JPH06282185A - 画像形成装置の定着装置 - Google Patents

画像形成装置の定着装置

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JPH06282185A
JPH06282185A JP35876792A JP35876792A JPH06282185A JP H06282185 A JPH06282185 A JP H06282185A JP 35876792 A JP35876792 A JP 35876792A JP 35876792 A JP35876792 A JP 35876792A JP H06282185 A JPH06282185 A JP H06282185A
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JP
Japan
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endless film
film
round
heating element
endless
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JP35876792A
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English (en)
Inventor
Mikako Kanai
美佳子 金井
Toshio Watanabe
敏男 渡辺
Norio Hashimoto
典夫 橋本
Satoshi Tsuruya
聡 鶴谷
Hiromichi Yamada
博通 山田
Toru Saito
齋藤  亨
Takuji Shibuya
卓史 渋谷
Takahiro Uchiyama
高広 内山
Toshihiko Yamanaka
俊彦 山中
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加熱体と、エンドレスイルムと、これらに圧接
する加圧部材をそなえた定着装置の、局部的な過熱、同
一個所がくり返し当接することによる損傷を可及的に防
止する。 【構成】エンドレスフイルムの内部に冷却風の風路を形
成し、または各部材の外周長を、繰り返し走行の都度異
なる部位で当接するようにそれらの寸法を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の目的】 【産業上の利用分野】この発明は、静電複写機、同プリ
ンタなど静電転写プロセスを利用する画像形成装置、就
中、その定着装置に関するものである。 【0002】 【従来技術と解決すべき課題】紙などの転写材に静電的
に形成したトナー像を、加熱加圧して転写材に定着固定
する画像形成装置は従来から周知である。そして定着手
段として、所定温度に維持された定着ローラと、これに
圧接する加圧ローラの当接ニップ部たる定着部位に、ト
ナー像を担持する転写材を通過させて該トナー像を転写
材に固定するものが良く知られている。 【0003】併しながら、この種の定着装置は、定着ロ
ーラの熱容量が大で所定温度に達するまでの待ち時間が
長く、消費電力も多い等の問題があるので、熱容量の小
さい加熱体と、薄肉の耐熱フィルムを用いた加熱部材に
加圧ローラ等の加圧部材を対設して定着部位を構成する
装置が、例えば、特開平2ー162382号公報に開示
されている。これについて「図12」によって略述す
る。 【0004】同図は定着装置の概略側面図であって、発
熱源たる抵抗体42をを配設した基板52を備えた加熱
部材62と、ローラ12、12とにわたって耐熱性のエ
ンドレスフィルム72が展張してあり、不図示の駆動源
によって矢印B方向に走行する。前記抵抗体42に対向
する位置に、前記フィルム72を介して加圧部材(図示
の場合加圧ローラ)82が配設してあり、両者のニップ
Nを定着部位として、これに矢印A方向に転写材Pが供
給される。転写材Pは、前記定着部位を通過する際に加
熱、加圧されて、転写材上のトナーTは転写材に定着固
定される。 【0005】ところで、定着部位は、最大巾の転写材が
通過出来るだけの長さ(転写材巾方向にみた)を有して
いるから、これよりも小サイズの転写材が、とくに多数
連続的に定着部位を通過するような場合には、定着部位
の一部の、転写材が存在しない部分が過度に昇温して、
フィルムや加圧ローラを劣化させたり、加圧ローラの軸
方向の不均一な膨張によって、フィルムの捩じれや破
損、画像の乱れ等を招来するおそれがある。これを解決
するべく、フィルム外側に送風冷却することが考えられ
るが、これでは転写材上の未定着トナー像が乱されて画
像欠陥を生ずると云う問題を新たに招来する。 【0006】本発明はこのような事態に対処すべくなさ
れたものであって、その一つの目的は、加熱体と、薄肉
のエンドレスフィルムと、加圧ローラとを備えた定着装
置において、該エンドレスフィルムの内側に風路を形成
して、局部的な過度の昇温を回避するとともに、画像欠
陥を生ずることもないような定着装置を提供することに
ある。 【0007】上記のような定着装置の場合には、さら
に、以下のような問題が存在する。これについて「図1
3」によって説明する。同図は、前記「図12」に示す
ような装置のフィルム72と加圧ローラ82のみを摸式
的に示したものである。 【0008】この場合、たとえば、フィルム72の径が
24mm、ローラの径が16mmとすると、これらの周
長の比が3:2となるので、両者が滑りなく走行する場
合、加圧ローラ82上の点A0 は、フィルム72の周長
を3等分した点と、A1 →A2 →A3 →A1 のように順
次接触してゆき、その他の点には接触しない。このた
め、これらの部分のみが損傷、汚染しやすくなると云う
問題がある。 【0009】さらに、フイルムの周長と、転写材の走行
方向長さの間にも上記と同様の問題が存在する。即ち、
フィルムの長さと、転写材の長さの間に特定の関係があ
ると、転写材の走行方向端部エッジが、フイルムの特定
部位に繰り返し当接するのでフイルムの当該当接部分の
損傷、汚染、摩耗等が顕著になる。 【0010】一般に、前記フィルムは、熱伝導性をよく
するために、厚みを100μm以下に抑えてあるので、
局部的に負荷が集中すると強度的に問題が生ずる。さら
に、表層に離型性をもたせるためにテトラフルオロエチ
レン−パ−フルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
などのフッ素系樹脂がコーティングされているが、これ
らは柔らかで、上記のような場合この表層が傷ついて離
型性が劣化してオフセットが発生するおそれがある。 【0011】本発明の他の目的は、以上のような事態に
鑑みてなされたものであって、加熱体と、薄肉のエンド
レスフィルムと、これに対設した加圧ローラとを備えた
定着装置において、該エンドレスフイルム長と、加圧ロ
ーラ周長または転写材間隔との関係を適切に設定するこ
とによって、とくにエンドレスフィルムの全長にわたっ
て均等に圧接負荷がかかるようにして、長期の使用に耐
えるとともに、良質の画像を得られるような定着装置を
提供することにある。 【0012】 【発明の構成】 【課題を解決する技術手段、その作用】上記の目的を達
成するため、本発明は、固定配置の加熱体と、これを囲
繞するように配設した耐熱性エンドレスフイルムと、該
エンドレスフイルムを挟持するように前記加熱体に当接
する加圧部材とを備え、前記エンドレスフイルムと前記
加圧部材との間に被加熱部材を通過させる加熱装置にお
いて、前記エンドレスフイルムの内部に風路を形成する
送風手段を配設したことを特徴とする加熱装置または、
固定配置の加熱体と、これを囲繞するように配設した耐
熱性エンドレスフイルムと、該エンドレスフィルムを挟
持するように前記加熱体に当接する加圧部材とを備え、
前記エンドレスフイルムと前記加圧部材殿間に転写材を
を通過させる定着装置において、前記エンドレスフイル
ムの外周長をL0 、加圧部材の外周長をl0 とした場
合、これら両者のの関係を、 [Round (L0 ×10)]/[Round (l0 ×10]=
m/n を満足する互いに素なる自然数の組(m、n)が、 max(m、n)>16 を満たすように設定することを特徴とする定着装置、ま
たは、固定配置の加熱体と、これを囲繞するように配設
した耐熱性エンドレスフイルムと、該エンドレスフィル
ムを挟持するように前記加熱体に当接する加圧部材とを
そなえ、前記エンドレスフイルムと前記加圧部材との間
に転写材を通過させる定着装置において、前記エンドレ
スフイルムの外周長をL0、前記加圧部材の外周長をl
0 、画像形成装置の前回転時、後回転時に前記エンドレ
スフイルム、前記加圧部材が走行する外周長を、夫々L
0 ’、l0 ’とし、転写材の走行方向長さをaとすると
き、 [Round (L0 ×10)]/[Round (a+L0 ’×1
0]=m/n [Round (l0 ×10)]/[Round (a+l0 ×1
0)]=m’/n’ を満足する互いに素なる自然数の組(m、n)、
(m’、n’)に対して、 max(m、n)≧8 max(m’、
n’)≧8 となるように設定することを特徴とする定着装置、また
は、固定配置の加熱体と、これを囲繞するように配設し
た耐熱性エンドレスフイルムと、該エンドレスフイルム
を挟持するように前記加熱体に当接する加圧部材とをそ
なえ、前記エンドレスフイルムと前記加圧部材との間に
転写材を通過させる定着装置において、前記エンドレス
フイルムの外周長をL0 、前記加圧部材の外周長をl
0 、転写材の走行方向長さをa、搬送される隣接転写材
間の間隔をbとしたとき、これらの関係が、 [Round (L0 ×10)]/[Round (a+b)×1
0]=m/n [Round (l0 ×10)]/[Round (a+b)×1
0]=m’/n’ を満足する互いに素なる自然数の組(m、n)、
(m’、n’)が、 max(m、n)≧8 max(m’、n’)
≧8 を満たすように設定することを特徴とする定着装置であ
る。 【0013】このような構成とすることによって、エン
ドレスフイルムを過熱したり、該フイルム、これに当接
する加圧部材の同一個所が繰り返し当接してそれらが急
速に損傷したり、汚染したりすることを回避して長期に
わたって安定して良好な定着を行うことができる。 【0014】 【実施例の説明】「図1」は本発明の実施態様を示す定
着装置の断面図であって、紙面に垂直方向に延びている
ステー1を囲繞するようにエンドレスフィルム5が配設
してあり、図示のように、該ステー1はエンドレスフイ
ルム5を正確に走行させるためのガイドの作用をしてい
る。 【0015】前記ステー1には加熱体2が配設してあ
り、該加熱体2は発熱源たる抵抗体4と、高熱伝導率の
セラミックなどからなり抵抗体4支持する基板3とで形
成され、図示のように、前記抵抗体4がエンドレスフィ
ルム5に近い側に位置している。なお符号6は定着温度
を維持するための温度センサである。 【0016】エンドレスフィルム5は耐熱性、耐久性が
あり離型性のよい、総厚100μm以下の単層または複
合層のフイルムを用いる。 【0017】前記加熱体2に対向する位置には、軸8の
周囲に離型性のよいゴム層9を形成してなる加圧ローラ
7が配設してあって、これがエンドレスフィルム5を挟
持するように加熱体2に圧接してニップたる定着部位を
形成している。 【0018】前記加圧ローラ7は、その軸8端をバネ等
で支持してエンドレイフィルム方向に偏倚された状態で
矢印A方向に駆動され、これにエンドレスフイルム5が
従動走行するものとする。未定着トナー像を担持する転
写材Pは図示左方から前記定着部位に供給され、ここで
加熱加圧されてトナー像が転写材に融着固定されるもの
とする。 【0019】このような定着装置において、図示の場
合、「図2」に示すように、エンドレスフィルム5の外
側端部にファン10が配設してあり、これを駆動するこ
とによって、同図にハッチング入り矢印で示すように気
流が発生して、エンドレスフィルム5、加熱体2、ステ
ー1等を冷却する。 【0020】このような構成とすることによって、とく
にエンドレスフィルム5を内部から冷却することにな
り、発生する気流は定着部位近傍部分の空気を乱すこと
がないように制御することが容易であるので、冷却風に
よる画像の乱れもない。なお風路の方向は図示と反対方
向でも同様の作用が得られる。 【0021】実権によれば、非通紙部が存在するような
小サイズの転写紙を20枚通紙した場合の、通紙部と非
通紙部との温度差は、ファンがない場合100度程度で
あったものが、ファンを上記のように配設した場合70
度前後であり、100枚通紙しても温度差は拡大しなか
った。さらに加圧ローラの軸線方向の不均一な膨張も抑
制され、軸線方向の送り量の差異によるフイルムの捩じ
れ、破損や画像の乱れもなかった。 【0022】「図3」、「図4」は他の実施態様を示す
断面図及びファンの正面図である。前記実施例の定着装
置と基本的に同様の構成を具備しており、対応する部分
には同一の符号を付して示し、それらについての説明は
省略する。 【0023】この装置あっては、エンドレスフィルム5
の内部に、紙面に垂直方向に長いファン11が該フィル
ムに接触しないように配設してある。このような構成に
おいても、前記実施例装置と同様の効果が得られること
は直ちに理解できるところであろう。さらに本装置で
は、ファンがフィルム5の外部に出ていないのでスペー
スを節約出来る。 【0024】「図5」は更に他の実施態様を示す定着装
置の断面図であって、この装置も前記「図1」に示した
ものと基本的に同様の構成を具有しており、対応する部
位には同一の符号を付して示してある。 【0025】この装置にあっては、エンドレスフィルム
5の内部適所に寝熱伝導率の高い、金属等からなる冷却
部材12が、該フィルム5に非接触で極く近傍に、ない
しはフイルム5の走行に支障をきたさない程度にゆるく
接触して配置してある。さらに前記エンドレスフィルム
5内には、「図4」に示したものと同様のファン13が
配設してある。 【0026】このような構成となっているから、昇温し
たエンドレスフィルム5は、冷却部材12に近接乃至接
触する部位において、熱伝導作用で冷却されるととも
に、該フィルムに長手方向に温度勾配が生じた場合に
は、該冷却部材12が温度が均一にならしめるように作
用する。また、前記ファン13によってエンドレスフィ
ルム、冷却部材がともに冷却されるので、全体の昇温、
局部的な温度差の防止に極めて有効である。 【0027】「図6」は、さらにまた他の実施態様を示
す定着装置の側面図である。この装置においては、回転
駆動される加圧ローラ7に対向する部位に配置されたス
テー17と駆動ローラ23、従動ローラ24間にエンド
レスフイルム20が展張してあって矢印B方向に寝加圧
ローラと同期走行する。前記ステー17には抵抗体18
を支持する基板19が配設してあり、エンドレスフィル
20と加圧ローラ7との当接ニップ部たる定着部位に、
図示右方から転写材Pが供給されて定着が行われる。 【0028】このような装置において、駆動ローラ23
は、「図7」に示すように、フイルム20を駆動搬送す
るために両端部は剛性の円筒部22として形成してあ
り、その中間部は、前記「図4」に示すものと同様で前
記円筒部22よりも小径のファン21に形成してある。 【0029】このような構成となっているから、昇温し
たエンドレスフィルム20は駆動ローラ23の位置で、
該ローラ内部を流れる気流によって冷却される。 【0030】次に定着装置のエンドレスフイルムと、加
圧ローラと、転写材との当接位置関係を調整する実施態
様について説明する。 【0031】前記「図1」あるいは「図12」などに示
すような、耐熱性のエンドレスフイルムと加圧ローラ等
の加圧部材とを当接させ、その間に転写材を通過させる
ようにした定着装置では、該エンドレスフイルム、加圧
ローラ、転写材サイズ、間隔などに特定の関係が存在す
る場合の不都合について一言した。 【0032】これについて、さらに敷衍すると、エンド
レスフィルムの外周長L0 と加圧ローラの外周長l0
比を、互いに素なる自然数の組 (m、n)の比m/n
で表す。 【0033】「図8」はエンドレスフイルムと加圧ロー
ラとが当接走行する態様を摸式的に示す図であって、両
者が滑りなく回転するものとする。エンドレスフィルム
の外周長をm当分した点をB1 、B2 、B3 ・・・Bm
とすると、Bii+1 =L0/mである。ドレスフィル
のB1 点が加圧ローラのA点と接触しているとする。 【0034】はじめにエンドレスフィルムのB1 点が加
圧ローラのA点に対向しているものとする。この状態か
らエンドレスフィルムがn回転すると、加圧ローラはm
回転して、再び点Aと点B1 とが対向することになる。 【0035】このような関係の場合、加圧ローラ上の点
Aはエンドレスフイルム上の点B1〜Bm 点とのみ当接
して他の部分とは接触しない。同様に、エンドレスフイ
ルム上のB1 点は加圧ローラ上の外周をn等分した点と
のみ当接する。 【0036】従って、m、nが小さいとエンドレスフイ
ルムと加圧ローラ上の同じ点にのみ度々当接して前述の
ような不都合が生ずるので、これら自然数m、nをある
程度大きく選定することによって、このような不都合を
回避することができる。 【0037】このような観点から、本発明は、上述のよ
うな定着装置において、エンドレスフィルムの外周長を
0 (mm)、加圧部材のそれをl0 (mm)としたと
き、両者の関係が、 [Round (L0 ×10)]/[Round (l0 ×10]=m/n (1) を満たす互いに素なる自然数の組(m、n)が、 max(m、n)>16 (2) (ここでRound(x)はxの少数点第1位を四捨五入する関
数、[ ]はガウス記号である)となるように選定する
ことによって、前述のような、繰り返し同一位置で当接
することによる不都合を実質的に排除出来る。 【0038】定着装置が間欠動作を行う場合において、
前回転、後回転二よってエンドレスベルト、加圧部材外
周長が移動する長さを考慮した場合の、エンドレスベル
ト、加圧部材の外周長の関係については、前回転、後回
転時にエンドレスベルト、加圧部材が移動する長さを夫
々L0'(mm)、l0'(mm)とし、転写材の走行方向
長さをa(mm)とすると、 [Round (L0 ×10)]/[Round(a+l0')×10] =m/n (3) [Round (l0 ×10)]/[Round (a+l0')] =m’/n’ (4) を満たす互いに素なる自然数(m、n)、(m’、
n’)に対して、 max(m、n)≧8 (5) max(m’、n’)≧8 (6) を満たすことによって問題を解決することが出来る。 【0039】さらに定置装置が連続動作する場合の、転
写材間隔をb(mm)とした場合には、 [Round (L0 ×10)]/[Round (a+b)×10] =m/n (7) [Round (l0 ×10)]/[Round (a+b)×10] =m’/n’ (8) を満たす互いに素なる自然数の組(m、n)、(m’、
n’)が、 max(m、n)≧8 (9) max(m’、n’)≧8 (10 )をみたすことによって前述の問題を解決することがで
きる。 【0040】「図9」は、前記「図1」に示すものと同
様の定着装置を再掲したもので、対応する部分には同一
の符号を付して示してある。発熱体たる抵抗体4は、た
とえば基板3の外側にAg/Pd(銀パラジュウム)な
どの高抵抗材料を厚み約10μm、巾1〜3mmにスク
リーン塗工して形成し、その表面に絶縁、保護のための
ガラス層をもうけるのがよい。さらにエンドレスフイル
ム5との摩擦を軽減するためにPFA、PTFEなどを
コーティングしてもよい。 【0041】エンドレスフィルム5は、熱容量を可及的
に小さくして所定温度に達する時間を短くするため、総
厚を100μm以下、好ましくは20〜40μmの耐熱
性、離型性、強度、耐久性の優れた単層もしくは複合層
の樹脂性フィルムを用いるものとし、その内周長は、加
熱体2を含むステー1の外周長よりも、たとえば3mm
程度長くしておき、ステーに対してルーズに嵌合するよ
うに構成するのが好ましい。 【0042】加圧部材はこの装置では加圧ローラ7とし
て形成してあり、芯金外周にシリコンゴムのような離型
性のよい弾性材料をローラ状に配設形成してあり、芯金
両端に配設したばね(不図示)によって前記加熱体2の
方向に押圧して、前記エンドレスフイルム5との間に定
着ニップを形成している。 【0043】この装置においては、エンドレスフイルム
5を38Φ、加圧ローラ7を48Φにしてある。従っ
て、L0 =38×π、l0 =48×πとなり、前記式
(2)から、L0 /l0 =m/nを満たす互いに素なる
自然数(m、n)は(19、24)である。したがっ
て、max(m、n)=max(19、24)=24>
16となりね(3)式を満たす。この装置では、(3)
式を満たせば、L0 、l0 は自由に決定出来る。たとえ
ば、L0 =24×π、l0 =15.8πとした場合、
(m、n)=(120、79)=120>16となり、
このような構成も可能である。 【0044】つぎに「図10」に前回転、後回転による
エンジレスフイルムね加圧ローラの移動がある場合の実
施態様について説明する。同図に示す定着装置は、「図
8」に示すものと同様の構成をそなえており、対応する
部分には同一の符号を付して示してある。 【0045】この装置では、転写材としてLTRサイズ
(8.5インチ×11インチ)のものをもちいているも
のとし、その走行速度は12π(mm/sec)とす
る。前回転、後回転の時間は12,59秒である。 【0046】この装置では、エンドレスフイルム5の外
周長は、L0 =38π(mm)、加圧ローラの外周長
は、l0 =24π(mm)としある。 【0047】この場合、前述の実施例装置のように、L
0 =38π(mm)、L0 =48π(mm)に定める
と、前記のように、L0 /L0 =m/nを満たす互いに
素なる自然数の組は(m、n)=(19、24)となっ
て、前記(3)式は満たすが、 48π/(279.4+12.59π)=48/240
=1/5 となって(5)式は満たさない。 【0048】このため、転写材の端縁が加圧ローラの特
定部位に繰り返し接触して該ローラ表面を損傷したり、
転写材のエッジ部分を汚染したりするおそれがある。 【0049】上記のようにl0 =24π(mm)とする
ことによって(5)式を満たすm’、n’の組は
(m’、n’)=(1、10)となって(6)式を満た
す。 【0050】つぎに、転写材を連続的に搬送する場合の
実施態様について説明する。「図11」は、この場合に
適用できる定着装置の概略側面図で、転写材としてLT
Rサイズ(8.5×11インチ)を使用しており、連続
搬送の際の隣接する転写材間隔は97.7mmである。 【0051】この装置においては、加圧ローラ7の外側
に該ローラ外周よりも長い長さの耐熱性エンドレスフイ
ルム14が配設してある。加熱側のエンドレスフイルム
5の外周長をL0 =38π、加圧側のエンドレスフイル
ム14のそれをl0 =33π(各mm)としている。 【0052】この場合、上記の実施例のように、L0
38π(mm)、l0 =24π(mm)とすると、
(9)式から 24π/(97.7+279.4)=24/120=1
/5 となり、(m’、n’)=(1、5)となって,(1
1)式を満たさない。 【0053】従って、LTRサイズの転写材を、続通紙
する場合、転写材のエッジが加圧ローラの特定の部位に
くり返し当接する位置が生じて好ましくない。 【0054】前記のように、l0 =33π(mm)とす
ると、 33π/(97.7+279.4)=33/120=1
1/40 となって(11)式を満たすことになる。 【0055】この装置においては、加圧側にエンドレス
フィルムを利用しているので,(1)ないし(11)式
を満たすように外周長さを自由に決定できるので好都合
である。 【0056】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によるとき
は、加熱体と加圧ローラ等の加圧部材の当接部位を通過
するように耐熱性エンドレスフイルムを配設し、該エン
ドレスフイルムと前記加圧部材との間に被加熱部材を通
過させるようにした定着装置において、該エンドレスフ
イルムを内部から冷却するようにしたから、被加熱部材
が存在しない状態で加熱が行われることによる問題を回
避できるとともに、被加熱部材の通過する部位近傍に空
気流が発生して、トナー像を担持する転写材を被加熱部
材とする際、該トナー像が乱れるのを有効に防止するこ
とが出来さらに、エンドレスフイルムが全体として均等
に冷却されるので、フイルムとトナーとの分離が効率的
に行われ、オフセットの防止にも効果がある。 【0057】また、上記のような構成の定着装置におい
て、加圧部材と、エンドレスフイルム、その間を通過す
る転写材端縁が、同一の部位でくり返し当接することを
阻止できるので、エンドレスフイルム、加圧部材の損
傷、汚染などを有効に阻止して長期にわたって安定して
良好な定着を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施態様を示す定着装置の側面図 【図2】同上正面図 【図3】他の実施態様を示す側面図 【図4】同上冷却ファンの正面図 【図5】さらに他の実施態様を示す側面図 【図6】またさらに他の実施態様を示す側面図 【図7】同上ファンの正面図 【図8】本発明の他の実施態様の作用を説明する説明図 【図9】 【図10】及び 【図11】夫々本発明の他の実施態様を示す側面図 【図12】公知の定着装置を示す概略側面図 【図13】公知の定着装置の作用を示す説明図 【符号の説明】 1 ステー 2 加熱体 3 基板 4 加熱用抵抗体 5 エンドレスフィルム 7 加圧ローラ 11、23 ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴谷 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山田 博通 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 齋藤 亨 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 渋谷 卓史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 内山 高広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山中 俊彦 東京都中央区京橋1丁目11番2号 日本タ イプライター株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】固定配置の加熱体と、これを囲繞するよう
    に配設した耐熱性エンドレスフイルムと、該エンドレス
    フイルムを挟持するように前記加熱体に当接する加圧部
    材とを備え、前記エンドレスフイルムと前記加圧部材と
    の間に被加熱部材を通過させる加熱装置において、前記
    エンドレスフイルムの内部に風路を形成する送風手段を
    配設したことを特徴とする加熱装置。 【請求項2】送風手段をエンドレスフィルムの内部に配
    設した「請求項1」記載の加熱装置。 【請求項3】エンドレスフイルムの内部に、これに接触
    または非接触に熱伝導性のよい部材を配置してなる「請
    求項1」または「請求項2」のいずれか記載の加熱装
    置。 【請求項4】エンドレスフイルムの内側に配設した駆動
    手段の内部に風路形成手段を配設してなる 【請求項1】乃至 【請求項3】のいずれか記載の加熱装置。 【請求項5】固定配置の加熱体と、これを囲繞するよう
    に配設した耐熱性エンドレスフイルムと、該エンドレス
    フィルムを挟持するように前記加熱体に当接する加圧部
    材とを備え、前記エンドレスフイルムと前記加圧部材殿
    間に転写材をを通過させる定着装置において、 前記エンドレスフイルムの外周長をL0 、加圧部材の外
    周長をl0 とした場合、これら両者のの関係を、 [Round (L0 ×10)]/[Round (l0 ×10]=
    m/n を満足する互いに素なる自然数の組(m、n)が、 max(m、n)>16 を満たすように設定することを特徴とする定着装置。 【請求項6】固定配置の加熱体と、これを囲繞するよう
    に配設した耐熱性エンドレスフイルムと、該エンドレス
    フィルムを挟持するように前記加熱体に当接する加圧部
    材とをそなえ、前記エンドレスフイルムと前記加圧部材
    との間に転写材を通過させる定着装置において、 前記エンドレスフイルムの外周長をL0、前記加圧部材の
    外周長をl0 、画像形成装置の前回転時、後回転時に前
    記エンドレスフイルム、前記加圧部材が走行する外周長
    を、夫々L0 ’、l0 ’とし、転写材の走行方向長さを
    aとするとき、 [Round (L0 ×10)]/[Round (a+L0 ’×1
    0]=m/n [Round (l0 ×10)]/[Round (a+l0 ×1
    0)]=m’/n’ を満足する互いに素なる自然数の組(m、n)、
    (m’、n’)に対して、 max(m、n)≧8 max(m’、
    n’)≧8 となるように設定することを特徴とする定着装置。 【請求項7】固定配置の加熱体と、これを囲繞するよう
    に配設した耐熱性エンドレスフイルムと、該エンドレス
    フイルムを挟持するように前記加熱体に当接する加圧部
    材とをそなえ、前記エンドレスフイルムと前記加圧部材
    との間に転写材を通過させる定着装置において、 前記エンドレスフイルムの外周長をL0 、前記加圧部材
    の外周長をl0 、転写材の走行方向長さをa、搬送され
    る隣接転写材間の間隔をbとしたとき、これらの関係
    が、 [Round (L0 ×10)]/[Round (a+b)×1
    0]=m/n [Round (l0 ×10)]/[Round (a+b)×1
    0]=m’/n’ を満足する互いに素なる自然数の組(m、n)、
    (m’、n’)が、 max(m、n)≧8 max(m’、n’)
    ≧8 を満たすように設定することを特徴とする定着装置。
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