JPH06282071A - 感放射線性樹脂組成物 - Google Patents

感放射線性樹脂組成物

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JPH06282071A
JPH06282071A JP11740793A JP11740793A JPH06282071A JP H06282071 A JPH06282071 A JP H06282071A JP 11740793 A JP11740793 A JP 11740793A JP 11740793 A JP11740793 A JP 11740793A JP H06282071 A JPH06282071 A JP H06282071A
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JP
Japan
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formula
radiation
group
polymer
solution
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Withdrawn
Application number
JP11740793A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Niwa
一明 丹羽
Hideetsu Fujiwara
秀悦 藤原
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記式 【化1】 (式中、R1は2価の有機基を表わし、2個のR2は、同
一または異なり、放射線重合性炭素−炭素二重結合を有
する基を表わし、2個のZは、同一または異なり、酸素
原子または−NH−を表わし、nは0または1である)
で表わされる繰り返し単位を有する重合体(A)および
放射線感応性重合開始剤を含有することを特徴とする感
放射線性樹脂組成物。 【効果】 本発明の感放射線性樹脂組成物は高い光透過
性および溶媒に対する溶解性を有するとともに、耐熱性
に優れた厚膜のパターンが得られる。従って本発明の組
成物はレジスト材料としても絶縁材料としても用いるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い光透過性および溶
媒に対する溶解性を有するとともに、耐熱性に優れた厚
膜のパターンの形成が可能な感放射線性樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリイミドに代表される耐熱性高
分子は、耐熱性、電気的および機械的特性などに優れて
いるため、半導体工業における固体素子に用いられる絶
縁膜やパッシベーション膜などの形成材料、あるいはプ
リント配線板の分野における基板上の回路のパターン形
成用レジスト材料や層間絶縁材料などとして広く用いら
れている。
【0003】近年、半導体工業にあっては、従来より層
間絶縁材料として無機材料が用いられていたが、最近で
はポリイミド樹脂などのように耐熱性に優れた有機材料
が、その特性を生かして使用されてきている。
【0004】一方、プリント配線板の分野にあっては、
基板上の回路のパターン形成が、基材表面へのレジスト
材料の造膜、所定箇所への露光、現像、エッチングなど
による不要箇所の除去、基材表面の清浄作業など、煩雑
で多岐に亘る工程を経て行われることから、パターン形
成後も必要な部分のレジスト材料を、絶縁材料としてそ
のまま残して用いることができる耐熱性感光材料の開発
が望まれている。
【0005】このような耐熱性感光材料として、ポリイ
ミド系の感光性材料が耐熱性に優れることから特に注目
され、各種の提案がある。(例えば特公昭49−173
74号、特公昭55−30207号、特開昭54−10
9828号、特開昭56−24343号、特開昭60−
100143号など参照)
【0006】このポリイミド系の感光性材料はポリイミ
ド前駆体と感光基を有する化合物からなり、このポリイ
ミド前駆体を基材表面に造膜後、所定箇所への露光、現
像に引き続く加熱処理によりポリイミド前駆体がポリイ
ミド樹脂に変化し、このポリイミド樹脂をベースポリマ
ーとするレジストパターンが形成される。
【0007】前記ポリイミド前駆体としてはポリイミド
樹脂の耐熱性を向上するために芳香族系のものが用いら
れているが、その芳香環に起因して感光性材料の紫外線
領域での光透過率が低い。
【0008】加えて芳香族ポリイミド前駆体と感光基を
有する化合物からなる感光性材料を溶媒に溶解して塗液
を調製し、この塗液から塗膜を形成する乾燥工程におい
ては、大部分の溶媒が揮発してしまうため、乾燥後の塗
膜は芳香族ポリイミド前駆体と感光基を有する化合物か
ら構成されることになる。この感光基を有する化合物
は、一般に芳香族ポリイミド前駆体に対しては貧溶媒で
あるため、塗膜に白化現象が発生し、白化した塗膜に露
光しても、光が散乱して結果として紫外線領域での光透
過性の低下をもたらすことになる。従って、紫外線領域
での光透過率の小さい芳香族ポリイミド前駆体を用いた
感光性材料では、厚膜のレジストパターンの形成が難し
くなる。
【0009】しかしポリイミド系の感光性材料を絶縁材
料として用いる場合、下地回路の凸凹を打ち消し、回路
を平坦にするために、凸凹以上の膜厚があることが好ま
しく、さらに、誘電率を低下させ、絶縁性の向上をはか
るためにも厚膜のレジストパターンを形成し得ることが
好ましく、ポリイミド系の感光性材料の改善が求められ
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、レジ
スト材料としても絶縁材料としても機能し、高い光透過
性および溶媒に対する溶解性を有するとともに、耐熱性
に優れた厚膜のパターンの形成が可能な感放射線性樹脂
組成物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記式(1)
【0012】
【化2】
【0013】(式(1)中、R1は2価の有機基を表わ
し、2個のR2は、同一または異なり、水素原子あるい
は放射線重合性炭素−炭素二重結合を有する基(以下、
「重合性二重結合を有する基」という。)を表わし(但
し、2個のR2のうち少なくとも1つは放射線重合性炭
素−炭素二重結合を有する基である。)、2個のZは、
同一または異なり、酸素原子または−NH−を表わし、
nは0または1である)で表わされる繰り返し単位を有
する重合体(A)および放射線感応性重合開始剤(以
下、「重合開始剤」という。)を含有することを特徴と
する感放射線性樹脂組成物により達成される。
【0014】以下本発明を詳述するが、本発明の他の目
的、構成、利点が明らかとなろう。
【0015】まず、重合体(A)について述べる。上記
式(1)のR1で表わされる2価の有機基としては、2
価の芳香族基、2価の脂肪族基、2価の脂環族基および
シロキサン結合を含有する2価の有機基を挙げることが
できる。
【0016】このような2価の有機基として、下記のも
のを好ましく例示することができる。
【0017】芳香族基:下記式(2)
【0018】
【化3】
【0019】脂肪族または脂環族基:下記式(3)
【0020】
【化4】
【0021】(式(3)中、iおよびjは1〜10の整
数であり、Aは炭素数3〜8のシクロアルキレンを表わ
し、X3、X4およびYは式(2)の場合と同じである)
【0022】シロキサン結合を含有する2価の有機基:
下記式(4)
【0023】
【化5】
【0024】(式(4)中、R3は炭素数1〜6のアル
キレン基を表わし、R4は炭素数1〜6のアルキル基ま
たはフェニル基を表わし、R5は水素原子または炭素数
1〜6のアルキル基を表わし、pおよびqは1以上の整
数を表わす)
【0025】前記式(1)のR2で表わされる重合性二
重結合を有する基としては下記式(5)
【0026】
【化6】
【0027】で表わされる基を例示することができる。
【0028】式(5)中、R6、R7およびR8は、同一
または異なり、水素原子、メチル基、フェニル基、スチ
リル基、ニトリル基またはフリル基を表わし、R9は2
価の炭化水素基を表わす。ここで、R9で表わされる2
価の炭化水素基としては炭素数2〜20のアルキレン基
が好ましく、特には炭素数2〜10の直鎖状のアルキレ
ン基が好ましい。
【0029】さらに、式(1)のZが酸素原子を表わす
場合、R2で表わされる重合性二重結合を有する基とし
て、下記式(6)〜(9)で表わされる基を例示するこ
とができる。
【0030】
【化7】
【0031】上記式(6)〜(9)中、R6、R7、R8
およびR9は前記式(5)の場合と好ましい態様を含め
て同じである。式(7)のR10およびR11は、同一また
は異なり、水素原子または炭素数1〜6の置換または非
置換のアルキル基を表わす。式(8)のR12は水素原子
または炭素数1〜6の置換または非置換のアルキル基を
表わす。式(9)において、rおよびsは1〜3の整数
を表わし、r+s=4である。
【0032】上記式(7)〜(9)で表わされる基R2
はカチオンであり、イオン結合を介して式(1)に存在
するカルボキシレートに結合している。
【0033】なお式(1)のR2において重合性二重結
合とは、放射線の照射により二量化を含めて重合可能な
炭素−炭素二重結合のことである。
【0034】本発明の重合体(A)は、式(1)で表わ
される繰り返し単位を主成分とする。しかし、本発明の
組成物において、必要に応じて用いられる重合性不飽和
単量体に対する溶解性および光透過性を損わない範囲
で、下記式(10)
【0035】
【化8】
【0036】で表わされる単位を重合体(A)に対し
て、通常、70モル%以下、好ましくは50モル%以下
含有することができる。
【0037】式(11)の芳香族テトラカルボン酸二無
水物としては、例えばピロメリット酸二無水物、3,
3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水
物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二
無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二
無水物、2,3,5,6−ピリジンテトラカルボン酸二無
水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無
水物、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無
水物、 4,4’−スルホニルジフタル酸二無水物などを
挙げることができる。
【0038】重合体(A)は、式(1)で表わされる繰
り返し単位を10モル%以上、特には40モル%以上含
むことが好ましい。式(1)で表わされる繰り返し単位
の含有率が10モル%未満であると、重合体(A)の光
透過性が低下したり、溶媒に対する溶解性が低下する。
【0039】前記式(1)で表わされる繰り返し単位を
有する重合体(A)は、まず式(12)
【0040】
【化9】
【0041】(式中、nは0または1である)で表わさ
れる化合物とジアミンとを重付加することにより式(1
3)
【0042】
【化10】
【0043】(式中、R1およびnは式(1)と同意で
ある)で表わされる繰り返し単位を有する重合体(以下
「前駆体」と称する)を合成し、引き続きこの前駆体と
重合性二重結合を含みかつカルボキシル基と容易に反応
する基を含む化合物を反応させることにより得ることが
できる。
【0044】重合体(A)に式(10)で表わされる単
位を含有させるときは、式(12)で表わされる酸無水
物とジアミンとを重付加させる際に、前述した式(1
1)の芳香族テトラカルボン酸二無水物を併用すればよ
い。
【0045】ジアミンとしては、式(14)
【0046】
【化11】
【0047】(式中、R1は式(1)の場合と同じであ
る)で表わされるものを用いることができ、R1の具体
例は前記式(2)、(3)および(4)に示されている
ものと同様のものを挙げることができる。
【0048】ジアミンの具体例としては、 芳香族ジアミン:m−フェニレンジアミン、p−フェニ
レンジアミン、1,5−ナフタレンジアミン、2,6−ナ
フタレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルエタン、4,4’−ジ
アミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェ
ニルスルフィド、4,4’−ジアミノフェニルスルホ
ン、ジアミノベンゾフェノン、m−キシリレンジアミ
ン、p−キシリレンジアミン 脂肪族ジアミン:エチレンジアミン、1,3−プロパン
ジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジア
ミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン 脂環族ジアミン:シクロプロピルジアミン、シクロブチ
ルジアミン、シクロペンチルジアミン、シクロヘキシル
ジアミン、シクロヘプチルジアミン、シクロオクチルジ
アミン、4,4’−ビス(シクロヘキシルアミン)、4,
4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)、4,
4’−エチレンビス(シクロヘキシルアミン)、4,
4’−プロピレンビス(シクロヘキシルアミン)、4,
4’−テトラメチレンビス(シクロヘキシルアミン)、
4,4’−ビス(アミノシクロヘキシル)エーテル、4,
4’−ビス(アミノシクロヘキシル)スルフィド、4,
4’−ビス(アミノシクロヘキシル)ケトン、 シロキサン結合を有するジアミン:
【0049】
【化12】
【0050】などのジアミンが代表的なものであり、こ
れらは単独でまたは2種以上を併用して用いることがで
きる。
【0051】前記式(12)のテトラカルボン酸二無水
物および必要に応じて用いられる式(11)の芳香族テ
トラカルボン酸二無水物と式(14)のジアミンとの重
付加反応は、通常、不活性有機溶媒中、0〜100℃の
温度で行うことが好ましく、5〜60℃の温度がより好
ましい。
【0052】テトラカルボン酸二無水物とジアミンのモ
ル比(テトラカルボン酸二無水物/ジアミン)は、通
常、0.8/1〜1.2/1であり、ほぼ等モルの使用が
好ましい。
【0053】上記反応に用いる不活性有機溶媒として
は、生成する前記式(13)で表わされる繰り返し単位
を有する前駆体を完全に溶解する極性溶媒が一般に好ま
しく、例えばN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジ
メチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、ピリジン、テトラメチルウレ
ア、ヘキサメチルリン酸トリアミド、γ−ブチロラクト
ン、N,N−ジメチルプロピレンウレア、N,N−ジメチ
ルエチレンウレアなどが挙げられる。これらは単独でま
たは2種以上を併用して用いることができる。これら不
活性溶媒の使用量は、重付加反応溶液中30〜99.9
重量%であり、好ましくは50〜99重量%である。
【0054】なお、前駆体は、N−メチルピロリドン中
0.5g/dlの濃度で30℃で測定した際の対数粘度
(ηinh)が好ましくは0.1〜3dl/gであり、特に
好ましくは0.2〜1.5dl/gである。
【0055】かくして合成された前駆体に、重合性二重
結合を含みかつカルボキシル基と容易に反応する基、例
えばイソシアネート基、エポキシ基、アミノ基、ピリジ
ル基などを含む化合物を反応させることにより本発明の
組成物に用いられる重合体(A)が得られる。なお、重
合体(A)は、N−メチルピロリドン中0.5g/dl
の濃度で30℃で測定した際の対数粘度(ηinh)が、
通常、0.1〜3dl/gであり、好ましくは0.2〜
1.5dl/gである。
【0056】上記の化合物として、下記式(15)
【0057】
【化13】
【0058】で表わされる化合物および下記式(16)
〜(18)
【0059】
【化14】
【0060】(式(16)〜(18)中、R6、R7、R
8およびR9は前記式(5)の場合と好ましい態様を含め
て同じであり、式(16)のR10およびR11は前記式
(7)の場合と同じであり、式(17)のR12は前記式
(8)の場合と同じであり、式(18)のrおよびsは
式(9)の場合と同じである)で表わされる塩基性窒素
を含有する化合物を挙げることができる。
【0061】式(15)のQがイソシアネート基である
化合物の場合、式(1)のZが −NH− であり、R2
が式(5)で表わされる基である繰り返し単位を有する
重合体(A)が生成する。
【0062】式(15)のQがエポキシ基である化合物
の場合、式(1)のZが酸素原子で、R2が式(6)で
表わされる基である繰り返し単位を有する重合体(A)
が生成する。
【0063】式(16)、式(17)または式(18)
で表わされる化合物の場合、式(1)のZが酸素原子
で、R2が各々式(7)、式(8)または式(9)で表
わされる基である繰り返し単位を有する重合体(A)が
生成する。
【0064】式(15)のQがイソシアネート基である
化合物の具体例としては、例えばイソシアネートエチル
アクリレート、イソシアネートプロピルアクリレート、
イソシアネートブチルアクリレート、イソシアネートペ
ンチルアクリレート、イソシアネートヘキシルアクリレ
ート、イソシアネートオクチルアクリレート、イソシア
ネートデシルアクリレート、イソシアネートオクタデシ
ルアクリレート、イソシアネートエチルメタクリレー
ト、イソシアネートプロピルメタクリレート、イソシア
ネートブチルメタクリレート、イソシアネートペンチル
メタクリレート、イソシアネートヘキシルメタクリレー
ト、イソシアネートオクチルメタクリレート、イソシア
ネートデシルメタクリレート、イソシアネートオクタデ
シルメタクリレート、イソシアネートエチルクロトネー
ト、イソシアネートプロピルクロトネート、イソシアネ
ートヘキシルクロトネート、イソシアネートオクチルク
ロトネート、イソシアネートデシルクロトネート、イソ
シアネートオクタデシルクロトネートなどが挙げられ
る。市販品としては、ダウ・ケミカル社製IEM(イソ
シアネートエチルメタクリレート)がある。これらの化
合物は、1種類単独でも2種類以上を組み合わせて使用
することもできる。
【0065】式(13)で表わされる繰り返し単位を有
する前駆体と上記イソシアネートの反応は、前駆体の合
成に用いた不活性有機溶媒中で、通常、0〜100℃、
好ましくは20〜70℃の温度で行われる。イソシアネ
ート化合物の前駆体に対する割合は、本発明の組成物の
感度および塗膜の耐熱性の点から、前駆体のカルボキシ
ル基1モルに対して、通常、0.1〜2モル、好ましく
は0.4〜1.2モルの範囲とされる。
【0066】イソシアナート化合物と前駆体との反応
は、例えばトリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジメチルベンジルアミン、1,4−ジアゾビ
シクロ[2.2.2]オクタンなどのアミン、ジブチルス
ズジラウレート、ジブチルスズジアセテートなどのスズ
化合物を用いると容易となる。これらは通常イソシアネ
ート化合物に対して25重量%以下の範囲で用いること
ができる。
【0067】式(15)のQがエポキシ基である化合物
の具体例として下記のものを挙げることができる。
【0068】
【化15】
【0069】これらのエポキシ化合物は1種類でも2種
類以上を組み合わせて使用することもできる。
【0070】前駆体と上記エポキシ化合物との反応は前
駆体の合成に用いた溶媒中で、通常、60〜120℃、
好ましくは70〜90℃の反応温度でトリエタノールア
ミン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジメチルベンジルアミンなどを触媒として、前
駆体のカルボキシル基1モルに対してエポキシ化合物を
0.1〜2モル、好ましくは0.4〜1.2モル反応させ
ることによって行うことができる。ここで、触媒の使用
量はエポキシ化合物に対して25重量%以下である。
【0071】式(16)、(17)および(18)で表
わされる塩基性窒素を含有する化合物の具体例として下
記のものを挙げることができる。
【0072】
【化16】
【0073】
【化17】
【0074】前駆体とこれら塩基性窒素を含有する化合
物との反応は、前駆体の合成に用いた溶媒中で室温下、
あるいは0〜60℃程度の加熱下で容易に行うことがで
きる。塩基性窒素を含有する化合物の前駆体に対する割
合は前駆体のカルボキシル基1モルに対して、通常、
0.1モル以上、好ましくは0.4〜2モルの範囲とされ
る。
【0075】本発明に用いられる式(1)で表わされる
繰り返し単位を有する重合体(A)の製法として、前述
した方法の他に、式(12)で表わされるテトラカルボ
ン酸二無水物に、重合性二重結合を有する基を含むアル
コールと反応させてハーフエステルの中間体(以下「ハ
ーフエステル中間体」と称する)を得、この中間体とジ
イソシアネート化合物を反応させる方法を挙げることが
できる。この方法によれば、以下の如くに反応が進行す
る。
【0076】
【化18】
【0077】上記で、R1およびnは式(1)の場合と
同じであり、R13は重合性二重結合を有する基を表わ
し、前記式(5)で示される基が例示される。
【0078】重合性二重結合を有する基を含むアルコー
ルとしては、2−ヒドロキシエチルシンナメート、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレートなどが挙げられ、N−メチル−2−ピロ
リドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ベンゼン、キシレン、メチルエチルケトン、γ−ブ
チロラクトンなどの有機溶媒中でトリエチルアミン、
N,N−ジメチルベンジルアミンなどの塩基性触媒を上
記アルコールに対し20重量%以下を用いて、50〜1
00℃、好ましくは70〜90℃の温度の範囲で、式
(12)で表わされる化合物と反応させることによりハ
ーフエステル中間体を得ることができる。
【0079】ここで、有機溶媒は反応溶液中、50〜9
9.9重量%、好ましくは70〜99重量%を占めるよ
うに用いるのが適切であり、上記アルコールと式(1
2)で表わされる化合物との反応割合はモル比で1.6
/1〜2.4/1であり、ほぼ2倍モルの使用が好まし
い。
【0080】ジイソシアネート化合物、すなわちOCN
−R1−NCOで表わされる化合物の具体例としてはジ
フェニルメタンジイソシアネート、ジフェニルエーテル
ジイソシアネート、ビフェニルジイソシアネート、ジフ
ェニルスルフィドジイソシアネートなどが挙げられ、こ
れを前記したハーフエステル中間体と50〜100℃、
好ましくは70〜90℃の温度の範囲でトリエチルアミ
ン、N,N−ジメチルベンジルアミンなどの塩基性触媒
下で反応させることにより、本発明における式(1)で
表わされる繰り返し単位を有する重合体を得ることがで
きる。
【0081】本発明の感放射線性樹脂組成物において用
いることのできる重合開始剤としては、例えばミヒラー
ズケトン、ベンゾイン、2−メチルベンゾイン、ベンゾ
インメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベン
ゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエ
ーテル、2−t−ブチルアントラキノン、1,2−ベン
ゾ−9,10−アントラキノン、アントラキノン、メチ
ルアントラキノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)
ベンゾフェノン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、チ
オキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−
イソプロピルチオキサントン、1,5−アセナフテン、
2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1
−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチ
ル−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリ
ノ−1−プロパノン、ジアセチル、ジベンゾイル、ベン
ジルジメチルケタール、ベンジルジエチルケタール、ジ
フェニルジスルフィド、アントラセン、2,6−ビス
(p−ジエチルアミノベンジリデン)−4−アザ−4−
メチルシクロヘキサノン、2,6−ビス(p−ジエチル
アミノベンジリデン)−4−オキソシクロヘキサノン、
2,6−ビス(p−ジエチルアミノベンジリデン)−4
−チアシクロヘキサノンなどを挙げることができ、これ
らは単独でまたは2種以上を併用して用いることができ
る。
【0082】これらの重合開始剤の使用量は本発明の感
放射線性樹脂組成物の感度およびパターンの耐熱性の点
から、重合体(A)および必要に応じて用いられる後記
の重合性不飽和単量体の合計量100重量部に対して、
通常、0.01〜50重量部であり、好ましくは0.1〜
30重量部である。
【0083】さらに、これらの重合開始剤に、放射線感
応性重合開始助剤(以下、「重合開始助剤」という。)
であるアミン類を少量併用することもできる。
【0084】アミン類としては、例えばp−ジメチルア
ミノ安息香酸エチル、p−ジエチルアミノ安息香酸エチ
ル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、p−ジエ
チルアミノ安息香酸イソアミル、安息香酸−2−(ジメ
チルアミノ)エチル、p−ジメチルアミノベンズアルデ
ヒド、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド、N,N−
ジエチルアントラニル酸エチル、p−ジメチルアミノベ
ンゾニトリル、p−ジエチルアミノベンゾニトリル、
N,N−ジメチルアミノナフタレン、N−フェニルグリ
シン、N−(p−シアノフェニル)グリシン、N−(p
−クロロフェニル)グリシン、N−(p−ブロモフェニ
ル)グリシンなどを挙げることができる。重合開始助剤
の使用量は、重合開始剤に対して、等モル以下が好まし
い。
【0085】本発明の感放射線性樹脂組成物では、架橋
反応を生じる成分を補う目的で重合性不飽和単量体を配
合することができる。重合性不飽和単量体は式(1)で
表わされる繰り返し単位を有する重合体(A)の良溶媒
であることが好ましい。
【0086】上記の重合性不飽和単量体としては、例え
ばアクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレ
ート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレー
ト、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレー
ト、カルビトールアクリレート、メトキシエチルアクリ
レート、エトキシエチルアクリレート、ブトキシエチル
アクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロ
キシプロピルアクリレート、ジプロピレングリコールジ
アクリレート、2,2−ビス−(4−アクリロキシジエ
トキシフェニル)プロパン、2,2−ビス−(4−アク
リロキシプロポキシフェニル)プロパン、トリメチロー
ルプロパンジアクリレート、ペンタエリスリトールジア
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリアク
リルホルマール、テトラメチロールメタンテトラアクリ
レート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌル
酸、
【0087】
【化19】
【0088】メタクリル酸、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、プロピルメタクリレート、2,2
−ビス(4−メタクリロキシジエトキシフェニル)プロ
パン、トリメチロールプロパンジメタクリレート、ペン
タエリスリトールジメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールメタ
クリレート、テトラメチロールメタンテトラメタクリレ
ート、
【0089】
【化20】
【0090】などを挙げることができる。
【0091】これらの重合性不飽和単量体は1種単独で
あるいは2種以上混合して用いることができ、その配合
量は重合体(A)100重量部に対して、通常、0.0
1〜30重量部、好ましくは0.1〜10重量部であ
る。
【0092】本発明の感放射線性樹脂組成物には、必要
に応じて放射線感応性架橋剤(以下、「架橋剤」とい
う。)を用いることができる。架橋剤としては、例えば
【0093】
【化21】
【0094】
【化22】
【0095】
【化23】
【0096】などを挙げることができる。
【0097】これらの架橋剤は1種単独であるいは2種
以上混合して用いることができ、その使用量は、重合体
(A)および必要に応じて用いられる重合性不飽和単量
体の合計量100重量部に対して、30重量部以下であ
る。
【0098】本発明の感放射線性樹脂組成物は、通常の
微細加工技術によりパターン加工することができる。す
なわち本発明の重合体(A)、重合開始剤ならびに必要
に応じて用いられる重合性不飽和単量体、重合開始助剤
および架橋剤は、溶媒に溶解して均一な溶液とし、これ
を通常のリソグラフィーによる微細加工技術によりレリ
ーフ・パターンに形成することができる。
【0099】上記の溶媒としては、前記重合体(A)を
重付加反応によって製造する際に用いられる不活性有機
溶媒として例示したものが好ましく用いられる。溶媒は
溶液中に30〜99重量%、特には50〜95重量%を
占めるように用いるのが適切である。
【0100】本発明の組成物の溶液は、ガラス基板、シ
リコンウエハー、銅張り積層板などの支持基板上に回転
塗布、浸漬、噴霧印刷などの手段で塗布し、乾燥して塗
膜とすることができる。
【0101】また、該溶液を可撓性の基体、例えばポリ
エステルフィルム上に塗布し乾燥して積層し、この上に
必要によりポリエチレンなどのカバーシートを設けてサ
ンドイッチ構造の感放射線性エレメントを予め作成し、
この感放射線性エレメントのカバーシートを剥して被覆
すべき支持基板上に圧着して塗膜とすることも可能であ
る。
【0102】塗膜の膜厚は、塗布手段、本発明の感放射
線性樹脂組成物の溶液の固形分濃度、および粘度などに
より1〜200μmの範囲で調節することができる。
【0103】このようにして形成された支持基板上の塗
膜に放射線を照射し、次いで、放射線未照射部分を現像
液で溶解解除することによりレリーフ・パターンが得ら
れる。この際、放射線としては紫外線、可視光線、電子
線、X線、遠紫外線などを用いることができる。
【0104】現像液としては、例えばN−メチル−2−
ピロリドン、N−アセチル−2−ピロリドン、N,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルトリ
アミド、ジメチルイミダゾリジノン、N−ベンジル−2
−ピロリドン、N−アセチル−ε−カプロラクタムなど
の極性溶媒が単独でまたは2種以上を併用して、または
前駆体の貧溶媒、例えばメタノール、エタノール、イソ
プロピルアルコール、ベンゼン、アセトン、メチルエチ
ルケトン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、トル
エン、キシレン、メチルセロソルブ、水などとの混合溶
液あるいは、例えばモノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
リン酸ナトリウムなどの0.0001〜30重量%、好
ましくは0.05〜5重量%の塩基性水溶液との混合溶
液として用いることができる。上記貧溶媒あるいは塩基
性水溶液の使用量は極性溶媒100重量部に対して、9
0重量部以下である。
【0105】次いで、現像により形成されたレリーフ・
パターンをリンス液により洗浄し、現像液を除去する。
リンス液としては、現像液との混和性のよい前駆体の貧
溶媒が用いられ、例えばメタノール、エタノール、イソ
プロピルアルコール、ベンゼン、トルエン、キシレン、
メチルセロソルブ、水などが挙げられる。
【0106】このようにして得られるレリーフ・パター
ンは150〜450℃の加熱処理により、イミド環をも
つ耐熱性のレジストパターンとなる。
【0107】
【実施例】以下の実施例により本発明をより詳細に説明
するが、本発明は、これらの実施例に制限されるもので
はない。なお実施例中の%は重量基準である。ここで、
各種性能の評価は以下の方法により行った。 (膜厚)現像、加熱処理後の塗膜の膜厚を測定した。 (耐熱性)得られたレジストパターンについて、熱重量
分析(TGA)による5%重量減少温度(空気下100
ml/min、昇温速度10℃/min、試料量10m
g)を測定した。 (光透過性)石英ガラス基板上にスピンコートし、フォ
トマスクを使用せずに露光、現像、加熱処理を行ったフ
ィルムを可視・紫外分光光度計(u−3410、日立
(株)製)にて、波長365nmにおける光透過度
(%)を測定した。光透過度の値はフィルムの厚さを1
0μmに換算して示した。
【0108】(実施例1)内容積1000mlの三口フ
ラスコを120℃の乾燥機中で3時間充分に乾燥し、次
いでフラスコ内を窒素パージしながら脱水したN−メチ
ル−2−ピロリドン(以下「NMP」と略す。)250
gを加えた。NMPの含有水分量は8ppmであった。
これに、4,4−メチレンビス(シクロヘキシルアミ
ン)(以下「MBCHA」と略す。)21.036g
(0.100mol)を秤取り、フラスコ中に添加し、
テフロン製の攪拌翼により攪拌して全量を溶解した。次
いでテトラシクロ[6.2.1.1.02,7]ドデカ−4,
5,9,10−テトラカルボン酸二無水物(以下「NNT
A」と略す。)30.229g(0.100mol)を秤
量し、攪拌しながらフラスコ内に添加した。その後24
時間攪拌をし、前駆体を得た。この前駆体の対数粘度
(30℃、NMP中0.5g/dl)ηinhは0.81d
l/gであった。
【0109】得られた前駆体を「PI−A」とする。こ
のPI−A溶液を1/10量取り、NMPで溶液重量を
60gに希釈したものをPI−A溶液として用いた。こ
のPI−A溶液を、温度計、窒素ガス導入口及び攪拌装
置を付けた100mlの三口フラスコに移し、乾燥窒素
ガスにて空気を窒素ガスに置換後、光遮断下の室温で、
イソシアネートエチルメタクリレート(以下「IEM」
と略す。)1.55g(10mmol)を加え、24時
間攪拌し、下記式(19)で表わされる繰り返し単位を
95モル%有する重合体(A−1)を含む溶液を得た。
【0110】
【化24】
【0111】この重合体(A−1)を含む溶液に、光遮
断下で、2,4−ジエチルチオキサントン0.20g、
N,N−ジエチルアミノ安息香酸エチル0.30gを加え
攪拌混合後、フィルターでろ過して感放射線性樹脂組成
物を得た。この溶液を、シリコンウエハー上にスピンコ
ートし、得られた塗膜を60℃で30分間乾燥させた。
次に、フォトマスクを用いて超高圧水銀灯(8mW/c
2)で120秒間放射線照射(以下、「露光」とい
う。)した。その後、N,N−ジメチルアセトアミド1
容、エチルアルコール4容、1%テトラメチルアンモニ
ウムヒドロキシド水溶液4容からなる混合液で現像を行
った後、水でリンスを行い、空気スプレーにより乾燥し
たところ、鮮明なパターンが得られた。膜厚は31μm
であった。
【0112】このパターンを窒素雰囲気下300℃、5
分間熱処理することにより、耐熱性のフィルム・パター
ンが得られた。このフィルムの5%重量減少温度は、3
97℃と高いものであった。また、光透過度は92%で
あった。
【0113】(実施例2)内容積1000mlの三口フ
ラスコを120℃の乾燥機中で3時間充分に乾燥し、次
いでフラスコ内を窒素パージしながら脱水したNMP2
50gを加えた。NMPの含有水分量は8ppmであっ
た。これに、MBCHA21.036g(0.100mo
l)を秤取り、フラスコ中に添加し、テフロン製の攪拌
翼により攪拌して全量を溶解した。次いでビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2,3,5,6−テトラカルボン
酸二無水物(以下「NTA」と略す。)23.618g
(0.100mol)を秤量し、攪拌しながらフラスコ
内に添加した。その後24時間攪拌をし、前駆体を得
た。この前駆体の対数粘度(30℃、NMP中0.5g
/dl)ηinhは0.88dl/gであった。
【0114】得られた前駆体を「PI−B」とする。こ
のPI−B溶液を1/10量取り、NMPで溶液重量を
60gに希釈したものを試料として用いた。以下、実施
例1と同様にして、光遮断下の室温で、IEM1.55
g(10mmol)を加え、24時間攪拌し、下記式
(20)で表わされる繰り返し単位を98モル%有する
重合体(A−2)含む溶液を得た。
【0115】
【化25】
【0116】以下、実施例1と同様にして、重合体(A
−2)含む溶液に表1に示した成分につき表示した重量
を加え、均一な溶液を得、パターンを形成させた。さら
に、実施例1と同様に加熱処理を行い、耐熱性のフィル
ム・パターンを得た。このフィルムの5%重量減少温度
および光透過度は、表2に示す値となった。
【0117】(実施例3)実施例1において、MBCH
Aの代わりに4,4−ビス(アミノシクロヘキシル)エ
ーテル(以下「BACHE」と略す。)2.124g
(0.010mol)およびNNTA3.023g(0.
010mol)を用いた以外は、実施例1と同様の条件
で反応を行い、重合体(A−3)を含む溶液を得た。以
下、実施例1と同様にして、重合体(A−3)を含む溶
液に表1に示した成分につき表示した重量を加え、均一
な溶液を得、パターンを形成させた。その後、実施例1
と同様に加熱処理を行い、耐熱性のフィルム・パターン
を得た。このフィルムの5%重量減少温度および光透過
度は、表2に示す値となった。
【0118】(実施例4)実施例2において、MBCH
Aの代わりにBACHE2.124g(0.010mo
l)およびNTA2.362g(0.010mol)を用
いた以外は、実施例2と同様の条件で反応を行い、重合
体(A−4)を得た。以下、実施例1と同様にして、重
合体(A−4)を含む溶液に表1に示した成分につき、
表示した重量を加え、均一な溶液を得、パターンを形成
させた。その後、実施例1と同様に加熱処理を行い、耐
熱性のフィルム・パターンを得た。このフィルムの5%
重量減少温度および光透過度は、表2に示す値となっ
た。
【0119】(実施例5)実施例1と同様にして、得ら
れた重合体「PI−A」溶液を1/10量取り、NMP
で60gに希釈したものを光遮断下の75℃でグリシジ
ルメタクリレート1.42g(10mmol)およびト
リエチルアミン0.10gを加え、8時間攪拌し、重合
体(A−5)を得た。以下、実施例1と同様にして、重
合体(A−5)を含む溶液に表1に示した成分につき表
示した重量を加え、均一な溶液を得、パターンを形成さ
せた。その後、実施例1と同様に加熱処理を行い、耐熱
性のフィルム・パターンを得た。このフィルムの5%重
量減少温度および光透過度は、表2に示す値となった。
【0120】(実施例6)実施例2と同様にして、重合
体「PI−B」溶液を1/10量取り、NMPで60g
に希釈したものを光遮断下の75℃でグリシジルメタク
リレート1.42g(10mmol)およびトリエチル
アミン0.10gを加え、8時間攪拌し、重合体(A−
6)を得た。以下、実施例1と同様にして、重合体(A
−6)を含む溶液に表1に示した成分につき表示した重
量を加え、均一な溶液を得、パターンを形成させた。そ
の後、実施例1と同様に加熱処理を行い、耐熱性のフィ
ルム・パターンを得た。このフィルムの5%重量減少温
度および光透過度は、表2に示す値となった。
【0121】(実施例7)実施例1においてMBCHA
21.036gの代わりに、MBCHA1.998g
(9.5mmol)と1,3−ビス(アミノプロピル)テ
トラメチルジシロキサン0.124g(0.5mmol)
およびNNTA3.023g(10mmol)を用いた
以外は、実施例1と同様の条件で反応を行い、重合体
(A−7)を得た。 以下、実施例1と同様にして、重
合体(A−7)を含む溶液に表1に示した成分につき表
示した重量を加え、均一な溶液を得、パターンを形成さ
せた。その後、実施例1と同様に加熱処理を行い、耐熱
性のフィルム・パターンを得た。このフィルムの5%重
量減少温度および光透過度は、表2に示す値となった。
【0122】(実施例8)実施例2においてMBCHA
21.036gの代わりに、MBCHA1.998g
(9.5mmol)と1,3−ビス(アミノプロピル)テ
トラメチルジシロキサン0.124g(0.5mmol)
およびNTA2.362g(10mmol)を用いた以
外は、実施例1と同様の条件で反応を行い、重合体(A
−8)を得た。以下、実施例1と同様にして、重合体
(A−8)を含む溶液に表1に示した成分につき表示し
た重量を加え、均一な溶液を得、パターンを形成させ
た。その後、実施例1と同様に加熱処理を行い、耐熱性
のフィルム・パターンを得た。このフィルムの5%重量
減少温度および光透過度は、表2に示す値となった。
【0123】
【表1】
【0124】
【表2】
【0125】(実施例9)内容積200mlのフラスコ
を乾燥し、次いでフラスコ内を窒素パージしながら脱水
したNMP50gを加えた。NMPの含有水分量は8p
pmであった。これに、MBCHA4.207g(0.0
20mol)をフラスコ中に添加し、攪拌して全量を溶
解した。次いでNNTA6.046g(0.020mo
l)を攪拌しながらフラスコ内に添加した。その後25
℃で24時間攪拌をし、前駆体を得た。この前駆体の対
数粘度(30℃、NMP中0.5g/dl)ηinhは、
0.81dl/gであった。
【0126】得られた前駆体を「PI−C」とする。こ
のPI−C溶液をNMPで希釈し、溶液重量を85gと
した。このPI−C希釈溶液に対し、さらに表3に示し
た各成分につき表示した重量を加え、均一な溶液を得
た。この溶液は下記式(21)で表わされる繰り返し単
位を有する重合体(A−9)を含有する。
【0127】
【化26】
【0128】この溶液を、フィルタでろ過した後、シリ
コンウエハー上にスピンコートした。得られた塗膜を6
0℃で5分間乾燥させ、次いで、フォトマスクを用いて
超高圧水銀灯(8mW/cm2)で120秒間露光し
た。その後、N,N−ジメチルアセトアミド1容、エチ
ルアルコール4容、1重量%テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド水溶液4容からなる混合液で現像を行った
後、水でリンスを行い、乾燥したところ、鮮明なレリー
フ・パターンが得られた。
【0129】このパターンを窒素雰囲気下300℃、5
分間熱処理することにより、耐熱性のフィルムパターン
が得られた。
【0130】(実施例10)実施例9において、NNT
Aの代わりにNTA4.724g(0.020mol)を
使用した以外は、実施例9と同様の条件で反応を行い、
前駆体を得た。この前駆体の対数粘度(30℃、NMP
中0.5g/dl)ηinhは、0.88dl/gであっ
た。
【0131】得られた前駆体を「PI−D」とする。こ
のPI−D溶液をNMPで希釈して溶液重量を85gと
し、以下、実施例9と同様にして、表3に示した成分に
つき表示した重量を加え、均一な重合体(A−10)を
含む溶液を得、乾燥、露光および現像を行い、レリーフ
・パターンを形成させ、さらに、加熱処理を行い、耐熱
性のパターンを得た。
【0132】(実施例11)実施例9において、MBC
HAの代わりにBACHE4.248g(0.020mo
l)を用いた以外は、実施例9と同様の条件で反応を行
い、前駆体を得た。この前駆体の対数粘度(30℃、N
MP中0.5g/dl)ηinhは、0.89dl/gであ
った。得られた前駆体を「PI−E」とする。このPI
−E溶液をNMPで希釈して溶液重量を85gとし、以
下、実施例9と同様にして、表3に示した成分につき表
示した重量を加え、均一な重合体(A−11)を含む溶
液を得、乾燥、露光および現像を行い、レリーフ・パタ
ーンを形成させ、さらに、加熱処理を行い、耐熱性のパ
ターンを得た。
【0133】(実施例12)実施例10において、MB
CHAの代わりにBACHE4.248g(0.020m
ol)を用いた以外は、実施例9と同様の条件で反応を
行い、前駆体を得た。この前駆体の対数粘度(30℃、
NMP中0.5g/dl)ηinhは、0.93dl/gで
あった。得られた前駆体を「PI−F」とする。このP
I−F溶液をNMPで希釈して溶液重量を85gとし、
以下、実施例9と同様にして、表3に示した成分につき
表示した重量を加え、重合体(A)を含む均一な溶液を
得、乾燥、露光および現像を行い、レリーフ・パターン
を形成させ、さらに、加熱処理を行い、耐熱性のパター
ンを得た。以上実施例9〜12の結果を、表3にまとめ
て示す。
【0134】
【表3】
【0135】
【発明の効果】本発明の感放射線性樹脂組成物は高い光
透過性および溶媒に対する溶解性を有するとともに、耐
熱性に優れた厚膜のパターンが得られる。従って本発明
の組成物はレジスト材料としても絶縁材料としても用い
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027 21/312 B 7352−4M H05K 3/28 D 7511−4E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1) 【化1】 (式(1)中、R1は2価の有機基を表わし、2個のR2
    は、同一または異なり、水素原子あるいは放射線重合性
    炭素−炭素二重結合を有する基を表わし(但し、2個の
    2のうち少なくとも1つは放射線重合性炭素−炭素二
    重結合を有する基である。)、2個のZは、同一または
    異なり、酸素原子または−NH−を表わし、nは0また
    は1である)で表わされる繰り返し単位を有する重合体
    (A)および放射線感応性重合開始剤を含有することを
    特徴とする感放射線性樹脂組成物。
JP11740793A 1993-01-27 1993-05-19 感放射線性樹脂組成物 Withdrawn JPH06282071A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006133460A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Qimei Industry Co Ltd カラーフィルター用感光性樹脂組成物
US9758623B2 (en) 2011-03-11 2017-09-12 Ube Industries, Ltd. Polyimide precursor and polyimide
WO2021020344A1 (ja) * 2019-08-01 2021-02-04 東レ株式会社 感光性樹脂組成物、感光性シート、硬化膜、硬化膜の製造方法、層間絶縁膜および電子部品

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