JPH06281877A - レーザ加工用エネルギー分割装置 - Google Patents
レーザ加工用エネルギー分割装置Info
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- JPH06281877A JPH06281877A JP5067777A JP6777793A JPH06281877A JP H06281877 A JPH06281877 A JP H06281877A JP 5067777 A JP5067777 A JP 5067777A JP 6777793 A JP6777793 A JP 6777793A JP H06281877 A JPH06281877 A JP H06281877A
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Landscapes
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】エネルギーロスが少なく、温度上昇の影響がな
く、しかも、エネルギー分割の調整を容易にする。 【構成】分割光学系は、コリメートレンズ11を通り断
面が略円状のレーザ光の断面を分割して、複数のレーザ
光に分割するミラー系14有する。前記断面を分割され
た複数のレーザ光が絞られるアパーチャ13の断面が円
形をしており、アパーチャ13の断面が前記レーザ光の
断面の略重心位置Oにくるようにアパーチャ13を配す
る。
く、しかも、エネルギー分割の調整を容易にする。 【構成】分割光学系は、コリメートレンズ11を通り断
面が略円状のレーザ光の断面を分割して、複数のレーザ
光に分割するミラー系14有する。前記断面を分割され
た複数のレーザ光が絞られるアパーチャ13の断面が円
形をしており、アパーチャ13の断面が前記レーザ光の
断面の略重心位置Oにくるようにアパーチャ13を配す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ発振器から出力さ
れたレーザ光を、溶接や切断、孔明けといった加工を行
うレーザ加工機に供給するに際して、複数のレーザ加工
機にレーザ光を送ることができるレーザ加工用エネルギ
ー分割装置に関するものである。
れたレーザ光を、溶接や切断、孔明けといった加工を行
うレーザ加工機に供給するに際して、複数のレーザ加工
機にレーザ光を送ることができるレーザ加工用エネルギ
ー分割装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工機においては、一般にレーザ
発振器から出力されたレーザ光を結合レンズにより光フ
ァイバに入射してこの光ファイバの他端から加工用集光
レンズにレーザ光を導いている。この場合、単一のレー
ザ発振器からは単一の加工点にレーザ光を送ることがで
きるだけであるが、特公平3−9834号公報に示され
ているように、光ファイバによる伝送経路中に、中継器
1を設置するとともに、この中継器1中にレーザ光を分
割する半透過のビームスプリッタを配置することで、図
8に示すように、レーザ発振器2から出力されるレーザ
光を複数の加工用光学系3,3に送ることができる。
発振器から出力されたレーザ光を結合レンズにより光フ
ァイバに入射してこの光ファイバの他端から加工用集光
レンズにレーザ光を導いている。この場合、単一のレー
ザ発振器からは単一の加工点にレーザ光を送ることがで
きるだけであるが、特公平3−9834号公報に示され
ているように、光ファイバによる伝送経路中に、中継器
1を設置するとともに、この中継器1中にレーザ光を分
割する半透過のビームスプリッタを配置することで、図
8に示すように、レーザ発振器2から出力されるレーザ
光を複数の加工用光学系3,3に送ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、中継器
1は図9に示すように、入射用光ファイバ10から出る
レーザ光を平行なものとするコリメートレンズ11と、
平行なレーザ光を出射用光ファイバに入射するための集
光レンズ12とから構成されている。ところで、光ファ
イバにレーザ光を入射するにあたっては、次の条件を満
足しなくてはならない。すなわち、レーザ光のスポット
径をd、光ファイバのコア径をdf、レーザ光の入射角
をθ、光ファイバ固有の開口数(ヌメリカル・アパーチ
ャー)をNAとする時、 d≦df (1) θ=2sin-1NA (2) また光ファイバから出た光は、図9に示す光学系におい
て、コリメートレンズ11の焦点距離をf1、集光レン
ズ12の焦点距離をf2、光ファイバ10からの出射角
をθ1、集光レンズ12の集光角をθ2、コリメートレ
ンズ11で平行とされたレーザ光のビーム径をD、光フ
ァイバ10のコア径をd1、集光径をd2とする時、 f1・θ1=f2θ2=D (3) d2/d1=f2/f1 (4) ∴ d1θ1=d2θ2 (5) θ1=2sin-1NA (6) という条件を満足している。
1は図9に示すように、入射用光ファイバ10から出る
レーザ光を平行なものとするコリメートレンズ11と、
平行なレーザ光を出射用光ファイバに入射するための集
光レンズ12とから構成されている。ところで、光ファ
イバにレーザ光を入射するにあたっては、次の条件を満
足しなくてはならない。すなわち、レーザ光のスポット
径をd、光ファイバのコア径をdf、レーザ光の入射角
をθ、光ファイバ固有の開口数(ヌメリカル・アパーチ
ャー)をNAとする時、 d≦df (1) θ=2sin-1NA (2) また光ファイバから出た光は、図9に示す光学系におい
て、コリメートレンズ11の焦点距離をf1、集光レン
ズ12の焦点距離をf2、光ファイバ10からの出射角
をθ1、集光レンズ12の集光角をθ2、コリメートレ
ンズ11で平行とされたレーザ光のビーム径をD、光フ
ァイバ10のコア径をd1、集光径をd2とする時、 f1・θ1=f2θ2=D (3) d2/d1=f2/f1 (4) ∴ d1θ1=d2θ2 (5) θ1=2sin-1NA (6) という条件を満足している。
【0004】この時、上記公報にも示されているよう
に、出射用光ファイバ10の径を小さくしておくことが
レーザ光のエネルギー密度を高める点で好ましいのであ
るが、中継器1において、径の小さい出射用光ファイバ
18にレーザ光を入射させるのは非常に困難である。な
ぜなら、入射用光ファイバ10から出たレーザ光は、
(6)式のように、光ファイバ固有の開口数NAで決ま
る角度まで広がってしまうことから、これをコリメート
レンズ11で平行光とし、集光レンズ12で集光するに
あたり、集光径d2を小さくして径の小さい出射用光フ
ァイバ18に入射させるには、上記(3)(4)(5)
式から明らかなように、集光レンズ12として焦点距離
f2が小さく、従って集光角θ2が大きいものを用いな
くてはならず、この時、集光角θ2が出射用光ファイバ
18の開口数NAを越えてしまって、(2)式を満足し
なくなることが生ずる。つまり、レーザ光の一部しか利
用できなくなってしまうものであり、これを避けるに
は、開口数NAが大きく、径が大きい光ファイバを用い
なくてはならない。
に、出射用光ファイバ10の径を小さくしておくことが
レーザ光のエネルギー密度を高める点で好ましいのであ
るが、中継器1において、径の小さい出射用光ファイバ
18にレーザ光を入射させるのは非常に困難である。な
ぜなら、入射用光ファイバ10から出たレーザ光は、
(6)式のように、光ファイバ固有の開口数NAで決ま
る角度まで広がってしまうことから、これをコリメート
レンズ11で平行光とし、集光レンズ12で集光するに
あたり、集光径d2を小さくして径の小さい出射用光フ
ァイバ18に入射させるには、上記(3)(4)(5)
式から明らかなように、集光レンズ12として焦点距離
f2が小さく、従って集光角θ2が大きいものを用いな
くてはならず、この時、集光角θ2が出射用光ファイバ
18の開口数NAを越えてしまって、(2)式を満足し
なくなることが生ずる。つまり、レーザ光の一部しか利
用できなくなってしまうものであり、これを避けるに
は、開口数NAが大きく、径が大きい光ファイバを用い
なくてはならない。
【0005】加えるに、光ファイバから出たレーザ光を
レンズ系を用いて再び同じ開口数NAの光ファイバに入
射する場合、(2)式を満足するには入射用光ファイバ
10として出射用光ファイバ18と同じ径以上の径をも
つものとしなくてはならないが、レンズには収差がつき
ものであるために、同じ径の光ファイバに完全に再入射
させるのは難しく、またレーザ加工に用いるレーザ光は
非常にエネルギー密度が高いために、きちんと光ファイ
バに入射させないと光ファイバの端面を損傷破壊してし
まう場合があり、実際上、径の小さい光ファイバを出射
側(つまりはレーザ加工側)に用いることができない。
レンズ系を用いて再び同じ開口数NAの光ファイバに入
射する場合、(2)式を満足するには入射用光ファイバ
10として出射用光ファイバ18と同じ径以上の径をも
つものとしなくてはならないが、レンズには収差がつき
ものであるために、同じ径の光ファイバに完全に再入射
させるのは難しく、またレーザ加工に用いるレーザ光は
非常にエネルギー密度が高いために、きちんと光ファイ
バに入射させないと光ファイバの端面を損傷破壊してし
まう場合があり、実際上、径の小さい光ファイバを出射
側(つまりはレーザ加工側)に用いることができない。
【0006】本出願人は、上述の課題に対するものとし
て、特願平4ー262205号を提案している。このも
のは図7に示すように、アパーチャ13を用いてレーザ
光の一部をカットして、レーザ光の径を小さくして入射
側のレーザ光側のコリメータレンズ11よりも短い焦点
距離を有する集光レンズ12で光ファイバにレーザ光を
集光して入射できるものである。これにより、出射用光
ファイバ18に傷損を与えることなく、レーザ光を分割
して伝送できるものである。しかし、前述のものはビー
ムスプリッタで分割されたレーザ光の径すなわち断面積
は、分割される前と略同じである。つまり、出射用光フ
ァイバ18の端面で、レーザ光のスポット径を光ファイ
バのコア径の0.8〜0.9倍程度に集光しようとすれ
ば、前記アパーチャ13で、コリメータレンズで平行に
されたレーザ光の径を0.8〜0.9倍にしなけばなら
ず、面積では0.64〜0.81倍となる。すなわち、
19〜36%はアパーチャ13でカットされることにな
る。カットされたレーザ光はロスとなる。エネルギー分
割装置を用いた場合、1箇所の加工には、レーザ発振器
の数分の1のものであるので、ロスはできる限り低いも
のが望ましいと共に、レーザ出力が大きくなると、アパ
ーチャの温度が非常に高くなって、光学レンズやミラー
に悪影響を及ぼすことも生じる。
て、特願平4ー262205号を提案している。このも
のは図7に示すように、アパーチャ13を用いてレーザ
光の一部をカットして、レーザ光の径を小さくして入射
側のレーザ光側のコリメータレンズ11よりも短い焦点
距離を有する集光レンズ12で光ファイバにレーザ光を
集光して入射できるものである。これにより、出射用光
ファイバ18に傷損を与えることなく、レーザ光を分割
して伝送できるものである。しかし、前述のものはビー
ムスプリッタで分割されたレーザ光の径すなわち断面積
は、分割される前と略同じである。つまり、出射用光フ
ァイバ18の端面で、レーザ光のスポット径を光ファイ
バのコア径の0.8〜0.9倍程度に集光しようとすれ
ば、前記アパーチャ13で、コリメータレンズで平行に
されたレーザ光の径を0.8〜0.9倍にしなけばなら
ず、面積では0.64〜0.81倍となる。すなわち、
19〜36%はアパーチャ13でカットされることにな
る。カットされたレーザ光はロスとなる。エネルギー分
割装置を用いた場合、1箇所の加工には、レーザ発振器
の数分の1のものであるので、ロスはできる限り低いも
のが望ましいと共に、レーザ出力が大きくなると、アパ
ーチャの温度が非常に高くなって、光学レンズやミラー
に悪影響を及ぼすことも生じる。
【0007】また、前記例では、ビームスプリッタ14
を用いて分割を行っているが、ビームスプリッタ14は
実際には設計した分割比通りには製作することは困難
で、ある程度のばらつきを有している。加工上のばらつ
きが問題になる場合、分割された後のエネルギーの最も
小さいものに合わせるように、エネルギーを減少させ
て、略同じ程度になるように後で調整をしていた。
を用いて分割を行っているが、ビームスプリッタ14は
実際には設計した分割比通りには製作することは困難
で、ある程度のばらつきを有している。加工上のばらつ
きが問題になる場合、分割された後のエネルギーの最も
小さいものに合わせるように、エネルギーを減少させ
て、略同じ程度になるように後で調整をしていた。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、ロスが少なく、
温度上昇の影響がなく、しかも、エネルギー分割の調整
が容易なレーザ加工機用エネルギー分割装置を提供しよ
うとするにある。
ものであり、その目的とするところは、ロスが少なく、
温度上昇の影響がなく、しかも、エネルギー分割の調整
が容易なレーザ加工機用エネルギー分割装置を提供しよ
うとするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ発振器
から出力されたレーザ光を導く入射用光ファイバと、こ
の入射用光ファイバから出たレーザ光を平行光とするコ
リメートレンズと、レーザ光を分割する分割光学系と、
分割されたレーザ光を絞る複数のアパーチャと、コリメ
ータレンズより短い焦点距離をもち、前記入射用光ファ
イバと同じコア径を有する複数の出射用光ファイバにレ
ーザ光を集光させるための複数の集光レンズより構成さ
れたレーザ加工用エネルギー分割装置において、前記分
割光学系は、前記コリメートレンズを通り断面が略円状
のレーザ光の断面を分割して、複数のレーザ光に分割す
るミラー系を有すると共に、前記断面を分割された複数
のレーザ光が絞られるアパーチャの断面が円形をしてお
り、アパーチャの断面が前記レーザ光の断面形状の略重
心にくるようにアパーチャが配されて成ることを特徴と
するものである。
から出力されたレーザ光を導く入射用光ファイバと、こ
の入射用光ファイバから出たレーザ光を平行光とするコ
リメートレンズと、レーザ光を分割する分割光学系と、
分割されたレーザ光を絞る複数のアパーチャと、コリメ
ータレンズより短い焦点距離をもち、前記入射用光ファ
イバと同じコア径を有する複数の出射用光ファイバにレ
ーザ光を集光させるための複数の集光レンズより構成さ
れたレーザ加工用エネルギー分割装置において、前記分
割光学系は、前記コリメートレンズを通り断面が略円状
のレーザ光の断面を分割して、複数のレーザ光に分割す
るミラー系を有すると共に、前記断面を分割された複数
のレーザ光が絞られるアパーチャの断面が円形をしてお
り、アパーチャの断面が前記レーザ光の断面形状の略重
心にくるようにアパーチャが配されて成ることを特徴と
するものである。
【0010】また、前記ミラー系は、前記コリメートレ
ンズを通った断面が略円状のレーザの断面を複数の扇状
の断面を有したレーザ光に分割する為に、複数のレーザ
光の光軸に斜めの反射面を有する多面体ミラーより成っ
ていることを特徴とするものである。また、前記ミラー
系は、前記コリメータレンズを通った断面が略円状のレ
ーザの断面の一部にレーザ光の光軸に対し、斜めの反射
面を有するミラーが順次配されて、レーザ光をスライス
して分割することを特徴とするものである。
ンズを通った断面が略円状のレーザの断面を複数の扇状
の断面を有したレーザ光に分割する為に、複数のレーザ
光の光軸に斜めの反射面を有する多面体ミラーより成っ
ていることを特徴とするものである。また、前記ミラー
系は、前記コリメータレンズを通った断面が略円状のレ
ーザの断面の一部にレーザ光の光軸に対し、斜めの反射
面を有するミラーが順次配されて、レーザ光をスライス
して分割することを特徴とするものである。
【0011】また、前記ミラー系には、前記コリメータ
レンズを通ったレーザ光の光軸に対して、垂直な方向に
微動できる機構が配されており、レーザ光のパワーの分
割する比率を調整できるようになっていることを特徴と
するものである。
レンズを通ったレーザ光の光軸に対して、垂直な方向に
微動できる機構が配されており、レーザ光のパワーの分
割する比率を調整できるようになっていることを特徴と
するものである。
【0012】
【作用】請求項1によれば、ミラー系により分割された
複数のレーザ光の各々の断面形状は、分割前の略円状の
レーザ光の断面を分割したものになっており、断面積
は、分割数分の1になっていると共に、円形のアパーチ
ャが、各々に分割されたレーザ光の断面形状の略重心位
置に配されているので、アパーチャでカットされるレー
ザエネルギーが低く抑えられ、すなわち、アパーチャの
温度上昇が低く抑えられるものである。ところで、上記
略重心位置Oとは、図2に示すように、直径D1の半円
に、直径D1の円を重ねた時に、重なった部分の面積が
最大となる位置のことであり、実際は、透過エネルギー
(パワー)が最大となる位置を示している。これによ
り、アパーチャを透過しないレーザエネルギーすなわち
ロスを低く抑えることができるものである。 レーザ光
の断面を分圧するミラー系の手段として、請求項2で
は、複数のレーザ光の光軸に対して斜めの反射面を有す
る多面体ミラーより成っており、分割前の略円状のレー
ザ光の断面を複数の扇状の断面を有したレーザ光に分割
している。
複数のレーザ光の各々の断面形状は、分割前の略円状の
レーザ光の断面を分割したものになっており、断面積
は、分割数分の1になっていると共に、円形のアパーチ
ャが、各々に分割されたレーザ光の断面形状の略重心位
置に配されているので、アパーチャでカットされるレー
ザエネルギーが低く抑えられ、すなわち、アパーチャの
温度上昇が低く抑えられるものである。ところで、上記
略重心位置Oとは、図2に示すように、直径D1の半円
に、直径D1の円を重ねた時に、重なった部分の面積が
最大となる位置のことであり、実際は、透過エネルギー
(パワー)が最大となる位置を示している。これによ
り、アパーチャを透過しないレーザエネルギーすなわち
ロスを低く抑えることができるものである。 レーザ光
の断面を分圧するミラー系の手段として、請求項2で
は、複数のレーザ光の光軸に対して斜めの反射面を有す
る多面体ミラーより成っており、分割前の略円状のレー
ザ光の断面を複数の扇状の断面を有したレーザ光に分割
している。
【0013】請求項3では、レーザ光の断面を分割する
ミラー系の手段として、レーザ光断面の中の一部にレー
ザ光の光軸に対し斜めの反射面を有する第1段目のミラ
ーを配して、レーザ光をスライス(輪切り)するように
一部を反射させ、残りのレーザ光はそのまま透過させて
いる。透過したレーザ光の断面の中の一部に次段のミラ
ーを配し、さらに一部を反射させ、残りのレーザ光を透
過させることを繰り返して、1つの円形のレーザ光を複
数にスライスされたレーザ光に分割するものである。
ミラー系の手段として、レーザ光断面の中の一部にレー
ザ光の光軸に対し斜めの反射面を有する第1段目のミラ
ーを配して、レーザ光をスライス(輪切り)するように
一部を反射させ、残りのレーザ光はそのまま透過させて
いる。透過したレーザ光の断面の中の一部に次段のミラ
ーを配し、さらに一部を反射させ、残りのレーザ光を透
過させることを繰り返して、1つの円形のレーザ光を複
数にスライスされたレーザ光に分割するものである。
【0014】請求項4では、レーザ光断面の中の一部に
配されたミラー系を、レーザ光の光軸に対して、垂直な
方向に微動させることにより、複数の方向に反射させる
レーザ光の断面積を変化させることができ、エネルギー
(パワー)の分割比率を微調整することができるように
なっている。
配されたミラー系を、レーザ光の光軸に対して、垂直な
方向に微動させることにより、複数の方向に反射させる
レーザ光の断面積を変化させることができ、エネルギー
(パワー)の分割比率を微調整することができるように
なっている。
【0015】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図1において、中継器1の一端にはレーザ発振器
からのレーザ光を導く入射用光ファイバ10用のコネク
タ16が設けられ、他端側にはレーザ光を加工用光学系
に導くための出射用光ファイバ18用のコネクタ17が
二つ設けられている。そして中継器1内には、光ファイ
バ10から出たレーザ光を平行光とするためのコリメー
トレンズ11と、コリメートレンズ11から出た平行な
ビーム径D1のレーザ光の断面を分割するためのミラー
系14と、ミラー系14で分割反射されたレーザ光の向
きを変換して、ミラー系14で分割された2つのレーザ
光の向きを同じとする全反射ミラー15,15と、上記
D1よりも小さい開口径D2を持ち、断面を分割された
レーザ光の断面形状の略重心位置Oに配されたアパーチ
ャ13,13と、アパーチャ13,13を通過した二つ
のレーザ光を夫々出射用光ファイバ18,18に入射さ
せる二つの集光レンズ12,12とが納められている。
ると、図1において、中継器1の一端にはレーザ発振器
からのレーザ光を導く入射用光ファイバ10用のコネク
タ16が設けられ、他端側にはレーザ光を加工用光学系
に導くための出射用光ファイバ18用のコネクタ17が
二つ設けられている。そして中継器1内には、光ファイ
バ10から出たレーザ光を平行光とするためのコリメー
トレンズ11と、コリメートレンズ11から出た平行な
ビーム径D1のレーザ光の断面を分割するためのミラー
系14と、ミラー系14で分割反射されたレーザ光の向
きを変換して、ミラー系14で分割された2つのレーザ
光の向きを同じとする全反射ミラー15,15と、上記
D1よりも小さい開口径D2を持ち、断面を分割された
レーザ光の断面形状の略重心位置Oに配されたアパーチ
ャ13,13と、アパーチャ13,13を通過した二つ
のレーザ光を夫々出射用光ファイバ18,18に入射さ
せる二つの集光レンズ12,12とが納められている。
【0016】上記アパーチャ13は、耐熱性及び放熱性
を有してレーザ光を反射する金属(たとえば黄銅やアル
ミニウム、あるいは金属に金メッキを施したもの)で形
成されている。そして、このものにおける集光レンズ1
2,12の焦点距離f2は、 f1・θ1=D1 (7) f2θ2=D2 (8) d2/d1=f2/f1 (9) d2≦df (10) θ2=2sin-1NA (11) という条件を満足する範囲で、コリメートレンズ11の
焦点距離f1より小さく設定してある。集光レンズ12
に入るレーザ光のビーム径がアパーチャ13によって絞
られているために、焦点距離f2を長くすることと、集
光角θ2を小さくすることに有利になっているものであ
り、これ故に、出射用光ファイバ18として、開口数N
Aが小さく、径が小さいものを用いることができるよう
になっているものである。
を有してレーザ光を反射する金属(たとえば黄銅やアル
ミニウム、あるいは金属に金メッキを施したもの)で形
成されている。そして、このものにおける集光レンズ1
2,12の焦点距離f2は、 f1・θ1=D1 (7) f2θ2=D2 (8) d2/d1=f2/f1 (9) d2≦df (10) θ2=2sin-1NA (11) という条件を満足する範囲で、コリメートレンズ11の
焦点距離f1より小さく設定してある。集光レンズ12
に入るレーザ光のビーム径がアパーチャ13によって絞
られているために、焦点距離f2を長くすることと、集
光角θ2を小さくすることに有利になっているものであ
り、これ故に、出射用光ファイバ18として、開口数N
Aが小さく、径が小さいものを用いることができるよう
になっているものである。
【0017】上記ミラー系14で二分割されたレーザ光
の断面は、図2に示すように、直径がD1の円の半分の
半円形状をしており、その半円の断面積の略重心位置O
に円形の開口径D2の中心がくるようにアパーチャ13
が配されている。上記略重心位置Oとは、直径D1の半
円に、直径D1の円を重ねた時に、重なった部分の面積
が最大となる位置のことであり、実際は、透過エネルギ
ー(パワー)が最大となる位置を示している。これによ
り、アパーチャ13を透過しないレーザエネルギーすな
わちエネルギーロスを低く抑えることができるものであ
る。
の断面は、図2に示すように、直径がD1の円の半分の
半円形状をしており、その半円の断面積の略重心位置O
に円形の開口径D2の中心がくるようにアパーチャ13
が配されている。上記略重心位置Oとは、直径D1の半
円に、直径D1の円を重ねた時に、重なった部分の面積
が最大となる位置のことであり、実際は、透過エネルギ
ー(パワー)が最大となる位置を示している。これによ
り、アパーチャ13を透過しないレーザエネルギーすな
わちエネルギーロスを低く抑えることができるものであ
る。
【0018】上記実施例は、ミラー系14として、図3
に示すようなレーザ光軸に対して二つの斜めの反射面1
4a,14bを有する5面体(4角柱)の多面体ミラー
を用いて2分割したものであるが、図4に示すような5
面体(4角錐)を用い、頂点Pがレーザ光の光軸の中心
にくるように配することにより、4分割することもで
き、レーザ光に断面内に有する斜めの反射面の数により
種々の分割数を達成することができる。尚、4分割の時
は、分割後のレーザ光の断面w,x,y,zは、1/4
円になっている(図4(b)参照)。
に示すようなレーザ光軸に対して二つの斜めの反射面1
4a,14bを有する5面体(4角柱)の多面体ミラー
を用いて2分割したものであるが、図4に示すような5
面体(4角錐)を用い、頂点Pがレーザ光の光軸の中心
にくるように配することにより、4分割することもで
き、レーザ光に断面内に有する斜めの反射面の数により
種々の分割数を達成することができる。尚、4分割の時
は、分割後のレーザ光の断面w,x,y,zは、1/4
円になっている(図4(b)参照)。
【0019】図5に他の実施例を示す。図1との違い
は、コリメートレンズ11から出た平行なビーム径D1
のレーザ光の一部を反射させるようにビームスライスミ
ラー19が配されていることである。本実施例は、2分
割を示すもので、ビームスライスミラー19にて反射さ
れたレーザ光の断面及び、ビームスライスミラー19で
反射されず透過されたレーザ光の断面は、略半円状にな
っており、前述の実施例と同様、半円形の断面の重心位
置Oにアパーチャ13の開口部中心がくるように配され
ている。
は、コリメートレンズ11から出た平行なビーム径D1
のレーザ光の一部を反射させるようにビームスライスミ
ラー19が配されていることである。本実施例は、2分
割を示すもので、ビームスライスミラー19にて反射さ
れたレーザ光の断面及び、ビームスライスミラー19で
反射されず透過されたレーザ光の断面は、略半円状にな
っており、前述の実施例と同様、半円形の断面の重心位
置Oにアパーチャ13の開口部中心がくるように配され
ている。
【0020】図6には、4分割した例を示す。図6にお
いてビームスライスミラー19a,19b,19cを矢
印イ、ロ、ハの方向に動かすことにより、ビームスライ
スミラー19a・・で反射されるレーザエネルギーすな
わちレーザ光の断面積の増減が可能となる。これによ
り、分割された後のレーザ光をファイバで伝送させ加工
点まで導いた時の加工点でのレーザエネルギーを均等に
したり、意図的に差をつけたりすることが可能となる。
これは、前述の図1及び図4,図5の実施例でも同じこ
とが言える。
いてビームスライスミラー19a,19b,19cを矢
印イ、ロ、ハの方向に動かすことにより、ビームスライ
スミラー19a・・で反射されるレーザエネルギーすな
わちレーザ光の断面積の増減が可能となる。これによ
り、分割された後のレーザ光をファイバで伝送させ加工
点まで導いた時の加工点でのレーザエネルギーを均等に
したり、意図的に差をつけたりすることが可能となる。
これは、前述の図1及び図4,図5の実施例でも同じこ
とが言える。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のように、ミラー系により
分割された複数のレーザ光の各々の断面形状は、分割前
の略円状のレーザ光の断面を分割したものになってお
り、断面積は、分割数分の1になっていると共に、円形
のアパーチャが、各々に分割されたレーザ光の断面の略
重心位置に配されているので、アパーチャでカットされ
るレーザエネルギーが低く抑えられ、すなわち、アパー
チャの温度上昇が低く抑えられるものである。
分割された複数のレーザ光の各々の断面形状は、分割前
の略円状のレーザ光の断面を分割したものになってお
り、断面積は、分割数分の1になっていると共に、円形
のアパーチャが、各々に分割されたレーザ光の断面の略
重心位置に配されているので、アパーチャでカットされ
るレーザエネルギーが低く抑えられ、すなわち、アパー
チャの温度上昇が低く抑えられるものである。
【0022】レーザ光の断面を分圧するミラー系の手段
として、請求項2では、複数のレーザ光の光軸に対して
斜めの反射面を有する多面体ミラーより成っており、分
割前の略円状のレーザ光の断面を複数の扇状の断面を有
したレーザ光に分割している。請求項3では、レーザ光
の断面を分割するミラー系の手段として、レーザ光断面
の中の一部にレーザ光の光軸に対し斜めの反射面を有す
る第1段目のミラーを配して、レーザ光をスライス(輪
切り)するように一部を反射させ、残りのレーザ光はそ
のまま透過させている。透過したレーザ光の断面の中の
一部に次段のミラーを配し、さらに一部を反射させ、残
りのレーザ光を透過させることを繰り返して、1つの円
形のレーザ光を複数にスライスされたレーザ光に分割す
るものである。
として、請求項2では、複数のレーザ光の光軸に対して
斜めの反射面を有する多面体ミラーより成っており、分
割前の略円状のレーザ光の断面を複数の扇状の断面を有
したレーザ光に分割している。請求項3では、レーザ光
の断面を分割するミラー系の手段として、レーザ光断面
の中の一部にレーザ光の光軸に対し斜めの反射面を有す
る第1段目のミラーを配して、レーザ光をスライス(輪
切り)するように一部を反射させ、残りのレーザ光はそ
のまま透過させている。透過したレーザ光の断面の中の
一部に次段のミラーを配し、さらに一部を反射させ、残
りのレーザ光を透過させることを繰り返して、1つの円
形のレーザ光を複数にスライスされたレーザ光に分割す
るものである。
【0023】請求項4では、レーザ光断面の中の一部に
配されたミラー系を、レーザ光の光軸に対して、垂直な
方向に微動させることにより、複数の方向に反射させる
レーザ光の断面積を変化させることができ、エネルギー
(パワー)の分割比率を微調整することができるという
利点がある。
配されたミラー系を、レーザ光の光軸に対して、垂直な
方向に微動させることにより、複数の方向に反射させる
レーザ光の断面積を変化させることができ、エネルギー
(パワー)の分割比率を微調整することができるという
利点がある。
【図1】本発明の一実施例の光学的系統図である。
【図2】同上のミラー系にて分割されたレーザ光断面と
アパーチャの開口部との設定関係を示す説明図である。
アパーチャの開口部との設定関係を示す説明図である。
【図3】同上の請求項2の実施例のミラー系の説明図で
ある。
ある。
【図4】同上の他の実施例におけるミラー系の作用を示
し、(a)(b)は説明図である。
し、(a)(b)は説明図である。
【図5】同上の請求項3の実施例の光学的系統図であ
る。
る。
【図6】同上の請求項4の実施例を示し、(a)は説明
図、(b)は(a)のAーA線におけるレーザ光断面形
状を示し、(c)は(a)のBーB線におけるレーザ光
断面形状を示し、(d)は(a)のCーC線におけるレ
ーザ光断面形状を示し、(e)は(a)のDーD線にお
けるレーザ光断面形状を示している。
図、(b)は(a)のAーA線におけるレーザ光断面形
状を示し、(c)は(a)のBーB線におけるレーザ光
断面形状を示し、(d)は(a)のCーC線におけるレ
ーザ光断面形状を示し、(e)は(a)のDーD線にお
けるレーザ光断面形状を示している。
【図7】従来例の概略図である。
【図8】他の従来例の概略図である。
【図9】同上の光学系の条件を説明するための光路図で
ある。
ある。
10 入射用光ファイバ 11 コリメートレンズ 13 アパーチャ 14 ミラー系 18 出射用光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 勉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 レーザ発振器から出力されたレーザ光を
導く入射用光ファイバと、この入射用光ファイバから出
たレーザ光を平行光とするコリメートレンズと、レーザ
光を分割する分割光学系と、分割されたレーザ光を絞る
複数のアパーチャと、コリメータレンズより短い焦点距
離をもち、前記入射用光ファイバと同じコア径を有する
複数の出射用光ファイバにレーザ光を集光させるための
複数の集光レンズより構成されたレーザ加工用エネルギ
ー分割装置において、前記分割光学系は、前記コリメー
トレンズを通った断面が略円状のレーザ光の断面を分割
して、複数のレーザ光に分割するミラー系を有すると共
に、前記断面を分割された複数のレーザ光が絞られるア
パーチャの断面が円形をしており、アパーチャの断面が
前記レーザ光の断面形状の略重心にくるようにアパーチ
ャが配されて成ることを特徴とするレーザ加工用エネル
ギー分割装置。 - 【請求項2】 前記ミラー系は、前記コリメートレンズ
を通った断面が略円状のレーザの断面を複数の扇状の断
面を有したレーザ光に分割する為に、複数のレーザ光の
光軸に斜めの反射面を有する多面体ミラーより成ってい
ることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工用エネル
ギー分割装置。 - 【請求項3】 前記ミラー系は、前記コリメータレンズ
を通った断面が略円状のレーザの断面の一部に、レーザ
光の光軸に対して斜めの反射面を有するミラーが順次配
されて、レーザ光をスライスして分割することを特徴と
する請求項1記載のレーザ加工用エネルギー分割装置。 - 【請求項4】 前記ミラー系には、前記コリメータレン
ズを通ったレーザ光の光軸に対して、垂直な方向に微動
できる機構が配されており、レーザ光のパワーの分割す
る比率を調整できるようになっていることを特徴とする
請求項1記載のレーザ加工用エネルギー分割装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5067777A JPH06281877A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | レーザ加工用エネルギー分割装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5067777A JPH06281877A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | レーザ加工用エネルギー分割装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06281877A true JPH06281877A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13354728
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5067777A Withdrawn JPH06281877A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | レーザ加工用エネルギー分割装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06281877A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100347766B1 (ko) * | 2000-02-17 | 2002-08-09 | 주식회사 이오테크닉스 | 레이저 빔 분할 장치 |
| KR100740185B1 (ko) * | 2006-01-24 | 2007-07-18 | (주)예스레이저 | 레이저 용접기의 분광장치 |
| CN108519670A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-09-11 | 苏州天弘激光股份有限公司 | 可调激光分光分能装置 |
| JP2022022765A (ja) * | 2020-07-06 | 2022-02-07 | 古河電気工業株式会社 | 結合モジュール及び焼灼装置 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP5067777A patent/JPH06281877A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100347766B1 (ko) * | 2000-02-17 | 2002-08-09 | 주식회사 이오테크닉스 | 레이저 빔 분할 장치 |
| KR100740185B1 (ko) * | 2006-01-24 | 2007-07-18 | (주)예스레이저 | 레이저 용접기의 분광장치 |
| CN108519670A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-09-11 | 苏州天弘激光股份有限公司 | 可调激光分光分能装置 |
| CN108519670B (zh) * | 2018-06-28 | 2024-02-20 | 苏州天弘激光股份有限公司 | 可调激光分光分能装置 |
| JP2022022765A (ja) * | 2020-07-06 | 2022-02-07 | 古河電気工業株式会社 | 結合モジュール及び焼灼装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |