JPH06282702A - Cpuを内蔵した情報記録媒体 - Google Patents
Cpuを内蔵した情報記録媒体Info
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- JPH06282702A JPH06282702A JP5089329A JP8932993A JPH06282702A JP H06282702 A JPH06282702 A JP H06282702A JP 5089329 A JP5089329 A JP 5089329A JP 8932993 A JP8932993 A JP 8932993A JP H06282702 A JPH06282702 A JP H06282702A
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- Japan
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- file
- recorded
- eeprom
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エラー発生に対して、より効率的な対処を行
うことのできるICカードを提供する。 【構成】 ICカードのEEPROM15内に、ファイ
ルA,Bと、これらをアクセスするためのディレクトリ
a,bが記録され、新たなファイルを記録すべきアドレ
スを示す割り当てポインタAPと、新たなディレクトリ
を記録すべきアドレスを示すディレクトリポインタDP
と、が記録される。DPにエラーが発生したら、第1の
リカバリコマンドの実行により、最初の未記録領域の探
索を行いDPを回復させる()。APにエラーが発生
したら、第2のリカバリコマンドの実行により、最終デ
ィレクトリbの内容に基づいてAPを回復させる
()。ディレクトリaにエラーが発生したら、無効情
報を書込む()。
うことのできるICカードを提供する。 【構成】 ICカードのEEPROM15内に、ファイ
ルA,Bと、これらをアクセスするためのディレクトリ
a,bが記録され、新たなファイルを記録すべきアドレ
スを示す割り当てポインタAPと、新たなディレクトリ
を記録すべきアドレスを示すディレクトリポインタDP
と、が記録される。DPにエラーが発生したら、第1の
リカバリコマンドの実行により、最初の未記録領域の探
索を行いDPを回復させる()。APにエラーが発生
したら、第2のリカバリコマンドの実行により、最終デ
ィレクトリbの内容に基づいてAPを回復させる
()。ディレクトリaにエラーが発生したら、無効情
報を書込む()。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CPUを内蔵した情報
記録媒体、特に、EEPROM内に複数のファイル記録
領域を定義してデータをファイルごとに分類して記録す
るようにし、各ファイルをアクセスするために必要なア
ドレス情報をもったディレクトリを各ファイルごとに用
意する情報記録媒体に関する。
記録媒体、特に、EEPROM内に複数のファイル記録
領域を定義してデータをファイルごとに分類して記録す
るようにし、各ファイルをアクセスするために必要なア
ドレス情報をもったディレクトリを各ファイルごとに用
意する情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードに代わる新しい情報記録媒体
として、ICカードが注目を集めている。特に、CPU
を内蔵したICカードは、高度なセキュリティを有する
ため、種々の分野での利用が期待されている。一般にI
Cカードは、RAM,ROM,EEPROMといった3
種類のメモリを内蔵しており、いずれも内蔵CPUによ
ってアクセスされる。ICカードに対するデータの授受
は、リーダライタ装置によって行われる。リーダライタ
装置からICカードに対して所定の命令を与えると、こ
の命令はICカード内のCPUによって実行される。た
とえば、データの書込命令であれば、リーダライタ装置
からICカードへ与えたデータがICカード内のメモリ
に書き込まれ、データの読出命令であれば、ICカード
内のメモリから読み出されたデータがリーダライタ装置
へ転送される。
として、ICカードが注目を集めている。特に、CPU
を内蔵したICカードは、高度なセキュリティを有する
ため、種々の分野での利用が期待されている。一般にI
Cカードは、RAM,ROM,EEPROMといった3
種類のメモリを内蔵しており、いずれも内蔵CPUによ
ってアクセスされる。ICカードに対するデータの授受
は、リーダライタ装置によって行われる。リーダライタ
装置からICカードに対して所定の命令を与えると、こ
の命令はICカード内のCPUによって実行される。た
とえば、データの書込命令であれば、リーダライタ装置
からICカードへ与えたデータがICカード内のメモリ
に書き込まれ、データの読出命令であれば、ICカード
内のメモリから読み出されたデータがリーダライタ装置
へ転送される。
【0003】ICカードに記録すべきユーザデータは、
EEPROM内に書き込まれる。通常は、EEPROM
内に複数のファイル記録領域を定義してデータをファイ
ルごとに分類して記録することになる。この場合、各フ
ァイルをアクセスするために必要なアドレス情報をもっ
たディレクトリが各ファイルごとに作成され、このディ
レクトリもEEPROM内に記録される。特定のデータ
ファイルをアクセスする場合には、まずこのファイルの
アクセスに必要な情報をもったディレクトリを読み出
し、このディレクトリの内容に基づいてデータファイル
のアクセスが行われることになる。
EEPROM内に書き込まれる。通常は、EEPROM
内に複数のファイル記録領域を定義してデータをファイ
ルごとに分類して記録することになる。この場合、各フ
ァイルをアクセスするために必要なアドレス情報をもっ
たディレクトリが各ファイルごとに作成され、このディ
レクトリもEEPROM内に記録される。特定のデータ
ファイルをアクセスする場合には、まずこのファイルの
アクセスに必要な情報をもったディレクトリを読み出
し、このディレクトリの内容に基づいてデータファイル
のアクセスが行われることになる。
【0004】このように、EEPROM内には、複数の
データファイルと、複数のディレクトリとが書き込まれ
る。このため、新たなデータファイルおよび新たなディ
レクトリを追加書き込みする場合には、所定のアドレス
に順序良く書き込んでゆく必要がある。そこで、通常
は、新たなファイルデータを記録すべきアドレスを示す
割り当てポインタと、新たなディレクトリを記録すべき
アドレスを示すディレクトリポインタと、を用意し、こ
れらのポインタを逐次更新しながら、新たな書き込み処
理の管理を行っている。
データファイルと、複数のディレクトリとが書き込まれ
る。このため、新たなデータファイルおよび新たなディ
レクトリを追加書き込みする場合には、所定のアドレス
に順序良く書き込んでゆく必要がある。そこで、通常
は、新たなファイルデータを記録すべきアドレスを示す
割り当てポインタと、新たなディレクトリを記録すべき
アドレスを示すディレクトリポインタと、を用意し、こ
れらのポインタを逐次更新しながら、新たな書き込み処
理の管理を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した割り当てポイ
ンタおよびディレクトリポインタは、新たなデータファ
イルやディレクトリを書き込む処理を行う場合に重要な
役割を果たす。これらのポインタの内容に誤りが生じる
と、既存のデータファイルやディレクトリが書き込まれ
た領域に、新たなデータファイルやディレクトリを重ね
書きしてしまうような事故が発生することになる。とこ
ろが、ICカードなどの携帯用の情報記録媒体は、一般
的な設置型の情報記録媒体に比べて、粗雑な環境におい
て使用されることが多く、メモリに記録した内容にエラ
ーが生じる可能性が高い。このため、従来は、上記ポイ
ンタの内容を複数箇所に記録して冗長性をもたせるなど
の方法により、エラー発生時に対処している。しかしな
がら、このような方法では、冗長性を増せば増すほどメ
モリの使用効率が低下してしまう。
ンタおよびディレクトリポインタは、新たなデータファ
イルやディレクトリを書き込む処理を行う場合に重要な
役割を果たす。これらのポインタの内容に誤りが生じる
と、既存のデータファイルやディレクトリが書き込まれ
た領域に、新たなデータファイルやディレクトリを重ね
書きしてしまうような事故が発生することになる。とこ
ろが、ICカードなどの携帯用の情報記録媒体は、一般
的な設置型の情報記録媒体に比べて、粗雑な環境におい
て使用されることが多く、メモリに記録した内容にエラ
ーが生じる可能性が高い。このため、従来は、上記ポイ
ンタの内容を複数箇所に記録して冗長性をもたせるなど
の方法により、エラー発生時に対処している。しかしな
がら、このような方法では、冗長性を増せば増すほどメ
モリの使用効率が低下してしまう。
【0006】そこで本発明は、エラー発生に対して、よ
り効率的な対処を行うことのできるCPUを内蔵した情
報記録媒体を提供することを目的とする。
り効率的な対処を行うことのできるCPUを内蔵した情
報記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
(1) 本願第1の発明は、少なくともRAM,ROM,
EEPROMの3種類のメモリと、このメモリをアクセ
スする機能をもったCPUと、を内蔵し、EEPROM
内に複数のファイル記録領域を定義してデータをファイ
ルごとに分類して記録するようにし、各ファイルをアク
セスするために必要なアドレス情報をもったディレクト
リを各ファイルごとに用意し、このディレクトリをEE
PROM内に記録するようにした情報記録媒体におい
て、新たなディレクトリを記録すべきアドレスを示すデ
ィレクトリポインタを、所定のエラーチェックコードと
ともにEEPROM内に設けられた制御情報領域に書き
込むようにし、このエラーチェックコードを用いたチェ
ックにより異常が認識され、かつ、外部から所定のリカ
バリコマンドが与えられたときに、EEPROM内のデ
ィレクトリ記録領域を先頭から順に探索し、最初の未書
込領域のアドレスを正しいディレクトリポインタとして
書き込む処理を行うようにしたものである。
EEPROMの3種類のメモリと、このメモリをアクセ
スする機能をもったCPUと、を内蔵し、EEPROM
内に複数のファイル記録領域を定義してデータをファイ
ルごとに分類して記録するようにし、各ファイルをアク
セスするために必要なアドレス情報をもったディレクト
リを各ファイルごとに用意し、このディレクトリをEE
PROM内に記録するようにした情報記録媒体におい
て、新たなディレクトリを記録すべきアドレスを示すデ
ィレクトリポインタを、所定のエラーチェックコードと
ともにEEPROM内に設けられた制御情報領域に書き
込むようにし、このエラーチェックコードを用いたチェ
ックにより異常が認識され、かつ、外部から所定のリカ
バリコマンドが与えられたときに、EEPROM内のデ
ィレクトリ記録領域を先頭から順に探索し、最初の未書
込領域のアドレスを正しいディレクトリポインタとして
書き込む処理を行うようにしたものである。
【0008】(2) 本願第2の発明は、少なくともRA
M,ROM,EEPROMの3種類のメモリと、このメ
モリをアクセスする機能をもったCPUと、を内蔵し、
EEPROM内に複数のファイル記録領域を定義してデ
ータをファイルごとに分類して記録するようにし、各フ
ァイルをアクセスするために必要なアドレス情報をもっ
たディレクトリを各ファイルごとに用意し、このディレ
クトリをEEPROM内に記録するようにした情報記録
媒体において、新たなファイルデータを記録すべきアド
レスを示す割り当てポインタを、所定のエラーチェック
コードとともにEEPROM内に設けられた制御情報領
域に書き込むようにし、このエラーチェックコードを用
いたチェックにより異常が認識され、かつ、外部から所
定のリカバリコマンドが与えられたときに、EEPRO
M内に記録された最終ディレクトリに記述されたアドレ
ス情報に基づいて、割り当てポインタを正しいものに書
き換える処理を行うようにしたものである。
M,ROM,EEPROMの3種類のメモリと、このメ
モリをアクセスする機能をもったCPUと、を内蔵し、
EEPROM内に複数のファイル記録領域を定義してデ
ータをファイルごとに分類して記録するようにし、各フ
ァイルをアクセスするために必要なアドレス情報をもっ
たディレクトリを各ファイルごとに用意し、このディレ
クトリをEEPROM内に記録するようにした情報記録
媒体において、新たなファイルデータを記録すべきアド
レスを示す割り当てポインタを、所定のエラーチェック
コードとともにEEPROM内に設けられた制御情報領
域に書き込むようにし、このエラーチェックコードを用
いたチェックにより異常が認識され、かつ、外部から所
定のリカバリコマンドが与えられたときに、EEPRO
M内に記録された最終ディレクトリに記述されたアドレ
ス情報に基づいて、割り当てポインタを正しいものに書
き換える処理を行うようにしたものである。
【0009】(3) 本願第3の発明は、少なくともRA
M,ROM,EEPROMの3種類のメモリと、このメ
モリをアクセスする機能をもったCPUと、を内蔵し、
EEPROM内に複数のファイル記録領域を定義してデ
ータをファイルごとに分類して記録するようにし、各フ
ァイルをアクセスするために必要なアドレス情報をもっ
たディレクトリを各ファイルごとに用意し、このディレ
クトリをEEPROM内に記録するようにした情報記録
媒体において、各ディレクトリを所定のエラーチェック
コードとともに書き込むようにし、このエラーチェック
コードを用いたチェックにより異常が認識され、かつ、
外部から所定のリカバリコマンドが与えられたときに、
異常が認識されたディレクトリを、そのディレクトリが
無効であることを示す情報を含んだディレクトリに書き
換える処理を行うようにしたものである。
M,ROM,EEPROMの3種類のメモリと、このメ
モリをアクセスする機能をもったCPUと、を内蔵し、
EEPROM内に複数のファイル記録領域を定義してデ
ータをファイルごとに分類して記録するようにし、各フ
ァイルをアクセスするために必要なアドレス情報をもっ
たディレクトリを各ファイルごとに用意し、このディレ
クトリをEEPROM内に記録するようにした情報記録
媒体において、各ディレクトリを所定のエラーチェック
コードとともに書き込むようにし、このエラーチェック
コードを用いたチェックにより異常が認識され、かつ、
外部から所定のリカバリコマンドが与えられたときに、
異常が認識されたディレクトリを、そのディレクトリが
無効であることを示す情報を含んだディレクトリに書き
換える処理を行うようにしたものである。
【0010】
【作 用】本発明に係る情報記録媒体では、ディレクト
リポインタ、割り当てポインタ、およびディレクトリ
が、エラーチェックコードとともに記録され、このエラ
ーチェックコードを用いたチェックにより、エラー発生
時には異常を認識することができる。異常が認識された
場合には、所定のリカバリコマンドを与えることによ
り、エラーに対する処置を行うことが可能である。すな
わち、ディレクトリポインタに対するリカバリコマンド
を与えると、EEPROM内のディレクトリ記録領域を
先頭から順に探索し、最初の未書込領域のアドレスを正
しいディレクトリポインタとして認識し、エラーの修正
を行う。また、割り当てポインタに対するリカバリコマ
ンドを与えると、EEPROM内に記録された最終ディ
レクトリに記述されたアドレス情報に基づいて、エラー
の修正を行う。更に、エラーの発生したディレクトリに
対するリカバリコマンドを与えると、そのディレクトリ
が無効であることを示す情報の書き込みが行われ、以
後、そのディレクトリによるデータファイルのアクセス
を無効化することができる。
リポインタ、割り当てポインタ、およびディレクトリ
が、エラーチェックコードとともに記録され、このエラ
ーチェックコードを用いたチェックにより、エラー発生
時には異常を認識することができる。異常が認識された
場合には、所定のリカバリコマンドを与えることによ
り、エラーに対する処置を行うことが可能である。すな
わち、ディレクトリポインタに対するリカバリコマンド
を与えると、EEPROM内のディレクトリ記録領域を
先頭から順に探索し、最初の未書込領域のアドレスを正
しいディレクトリポインタとして認識し、エラーの修正
を行う。また、割り当てポインタに対するリカバリコマ
ンドを与えると、EEPROM内に記録された最終ディ
レクトリに記述されたアドレス情報に基づいて、エラー
の修正を行う。更に、エラーの発生したディレクトリに
対するリカバリコマンドを与えると、そのディレクトリ
が無効であることを示す情報の書き込みが行われ、以
後、そのディレクトリによるデータファイルのアクセス
を無効化することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は一般的なICカード10をリーダライタ
装置20に接続した状態を示すブロック図である。IC
カード10内には、リーダライタ装置20と接続するた
めのI/O装置11と、CPU12と、RAM13と、
ROM14と、EEPROM15と、が内蔵されてい
る。CPU12は、I/O装置11を介してリーダライ
タ装置20から与えられる命令を受け取り、これを実行
する。3種類のメモリのうち、RAM13は揮発性のメ
モリであって、CPU12のワークエリアとして利用さ
れる。ROM14およびEEPROM15は、いずれも
不揮発性のメモリであるが、ROM14は読出し専用で
あるのに対し、EEPROMは随時書き換えを行うこと
ができる。このため、ROM14には、CPU12に実
行させるプログラムが用意され、EEPROM15に
は、ユーザデータがファイルごとに記録される。図2
は、このEEPROM15に定義された2つの領域を示
す図である。制御情報領域15aには、割り当てポイン
タAP、ディレクトリポインタDP、その他の制御情報
が書き込まれ、ファイル/ディレクトリ領域15bに
は、ユーザデータがファイル単位で書き込まれることに
なる。
明する。図1は一般的なICカード10をリーダライタ
装置20に接続した状態を示すブロック図である。IC
カード10内には、リーダライタ装置20と接続するた
めのI/O装置11と、CPU12と、RAM13と、
ROM14と、EEPROM15と、が内蔵されてい
る。CPU12は、I/O装置11を介してリーダライ
タ装置20から与えられる命令を受け取り、これを実行
する。3種類のメモリのうち、RAM13は揮発性のメ
モリであって、CPU12のワークエリアとして利用さ
れる。ROM14およびEEPROM15は、いずれも
不揮発性のメモリであるが、ROM14は読出し専用で
あるのに対し、EEPROMは随時書き換えを行うこと
ができる。このため、ROM14には、CPU12に実
行させるプログラムが用意され、EEPROM15に
は、ユーザデータがファイルごとに記録される。図2
は、このEEPROM15に定義された2つの領域を示
す図である。制御情報領域15aには、割り当てポイン
タAP、ディレクトリポインタDP、その他の制御情報
が書き込まれ、ファイル/ディレクトリ領域15bに
は、ユーザデータがファイル単位で書き込まれることに
なる。
【0012】図3は、本発明の一実施例に係るICカー
ドにおけるEEPROM15のメモリマップである。こ
こに示す例では、ファイル/ディレクトリ領域15bに
は、ファイルA,ファイルBという2組のユーザデータ
と、これらのファイルをアクセスするために必要な情報
をもったディレクトリa,ディレクトリbという2組の
ディレクトリとが既に書き込まれている。ディレクトリ
aはファイルAをアクセスするために必要な情報を有
し、ディレクトリbはファイルBをアクセスするために
必要な情報を有する。具体的には、各ディレクトリに
は、対応するファイルのファイル名、先頭アドレス、全
データ長、アクセスするために必要なキーに関する情
報、などが記録されることになる。このように、データ
ファイルもディレクトリも、いずれもファイル/ディレ
クトリ領域15bに書き込まれることになるが、この実
施例では、データファイルについては、図の上端から下
へ向かって順に書き込みが行われ、ディレクトリについ
ては、図の下端から上へ向かって順に書き込みが行われ
ることになる。
ドにおけるEEPROM15のメモリマップである。こ
こに示す例では、ファイル/ディレクトリ領域15bに
は、ファイルA,ファイルBという2組のユーザデータ
と、これらのファイルをアクセスするために必要な情報
をもったディレクトリa,ディレクトリbという2組の
ディレクトリとが既に書き込まれている。ディレクトリ
aはファイルAをアクセスするために必要な情報を有
し、ディレクトリbはファイルBをアクセスするために
必要な情報を有する。具体的には、各ディレクトリに
は、対応するファイルのファイル名、先頭アドレス、全
データ長、アクセスするために必要なキーに関する情
報、などが記録されることになる。このように、データ
ファイルもディレクトリも、いずれもファイル/ディレ
クトリ領域15bに書き込まれることになるが、この実
施例では、データファイルについては、図の上端から下
へ向かって順に書き込みが行われ、ディレクトリについ
ては、図の下端から上へ向かって順に書き込みが行われ
ることになる。
【0013】一方、制御情報領域15aには、割り当て
ポインタAPおよびディレクトリポインタDPが記録さ
れている。ここで、割り当てポインタAPは、新たなフ
ァイルを記録すべきアドレスを示すポインタであり、こ
こに示す例では、ファイルBの最終アドレス(図におけ
るファイルBの最下部)の次のアドレスを指している。
したがって、たとえば新たなデータファイルCを追加書
き込みする場合には、この割り当てポインタAPが指し
ているアドレスから、図の下方のアドレスに向かって書
き込みが行われることになる。これに対し、ディレクト
リポインタDPは、新たなディレクトリを記録すべきア
ドレスを示すポインタであり、ここに示す例では、ディ
レクトリbの最終アドレス(図におけるディレクトリb
の最上部)の次のアドレスを指している。したがって、
新たなディレクトリcを追加書き込みする場合には、こ
のディレクトリポインタDPが指しているアドレスか
ら、図の上方のアドレスに向かって書き込みが行われる
ことになる。
ポインタAPおよびディレクトリポインタDPが記録さ
れている。ここで、割り当てポインタAPは、新たなフ
ァイルを記録すべきアドレスを示すポインタであり、こ
こに示す例では、ファイルBの最終アドレス(図におけ
るファイルBの最下部)の次のアドレスを指している。
したがって、たとえば新たなデータファイルCを追加書
き込みする場合には、この割り当てポインタAPが指し
ているアドレスから、図の下方のアドレスに向かって書
き込みが行われることになる。これに対し、ディレクト
リポインタDPは、新たなディレクトリを記録すべきア
ドレスを示すポインタであり、ここに示す例では、ディ
レクトリbの最終アドレス(図におけるディレクトリb
の最上部)の次のアドレスを指している。したがって、
新たなディレクトリcを追加書き込みする場合には、こ
のディレクトリポインタDPが指しているアドレスか
ら、図の上方のアドレスに向かって書き込みが行われる
ことになる。
【0014】図3に示されているように、各ディレクト
リa,bは、エラーチェックコードCRCが付加された
状態で記録されている。また、割り当てポインタAPお
よびディレクトリポインタDPも、エラーチェックコー
ドCRCが付加された状態で記録されている。更に、図
には示されていないが、各ファイルA,B内のデータ
も、一定のデータ長ごとにエラーチェックコードCRC
が付加された状態で記録されている。これらエラーチェ
ックコードCRCに基づくチェックを行うことにより、
各記録内容にエラーが発生しているか否かを認識するこ
とができる。
リa,bは、エラーチェックコードCRCが付加された
状態で記録されている。また、割り当てポインタAPお
よびディレクトリポインタDPも、エラーチェックコー
ドCRCが付加された状態で記録されている。更に、図
には示されていないが、各ファイルA,B内のデータ
も、一定のデータ長ごとにエラーチェックコードCRC
が付加された状態で記録されている。これらエラーチェ
ックコードCRCに基づくチェックを行うことにより、
各記録内容にエラーが発生しているか否かを認識するこ
とができる。
【0015】割り当てポインタAPおよびディレクトリ
ポインタDPは、新たなデータファイルやディレクトリ
を追加書き込みする上で重要な役割を果し、これらのポ
インタの内容にエラーが発生すると、重大な支障を来た
すことになる。図4は、これらのポインタの内容にエラ
ーが発生し、ポインタが誤ったアドレスを指している状
態を示す。この例では、割り当てポインタAPはファイ
ルA内のアドレスを指しており、このままの状態で新た
なデータファイルCの追加書き込みを行うと、ファイル
Aの上に重ねてデータの記録が行われてしまうため、フ
ァイルAの内容が失われることになる。また、ディレク
トリポインタDPはファイルB内のアドレスを指してお
り、このままの状態で新たなディレクトリCの追加書き
込みを行うと、ファイルBの上に重ねてディレクトリの
記録が行われてしまうため、ファイルBの内容が失われ
ることになる。
ポインタDPは、新たなデータファイルやディレクトリ
を追加書き込みする上で重要な役割を果し、これらのポ
インタの内容にエラーが発生すると、重大な支障を来た
すことになる。図4は、これらのポインタの内容にエラ
ーが発生し、ポインタが誤ったアドレスを指している状
態を示す。この例では、割り当てポインタAPはファイ
ルA内のアドレスを指しており、このままの状態で新た
なデータファイルCの追加書き込みを行うと、ファイル
Aの上に重ねてデータの記録が行われてしまうため、フ
ァイルAの内容が失われることになる。また、ディレク
トリポインタDPはファイルB内のアドレスを指してお
り、このままの状態で新たなディレクトリCの追加書き
込みを行うと、ファイルBの上に重ねてディレクトリの
記録が行われてしまうため、ファイルBの内容が失われ
ることになる。
【0016】そこで、EEPROM15に記録された種
々の情報にエラーが生じた場合に対処できるように、こ
の実施例のICカードには、自己診断ルーチンが設けら
れている。すなわち、図5の流れ図に示す手順による診
断を行うための診断プログラムがROM14内に記述さ
れており、CPU12はリセットがかかるたびにこの診
断プログラムを実行する。まず、ステップS1におい
て、割り当てポインタAPおよびディレクトリポインタ
DPのCRCチェックが行われる。すなわち、制御情報
領域15aから、ポインタAPおよびDPをそれぞれの
エラーチェックコードCRCとともに読み出し、エラー
チェックコードが正常であるかを認識する。異常が発見
されたら、ステップS2からステップS3へと分岐し、
制御情報の異常ステータスをセットする。続いて、ステ
ップS4において、各ディレクトリのCRCチェックが
行われる。すなわち、ファイル/ディレクトリ領域15
bから、各ディレクトリa,bをそれぞれのエラーチェ
ックコードCRCとともに読み出し、エラーチェックコ
ードが正常であるかを認識する。異常が発見されたら、
ステップS5からステップS6へと分岐し、ディレクト
リの異常ステータスをセットする。更に、ステップS7
において、各データファイルのCRCチェックが行われ
る。すなわち、ファイル/ディレクトリ領域15bか
ら、各ファイルデータA,Bをそれぞれのエラーチェッ
クコードCRCとともに読み出し、エラーチェックコー
ドが正常であるかを認識する。異常が発見されたら、ス
テップS8からステップS9へと分岐し、ファイル内デ
ータの異常ステータスをセットする。こうしてエラーチ
ェックが完了したら、最後にステップS10において、
ステータス通知処理が行われる。これは、リーダライタ
装置20に対して、各異常ステータスがセットされてい
るか否かを通知する処理である。結局、CPU12に対
してリセットをかけるたびに、ステータスが通知される
ことになる。具体的には、リーダライタ装置20に接続
されたディスプレイ装置などの画面に、エラーメッセー
ジの形式で表示が行われることになる。なお、この自己
診断ルーチンは、CPU12をリセットした場合だけで
なく、リーダライタ装置20から所定の診断コマンドを
与えることによっても実行させることができる。
々の情報にエラーが生じた場合に対処できるように、こ
の実施例のICカードには、自己診断ルーチンが設けら
れている。すなわち、図5の流れ図に示す手順による診
断を行うための診断プログラムがROM14内に記述さ
れており、CPU12はリセットがかかるたびにこの診
断プログラムを実行する。まず、ステップS1におい
て、割り当てポインタAPおよびディレクトリポインタ
DPのCRCチェックが行われる。すなわち、制御情報
領域15aから、ポインタAPおよびDPをそれぞれの
エラーチェックコードCRCとともに読み出し、エラー
チェックコードが正常であるかを認識する。異常が発見
されたら、ステップS2からステップS3へと分岐し、
制御情報の異常ステータスをセットする。続いて、ステ
ップS4において、各ディレクトリのCRCチェックが
行われる。すなわち、ファイル/ディレクトリ領域15
bから、各ディレクトリa,bをそれぞれのエラーチェ
ックコードCRCとともに読み出し、エラーチェックコ
ードが正常であるかを認識する。異常が発見されたら、
ステップS5からステップS6へと分岐し、ディレクト
リの異常ステータスをセットする。更に、ステップS7
において、各データファイルのCRCチェックが行われ
る。すなわち、ファイル/ディレクトリ領域15bか
ら、各ファイルデータA,Bをそれぞれのエラーチェッ
クコードCRCとともに読み出し、エラーチェックコー
ドが正常であるかを認識する。異常が発見されたら、ス
テップS8からステップS9へと分岐し、ファイル内デ
ータの異常ステータスをセットする。こうしてエラーチ
ェックが完了したら、最後にステップS10において、
ステータス通知処理が行われる。これは、リーダライタ
装置20に対して、各異常ステータスがセットされてい
るか否かを通知する処理である。結局、CPU12に対
してリセットをかけるたびに、ステータスが通知される
ことになる。具体的には、リーダライタ装置20に接続
されたディスプレイ装置などの画面に、エラーメッセー
ジの形式で表示が行われることになる。なお、この自己
診断ルーチンは、CPU12をリセットした場合だけで
なく、リーダライタ装置20から所定の診断コマンドを
与えることによっても実行させることができる。
【0017】本発明の特徴は、このような自己診断の結
果、エラーの発生が認められた場合に、エラーに対する
適切な処置を行うためのリカバリコマンドを用意した点
にある。別言すれば、リーダライタ装置20からこのリ
カバリコマンドが与えられた場合に、後述する処理を行
うためのリカバリ処理プログラムがROM14内に用意
されていることになる。この実施例のICカードには、
以下に説明する3種類のリカバリコマンドが用意されて
いる。
果、エラーの発生が認められた場合に、エラーに対する
適切な処置を行うためのリカバリコマンドを用意した点
にある。別言すれば、リーダライタ装置20からこのリ
カバリコマンドが与えられた場合に、後述する処理を行
うためのリカバリ処理プログラムがROM14内に用意
されていることになる。この実施例のICカードには、
以下に説明する3種類のリカバリコマンドが用意されて
いる。
【0018】第1のリカバリコマンドは、ディレクトリ
ポインタDPを回復させるためのコマンドである。上述
の自己診断の結果、ディレクトリポインタDPにエラー
が発生している旨のエラーメッセージが表示されたら、
オペレータは、この第1のリカバリコマンドを示す文字
列(たとえば、RECOVERY DP)をリーダライ
タ装置20から入力する。CPU12は、この第1のリ
カバリコマンドを受けとったら、次のような処理を行
う。まず、図6の矢印に示すように、ファイル/ディ
レクトリ領域15bにおけるディレクトリ記録領域の先
頭アドレス(図における最下部)から順に(図における
上方へ向かって)、各アドレスに記録されたデータの内
容を読み込んでゆき、最初の未書込領域の探索を行う。
そして、最初の未書込領域が発見されたら、そのアドレ
スを正しいディレクトリポインタDPの値として、制御
情報領域15a内に書き込むのである。この処理によ
り、ディレクトリポインタDPは回復する。
ポインタDPを回復させるためのコマンドである。上述
の自己診断の結果、ディレクトリポインタDPにエラー
が発生している旨のエラーメッセージが表示されたら、
オペレータは、この第1のリカバリコマンドを示す文字
列(たとえば、RECOVERY DP)をリーダライ
タ装置20から入力する。CPU12は、この第1のリ
カバリコマンドを受けとったら、次のような処理を行
う。まず、図6の矢印に示すように、ファイル/ディ
レクトリ領域15bにおけるディレクトリ記録領域の先
頭アドレス(図における最下部)から順に(図における
上方へ向かって)、各アドレスに記録されたデータの内
容を読み込んでゆき、最初の未書込領域の探索を行う。
そして、最初の未書込領域が発見されたら、そのアドレ
スを正しいディレクトリポインタDPの値として、制御
情報領域15a内に書き込むのである。この処理によ
り、ディレクトリポインタDPは回復する。
【0019】なお、未書込領域か否かの判断は、たとえ
ば、次のような方法によって行うことができる。すなわ
ち、このICカードを発行した時点において、EEPR
OM15のすべてのバイトを「FF」に設定しておく。
そして、ディレクトリあるいはファイルデータとして書
き込むデータとしては、「FF」以外のデータを用いる
ように決めておく。こうすれば、書き込みが行われた領
域のバイトは、必ず「FF」以外の値を示すことにな
る。したがって、最初に「FF」の値をもったバイトが
発見されたら、そこが「最初の未書込領域」ということ
になる。より好ましくは、「FF」の値をもったバイト
が最初に発見できたら、そこから先の数バイト分も探索
を進め、いずれも「FF」の値をもったバイトであるか
否かを確認するとよい。このような確認を行っておけ
ば、たまたま1バイトだけ「FF」に化けてしまったよ
うな事態が生じても、未書込領域の確実な認識が可能に
なる。
ば、次のような方法によって行うことができる。すなわ
ち、このICカードを発行した時点において、EEPR
OM15のすべてのバイトを「FF」に設定しておく。
そして、ディレクトリあるいはファイルデータとして書
き込むデータとしては、「FF」以外のデータを用いる
ように決めておく。こうすれば、書き込みが行われた領
域のバイトは、必ず「FF」以外の値を示すことにな
る。したがって、最初に「FF」の値をもったバイトが
発見されたら、そこが「最初の未書込領域」ということ
になる。より好ましくは、「FF」の値をもったバイト
が最初に発見できたら、そこから先の数バイト分も探索
を進め、いずれも「FF」の値をもったバイトであるか
否かを確認するとよい。このような確認を行っておけ
ば、たまたま1バイトだけ「FF」に化けてしまったよ
うな事態が生じても、未書込領域の確実な認識が可能に
なる。
【0020】第2のリカバリコマンドは、割り当てポイ
ンタAPを回復させるためのコマンドである。上述の自
己診断の結果、割り当てポインタAPにエラーが発生し
ている旨のエラーメッセージが表示されたら、オペレー
タは、この第2のリカバリコマンドを示す文字列(たと
えば、RECOVERY AP)をリーダライタ装置2
0から入力する。CPU12は、この第2のリカバリコ
マンドを受けとったら、次のような処理を行う。まず、
ファイル/ディレクトリ領域15bにおけるディレクト
リ記録領域に記録された最終ディレクトリ(図6の例で
は、ディレクトリb)を読み込む。そして、このディレ
クトリbに記録されているファイルBの先頭アドレスお
よび全データ長Lを読み取り、これらの和に基づいて、
ファイルBの最終アドレスの次のアドレス(図6の矢印
に示されているアドレス)を求め、このアドレスを正
しい割り当てポインタAPの値として、制御情報領域1
5a内に書き込むのである。この処理により、割り当て
ポインタDPは回復する。
ンタAPを回復させるためのコマンドである。上述の自
己診断の結果、割り当てポインタAPにエラーが発生し
ている旨のエラーメッセージが表示されたら、オペレー
タは、この第2のリカバリコマンドを示す文字列(たと
えば、RECOVERY AP)をリーダライタ装置2
0から入力する。CPU12は、この第2のリカバリコ
マンドを受けとったら、次のような処理を行う。まず、
ファイル/ディレクトリ領域15bにおけるディレクト
リ記録領域に記録された最終ディレクトリ(図6の例で
は、ディレクトリb)を読み込む。そして、このディレ
クトリbに記録されているファイルBの先頭アドレスお
よび全データ長Lを読み取り、これらの和に基づいて、
ファイルBの最終アドレスの次のアドレス(図6の矢印
に示されているアドレス)を求め、このアドレスを正
しい割り当てポインタAPの値として、制御情報領域1
5a内に書き込むのである。この処理により、割り当て
ポインタDPは回復する。
【0021】第3のリカバリコマンドは、特定のディレ
クトリにエラーが生じた場合の対処を行うためのコマン
ドである。上述の自己診断の結果、たとえば、ディレク
トリaにエラーが発生している旨のエラーメッセージが
表示されたら、オペレータは、この第3のリカバリコマ
ンドをディレクトリaに対して実行することを示す文字
列(たとえば、RECOVERY DIR:a)をリー
ダライタ装置20から入力する。CPU12は、この第
3のリカバリコマンドを受けとったら、次のような処理
を行う。すなわち、図6の矢印に示されているよう
に、ファイル/ディレクトリ領域15bに記録されてい
るディレクトリaに対して、無効情報の書込みを行うの
である。この無効情報は、たとえば、「ディレクトリの
nバイト目の値が『00』である場合には、そのディレ
クトリは無効である」というような取決めをしておけ
ば、ディレクトリaのnバイト目に「00」を書込むだ
けの処理でよい。以後、このディレクトリaについて
は、無効として取り扱われることになる。この第3のリ
カバリコマンドは、エラーを回復させる機能は有しな
い。したがって、上述の例のように、ディレクトリaに
エラーが発生した場合は、もはやファイルAをアクセス
することはできなくなる。ただ、ディレクトリaを無効
化しておくことにより、誤ったディレクトリを用いて誤
ったファイルアクセスが行われることは防ぐことができ
る。
クトリにエラーが生じた場合の対処を行うためのコマン
ドである。上述の自己診断の結果、たとえば、ディレク
トリaにエラーが発生している旨のエラーメッセージが
表示されたら、オペレータは、この第3のリカバリコマ
ンドをディレクトリaに対して実行することを示す文字
列(たとえば、RECOVERY DIR:a)をリー
ダライタ装置20から入力する。CPU12は、この第
3のリカバリコマンドを受けとったら、次のような処理
を行う。すなわち、図6の矢印に示されているよう
に、ファイル/ディレクトリ領域15bに記録されてい
るディレクトリaに対して、無効情報の書込みを行うの
である。この無効情報は、たとえば、「ディレクトリの
nバイト目の値が『00』である場合には、そのディレ
クトリは無効である」というような取決めをしておけ
ば、ディレクトリaのnバイト目に「00」を書込むだ
けの処理でよい。以後、このディレクトリaについて
は、無効として取り扱われることになる。この第3のリ
カバリコマンドは、エラーを回復させる機能は有しな
い。したがって、上述の例のように、ディレクトリaに
エラーが発生した場合は、もはやファイルAをアクセス
することはできなくなる。ただ、ディレクトリaを無効
化しておくことにより、誤ったディレクトリを用いて誤
ったファイルアクセスが行われることは防ぐことができ
る。
【0022】以上、3種類のリカバリコマンドについて
説明したが、本発明の特徴は、これらのリカバリコマン
ドの入力によって、ICカード内部でエラーに対する処
置を行わせるようにした点にある。別言すれば、リーダ
ライタ装置20に接続されたディスプレイ装置の画面上
に、何らかのエラーの発生を報知するメッセージが現れ
たとしても、オペレータがこれに対して何らかのリカバ
リコマンドを入力しない限り、CPU12はエラーに対
する処理を行わないのである。もちろん、図5に示す自
己診断ルーチンの実施によりエラーが認識されたら、リ
ーダライタ装置20からのリカバリコマンドの入力を待
たずに、このエラーに対する処理を自動的に行うように
プログラムしておくこともできる。しかしながら、一般
に、ICカードに内蔵されたEEPROM内のデータが
破壊される一番の原因は、電磁的なノイズ等の外乱によ
るものである。したがって、このようなノイズが依然と
して残っている環境において、自動的にエラーの回復処
理を行うことは危険である。本発明では、リカバリコマ
ンドを入力することによって、はじめてエラーの回復処
理が実行される。オペレータは、ノイズ等の外乱が存在
しない環境を確認した上で、リカバリコマンドの入力を
行えばよい。
説明したが、本発明の特徴は、これらのリカバリコマン
ドの入力によって、ICカード内部でエラーに対する処
置を行わせるようにした点にある。別言すれば、リーダ
ライタ装置20に接続されたディスプレイ装置の画面上
に、何らかのエラーの発生を報知するメッセージが現れ
たとしても、オペレータがこれに対して何らかのリカバ
リコマンドを入力しない限り、CPU12はエラーに対
する処理を行わないのである。もちろん、図5に示す自
己診断ルーチンの実施によりエラーが認識されたら、リ
ーダライタ装置20からのリカバリコマンドの入力を待
たずに、このエラーに対する処理を自動的に行うように
プログラムしておくこともできる。しかしながら、一般
に、ICカードに内蔵されたEEPROM内のデータが
破壊される一番の原因は、電磁的なノイズ等の外乱によ
るものである。したがって、このようなノイズが依然と
して残っている環境において、自動的にエラーの回復処
理を行うことは危険である。本発明では、リカバリコマ
ンドを入力することによって、はじめてエラーの回復処
理が実行される。オペレータは、ノイズ等の外乱が存在
しない環境を確認した上で、リカバリコマンドの入力を
行えばよい。
【0023】以上、本発明を図示する実施例に基づいて
説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。た
とえば、上述の実施例は、ICカードに本発明を適用し
た例であるが、本発明は、CPUを内蔵した情報記録媒
体に広く適用可能である。
説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。た
とえば、上述の実施例は、ICカードに本発明を適用し
た例であるが、本発明は、CPUを内蔵した情報記録媒
体に広く適用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る情報記録媒体
によれば、内蔵したEEPROM内のデータに対してエ
ラーが発生した場合に、所定のリカバリコマンドの入力
により、このエラーに対する処理を実行できるようにし
たため、エラー発生に対して、より効率的な対処を行う
ことができるようになる。たとえば、事故直後にカード
内部で自動的にリカバリを行うことは、事故原因となっ
た外乱がまだ残っている可能性があるため好ましくな
い。本発明では、事故発生からある程度の時間をおい
て、外乱が低減した時期を見計ってリカバリコマンドを
入力することが可能であり、外乱の影響を受けないエラ
ー処理を実現できる可能性が高くなる。
によれば、内蔵したEEPROM内のデータに対してエ
ラーが発生した場合に、所定のリカバリコマンドの入力
により、このエラーに対する処理を実行できるようにし
たため、エラー発生に対して、より効率的な対処を行う
ことができるようになる。たとえば、事故直後にカード
内部で自動的にリカバリを行うことは、事故原因となっ
た外乱がまだ残っている可能性があるため好ましくな
い。本発明では、事故発生からある程度の時間をおい
て、外乱が低減した時期を見計ってリカバリコマンドを
入力することが可能であり、外乱の影響を受けないエラ
ー処理を実現できる可能性が高くなる。
【図1】一般的なICカード10をリーダライタ装置2
0に接続した状態を示すブロック図である。
0に接続した状態を示すブロック図である。
【図2】図1に示すICカード10に内蔵されたEEP
ROM15に定義された領域を示す図である。
ROM15に定義された領域を示す図である。
【図3】本発明の一実施例に係るICカードにおけるE
EPROM15のメモリマップである。
EPROM15のメモリマップである。
【図4】図3に示すEEPROM15における割り当て
ポインタAPおよびディレクトリポインタDPにエラー
が発生した状態を示す図である。
ポインタAPおよびディレクトリポインタDPにエラー
が発生した状態を示す図である。
【図5】本発明の一実施例に係るICカードに用意され
た自己診断ルーチンの処理手順を示す流れ図である。
た自己診断ルーチンの処理手順を示す流れ図である。
【図6】図4に示すエラーに対して行われる3種類のリ
カバリコマンドによる回復処理を説明する図である。
カバリコマンドによる回復処理を説明する図である。
10…ICカード 11…I/O装置 12…CPU 13…RAM 14…ROM 15…EEPROM 15a…制御情報領域 15b…ファイル/ディレクトリ領域 20…リーダライタ装置
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくともRAM,ROM,EEPRO
Mの3種類のメモリと、このメモリをアクセスする機能
をもったCPUと、を内蔵し、前記EEPROM内に複
数のファイル記録領域を定義してデータをファイルごと
に分類して記録するようにし、各ファイルをアクセスす
るために必要なアドレス情報をもったディレクトリを各
ファイルごとに用意し、このディレクトリを前記EEP
ROM内に記録するようにした情報記録媒体において、 新たなディレクトリを記録すべきアドレスを示すディレ
クトリポインタを、所定のエラーチェックコードととも
に前記EEPROM内に設けられた制御情報領域に書き
込むようにし、前記エラーチェックコードを用いたチェ
ックにより異常が認識され、かつ、外部から所定のリカ
バリコマンドが与えられたときに、前記EEPROM内
のディレクトリ記録領域を先頭から順に探索し、最初の
未書込領域のアドレスを正しいディレクトリポインタと
して書き込む処理を行うことを特徴とするCPUを内蔵
した情報記録媒体。 - 【請求項2】 少なくともRAM,ROM,EEPRO
Mの3種類のメモリと、このメモリをアクセスする機能
をもったCPUと、を内蔵し、前記EEPROM内に複
数のファイル記録領域を定義してデータをファイルごと
に分類して記録するようにし、各ファイルをアクセスす
るために必要なアドレス情報をもったディレクトリを各
ファイルごとに用意し、このディレクトリを前記EEP
ROM内に記録するようにした情報記録媒体において、 新たなファイルデータを記録すべきアドレスを示す割り
当てポインタを、所定のエラーチェックコードとともに
前記EEPROM内に設けられた制御情報領域に書き込
むようにし、前記エラーチェックコードを用いたチェッ
クにより異常が認識され、かつ、外部から所定のリカバ
リコマンドが与えられたときに、前記EEPROM内に
記録された最終ディレクトリに記述されたアドレス情報
に基づいて、前記割り当てポインタを正しいものに書き
換える処理を行うことを特徴とするCPUを内蔵した情
報記録媒体。 - 【請求項3】 少なくともRAM,ROM,EEPRO
Mの3種類のメモリと、このメモリをアクセスする機能
をもったCPUと、を内蔵し、前記EEPROM内に複
数のファイル記録領域を定義してデータをファイルごと
に分類して記録するようにし、各ファイルをアクセスす
るために必要なアドレス情報をもったディレクトリを各
ファイルごとに用意し、このディレクトリを前記EEP
ROM内に記録するようにした情報記録媒体において、 各ディレクトリを所定のエラーチェックコードとともに
書き込むようにし、このエラーチェックコードを用いた
チェックにより異常が認識され、かつ、外部から所定の
リカバリコマンドが与えられたときに、異常が認識され
たディレクトリを、そのディレクトリが無効であること
を示す情報を含んだディレクトリに書き換える処理を行
うことを特徴とするCPUを内蔵した情報記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5089329A JPH06282702A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | Cpuを内蔵した情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5089329A JPH06282702A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | Cpuを内蔵した情報記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06282702A true JPH06282702A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13967647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5089329A Pending JPH06282702A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | Cpuを内蔵した情報記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06282702A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007179546A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Samsung Electronics Co Ltd | 不揮発性メモリをキャッシュとして用いる保存装置及びその動作方法 |
| JP2008305518A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Sony Corp | 記録装置、記録方法 |
| US7610442B2 (en) | 2002-12-24 | 2009-10-27 | Lg Electronics Inc. | Dual journaling store method and storage medium thereof |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS603082A (ja) * | 1983-06-18 | 1985-01-09 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカ−ド |
| JPH03192436A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-22 | Hitachi Ltd | 情報記録再生方式 |
| JPH04153792A (ja) * | 1990-10-17 | 1992-05-27 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカード |
| JPH052536A (ja) * | 1991-07-25 | 1993-01-08 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカード |
-
1993
- 1993-03-24 JP JP5089329A patent/JPH06282702A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS603082A (ja) * | 1983-06-18 | 1985-01-09 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカ−ド |
| JPH03192436A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-22 | Hitachi Ltd | 情報記録再生方式 |
| JPH04153792A (ja) * | 1990-10-17 | 1992-05-27 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカード |
| JPH052536A (ja) * | 1991-07-25 | 1993-01-08 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカード |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7610442B2 (en) | 2002-12-24 | 2009-10-27 | Lg Electronics Inc. | Dual journaling store method and storage medium thereof |
| JP2007179546A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Samsung Electronics Co Ltd | 不揮発性メモリをキャッシュとして用いる保存装置及びその動作方法 |
| JP2008305518A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Sony Corp | 記録装置、記録方法 |
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