JPH06280147A - 熱接着性複合繊維およびそれを用いた不織布の製造方法 - Google Patents
熱接着性複合繊維およびそれを用いた不織布の製造方法Info
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- JPH06280147A JPH06280147A JP5066634A JP6663493A JPH06280147A JP H06280147 A JPH06280147 A JP H06280147A JP 5066634 A JP5066634 A JP 5066634A JP 6663493 A JP6663493 A JP 6663493A JP H06280147 A JPH06280147 A JP H06280147A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】融点が80〜170℃の熱可塑性樹脂をシース
部とし、シース部の熱可塑性樹脂より融点が20℃以上
高く、熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹脂を接合し
てコア部とする熱接着性複合繊維において、シース部/
コア部の重量比が10/90〜30/70、コア部にお
いて接合した異なる2種の熱可塑性樹脂の重量比が40
/60〜60/40であることを特徴とする熱接着性複
合繊維。上記熱接着性複合繊維を繊維長20〜120mm
の短繊維とし、目付10〜100g/m2 のウエッブを
形成した後、100〜150℃で弛緩熱処理することを
特徴とする不織布の製造方法。 【効果】熱接着性繊維と潜在捲縮繊維を混綿する必要が
なく、工程の省略化が可能になる。衛生材、衣料芯地、
スポーツ衣料、寝具等の高度な伸縮性能を必要とする不
織布用途に適した繊維となる。ネップや厚みムラのない
表面品位の優れた不織布が提供できる。
部とし、シース部の熱可塑性樹脂より融点が20℃以上
高く、熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹脂を接合し
てコア部とする熱接着性複合繊維において、シース部/
コア部の重量比が10/90〜30/70、コア部にお
いて接合した異なる2種の熱可塑性樹脂の重量比が40
/60〜60/40であることを特徴とする熱接着性複
合繊維。上記熱接着性複合繊維を繊維長20〜120mm
の短繊維とし、目付10〜100g/m2 のウエッブを
形成した後、100〜150℃で弛緩熱処理することを
特徴とする不織布の製造方法。 【効果】熱接着性繊維と潜在捲縮繊維を混綿する必要が
なく、工程の省略化が可能になる。衛生材、衣料芯地、
スポーツ衣料、寝具等の高度な伸縮性能を必要とする不
織布用途に適した繊維となる。ネップや厚みムラのない
表面品位の優れた不織布が提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱接着性潜在捲縮複合繊
維およびそれを用いた不織布の製造方法に関するもので
ある。さらに詳細には、熱接着繊維と潜在捲縮繊維の両
機能を同時に保有する熱接着性複合繊維およびそれを用
いて得られる優れた伸縮機能性、伸長回復性を兼備した
不織布の製造方法に関するものである。
維およびそれを用いた不織布の製造方法に関するもので
ある。さらに詳細には、熱接着繊維と潜在捲縮繊維の両
機能を同時に保有する熱接着性複合繊維およびそれを用
いて得られる優れた伸縮機能性、伸長回復性を兼備した
不織布の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年不織布用途の多様化に伴い不織布に
要求される性能も高度化し、風合がソフトで毛羽立ちが
少なく、しかも伸縮機能性と伸長回復性を兼ね備えたも
のが要求されている。
要求される性能も高度化し、風合がソフトで毛羽立ちが
少なく、しかも伸縮機能性と伸長回復性を兼ね備えたも
のが要求されている。
【0003】不織布等を製造するための熱接着性複合繊
維としては、例えばポリエチレン、共重合ナイロン、あ
るいはエチレン・ビニルアルコール共重合体を接着成分
とする芯鞘型、サイドバイサイド型等の熱接着性複合繊
維が用いられ、いずれも2成分系の複合繊維である。
維としては、例えばポリエチレン、共重合ナイロン、あ
るいはエチレン・ビニルアルコール共重合体を接着成分
とする芯鞘型、サイドバイサイド型等の熱接着性複合繊
維が用いられ、いずれも2成分系の複合繊維である。
【0004】該熱接着性複合繊維は接着ポリマー同志の
熱接着性は良好であるが、不織布に用いられている主体
繊維と混用して使用する場合は、接着可能な主体繊維の
種類が非常に限定され、ポリエステル繊維との熱接着性
は不充分である。
熱接着性は良好であるが、不織布に用いられている主体
繊維と混用して使用する場合は、接着可能な主体繊維の
種類が非常に限定され、ポリエステル繊維との熱接着性
は不充分である。
【0005】例えば、ポリエチレンを接着成分とする複
合繊維は自己接着性を有するものの、化学構造の異なる
一般の市販繊維には殆ど接着しない。また共重合ナイロ
ンを接着成分とする複合繊維は、ナイロン繊維には接着
するが、ポリエステル繊維には接着しなく、エチレン・
ビニルアルコール共重合を接着成分とする複合繊維は、
溶解度パラメータの比較的近いレーヨン、ビニロンある
いはナイロンには接着性を示すが、やはりポリエステル
繊維に対する接着性は劣る。不織布に用いられる主体繊
維がポリエステル繊維の時、良好な接着性を有する複合
繊維が特開平2−191712号公報で提案されてい
る。
合繊維は自己接着性を有するものの、化学構造の異なる
一般の市販繊維には殆ど接着しない。また共重合ナイロ
ンを接着成分とする複合繊維は、ナイロン繊維には接着
するが、ポリエステル繊維には接着しなく、エチレン・
ビニルアルコール共重合を接着成分とする複合繊維は、
溶解度パラメータの比較的近いレーヨン、ビニロンある
いはナイロンには接着性を示すが、やはりポリエステル
繊維に対する接着性は劣る。不織布に用いられる主体繊
維がポリエステル繊維の時、良好な接着性を有する複合
繊維が特開平2−191712号公報で提案されてい
る。
【0006】上述からもわかるように、不織布に用いら
れる主体繊維間の接着に適し、比較的低温かつ極めて短
時間の熱処理で充分な接着強度が得られ、用途に応じた
嵩高保持性、伸長回復性等の優れた不織布に適したバイ
ンダー繊維を選択する必要がある。
れる主体繊維間の接着に適し、比較的低温かつ極めて短
時間の熱処理で充分な接着強度が得られ、用途に応じた
嵩高保持性、伸長回復性等の優れた不織布に適したバイ
ンダー繊維を選択する必要がある。
【0007】特公平2−6864号公報は、高度の弾性
回復性を有するポリエステル系不織布の製造方法に関す
るもので、共重合ポリエステル(A)とポリエチレンテ
レフタレート(B)の2種のポリエステル成分からなる
複合繊維を45重量%以上とポリエステル繊維や低融点
ポリエステルバインダー繊維と混合してなり、高伸長
性、柔軟性に富み、弾性回復性の優れたポリエステル系
不織布の製造方法が提案されている。
回復性を有するポリエステル系不織布の製造方法に関す
るもので、共重合ポリエステル(A)とポリエチレンテ
レフタレート(B)の2種のポリエステル成分からなる
複合繊維を45重量%以上とポリエステル繊維や低融点
ポリエステルバインダー繊維と混合してなり、高伸長
性、柔軟性に富み、弾性回復性の優れたポリエステル系
不織布の製造方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特公平2−6864号
公報記載の如く、特にスポーツ衣料用中入れ綿の分野で
も十分使用可能な柔軟性に富み、弾性回復性に優れた新
規な不織布が得られるものの、いくつかの欠点を有して
いる。
公報記載の如く、特にスポーツ衣料用中入れ綿の分野で
も十分使用可能な柔軟性に富み、弾性回復性に優れた新
規な不織布が得られるものの、いくつかの欠点を有して
いる。
【0009】すなわち、 潜在捲縮繊維とバインダー繊維の混合のため、繊維相
互の絡みが十分でなく、ウェブの方向性があり、ウェブ
の積層を必要とする時、層間剥離を起こす場合がある。
互の絡みが十分でなく、ウェブの方向性があり、ウェブ
の積層を必要とする時、層間剥離を起こす場合がある。
【0010】従って、繰返して用いた時に、弾性回復
性、伸長回復性が劣る。
性、伸長回復性が劣る。
【0011】潜在捲縮繊維とバインダー繊維を混合す
る設備が必要であり、生産性が劣る。などの欠点があ
る。
る設備が必要であり、生産性が劣る。などの欠点があ
る。
【0012】本発明は、このような不均一性、繰返し弾
性回復率の低下、生産性の欠点等を解消し、かつ機能
性、フィット性を要求されるスポーツ衣料用中入れ綿、
衛生材等に優れた新規な不織布およびその原料繊維の提
供を目的とするものである。
性回復率の低下、生産性の欠点等を解消し、かつ機能
性、フィット性を要求されるスポーツ衣料用中入れ綿、
衛生材等に優れた新規な不織布およびその原料繊維の提
供を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の熱接着性複合繊
維は、上記課題を解決するために次のいずれかの構成を
有する。すなわち、融点が80〜170℃の熱可塑性樹
脂をシース部とし、シース部の熱可塑性樹脂より融点が
20℃以上高く、熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹
脂を接合してコア部とする熱接着性複合繊維において、
シース部/コア部の重量比が10/90〜30/70、
コア部において接合した熱収縮特性の異なる2種の熱可
塑性樹脂の重量比が40/60〜60/40であること
を特徴とする熱接着性複合繊維、または、融点が80〜
170℃の熱可塑性樹脂を島部とし、島部の熱可塑性樹
脂より融点が20℃以上高く、熱収縮特性の異なる2種
の熱可塑性樹脂を接合して海部とする熱接着性複合繊維
において、島部が繊維表面の2ヵ所以上を形成し、島部
/海部の重量比が10/90〜30/70、海部におい
て接合した熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹脂の重
量比が40/60〜60/40であることを特徴とする
熱接着性複合繊維である。
維は、上記課題を解決するために次のいずれかの構成を
有する。すなわち、融点が80〜170℃の熱可塑性樹
脂をシース部とし、シース部の熱可塑性樹脂より融点が
20℃以上高く、熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹
脂を接合してコア部とする熱接着性複合繊維において、
シース部/コア部の重量比が10/90〜30/70、
コア部において接合した熱収縮特性の異なる2種の熱可
塑性樹脂の重量比が40/60〜60/40であること
を特徴とする熱接着性複合繊維、または、融点が80〜
170℃の熱可塑性樹脂を島部とし、島部の熱可塑性樹
脂より融点が20℃以上高く、熱収縮特性の異なる2種
の熱可塑性樹脂を接合して海部とする熱接着性複合繊維
において、島部が繊維表面の2ヵ所以上を形成し、島部
/海部の重量比が10/90〜30/70、海部におい
て接合した熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹脂の重
量比が40/60〜60/40であることを特徴とする
熱接着性複合繊維である。
【0014】また、本発明の不織布の製造方法は次のい
ずれかの構成を有する。すなわち、融点が80〜170
℃の熱可塑性樹脂をシース部とし、シース部の熱可塑性
樹脂より融点が20℃以上高く、熱収縮特性の異なる2
種の熱可塑性樹脂を接合してコア部とし、シース部/コ
ア部の重量比が10/90〜30/70、コア部におい
て接合した熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹脂の重
量比が40/60〜60/40である熱接着性複合繊維
を繊維長20〜120mmの短繊維とし、目付10〜10
0g/m2 のウエッブを形成した後、100〜150℃
で弛緩熱処理することを特徴とする不織布の製造方法、
または、融点が80〜170℃の熱可塑性樹脂を島部と
し、島部の熱可塑性樹脂より融点が20℃以上高く、熱
収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹脂を接合して海部と
し、島部/海部の重量比が10/90〜30/70、海
部において接合した熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性
樹脂の重量比が40/60〜60/40である熱接着性
複合繊維を繊維長20〜120mmの短繊維とし、目付1
0〜100g/m2 のウエッブを形成した後、100〜
150℃で弛緩熱処理することを特徴とする不織布の製
造方法である。
ずれかの構成を有する。すなわち、融点が80〜170
℃の熱可塑性樹脂をシース部とし、シース部の熱可塑性
樹脂より融点が20℃以上高く、熱収縮特性の異なる2
種の熱可塑性樹脂を接合してコア部とし、シース部/コ
ア部の重量比が10/90〜30/70、コア部におい
て接合した熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹脂の重
量比が40/60〜60/40である熱接着性複合繊維
を繊維長20〜120mmの短繊維とし、目付10〜10
0g/m2 のウエッブを形成した後、100〜150℃
で弛緩熱処理することを特徴とする不織布の製造方法、
または、融点が80〜170℃の熱可塑性樹脂を島部と
し、島部の熱可塑性樹脂より融点が20℃以上高く、熱
収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹脂を接合して海部と
し、島部/海部の重量比が10/90〜30/70、海
部において接合した熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性
樹脂の重量比が40/60〜60/40である熱接着性
複合繊維を繊維長20〜120mmの短繊維とし、目付1
0〜100g/m2 のウエッブを形成した後、100〜
150℃で弛緩熱処理することを特徴とする不織布の製
造方法である。
【0015】以下、さらに詳細に本発明について説明す
る。
る。
【0016】前記構成における該熱接着性潜在捲縮複合
繊維を単独(100%使い)で用いて、該熱接着性潜在
捲縮複合繊維の融点が80〜170℃である熱可塑性樹
脂のみで繊維の交点が固定された不織布、あるいは、該
熱接着性潜在捲縮複合繊維を30重量%以上含有し、該
熱接着性潜在捲縮複合繊維の融点が80〜170℃であ
る熱可塑性樹脂により繊維の交点が固定されたものと、
エマルジョンによる接着が併用された不織布である。
繊維を単独(100%使い)で用いて、該熱接着性潜在
捲縮複合繊維の融点が80〜170℃である熱可塑性樹
脂のみで繊維の交点が固定された不織布、あるいは、該
熱接着性潜在捲縮複合繊維を30重量%以上含有し、該
熱接着性潜在捲縮複合繊維の融点が80〜170℃であ
る熱可塑性樹脂により繊維の交点が固定されたものと、
エマルジョンによる接着が併用された不織布である。
【0017】すなわち、本発明の複合繊維は、シース部
の融点より高い融点を有し、熱収縮特性が異なる2種類
の熱可塑性樹脂がサイドバイサイド型に接合したコア部
と、コア部に対して同芯型あるいはコア部表面の一部に
接合したシース部の3成分よりなる複合繊維で、しかも
100℃以上の弛緩熱処理で高捲縮を発現する複合繊維
とするものである。
の融点より高い融点を有し、熱収縮特性が異なる2種類
の熱可塑性樹脂がサイドバイサイド型に接合したコア部
と、コア部に対して同芯型あるいはコア部表面の一部に
接合したシース部の3成分よりなる複合繊維で、しかも
100℃以上の弛緩熱処理で高捲縮を発現する複合繊維
とするものである。
【0018】本発明のコア部の成分(A)および成分
(B)に使用されるポリエステルは、成分(A)および
成分(B)の両者の熱収縮特性に差があり、熱処理によ
って高度な捲縮が発現するようなポリエステル同志の組
み合わせとなれば特に限定されるものではない。使用可
能なポリエステルとしては、例えば、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキサ
メチレンテレフタレート等の炭素数2〜8のメチレン基
を有するポリアルキレンテレフタレート、4−または5
−ナトリウムスルホイソフタル酸、5−カリウムスルホ
イソフタル酸、4−ナトリウムスルホ2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸等の金属スルホネート基を有する芳香族
ジカルボン酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、アジピン
酸、セバチン酸等の脂肪族ジカルボン酸等を共重合した
ポリアルキレンテレフタレート、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール等
のグリコールを共重合したポリアルキレンテレフタレー
ト、ペンタエリスリトール等のポリオールを共重合した
ポリアルキレンテレフタレート、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール等のポリアルキレングリコールを共重合したポ
リアルキレンテレフタレート、ヒドロキシ安息香酸等の
オキシ酸を共重合したポリアルキレンテレフタレート
等、種々のポリエステルを挙げることができる。これら
の共重合成分による変性率は10モル%以下であること
が好ましい。また、本発明の複合繊維において成分
(B)に使用されるポリエチレンテレフタレートまたは
ポリアミドは、ポリエステル成分(A)との組み合わせ
により十分な潜在捲縮を繊維に付与せしめるものであれ
ば特に限定されず、例えば、6−ナイロン、66−ナイ
ロン、610−ナイロン、109−ナイロン、11−ナ
イロン、12−ナイロン等のポリアミドを使用すること
ができる。
(B)に使用されるポリエステルは、成分(A)および
成分(B)の両者の熱収縮特性に差があり、熱処理によ
って高度な捲縮が発現するようなポリエステル同志の組
み合わせとなれば特に限定されるものではない。使用可
能なポリエステルとしては、例えば、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキサ
メチレンテレフタレート等の炭素数2〜8のメチレン基
を有するポリアルキレンテレフタレート、4−または5
−ナトリウムスルホイソフタル酸、5−カリウムスルホ
イソフタル酸、4−ナトリウムスルホ2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸等の金属スルホネート基を有する芳香族
ジカルボン酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、アジピン
酸、セバチン酸等の脂肪族ジカルボン酸等を共重合した
ポリアルキレンテレフタレート、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール等
のグリコールを共重合したポリアルキレンテレフタレー
ト、ペンタエリスリトール等のポリオールを共重合した
ポリアルキレンテレフタレート、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール等のポリアルキレングリコールを共重合したポ
リアルキレンテレフタレート、ヒドロキシ安息香酸等の
オキシ酸を共重合したポリアルキレンテレフタレート
等、種々のポリエステルを挙げることができる。これら
の共重合成分による変性率は10モル%以下であること
が好ましい。また、本発明の複合繊維において成分
(B)に使用されるポリエチレンテレフタレートまたは
ポリアミドは、ポリエステル成分(A)との組み合わせ
により十分な潜在捲縮を繊維に付与せしめるものであれ
ば特に限定されず、例えば、6−ナイロン、66−ナイ
ロン、610−ナイロン、109−ナイロン、11−ナ
イロン、12−ナイロン等のポリアミドを使用すること
ができる。
【0019】上記のポリエステル成分(A)とポリエス
テルまたはポリアミド成分(B)の組み合わせについて
は、高度な潜在捲縮性能を有する複合繊維であれば、成
分(A)および成分(B)の各々のポリマー素材は任意
に選ぶことができるが、好ましくはポリエステル同志の
組み合わせがよい。
テルまたはポリアミド成分(B)の組み合わせについて
は、高度な潜在捲縮性能を有する複合繊維であれば、成
分(A)および成分(B)の各々のポリマー素材は任意
に選ぶことができるが、好ましくはポリエステル同志の
組み合わせがよい。
【0020】本発明においては、特に成分(A)はエチ
レンテレフタレート単位を主たる構成単位とする共重合
ポリエステルであり、共重合成分としてイソフタル酸、
フタル酸、オキシ安息香酸、ビスフェノールA等を用い
たポリエチレンテレフタレート系共重合ポリエステルで
あることが好ましい。
レンテレフタレート単位を主たる構成単位とする共重合
ポリエステルであり、共重合成分としてイソフタル酸、
フタル酸、オキシ安息香酸、ビスフェノールA等を用い
たポリエチレンテレフタレート系共重合ポリエステルで
あることが好ましい。
【0021】固有粘度は特に限定されるものではない
が、成分(A)は0.45〜0.65、成分(B)は
0.55〜0.70程度であればよい。
が、成分(A)は0.45〜0.65、成分(B)は
0.55〜0.70程度であればよい。
【0022】シース部の熱可塑性樹脂は、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレン共重合
体、エチレンブテン共重合体、エチレンオクテン共重合
体、エチレン酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン
あるいはオレフィン共重合体、ポリヘキサメチレンテレ
フタレート、ポリヘキサメチレンブチレンテレフタレー
ト、ポリヘキサメチレンテレフタレートイソフタレート
などのポリエステルあるいは共重合ポリエステル等の熱
可塑性ポリマーから選ばれた少なくとも一種類のポリマ
ーである。これらのポリマーはコア成分ポリマーの溶融
温度より20℃以上低い溶融流動開始温度であり、シー
ス部の溶融流動開始温度が高くなると、接着強力が十分
でなく、コア部とシース部の区分が明確でなくなり、か
つ風合の硬い繊維製品になる場合がある。
エチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレン共重合
体、エチレンブテン共重合体、エチレンオクテン共重合
体、エチレン酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン
あるいはオレフィン共重合体、ポリヘキサメチレンテレ
フタレート、ポリヘキサメチレンブチレンテレフタレー
ト、ポリヘキサメチレンテレフタレートイソフタレート
などのポリエステルあるいは共重合ポリエステル等の熱
可塑性ポリマーから選ばれた少なくとも一種類のポリマ
ーである。これらのポリマーはコア成分ポリマーの溶融
温度より20℃以上低い溶融流動開始温度であり、シー
ス部の溶融流動開始温度が高くなると、接着強力が十分
でなく、コア部とシース部の区分が明確でなくなり、か
つ風合の硬い繊維製品になる場合がある。
【0023】コア部の成分(A)/成分(B)の接合比
は、体積比で30/70〜70/30、好ましくは40
/60〜60/40の範囲で複合紡糸することが望まし
い。成分(A)または成分(B)が20%未満となる
と、捲縮発現能が低下し、目的とする優れた弾性回復性
を有する不織布が得られない。
は、体積比で30/70〜70/30、好ましくは40
/60〜60/40の範囲で複合紡糸することが望まし
い。成分(A)または成分(B)が20%未満となる
と、捲縮発現能が低下し、目的とする優れた弾性回復性
を有する不織布が得られない。
【0024】また、接合比が50/50から外れるに従
って口金吐出部でニーリング現象を起こしやすくなるの
で、45/55〜55/45が紡糸安定性および品質の
面で最も好ましい。
って口金吐出部でニーリング現象を起こしやすくなるの
で、45/55〜55/45が紡糸安定性および品質の
面で最も好ましい。
【0025】一方、シース部/コア部の成分比は、体積
比で10/90〜50/50、好ましくは10/90〜
30/70の範囲で複合紡糸することが望ましい。
比で10/90〜50/50、好ましくは10/90〜
30/70の範囲で複合紡糸することが望ましい。
【0026】シース部が10%未満になると繊維間の接
着強力が十分でなく、製品が毛羽立って外観が悪くな
る。50%以上になると、接着強力は十分であるが、不
織布の目的とする弾性回復性の良好なものが得られな
い。
着強力が十分でなく、製品が毛羽立って外観が悪くな
る。50%以上になると、接着強力は十分であるが、不
織布の目的とする弾性回復性の良好なものが得られな
い。
【0027】シース部とコア部の複合形態は特に限定さ
れないが、コア部は弛緩熱処理によってスパイラルクリ
ンプを発現する潜在捲縮繊維であり、最も潜在捲縮を発
現させるためサイドバイサイド型が好ましく、シース部
はこのサイドバイサイド複合のコア部を芯とした同芯型
3成分複合形態(図1)あるいは偏心型3成分複合形態
(図2,図3)またはシース部がコア部表面の一部を構
成する3成分複合形態(図4)等が例として挙げられ
る。
れないが、コア部は弛緩熱処理によってスパイラルクリ
ンプを発現する潜在捲縮繊維であり、最も潜在捲縮を発
現させるためサイドバイサイド型が好ましく、シース部
はこのサイドバイサイド複合のコア部を芯とした同芯型
3成分複合形態(図1)あるいは偏心型3成分複合形態
(図2,図3)またはシース部がコア部表面の一部を構
成する3成分複合形態(図4)等が例として挙げられ
る。
【0028】次に、高度な伸縮性、伸長回復性を有する
不織布を得るために、本発明の熱接着性潜在捲縮複合繊
維は熱処理後、三次元捲縮を有することが好ましい。
不織布を得るために、本発明の熱接着性潜在捲縮複合繊
維は熱処理後、三次元捲縮を有することが好ましい。
【0029】すなわち、該複合繊維は梳綿機などにより
ウェブに成型後、そのままの状態あるいはニードルパン
チなどにより不織布に成型されるが、不織布で最も優れ
た伸縮性、伸長回復性を得るためには、該複合繊維の1
00℃以上における無荷重下熱処理によって発現するス
パイラル状の捲縮、即ち、構造差による発現捲縮を、捲
縮数40山/25mm以上、捲縮度30%以上とすること
が必要である。
ウェブに成型後、そのままの状態あるいはニードルパン
チなどにより不織布に成型されるが、不織布で最も優れ
た伸縮性、伸長回復性を得るためには、該複合繊維の1
00℃以上における無荷重下熱処理によって発現するス
パイラル状の捲縮、即ち、構造差による発現捲縮を、捲
縮数40山/25mm以上、捲縮度30%以上とすること
が必要である。
【0030】一方、最近のユーザーの志向として、軽量
でソフトかつ伸縮回復性の大きい不織布が要望されてお
り、これらの要望に対して不織布の形状も薄くなり、し
かも厚みムラのない、繊維が抜けにくく均斉なものが求
められるようになってきた。そこで、前述したように、
より強い潜在捲縮能をもつ複合繊維については、捲縮発
現処理前の捲縮数N(即ち、この捲縮は機械捲縮が主体
で、他に若干の発現捲縮を含むが、以下、単に機械捲縮
と略称する)を、8〜20山/25mm、好ましくは8〜
15山/25mm、捲縮度数比Yを、 −0.07N+1.8≦Y≦−0.07N+2.0 に設定することによって、目標の繊維とすることができ
る。
でソフトかつ伸縮回復性の大きい不織布が要望されてお
り、これらの要望に対して不織布の形状も薄くなり、し
かも厚みムラのない、繊維が抜けにくく均斉なものが求
められるようになってきた。そこで、前述したように、
より強い潜在捲縮能をもつ複合繊維については、捲縮発
現処理前の捲縮数N(即ち、この捲縮は機械捲縮が主体
で、他に若干の発現捲縮を含むが、以下、単に機械捲縮
と略称する)を、8〜20山/25mm、好ましくは8〜
15山/25mm、捲縮度数比Yを、 −0.07N+1.8≦Y≦−0.07N+2.0 に設定することによって、目標の繊維とすることができ
る。
【0031】複合繊維の機械捲縮数が8山/25mmより
少ないと、梳綿機通過性が低下し、得られたウェブは均
一性の劣ったものになってしまう。
少ないと、梳綿機通過性が低下し、得られたウェブは均
一性の劣ったものになってしまう。
【0032】一方、機械捲縮数が20山/25mmを超え
ると、梳綿時にネップが発生して表面品位の優れた不織
布が得られなくなる。
ると、梳綿時にネップが発生して表面品位の優れた不織
布が得られなくなる。
【0033】また、機械捲縮の度数比Yが、−0.07
N+1.8を下まわると、梳綿後のウェブ絡合性が低下
して不織布の製造工程でウェブ切れが発生し易くなり、
特に厚みの少ない薄手の不織布を製造する場合にはウェ
ブ切れが起こり、安定な不織布の製造が困難になる。
N+1.8を下まわると、梳綿後のウェブ絡合性が低下
して不織布の製造工程でウェブ切れが発生し易くなり、
特に厚みの少ない薄手の不織布を製造する場合にはウェ
ブ切れが起こり、安定な不織布の製造が困難になる。
【0034】一方、機械捲縮の度数比Yが、−0.07
N+2.0を上まわると、繊維間の絡みが大きくなるこ
とから、梳綿ムラが起こり、梳綿後のウェブに厚みムラ
が発生して不織布の表面品位を低下させてしまうと共
に、厚みムラによる不織布の強度低下も引き起こしてし
まう。特に薄手不織布の製造時の場合、その傾向は顕著
となる。
N+2.0を上まわると、繊維間の絡みが大きくなるこ
とから、梳綿ムラが起こり、梳綿後のウェブに厚みムラ
が発生して不織布の表面品位を低下させてしまうと共
に、厚みムラによる不織布の強度低下も引き起こしてし
まう。特に薄手不織布の製造時の場合、その傾向は顕著
となる。
【0035】このような熱接着性潜在捲縮複合繊維は、
前記したコア部複合成分の固有粘度差、延伸工程での定
長熱処理条件、機械捲縮付与時のトウ温度、押圧、機械
捲縮付与後の捲縮固定のための弛緩熱処理条件等を適正
に選ぶことによって得ることができる。
前記したコア部複合成分の固有粘度差、延伸工程での定
長熱処理条件、機械捲縮付与時のトウ温度、押圧、機械
捲縮付与後の捲縮固定のための弛緩熱処理条件等を適正
に選ぶことによって得ることができる。
【0036】例えば、コア部の成分(A)のポリエステ
ルの極限粘度を0.65〜0.69、コア部成分(B)
のポリエステルの極限粘度を0.53〜0.69、シー
ス部のポリエステルの極限粘度を0.50〜0.60と
したポリマーを3成分複合紡糸して、適正倍率で延伸
後、シース部の融点より20℃以上低い温度で定長熱処
理を行なって、発現捲縮を潜在化させ、しかる後、スタ
フィングボックス型クリンパーで機械捲縮を付与した
後、シース部の融点より20℃以上低い温度で弛緩熱処
理を行なって機械捲縮を固定させる。
ルの極限粘度を0.65〜0.69、コア部成分(B)
のポリエステルの極限粘度を0.53〜0.69、シー
ス部のポリエステルの極限粘度を0.50〜0.60と
したポリマーを3成分複合紡糸して、適正倍率で延伸
後、シース部の融点より20℃以上低い温度で定長熱処
理を行なって、発現捲縮を潜在化させ、しかる後、スタ
フィングボックス型クリンパーで機械捲縮を付与した
後、シース部の融点より20℃以上低い温度で弛緩熱処
理を行なって機械捲縮を固定させる。
【0037】なお、前記弛緩熱処理工程で潜在化させた
構造差捲縮が顕在化しないように、機械捲縮付与時のト
ウ温度を常温から95℃の範囲で付与した後、トウの集
束性を乱さないよう弛緩熱処理する必要がある。また、
弛緩熱処理温度を定長熱処理温度より低目に設定するこ
とは、発現捲縮の繊維段階での潜在化、ウェブでの顕在
化において重要である。
構造差捲縮が顕在化しないように、機械捲縮付与時のト
ウ温度を常温から95℃の範囲で付与した後、トウの集
束性を乱さないよう弛緩熱処理する必要がある。また、
弛緩熱処理温度を定長熱処理温度より低目に設定するこ
とは、発現捲縮の繊維段階での潜在化、ウェブでの顕在
化において重要である。
【0038】このようにして得られた本発明の熱接着性
潜在捲縮複合繊維よりなる原綿は、該原綿を単独で梳綿
機などによりウェブを形成し、得られたウェブをそのま
ま100〜160℃の弛緩熱処理して潜在捲縮を顕在化
させることにより、繊維同志の絡みを生じ、かつシース
部の低融点の熱可塑性樹脂がスポット的に融着し、立体
的に網目構造が形成されるので、従来の優れた弾性回復
性を有する不織布よりも伸長回復性が約1.5倍の高性
能な不織布が得られる。また必要に応じてウェブにニー
ドルパンチを施した後、弛緩熱処理してもよいが、伸長
回復性はニードルパンチを施さないものに比べて若干低
下する。
潜在捲縮複合繊維よりなる原綿は、該原綿を単独で梳綿
機などによりウェブを形成し、得られたウェブをそのま
ま100〜160℃の弛緩熱処理して潜在捲縮を顕在化
させることにより、繊維同志の絡みを生じ、かつシース
部の低融点の熱可塑性樹脂がスポット的に融着し、立体
的に網目構造が形成されるので、従来の優れた弾性回復
性を有する不織布よりも伸長回復性が約1.5倍の高性
能な不織布が得られる。また必要に応じてウェブにニー
ドルパンチを施した後、弛緩熱処理してもよいが、伸長
回復性はニードルパンチを施さないものに比べて若干低
下する。
【0039】一方、本発明の熱接着性潜在捲縮複合繊維
よりなる原綿と通常のポリエステル繊維等の合成繊維と
混綿して梳綿機などによりウェブを形成し、得られたウ
ェブをそのままあるいは必要に応じてニードルパンチを
施した後、熱処理して潜在捲縮を顕在化させる場合は、
該熱接着性潜在捲縮複合繊維よりなる原綿は30重量%
以上含有させる必要がある。30重量%以下では接着強
力が低下して好ましくない。
よりなる原綿と通常のポリエステル繊維等の合成繊維と
混綿して梳綿機などによりウェブを形成し、得られたウ
ェブをそのままあるいは必要に応じてニードルパンチを
施した後、熱処理して潜在捲縮を顕在化させる場合は、
該熱接着性潜在捲縮複合繊維よりなる原綿は30重量%
以上含有させる必要がある。30重量%以下では接着強
力が低下して好ましくない。
【0040】ウェブの熱処理温度は、本発明の熱接着性
潜在捲縮複合繊維が十分な捲縮を発現できるような温度
であれば特に限定されるものではないが、該熱接着性潜
在捲縮複合繊維のシース部の融点以上で、120℃〜1
60℃程度が適当である。
潜在捲縮複合繊維が十分な捲縮を発現できるような温度
であれば特に限定されるものではないが、該熱接着性潜
在捲縮複合繊維のシース部の融点以上で、120℃〜1
60℃程度が適当である。
【0041】以上のとおり、本発明の熱接着性潜在捲縮
複合繊維はポリマー組成の特定化と共に、その製糸工程
での定長熱処理温度条件、機械捲縮付与条件、弛緩熱処
理条件などを特定化することによって、所期のものが得
られるのである。
複合繊維はポリマー組成の特定化と共に、その製糸工程
での定長熱処理温度条件、機械捲縮付与条件、弛緩熱処
理条件などを特定化することによって、所期のものが得
られるのである。
【0042】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、本発明に記述した諸物性の測定法は次の通り
である。
る。なお、本発明に記述した諸物性の測定法は次の通り
である。
【0043】(1)発現捲縮数および発現捲縮度 試料である複合繊維100gをオープナーで開繊後、ロ
ーラカードで梳綿してウェブを作製した。このウェブを
20×20cmの大きさに切断し、該ウェブ2.5gを1
80℃のオーブンで3分間熱処理する。この熱処理ウェ
ブの中央部から10〜20本の単繊維を機械捲縮が引き
伸ばされないように取り出し、JISL1015−7−
12−1およびJIS L1015−7−12−2の方
法に準じて測定する。
ーラカードで梳綿してウェブを作製した。このウェブを
20×20cmの大きさに切断し、該ウェブ2.5gを1
80℃のオーブンで3分間熱処理する。この熱処理ウェ
ブの中央部から10〜20本の単繊維を機械捲縮が引き
伸ばされないように取り出し、JISL1015−7−
12−1およびJIS L1015−7−12−2の方
法に準じて測定する。
【0044】 (2)機械捲縮数、機械捲縮度および機械捲縮度数比 機械捲縮数、機械捲縮度はJIS L1015−7−1
2−1およびJISL1015−7−12−2の方法に
準じて測定する。
2−1およびJISL1015−7−12−2の方法に
準じて測定する。
【0045】機械捲縮度数比は前記方法で測定した機械
捲縮度を機械捲縮数で除した値である。
捲縮度を機械捲縮数で除した値である。
【0046】(3)極限粘度 o−クロロフェノール溶液中、25℃で常法に従い測定
する。
する。
【0047】(4)繊度 JIS L1015−7−51Aの方法に準ずる。
【0048】(5)平均繊維長(カット長) JIS L1015A法(ステープルダイヤグラム法)
に準ずる。
に準ずる。
【0049】(6)収縮率 JIS L1015−7−15−2の方法に準ずる。
【0050】(7)不織布の2倍伸長回復率 自記記録装置付定速伸長形引張試験機を用い、初荷重3
0gのもとで、つかみ間の距離を10cm(L0 )となる
ように試験片を取りつけ、引張速度20cm/分で元の長
さの2倍まで伸ばした後、直ちに同じ速度で元の位置ま
で戻す。これを5回繰り返し、次の式で2倍伸長回復率
(%)を求め、それぞれ3回以上の平均値で表わす(小
数点以下1桁まで)。
0gのもとで、つかみ間の距離を10cm(L0 )となる
ように試験片を取りつけ、引張速度20cm/分で元の長
さの2倍まで伸ばした後、直ちに同じ速度で元の位置ま
で戻す。これを5回繰り返し、次の式で2倍伸長回復率
(%)を求め、それぞれ3回以上の平均値で表わす(小
数点以下1桁まで)。
【0051】 2倍伸長回復率={(2L0 −L5 )/L0 }×100 但し、L0 :初荷重30gのもとでつかみ間の距離(c
m) L5 :5回繰り返し荷重した後の残留伸び(cm) (実施例) <原綿の作製>コア成分(A)としてイソフタル酸を7
モル%、ビスフェノールA4.5モル%共重合したポリ
エチレンテレフタレート系ポリエステルで極限粘度0.
65、コア成分(B)として極限粘度0.65のポリエ
チレンテレフタレートを用い、シース成分としてイソフ
タル酸40モル%共重合したポリエチレンテレフタレー
ト系ポリエステルで極限粘度0.55を用いて、紡糸温
度285℃、紡糸口金孔数24孔、引取速度1350m
/分、吐出量18.1l/分で、シース部/コア部の複
合比0/100〜70/30、コア成分(A)/コア成
分(B)のサイドバイサイド型複合比20/80〜80
/20の3成分複合繊維を紡糸した。
m) L5 :5回繰り返し荷重した後の残留伸び(cm) (実施例) <原綿の作製>コア成分(A)としてイソフタル酸を7
モル%、ビスフェノールA4.5モル%共重合したポリ
エチレンテレフタレート系ポリエステルで極限粘度0.
65、コア成分(B)として極限粘度0.65のポリエ
チレンテレフタレートを用い、シース成分としてイソフ
タル酸40モル%共重合したポリエチレンテレフタレー
ト系ポリエステルで極限粘度0.55を用いて、紡糸温
度285℃、紡糸口金孔数24孔、引取速度1350m
/分、吐出量18.1l/分で、シース部/コア部の複
合比0/100〜70/30、コア成分(A)/コア成
分(B)のサイドバイサイド型複合比20/80〜80
/20の3成分複合繊維を紡糸した。
【0052】次いで、該未延伸糸を延伸後のトウデニー
ルが10万デニールとなるべく合糸して、延伸倍率3.
0倍、延伸浴温度80℃で延伸し、クリンパーで機械捲
縮を付与した。
ルが10万デニールとなるべく合糸して、延伸倍率3.
0倍、延伸浴温度80℃で延伸し、クリンパーで機械捲
縮を付与した。
【0053】さらに、70℃の熱セッターで乾燥した
後、仕上油剤を付与して、カット長64mmに切断して、
繊度1.9デニール、捲縮数10山/25mm、捲縮度
7.2%の熱接着性潜在捲縮複合繊維を得た。
後、仕上油剤を付与して、カット長64mmに切断して、
繊度1.9デニール、捲縮数10山/25mm、捲縮度
7.2%の熱接着性潜在捲縮複合繊維を得た。
【0054】<不織布の作製>前記原綿Aを100%使
いでオープナーにかけて開繊した後、それぞれローラー
型梳綿機で目付25g/m2 のウェブを得た。このウェ
ブを乾風乾燥機中に70〜160℃で3分間自由熱処理
を行ない、不織布を作製した。このように作製した不織
布の物性を表1に示す。
いでオープナーにかけて開繊した後、それぞれローラー
型梳綿機で目付25g/m2 のウェブを得た。このウェ
ブを乾風乾燥機中に70〜160℃で3分間自由熱処理
を行ない、不織布を作製した。このように作製した不織
布の物性を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】本発明の熱接着性潜在捲縮複合繊維は、
熱接着性と潜在捲縮性を兼備した複合繊維であり、該複
合繊維の100℃無荷重下の熱処理で発現する捲縮数、
および捲縮発現処理前の機械捲縮数、同捲縮度数比を所
定範囲としたことによって、 .熱接着性繊維と潜在捲縮繊維を混綿する必要がな
く、工程の省略化が可能になる。
熱接着性と潜在捲縮性を兼備した複合繊維であり、該複
合繊維の100℃無荷重下の熱処理で発現する捲縮数、
および捲縮発現処理前の機械捲縮数、同捲縮度数比を所
定範囲としたことによって、 .熱接着性繊維と潜在捲縮繊維を混綿する必要がな
く、工程の省略化が可能になる。
【0057】.衛生材、衣料芯地、スポーツ衣料、寝
具等の高度な伸縮性能を必要とする不織布用途に適した
繊維となる。
具等の高度な伸縮性能を必要とする不織布用途に適した
繊維となる。
【0058】.ネップや厚みムラのない表面品位の優
れた不織布が提供できる。
れた不織布が提供できる。
【0059】などの顕著な効果を奏する。
【図1】本発明の熱接着性潜在捲縮複合繊維の一例を示
す断面図。
す断面図。
【図2】本発明の熱接着性潜在捲縮複合繊維の別の例を
示す断面図。
示す断面図。
【図3】本発明の熱接着性潜在捲縮複合繊維の別の例を
示す断面図。
示す断面図。
【図4】本発明の熱接着性潜在捲縮複合繊維の別の例を
示す断面図。
示す断面図。
1:共重合ポリエステル 2:ポリエステル 3:低融点熱可塑性樹脂
Claims (5)
- 【請求項1】融点が80〜170℃の熱可塑性樹脂をシ
ース部とし、シース部の熱可塑性樹脂より融点が20℃
以上高く、熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹脂を接
合してコア部とする熱接着性複合繊維において、シース
部/コア部の重量比が10/90〜30/70、コア部
において接合した熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹
脂の重量比が40/60〜60/40であることを特徴
とする熱接着性複合繊維。 - 【請求項2】融点が80〜170℃の熱可塑性樹脂を島
部とし、島部の熱可塑性樹脂より融点が20℃以上高
く、熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹脂を接合して
海部とする熱接着性複合繊維において、島部が繊維表面
の2ヵ所以上を形成し、島部/海部の重量比が10/9
0〜30/70、海部において接合した熱収縮特性の異
なる2種の熱可塑性樹脂の重量比が40/60〜60/
40であることを特徴とする熱接着性複合繊維。 - 【請求項3】100℃における無荷重下熱処理時の発現
捲縮数が40山/25mm以上であり、捲縮発現処理前に
おける捲縮数Nと捲縮度数比Yが下記(I)、(II)
式を満たすことを特徴とする請求項1または請求項2記
載の熱接着性複合繊維。 8≦N≦20 … (I) −0.07N+1.8≦Y≦−0.07N+2.0 … (II) - 【請求項4】融点が80〜170℃の熱可塑性樹脂をシ
ース部とし、シース部の熱可塑性樹脂より融点が20℃
以上高く、熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹脂を接
合してコア部とし、シース部/コア部の重量比が10/
90〜30/70、コア部において接合した熱収縮特性
の異なる2種の熱可塑性樹脂の重量比が40/60〜6
0/40である熱接着性複合繊維を繊維長20〜120
mmの短繊維とし、目付10〜100g/m2 のウエッブ
を形成した後、100〜150℃で弛緩熱処理すること
を特徴とする不織布の製造方法。 - 【請求項5】融点が80〜170℃の熱可塑性樹脂を島
部とし、島部の熱可塑性樹脂より融点が20℃以上高
く、熱収縮特性の異なる2種の熱可塑性樹脂を接合して
海部とし、島部/海部の重量比が10/90〜30/7
0、海部において接合した熱収縮特性の異なる2種の熱
可塑性樹脂の重量比が40/60〜60/40である熱
接着性複合繊維を繊維長20〜120mmの短繊維とし、
目付10〜100g/m2 のウエッブを形成した後、1
00〜150℃で弛緩熱処理することを特徴とする不織
布の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5066634A JPH06280147A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 熱接着性複合繊維およびそれを用いた不織布の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5066634A JPH06280147A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 熱接着性複合繊維およびそれを用いた不織布の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06280147A true JPH06280147A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13321528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5066634A Pending JPH06280147A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 熱接着性複合繊維およびそれを用いた不織布の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06280147A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114521216A (zh) * | 2019-10-08 | 2022-05-20 | 东丽株式会社 | 芯鞘复合纤维及复丝 |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP5066634A patent/JPH06280147A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114521216A (zh) * | 2019-10-08 | 2022-05-20 | 东丽株式会社 | 芯鞘复合纤维及复丝 |
| CN114521216B (zh) * | 2019-10-08 | 2024-11-19 | 东丽株式会社 | 芯鞘复合纤维及复丝 |
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