JPH06280728A - エンジンのノッキング検出装置 - Google Patents

エンジンのノッキング検出装置

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JPH06280728A
JPH06280728A JP9708493A JP9708493A JPH06280728A JP H06280728 A JPH06280728 A JP H06280728A JP 9708493 A JP9708493 A JP 9708493A JP 9708493 A JP9708493 A JP 9708493A JP H06280728 A JPH06280728 A JP H06280728A
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JP
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level
knock
knock determination
noise level
engine
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Application number
JP9708493A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nose
宏 能瀬
Yasushi Kono
泰 河野
Takahiro Sakaguchi
孝弘 坂口
Kazuki Murakami
一樹 村上
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】点火時期のリタード量に応じてノイズレベル判
定区間を回転角遅れ側に移行することで、安定した判定
レベルを確保して、ノック判定レベルのレベルダウンに
よる誤判定を防止し、エンジン制御性の向上を図る。 【構成】所定のノイズレベル判定区間におけるノックセ
ンサP2出力の最大値に基づいてノイズレベルを演算す
るノイズレベル演算手段P1と、ノイズレベル演算手段
P1で演算されたノイズレベルに基づいて所定のノック
判定区間におけるノック判定レベルを演算するノック判
定レベル演算手段P3と、上記ノック判定区間でのノッ
クセンサP2出力が上記ノック判定レベルを越えるか否
かを判定するノック判定手段P4と、ノック判定手段P
4によるノッキング判定時に点火時期をリタードする点
火リタード手段P5とを備えたエンジンのノッキング検
出装置であって、点火リタード手段P5による点火時期
のリタード量に応じて上記ノイズレベル判定区間を回転
角遅れ側に移動させる区間移動手段P6を備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ノックセンサ出力に
基づいてノッキングを検出した時に、点火時期をリター
ドするような点火リタード手段を備えたエンジンのノッ
キング検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのノッキングを検出する
装置としては、例えば、特開昭58−28646号公報
に記載の装置がある。すなわち、ノッキング判定基準レ
ベルを形成する場合、ノックセンサ(振動センサ)から
の信号のうち、ノッキング強度によって変化しない周波
数帯域(例えは4〜5KHz )の信号のみをバンドパスフ
ィルタにより抽出し、これを平均化してノッキング判定
基準レベルを形成することで、正確なノッキング判定を
行なうように構成したエンジンのノッキング検出装置で
ある。
【0003】そして、上述のノッキング発生時には、ノ
ッキングを防止する目的で点火時期をリタードさせるの
が一般的であるが、ノッキング検出装置と点火時期リタ
ード手段とを組合わせた場合には次のような問題点が発
生する。
【0004】つまり、図10にタイムチャートで示すよ
うに回転角検出信号(レシプロエンジンの場合にはクラ
ンク角検出信号、ロートリピストンエンジンの場合には
エキセントリックシャフトの回転角検出信号のことで所
謂N信号)の1つのパルスP1と次のパルスP2との間
をノイズレベル判定区間に設定し、このノイズレベル判
定区間におけるノックセンサ信号の最大値に基づいてノ
イズレベルn1を演算し、次のパルスP2、P3間をノ
ック判定区間に設定して、このノック判定区間では上述
のノイズレベルn1を数倍にしたノック判定レベルL1
を演算し、図10に点線で示しすようにノックセンサ出
力が上述のノック判定レベルL1を越えた時に、ノッキ
ング発生と判定して点火時期をリタードするが、点火時
期がリタードされた場合のリノックセンサ信号は同図に
示すように点火時期をリタードさせないノックセンサ信
号に対して回転角遅れ側にずれる。
【0005】このため、上述の各パルスP1、P2間の
ノイズレベル判定区間におけるノックセンサ信号の最大
値が小さくなり、ノイズレベルはn1からn2に小さく
なり、これによりノック判定レベルもL1からL2に小
さくなるため、本来ノッキングが解消されているにもか
かわらず、ノック判定レベルのレベルダウンにより、ノ
ッキングであると誤判定する問題点があった。
【0006】加えて、上述のように点火時期をリタード
すると、初期の着火始めがトップ期に近づくため、特に
ピストン上死点時に燃焼室における2つの点火プラグ間
の連通を絞る絞り部が形成された燃焼室構成壁を備えた
ロータリピストンエンジンのような装置においては、上
述の点火リタードにより絞り部のスキッシュエリアが狭
小となり、リーディング側点火プラグからの火炎伝播と
トレーリング側点火プラグからの火炎伝播とが同一タイ
ミングで上述の絞り部に到達して、この絞り部に局部的
な圧力上昇が発生し、この圧力波が燃焼室内に伝わる遅
角共振の共振レベルが大きくなり、この遅角共振はノッ
キングの周波数帯域と同帯域であるため、電気回路要素
のバイパスフィルタを設けても、遅角共振とノッキング
とを区別することは不可能で、この遅角共振をノッキン
グと誤判定し、ノッキング誤判定、点火時期リタード、
ノック判定レベルのレヘルダウンおよび遅角共振の共振
レベルアップ、ノッキング誤判定、点火時期リタードと
いう悪循環が繰返えされ、最終的にはパワーダウン制御
が不所望に実行される問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明(第1発明)は、点火時期のリタード量に応じ
てノイズレベル判定区間を回転角遅れ側に移行すること
で、安定した判定レベルを確保して、ノック判定レベル
のレベルダウンによる誤判定を防止し、エンジン制御性
の向上を図ることができるエンジンのノッキング検出装
置の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、遅角共振による誤判
定を防止したノック判定を実行することができるエンジ
ンのノッキング検出装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、遅角共振が発生しや
すい燃焼室形状のロータリピストンエンジンにおいて、
遅角共振による誤判定を防止したノック判定を実行する
ことができるエンジンのノッキング検出装置の提供を目
的とする。
【0010】この発明の請求項4記載の発明(第2発
明)は、点火時期のリタードが開始された時、リタード
前におけるノック判定レベルを記憶維持することで、安
定した判定レベルを確保して、ノック判定レベルのレベ
ルダウンに起因する誤判定を防止し、かつ遅角共振によ
る誤判定を防止したノック判定を実行することができる
エンジンのノッキング検出装置の提供を目的とする。
【0011】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の目的と併せて、エンジンの運転状態
が変化した時に、ノック判定レベルの維持を解除するこ
とで、運転状態に対応した適正なノック判定レベルに更
新することができるエンジンのノッキング検出装置の提
供を目的とする。
【0012】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項4または5記載の発明の目的と併せて、遅角共振が
発生しやすい燃焼室形状のロータリピストンエンジンに
おいて、遅角共振による誤判定を防止したノック判定を
実行することができるエンジンのノッキング検出装置の
提供を目的とする。
【0013】この発明の請求項7記載の発明(第3発
明)は、点火リタード量に応じてノック判定レベルを増
大補正することで、安定した判定レベルを確保して、ノ
ック判定レベルのレベルダウンに起因する誤判定を防止
し、かつ遅角共振による誤判定を防止したノック判定を
実行することができるエンジンのノッキング検出装置の
提供を目的とする。
【0014】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項7記載の発明の目的と併せて、遅角共振が発生しや
すい燃焼室形状のロータリピストンエンジンにおいて、
遅角共振による誤判定を防止したノック判定を実行する
ことができるエンジンのノッキング検出装置の提供を目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明(第1発明)は、所定のノイズレベル判定区間に
おけるノックセンサ出力の最大値に基づいてノイズレベ
ルを演算するノイズレベル演算手段と、上記ノイズレベ
ル演算手段で演算されたノイズレベルに基づいて所定の
ノック判定区間におけるノック判定レベルを演算するノ
ック判定レベル演算手段と、上記ノック判定区間でのノ
ックセンサ出力が上記ノック判定レベルを越えるか否か
を判定するノック判定手段と、上記ノック判定手段によ
るノッキング判定時に点火時期をリタードする点火リタ
ード手段とを備えたエンジンのノッキング検出装置であ
って、上記点火リタード手段による点火時期のリタード
量に応じて上記ノイズレベル判定区間を回転角遅れ側に
移動させる区間移動手段を備えたエンジンのノッキング
検出装置であることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、燃焼室に設けられる
少なくとも2つの点火プラグと、ピストン上死点時に上
記燃焼室における少なくとも2つの点火プラグ間の連通
を絞る絞り部が形成された燃焼室構成壁とを備えたエン
ジンのノッキング検出装置であることを特徴とする。
【0017】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記エンジンをロー
タリピストンエンジンに設定したエンジンのノッキング
検出装置であることを特徴とする。
【0018】この発明の請求項4記載の発明(第2発
明)は、所定のノイズレベル判定区間におけるノックセ
ンサ出力の最大値に基づいてノイズレベルを演算するノ
イズレベル演算手段と、上記ノイズレベル演算手段で演
算されたノイズレベルに基づいて所定のノック判定区間
におけるノック判定レベルを演算するノック判定レベル
演算手段と、上記ノック判定区間でのノックセンサ出力
が上記ノック判定レベルを越えるか否かを判定するノッ
ク判定手段と、上記ノック判定手段によるノッキング判
定時に点火時期をリタードする点火リタード手段とを備
えたエンジンのノッキング検出装置であって、上記点火
リタード手段による点火リタードの開始を検出するリタ
ード開始検出手段と、上記点火リタードが開始された時
に設定されたノック判定レベルを記憶する記憶手段と、
上記ノック判定レベルを所定サイクル維持するレベル維
持手段と、燃焼室に設けられる少なくとも2つの点火プ
ラグと、ピストン上死点時に上記燃焼室における少なく
とも2つの点火プラグ間の連通を絞る絞り部が形成され
た燃焼室構成壁とを備えたエンジンのノッキング検出装
置であることを特徴とする。
【0019】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の構成と併せて、運転状態の変化を検
出する運転状態検出手段と、運転状態が変化した時、上
記ノック判定レベルの維持を解除するレベル解除手段と
を備えたエンジンのノッキング装置であることを特徴と
する。
【0020】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項4または5記載の発明の構成と併せて、上記エンジ
ンをロータリピストンエンジンに設定したエンジンのノ
ッキング検出装置であることを特徴とする。
【0021】この発明の請求項7記載の発明(第3発
明)は、所定のノイズレベル判定区間におけるノックセ
ンサ出力の最大値に基づいてノイズレベルを演算するノ
イズレベル演算手段と、上記ノイズレベル演算手段で演
算されたノイズレベルに基づいて所定のノック判定区間
におけるノック判定レベルを演算するノック判定レベル
演算手段と、上記ノック判定区間でのノックセンサ出力
が上記ノック判定レベルを越えるか否かを判定するノッ
ク判定手段と、上記ノック判定手段によるノッキング判
定時に点火時期をリタードする点火リタード手段とを備
えたエンジンのノッキング検出装置であって、上記点火
リタード手段による点火リタード量の増加に応じて上記
ノック判定レベル演算手段によるノック判定レベルを増
大補正するレベル補正手段と、燃焼室に設けられる少な
くとも2つの点火プラグと、ピストン上死点時に上記燃
焼室における少なくとも2つの点火プラグ間の連通を絞
る絞り部が形成された燃焼室構成壁とを備えたエンジン
のノッキング検出装置であることを特徴とする。
【0022】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項7記載の発明の構成と併せて、上記エンジンをロー
タリピストンエンジンに設定したエンジンのノッキング
検出装置であることを特徴とする。
【0023】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明(第1発
明)によれば、図9にクレーム対応図で示すように、ノ
イズレベル演算手段P1は、所定のノイズレベル判定区
間におけるノックセンサP2出力の最大値に基づいてノ
イズレベルを演算し、ノック判定レベル演算手段P3は
上述のノイズレベル演算手段P1で演算されたノイズレ
ベルに基づいて所定のノック判定区間におけるノック判
定レベルを演算し、ノック判定手段P4はノック判定区
間でのノックセンサP2出力が上述のノック判定レベル
を越えるか否かを判定し、このノック判定手段P4によ
るノッキング判定時には点火リタード手段P5が点火時
期をリタードするが、区間移動手段P6は上述の点火リ
タード手段P5による点火時期のリタード量に応じて上
記ノイズレベル判定区間を回転角遅れ側に移動させる。
【0024】このように点火時期のリタード量に応じて
ノイズレベル判定区間を回転角遅れ側に移動させるの
で、安定したノイズレベル判定区間の確保によりノイズ
レベルを適正に設定することができて、ノック判定レベ
ルのレベルダウンを防止することができるので、ノック
判定レベルのレベルダウンに起因する誤判定を防止し
て、エンジン制御性の向上を図ることができる効果があ
る。
【0025】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、燃焼室形状お
よび点火プラグ配置により遅角共振が発生しやすくなる
が、上述の区間移動手段により点火リタード量に応じて
ノイズレベル判定区間を回転角遅れ側に移動させるの
で、遅角共振による誤判定を防止しつつ、ノック判定を
実行することができる効果がある。
【0026】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、遅角共振が発
生しやすい燃焼室形状のロータリピストンエンジンにお
いて、遅角共振により誤判定を防止したノック判定を実
行することができる効果がある。
【0027】この発明の請求項4記載の発明(第2発
明)によれば、リタード開始検出手段が点火リタードの
開始を検出した時、記憶手段は設定されたノック判定レ
ベルすなわち点火リタード前のノック判定レベルを記憶
し、レベル維持手段はこのノック判定ベルを所定サイク
ル維持する。
【0028】このように点火リタード時に、点火リター
ド前のノック判定レベルを記憶維持するので、安定した
ノック判定レベルの確保ができ、ノック判定レベルのレ
ベルダウンを防止して、ノック判定レベルのレベルダウ
ンに起因する誤判定を防止することができ、かつ遅角共
振による誤判定を防止しつつ、ノック判定を実行するこ
とができる効果がある。
【0029】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項4記載の発明の効果と併せて、運転状態検出
手段が運転状態の変化を検出した時、レベル解除手段は
ノック判定レベルの維持を解除するので、運転状態に対
応した適正なノック判定レベルに更新することができる
効果がある。
【0030】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項4または5記載の発明の効果と併せて、遅角
共振が発生しやすい燃焼室形状のロータリピストンエン
ジンにおいて、遅角共振による誤判定を防止しつつ、ノ
ック判定を実行することができる効果がある。
【0031】この発明の請求項7記載の発明(第3発
明)によれば、点火リタード手段により点火時期がリタ
ードされた時、レベル補正手段は点火リタード量の増加
に応じてノック判定レベル演算手段によるノック判定レ
ベルを増大補正する。このように点火リタード量に応じ
てノック判定レベルを増大補正するので、安定したノッ
ク判定レベルを確保することができ、ノック判定レベル
のレベルダウンに起因する誤判定を防止し、かつ遅角共
振による誤判定を防止しつつ、ノック判定を実行するこ
とができる効果がある。
【0032】この発明の請求項8記載の発明によれば、
上記請求項7記載の発明の効果と併せて、遅角共振が発
生しやすい燃焼室形状のロータリピストンエンジンにお
いて、遅角共振による誤判定を防止したノック判定を実
行することができる効果がある。
【0033】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は(第1実施例)エンジンのノッキング検
出装置を示し、図1において、ロータリピストンエンジ
ン1は、母材と母材内周面に形成した硬質クロムメッキ
層などからなるライナとでロータハウジング2を構成
し、このロータハウジング2のペリトロコイド面内部に
作動室3を形成している。上述のロータハウジング2の
一側には吸気ポート4および排気ポート5を形成し、他
側には燃焼寄与度が大きい主点火プラグとしてのリーデ
ィング側点火プラグ6、燃焼寄与度が小さい副点火プラ
グとしてのトレーリング側点火プラグ7を配設してい
る。上述のロータハウジング2の内部には、エキセント
リックシャフト8により軸芯9を中心として偏心運動す
るロータ10を設けている。このロータ10は三葉の内
方包絡面を有し、ロータ頂点部にはアペックスシールを
取付けている。
【0034】一方、エアクリーナ11にエアフロセンサ
12、エアインテークホース13、ターボチャージャ1
4、インタクーラ15、スロットルボディ16、サージ
タンク17を介して吸気マニホルド18を接続し、この
吸気マニホルド18を上述の吸気ポート4に連通接続す
ると共に、上述の排気ポート5には排気マニホルド19
を連通接続している。
【0035】ここで、上述のロータリピストンエンジン
1は、ピストン上死点時すなわちロータ10の図1に示
す状態時に燃焼室20における2つの点火プラグ6,7
間の連通を絞る絞り部21が形成された燃焼室構成壁
(ロータハウジング2参照)を備えている。
【0036】図2はエンジンのノッキング検出装置の制
御回路を示し、CPU30は、エアフロセンサ12から
の吸入空気量Q、スロットルセンサ22からのスロット
ル開度TVO、ディストリビュータ23からのエンジン
回転数Ne、ブーストセンサ24からの吸気負圧B、ノ
ックセンサ25からのノックセンサ出力K、エキセント
リックシャフト8の回転角(エキセンアングル)を検出
する回転角センサ26からの回転角CAなどの必要な各
種信号入力に基づいて、ROM27に格納されたプログ
ラムに従って、リーディング側点火プラグ6およびトレ
ーリング側点火プラグ7を駆動制御し、またRAM28
は点火時期デクリメント量に相当するデータ等の必要な
データやマップを記憶する。
【0037】ここで、上述のCPU30は、所定のノイ
ズレベル判定区間(図4のパルスP1,P2間参照)に
おけるノックセンサ25出力の最大値に基づいてノイズ
レベルn1(図4参照)を演算するノイズレベル演算手
段(図3に示すフローチャートの第7ステップ37参
照)と、上記ノイズレベル演算手段で演算されたノイズ
レベルn1に基づいて所定のノック判定区間(図4のパ
ルスP2,P3間参照)におけるノック判定レベルL1
を演算するノック判定レベル演算手段(図3に示すフロ
ーチャートの第8ステップ38参照)と、上記ノック判
定区間でのノックセンサ25出力が上記ノック判定レベ
ルL1を越えるか否かを判定するノック判定手段(図3
に示すフローチャートの第10ステップ40参照)と、
上記ノック判定手段によるノッキング判定時に点火時期
をリタード(遅角)する点火リタード手段(図3に示す
フローチャートの第11ステップ41参照)と、上記点
火リタード手段による点火時期のリタード量に応じて上
記ノイズレベル判定区間を回転角遅れ側に移動させる区
間移動手段(図3に示すフローチャートの各ステップ3
3,34から成るルーチンR1参照)と、を兼ねる。
【0038】このように構成したエンジンのノッキング
検出装置(請求項1,2,3に対応する実施例)の作用
を、図3に示すフローチャートおよび図4に示すタイム
チャートを参照して、以下に詳述する。
【0039】第1ステップ31で、CPU30は点火時
期決定等に必要な各種信号の読込みを実行し、次の第2
ステップ32で、CPU30は点火時期を演算する。次
に第3ステップ33で、CPU30はゲート区間補正値
を演算するが、この時点では点火リタードが実行されて
いないため、ゲート区間補正値は零となる。次の第4ス
テップ34で、CPU30は回転角センサ26からの検
出信号CAに基づいて各パルスP1,P2間をノイズレ
ベル判定区間Z1に設定し、次のパルスP2,P3間を
ノック判定区間Z2に設定する所謂ゲート区間の設定を
実行する。
【0040】次に第5ステップ35で、CPU30は上
述の点火時期にてリーディング側点火プラグ6およびト
レーリング側点火プラグ7に対する点火を実行する。次
に第6ステップ36で、CPU30はノックセンサ25
からの信号Kの読込みを実行する。このノックセンサ信
号Kは図4に示す如くなるので、次の第7ステップ37
で、CPU30はノックセンサ信号Kの最大値に基づい
てノイズレベル判定区間Z1におけるノイズレベルn1
を演算する。
【0041】次に第8ステップ38で、CPU30は上
述のノイズレベルn1を数倍にしてノック判定区間Z2
におけるノック判定レベルL1を演算する。次に第9ス
テップ39で、CPU30は現行のノックセンサ信号K
とノック判定レベルL1とを比較し、次の第10ステッ
プ40で、CPU30はノック発生の有無を判定し、ノ
ック発生時には次第11ステップ41に移行する一方、
非ノック発生時には別の第12ステップ42に移行す
る。
【0042】上述の第11ステップ41で、CPU30
は点火時期を所定量リタード(遅角)する一方、上述の
第12ステップ42で、CPU30はノック対策として
の点火時期リタード中か否かを判定し、YES判定時に
は次の第13ステップ43に移行する一方、NO判定時
には一連の処理終了にともなって第1ステップ31にリ
ターンする。
【0043】上述の第13ステップ43で、CPU30
は点火時期のデクリメントすなわち点火時期リタード量
の減少処理を実行する。
【0044】ノッキング発生により点火時期がリタード
され、フローチャートの繰返し処理にる上述の第3ステ
ップ33で、CPU30は点火時期のリタード量に応じ
てゲート区間補正値を演算し、次の第4ステップ34
で、CPU30はノイズレベル判定区間Z3を図4に示
す如く回転角遅れ側に移動させ、以下、前述の各ステッ
ぬによる処理を実行する。
【0045】以上要するに、ノイズレベル演算手段(第
7ステップ37参照)は所定のノイズレベル判定区間Z
1におけるノックセンサ25出力の最大値に基づいてノ
イズレベルn1を演算し、ノック判定レベル演算手段
(第8ステップ38参照)は上述のノイズレベル演算手
段で演算されたノイズレベルn1に基づいて所定のノッ
ク判定区間Z2におけるノック判定レベルL1を演算
し、ノック判定手段(第10ステップ40参照)はノッ
ク判定区間Z2でのノックセンサ出力Kが上述のノック
判定レベルL1を越えるか否かを判定し、このノック判
定手段によるノッキング判定時には点火リタード手段
(第11ステップ41参照)が点火時期をリタードする
が、区間移動手段(ルーチンR1参照)は上述の点火リ
タード手段による点火時期のリタード量に応じてノイズ
レベル判定区間を図4のZ1からZ3に示すように回転
角遅れ側に移動させる。
【0046】このように点火時期のリタード量に応じて
ノイズレベル判定区間を回転角遅れ側に移動させるの
で、安定したノイズレベル判定区間Z3の確保により、
ノイズレベルを適正に設定することができて、従来のよ
うなノック判定レベルのレベルダウンを防止することが
できるので、ノック判定レベルのレベルダウンに起因す
る誤判定を防止して、エンジン制御性の向上を図ること
ができる効果がある。
【0047】加えて、ロータリピスントエンジン1は燃
焼室20の形状および点火プラグ6,7の配置により遅
角共振が発生しやすくなるが、上述の区間移動手段(ル
ーチンR1参照)により点火リタード量に応じてノイズ
レベル判定区間を回転角遅れ側に移動させるので、遅角
共振による誤判定を防止しつつ、良好なノック判定を実
行することができる効果がある。 (第2実施例)図5は本発明のエンジンのノッキング検
出装置の他の実施例(請求項4,5,6に対応する実施
例)を示す。なお、この実施例においても図1、図2の
回路装置を用いる。
【0048】また、上述のCPU30は、所定のノイズ
レベル判定区間(図6に示すパルスP1,P2間参照)
におけるノックセンサ25出力の最大値に基づいてノイ
ズレベルn1を演算するノイズレベル演算手段(図5に
示すフローチャートの第10ステップ60参照)と、上
述のノイズレベル演算手段で演算されたノイズレベルn
1に基づいて所定のノック判定区間(図6に示すパルス
P2,P3間参照)におけるノック判定レベルL1を演
算するノック判定レベル演算手段(図5に示すフローチ
ャートの第11ステップ61参照)と、上述のノック判
定区間でのノックセンサ25出力が上記ノック判定レベ
ルL1を越えるか否かを判定するノック判定手段(図5
に示すフローチャートの第13ステップ63参照)と、
上述のノック判定手段によるノッキング判定時に点火時
期をリタード(遅角)する点火リタード手段(図5に示
すフローチャートの第14ステップ64参照)と、上述
の点火リタード手段による点火リタードの開始を検出す
るリタード開始検出手段(図5に示すフローチャートの
第8ステップ58参照)と、上述の点火リタードが開始
された時に設定されたノック判定レベルすなわち点火リ
タード前のノック判定レベルL1を記憶する記憶手段
(図5に示すフローチャートの第9ステップ59参照)
と、上述のノック判定レベルL1を所定サイクル維持す
るレベル維持手段(図5に示すフローチャートの第15
ステップ65参照)と、運転状態の変化を検出する運転
状態検出手段(図5に示すフローチャートの第6ステッ
プ56参照)と、運転状態が変化した時、上述のノック
判定レベルの維持を解除するレベル解除手段(図5に示
すフローチャートの第7ステップ57参照)と、を兼ね
る。
【0049】このように構成したエンジンのノッキング
検出装置の作用を、図5に示すフローチャートおよび図
6に示すタイムチャートを参照して、以下に詳述する。
第1ステップ51で、CPU30はディストリビュータ
23からのエンジン回転数Ne、スロットルセンサ22
からのスロットル開度TVO、ブーストセンサ24から
の吸気負圧Bの読込みを実行すると共に、CE=Q/N
eの演算式により負荷CEを演算する。
【0050】次に第2ステップ52で、CPU30は基
本点火時期を演算し、次の第3ステップ53で、CPU
30はノック制御以外のリタード補正量を演算し、次の
第4ステップ54で、CPU30は最終点火時期を演算
し、次の第5ステップ55で、CPU30は上述の最終
点火時期にてリーディング側点火プラグ6およびトレー
リング側点火プラグ7に対する点火を実行する。
【0051】次に第6ステップ56で、CPU30はエ
ンジンの運転状態が変化したか否かを判定する。具体的
にはエンジン回転数Neやスロットル開度TVO等が変
化したか否かを判定し、エンジンの運転状態変化有りの
時には、次の第7ステップ57に移行して、この第7ス
テップ57で、CPU30はリタード補正をリセット
(ノック判定レベルの維持を解除)するが、エンジンの
運転状態変化無しの時には、別の第8ステップ58にス
キップする。
【0052】この第8ステップ58で、CPU30はリ
タード補正の有無を判定し、リタード補正有りの時には
次の第9ステップ59に移行して、この第9ステップ5
9で、CPU30は前回ノック判定レベルを記憶した後
に第12ステップ62に移行するが、この時点ではリタ
ード補正がないので次の第10ステップ60に移行す
る。
【0053】上述の第10ステップ60で、CPU30
はノイズレベル判定区間Z1(図6参照)におけるノッ
クセンサ25出力の最大値に基づいてノイズレベルn1
を演算し、次の第11ステップ61で、CPU30は上
述のノイズレベル演算手段(第10ステップ60参照)
で演算されたノイズレベルn1に基づいてノック判定区
間Z2(図6参照)におけるノック判定レベルL1を演
算する。このノック判定レベルL1はノイズレベルn1
を数倍することにより求められる。
【0054】次に第12ステップ62で、CPU30は
回転角検出信号の各パルスP2,P3間すなわちノック
判定区間Z2におけるノックセンサ25の出力信号Kと
ノック判定レベルL1とを比較し、次の第13ステップ
63で、CPU30はノック発生の有無を判定し、ノッ
ク発生時には次の第14ステップ64に移行する一方、
非ノック発生時には別の第15ステップ65に移行す
る。
【0055】上述の第14ステップ64で、CPU30
は点火時期を所定量リタード(遅角)する一方、上述の
第15ステップ65で、CPU30はノック対策として
の点火時期リタード中か否かを判定し、YES判定時に
は次の第16ステップ66に移行する一方、NO判定時
には一連の処理終了にともなって第1ステップ51にリ
ターンする。
【0056】上述の第16ステップ66で、CPU30
は点火時期のデクリメントすなわち点火時期リタード量
の減少処理を実行する。
【0057】ノッキング発生により点火時期がリタード
され、フローチャートの繰返し処理による上述の第8ス
テップ58で、CPU30はリタード補正の有りによ
り、リタードの開始を検出し、次の第9ステップ59に
移行する。この第9ステップ59で、CPU30は点火
リタード前の前回のノック判定レベルL1 を記憶し、こ
の前回のノック判定レベルL1 は第15ステップ65に
より所定サイクル維持される。
【0058】さらに、フローチャートの繰返し処理によ
る上述の第6ステップ56で、CPU30はエンジンの
運転状態変化有りか否かを判定し、エンジンの運転状態
に変化が認められた時には、次の第7ステップ57に移
行し、この第7ステップ57で、CPU30ははノック
判定レベルL1の維持を解除する。
【0059】以上要するに、ノイズレベル演算手段(第
10ステップ60参照)は所定のノイズレベル判定区間
Z1におけるノックセンサ25出力の最大値に基づいて
ノイズレベルn1を演算し、ノック判定レベル演算手段
(第11ステップ61参照)は上述のノイズレベル演算
手段で演算されたノイズレベルn1に基づいて所定のノ
ック判定区間Z2におけるノック判定レベルL1 を演算
し、ノック判定手段(第13ステップ63参照)はノッ
ク判定区間Z2でのノックセンサ出力Kが上述のノック
判定レベルL1 を越えるか否かを判定し、このノック判
定手段によるノッキング判定時には点火リタード手段
(第14ステップ64参照)が点火時期をリタードする
が、リタード開始検出手段(第8ステップ58参照)が
点火リタードの開始を検出した時、記憶手段(第9ステ
ップ59参照)は設定されたノック判定レベルすなわち
点火リタード前のノック判定レベルL1を記憶し、レベ
ル維持手段(第15ステップ65参照)はこのノック判
定レベルL1を所定サイクル維持する。
【0060】このように点火リタード時に、点火リター
ド前のノック判定レベルL1 を記憶維持するので、安定
したノック判定レベルL1の確保ができ、ノック判定レ
ベルのレベルダウンを防止して、ノック判定レベルのレ
ベルダウンに起因する誤判定を防止することができ、か
つ遅角共振による誤判定を防止しつつ、良好なノック判
定を実行することができる効果がある。
【0061】因に点火時期をリタードすると燃焼の遅れ
によりノックセンサ信号は図6の上段の状態から同図下
段の状態に変化し、本実施例の処理を施さない場合には
ノイズレベルがn1からn2にレベルダウンし、ノック
判定レベルはL1からL2にレベルダウンするが、この
実施例では点火リタード前のノック判定レベルL1を記
憶維持するので、誤判定を確実に防止することができる
効果がある。
【0062】加えて、運転状態検出手段(第6ステップ
56参照)が運転状態の変化を検出した時、レベル解除
手段(第7ステップ57参照)はノック判定レベルL1
の維持を解除(リセット)するので、変化した運転状態
に対応する適正なノック判定レベルに更新することがで
きる効果がある。 (第3実施例)図7は本発明のエンジンのノッキング検
出装置のさらに他の実施例(請求項7,8に対応する実
施例)を示す。なお、この実施例においても図1、図2
の回路装置を用いる。
【0063】また、上述のCPU30は、所定のノイズ
レベル判定区間(図8に示すパルスP1,P2間参照)
におけるノックセンサ25出力の最大値に基づいてノイ
ズレベルn1を演算するノイズレベル演算手段(図7に
示すフローチャートの第6ステップ76参照)と、上述
のノイズレベル演算手段で演算されたノイズレベルn1
に基づいて所定のノック判定区間(図8に示すパルスP
2,P3間参照)におけるノック判定レベルL1を演算
するノック判定レベル演算手段(図7に示すフローチャ
ートの第9ステップ79参照)と、上述のノック判定区
間でのノックセンサ25出力が上記ノック判定レベルL
1を越えるか否かを判定するノック判定手段(図7に示
すフローチャートの第11ステップ81参照)と、上述
のノック判定手段によるノッキング判定時に点火時期を
リタード(遅角)する点火リタード手段(図7に示すフ
ローチャートの第12ステップ82参照)と、上述の点
火リタード手段による点火リタード量の増加に応じてノ
ック判定レベル演算手段によるノック判定レベルを増大
補正するレベル補正手段(図7に示すフローチャートの
第8ステップ78参照)と、を兼ねる。
【0064】このように構成したエンジンノッキング検
出装置の作用を、図7に示すフローチャートおよび図8
に示すタイムチャートを参照して、以下に詳述する。第
1ステップ71で、CPU30はディストリビュータ2
3からのエンジン回転数Ne、スロットルセンサ22か
らのスロットル開度TVO、ブーストセンサ24からの
吸気負圧Bの読込みを実行すると共に、CE=Q/Ne
の演算式により負荷CEを演算する。
【0065】次に第2ステップ72で、CPU30は点
火時期を演算し、次の第3ステップ73で、CPU30
はノック制御以外のリタード補正量を演算し、次の第4
ステップ74で、CPU30は補正された点火時期にて
リーディング側点火プラグ6およびトレーリング側点火
プラグ7に対する点火を実行する。
【0066】次の第5ステップ75で、CPU30はノ
ックセンサ25の信号Kを読込み、次の第6ステップ7
6で、CPU30は所定のノイズレベル判定区間Z1
(図8参照)におけるノックセンサ信号Kの最大値に基
づいてノイズレベルn1を演算する。
【0067】次に第7ステップ77で、CPU30はリ
タード補正中か否かを判定し、YES判定時には次の第
8ステップ78に移行し、この第8ステップ78で、C
PU30はノック判定レベル補正量の演算を実行する
が、この時点ではノック対策用の点火リタードが実行さ
れていないので、次の第9ステップ79に移行する。
【0068】この第9ステップ79で、CPU30は上
述のノイズレベル演算手段(第6ステップ76参照)で
演算されたノイズレベルn1に基づいて所定のノック判
定区間Z2(図8参照)におけるノック判定レベルL1
を演算する。このノック判定レベルL1は上述のノイズ
レベルn1を数倍して求められる。
【0069】次に第10ステップ80で、CPU30は
回転角検出信号の各パルスP2,P3間すなわちノック
判定区間Z2における現行のノックセンサ信号Kとノッ
ク判定レベルL1とを比較し、次の第11ステップ81
で、CPU30はノック発生の有無を判定し、ノック発
生時には次の第12ステップ82に移行する一方、非ノ
ック発生時には別の第13ステップ83に移行する。
【0070】上述の第12ステップ82で、CPU30
は点火時期を所定量リタード(遅角)する一方、上述の
第13ステップ83で、CPU30はノック対策として
の点火時期リタード中か否かを判定し、YES判定時に
は次の第14ステップ84に移行する一方、NO判定時
には一連の処理終了にともなって第1ステップ71にリ
ターンする。
【0071】上述の第14ステップ84で、CPU30
は点火時期のデクリメントすなわち点火時期リタード量
の減少処理を実行する。
【0072】ノッキング発生により点火時期がリタード
され、フローチャートの繰返し処理による上述の第7ス
テップ77で、リタード補正中であると認められると、
次の第8ステップ78に移行し、この第8ステップ78
で、CPU30は点火リタード量に応じたノック判定レ
ベル補正量を演算し、次の第9ステップ79でノック判
定レベルを演算する。
【0073】つまり、点火時期をリタードさせると、燃
焼の遅れにより、本来ならノイズレベルは図8に示すn
1からn3にレベルダウンし、これによりノック判定レ
ベルはL1からL3にレベルダウンするが、上述の第8
ステップ78でのレベル増大補正により、ノイズレベル
n3に対してレベル増大補正係数を倍加したノック判定
レベル(レベルL1とほぼ同等のレベル)を確保する。
【0074】以上要するに、ノイズレベル演算手段(第
6ステップ76参照)は、所定のノイズレベル判定区間
Z1におけるノックセンサ25出力に最大値に基づいて
ノイズレベルn1を演算し、ノック判定レベル演算手段
(第9ステップ79参照)は上述のノイズレベル演算手
段で演算されたノイズレベルn1に基づいて所定のノッ
ク判定区間Z2におけるノック判定レベルL1を演算
し、ノック判定手段(第11ステップ81参照)はノッ
ク判定区間でのノックセンサ25出力が上述のノック判
定レベルL1を越えるか否かを判定し、このノック判定
手段によるノッキング判定時には点火リタード手段(第
12ステップ82参照)が点火時期をリタードするが、
該点火リタード手段により点火時期がリタードされた
時、上述のレベル補正手段(第8ステップ78参照)は
点火リタード量の増加に応じてノック判定レベル演算手
段によるノック判定レベルを増大補正する。
【0075】このように点火リタード量に応じてノック
判定レベルを増大補正するので、本来ならノイズレベル
n3からノック判定レベルL3が設定されるが、このレ
ベルL3をレベルアップしたノック判定レベル(L1と
同等のレベル)を確保することができる。
【0076】したがって、従来のようなノック判定レベ
ルのレベルダウンに起因する誤判定を防止し、かつ遅角
共振による誤判定を防止しつつ、良好なノック判定を実
行することができる効果がある。
【0077】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の点火プラグは、実施例のリーディ
ング側点火プラグ6およびトレーリング側点火プラグ7
に対応し、以下同様に、燃焼室構成壁は、ロータハウジ
ング2に対応し、ノイズレベル演算手段は、各ステップ
37,60,76に対応し、ノック判定レベル演算手段
は、各ステップ38,61,79に対応し、ノック判定
手段は、各ステップ40,63,81に対応し、点火リ
タード手段は、各ステップ41,64,82に対応し、
請求項1の区間移動手段は、ルーチンR1に対応し、請
求項4のリタード開始検出手段は、ステップ58に対応
し、請求項4の記憶手段は、ステップ59に対応し、請
求項4のレベル維持手段は、ステップ65に対応し、請
求項5の運転状態検出手段は、ステップ56に対応し、
請求項5のレベル解除手段は、ステップ57に対応し、
請求項7のレベル補正手段は、ステップ78に対応する
も、この発明は、上述の各実施例の構成のみに限定され
るものではない。
【0078】例えば、上記各実施例においては何れもロ
ータリピストンエンジンを例示したが、レシプロエンジ
ンに上記構成を適用してもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンのノッキング検出装置を示す
系統図。
【図2】エンジンのノッキング検出装置を示す制御回路
ブロック図。
【図3】本発明の第1発明に相当するノッキング検出処
理を示すフローチャート。
【図4】図3に対応するタイムチャート。
【図5】本発明の第2発明に相当するノッキング検出処
理を示すフローチャート。
【図6】図5に対応するタイムチャート。
【図7】本発明の第3発明に相当するノッキング検出処
理を示すフローチャート。
【図8】図7に対応するタイムチャート。
【図9】クレーム対応図。
【図10】従来のノッキング検出を示すタイムチャー
ト。
【符号の説明】
1…ロータリピストンエンジン 2…ロータハウジング 6,7…点火プラグ 20…燃焼室 21…絞り部 25…ノックセンサ 37,60,76…ノイズレベル演算手段 38,61,79…ノック判定レベル演算手段 40,63,81…ノック判定手段 41,64,82…点火リタード手段 R1…区間移動手段 56…運転状態検出手段 57…レベル解除手段 58…リタード開始検出手段 59…記憶手段 65…レベル維持手段 78…レベル補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 一樹 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のノイズレベル判定区間におけるノッ
    クセンサ出力の最大値に基づいてノイズレベルを演算す
    るノイズレベル演算手段と、上記ノイズレベル演算手段
    で演算されたノイズレベルに基づいて所定のノック判定
    区間におけるノック判定レベルを演算するノック判定レ
    ベル演算手段と、上記ノック判定区間でのノックセンサ
    出力が上記ノック判定レベルを越えるか否かを判定する
    ノック判定手段と、上記ノック判定手段によるノッキン
    グ判定時に点火時期をリタードする点火リタード手段と
    を備えたエンジンのノッキング検出装置であって、上記
    点火リタード手段による点火時期のリタード量に応じて
    上記ノイズレベル判定区間を回転角遅れ側に移動させる
    区間移動手段を備えたエンジンのノッキング検出装置。
  2. 【請求項2】燃焼室に設けられる少なくとも2つの点火
    プラグと、ピストン上死点時に上記燃焼室における少な
    くとも2つの点火プラグ間の連通を絞る絞り部が形成さ
    れた燃焼室構成壁とを備えた請求項1記載のエンジンの
    ノッキング検出装置。
  3. 【請求項3】上記エンジンをロータリピストンエンジン
    に設定した請求項2記載のエンジンのノッキング検出装
    置。
  4. 【請求項4】所定のノイズレベル判定区間におけるノッ
    クセンサ出力の最大値に基づいてノイズレベルを演算す
    るノイズレベル演算手段と、上記ノイズレベル演算手段
    で演算されたノイズレベルに基づいて所定のノック判定
    区間におけるノック判定レベルを演算するノック判定レ
    ベル演算手段と、上記ノック判定区間でのノックセンサ
    出力が上記ノック判定レベルを越えるか否かを判定する
    ノック判定手段と、上記ノック判定手段によるノッキン
    グ判定時に点火時期をリタードする点火リタード手段と
    を備えたエンジンのノッキング検出装置であって、上記
    点火リタード手段による点火リタードの開始を検出する
    リタード開始検出手段と、上記点火リタードが開始され
    た時に設定されたノック判定レベルを記憶する記憶手段
    と、上記ノック判定レベルを所定サイクル維持するレベ
    ル維持手段と、燃焼室に設けられる少なくとも2つの点
    火プラグと、ピストン上死点時に上記燃焼室における少
    なくとも2つの点火プラグ間の連通を絞る絞り部が形成
    された燃焼室構成壁とを備えたエンジンのノッキング検
    出装置。
  5. 【請求項5】運転状態の変化を検出する運転状態検出手
    段と、運転状態が変化した時、上記ノック判定レベルの
    維持を解除するレベル解除手段とを備えた請求項4記載
    のエンジンのノッキング装置。
  6. 【請求項6】上記エンジンをロータリピストンエンジン
    に設定した請求項4または5記載のエンジンのノッキン
    グ検出装置。
  7. 【請求項7】所定のノイズレベル判定区間におけるノッ
    クセンサ出力の最大値に基づいてノイズレベルを演算す
    るノイズレベル演算手段と、上記ノイズレベル演算手段
    で演算されたノイズレベルに基づいて所定のノック判定
    区間におけるノック判定レベルを演算するノック判定レ
    ベル演算手段と、上記ノック判定区間でのノックセンサ
    出力が上記ノック判定レベルを越えるか否かを判定する
    ノック判定手段と、上記ノック判定手段によるノッキン
    グ判定時に点火時期をリタードする点火リタード手段と
    を備えたエンジンのノッキング検出装置であって、上記
    点火リタード手段による点火リタード量の増加に応じて
    上記ノック判定レベル演算手段によるノック判定レベル
    を増大補正するレベル補正手段と、燃焼室に設けられる
    少なくとも2つの点火プラグと、ピストン上死点時に上
    記燃焼室における少なくとも2つの点火プラグ間の連通
    を絞る絞り部が形成された燃焼室構成壁とを備えたエン
    ジンのノッキング検出装置。
  8. 【請求項8】上記エンジンをロータリピストンエンジン
    に設定した請求項7記載のエンジンのノッキング検出装
    置。
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