらのガイド部101、102、103
によって区画される供給口100を介して、テープTを
両板金部材15、16間に導入するようにしている。
【0022】図1に示すように、各板金部材15、16
には、一対の機枠17、18を有している。機枠17、
18は、それぞれ正面(図1に示す面)からみて矩形に
形成された枠材であり、後述する駆動手段230の機能
部品を担持するためのものである。両機枠17、18
は、図2に示すように、横断面がコの字形のカバー部材
19により覆われている。カバー部材19は、上記カバ
ー12、13、14と共に、本体10の外郭を構成して
いる。
【0023】〔ループ形成機構20〕図3及び図4を参
照して、ループ形成機構20は、上記供給口100から
導入されたテープTの端部T1側を把持する把持手段2
10と、把持手段210にテープTの端部T1を供給す
るテープ搬送手段220と、上記把持手段210を駆動
する駆動手段230と、形成されたループLを所定のタ
イミングでガイドするガイド手段240(図1参照)と
を含んでいる。
【0024】(把持手段210)把持手段210は、後
述する駆動手段230の機能部品に固定される基板21
1と、基板211の上に配設され、基板211との間で
テープTを挟持する押え板212と、押え板212を基
板211側へ付勢する一対の捩じりばね213、214
とによって、具体化されている。
【0025】基板211及び押え板212は、金属製部
材であり、両者のテープ挟持面は、それぞれ所定の摩擦
係数を有するように研磨されている。これにより、後述
するループ形成時においては、テープTの端部T1側を
堅固に保持することができると共に、ループ形成後にお
いては、テープTと相対的に変位することができるよう
になっている。
【0026】(テープ搬送手段220)次に、テープ搬
送手段220は、上記供給口100を区画する下ガイド
部103(図1、図2参照)に圧接可能に転動すること
により、テープTを本体10の内部に導入するテープ送
行ローラ221を備えている。テープ送行ローラ221
は、支軸222を一体的に備えている。支軸222の後
端部には、プーリ223が固定されており、このプーリ
223には、ベルト224が架けられている。ベルト2
24には、本体10の内部に収容されている第1モータ
225(図1、図3参照)の駆動プーリ226に架けら
れており、この駆動プーリ226を介して伝達される第
1モータ225からの回転駆動力をプーリ223に伝達
し、テープ送行ローラ221を回転させるようにしてい
る。
【0027】テープ送行ローラ221の支軸222の前
端部は、リンク腕227に固定されている。リンク腕2
27は、支点軸228を介して上記本体10に軸支され
ており、この支点軸228を中心に回動することによ
り、上記テープ送行ローラ221を下ガイド部103に
対して接離可能に変位させるようにしている。リンク腕
227を上述の通り駆動するために、上記リンク腕22
7には、作用軸229が突設されており、作用軸229
には、リンク棒2210を介して後述するカム機構70
に連結されている。
【0028】さらに、リンク腕227の所定位置には、
上記支軸222と平行な固定軸2210が設けられてい
ると共に、供給口100を区画する側ガイド部101、
102には、固定軸2210と平行な固定軸2212が
設けられている。そして、両固定軸2210、2212
には、引っ張りコイルばね2211が張設されており、
この引っ張りコイルばね2211の付勢力によって、ロ
ーラ221を常時底ガイド部103側へ付勢している。
【0029】(駆動手段230)図1に示すように、駆
動手段230は、上記把持手段210の基板211の両
端を支持する、担持部材としての一対の環状ベルト23
1、232を備えている。環状ベルト231、232を
張設するために、駆動手段230には、第1〜第4のベ
ルト車対WH1、WH2、WH3、WH4を備えてい
る。各ベルト車対WH1、WH2、WH3、WH4は、
それぞれ本体10の機枠17、18の隅部に軸支されて
おり、各環状ベルト231、232を概ね矩形に張設し
ている。
【0030】図5を参照して、第1のベルト車対WH1
は、それぞれ対応する機枠17、18から突出する入力
プーリ233、234と一体的に連結されている。入力
プーリ233、234は、ベルト235、236を介し
て前側の二段プーリ237の出力側と、後ろ側のプーリ
238とにそれぞれ連結されている。プーリ237、2
38は、連結軸239を介して一体的に連結されてお
り、前側の二段プーリ237の入力側は、ベルト237
aを介して第1出力軸2310の出力プーリ2311に
連結されている。
【0031】図21を参照して、上記第1出力軸231
0は、第1電磁クラッチCH1を介して本体10の背面
の板金部材16から突出するプーリ2311に連結され
ている。さらに、プーリ2311の側部には、第2電磁
クラッチCH2と連結されている別のプーリ2312が
配設されており、両プーリ2311、2312は、ベル
ト2313を介して連結されている。
【0032】上記ベルト2313は、本体10の内部に
収容された第2モータ2314の駆動プーリ2315と
も連結されており、第2モータ2314の回転駆動力を
プーリ2311、2312に伝達するようにしている。
また、プーリ2312は、上記第2電磁クラッチCH2
を介して第2出力軸OTと連結されている。両出力軸2
310、OTには、それぞれ互いに噛合する回転方向切
換ギヤG1、G2が固定されている。そして、上記第
1、第2電磁クラッチCH1、CH2は、互いに択一的
に接続・遮断されるように構成されており、上記第1電
磁クラッチCH1が接続した場合には、第1出力軸23
10に、正面からみて反時計回り方向の回転駆動力が伝
達されると共に、上記第2電磁クラッチCH2が接続し
た場合には、第2電磁クラッチCH2から第2出力軸O
Tの回転方向切換ギヤG2から回転方向切換ギヤG1を
介して第1出力軸2310に動力が伝達される結果、第
1出力軸2310に、正面からみて時計周り方向の回転
駆動力が伝達されるようになっている。これにより、把
持手段210を上記被結束物Wの周囲に沿う一の周回方
向(以下、「反時計周り方向」という)に駆動してルー
プLを形成すると共に、ループLの形成後の把持手段2
10を逆の周回方向(以下、「時計周り方向」という)
に駆動してループLの外側の所定位置に戻すようにして
いる。
【0033】さらに、上記第2出力軸OTには、電磁ブ
レーキBKが取り付けられており、上記回転方向の切換
動作を迅速且つ精緻に行なうことができるように上記図
外のマイクロコンピュータによって制御している。第1
出力軸2310には、反時計周り方向の回転量を計測す
るための第1カム2316と、時計周り方向の回転量を
計測するための第2カム2317とが同心に固定されて
いる。各カム2316、2317には、それぞれ対応す
るリミットスイッチ2318、2319が対向してお
り、両者の回転量を検出して図外のマイクロコンピュー
タに入力するようにしている。
【0034】(ガイド手段240)図1に示すように、
上記駆動手段230の環状ベルト231、232の外面
には、両環状ベルト231、232が対向する方向に延
びるガイド手段240を具体化する第1〜第4支持棒2
41、242、243、244が固定されている。各支
持棒241、242、243、244は、環状ベルト2
31、232の長手方向所定位置に所定の間隔を隔てて
配設されていると共に、把持手段210に対して連関す
る位置に配置されており、これによって、後述するルー
プ形成動作において、把持手段210により形成される
ループLの内面をガイドすると共に、ループLの形成後
の把持手段210が上記時計周り方向に駆動される際に
上記ループLから退避することができるようになってい
る。
【0035】〔締めつけ機構30〕次に、締めつけ機構
30は、上記把持手段210の当該一の周回方向への移
動に応答して、上記ループLを形成しているテープTの
端部をクランプするクランプ手段310を含んでいる。 (クランプ手段310)先ず、図1、図2、図3、図6
を参照して、本実施例におけるクランプ手段310は、
本体10のテープ搬送溝12a(図2参照)から被結束
物Wの下面に臨む受け板311と、受け板311の下面
一端縁部分に対向する押圧板312とを備えている。
【0036】図3を参照して、上記受け板311は、鋼
材等の金属製部材で構成されており、駆動手段230の
環状ベルト231、232により区画される環状経路内
に入り込んで、環状ベルト231、232の周回方向に
直交する姿勢に延びており、その後端部がL字形断面形
状のアングル材313に固定されている。図3及び図6
を参照して、このアングル材313は、本体10の左右
に延びており、上記受け板311の後端部を上面で担持
する天板部314と天板部314の後端から下方に垂下
する背板部315とを一体に備えている。背板部315
の両端側からは、本体10の前方に長く延びる一対のロ
ッド316、317が固定されており、両ロッド31
6、317の前端部は、本体10の左右に延びる入力部
材318(図9参照)によって一体的に固定されてい
る。入力部材318は、後述するリンク機構70から所
定の駆動力を受けることにより、両ロッド316、31
7を本体10の後方への駆動力を入力するためのもので
あり、これによって、受け板311を環状ベルト23
1、232の環状軌跡内から本体10の後方へ退避させ
るようにしている。さらに、背板部315と本体10の
板金部材15との間には、引っ張りコイルばね318a
が張設されており、これによって、アングル材313を
介し、受け板311を本体10の前方に付勢している。
従って、受け板311は、引っ張りコイルばね318a
の付勢力により、通常は、環状ベルト231、232の
環状経路内に入り込んでいる。
【0037】次に、図3及び図7を参照して、上記押圧
板312は、受け板311と同材質の金属製部材で構成
されており、前述したリンク腕227の端部に固定され
ている。これにより、テープ送行ローラ211が、本体
10の底ガイド部103側に押し付けられてテープTを
送行させている際には、受け板311との間でテープT
の端部を挟持することができると共に、テープ送行ロー
ラ211が底ガイド部103から離れている際には、受
け板311から離れてテープTの端部を解放できるよう
になっている。
【0038】押圧板312の上面には、受け板311の
端縁近傍に対向するゴム部材319が固定されている。
また、ゴム部材319の側部には、後述する切断機構6
0のカッタ610を挿通させるための挿通溝3010が
設けられている。 (ガイド手段3100)次に、本実施例のクランプ手段
310は、把持手段210が形成しているループLのテ
ープTの端部T1を確実に受け板311の下面と押圧板
312のゴム部材319の上面との間にガイドするため
のガイド手段3100を備えている。
【0039】図3及び図7を参照して、ガイド手段31
00は、押圧板312と受け板311の下面にテープT
の端部T1をガイドするスイングアーム3101を備え
ている。スイングアーム3101は、支持部材3102
によって、回転自在に支持されている。さらに、支持部
材3102は、ベルト3103を介して第3モータ31
04の駆動プーリ3105と連結されている。そして、
このガイド手段3100は、第3モータ3104を後述
するタイミング機構80の制御によって所定のタイミン
グで回転させることにより、スイングアーム3101を
回動させ、把持手段210が形成しているループLのテ
ープTの端部T1を確実に受け板311の下面と押圧板
312のゴム部材319の上面との間にガイドするよう
にしている。
【0040】(送行手段)次に、図3を参照して、本実
施例における締めつけ機構30は、ループ形成機構20
のテープ搬送手段220と駆動手段230とを連結する
ことにより、上記ループLを形成しているテープTの端
部T1をクランプ手段310によってクランプした状態
で、上記把持手段210の当該時計周り方向への移動に
応答して、上記ループLを締めつける方向に所定の速度
でテープTを送行させる送行手段を構成している。
【0041】より詳細に説明すると、上記第1、第2電
磁クラッチCH1、CH2の切換動作に対応して上記第
1モータ225の回転方向及び回転動作が接続・遮断さ
れるように、上記図外のマイクロコンピュータによって
制御されており、第1電磁クラッチCH1が接続されて
いる際には、テープTを本体10内へ供給する方向にテ
ープ送行ローラ221を駆動すると共に、第2電磁クラ
ッチCH2が接続されている際には、上記と逆の方向に
テープ送行ローラ221を駆動するように構成されてい
る。これにより、テープ送行ローラ221は、環状ベル
ト231、232の時計周り方向の回転動作に連動して
テープTを送行させる送行手段を構成することになる。
【0042】さらに、送行手段としての上記第1モータ
225は、図外のトルクリミッタを備えており、このト
ルクリミッタによって、締めつけ強さを規定している。
本実施例においては、上記トルクリミッタのしきい値を
多段階に設定できるようになっており、テープTの種類
によって、種々の締めつけ強度を設定できるようにして
いる。
【0043】〔止定機構40〕次に止定機構40につい
て、図3及び図8を参照しつつ説明する。上記止定機構
40は、上記受け板311の下方に対向して、テープT
の当該端部側外面を介し、それに対向して巻回されたテ
ープTの内面を上記受け板311の下面に押し付ける押
し付け手段410により具体化される。
【0044】図8を参照して、押し付け手段410は、
クランプ手段310の上記押圧板312と並んで上記受
け板311の下方に対向する金属製のブロック部材41
1を備えている。ブロック部材411は、引っ張りコイ
ルばね412を介してヒータ・カッタ組立体SYと連結
されており、後述するリンク機構70によって、上記ヒ
ータ・カッタ組立体SYが上下に駆動されることによ
り、所定のタイミングで昇降する構成になっている。
【0045】上記ブロック部材411の上面には、上記
テープTを受け板311側へ押し付けるゴム部材413
が固定されており、このゴム部材413によって、滑り
を規制した状態でテープTの上記重合部分を受け板31
1に対し、止定するようにしている。 〔接着機構50〕次に、接着機構50は、上記ヒータ・
カッタ組立体SYの上面に固定されているヒータ手段5
10により具体化されている。ヒータ手段510は、平
板状のニクロム薄板511と、このニクロム薄板511
に所定の電圧(本実施例では3V)を印加する図外の給
電部材により具体化されている。本実施例のニクロム薄
板511を採用した場合、約10秒程度で表面温度を約
220℃に加熱することができる。従って、装置のウォ
ームアップ時間を大幅に短くすることができるという利
点がある。そして、一方の面に熱可塑性樹脂を塗布した
テープTに上記ニクロム薄板511を押し付けることに
より、上記熱可塑性樹脂を溶融させてテープTの重合部
分T2を熱溶着させ、結束させることができる。なお、
本実施例において、512は、ヒータ・カッタ組立体S
Yの昇降をガイドするガイド部材である。
【0046】〔切断機構60〕次に、切断機構60は、
上記ヒータ・カッタ組立体SYの側面に固定された金属
製のカッタ610により具体化されている。このカッタ
610は、上記クランプ手段310の押圧板312に形
成された挿通溝3010に対向しており、後述する結束
工程において、接着後にテープTの重合部分T2から供
給側のテープTを切断するためのものである。
【0047】〔リンク機構70〕次に、リンク機構70
について、図3及び図8から図10を参照しつつ説明す
る。先ず図3及び図9を参照して、本体10の板金部材
15には、駆動モータ710が固定されている。駆動モ
ータ710の駆動軸711は、本体10の左右に長く延
びている。さらに、この駆動軸711の前方には、回転
軸712が上記駆動軸711と平行に支持されている。
【0048】上記駆動軸711には、第1のカム713
が固定されており、この第1のカム713のカム面71
4には、第1のリンク腕715のカム面716に係止し
ている。第1のリンク腕715は、下端部が回転軸71
2に固定されている。第1のリンク腕715の前端部
は、上記クランプ手段310の入力部材318に係止し
ており、第1のカム713が回動すると、上記回転軸7
12を支点として回動することにより、クランプ手段3
10の入力部材318を駆動して当該クランプ手段31
0の受け板311を変位させるようにしている。
【0049】次に、図3及び図8に示すように、上記駆
動軸711には、第2のカム717が固定されており、
この第2のカム717のカム面718には、第2のリン
ク腕719のカム軸7110が係止している。上記第2
のリンク腕719は、前端部が回転軸712に固定され
ている。そして、後端部には、上記ヒータ・カッタ組立
体SYの下面に摺接する押圧ローラ7111を回転自在
に支持しており、第2のカム717が回転すると、その
カム面718によってカム軸7110が駆動されて、上
記回転軸712を支点として回動することにより、後端
部の押圧ローラ7111を介してヒータ・カッタ組立体
SYを昇降させるようにしている。
【0050】次に、図3及び図10を参照して、回転軸
712には、第3のリンク腕7112の前端部が固定さ
れている。第3のリンク腕7112の後端部は、支軸7
113を介してリンク棒2210の下端部が連結されて
いる。これにより、回転軸712が回転すると、第3の
リンク腕7112が回転軸712を支点として回動する
結果、リンク棒2210が所定のタイミングで昇降し、
作用軸229からリンク腕227を介してテープ送行ロ
ーラ221及び押圧板312を駆動するようにしてい
る。
【0051】〔タイミング機構80〕次に、タイミング
機構80について、図3、図11及び図12を参照しつ
つ説明する。これらの図に示すように、上記駆動軸71
1の端部には、第1、第2、第3のカムディスク81
0、811、812が固定されている。各カムディスク
810、811、812は、それぞれ第1、第2、第3
モータ225、2314、3104の回転タイミングを
制御するものであり、それぞれ所定の形状に形成された
カム面813、814、815を外周に備えている。
【0052】各カムディスク810、811、812の
カム面813、814、815には、ホルダー816、
817、818に固定されたリミットスイッチ819、
8100、8101(図12に一個のみ図示)と対向し
ている。そして、それぞれ対応するモータ225、23
14、3104の電源供給経路内に各リミットスイッチ
819、8100、8101を電気的に接続することに
より、駆動モータ710の駆動軸711の回転動作に対
応してそれぞれ異なるタイミングで各モータ225、2
314、3104を運転するようにしている。
【0053】(被結束物検出センサ820)さらに、ル
ープLの形成後にループLを締めつけるタイミングを検
出するために、タイミング機構80は、上カバー12か
ら一部が露出する被結束物検出センサ820を含んでい
る。この被結束物検出センサ820は、図3及び図7に
よく示されているように、スイングアーム3101の支
持部材3102から上方に突出する昇降部材821と、
昇降部材821の上面に転動可能に露出しているボール
部材822とを含んでおり、被結束物Wが上カバー12
に載置されることにより、ボール部材822を介して上
昇状態にある昇降部材821を押し下げると、図外のリ
ミットスイッチが接続され、被結束物Wを検出できるよ
うにしている。
【0054】昇降部材821は、内部に収容されたばね
部材により上方に付勢されており、通常は、上記リミッ
トスイッチを開成している。 〔結束動作〕次に本実施例における結束動作について、
図13から図20を参照しつつ説明する。
【0055】(初期設定)先ず、初期設定状態を示す図
13から明らかなように、テープTの端部T1を供給口
100から供給し、把持手段210に通してセッティン
グする。図13に示す初期設定状態において、把持手段
210は、ホームポジションで静止している。このホー
ムポジションは、環状ベルト231、232の時計周り
方向において、クランプ手段310よりも下流側に設定
されている。
【0056】上記初期設定状態において、図3を参照し
て、リンク機構70の第1のリンク腕715は、受け板
311を環状ベルト231、232の経路外に退避させ
た状態で待機している。また、第2のリンク腕719
は、ヒータ・カッタ組立体SYを下方に降下させた状態
で待機している。さらに、第3のリンク腕7112は、
テープ送行ローラ221を供給口100の下ガイド部1
03側に降下させ、且つ、押圧板312を上昇させた状
態で待機している。
【0057】次に、図13の状態から、本体10の操作
盤13a(図2参照)にある操作ボタン13bを操作
し、リンク機構70の駆動モータ710を作動させる
と、駆動軸711は初期設定状態から所定角度だけ駆動
される。これにより、タイミング機構80の第1、第2
カムディスク810、811がそれぞれリミットスイッ
チ819、820を接続するので、ループ形成機構20
のテープ搬送ローラ211がテープTを本体10内に搬
送する方向に回転駆動されると共に、駆動手段230の
第1電磁クラッチCH1が接続された状態で第2モータ
2314(図1参照)が作動し、環状ベルト231、2
32が反時計周り方向に把持手段210を駆動する。こ
の結果、把持手段210は、図14に示すように、テー
プTがテープ搬送ローラ211によって本体10内に送
り込まれた状態でテープTの端部T1側を反時計周りに
搬送し、ループL(図15参照)を形成する。この過程
において、環状ベルト231、232の所定位置に固定
された第1〜第4支持棒241、242、243、24
4が順次、テープTをガイドする。従って、図15に示
すように、ループLの内面を保持することになる。
【0058】上記把持手段210の移動量は、駆動手段
230の第1カム2316によって、カウントされてお
り、把持手段210が上記ホームポジションから環状ベ
ルト231、232周りに一周搬送した後、さらに幾分
進んだところで把持手段210は停止される。これによ
り、図15に示すように、テープTの端部T1は、受け
板311の下面に対向する位置に搬送される。
【0059】把持手段210がこの位置に搬送される
と、タイミング機構80の第3のカムディスク812が
リミットスイッチ8101を接続する。この結果、第3
モータ3104が一回転することにより、スイングアー
ム3101(図3及び図7参照)を回転させる。この結
果、スイングアーム3101は、テープTの端部T1を
クランプ手段310の押圧板312の上面側に押し付け
る。
【0060】他方、リンク機構70の第1のカム713
は、この押し付け動作の直後に第1のリンク腕715を
駆動する。この結果、受け板311がスイングアーム3
101によって押圧板312に押し付けられたテープT
の端部T1を上記押圧板312との間でクランプする。
図15に示すように、以上の動作によって、ループLが
形成され、当該ループLの端部T1がクランプ手段31
0の受け板311と押圧板312とによってクランプさ
れた状態で被結束物Wが上カバー12に載置されるのを
待機する。
【0061】(締めつけ動作)図16を参照して、ルー
プLの形成後に、被結束物Wが上カバー12に載置さ
れ、被結束物検出センサ820が作動すると、駆動手段
230の第2電磁クラッチCH2が第1電磁クラッチC
H1に代わって接続され、その状態で第1モータ225
が作動する。これにより、テープ搬送ローラ221がル
ープLを締めつける方向に回転してテープTを所定の速
度で送行させ、ループLが締めつけられることになる。
【0062】他方、上記駆動手段230の第1、第2電
磁クラッチCH1、2の切換動作に対応して第2モータ
2314も作動されるので、環状ベルト231、232
が時計周りに把持手段210を駆動する。ここで、テー
プTの端部T1は、ゴム部材319を有するクランプ手
段310によって堅固にクランプされているので、クラ
ンプ機構310の受け板311とテープTとの間及び押
圧板312とテープTとの間に発生する摩擦抵抗がテー
プTと把持手段210とテープTとの間の摩擦抵抗より
も大きく作用する結果、把持手段210とテープTとの
間に滑りが生じ、把持手段210は、テープTに対して
相対的に時計周りに移動することになる。ここで、環状
ベルト231、232が把持手段210を駆動する速度
は、テープを締めつける速度よりも幾分速く設定されて
おり、これによって、本実施例では、図16に示すよう
に、把持手段210が被結束物Wの各辺にテープを張設
しながら当該テープTの締めつけ動作を補助するように
している。
【0063】図17に示すように、時計周りに移動した
把持手段210がホームポジションに帰還すると、先
ず、第2モータ2314が停止し、第1モータ225は
作動し続けるので、テープTは、所定の張力を付与され
た状態で被結束物を結束する。そして、この結束時にお
けるテープTの張力が所定値に達すると、第1モータ2
25のトルクリミッタにより、第1モータ225も停止
する。
【0064】第1モータ225が停止すると、その状態
で駆動モータ710が駆動軸711を所定角度回転駆動
し、先ず第2のカム717が第2のリンク腕719を駆
動してヒータ・カッタ組立体SY(図3及び図8参照)
を駆動する結果、ヒータ・カッタ組立体SYは、上方に
移動する。これにより、ヒータ・カッタ組立体SYと引
っ張りコイルばね412を介して一体的に連結されてい
る止定機構40のブロック部材411も上方に移動する
結果、図18に示すように、ブロック部材411のゴム
部材413がテープTの重合部分T2を受け板311に
押し付けることになる。これにより、テープTの重合部
分T2は、受け板311に堅固に固定される。
【0065】この状態でさらにヒータ・カッタ組立体S
Yが上方に駆動されると、ヒータ・カッタ組立体SY
は、引っ張りコイルばね412の付勢力に抗して上記ブ
ロック部材411と相対的に上方へ移動する。これによ
り、図18に示すように、先ず、切断機構60のカッタ
610が止定機構40とテープ搬送ローラ221との間
に張られているテープTを遮断し、次いで、ヒータ手段
510のニクロム薄板511が上記重合部分を加熱し
て、当該重合部分T2が熱融着され、テープTによる結
束が終了する。
【0066】結束工程の終了後、駆動軸711の位相が
さらに変位すると、第1のカム713が第1のリンク腕
715を駆動することにより、受け板311は、図20
に示すように、環状ベルト231、232の経路内から
退避する。また、これと同時に、ヒータ・カッタ組立体
SYが降下し、次いで止定機構40のブロック部材41
1が降下してテープTの重合部分T2を解放する。
【0067】そして、本実施例においては、ブロック部
材411がテープTの重合部分T2を解放した後、把持
手段210の経路よりも下側に達すると、直ちに駆動手
段230が把持手段210を反時計周りに駆動し、ルー
プ形成動作を行ない、図15の状態に戻すように設定さ
れている。従って、一度初期設定を行ない、結束作業を
終了すると、その後は、自動的にループLが形成され、
ループ形成後は被結束物Wを上カバー12の上に載置す
ることにより、連続的に結束作業を行なうことができ
る。
【0068】このように本実施例においては、ループ形
成機構20がテープTの端部T1側を把持する把持手段
210と、把持手段210を被結束物Wの周囲に沿って
駆動する駆動手段230とを備えているので、前の結束
工程で結束された被結束物Wが、次の結束工程で形成さ
れるループLの中にあっても、その状態のままループ形
成動作に移行することができる。この結果、連続的に結
束作業を行なう場合において、ループ形成動作を被結束
物Wの取替え時に行なっておくことができるので、その
分、迅速な連続結束動作を続けることができるという利
点がある。
【0069】あるいは、作業者が結束された被結束物W
を上カバー12から取り除いて、被結束物検出センサ8
20がOFFになった際に、駆動モータ710が再び駆
動軸711を所定角度駆動して、図15の状態に戻すよ
うにしてもよい。上記構成からなる本発明の自動結束機
によれば、上記ループ形成機構20のガイド手段230
は、把持手段210がループLを形成している間は当該
ループLの内面をガイドすると共に、ループLの締めつ
け時においては、ループLから退避することができるの
で、テープTの剛性に拘らず所望の大きさのループLを
形成することができ、しかも、ループLを形成してから
ループLを絞り込むまでの間において、確実に所望のル
ープLを維持することができる。
【0070】また、ガイド手段240を構成する第1〜
第4支持棒241、242、243、244が把持手段
210を担持する担持部材としての環状ベルト231、
232に担持されているので、把持手段210を移動す
るために環状ベルト231、232を駆動することによ
り、第1〜第4支持棒241、242、243、244
を把持手段210と一体的に移動することができる。こ
の結果、ループ形成後に当該ループLの外に第1〜第4
支持棒241、242、243、244が退避する際
に、特別な退避機構を設ける必要がなくなるという利点
がある。
【0071】さらに、ループ形成機構20がテープTの
端部側を把持する把持手段210と、把持手段210を
被結束物Wの周囲に沿って駆動する駆動手段とを備えて
いるので、把持手段210でテープTの端部を把持し、
この把持手段210を駆動することによりループLを形
成することができる。このように、本実施例の自動結束
機Aによれば、上記ループ形成機構20のガイド手段2
30によって、テープTの剛性に拘らず所望の大きさの
ループLを形成することができ、しかも、ループLを形
成してからループLを絞り込むまでの間において、確実
に所望のループLを維持することができるので、形成さ
れるべきループLの最大幅を可及的に大きく設定するこ
とができる。
【0072】さらに、把持手段210でテープTの端部
を把持し、この把持手段210を駆動することによりル
ープLを形成することができるので、テープTのロール
体を駆動する機構に比べ、比較的小型で廉価な構成でル
ープLを被結束物Wの周囲に形成することができる。し
かも、テープTの端部側を把持してループLを形成する
ことができるので、テープTのロール体を駆動する機構
に比べ、高速でループLを形成することができる。
【0073】また、本実施例においては、止定機構40
を設けているので、接着機構50や切断機構60でテー
プに加工するのに先立って、当該テープTの重合部分T
2を確実に固定することができるという利点がある。ま
た、本実施例においては、クランプ手段310の押圧板
312の上面や、止定機構40のブロック部材411
に、それぞれゴム部材319、413を採用しているの
で、テープTとの間に大きな摩擦抵抗を生じさせ、テー
プTの滑りを防止することができるばかりでなく、テー
プTの挟圧時に金属部材同士が当接し合って摩耗するの
を防止できるという利点がある。
【0074】しかも、本実施例においては、タイミング
機構80の被結束物検出センサ820として、光センサ
を採用せず、昇降部材821に転動可能に露出している
ボール部材822を採用しているので、被結束物Wの検
出エラーが少なくなるばかりでなく、被結束物検出セン
サ820の上で被結束物Wがスライドしても、ボール部
材822を転動させることによって、その応力を吸収す
ることができるという利点がある。
【0075】従って、本実施例によれば、薄手のテープ
Tで大きな被結束物Wを比較的高速で結束することがで
き、しかも、小型化、特に、卓上で使用することも可能
ならしめることができる。 〔その他の実施例〕なお上述した実施例は、本発明の好
ましい具体例を例示したものにすぎず、本発明は、上記
実施例に限定されない。
【0076】例えば、図22に示すように、本体10を
テープ供給機構90の上に載置した状態で使用してもよ
い。このテープ供給機構90は、上部に自動結束機Aの
本体10を載置する載置台91と、載置台91内でロー
ル状のテープTを担持するロール担持体92と、載置台
91の内部を開閉する扉部材93とを備えている。そし
て、載置台91の側部に設けたスリット94を介して、
テープTの端部を本体10の供給口100に供給するよ
うにしている。
【0077】また、上記扉部材93には、予備のロール
状のテープTを収容するポケット95を設けている。な
お、これ以外にも、本発明の要旨を変更しない範囲内で
種々の設計変更が可能であることは、云うまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動結束
機によれば、上記ループ形成機構のガイド手段によっ
て、テープの剛性に拘らず所望の大きさのループを形成
することができ、しかも、ループを形成してからループ
を絞り込むまでの間において、確実に所望のループを維
持することができるので、形成されるべきループの最大
幅を可及的に大きく設定することができる。
【0079】さらに、把持手段でテープの端部を把持
し、この把持手段を駆動することによりループを形成す
ることができるので、テープのロール体を駆動する機構
に比べ、比較的小型で廉価な構成でループを被結束物の
周囲に形成することができる。しかも、テープの端部側
を把持してループを形成することができるので、テープ
のロール体を駆動する機構に比べ、高速でループを形成
することができる。
【0080】また、ガイド手段が把持手段を担持する担
持部材に担持されているので、ガイド手段を把持手段と
一体的に移動することができる結果、ループ形成後にガ
イド手段が当該ループの外に退避する際に、特別な退避
機構を設ける必要がなくなるという利点がある。特に本
発明においては、連続的に結束作業を行なう場合におい
て、ループ形成動作を被結束物の取替え時に行なってお
くことができるので、その分、迅速な連続結束動作を続
けることができるという利点がある。
【0081】従って、本発明によれば、薄手のテープで
大きな被結束物を比較的高速で結束することができ、し
かも、小型化、特に、卓上で使用することも可能ならし
めることができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における自動結束機の概略断
面図である。
【図2】上記自動結束機の外観を示す斜視図である。
【図3】上記自動結束機の各機構部分を示す概略斜視図
である。
【図4】上記自動結束機の一要部を示す斜視図である。
【図5】上記自動結束機の一要部を示す斜視図である。
【図6】上記自動結束機の一要部を示す斜視図である。
【図7】上記自動結束機の一要部を示す斜視図である。
【図8】上記自動結束機の一要部を示す斜視図である。
【図9】上記自動結束機の一要部を示す斜視図である。
【図10】上記自動結束機の一要部を示す斜視図であ
る。
【図11】上記自動結束機の一要部を示す斜視図であ
る。
【図12】上記自動結束機の一要部を示す断面図であ
る。
【図13】上記自動結束機の結束工程を示す概略図であ
る。
【図14】上記自動結束機の結束工程を示す概略図であ
る。
【図15】上記自動結束機の結束工程を示す概略図であ
る。
【図16】上記自動結束機の結束工程を示す概略図であ
る。
【図17】上記自動結束機の結束工程を示す概略図であ
る。
【図18】上記自動結束機の結束工程を示す概略図であ
る。
【図19】上記自動結束機の結束工程を示す概略図であ
る。
【図20】上記自動結束機の結束工程を示す概略図であ
る。
【図21】上記自動結束機の駆動手段の一部を示す断面
略図である。
【図22】上記自動結束機にテープ供給機構を適用した
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 自動結束機 T テープ W 被結束物 20 ループ形成機構 30 締めつけ機構 210 把持手段 230 駆動手段 231 環状ベルト(担持部材) 232 環状ベルト(担持部材) 240 ガイド手段 310 クランプ手段 220 テープ搬送ローラ(送行手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープのループを形成するループ形成機構
    と、形成されたループを絞り込むことによりテープを被
    結束物に締めつける締めつけ機構とを有する自動結束機
    であって、 上記ループ形成機構は、 a) テープの端部側を把持する把持手段、 b) 把持手段を一体的に担持する担持部材を含み、こ
    の担持部材を駆動することにより、上記被結束物の周囲
    に沿う一の周回方向に把持手段を移動してループを形成
    すると共にループ形成後の把持手段を逆の周回方向に移
    動してループ外の所定位置に戻す駆動手段、及び、 c) 上記担持部材により一体的に担持され、且つ、上
    記把持手段により形成されるループの内面をガイドする
    と共に、ループ形成後の把持手段が上記逆の周回方向に
    駆動される際に上記ループから退避するガイド手段を含
    み、 上記締めつけ機構は、 a) 上記把持手段の当該一の周回方向への移動に応答
    して、上記ループを形成しているテープの端部をクラン
    プするクランプ手段、及び、 b) 上記ループを形成しているテープの端部をクラン
    プ手段によってクランプした状態で、上記把持手段の当
    該逆の周回方向への移動に応答して、上記ループを締め
    つける方向に所定の速度でテープを送行させる送行手段
    を含んでいることを特徴とする自動結束機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6902367B2 (en) * 2001-07-06 2005-06-07 Hiroshi Hataya Binding machine with tape
JP2009262932A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Ee R C Kk 帯シート封緘機

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