JPH06281508A - 温度分布測定方法 - Google Patents
温度分布測定方法Info
- Publication number
- JPH06281508A JPH06281508A JP5068651A JP6865193A JPH06281508A JP H06281508 A JPH06281508 A JP H06281508A JP 5068651 A JP5068651 A JP 5068651A JP 6865193 A JP6865193 A JP 6865193A JP H06281508 A JPH06281508 A JP H06281508A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- light
- optical fiber
- optical
- fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 距離分解能が大でかつ応答速度の速い温度分
布測定方法を提供する。 【構成】 測定しようとする区間に、屈折率の温度係数
の異なるコアとクラッドとを有する光ファイバ11,12 を
2本並べて布設し、その2本の光ファイバ11, 12を光学
的に接触させた状態で、一方の光ファイバ11の一端より
極めて短かいパルス巾の光を入射させ、温度上昇部にお
いてレーリー散乱によって他方の光ファイバ12へ漏れ出
た光パルスの散乱の大きさと時間遅れを検出することに
より、温度上昇部の温度と位置とを特定する。
布測定方法を提供する。 【構成】 測定しようとする区間に、屈折率の温度係数
の異なるコアとクラッドとを有する光ファイバ11,12 を
2本並べて布設し、その2本の光ファイバ11, 12を光学
的に接触させた状態で、一方の光ファイバ11の一端より
極めて短かいパルス巾の光を入射させ、温度上昇部にお
いてレーリー散乱によって他方の光ファイバ12へ漏れ出
た光パルスの散乱の大きさと時間遅れを検出することに
より、温度上昇部の温度と位置とを特定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】一次元的な温度分布の夫々の位置
における温度を測定する必要のある所で短かい距離分解
能を要求されるところ、例えば製鉄業では各種炉体の各
部の温度管理や連続鋳造の鋳型の温度分布測定に用いら
れる温度分布測定方法に関する。
における温度を測定する必要のある所で短かい距離分解
能を要求されるところ、例えば製鉄業では各種炉体の各
部の温度管理や連続鋳造の鋳型の温度分布測定に用いら
れる温度分布測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】測定しようとする区間の夫々の位置の温
度を知る方法として最も新しい技術は光ファイバを用い
た光・時間領域反射計測法OTDR (Opical time-doma
in refractometry) がある (例えば、電総研ニュース第
497 号1991年6月電気通信総合研究所) 。
度を知る方法として最も新しい技術は光ファイバを用い
た光・時間領域反射計測法OTDR (Opical time-doma
in refractometry) がある (例えば、電総研ニュース第
497 号1991年6月電気通信総合研究所) 。
【0003】これは1本の光ファイバに光パルスを入射
させると、ファイバ中にあるラマン活性物質により入射
光パルスよりわずかに波長の異なる光(ストークス光及
び反ストークス光)が発生し、ファイバー中を伝わる。
このストークス光と反ストークス光の比Rは温度のみの
関数となることが知られており、この比Rを測定するこ
とにより温度を検出することができる。また発生したス
トークス光が光ファイバの一端に戻るまでの遅延時間を
測定すればどの位置の温度かを知ることができる。これ
らのことにより、1本のファイバでその区間にある各点
の温度と位置の双方を知ることができる便利な方法であ
る。
させると、ファイバ中にあるラマン活性物質により入射
光パルスよりわずかに波長の異なる光(ストークス光及
び反ストークス光)が発生し、ファイバー中を伝わる。
このストークス光と反ストークス光の比Rは温度のみの
関数となることが知られており、この比Rを測定するこ
とにより温度を検出することができる。また発生したス
トークス光が光ファイバの一端に戻るまでの遅延時間を
測定すればどの位置の温度かを知ることができる。これ
らのことにより、1本のファイバでその区間にある各点
の温度と位置の双方を知ることができる便利な方法であ
る。
【0004】この方法は1本の光ファイバで温度分布の
測定ができること及び精度が比較的良好かつ測定距離が
500m〜数kmと広いために送電線に沿わせて設置し、その
間の異常温度を検出したり、コンクリートダム内のコン
クリートの各部の温度測定や製鉄業でも高炉の炉体や熱
風炉の各部の温度分布の測定に応用されている。また、
光を用いているため電磁界の影響を受けず電気的絶縁に
ついて考慮しなくとも良い等の特長を持っている。
測定ができること及び精度が比較的良好かつ測定距離が
500m〜数kmと広いために送電線に沿わせて設置し、その
間の異常温度を検出したり、コンクリートダム内のコン
クリートの各部の温度測定や製鉄業でも高炉の炉体や熱
風炉の各部の温度分布の測定に応用されている。また、
光を用いているため電磁界の影響を受けず電気的絶縁に
ついて考慮しなくとも良い等の特長を持っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の温度分
布測定方法は、その距離分解能がたかだか 1〜3mと粗
く、かつ応答速度 (測定時間) も60〜150 秒と遅い。光
ファイバはクラッドにおいてもたかだか500 μm 程度の
径であり、熱容量は極めて小さく、本来熱応答性は良い
筈にも拘わらず結果としてこのように長い測定時間を必
要とするのはラマン散乱光は極めて微弱である為であ
る。このため、一般にこのラマン散乱を応用したOTD
R法では数百回の光パルスの応答波形を積算してその平
均をとらざるを得ず、このため、測定時間を1分間近く
も必要とする。
布測定方法は、その距離分解能がたかだか 1〜3mと粗
く、かつ応答速度 (測定時間) も60〜150 秒と遅い。光
ファイバはクラッドにおいてもたかだか500 μm 程度の
径であり、熱容量は極めて小さく、本来熱応答性は良い
筈にも拘わらず結果としてこのように長い測定時間を必
要とするのはラマン散乱光は極めて微弱である為であ
る。このため、一般にこのラマン散乱を応用したOTD
R法では数百回の光パルスの応答波形を積算してその平
均をとらざるを得ず、このため、測定時間を1分間近く
も必要とする。
【0006】また距離分解能が悪いのはある距離区間の
ラマン散乱光を確保しなければ光パワーが足りず(距離
分解能を上げようとすれば極めて微弱な光しか得られず
検出器の検出限界に到達しない)、このため少なくとも
1m 位の区間のラマン散乱光を寄せ集めなければならな
いこと、及び前述の積算により分解能も悪化することに
よる。
ラマン散乱光を確保しなければ光パワーが足りず(距離
分解能を上げようとすれば極めて微弱な光しか得られず
検出器の検出限界に到達しない)、このため少なくとも
1m 位の区間のラマン散乱光を寄せ集めなければならな
いこと、及び前述の積算により分解能も悪化することに
よる。
【0007】しかし、このような応答速度や距離分解能
では炉体の鉄皮温度や耐火物の監視には不向きである。
例えば局部的に30cm程の部分が高温になった (ホットス
ポット) としてもその周辺部の温度が低ければ距離分解
能 (1m〜5m) の区間の平均値としてしか検出されぬため
真値よりかなり低い値として判定する恐れがある。従っ
て、真の温度分布が図10に示すような場合、観測され
る温度は図11に示すようになり、距離分解能と応答速
度が悪いのがこの従来方法の問題点である。
では炉体の鉄皮温度や耐火物の監視には不向きである。
例えば局部的に30cm程の部分が高温になった (ホットス
ポット) としてもその周辺部の温度が低ければ距離分解
能 (1m〜5m) の区間の平均値としてしか検出されぬため
真値よりかなり低い値として判定する恐れがある。従っ
て、真の温度分布が図10に示すような場合、観測され
る温度は図11に示すようになり、距離分解能と応答速
度が悪いのがこの従来方法の問題点である。
【0008】これまで述べた弱点の最大の原因はラマン
散乱光強度が弱いことである。この散乱光を大きくする
には入射光を大きくする方法があるが、光ファイバ中に
入り得る光量は開口数NAによって制約を受けるためそ
れほど大きくするわけにはいかない。またラマン活性度
を大きくすると散乱光強度は向上するが光ファイバの減
衰が大きくなるため、ラマン散乱を利用するOTDR法
には限界がある。
散乱光強度が弱いことである。この散乱光を大きくする
には入射光を大きくする方法があるが、光ファイバ中に
入り得る光量は開口数NAによって制約を受けるためそ
れほど大きくするわけにはいかない。またラマン活性度
を大きくすると散乱光強度は向上するが光ファイバの減
衰が大きくなるため、ラマン散乱を利用するOTDR法
には限界がある。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑み、距離分解能
が大でかつ応答速度の速い温度分布測定方法を提供する
ことを目的とする。
が大でかつ応答速度の速い温度分布測定方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、測定しようとする区間
に、屈折率の温度係数の異なるコア9 とクラッド10とを
有する光ファイバ11,12 を2本並べて布設し、その2本
の光ファイバ11,12 を光学的に接触させた状態で、一方
の光ファイバ11の一端より極めて短かいパルス巾の光を
入射させ、温度上昇部においてレーリー散乱によって他
方の光ファイバ12へ漏れ出た光パルスの散乱の大きさと
時間遅れを検出することにより、温度上昇部の温度と位
置とを特定する点にある。
るための本発明の技術的手段は、測定しようとする区間
に、屈折率の温度係数の異なるコア9 とクラッド10とを
有する光ファイバ11,12 を2本並べて布設し、その2本
の光ファイバ11,12 を光学的に接触させた状態で、一方
の光ファイバ11の一端より極めて短かいパルス巾の光を
入射させ、温度上昇部においてレーリー散乱によって他
方の光ファイバ12へ漏れ出た光パルスの散乱の大きさと
時間遅れを検出することにより、温度上昇部の温度と位
置とを特定する点にある。
【0011】
【作用】まず、通常の光ファイバ中の光の伝播を説明す
る。図4に示すように、光ファイバ31に導かれた光はコ
ア32中を前進するが (イ) のように小さい角度の光はク
ラッド33に出ていく。しかし、この光は別の地点で再び
コア32内に戻るためあるファイバ長を経ると (ロ) に示
すように臨界角θc より大きい角度が支配的になる。そ
のような状況下ではクラッド33中へは僅かしか光が漏れ
ない。この臨界角θc はコア32とクラッド33の屈折率を
それぞれn1 , n2 とすると θc =sin -1 (n2 /n1 ) ・・・・・・・・・ (1)式
で示される。
る。図4に示すように、光ファイバ31に導かれた光はコ
ア32中を前進するが (イ) のように小さい角度の光はク
ラッド33に出ていく。しかし、この光は別の地点で再び
コア32内に戻るためあるファイバ長を経ると (ロ) に示
すように臨界角θc より大きい角度が支配的になる。そ
のような状況下ではクラッド33中へは僅かしか光が漏れ
ない。この臨界角θc はコア32とクラッド33の屈折率を
それぞれn1 , n2 とすると θc =sin -1 (n2 /n1 ) ・・・・・・・・・ (1)式
で示される。
【0012】一方、光ファイバ31中の密度、組成のゆら
ぎにより、レーリー散乱が生じる。この散乱は図4
(ハ) に示すように前方にも後方にも生じ、やはり同じ
ように一部はクラッド33に漏れるが再びコア32に戻りク
ラッド33中を長距離進むことはない。何故なら、クラッ
ド33中に漏れた光はクラッド33の外周部で全反射され図
4(ニ)の如く、屈折率差の関係で再びもとのコアに戻
ってしまうからである。
ぎにより、レーリー散乱が生じる。この散乱は図4
(ハ) に示すように前方にも後方にも生じ、やはり同じ
ように一部はクラッド33に漏れるが再びコア32に戻りク
ラッド33中を長距離進むことはない。何故なら、クラッ
ド33中に漏れた光はクラッド33の外周部で全反射され図
4(ニ)の如く、屈折率差の関係で再びもとのコアに戻
ってしまうからである。
【0013】ここで、もし図2及び図3に示すような構
造のツイン型ファイバ5 とすると、図6に示すように光
ファイバ11内に入力されたパルス光15はレーリ散乱16を
生じたあとクラッド10内に一部が漏光し、接続層13 (接
続層13の屈折率はクラッド10の屈折率より大きいことが
条件) を通して検出側の光ファイバ12のクラッド10内に
入る。一旦、クラッド10内に入った光はより屈折率の大
きいコア9 内に必ず入り、前方散乱光17及び後方散乱光
18となって結局、光ファイバ11から光ファイバ12に転移
されることになる。
造のツイン型ファイバ5 とすると、図6に示すように光
ファイバ11内に入力されたパルス光15はレーリ散乱16を
生じたあとクラッド10内に一部が漏光し、接続層13 (接
続層13の屈折率はクラッド10の屈折率より大きいことが
条件) を通して検出側の光ファイバ12のクラッド10内に
入る。一旦、クラッド10内に入った光はより屈折率の大
きいコア9 内に必ず入り、前方散乱光17及び後方散乱光
18となって結局、光ファイバ11から光ファイバ12に転移
されることになる。
【0014】この後方散乱光18の光を送出側から観測す
ると(図1の検出用光ファイバ4 の如く) 、その時間的
分布は図5のようになる。すなわち、ファイバ中のあら
ゆる点で弱いながらもレーリー散乱により少しずつ後方
へ光を送りながら、減衰しつつ、ファイバの終端で空間
中に放射される。終端では開放状態であっても必ずフレ
ネル反射が生じる。光パルス送出点からフレネル反射ま
での時間tは送出側の光ファイバ11 (往路) と検出側の
光ファイバ12 (復路) の両方を伝播した時間であるから t=l/C’・・・・(2) 式 但し、lはファイバ長
さ、C’はファイバ中の光速(=C0 /n; nは屈折
率、C0 は真空中の光速) であるから t=n1 ・l/C0 ・・・・(3) 式 となる。
ると(図1の検出用光ファイバ4 の如く) 、その時間的
分布は図5のようになる。すなわち、ファイバ中のあら
ゆる点で弱いながらもレーリー散乱により少しずつ後方
へ光を送りながら、減衰しつつ、ファイバの終端で空間
中に放射される。終端では開放状態であっても必ずフレ
ネル反射が生じる。光パルス送出点からフレネル反射ま
での時間tは送出側の光ファイバ11 (往路) と検出側の
光ファイバ12 (復路) の両方を伝播した時間であるから t=l/C’・・・・(2) 式 但し、lはファイバ長
さ、C’はファイバ中の光速(=C0 /n; nは屈折
率、C0 は真空中の光速) であるから t=n1 ・l/C0 ・・・・(3) 式 となる。
【0015】ところで、既に述べたように通常の光ファ
イバはコアとクラッドを同質材料で作っているため、屈
折率の温度係数も同じであるため光ファイバの温度が変
わっても屈折率比n2 /n1 は変わらず、従って臨界角
θc も変わらない。しかし、本発明のツイン型ファイバ
5 のようにコア9 とクラッド10の屈折率の温度係数
(α, β) が異なっていると、以下のようになる。 θc =sin -1 (n2 /n1 )=sin -1{n20(1+β
t)/n10(1+αt)}・・・・・・・(4) 式 但
し、n10, n20はコア9 、クラッド10の基準温度での屈
折率である。
イバはコアとクラッドを同質材料で作っているため、屈
折率の温度係数も同じであるため光ファイバの温度が変
わっても屈折率比n2 /n1 は変わらず、従って臨界角
θc も変わらない。しかし、本発明のツイン型ファイバ
5 のようにコア9 とクラッド10の屈折率の温度係数
(α, β) が異なっていると、以下のようになる。 θc =sin -1 (n2 /n1 )=sin -1{n20(1+β
t)/n10(1+αt)}・・・・・・・(4) 式 但
し、n10, n20はコア9 、クラッド10の基準温度での屈
折率である。
【0016】従って、温度変化と共にθc が変化する。
今、ツイン型ファイバ5 の温度上昇によりθc が大きく
なったとすると、送出側の光ファイバ11から検出側の光
ファイバ12への転移量が増加する。逆に温度が低下する
と転移量が減る。この結果、検出側の光ファイバ12を通
じて後方散乱光を観察すると、図7のようになる。ここ
で21はツイン型ファイバ5 内で周囲より高温になった所
からの後方レーリ散乱光、22は低温部のそれである。ま
た、光パルスの送出点からの距離はそれぞれ l1 =(Co /n)t1 , l2 =(Co /n)t2 ・
・・ (5)式 として求められる。
今、ツイン型ファイバ5 の温度上昇によりθc が大きく
なったとすると、送出側の光ファイバ11から検出側の光
ファイバ12への転移量が増加する。逆に温度が低下する
と転移量が減る。この結果、検出側の光ファイバ12を通
じて後方散乱光を観察すると、図7のようになる。ここ
で21はツイン型ファイバ5 内で周囲より高温になった所
からの後方レーリ散乱光、22は低温部のそれである。ま
た、光パルスの送出点からの距離はそれぞれ l1 =(Co /n)t1 , l2 =(Co /n)t2 ・
・・ (5)式 として求められる。
【0017】但し、nはコアの屈折率である。もし、送
出光パルスとして50ピコ秒のパルス幅の光を用いて、か
つ50ピコ秒の精度で後方レーリ散乱光を観測できたとす
ると、ファイバ中の光速C'(n=1.5としてC' は約 2
×1010cm/秒から)、C’×50×10-12 秒=2cm の精度
で温度変化の生じている部分までの距離がわかる。
出光パルスとして50ピコ秒のパルス幅の光を用いて、か
つ50ピコ秒の精度で後方レーリ散乱光を観測できたとす
ると、ファイバ中の光速C'(n=1.5としてC' は約 2
×1010cm/秒から)、C’×50×10-12 秒=2cm の精度
で温度変化の生じている部分までの距離がわかる。
【0018】(現在、フェムト秒(1fs=10-15 秒) クラ
スの光パルスは実現できるため、理論的にはもっと空間
分解能を上げることができる。・・参考文献 電総研ニ
ュース第497 号1991年6月 電気通信総合研究所) 実
際には用いるファイバの種類等により図7の 21,22に示
すように、パルスは少し拡がりを持ってしまうため、信
号処理により、ピーク位置を見つけなければ前述の分解
能を得ることはできない。精度上は若干劣るもののOT
DRを用いた広域の分布測温法としては従来型のものに
比べ、高速、高空間分解能の性能が得られる。表1にそ
の比較を示す。
スの光パルスは実現できるため、理論的にはもっと空間
分解能を上げることができる。・・参考文献 電総研ニ
ュース第497 号1991年6月 電気通信総合研究所) 実
際には用いるファイバの種類等により図7の 21,22に示
すように、パルスは少し拡がりを持ってしまうため、信
号処理により、ピーク位置を見つけなければ前述の分解
能を得ることはできない。精度上は若干劣るもののOT
DRを用いた広域の分布測温法としては従来型のものに
比べ、高速、高空間分解能の性能が得られる。表1にそ
の比較を示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に従って説明す
る。図1は本発明の実際のシステム構成を示す。同図に
おいて、1 はパルス幅50psec以下、ピーク出力150mW 、
波長 820μm の安定型レーザダイオード、2 はレーザダ
イオード駆動用のコントローラであり、極短パルス光
を、送出用光ファイバ3 を通じて感温部であるツイン型
ファイバ5 に入れ、ツイン型ファイバ5 で生じた後方レ
ーリ散乱光を、検出用光ファイバ4 を通じてストリーク
カメラ又はサンプリングオシロスコープ等の光パルス検
出器6 に送出し、ここで後方レーリ散乱光の時間分布を
観測するようになっている。また、後方レーリ散乱光の
波形からパソコン7 によって、図7のようなパターンよ
り、各部の温度を計算で求めるように構成されている。
なお、パソコン7 での計算時間を含めても、亘長100mツ
イン型ファイバ5 に対し、 1〜2 秒で全長の温度分布を
知ることが可能である。
る。図1は本発明の実際のシステム構成を示す。同図に
おいて、1 はパルス幅50psec以下、ピーク出力150mW 、
波長 820μm の安定型レーザダイオード、2 はレーザダ
イオード駆動用のコントローラであり、極短パルス光
を、送出用光ファイバ3 を通じて感温部であるツイン型
ファイバ5 に入れ、ツイン型ファイバ5 で生じた後方レ
ーリ散乱光を、検出用光ファイバ4 を通じてストリーク
カメラ又はサンプリングオシロスコープ等の光パルス検
出器6 に送出し、ここで後方レーリ散乱光の時間分布を
観測するようになっている。また、後方レーリ散乱光の
波形からパソコン7 によって、図7のようなパターンよ
り、各部の温度を計算で求めるように構成されている。
なお、パソコン7 での計算時間を含めても、亘長100mツ
イン型ファイバ5 に対し、 1〜2 秒で全長の温度分布を
知ることが可能である。
【0021】前記ツイン型ファイバ5 は、散乱光強度の
極めて大きいレーリ散乱を利用して温度分布を測定する
ために、図2および図3に示すような構成になってい
る。即ち、光ファイバは屈折率の大きいコアとその周囲
にある屈折率のやや小さいクラッドからなる。通常、光
ファイバはプラスチックか石英系の材質からなり、コア
とクラッドは同系統の材質を用いて、不純物濃度を若干
変えること(ドーピング)により屈折率に変化を与えて
いる。したがって、コアとクラッドの屈折率の温度係数
は殆んど同じである。しかし、本発明に用いるツイン型
ファイバ5 は、図2および図3に示すように、屈折率の
温度係数の異なる材質で構成したコア9 とクラッド10と
をもつ2本の光ファイバ11,12 を有し、かつその2本の
光ファイバ11,12 を接続層13によって光学的に接触させ
たものである。
極めて大きいレーリ散乱を利用して温度分布を測定する
ために、図2および図3に示すような構成になってい
る。即ち、光ファイバは屈折率の大きいコアとその周囲
にある屈折率のやや小さいクラッドからなる。通常、光
ファイバはプラスチックか石英系の材質からなり、コア
とクラッドは同系統の材質を用いて、不純物濃度を若干
変えること(ドーピング)により屈折率に変化を与えて
いる。したがって、コアとクラッドの屈折率の温度係数
は殆んど同じである。しかし、本発明に用いるツイン型
ファイバ5 は、図2および図3に示すように、屈折率の
温度係数の異なる材質で構成したコア9 とクラッド10と
をもつ2本の光ファイバ11,12 を有し、かつその2本の
光ファイバ11,12 を接続層13によって光学的に接触させ
たものである。
【0022】そして、2本の光ファイバ11,12 のうちの
1本の光ファイバ11に数10ピコ秒以下の短かいパルス光
を入射させ、もう1本の光ファイバ12にこのパルス光が
転移することを利用して温度分布を測定するものであ
る。接続層13の外周は被覆層14によって被覆されてい
る。ツイン型ファイバ5 のコア9 の径は200 μm 、コア
9 の材質は石英ガラス (屈折率1.453 、温度係数 1×10
-5/ ℃) である。クラッド10はシリコン系プラスチック
で構成され、その外径は280 μm 、屈折率は1.415 、温
度係数は-4×10-4/℃である。接続層13はヘキサクロロ
ブタジエン (液体) で構成され、ツイン型ファイバ5 の
全体の径は製作上の都合で5mm とされている。
1本の光ファイバ11に数10ピコ秒以下の短かいパルス光
を入射させ、もう1本の光ファイバ12にこのパルス光が
転移することを利用して温度分布を測定するものであ
る。接続層13の外周は被覆層14によって被覆されてい
る。ツイン型ファイバ5 のコア9 の径は200 μm 、コア
9 の材質は石英ガラス (屈折率1.453 、温度係数 1×10
-5/ ℃) である。クラッド10はシリコン系プラスチック
で構成され、その外径は280 μm 、屈折率は1.415 、温
度係数は-4×10-4/℃である。接続層13はヘキサクロロ
ブタジエン (液体) で構成され、ツイン型ファイバ5 の
全体の径は製作上の都合で5mm とされている。
【0023】なお、前記実施例ではツイン型ファイバ5
は、2本の光ファイバ11,12 を有し、これら各光ファイ
バ11,12 はコア9 とクラッド10とを夫々別個に備えてい
るが、これに代え、図8に示すようにツイン型ファイバ
5 は、光ファイバ11,12 を有し、これら各光ファイバ1
1,12 はコア9 を別個に備えると共にクラッド10を互い
に一体のものとし、そのクラッド10の外周を被覆層14で
被覆するように構成してもよい。また、図9に示すよう
にツイン型ファイバ5 は、内外二重に形成した光ファイ
バ11,12 を有し、その各光ファイバ11,12 のコア9 とク
ラッド10とを順次同心状に配置するように構成してもよ
い。
は、2本の光ファイバ11,12 を有し、これら各光ファイ
バ11,12 はコア9 とクラッド10とを夫々別個に備えてい
るが、これに代え、図8に示すようにツイン型ファイバ
5 は、光ファイバ11,12 を有し、これら各光ファイバ1
1,12 はコア9 を別個に備えると共にクラッド10を互い
に一体のものとし、そのクラッド10の外周を被覆層14で
被覆するように構成してもよい。また、図9に示すよう
にツイン型ファイバ5 は、内外二重に形成した光ファイ
バ11,12 を有し、その各光ファイバ11,12 のコア9 とク
ラッド10とを順次同心状に配置するように構成してもよ
い。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、散乱光の強いレーリー
散乱を有効に利用して温度分布の測定ができ、距離分解
能が大でかつ応答速度の速い温度分布測定が可能にな
り、その実用的効果は著大である。
散乱を有効に利用して温度分布の測定ができ、距離分解
能が大でかつ応答速度の速い温度分布測定が可能にな
り、その実用的効果は著大である。
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】ツイン型ファイバの斜視図である。
【図3】ツイン型ファイバの断面図である。
【図4】作用説明用の通常の光ファイバの断面図であ
る。
る。
【図5】後方散乱光強度と時間との関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図6】作用説明用のツイン型ファイバの断面図であ
る。
る。
【図7】ファイバ中に高・低温部があるときの後方散乱
光分布を示すグラフである。
光分布を示すグラフである。
【図8】他の実施例を示すツイン型ファイバの断面図で
ある。
ある。
【図9】他の実施例を示すツイン型ファイバの断面図で
ある。
ある。
【図10】従来の問題点説明用のグラフである。
【図11】従来の問題点説明用のグラフである。
5 ツイン型ファイバ 9 コア 10 クラッド 11 光ファイバ 12 光ファイバ
Claims (1)
- 【請求項1】 測定しようとする区間に、屈折率の温度
係数の異なるコア(9) とクラッド(10)とを有する光ファ
イバ(11),(12) を2本並べて布設し、その2本の光ファ
イバ(11),(12) を光学的に接触させた状態で、一方の光
ファイバ(11)の一端より極めて短かいパルス巾の光を入
射させ、温度上昇部においてレーリー散乱によって他方
の光ファイバ(12)へ漏れ出た光パルスの散乱の大きさと
時間遅れを検出することにより、温度上昇部の温度と位
置とを特定することを特徴とする温度分布測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5068651A JP2661856B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 温度分布測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5068651A JP2661856B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 温度分布測定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06281508A true JPH06281508A (ja) | 1994-10-07 |
| JP2661856B2 JP2661856B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=13379823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5068651A Expired - Lifetime JP2661856B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 温度分布測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2661856B2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60129632A (ja) * | 1983-12-16 | 1985-07-10 | Canon Inc | 光フアイバ−センサ |
| JPS6340827A (ja) * | 1986-06-19 | 1988-02-22 | パイアリ・ジエネラル・ピ−エルシ− | 歪および温度の検出方法および装置 |
| JPH0470527A (ja) * | 1990-07-11 | 1992-03-05 | Fujikura Ltd | 電力ケーブル線路事故点検出システムにおける検出用光ファイバ布設構造 |
| JPH0510833A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-19 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 温度センサ用フアイバ |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP5068651A patent/JP2661856B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60129632A (ja) * | 1983-12-16 | 1985-07-10 | Canon Inc | 光フアイバ−センサ |
| JPS6340827A (ja) * | 1986-06-19 | 1988-02-22 | パイアリ・ジエネラル・ピ−エルシ− | 歪および温度の検出方法および装置 |
| JPH0470527A (ja) * | 1990-07-11 | 1992-03-05 | Fujikura Ltd | 電力ケーブル線路事故点検出システムにおける検出用光ファイバ布設構造 |
| JPH0510833A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-19 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 温度センサ用フアイバ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2661856B2 (ja) | 1997-10-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4203326A (en) | Method and means for improved optical temperature sensor | |
| EP0377549B1 (en) | Remote measurement of physical variables with fiber optic systems | |
| EP0049866A2 (en) | Optical fiber temperature sensor | |
| US7057735B2 (en) | Method for measuring the optical and physical thickness of optically transparent objects | |
| JP6297064B2 (ja) | 非接触式圧力測定用光学センサ | |
| JPH0921698A (ja) | 光学的センサー | |
| US4236904A (en) | Method for monitoring optical fiber drawing | |
| CN103051378A (zh) | 基于光纤激光器混沌信号的光纤故障探测系统 | |
| US4714829A (en) | Fibre optic sensing device and method | |
| CN107389154B (zh) | 基于ofdr的空心光纤连续液位传感装置及测量方法 | |
| US4624570A (en) | Fiber optic displacement sensor | |
| US4380394A (en) | Fiber optic interferometer | |
| JP2008170327A (ja) | 屈折率検出装置、および、液位検出装置 | |
| JP2661856B2 (ja) | 温度分布測定方法 | |
| CN110108383A (zh) | 基于长f-p腔光纤白光干涉型高温高灵敏度温度传感器 | |
| JP2010271254A (ja) | 光ファイバ温度測定器 | |
| JP2724246B2 (ja) | 光ファイバ式分布形温度センサ | |
| JPS6011103A (ja) | 遠隔計測装置 | |
| JP4862594B2 (ja) | 光ファイバセンサ | |
| Hayashi et al. | First demonstration of distributed Brillouin measurement with centimeter-order resolution based on plastic optical fibers | |
| JP2511999B2 (ja) | 液体検知用光ファイバおよびこれを用いた液体検知システム | |
| JPH0756041A (ja) | デュアルコア光ファイバ及びこれを用いた温度計測装置 | |
| BE1007005A3 (nl) | Inrichting voor het bepalen van het vermogen van een energieflux. | |
| JPS57194324A (en) | Optical temperature measuring device | |
| KR0171312B1 (ko) | 광서큘레이터를 이용한 분포형 광온도센서의 광학계 |