JPH06282019A - 立体写真用感熱転写記録シートとこれを用いた立体写真の製法 - Google Patents
立体写真用感熱転写記録シートとこれを用いた立体写真の製法Info
- Publication number
- JPH06282019A JPH06282019A JP5070574A JP7057493A JPH06282019A JP H06282019 A JPH06282019 A JP H06282019A JP 5070574 A JP5070574 A JP 5070574A JP 7057493 A JP7057493 A JP 7057493A JP H06282019 A JPH06282019 A JP H06282019A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- dimensional
- image signal
- stereoscopic
- subject
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被写体のいかんにかかわらず、極めて簡便
に、かつ短時間で、複雑な湿式化学処理を行うことな
く、良好な立体効果を奏する立体写真を得る。 【構成】 被写体を画像読取手段にて読み取って画像信
号とし、この画像信号を画像処理して、レンチキュラー
レンズを通してみた被写体の画像が立体的となる疑似立
体画像信号を作り、この疑似立体画像信号を用いてレン
チキュラーレンズシートを基材1とし、これの裏面に染
料受容層2を設けた立体写真用感熱転写記録シートの染
料受容層2に疑似立体画像を記録して立体写真とする。
に、かつ短時間で、複雑な湿式化学処理を行うことな
く、良好な立体効果を奏する立体写真を得る。 【構成】 被写体を画像読取手段にて読み取って画像信
号とし、この画像信号を画像処理して、レンチキュラー
レンズを通してみた被写体の画像が立体的となる疑似立
体画像信号を作り、この疑似立体画像信号を用いてレン
チキュラーレンズシートを基材1とし、これの裏面に染
料受容層2を設けた立体写真用感熱転写記録シートの染
料受容層2に疑似立体画像を記録して立体写真とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、昇華型感熱転写記録
方式によって簡単に立体写真を作成する方法に関する。
方式によって簡単に立体写真を作成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レンチキュラーレンズを用い
た銀塩写真による立体写真の製造方法が知られている。
この公知方法によると、まず風景、人物などの被写体に
対して、カメラを水平方向に一定の距離ずつ移動させな
がら複数回の撮影を行い、複数枚の一連の銀塩ネガフィ
ルムを作成する。次に表面にレンチキュラーレンズシー
トを貼り付けた立体写真用の銀塩印画材料に、レンチキ
ュラーレンズシートのそれぞれのレンズの下方に該レン
ズによって圧縮された帯状画像が連続して形成されるよ
う、上述の一連のネガフィルムを用い、各ネガフィルム
と印画材料との平行方向位置を一定距離ずつ異ならさせ
て露光する。その後、印画材料を現像することによって
立体写真が得られる。
た銀塩写真による立体写真の製造方法が知られている。
この公知方法によると、まず風景、人物などの被写体に
対して、カメラを水平方向に一定の距離ずつ移動させな
がら複数回の撮影を行い、複数枚の一連の銀塩ネガフィ
ルムを作成する。次に表面にレンチキュラーレンズシー
トを貼り付けた立体写真用の銀塩印画材料に、レンチキ
ュラーレンズシートのそれぞれのレンズの下方に該レン
ズによって圧縮された帯状画像が連続して形成されるよ
う、上述の一連のネガフィルムを用い、各ネガフィルム
と印画材料との平行方向位置を一定距離ずつ異ならさせ
て露光する。その後、印画材料を現像することによって
立体写真が得られる。
【0003】この公知方法では、被写体を多連撮影して
一連のネガフィルムを作成しているため、動きのある被
写体については得られる立体写真が不明瞭となる欠点が
ある。この欠点を解決する方法として、特開平2−29
3733号公報に開示のものがある。この方法は被写体
を写した1枚の静止画像から立体写真が得られるように
したものであるが、この製法においても銀塩感光材料を
用いており、その製造においては、現像等の種々のウェ
ットケミカルプロセスを必要とし、長時間と多数の工程
を要していた。
一連のネガフィルムを作成しているため、動きのある被
写体については得られる立体写真が不明瞭となる欠点が
ある。この欠点を解決する方法として、特開平2−29
3733号公報に開示のものがある。この方法は被写体
を写した1枚の静止画像から立体写真が得られるように
したものであるが、この製法においても銀塩感光材料を
用いており、その製造においては、現像等の種々のウェ
ットケミカルプロセスを必要とし、長時間と多数の工程
を要していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、この発明にお
ける課題は、極めて簡便に短時間で立体写真が得られる
ようにすることにある。
ける課題は、極めて簡便に短時間で立体写真が得られる
ようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、被写体を
画像読取手段にて読み取って画像信号とし、この画像信
号を画像処理して、レンチキュラーレンズを通して見た
被写体の画像が立体的となる疑似立体画像信号を作り、
この疑似立体画像信号を用いて、レンチキュラーレンズ
シートを基材としこれの裏面に染料受容層を設けた立体
写真用感熱転写記録シートの染料受容層に疑似立体画像
を記録する方法で解決される。
画像読取手段にて読み取って画像信号とし、この画像信
号を画像処理して、レンチキュラーレンズを通して見た
被写体の画像が立体的となる疑似立体画像信号を作り、
この疑似立体画像信号を用いて、レンチキュラーレンズ
シートを基材としこれの裏面に染料受容層を設けた立体
写真用感熱転写記録シートの染料受容層に疑似立体画像
を記録する方法で解決される。
【0006】以下、本発明を詳しく説明する。初めに、
本発明の立体写真用感熱転写記録シート(以下、記録シ
ートと略記する。)について説明する。図1は、本発明
の記録シートの例を示すもので、図中符号1は基材であ
る。この基材1は透明なレンチキュラーレンズシートか
らなっている。レンチキュラーレンズシートは塩化ビニ
ル樹脂、アクリル樹脂などの透明樹脂からなり、多数の
かまぼこ形のレンチキュラーレンズを形成したもので、
厚さが約0.1〜1mm程度、レンズピッチが約0.0
5〜0.8mm程度のものが用いられる。このレンチキ
ュラーレンズシートのレンズの光学特性は後述する画像
処理の第2のステップで合成した疑似立体画像を染料受
容層に記録したときに、記録画像が立体に見えるような
特性を有することが必要である。
本発明の立体写真用感熱転写記録シート(以下、記録シ
ートと略記する。)について説明する。図1は、本発明
の記録シートの例を示すもので、図中符号1は基材であ
る。この基材1は透明なレンチキュラーレンズシートか
らなっている。レンチキュラーレンズシートは塩化ビニ
ル樹脂、アクリル樹脂などの透明樹脂からなり、多数の
かまぼこ形のレンチキュラーレンズを形成したもので、
厚さが約0.1〜1mm程度、レンズピッチが約0.0
5〜0.8mm程度のものが用いられる。このレンチキ
ュラーレンズシートのレンズの光学特性は後述する画像
処理の第2のステップで合成した疑似立体画像を染料受
容層に記録したときに、記録画像が立体に見えるような
特性を有することが必要である。
【0007】このレンチキュラーレンズシートからなる
基材1の裏面、すなわち平滑面には染料受容層2が設け
られてこの例の記録シートとなっている。染料受容層2
は、この記録シートと組み合せて記録に供される転写シ
ートの染料保持層から移行してくる昇華性染料に良く染
まり、かつ記録時に転写シートとブロッキングを起こさ
ないものであれば特に限定されず、例えば、メチルセル
ロース、エチルセルロース、エチルヒドロキシセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニ
ルアセタール、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ
ビニルピロリドン、ポリスチレン等のビニル系樹脂、ポ
リメチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メタ)ア
クリレート、ポリアクリルアミド、ポリアクリロニトリ
ル等のアクリレート系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、
尿素樹脂、ポリカプロラクトン樹脂、ポリアリレート樹
脂、ポリスルホン樹脂などやこれらの共重合体もしくは
混合物を染着性樹脂として使用できる。このうち、ポリ
エステル樹脂は、昇華性染料に良く染まり、かつ得られ
る画像の保存安定性も良好であることから、染着性樹脂
の少なくとも一成分として含有させることが好ましい。
基材1の裏面、すなわち平滑面には染料受容層2が設け
られてこの例の記録シートとなっている。染料受容層2
は、この記録シートと組み合せて記録に供される転写シ
ートの染料保持層から移行してくる昇華性染料に良く染
まり、かつ記録時に転写シートとブロッキングを起こさ
ないものであれば特に限定されず、例えば、メチルセル
ロース、エチルセルロース、エチルヒドロキシセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニ
ルアセタール、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ
ビニルピロリドン、ポリスチレン等のビニル系樹脂、ポ
リメチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メタ)ア
クリレート、ポリアクリルアミド、ポリアクリロニトリ
ル等のアクリレート系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、
尿素樹脂、ポリカプロラクトン樹脂、ポリアリレート樹
脂、ポリスルホン樹脂などやこれらの共重合体もしくは
混合物を染着性樹脂として使用できる。このうち、ポリ
エステル樹脂は、昇華性染料に良く染まり、かつ得られ
る画像の保存安定性も良好であることから、染着性樹脂
の少なくとも一成分として含有させることが好ましい。
【0008】染料受容層2には、さらに記録シートと転
写シートの離型性を向上させる目的で、架橋性成分を含
有させることが好ましい。例えば、イソシアネートとポ
リオール等の熱硬化性成分を含有させ、染料受容層形成
後に熱架橋させたり、あるいは、本発明者が、特開昭6
2−46689号公報や特開昭63−67188号公報
に開示したように、活性エネルギー線で硬化し得る架橋
剤、例えばアクリロイルオキシ基またはメタクリロイル
オキシ基を有するモノマーおよびオリゴマーを含む樹脂
組成物を基材1上に塗布した後、活性エネルギー線で硬
化して染料受容層2を得ることもできる。特に、活性エ
ネルギー線で架橋し得る成分を配合し、活性エネルギー
線で硬化させて染料受容層を得る方法は、生産性が高
く、かつ得られる染料受容層の光沢が高いのでより好ま
しい。
写シートの離型性を向上させる目的で、架橋性成分を含
有させることが好ましい。例えば、イソシアネートとポ
リオール等の熱硬化性成分を含有させ、染料受容層形成
後に熱架橋させたり、あるいは、本発明者が、特開昭6
2−46689号公報や特開昭63−67188号公報
に開示したように、活性エネルギー線で硬化し得る架橋
剤、例えばアクリロイルオキシ基またはメタクリロイル
オキシ基を有するモノマーおよびオリゴマーを含む樹脂
組成物を基材1上に塗布した後、活性エネルギー線で硬
化して染料受容層2を得ることもできる。特に、活性エ
ネルギー線で架橋し得る成分を配合し、活性エネルギー
線で硬化させて染料受容層を得る方法は、生産性が高
く、かつ得られる染料受容層の光沢が高いのでより好ま
しい。
【0009】上記染着性樹脂および架橋性成分の使用量
は特に限定はされないが、染着性樹脂および架橋性成分
の合計100重量部に対し、染着性樹脂を40〜95重
量%、架橋性成分を60〜5重量%含有させることが好
ましい。活性エネルギー線で硬化し得る架橋剤を含有さ
せた樹脂組成物は、電子線、紫外線などの活性エネルギ
ー線で硬化されるが、活性エネルギー線として紫外線を
使用する場合には、公知の光重合開始剤を含有させるこ
とが望ましい。光重合開始剤の使用量は特に限定はされ
ないが、染料受容層を形成する前述の染着性樹脂および
架橋性成分の合計100重量部に対し、0.1〜10重
量部含有させることが好ましい。
は特に限定はされないが、染着性樹脂および架橋性成分
の合計100重量部に対し、染着性樹脂を40〜95重
量%、架橋性成分を60〜5重量%含有させることが好
ましい。活性エネルギー線で硬化し得る架橋剤を含有さ
せた樹脂組成物は、電子線、紫外線などの活性エネルギ
ー線で硬化されるが、活性エネルギー線として紫外線を
使用する場合には、公知の光重合開始剤を含有させるこ
とが望ましい。光重合開始剤の使用量は特に限定はされ
ないが、染料受容層を形成する前述の染着性樹脂および
架橋性成分の合計100重量部に対し、0.1〜10重
量部含有させることが好ましい。
【0010】また、染料受容層2には、染料受容層2と
転写シートの離型性をさらに向上させる目的でフッ素系
やシリコーン系の離型剤を含有させることが好ましい。
離型剤の使用量は特に限定はされないが、染着性樹脂お
よび架橋性成分の合計100重量部に対し、0.01〜
30重量部含有させることが望ましい。
転写シートの離型性をさらに向上させる目的でフッ素系
やシリコーン系の離型剤を含有させることが好ましい。
離型剤の使用量は特に限定はされないが、染着性樹脂お
よび架橋性成分の合計100重量部に対し、0.01〜
30重量部含有させることが望ましい。
【0011】さらに、上記の染料受容層2には、使用目
的によって、シリカ、アルミナ、タルク、炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、三酸化アンチモンなどの無
機充填剤をレンチキュラーレンズシート側から画像が見
えなくならない程度に含有させても良い。また、本発明
では、記録画像の耐光性をさらに向上させる目的で、上
記の染料受容層2に紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止
剤等を含有させてもよい。
的によって、シリカ、アルミナ、タルク、炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、三酸化アンチモンなどの無
機充填剤をレンチキュラーレンズシート側から画像が見
えなくならない程度に含有させても良い。また、本発明
では、記録画像の耐光性をさらに向上させる目的で、上
記の染料受容層2に紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止
剤等を含有させてもよい。
【0012】このような記録シートを製造するには、樹
脂組成物をそのままロールコート、バーコート、ブレー
ドコートなどのコーティング方法によって基材表面に塗
工し、染料受容層を形成することが可能である。しか
し、塗工作業の作業性を向上させるためには、樹脂組成
物を溶解し得る溶剤、たとえばエチルアルコール、メチ
ルエチルケトン、トルエン、酢酸エチル、ジメチルホル
ムアミド、テトラヒドロフラン等を配合して適当な塗工
粘度に調整して行った方が好ましい。これにより、スプ
レーコート、カーテンコート、フローコート、ディップ
コートなどを容易に行うことができる。なお、これらの
溶剤を配合する場合には、樹脂組成物を塗布後に溶剤を
揮散、乾燥する必要がある。
脂組成物をそのままロールコート、バーコート、ブレー
ドコートなどのコーティング方法によって基材表面に塗
工し、染料受容層を形成することが可能である。しか
し、塗工作業の作業性を向上させるためには、樹脂組成
物を溶解し得る溶剤、たとえばエチルアルコール、メチ
ルエチルケトン、トルエン、酢酸エチル、ジメチルホル
ムアミド、テトラヒドロフラン等を配合して適当な塗工
粘度に調整して行った方が好ましい。これにより、スプ
レーコート、カーテンコート、フローコート、ディップ
コートなどを容易に行うことができる。なお、これらの
溶剤を配合する場合には、樹脂組成物を塗布後に溶剤を
揮散、乾燥する必要がある。
【0013】染料受容層2は、膜厚が0.5〜100μ
m、好ましくは1〜50μmになるように形成すること
が望ましく、この染料受容層2に記録された画像がレン
チキュラーレンズシート側から見たときに立体的に見え
るような膜厚でなければならない。また、記録シート
は、染料受容層2と基材1との間に、図2に示すように
易接着層、帯電防止層、あるいはこれらの機能を複合し
た複合層などの透明な中間層3を設けてもよい。なお、
本発明の記録シートは、そのままでも透過型の立体写真
となり得るが、染料受容層2上に白色あるいは淡色の隠
ぺい層を塗布により設けたり、白色あるいは淡色のフィ
ルムを貼り合せることにより、反射型の立体写真とする
こともできる。
m、好ましくは1〜50μmになるように形成すること
が望ましく、この染料受容層2に記録された画像がレン
チキュラーレンズシート側から見たときに立体的に見え
るような膜厚でなければならない。また、記録シート
は、染料受容層2と基材1との間に、図2に示すように
易接着層、帯電防止層、あるいはこれらの機能を複合し
た複合層などの透明な中間層3を設けてもよい。なお、
本発明の記録シートは、そのままでも透過型の立体写真
となり得るが、染料受容層2上に白色あるいは淡色の隠
ぺい層を塗布により設けたり、白色あるいは淡色のフィ
ルムを貼り合せることにより、反射型の立体写真とする
こともできる。
【0014】次に、本発明における疑似立体画像信号の
形成方法の具体例について説明する。この形成方法の第
1の例としては、まず、被写体を画像読取装置で読み取
り、画像信号を得る。被写体が実際の人物や物体であれ
ば通常のビデオカメラを用いて撮影する。また、被写体
が写真、印刷物、イラストなどに描かれているもので
は、スキャナを用いて画像信号を得ることもできる。こ
の画像信号は1フレームの静止画像のものであれば十分
である。ついで、この1フレームの画像信号を画像処理
装置に入力し、画像処理を施し、疑似立体画像信号を合
成する。
形成方法の具体例について説明する。この形成方法の第
1の例としては、まず、被写体を画像読取装置で読み取
り、画像信号を得る。被写体が実際の人物や物体であれ
ば通常のビデオカメラを用いて撮影する。また、被写体
が写真、印刷物、イラストなどに描かれているもので
は、スキャナを用いて画像信号を得ることもできる。こ
の画像信号は1フレームの静止画像のものであれば十分
である。ついで、この1フレームの画像信号を画像処理
装置に入力し、画像処理を施し、疑似立体画像信号を合
成する。
【0015】この画像処理は、おおまかに2つのステッ
プからなり、第1のステップでは、画像のなかで立体的
に表示したいものの位置がそれぞれ相対的に異なる複数
の画像を合成する。例えば、被写体の画像を図3に示す
ようなイラストとし、そのイラスト中の自動車4と樹木
5とを立体的に浮き上がらせ、かつ自動車4が樹木5よ
り手前にあるように表示したいものとする。この例で
は、画像中の自動車4の領域と樹木5の領域をそれぞれ
抽出操作で抽出し、これを画面中で左右のいずれかの一
方の方向に微かずつ水平移動させた画像をそれぞれ複数
枚合成する。この際、手前にある自動車4の部分の移動
量を樹木5の移動量よりも大きくすることが好ましい。
自動車4の部分の移動量を例えば1mmとすると樹木5
の部分の移動量を0.5mmとする。このようにして得
られた被写体の位置が相互に水平方向に異なった複数の
合成画像信号は、第2のステップでさらに画像処理され
るが、必要に応じて画像メモリに記憶させて、適宜読み
出せるようにしてもよい。
プからなり、第1のステップでは、画像のなかで立体的
に表示したいものの位置がそれぞれ相対的に異なる複数
の画像を合成する。例えば、被写体の画像を図3に示す
ようなイラストとし、そのイラスト中の自動車4と樹木
5とを立体的に浮き上がらせ、かつ自動車4が樹木5よ
り手前にあるように表示したいものとする。この例で
は、画像中の自動車4の領域と樹木5の領域をそれぞれ
抽出操作で抽出し、これを画面中で左右のいずれかの一
方の方向に微かずつ水平移動させた画像をそれぞれ複数
枚合成する。この際、手前にある自動車4の部分の移動
量を樹木5の移動量よりも大きくすることが好ましい。
自動車4の部分の移動量を例えば1mmとすると樹木5
の部分の移動量を0.5mmとする。このようにして得
られた被写体の位置が相互に水平方向に異なった複数の
合成画像信号は、第2のステップでさらに画像処理され
るが、必要に応じて画像メモリに記憶させて、適宜読み
出せるようにしてもよい。
【0016】第2のステップでは、上述の複数の合成画
像信号に基づいて、レンチキュラーレンズを通したとき
の画像が立体的に視認されるような疑似立体画像を合成
する。この合成操作は、従来製法における一連のネガフ
ィルムを用いてレンチキュラーレンズシートを貼り付け
た1枚の印画材料に順次露光して複数回の露光を行い、
これを現像して1枚の印画材料上に疑似立体画像を形成
する操作に相当するものである。
像信号に基づいて、レンチキュラーレンズを通したとき
の画像が立体的に視認されるような疑似立体画像を合成
する。この合成操作は、従来製法における一連のネガフ
ィルムを用いてレンチキュラーレンズシートを貼り付け
た1枚の印画材料に順次露光して複数回の露光を行い、
これを現像して1枚の印画材料上に疑似立体画像を形成
する操作に相当するものである。
【0017】具体的には、まず1つの合成画像をその垂
直方向に狭い間隔で細分化して細帯状のピクセルとす
る。ついで、このピクセルがレンチキュラーレンズによ
って圧縮される変位量に対応する量だけ圧縮させて加工
ピクセルとするとともにこの加工ピクセルのレンチキュ
ラーレンズによる水平方向の移動量に対応する量だけ画
面上を移動させて画像メモリの1フレーム内にこの加工
ピクセルを記憶させる操作を1つの合成画像のすべての
ピクセルについて順次行う。ついで、上述の操作を複数
の合成画像についてそれぞれ同様に行い、メモリの同一
フレーム内に加工ピクセルを順次記憶させてゆき、目的
とする疑似立体画像信号を合成する。かくして、画像処
理装置からは、疑似立体画像信号が出力されることにな
る。この出力信号は、必要に応じて内部メモリ、磁気テ
ープ、フロッピーディスクなどに記憶してもよい。
直方向に狭い間隔で細分化して細帯状のピクセルとす
る。ついで、このピクセルがレンチキュラーレンズによ
って圧縮される変位量に対応する量だけ圧縮させて加工
ピクセルとするとともにこの加工ピクセルのレンチキュ
ラーレンズによる水平方向の移動量に対応する量だけ画
面上を移動させて画像メモリの1フレーム内にこの加工
ピクセルを記憶させる操作を1つの合成画像のすべての
ピクセルについて順次行う。ついで、上述の操作を複数
の合成画像についてそれぞれ同様に行い、メモリの同一
フレーム内に加工ピクセルを順次記憶させてゆき、目的
とする疑似立体画像信号を合成する。かくして、画像処
理装置からは、疑似立体画像信号が出力されることにな
る。この出力信号は、必要に応じて内部メモリ、磁気テ
ープ、フロッピーディスクなどに記憶してもよい。
【0018】上記疑似立体画像信号は、ついでビデオプ
リンタに入力される。このビデオプリンタは、公知の昇
華型感熱転写記録方式によって記録シートの染料受容層
にサーマルヘッドなどからの熱により転写シートから染
料を移行させて画像を形成するものであが、この発明に
おいては記録シートとして、図1や図2に示した基材1
がレンチキュラーレンズシートからなるものが用いられ
る。このビデオプリンタは、上記疑似立体画像信号がこ
れに入力されると、その記録シートの染料受容層2に疑
似立体画像を描き出し、疑似立体画像を表示すること
で、目的とする立体写真が得られる。
リンタに入力される。このビデオプリンタは、公知の昇
華型感熱転写記録方式によって記録シートの染料受容層
にサーマルヘッドなどからの熱により転写シートから染
料を移行させて画像を形成するものであが、この発明に
おいては記録シートとして、図1や図2に示した基材1
がレンチキュラーレンズシートからなるものが用いられ
る。このビデオプリンタは、上記疑似立体画像信号がこ
れに入力されると、その記録シートの染料受容層2に疑
似立体画像を描き出し、疑似立体画像を表示すること
で、目的とする立体写真が得られる。
【0019】このような立体写真の製法では、従来の銀
塩感光材料を全く使用していないので、湿式化学処理が
一切不要となり、極めて短時間にかつ容易に製造するこ
とができるとともに設備もわずかで済む。さらに被写体
についての制限がなく、いかなる被写体でも明瞭な立体
写真を得ることができる。また、コンピュータによる画
像処理操作によって疑似立体画像を得るようにしている
ので、立体効果などの視覚効果を簡単に任意に制御する
ことができ、注目性、意匠性に富むものが得られる。
塩感光材料を全く使用していないので、湿式化学処理が
一切不要となり、極めて短時間にかつ容易に製造するこ
とができるとともに設備もわずかで済む。さらに被写体
についての制限がなく、いかなる被写体でも明瞭な立体
写真を得ることができる。また、コンピュータによる画
像処理操作によって疑似立体画像を得るようにしている
ので、立体効果などの視覚効果を簡単に任意に制御する
ことができ、注目性、意匠性に富むものが得られる。
【0020】次に、本発明における疑似立体画像の形成
方法の他の例を説明する。この例では、まず被写体を多
連撮影して被写体の位置が相互に異なる複数の実写画像
信号を得る。多連撮影としては、1台の単眼レンズビデ
オカメラを用い、ビデオカメラまたは被写体の位置を少
しずつ水平移動させて複数回撮影し、それらの画像信号
を別々に個々のメモリに記憶させる方法、単眼レンズビ
デオカメラを複数台ある間隔を置いて配置し、被写体を
個々のビデオカメラで同時に撮影して個々のビデオカメ
ラからの画像信号を個々のメモリに記憶させる方法など
がある。この場合の被写体には、実際の人物や風景であ
ることが好ましいが、場合によっては写真、印刷物、イ
ラストなどでもよい。
方法の他の例を説明する。この例では、まず被写体を多
連撮影して被写体の位置が相互に異なる複数の実写画像
信号を得る。多連撮影としては、1台の単眼レンズビデ
オカメラを用い、ビデオカメラまたは被写体の位置を少
しずつ水平移動させて複数回撮影し、それらの画像信号
を別々に個々のメモリに記憶させる方法、単眼レンズビ
デオカメラを複数台ある間隔を置いて配置し、被写体を
個々のビデオカメラで同時に撮影して個々のビデオカメ
ラからの画像信号を個々のメモリに記憶させる方法など
がある。この場合の被写体には、実際の人物や風景であ
ることが好ましいが、場合によっては写真、印刷物、イ
ラストなどでもよい。
【0021】ついで、このようにして得られた被写体の
位置が相互に異なる複数の実写画像信号を、先の例の画
像処理操作の第2のステップと同じ操作によって処理
し、疑似立体画像信号とする。こののち、この疑似立体
画像信号を同様にしてビデオプリンタに入力し、図1ま
たは図2に示す記録シートの染料受容層2に疑似立体画
像を表示させ目的の立体写真を得ることができる。この
例の製法では、実写が容易に行える被写体の場合には、
有利となる。
位置が相互に異なる複数の実写画像信号を、先の例の画
像処理操作の第2のステップと同じ操作によって処理
し、疑似立体画像信号とする。こののち、この疑似立体
画像信号を同様にしてビデオプリンタに入力し、図1ま
たは図2に示す記録シートの染料受容層2に疑似立体画
像を表示させ目的の立体写真を得ることができる。この
例の製法では、実写が容易に行える被写体の場合には、
有利となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の立体写真
の製法によれば、被写体の種類に関係なく立体効果に富
む立体写真を短時間にかつ簡便に製造することができ
る。
の製法によれば、被写体の種類に関係なく立体効果に富
む立体写真を短時間にかつ簡便に製造することができ
る。
【図1】 本発明での記録シートの例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】 本発明での記録シートの例を示す断面図であ
る。
る。
【図3】 本発明での被写体の画像の例を示す図であ
る。
る。
1…基材、2…染料受容層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 昭史 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央研究所内 (72)発明者 千田 数実 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 レンチキュラーレンズシートを基材と
し、これの裏面に染料受容層を設けた立体写真用感熱転
写記録シート。 - 【請求項2】 被写体を画像読取手段にて読み取って画
像信号とし、この画像信号を画像処理して、レンチキュ
ラーレンズを通して見た被写体の画像が立体的となる疑
似立体画像信号を作り、この疑似立体画像信号を用いて
請求項1記載の立体写真用感熱転写記録シートの染料受
容層に疑似立体画像を記録することを特徴とする立体写
真の製法。 - 【請求項3】 上記被写体を読み取った画像が1つであ
り、この1つの画像信号から被写体の位置が互いに異な
る複数の合成画像信号を作り、この複数の合成画像信号
から疑似立体画像信号を作ることを特徴とする請求項2
記載の立体写真の製法。 - 【請求項4】 上記被写体の画像読取を多連撮影によっ
て行い、被写体の位置が互いに異なる複数の画像信号を
得、この複数の画像信号から疑似立体画像信号を作るこ
とを特徴とする請求項2記載の立体写真の製法。 - 【請求項5】 請求項2ないし4記載のいずれかの製法
で得られた立体写真。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5070574A JPH06282019A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 立体写真用感熱転写記録シートとこれを用いた立体写真の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5070574A JPH06282019A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 立体写真用感熱転写記録シートとこれを用いた立体写真の製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06282019A true JPH06282019A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13435464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5070574A Withdrawn JPH06282019A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 立体写真用感熱転写記録シートとこれを用いた立体写真の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06282019A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997046911A1 (en) * | 1996-06-07 | 1997-12-11 | Photo Craft Co., Ltd. | Method and apparatus for producing three-dimensional image |
| EP2298569A1 (en) | 2009-09-16 | 2011-03-23 | Fujifilm Corporation | Heat-sensitive transfer image-receiving sheet |
| EP2338690A1 (en) | 2009-12-25 | 2011-06-29 | Fujifilm Corporation | Method for forming images using a thermal transfer image-receiving sheet having a lenticular lens |
| EP2347891A2 (en) | 2010-01-25 | 2011-07-27 | Fujifilm Corporation | Printing sheet and method for producing the same |
| US8421830B2 (en) | 2010-09-29 | 2013-04-16 | Fujifilm Corporation | Method of forming image using heat-sensitive transfer image-receiving sheet having a lenticular lens |
| US8445173B2 (en) | 2010-02-18 | 2013-05-21 | Fujifilm Corporation | Method of producing heat-sensitive transfer image-receiving sheet having a lenticular lens |
| WO2013084734A1 (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-13 | 富士フイルム株式会社 | 積層シートの製造方法及び製造装置 |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP5070574A patent/JPH06282019A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997046911A1 (en) * | 1996-06-07 | 1997-12-11 | Photo Craft Co., Ltd. | Method and apparatus for producing three-dimensional image |
| US6380970B1 (en) | 1996-06-07 | 2002-04-30 | Photo Craft Co., Ltd. | Method and apparatus for producing three-dimensional image |
| EP2298569A1 (en) | 2009-09-16 | 2011-03-23 | Fujifilm Corporation | Heat-sensitive transfer image-receiving sheet |
| US8460849B2 (en) | 2009-09-16 | 2013-06-11 | Fujifilm Corporation | Heat-sensitive transfer image-receiving sheet |
| EP2338690A1 (en) | 2009-12-25 | 2011-06-29 | Fujifilm Corporation | Method for forming images using a thermal transfer image-receiving sheet having a lenticular lens |
| US8379068B2 (en) | 2009-12-25 | 2013-02-19 | Fujifilm Corporation | Method of forming image using heat-sensitive transfer image-receiving sheet having a lenticular lens |
| EP2347891A2 (en) | 2010-01-25 | 2011-07-27 | Fujifilm Corporation | Printing sheet and method for producing the same |
| EP2502736A1 (en) | 2010-01-25 | 2012-09-26 | Fujifilm Corporation | Printing sheet and method for producing the same |
| US8445173B2 (en) | 2010-02-18 | 2013-05-21 | Fujifilm Corporation | Method of producing heat-sensitive transfer image-receiving sheet having a lenticular lens |
| US8421830B2 (en) | 2010-09-29 | 2013-04-16 | Fujifilm Corporation | Method of forming image using heat-sensitive transfer image-receiving sheet having a lenticular lens |
| WO2013084734A1 (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-13 | 富士フイルム株式会社 | 積層シートの製造方法及び製造装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3088022B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法 | |
| US9942485B2 (en) | Camera and image processing method | |
| JPH08507875A (ja) | フィルムを使わない立体写真の形成方法および装置 | |
| US3225651A (en) | Methods of stereoscopic reproduction of images | |
| US3731606A (en) | Process and apparatus for the taking of photographs in relief | |
| Toyoda | Digital still cameras at a glance | |
| JPH06282019A (ja) | 立体写真用感熱転写記録シートとこれを用いた立体写真の製法 | |
| US5049910A (en) | Dual mode camera | |
| JPH06282018A (ja) | 立体写真の製法 | |
| EP1069452A2 (en) | Lenticular image product with zoom image effect | |
| JP2004151718A (ja) | 逆に取り付けられたマイクロレンズおよびスペーサを備えるハロゲン化銀フィルムを用いる撮像装置 | |
| AU770450B2 (en) | A stereo pair and method of making stereo pairs | |
| JP2627598B2 (ja) | カメラ | |
| US20080174658A1 (en) | High speed photography system for producing 3D still pictures and movies | |
| CN206650745U (zh) | 一种基于面阵相机的印刷品在线成像系统 | |
| US1991670A (en) | Apparatus for projecting lenticular films in natural colors | |
| JP2728934B2 (ja) | 立体写真の製造方法 | |
| JPS63298233A (ja) | トリミング情報記録機能付きのカメラ | |
| JPH1152454A (ja) | 汎用フォトフィルター | |
| Graham | Into the fast lane | |
| JP3664505B2 (ja) | 立体写真の作製方法及び装置 | |
| JP2887010B2 (ja) | フィルム保持装置 | |
| JPH0394241A (ja) | フィルム一体型カメラ | |
| JP2908533B2 (ja) | 立体写真用カメラ | |
| JP3070051U (ja) | 合成写真用カメラ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |