JPH08339131A - 加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及び画像形成装置

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JPH08339131A
JPH08339131A JP7170408A JP17040895A JPH08339131A JP H08339131 A JPH08339131 A JP H08339131A JP 7170408 A JP7170408 A JP 7170408A JP 17040895 A JP17040895 A JP 17040895A JP H08339131 A JPH08339131 A JP H08339131A
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film
heating
pressure
heat
image
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JP7170408A
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Masato Yoshioka
真人 吉岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム加熱方式の加熱装置について、耐熱
性フィルム35を挟ませて加熱部材33と加圧部材36
との間に形成させる圧接ニップ部Nを、十分な加熱性能
・定着性能、安定したフィルム・被加熱部材搬送性能を
確保するに必要十分な所定のニップ幅・圧接力をもっ
て、且つそのニップ幅・圧接力が圧接ニップ部の長手に
沿って略均一分布であるようにすることを可能にする、
また非通紙部昇温現象の防止もしくは緩和を可能にする
こと。 【構成】 加熱部材支持体34の長手に渡って該加熱部
材支持体の加圧撓みを防止する補強部材39が配置され
ていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱装置及び画像形成
装置に関する。
【0002】より詳しくは、支持体に固定支持させた加
熱部材と加圧部材とをその間に耐熱性フィルムを挟ませ
て加圧圧接させ、その圧接ニップ部の耐熱性フィルムと
加圧部材との間に被加熱部材を導入して耐熱性フィルム
と一緒に該圧接ニップ部を移動させることで加熱部材の
熱エネルギーを耐熱性フィルムを介せて被加熱部材に付
与する加熱装置に関する。
【0003】また該加熱装置を、被記録材上の画像を加
熱処理する像加熱装置として備えた画像形成装置に関す
る。
【0004】
【従来の技術】例えば、プリンタ・複写機・記録装置・
ファクシミリ等の画像形成装置において、電子写真・静
電記録・磁気記録等の適宜の作像原理・プロセスの画像
形成手段部(記録部)にて被記録材(転写材・静電記録
紙・エレクトロファックス紙・印刷紙・印字用紙等)に
目的の画像情報に対応した未定着画像を形成担持させ、
これを加熱処理して未定着画像を被記録材に加熱定着さ
せて画像形成物を得る、あるいは画像を仮定着させる、
画像形成物の艶等の表面性を改質させる等のための像加
熱装置としては、熱ローラ方式の加熱装置が広く使われ
てきた。
【0005】また最近では、フィルム加熱方式の加熱装
置が提案され、実用化されている(特開昭63−313
182号公報・特開平1−263679号公報・特開平
2−157878号公報・特開平4−44075〜44
083号公報・特開平4−204980〜204984
号公報)。
【0006】(a)熱ローラ方式の加熱装置 図10は熱ローラ方式の像加熱装置の一例の構成略図で
ある。
【0007】すなわち、内部にハロゲンヒータ等の熱源
Hを備え所定の定着温度に温調管理される金属製の熱ロ
ーラ21と、これに圧接する弾性を有する加圧ローラ2
2を基本構成とし、この一対のローラ21・22を回転
させて該両ローラ対の圧接ニップ部(定着ニップ部)N
に画像形成手段部Aからの被加熱部材としての被記録材
Pを供給して定着ニップ部Nを挟持搬送通過させること
で、熱ローラ21の熱と定着ニップ部Nの加圧力にて被
記録材P上の未定着画像Tを被記録材に定着させるもの
である。
【0008】画像形成手段部Aにおいて、2は像担持体
としての例えば電子写真回転感光ドラムであり、その周
面に公知の不図示の作像プロセス機器により目的の画像
情報のトナー画像Tが形成され、そのトナー画像が感光
ドラム2と転写ローラ6との圧接ニップ部(転写ニップ
部)nに導入された被記録材Pの面に順次に転写されて
像加熱装置の定着部へ搬送される。
【0009】この熱ローラ方式の像加熱装置では、熱ロ
ーラ21の熱容量が大きいため、熱ローラ21の表面を
所定の定着温度まで上げるのに非常に多くの時間(ウエ
イトタイム,ウォーミングタイム)を要していた。また
このため、画像出力動作を速やかに実行するためには、
装置を使用していないときも熱ローラ表面をある程度の
温度に温調していなければならず電力消費が大きくなる
という問題もあった。
【0010】(b)フィルム加熱方式の加熱装置 この加熱装置は、前記したように、支持体に固定支持さ
せた加熱部材と加圧部材とをその間に耐熱性フィルムを
挟ませて加圧圧接させ、その圧接ニップ部の耐熱性フィ
ルムと加圧部材との間に被加熱部材を導入して耐熱性フ
ィルムと一緒に該圧接ニップ部を移動させることで加熱
部材の熱エネルギーを耐熱性フィルムを介せて被加熱部
材に付与する加熱装置であり、未定着トナー画像を該画
像を担持している被記録材面に永久固着画像として加熱
定着処理する画像加熱定着装置として活用できる。ま
た、例えば、画像を担持した被記録材を加熱して艶など
の表面性を改質する装置、仮定着処理する装置、その
他、シート状の被加熱材を加熱処理する装置として広く
使用できる。
【0011】このようなフィルム加熱方式の加熱装置
は、昇温の速い低熱容量の加熱部材や薄膜の耐熱性フィ
ルムを用いることができるために短時間に加熱部材の温
度が上昇し、待機中に加熱部材の通電加熱を行なう必要
がなくなり、像加熱装置にあっては被加熱部材としての
被記録材をすぐに通紙しても該被記録材が定着部位に到
達するまでに加熱部材を所定温度まで十分に昇温させる
ことができ、省電力化やウェイトタイムの短縮化(クイ
ックスタート性)が可能となる、画像形成装置等の本機
の機内昇温を低めることができる等の利点を有し、効果
的なものである。
【0012】図8にフィルム加熱方式の加熱装置(像加
熱装置)の一例の要部の構成略図を示した。
【0013】33は後述するような構造の加熱部材とし
てのセラミックヒータであり、図面に垂直な方向を長手
とする横長部材である(以下、ヒータと記す)。34は
加熱部材支持体としての耐熱性のヒータホルダであり、
図面に垂直な方向を長手とする横長部材である。ヒータ
33はこのヒータホルダ34の下面側に耐熱性接着剤を
介して固定支持させてある。35は耐熱性(定着)フィ
ルムである(以下、フィルムと略記する)。36は加圧
部材としての、シリコンゴム等の離型性の良いゴム弾性
層を有する耐熱性の加圧ローラである。
【0014】ヒータ33と加圧ローラ36はフィルム3
5を挟んで圧接させてある。具体的には、両端軸部を軸
受で回転自由に定置支持させた加圧ローラ36に対し
て、下面側にヒータ33を固定支持させたヒータホルダ
34の長手方向両端部を加圧バネ等の加圧手段でそれぞ
れ加圧ローラ36の方向に押圧することで、ヒータ33
の下面をフィルム35を挟ませて加圧ローラ36の上面
にローラ弾性に抗して圧接させてある。Nはフィルム3
5を挟んでヒータ33と加圧ローラ36との間に形成さ
れた圧接ニップ部(定着ニップ部)である。
【0015】フィルム35は、一般的には総厚100μ
m以下、好ましくは40μm以下の耐熱性、離型性、耐
久性等に優れた薄肉フィルムであり、例えばPI(ポリ
イミド)、ポリエーテルイミド等の、エンドレスベルト
状フィルムあるいは円筒状フィルムあるいはロール巻の
長尺の有端フィルムであり、不図示のフィルム駆動手段
あるいは加圧ローラ36を駆動部材として、圧接ニップ
部Nにおいてヒータ33の下面に対して密着状態を保持
されてヒータ下面を摺動しながら矢示の方向に所定の速
度で回動あるいは回転あるいは走行駆動される。
【0016】ヒータ33は後述するように通電発熱抵抗
体33bに対する通電により該抵抗体の発熱で迅速に昇
温する。
【0017】フィルム35をヒータ33の下面に密着摺
動移動させ、また通電発熱抵抗体33bに対する通電に
より加熱部材33を所定に昇温させた状態において、圧
接ニップ部Nのフィルム35と加圧ローラ36との間
に、被加熱部材としての画像定着すべき被記録材Pを導
入してフィルム35と一緒に圧接ニップ部Nを挟持搬送
させることにより、ヒータ33の通電発熱抵抗体33b
の発熱及び該抵抗体の発熱で加熱されたヒータ基板33
aの熱がフィルム35を介して被記録材Pに付与されて
被記録材P上の未定着顕画像Tが被記録材P面に加熱定
着される。圧接ニップ部Nを通った被記録材Pはフィル
ム35の面から分離されて搬送される。
【0018】図9は、加熱部材としてのセラミックヒー
タ33の途中部省略・一部切欠き平面模型図である。こ
のヒータ33は、フィルム35の搬送方向aに対して直
角方向を長手とする細長の耐熱性・絶縁性・良熱伝導性
のセラミック基板33a、該基板の表面側の短手方向の
略中央部に基板長手に沿って線状又は細帯状に形成具備
させた通電発熱抵抗体33b、この通電発熱抵抗体の長
手両端部にスクリーン印刷等で形成具備させたAg等の
給電用電極33c・33c、通電発熱抵抗体を形成した
ヒータ表面を被覆保護させた耐熱ガラス・フッ素樹脂等
のオーバーコート層(表面保護層)33d、基板裏面側
に具備させた、ヒータ温度を検知するサーミスタ等の検
温素子33e等からなる、全体に低熱容量の横長ヒータ
である。
【0019】ヒータ基板33aは、例えば、長さ240
mm・幅10mm・厚さ1mmの、アルミナ等の耐熱性
・電気絶縁性・低熱容量のセラミック基材である。
【0020】通電発熱抵抗体33bは、例えば、銀パラ
ジューム(Ag/Pb)・Ta2 N等の電気抵抗材料ペ
ースト(抵抗ペースト)を例えば厚み10〜20μm・
幅1〜3mmの細帯状にセラミック基材面長手に沿って
スクリーン印刷等により塗工し焼成することで形成した
ものである。その上に保護層33dとしてガラスやフッ
素樹脂などをコートしている。
【0021】このヒータ33は、通電発熱抵抗体33b
を形成具備させた表面側を下向きにしてヒータホルダ3
4に固定支持させてあり、両端部電極33c・33c間
に対する給電により通電発熱抵抗体33bが長手全長に
わたって発熱することで昇温し、その昇温が検温素子3
3eで検知され、その検知温度が温度制御回路(不図
示)へフィードバックされて、ヒータ33の温度が所定
の定着温度に維持されるように通電発熱抵抗体33bへ
の通電が制御される。
【0022】本発明は特に上記(b)のフィルム加熱方
式の加熱装置の改善に関する。
【0023】
【発明が解決しようとしている課題】
a)上述のようなフィルム加熱方式の加熱装置におい
て、耐熱性フィルム35を挟ませて加熱部材としてのヒ
ータ33と加圧部材としての加圧ローラ36との間に形
成させる圧接ニップ部Nは、十分な加熱性能・定着性
能、安定したフィルム・被加熱部材搬送性能を確保する
上で、所定の十分なニップ幅・圧接力のものであるこ
と、そのニップ幅・圧接力が圧接ニップ部Nの長手に沿
って略均一分布であることが望ましい。
【0024】しかし、前述のように、圧接ニップ部Nを
形成させるために、定置支持の加圧ローラ36に対して
ヒータ33を固定支持させた加熱部材支持体としてのヒ
ータホルダ34の長手方向両端部を加圧バネ等の加圧手
段でそれぞれ加圧ローラ36の方向に押圧させてヒータ
33の下面をフィルム35を挟ませて加圧ローラ36の
上面にローラ弾性に抗して圧接させてたとき、ヒータホ
ルダ34の長手両端部に対する加圧力で、該ヒータホル
ダ34に大なり小なり生じる、長手中央部が加圧ローラ
36から浮く方向の弓なりの撓みのために、圧接ニップ
部Nの長手に沿うニップ幅・圧接力は、圧接ニップ部N
の長手両端側−大、中央部−小の分布形態のものとな
る。
【0025】そしてヒータホルダ34の長手両端部に対
する加圧力を大きくしていくと、上記圧接ニップ部Nの
長手両端側と中央部とのニップ幅の差、圧接力の差は大
きくなり、そのために、被記録材Pに対するトナーの定
着性が、圧接ニップ部Nの長手中央部に対応する部分で
低下する現象や、また圧接ニップ部Nの長手中央部と端
部とでフィルム35や被記録材Pの搬送スピードに差が
生じて、フィルム35や被記録材Pにシワを発生させる
現象が見られるようになる。
【0026】この現象を抑えるために、ヒータホルダ3
4に撓み量を補正するクラウンを付ける方法もあるが、
加熱装置を連続使用することにより該ヒータホルダがク
リープ変形を起こし、適切なクラウン形状を保てなくな
ってしまう。
【0027】またヒータホルダ34の長手両端部に対す
る加圧力を軽く設定することで、圧接ニップ部Nの長手
に沿う両端側と中央部とのニップ幅・圧接力の差を小さ
くしたのでは、全体的なニップ幅不足・圧接力不足によ
る加熱性能・定着性能の低下、フィルム35や被記録材
Pの搬送安定性の低下を生じることになる。
【0028】このようなことから従来装置においては、
ヒータホルダ34の長手両端部に対する加圧力は、ヒー
タホルダ34に許容以上の撓みを生じさせず、またニッ
プ全体的な幅不足・圧接力不足による許容外の加熱性能
・定着性能の低下、フィルム35や被記録材Pの搬送安
定性の低下を生じさせない範囲の比較的低圧レベルで、
かつ狭い加圧力範囲内での設定にされていた。具体的に
は、ヒータホルダ34の長手両端部に対する加圧力は片
側約1〜1.5Kg程度の設定であった。
【0029】b)装置に通紙使用できる最大通紙幅の被
加熱部材としての被記録材よりも幅の狭い小サイズ被記
録材を通紙して加熱処理する場合、例えば最大通紙幅が
A4サイズの加熱装置でB5サイズや幅100mmの封
筒を通紙すると、圧接ニップ部Nの有効加熱長さ領域内
において約40mmから110mmの非通紙領域が形成
される。
【0030】そしてこの非通紙領域では被記録材に熱が
奪われないため、連続的に通紙を行うと徐々に昇温(非
通紙部昇温)していき、通紙領域との温度差は100d
eg以上になる。このような非通紙部の昇温が発生した
場合、以下のようなことが問題となる。
【0031】.加圧ローラ36が高温になりゴム材料
の劣化を生じる。
【0032】.加圧ローラ36の、通紙領域に対応す
る部分と非通紙領域に対応する部分との温度差によりそ
の両加圧ローラ部分の熱膨張が不均一になり、軸方向で
ローラ外径差を生じるためにフィルム35の送り量に差
が発生する。特に、被記録材Pをその一側端を基準とし
て搬送する片側基準による通紙方式の装置では、フィル
ム幅方向で送り量に差が生じるとフィルムがねじれて破
損してしまうことがある。
【0033】.小サイズ被記録材通紙後には、非通紙
部のフィルム部分・加圧ローラ部分ともに高温になって
いるため、より大きなサイズの被記録材を通すと非通紙
部であったところでトナーが過溶融状態となってホット
オフセットが発生する。
【0034】そこで本発明は、フィルム加熱方式の加熱
装置についての上記a)やb)のような問題点を解消す
ることを目的とする。
【0035】即ち、耐熱性フィルムを挟ませて加熱部材
と加圧部材との間に形成させる圧接ニップ部を、十分な
加熱性能・定着性能、安定したフィルム・被加熱部材搬
送性能を確保するに必要十分な所定のニップ幅・圧接力
をもって、且つそのニップ幅・圧接力が圧接ニップ部の
長手に沿って略均一分布であるようにすることを可能に
するものである。
【0036】また非通紙部昇温現象の防止もしくは緩和
を可能にして非通紙部昇温現象による上記の〜のよ
うな問題を解消するものである。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱装置及び画像形成装置である。
【0038】(1)支持体に固定支持させた加熱部材と
加圧部材とをその間に耐熱性フィルムを挟ませて加圧圧
接させ、その圧接ニップ部の耐熱性フィルムと加圧部材
との間に被加熱部材を導入して耐熱性フィルムと一緒に
該圧接ニップ部を移動させることで加熱部材の熱エネル
ギーを耐熱性フィルムを介せて被加熱部材に付与する加
熱装置において、加熱部材支持体の長手に渡って該加熱
部材支持体の加圧撓みを防止する補強部材が配置されて
いることを特徴とする加熱装置。
【0039】(2)上記(1)の加熱装置において、加
熱部材支持体の補強部材が高熱伝導性を有することを特
徴とする加熱装置。
【0040】(3)被加熱部材が画像を担持させた被記
録材であり、該被記録材の画像を加熱処理する像加熱装
置であることを特徴とする(1)または(2)に記載の
加熱装置。
【0041】(4)被記録材に画像を形成する画像形成
手段と、上記(1)または(2)に記載の加熱装置を前
記画像形成手段側からの被記録材上の画像を加熱処理す
る像加熱装置として備えたことを特徴とする画像形成装
置。
【0042】
【作用】加熱部材支持体に対してその長手に渡って該加
熱部材支持体の加圧撓みを防止する剛性の高い補強部材
を配置することで、耐熱性フィルムを挟ませて加熱部材
と加圧部材との間に圧接ニップ部を形成させるために、
該加熱部材支持体の両端部に高い加圧力をかけても、該
加熱部材支持体の長手に関する弓なり撓み変形を実質的
に防ぐことができる、もしくは撓み変形の程度の極く小
さいものにすることができる。
【0043】そのため、該加熱部材支持体の両端部に対
して高い加圧力をかけて、圧接ニップ部を、十分な加熱
性能・定着性能、安定したフィルム・被加熱部材搬送性
能を確保するに必要十分な所定のニップ幅・圧接力のも
にし、且つそのニップ幅・圧接力を圧接ニップ部の長手
に沿って略均一分布にすることができ、性能の良い装置
を構成することができる。
【0044】また、加熱部材支持体に配設した上記の補
強部材を高熱伝導性を有するものにすることで、非通紙
部昇温部分の加熱部材部分の熱が該部分に対応する加熱
体支持体部分を介して該高熱伝導性補強部材に速やかに
伝わって該補強部材に拡散して放熱されたり、補強部材
通紙領域部分側へ熱勾配で伝熱していき、非通紙部領域
の加熱部材部分、耐熱フィルム部分、加圧部材部分の過
度の昇温が抑えられる。即ち非通紙部昇温を効果的に低
減することができる。
【0045】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図3) 図1は本発明に従うフィルム加熱方式の加熱装置として
の像加熱装置(画像加熱定着装置)11の構成略図であ
る。本例装置は、特開平4−44075〜44083号
公報、同4−204980〜204984号公報等に開
示の所謂テンションレスレスタイプのフィルム加熱方式
の装置であり、耐熱性フィルム35として円筒状のもの
を用い、該フィルムの周長の少なくとも一部はテンショ
ンフリー(テンションが加わらない状態)とし、該フィ
ルムを加圧回転体としての加圧ローラ36の回転駆動力
で回転駆動するようにしたものである。
【0046】加熱部材支持体としてのヒータホルダ34
はフィルム内面案内部材を兼ねさせた横断面略半円弧状
樋型部材であり、このヒータホルダ34の外側下面に長
手に沿って形成した溝内に加熱部材としてのセラミック
ヒータ33を嵌入して耐熱性接着剤で固定して支持させ
てある。
【0047】セラミックヒータ33は例えば前述図9と
同様の構成のものであるから再度の説明を省略する。
【0048】39はこの加熱部材支持体としてのヒータ
ホルダ34の内側底面部にホルダ長手に渡って配置した
剛体の補強部材(ステー)である。
【0049】本例の該補強部材39は横断面略逆U字型
としたチャンネル部材であり、その下向き開口部の長手
両側縁部をそれぞれ全長に渡って互いに内向きに横断面
鍵型に折り曲げてあり、その鍵型折り曲げ部39a・3
9aを、ヒータホルダ34の内側底面部にホルダ長手に
渡って形成具備させた鍵型溝部34a・34aに、ホル
ダ34の一端部側から嵌係合させてホルダ34の内側に
スライド移動させてホルダ34の内側底面部にホルダ長
手に渡って実質的にホルダ34と一体的に配置したもの
である。ヒータホルダ34はこの剛性補強部材39の存
在により加圧撓みしにくいものとなる。
【0050】円筒状フィルム35は上記のセラミックヒ
ータ33・補強部材39を含むヒータホルダ34に外嵌
させてある。この円筒状フィルム35の内周長と、セラ
ミックヒータ33・補強部材39を含むヒータホルダ3
4の外周長はフィルム35の方を例えば3mm程度大き
くしてあり、従ってフィルム35はセラミックヒータ3
3・補強部材39を含むヒータホルダ34に対して周長
が余裕をもってルーズに外嵌している。補強部材39の
上面部はフィルム35の内面に対して近傍で被接触にま
たは軽く接触するように配置されている。本実施例では
接触させた。
【0051】このヒータホルダ34を、定置支持の加圧
ローラ36の上側に配置して、該ホルダ38の長手方向
両端部をそれぞれ不図示の加圧バネで片側3.25Kg
の加圧力をもって加圧ローラ36に押圧させてヒータ3
3の下面(表面)をフィルム35を挟ませて加圧ローラ
36の上面にローラ弾性に抗して圧接させてある。
【0052】加圧回転体としての加圧ローラ36は、芯
金36aと、シリコーンゴム等の耐熱ゴムの弾性層36
bと、表面コーチング層36cからなるもので、不図示
の軸受手段に回転自由に軸受保持させてある。この加圧
ローラ36は駆動手段Mにより不図示の動力伝達系を介
して回転駆動力が伝達れさて矢示の反時計方向に回転駆
動される。
【0053】この加圧ローラ36の回転駆動による該ロ
ーラ36とフィルム35の外面との摩擦力でフィルム3
5に直接的に回転力が作用し(被記録材Pが圧接ニップ
部Nに導入されたときは該被記録材Pを介してフィルム
35に回転力が間接的に作用)、該フィルム35がヒー
タ33の下面に圧接摺動しつつ矢示の時計方向aに回転
駆動される。横断面略半円弧状樋型のヒータホルダ34
はフィルム内面ガイド部材としても機能してフィルム3
5の回転を容易にする。フィルム35の内面とヒータ3
3の下面との摺動抵抗を低減するために両者の間に耐熱
性グリス等の潤滑剤を少量介在させるのがよい。
【0054】而して、複写機等本機のコピーボタンの押
下もしくはプリント命令信号に基づいて、あるいは不図
示の画像形成手段部から該定着装置11へ搬送された画
像定着すべき未定着顕画剤像Tを支持した被記録材Pの
先端が定着装置の手前側に配設したセンサ(不図示)に
検知されたときの信号に基づいて、加圧ローラ36の回
転駆動が開始され、またヒータ33のヒートアップが開
始される。
【0055】加圧ローラ36の回転によりフィルム35
の回転周速度が定常化し、ヒータ33の温度が所定に立
ち上がった状態において、フィルム35を挟んでヒータ
33と加圧ローラ36とで形成される圧接ニップ部Nの
フィルム35と加圧ローラ36との間に被加熱材として
の画像定着すべき被記録材Pが導入されてフィルム35
と一緒に圧接ニップ部Nを挟持搬送されることによりヒ
ータ33の熱がフィルム35を介して被記録材Pに付与
され被記録材P上の未定着顕画像Tが被記録材P面に加
熱定着されるものである。圧接ニップ部Nを通った被記
録材Pはフィルム35の面から分離されて搬送される。
【0056】本例のテンションレスタイプのフィルム加
熱方式の装置は、フィルム回転駆動状態時に、圧接ニッ
プ部Nと、この圧接ニップ部Nよりもフィルム回転方向
上流側のヒータホルダ34の外面部分とフィルム35と
の接触部領域Bのフィルム部分と、補強部材39の上面
とフィルム35の接触部分のみにテンションが作用し、
残余の大部分のフィルム部分にはテンションが作用しな
い。
【0057】そのため、フィルム回転駆動状態時におけ
るフィルム35のヒータホルダ34長手に沿う寄り移動
力が小さく、フィルム35の寄り移動規制手段ないしは
フィルム寄り制御手段を簡単化することができる。例え
ばフィルム35の寄り移動規制手段としてはフィルム端
部を受け止めるフランジ部材のような簡単なものにする
ことができ、フィルム寄り制御手段は省略して装置のコ
ストダウンや小型化を図ることができる。
【0058】a.定着フィルム35 耐熱性フィルムとしての定着フィルム35は、熱容量を
小さくしてクイックスタート性を向上させるために、そ
の膜厚は総厚100μm程度とし、耐熱性・離型性・強
度・耐久性などのあるPTFE、PFA、FEPなどの
単層、あるいはポリイミド、ポリアミド、PEEK、P
ES、PPSなどの外周面にPTFE、PFA、FEP
などをコーティングした複合層フィルムを用いることが
できる。本実施例ではポリイミドフィルムの外周表面に
PTFEをコーティングした、層厚60μmのものを用
いた。
【0059】b.ヒータホルダ34 加熱部材支持体としてのヒータホルダ34は加熱部材と
してのセラミックヒータ33を断熱支持するとともに、
定着フィルム35の内面のガイド部材を兼ねている。こ
のヒータホルダ34はPPS、PAI、PI、PEE
K、液晶ポリマーなどの高耐熱性樹脂や、これらの樹脂
とセラミックス、金属、ガラスなどの複合材料などで構
成される、本実施例ではPPSを用いた。
【0060】c.加圧ローラ36 加圧ローラ36は、外径10mmの芯金36aと、長さ
220mm・厚さ約3mmのシリコーンゴム層36bに
表面層36cとしてフッソラテツクスコート(ダイキン
社製GLS213にFEPを10wt%混合したもの)
を30μmコーティングして焼成した硬度50°(As
kerC硬度)のローラ部とからなる。
【0061】d.ヒータホルダ補強部材39;補強部材
39は、前記のように加熱部材支持体としてのヒータホ
ルダ34に長手に渡って配置された剛体部材であり、ヒ
ータホルダ34の加圧ローラ36に対する加圧による変
形またはクリープ変形を防ぐ。
【0062】ヒータホルダ34は前述のようにその両端
部をバネなどによって加圧され加圧ローラ36に圧接さ
れるが、補強部材39が内部にあるためにバネ加圧によ
る変形が抑えられる。またヒータホルダ34のヒータ支
持面に任意のクラウンを付けた場合においても、バネ加
圧やヒータ発熱時のヒータホルダ34のクリープ変形に
よるクラウン量の変化を抑えることができる。
【0063】補強部材39を高熱伝導性を有するものに
することで、非通紙部昇温部分のヒータ部分の熱が該部
分に対応するヒータホルダ部分を介して該高熱伝導性補
強部材39に速やかに伝わって該補強部材39に拡散し
て放熱されたり、補強部材通紙領域部分側へ熱勾配で伝
熱していき、非通紙部領域の加熱部材部分、耐熱性フィ
ルム部分、加圧部材部分の過度の昇温が抑えられ、温度
勾配を減少する役目を果す。即ち非通紙部昇温を効果的
に低減することができる。
【0064】補強部材39の上面部はフィルム35の内
面に対して近傍で被接触にまたは軽く接触するように配
置することで、その部分も、フィルム35の熱が補強部
材39へ伝導されてフィルム35の温度勾配を減少する
役目を果す。
【0065】本構成の装置において小サイズ紙を連続で
通紙した場合、フィルム35の温度の非通紙部における
昇温は、補強部材39の存在によって従来のものより低
く抑えられる。この時補強部材39がフィルム35の非
通紙部で吸収した熱は補強部材39のフィルム35の通
紙部に当たる部分へと流れ、この熱が逆にフィルム35
の通紙部を加熱するため、フィルム35の非通紙部と通
紙部の温度差は更に小さくなる。すなわち、補強部材3
9はフィルム35の非通紙部・通紙部の温度勾配をなら
す効果もある。
【0066】ここで、フィルム35にもたらされる冷却
効果及び、それに伴う温度勾配の減少効果は加圧ローラ
36にも働き、本例のような加圧ローラ36を駆動ロー
ラに兼用する構成の装置では、従来問題となっていた加
圧ローラ36の長手方向でフィルムの送り量の差による
ねじれの発生を抑えることができる。また、加圧ローラ
36に用いられるゴム材料の熱による劣化を抑えること
ができる。
【0067】補強部材39はフィルム35の熱を吸収す
るために、熱伝導性の高い金属を使用する。また、ヒー
タホルダ34の変形を防ぐためにヤング率が1.0kg
/cm2 以上の金属を使用するのが好ましい。具体的に
は各種鉄材、ステンレス、ニッケル、銅などが使用でき
る。更に長手に渡って剛性を保つため、補強部材39の
断面二次モーメントが1000mm4 であることが好ま
しい。ヤング率と断面二次モーメントの積が0.1kg
・cm2 以上であれば構わないが、ヤング率の低い金属
を用いるとコストおよび重量の面から好ましくない。
【0068】本実施例では補強部材39は、1.0mm
厚のステンレス材を用い、図1に示すような横断面略逆
U字型のチャンネル部材構造とし断面二次モーメントを
約1600mm4 とした。
【0069】以上のような本実施例の加熱装置を画像形
成装置の画像加熱定着装置として用いて、被記録材であ
る紙に対するトナーの定着性と、フィルムvs加圧ロー
ラニップ測定、および加圧ローラの温度上昇測定とフィ
ルムのねじれ試験を行った。なおヒータ33の温度は1
60°Cに制御した。
【0070】1)定着性 定着性はトナー定着後の画像をシルボン紙でこすること
によって評価した。
【0071】本実施例においては、定着性は良好であ
り、初期から1万枚まで定着性に変化はなかった。
【0072】2)フィルムvs加圧ローラニップ測定 ニップ部Nの幅はベタ黒画像を加熱状態のフィルム−加
圧ローラのニップ間に10sec停止させた後引抜いて
測定した。
【0073】本実施例の初期ニップ幅は4mm程度で中
央部と端部にほとんど差はなかった。また1万枚耐久後
も初期とほとんど変化しなかった。
【0074】3)加圧ローラの温度上昇測定およびフィ
ルムのねじれ 図2は、封筒(幅105×長さ241mm)を、プロセ
ススピード24mm/sec、紙間150mmで連続通
紙した時の通紙部の加圧ローラ温度と非通紙部の加圧ロ
ーラ温度をサーモグラフィー(サーモトレーサー、日電
三栄(株)製)で測定した結果である。
【0075】この図からも解るように加圧ローラの通紙
部と非通紙部の温度差は30枚以上の連続通紙で70d
egであり、100枚の連続通紙を行ってもフィルムの
ねじれは発生しなかった。
【0076】(比較例)補強部材39を配設しない場合
は、ヒータホルダ34の両端部に対する加圧力が大きい
と、ヒータホルダ34の加圧撓みが大きくなる。
【0077】上記の実施例1の装置において、ヒータホ
ルダ34の長手両端部に対する加圧力は片側3.25K
gのまま変えないで、ヒータホルダ34に補強部材39
を配設しない場合はヒータホルダ34の加圧撓みが大き
いために、ニップ部長手に沿うニップ幅は、中央部2m
m、端部6mmで4mm程度の差があり、不均一分布と
なった。
【0078】そのため、定着性は初期から画像中央部で
定着不良が発生し、耐久を進めると加圧ローラ36が汚
れ、被記録材としての紙が加圧ローラに巻き付いた。
【0079】またこの装置についての、通紙部の加圧ロ
ーラ温度と非通紙部の加圧ローラ温度の測定結果を図3
に示す。加圧ローラの通紙部と非通紙部の温度差は連続
10枚で約60deg、20枚で約100deg、30
枚で約110degであった。本発明者の検討によれ
ば、加圧ローラ36の通紙部と非通紙部の温度差が約1
00deg以上になると、フィルム35にねじれやしわ
が発生しやすくなることが解っている。
【0080】したがって補強部材39を配設しない場合
は前述したように、ヒータホルダ34の長手両端部に対
する加圧力を片側約1〜1.5Kg程度の軽い設定する
ことで、圧接ニップ部Nの長手に沿う両端側と中央部と
のニップ幅・圧接力の差を小さくするものであるが、こ
の場合には、全体的なニップ幅不足・圧接力不足による
加熱性能・定着性能の低下、フィルム35や被記録材P
の搬送安定性の低下を生じることになる。
【0081】〈実施例2〉上記実施例1の装置におい
て、補強部材39を配置したヒータホルダ34の両端部
に対する加圧力をバネ加圧を片側3.25Kgから片側
7kgに増強して、実施例1と同様に試験を行い、定着
性と、フィルムvs加圧ローラニップについて評価し
た。
【0082】なお本実施例では、補強部材39はその上
面部をフィルム35の内面に対して1mm程度のクリア
ランスをもって非接触にして配置されている。
【0083】定着性;実施例1と同様、定着性は良好で
あり初期から1万枚まで定着性に変化はなかった。
【0084】フィルムvs加圧ローラニップ;ニップ部
Nの幅は端部5mm、中央部3.5mmでニップ幅の差
は実施例1に比べ1.5mm程度大きくなったが、1万
枚の耐久を行っても変化しなかった。
【0085】このようにヒータホルダ34に補強部材3
9を配置することで、該ヒータホルダの両端部に対して
支障なく高い加圧力をかけて、圧接ニップ部Nを、十分
な加熱性能・定着性能、安定したフィルム・被加熱部材
搬送性能を確保するに必要十分な所定のニップ幅・圧接
力のもにし、且つそのニップ幅・圧接力を圧接ニップ部
の長手に沿って略均一分布にすることができ、性能の良
い装置を構成することができる。
【0086】〈実施例3〉(図4) 図4は前述実施例1または実施例2の加熱装置を画像加
熱定着装置11として使用した画像形成装置の一例の概
略構成図である。本例の画像形成装置は電子写真プロセ
ス利用のレーザービームプリンタである。
【0087】1は装置機筐、2は像担持体としての電子
写真感光ドラムであり、矢示の時計方向に所定の周速度
(プロセススピード)をもって回転駆動される。
【0088】感光ドラム2はその回転過程で帯電ローラ
3により所定の極性・電位に一様に一次帯電処理され、
その帯電面にレーザー走査露光装置(レーザービームス
キャナ)4より出力される、目的の画像情報の時系列電
気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザー光L
による走査露光を受け、ドラム周面に目的の画像情報に
対応した静電潜像が形成される。
【0089】その潜像が現像装置5によりトナー画像と
して現像され、そのトナー画像が感光ドラム2と転写ロ
ーラ6との間の転写ニップ部nへ至る。
【0090】一方、給紙ローラ7により給紙カセット8
内の被記録材Pが片側基準搬送で1枚宛給送され、シー
トパス9を通って所定のタイミングにて転写ニップ部n
へ導入され、転写ローラ6により被記録材Pの背面から
トナーと逆極性の電界が加えられて感光ドラム2側のト
ナー画像が被記録材Pの面に転写されていく。
【0091】トナー画像の転写を受けて転写ニップ部n
を通過した被記録材Pは感光ドラム2面から分離されて
搬送ガイド10に導かれて定着装置11へ入り、定着ニ
ップ部Nを通ることで前述したようにトナー画像の加熱
定着を受け、シートパス12を通って装置外へ排出され
る。
【0092】転写材Pに対するトナー画像転写後の感光
ドラム2面はクリーニング装置13により清掃されて繰
り返して作像に供される。
【0093】〈実施例4〉(図5〜図7) 図5〜図7はそれぞれフィルム加熱方式の加熱装置の他
の構成形態例を示したものである。
【0094】図5のものは、第1のフィルム懸回ローラ
31と、第2のフィルム懸回ローラ32と、加熱部材支
持体としてのヒータホルダ34の下面に固定支持させた
加熱部材としてのセラミックヒータ33との互いに略並
行の3部材31・32・33間に、エンドレスベルト状
の耐熱性フィルム35を懸回張設し、フィルム35を挟
んでヒータ33と加圧ローラ36とを加圧圧接させ、耐
熱性フィルム35を第1のフィルム懸回ローラ31、或
いは加圧ローラ36をフィルム駆動ローラとして回転搬
送aする構成のものである。
【0095】図6のものは、ヒータホルダ34の下面に
固定支持されたヒータ33と1本のフィルム懸回ローラ
31の2部材31・33間にエンドレスベルト状の耐熱
性フィルム35を懸回張設し、フィルム35を挟んでヒ
ータ33と加圧ローラ36とを加圧圧接させ、耐熱性フ
ィルム35をフィルム懸回ローラ31、或いは加圧ロー
ラ36をフィルム駆動ローラとして回転搬送aする構成
のものである。
【0096】図7のものは、耐熱性フィルム35とし
て、エンドレスベルト状のものではなく、ロール巻きに
した長尺の有端フィルムを用い、これを繰り出し軸41
側からヒータホルダ34の下面に固定支持させたヒータ
33を経由させて巻き取り軸42側へ掛け渡し、フィル
ム35を挟んでヒータ33と加圧ローラ36とを加圧圧
接させ、フィルム35を巻き取り軸42側へ走行搬送す
る構成のものである。
【0097】上記図5〜図7の何れの装置も、ヒータホ
ルダ34の、ヒータ33側とは反対側の上面にその長手
に渡って剛性を有する、さらには高熱伝導性を有するの
補強部材39を配置して該ヒータホルダ34の加圧撓み
を防止するようにしてあり、該ヒータホルダ34の長手
方向両端部をそれぞれ加圧バネ等の加圧手段で所定の押
圧力をもって押圧させてヒータ33の下面をフィルム3
5を挟ませて加圧ローラ36の上面にローラ弾性に抗し
て圧接させ、所定の十分なニップ幅・圧接力で、かつニ
ップ部長手に沿うそれらの分布が略均一な圧接ニップ部
Nを形成させてある。
【0098】なお、図6の装置の補強部材39は横断面
略逆V字型チヤンネル部材としてあり、図7の装置の補
強部材39は横断面略H字型チヤンネル部材としてあ
る。補強部材39はヒータホルダ34の長手両端部に所
定の加圧力をかけて加圧ローラ36に圧接させたときに
ヒータホルダ34の加圧撓みを実質的に防止することが
できる剛性もしくは剛性構造を有するものである。補強
部材39には必要に応じて例えば図5の補強部材39の
ように放熱フィン39bを付加したものとすることもで
きる。
【0099】補強部材39は加熱部材支持体としてのヒ
ータホルダ34に対して耐熱性の強力接着材で強固に接
着して一体化してもよいし、適当な止め具で一体化して
もよいし、モールドで脚部を埋め込んで一体化してもよ
いし、ヒータホルダ34と一体成型して具備させてもよ
い。
【0100】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フィルム
加熱方式の加熱装置について、加熱部材支持体に対して
その長手に沿って該加熱部材支持体の加圧撓みを防止す
る剛性の高い補強部材を配置することで、耐熱性フィル
ムを挟ませて加熱部材と加圧部材との間に圧接ニップ部
を形成させるために、該加熱部材支持体の両端部に高い
加圧力をかけても、該加熱部材支持体の長手に関する弓
なり撓み変形を実質的に防ぐことができる、もしくは撓
み変形の程度の極く小さいものにすることができ、その
ため、該加熱部材支持体の両端部に対して高い加圧力を
かけて、圧接ニップ部を、十分な加熱性能・定着性能、
安定したフィルム・被加熱部材搬送性能を確保するに必
要十分な所定のニップ幅・圧接力のもにし、且つそのニ
ップ幅・圧接力を圧接ニップ部の長手に沿って略均一分
布にすることができ、性能の良い装置を構成することが
できる。
【0101】また、加熱部材支持体に配設した上記の補
強部材を高熱伝導性を有するものにすることで、非通紙
部昇温部分の加熱部材部分の熱が該部分に対応する加熱
体支持体部分を介して該高熱伝導性補強部材に速やかに
伝わって該補強部材に拡散して放熱されたり、補強部材
通紙領域部分側へ熱勾配で伝熱していき、非通紙部領域
の加熱部材部分、耐熱フィルム部分、加圧部材部分の過
度の昇温が抑えられる。即ち非通紙部昇温を効果的に低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の加熱装置(画像加熱定着装置)の構
成略図
【図2】加圧ローラの通紙部と非通紙部との温度上昇グ
ラフ
【図3】比較例の装置における加圧ローラの通紙部と非
通紙部との温度上昇グラフ
【図4】実施例3の画像形成装置の概略構成図
【図5】フィルム加熱方式の加熱装置の他の構成形態例
(その1)
【図6】フィルム加熱方式の加熱装置の他の構成形態例
(その2)
【図7】フィルム加熱方式の加熱装置の他の構成形態例
(その3)
【図8】従来のフィルム加熱方式の加熱装置の要部の構
成略図
【図9】加熱部材としてのセラミックヒータの一部切欠
き・途中部省略の平面模型図
【図10】熱ローラ方式の加熱装置の構成略図
【符号の説明】
33 加熱部材としてのセラミックヒータ 34 加熱部材支持体としてのヒータホルダ 39 加熱部材支持体としてのヒータホルダの補強部
材 35 耐熱性フィルム 36 加圧部材としての加圧ローラ P 被加熱部材としての被記録材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に固定支持させた加熱部材と加圧
    部材とをその間に耐熱性フィルムを挟ませて加圧圧接さ
    せ、その圧接ニップ部の耐熱性フィルムと加圧部材との
    間に被加熱部材を導入して耐熱性フィルムと一緒に該圧
    接ニップ部を移動させることで加熱部材の熱エネルギー
    を耐熱性フィルムを介せて被加熱部材に付与する加熱装
    置において、加熱部材支持体の長手に渡って該加熱部材
    支持体の加圧撓みを防止する補強部材が配置されている
    ことを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の加熱装置において、加熱部材
    支持体の補強部材が高熱伝導性を有することを特徴とす
    る加熱装置。
  3. 【請求項3】 被加熱部材が画像を担持させた被記録材
    であり、該被記録材の画像を加熱処理する像加熱装置で
    あることを特徴とする請求項1または同2に記載の加熱
    装置。
  4. 【請求項4】 被記録材に画像を形成する画像形成手段
    と、請求項1または同2に記載の加熱装置を前記画像形
    成手段側からの被記録材上の画像を加熱処理する像加熱
    装置として備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP7170408A 1995-06-13 1995-06-13 加熱装置及び画像形成装置 Pending JPH08339131A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011107362A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
US8068775B2 (en) 2007-04-10 2011-11-29 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with transfer member for transferring toner on image bearing member
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