JPH06282911A - 回転ヘッド型磁気テープ装置 - Google Patents

回転ヘッド型磁気テープ装置

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JPH06282911A
JPH06282911A JP5068558A JP6855893A JPH06282911A JP H06282911 A JPH06282911 A JP H06282911A JP 5068558 A JP5068558 A JP 5068558A JP 6855893 A JP6855893 A JP 6855893A JP H06282911 A JPH06282911 A JP H06282911A
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fluid
magnetic tape
fluid passage
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magnetic
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JP5068558A
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Inventor
Hiroyoshi Okuyama
浩悦 奥山
Kazuo Sakai
和夫 酒井
Fujio Tajima
富士雄 田島
Fumio Takeda
文夫 武田
Takayuki Munemoto
隆幸 宗本
Tomokazu Ishii
智和 石井
Takeshi Ito
毅 伊藤
Shigeyuki Furuhata
茂行 古端
Nobuyuki Kaku
信行 賀来
Noriaki Masuda
憲明 益田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ヘッド型磁気テープ装置における磁気ヘ
ッドと磁気テープとの間で起こる接触を回避し、磁気ヘ
ッドの摩耗とテープの損傷摩耗を削減する。 【構成】 流体を供給する流体供給装置と、流体を磁気
ヘッドに伝える位置と伝えない位置との2つの位置をと
る弁と、テープとヘッドが対峙している部分だけに流体
が供給されるシリンダの流体通路と、シリンダから磁気
ヘッドに伝える流体通路を有する回転シリンダとにより
構成され、回転シリンダの流体通路を介して磁気ヘッド
に流体を導き、流体を磁気ヘッドの周囲よりテープに対
して噴出させることにより、テープとヘッドが対峙して
いる部分だけ磁気ヘッドに対してテープを浮上させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転型磁気ヘッドを有す
る磁気テープ装置に係り、特に回転するヘッドによる情
報記録再生の磁気変換を停止している際にヘッドからテ
ープを流体の作用によって浮上させるテープリフト機構
を有する回転ヘッド型磁気テープ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の静止した状態の磁気テープを
流体の作用によって浮上させるテープリフト手段を有す
る回転型磁気ヘッドに関しては特公昭55−39055
号公報に記載されている。これは磁気ヘッドを有する回
転体を内蔵する円筒体の外周面をほぼ1巻回するように
磁気テープを斜め方向に巻付けて滑らせ磁気記録する磁
気記録再生装置であって、磁気変換を停止している際に
ヘッドとテープとの接触を防止するために、テープがヘ
ッドから磁気変換時よりも離れて浮上するようにヘッド
近傍において局部的に流体発生手段により発生される気
体流をテープに作用させ、テープをヘッドから浮き上が
らせるものである(第1の従来技術)。
【0003】一方、ビデオテープレコーダ(VTR)等
の回転ヘッドを有する磁気記録再生装置におけるヘッド
とテープとの接触を防止する機構は、特開昭59−36
361号、特開昭62−14362号、特開平4−19
5954号公報等に記載されている。
【0004】特開昭59−36361号公報の技術は、
磁気ヘッドを有して回転するロータの上下に配置される
固定シリンダのロータ対向面にスパイラルグルーブを設
けて、ロータの回転により発生する空気流の吐出により
磁気テープをヘッドから浮上させるものである(第2の
従来技術)。
【0005】特開昭62−14362号公報の技術は、
下固定シリンダにスパイラルグルーブを設けて、磁気変
換を停止しているときに磁気ヘッドを有する上回転シリ
ンダの回転速度を磁気変換時よりも速くして、回転によ
り発生する空気吐出量を増加させ、この空気流の圧力に
より磁気テープを回転ヘッドから浮上させるものである
(第3の従来技術)。
【0006】特開平4−195954号公報の技術は、
磁気変換を停止しているときにテープ張力を減少させ、
空気の粘性により空気がシリンダと磁気テープとの間に
巻き込まれてできる空気層によりシリンダとテープとの
接触を防止するものである(第4の従来技術)。
【0007】これ以外のものとしては、磁気変換を停止
しているときに回転ヘッドの回転を停止し磁気テープと
磁気ヘッドとを速度ゼロで接触させヘッドの摩耗とテー
プの損傷を防止するものがある(第5の従来技術)。ま
た磁気変換を停止するとテープをシリンダから回巻解除
しテープとヘッドの接触を防止するものがある(第6の
従来技術)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来技術
は、アルファ巻き型の磁気テープ装置すなわち磁気ヘッ
ドを有する回転体を内蔵する円筒体の外周面をほぼ1巻
回するように磁気テープを斜め方向に巻付けて滑らせ磁
気記録する磁気記録再生装置に関するテープリフト機構
であり、この従来のテープリフト機構をVTRで一般的
に用いられているオメガ巻き型の所定巻付け角で巻付け
られる磁気テープ装置に適用すると、磁気ヘッドが回転
し磁気テープがシリンダに巻き付いていない巻付け角外
の部分すなわちヘッドとテープとが対峙していない部分
からも流体が噴出する構造になっている。このためヘッ
ドとテープとが対峙していない部分では流路抵抗が小さ
いので該テープが対峙していないヘッドから多くの流体
が噴出する一方、テープと対峙している巻付け角内の他
のヘッドでは流路抵抗が大きいのでテープと対峙してい
るヘッドからテープに向かって噴出する流体は少なくな
る。したがって、テープを浮上させる流体力は小さくな
り、ヘッドからテープが十分に浮上することができず、
ヘッドとテープとが接触しヘッドの摩耗とテープ損傷等
を生じて磁気テープ装置の信頼性を損なうという問題が
ある。
【0009】第2、第3の従来技術は、空気流が磁気テ
ープとシリンダ面との間に常時供給されるためテープが
常にシリンダから浮上し、記録再生の磁気変換時に必要
な磁気ヘッドとテープとの良好な接触が得られなくなる
問題がある。
【0010】第4の従来技術は、粘性により磁気テープ
とシリンダ面との間に形成される空気層がテープの入側
で大きく、出側で小さいという空気層厚さの不均一があ
るため、空気層厚さの薄い部分でヘッドとテープが接触
することがある。さらに、テープ張力を規定張力に再配
分して記録再生ができるまでには数100ミリ秒程度の
待ち時間がかかる。このような回転ヘッド型磁気テープ
装置を大形計算機用の記憶装置として用いると、待ち時
間に送られてくるデータ量分だけの高価なバッファメモ
リが必要となる問題がある。
【0011】第5の従来技術では磁気記録を再開すると
き回転ヘッドが規定回転数になるまで、その間待ち時間
がかかる。又第6の従来技術ではテープのヘッド付き回
転シリンダに対する巻回を解除しているためテープをロ
ーディングし磁気変換を再開するまで、その間待ち時間
がかかるという問題がある。
【0012】本発明の目的は、上記問題点を解決し、ヘ
ッドの摩耗及びテープの損傷を良好に防止するテープリ
フト機構を有する回転ヘッド型磁気テープ装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の磁
気ヘッドから磁気テープを浮上させる流体を供給するポ
ンプと該ポンプからの流体をヘッドに伝える位置と伝え
ない位置との2つの位置をとる弁とを含む流体供給装置
と、テープがシリンダに巻き付いている(ヘッドとテー
プが対峙している)巻付け角の部分に存在するヘッドだ
けに流体供給装置からの流体をヘッドに伝える流体通路
と、その流体通路を形成するシリンダ及びヘッド付きロ
ータを持つシリンダ部と、情報の書き込み若しくは読み
出しを行う信号を受けて上記ポンプからの流体をヘッド
に伝える位置と伝えない位置との2つの位置のいづれか
の位置に流体供給装置の弁を制御する流体制御手段とを
有する回転ヘッド型磁気テープ装置により達成される。
【0014】
【作用】本発明の回転ヘッド型磁気テープ装置では、情
報の書き込み若しくは読み出しを停止する信号を受けて
流体制御手段はポンプからの流体を磁気ヘッドに伝える
位置に流体供給装置の弁を制御し、ポンプからの流体を
磁気テープがシリンダに巻き付いている(テープとヘッ
ドが対峙している)巻付け角の部分に存在する磁気ヘッ
ドだけに伝えるシリンダ内及びロータの流体通路を介し
て磁気ヘッドに導き、流体を磁気ヘッドの周囲より磁気
テープに対して噴出させる。これにより磁気テープがシ
リンダに巻き付いている(テープとヘッドが対峙してい
る)部分に存在する磁気ヘッドに対して流体力による静
圧軸受効果により磁気テープを容易に浮上させることが
できる。またシリンダ内の流体通路を磁気テープがシリ
ンダに巻き付いている(磁気テープと磁気ヘッドが対峙
している)巻付け角の部分だけに構成したことで、磁気
テープがシリンダに巻き付いていない(磁気テープと磁
気ヘッドが対峙していない)巻付け角外の部分に存在す
る磁気ヘッドからの流体の噴出が無くなり、これにより
磁気テープがシリンダに巻き付いている(テープとヘッ
ドが対峙している)部分に存在する磁気ヘッドに対して
磁気テープを浮き上がらせるための流体力の減少は小さ
くなる。従って磁気ヘッドに対して磁気テープを十分に
浮上させることができ、磁気テープと磁気ヘッドの接触
が回避でき、磁気ヘッドの摩耗と磁気テープの損傷を防
止でき、信頼性を向上することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図18により
説明する。
【0016】図1は本発明による回転ヘッド型磁気テー
プ装置の第1の実施例を示すブロック図である。図1に
おいて、本回転ヘッド型磁気テープ装置である磁気テー
プ装置100は、テープカートリッジ1、テープカート
リッジ1内の供給リール2、供給リール2に巻かれた磁
気テープ3、第1テープガイド4、第2テープガイド
5、張力センサ6、第3テープガイド7、第4テープガ
イド8、磁気テープ3を巻付けるシリンダ9、キャプス
タン10、第5テープガイド11、第6テープガイド1
2、磁気テープ3を巻取る巻取りリール13と、制御器
14、リールモータ制御器15、キャプスタン制御器1
6、ロータ制御器17、記録再生回路18、流体制御器
19と、流体供給装置20等とを有する構成である。又
本実施例の回転ヘッド型磁気テープ装置の一構成要素で
あるテープリフト機構の流体供給装置20は、ポンプ2
1、第1の導管22、第2の導管24、第3の導管25
と、弁23とから構成され、弁23は第1の導管22で
ポンプ21に連結された常閉弁26、第3の導管25に
連結された常開弁27とから構成され、その常閉弁2
6、常開弁27はそれぞれ第2の導管24に接続されて
いる。ここで上記の流体制御器19と、流体供給装置2
0と、シリンダ9内の流体通路とを含めてテープリフト
機構と呼ぶ。
【0017】上記構成の回転ヘッド型磁気テープ装置の
基本動作を次に説明する。磁気テープ装置100にテー
プカートリッジ1が装填されると、テープカートリッジ
1内の供給リール2に巻かれた磁気テープ3は、ローデ
ィング機構(図示せず)により引き出され、第1テープ
ガイド4、第2テープガイド5、張力センサ6、第3テ
ープガイド7を経てシリンダ9に所定の斜め角で且つ巻
付け角に巻付けられ、さらに第4テープガイド8、キャ
プスタン10、第5テープガイド11、第6テープガイ
ド12を経て巻取りリール13に自動的に巻き取られ
る。そのさい供給リール2から送り出された磁気テープ
3はキャプスタン10により一定速度で移送され、巻取
りリール13に巻取られる。それにはキャプスタン10
にモータ(図示せず)が直結されており、キャプスタン
制御器16でそのモータの回転数を一定回転数に制御し
て磁気テープ3の移送速度を一定にする。また、磁気テ
ープ3の移送は供給リール2に嵌合するモータ(図示せ
ず)と巻取りリール13に直結されたモータ(図示せ
ず)とにより行われ、それぞれ2つのモータはリールモ
ータ制御器15で制御される。さらに、リールモータ制
御器15は磁気テープ3の移送制御と同時に、2つのモ
ータを駆動し磁気テープ3に常に張力を加える制御も行
い、その張力は張力センサ6により検出される。又シリ
ンダ9には該シリンダ9と同軸をなして回転するロータ
(図示せず)が装着されており、このロータに搭載され
た磁気ヘッド(図示せず)と記録再生回路18により磁
気テープ3の情報記録再生の磁気変換が行われる。又磁
気テープ装置100にテープカートリッジ1が装填され
ると、テープカートリッジ1が磁気テープ装置100か
ら排出されるまで、ロータに直結されたモータ(図示せ
ず)を一定回転数にロータ制御器17で制御する。なお
流体供給装置20においては、その弁23は磁気ヘッド
の磁気変換の非作用/作用に同期して、ポンプ21から
の流体を第2の導管24に供給/遮断するように流体制
御器19で制御される。その流体制御器19、流体供給
装置20、シリンダ9内の流体通路とを含むテープリフ
ト機構の詳しい構成と動作は図2以降で説明する。制御
器14はリールモータ制御器15、キャプスタン制御器
16、ロータ制御器17、記録再生回路18、流体制御
器19のそれぞれの動作を司り、磁気テープ装置100
の上位のコントローラ(図示せず)の指令に応じて個々
の制御器を制御する。
【0018】次に、記録再生の磁気変換を行う時に、磁
気テープ装置100は次のように動作する。まず上位の
コントローラ(図示せず)から情報の読み書き(磁気変
換)命令が磁気テープ装置100に指示されると、磁気
テープ装置100内の制御器14はリールモータ制御器
15、キャプスタン制御器16に磁気テープ3の走行を
指示する。これにより、キャプスタン制御器16はキャ
プスタン10に直結されたモータを回転させ、一定速度
で磁気テープ3を送る。同時にリールモータ制御器15
は、磁気テープ3を供給リール2より送り出し巻取りリ
ール13に巻き取るように、供給リール2のモータと巻
取りリール13のモータとを制御する。また磁気変換命
令を受けた制御器14は、流体制御器19に指示するこ
とにより、それまで磁気変換を停止している時にポンプ
21からの流体を、第1の導管22と第2の導管24と
を導通させシリンダ9内の流体通路(図示せず)に供給
するように流体供給装置20の弁23を第1の位置に制
御していた流体制御器19は、ここで流体供給装置20
の弁23がポンプ21からの流体を第1の導管22と第
2の導管24との間で遮断し、第2の導管24を第3の
導管25を介して大気に開放するように第2の位置に制
御する。これによりシリンダ9内の流体通路を介して磁
気ヘッド部に供給されていたポンプ21からの流体は大
気中に開放されるので、それまでテープ張力と流体圧と
によって磁気ヘッドに接触することなしに保持されてい
た磁気テープ3は、ここでテープ張力によってシリンダ
9及び磁気ヘッドに接触し、磁気変換に望ましい磁気ヘ
ッドと磁気テープ3との接触が得られる。以上の動作終
了後、制御器14は記録再生回路18に情報記録再生の
磁気変換を指令し、ロータに搭載された磁気ヘッドによ
り磁気変換を行う。
【0019】一方、磁気変換を終了し待ち状態になると
き、磁気テープ装置100は以下のように動作する。ま
ず上位のコントローラから磁気変換停止命令が磁気テー
プ装置100に指示されると、制御器14は記録再生回
路18に磁気変換停止を指令し、該記録再生回路18は
磁気ヘッドによる磁気変換を停止する。また、制御器1
4は磁気テープ3の走行停止をキャプスタン制御器1
6、リールモータ制御器15に指示する。これを受けて
キャプスタン制御器16はキャプスタン10の回転を停
止させ、磁気テープ3の走行を止める。さらに、リール
モータ制御器15は供給リール2と巻取りリール13の
回転を止め磁気テープ3の送り出し/巻き取りを停止す
る。また制御器14は流体制御器19に指示することに
より、それまで磁気変換時に、ポンプ21からの流体を
第1の導管22と第2の導管24の間で遮断し、第2の
導管24を第3の導管25を介して大気に開放するよう
に流体供給装置20の弁23を第2の位置に制御してい
た流体制御器19は、ここで磁気変換停止に伴い第2の
導管24を大気から遮断し、第1の導管22と第2の導
管24とを連結するように流体供給装置20の弁23を
第1の位置に制御する。これによりポンプ21からの流
体は、第1の導管22、第2の導管24、シリンダ9内
の流体通路を介して磁気ヘッド部に導かれ、磁気テープ
3を磁気ヘッドから引き離す。従って磁気ヘッドと磁気
テープとの接触が回避でき、磁気ヘッドの摩耗と磁気テ
ープの損傷を防止できる。
【0020】以上、図1で本発明の回転ヘッド型磁気テ
ープ装置の構成と磁気変換時及び磁気変換停止時の動作
を説明してきたが、本発明の回転ヘッド型磁気テープ装
置のテープリフト機構のリフト動作は磁気テープが静止
していて磁気変換が行われないスタンバイ状態だけに限
られるものではない。磁気変換時以外の磁気ヘッドと磁
気テープとの接触の可能性としては、スタンバイ状態の
ほかに磁気テープのロード/アンロード時、磁気テープ
の高速走行時がある。このような時においても本発明の
一構成要素であるテープリフト機構を適用することがで
き、磁気変換時以外の不必要な磁気テープと磁気ヘッド
の接触が回避でき、磁気ヘッドの摩耗と磁気テープの損
傷を防止できる。以下、これらの時の動作を説明する。
【0021】まず磁気テープのロード時に磁気テープ装
置100は次のように動作する。磁気テープ装置100
にテープカートリッジ1が装填されると、制御器14は
ロータ制御器17に指示し、ロータ制御器17によりロ
ータを一定回転に制御する。また制御器14は磁気テー
プ3のロード命令をローディング機構(図示せず)とリ
ールモータ制御器15に指示する。これを受けて磁気テ
ープ3はローディング機構により引き出され、第1テー
プガイド4、第2テープガイド5、張力センサ6、第3
テープガイド7を経てシリンダ9に巻付けられ、第4テ
ープガイド8、キャプスタン10、第5テープガイド1
1、第6テープガイド12を経て巻取りリール13に自
動的に巻き取られる。同時に制御器14は流体制御器1
9に指示し、流体制御器19は流体供給装置20のポン
プ21からの流体を第1の導管22、第2の導管24を
介してシリンダ9内の流体通路を経て磁気ヘッド部から
磁気テープ3に向けて吹き出し、磁気テープ3を磁気ヘ
ッドから引き離すように流体供給装置20の弁23を第
1の位置に制御する。これにより、ポンプ21からの流
体は第1の導管22、弁23、第2の導管24を介して
シリンダ9内の流体通路を経て磁気ヘッド部から磁気テ
ープ3に向けて吹き出し、磁気テープ3を磁気ヘッドか
ら引き離す。従って磁気ヘッドと磁気テープ3との接触
が回避できる。
【0022】次に、磁気テープのアンロード時に磁気テ
ープ100は次のように動作する。上位のコントローラ
(図示せず)から磁気テープ装置100にテープカート
リッジ1のデマウント要求がされると、制御器14は、
磁気テープ3のアンロード命令をローディング機構(図
示せず)とリールモータ制御器15に指示する。これを
受けて、磁気テープ3は巻取リール13からローディン
グ機構により引き出され、第6テープガイド12、第5
テープガイド11、キャプスタン10、第4テープガイ
ド8を経てシリンダ9から磁気テープが外され、第3テ
ープガイド7、張力センサ6、第2テープガイド5、第
1テープガイド4を経て供給リール2に収納される。同
時に制御器14は流体制御器19に指示し、流体制御器
19は流体供給装置20のポンプ21からの流体を第1
の導管22、第2の導管24を介してシリンダ9内の流
体通路を経て磁気ヘッド部から磁気テープ3に向けて吹
き出し、磁気テープ3を磁気ヘッドから引き離すように
流体供給装置20の弁23を第1の位置に制御する。こ
れにより、ポンプ21からの流体は第1の導管22、弁
23、第2の導管24を介してシリンダ9内の流体通路
を経て磁気ヘッド部から磁気テープ3に向けて吹き出
し、磁気テープ3を磁気ヘッドから引き離す。従って磁
気ヘッドと磁気テープ3との接触が回避できる。
【0023】また磁気テープの高速走行時に磁気テープ
装置100は次のように動作する。磁気テープ装置コン
トローラ(図示せず)から磁気テープ装置100に磁気
テープ3のアドレス指定がされると、制御器14は磁気
テープ3の高速走行をリールモータ制御器15に指示す
る。これを受けてリールモータ制御器15により磁気テ
ープ3は巻取りリール13と供給リール2とにより高速
に走行させられる。このとき磁気変換は行われない。同
時に制御器14は流体制御器19に流体供給装置20の
ポンプ21からの流体を第1の導管22、第2の導管2
4を介してシリンダ9内の流体通路を経て磁気ヘッド部
から磁気テープ3に向けて吹き出し、磁気テープ3を磁
気ヘッドから引き離すように流体供給装置20の弁23
を第1の位置に制御する。これにより、ポンプ21から
の流体は、第1の導管22、弁23、第2の導管24を
介してシリンダ9内の流体通路を経て磁気ヘッド部から
磁気テープ3に向けて吹き出し、磁気テープ3を磁気ヘ
ッドから引き離す。従って磁気ヘッドと磁気テープ3と
の接触が回避できる。
【0024】以上説明してきたように、本発明の一構成
要素であるテープリフト機構の動作は磁気テープ3が静
止していて磁気変換が行われないスタンバイ状態だけに
限られるものではなく、スタンバイ状態のほかに磁気テ
ープのロード/アンロード時や磁気テープの高速走行時
においても本発明の一構成要素であるテープリフト機構
を適用することができ、磁気変換時以外の不必要な磁気
テープと磁気ヘッドの接触が回避でき、磁気ヘッドの摩
耗と磁気テープの損傷を防止できる。以上、本発明の一
実施例であるテープリフト機構を有する回転ヘッド型磁
気テープ装置の概略の構成と動作を図1により説明し
た。以下、本発明の回転ヘッド型磁気テープ装置の一構
成要素であるテープリフト機構の構成と動作を図2から
図15により詳しく説明する。
【0025】図2は図1の回転ヘッド型磁気テープ装置
のシリンダ部とテープリフト機構の第1の実施例のリフ
ト動作時の詳細縦断面図である。図2において、磁気テ
ープ3は上固定シリンダ9a、下固定シリンダ9bとか
ら構成されたシリンダ9の外周面に所定斜め角で且つ所
定巻付け角に巻付けられている。上固定シリンダ9a、
下固定シリンダ9bは取付治具(図示せず)によりベー
ス30に固定され取り付けられている。シリンダ9には
シリンダと同軸をなすロータ28が回転自在に装着され
ており、その最外周に複数の磁気ヘッド29(29a、
29b等)が取り付けられている。またロータ28はモ
ータ31に軸32で直結され、モータ31はロータ制御
器17(図1)で制御され、軸32は軸受32a、32
bで下固定シリンダ9bに軸支されており、これにより
ロータ28は一定回転数で回転する。また上固定シリン
ダ9aには第1の流体通路33があり、これで流体供給
装置20からの流体を伝える第2の導管24と上固定シ
リンダ9a内に設けられた第2の流体通路34とを結ん
でいる。またロータ28には流体供給装置20からの流
体を磁気ヘッド29(29a、29b等)部に導く第3
の流体通路35(35a、35b等)が設けられてい
て、流体供給装置20からの流体が供給される第2の流
体通路34とロータ28の第3の流体通路35とが図示
のように一致したとき流体が磁気ヘッド29部に導かれ
る。さらに第2の流体通路34には、供給された流体を
磁気ヘッド29に伝える巻付け角内の位置と伝えない巻
付け角外の位置とに分けるための扇型の流体止め36が
あり、シリンダ9に磁気テープ3が巻き付いている巻付
け角の部分にのみ第2の流体通路34を構成するよう
に、シリンダ9に磁気テープ3が巻き付いていない部分
に流体止め36が設けられている。
【0026】上記構成で、上位のコントローラから磁気
変換停止命令が磁気テープ装置100(図1)に入力さ
れると、制御器14(図1)はテープリフタ機構の流体
制御器19に第1の動作を指令する。このとき流体制御
器19は、それまで磁気変換時に流体供給装置20の第
1の導管22と第2の導管24の間で遮断していた弁2
3内の常閉弁26を開け、第2の導管24と第3の導管
25との間で開いていた弁23内の常開弁27を閉じ、
これにより第2の導管24が第3の導管25を介して通
じていた大気への通路を遮断する。こうして常開弁27
が閉じられ常閉弁26が開かれるので、ポンプ21から
の流体は矢印37及び38で示されるように第2の導管
24、第1の流体通路33、第2の流体通路34、第3
の流体通路35aを経て巻付け角内の磁気ヘッド29a
と磁気テープ3との間に流れる。従って図2に示すよう
に流体の圧力は磁気ヘッド29aから磁気テープ3を引
き離すように制御されている。一方で図2に示すよう
に、巻付け角外の磁気ヘッド29b側の第3の流体通路
35bは流体止め36によって第2の流体通路34と遮
断されているので、ポンプ21からの流体は磁気ヘッド
29b側に流れない。従ってシリンダ9に磁気テープ3
が巻き付いていない部分からの流体の漏れはなく、磁気
ヘッド29a側で磁気テープ3をリフトしている流体の
圧力の減少もなく、磁気ヘッドに対して磁気テープを十
分に浮上させることができる。
【0027】図3は図2のI−I線に沿った断面図であ
る。図3において、磁気テープ3は第3テープガイド7
と第4テープガイド8とによりシリンダ9(9a、9
b)に巻付けられている。図2でも説明したように、磁
気テープ3がシリンダ9に巻付けられていない巻付け角
θ外の部分(磁気テープと磁気ヘッドが対峙していない
部分)に第2の流体通路34を作らないように扇型の流
体止め36が上固定シリンダ9aに固定されている。図
3に示すように、磁気テープ3のシリンダ9への巻付け
角θに応じて第2の流体通路34が構成されているの
で、ロータ28の(図2)の放射状の第3の流体通路3
5と第2の流体通路34とが重なったときに流体が第3
の流体通路35を通って磁気ヘッド29部から磁気テー
プ3に向かって噴出する。従って図3では第3の流体通
路35a、35c、35dが第2の流体通路34とが重
なっており、それぞれの磁気ヘッド29a、29c、2
9dから矢印39、40、41で示すように流体が噴出
し、その磁気ヘッド29から磁気テープ3がリフトされ
る。一方、磁気ヘッド29bは第3の流体通路35bが
扇型の流体止め36によって第2の流体通路34と遮断
されているので、磁気テープ3が巻き付いていない巻付
け角θ外の磁気ヘッド29b部分に流体は供給されな
い。このように、この扇型の流体止め36によって、磁
気テープ3と磁気ヘッド29が対峙していない部分(磁
気テープがシリンダに巻き付いていない部分)から流体
の噴出がないので、磁気ヘッド29に対して磁気テープ
3を浮き上がらせる流体力は減少せず、磁気テープ3と
磁気ヘッド29が対峙している部分において磁気ヘッド
29に対して磁気テープ3を十分に浮上させることがで
き、これにより磁気テープ3と磁気ヘッド29の接触が
回避でき、磁気ヘッド29の摩耗と磁気テープ3の損傷
を防止できる。
【0028】図4は図1の磁気変換を行っている状態の
シリンダ部とテープリフト機構の第1の実施例の非リフ
ト動作時の詳細縦断面図である。図4において、上位の
コントローラから磁気変換命令が磁気テープ装置100
(図1)に入力されると、制御器14(図1)はテープ
リフト機構の流体制御器19に第2の動作を指令する。
これを受けて流体制御器19はそれまで磁気変換停止時
に第1の導管22と第2の導管24の間で開けていた常
閉弁26を閉じ、第2の導管24と第3の導管25との
間で閉じていた常開弁27を開いて、遮断されていた第
2の導管24を第3の導管25を介して大気へ開放す
る。従って常閉弁26が閉じられるので、流体供給装置
20のポンプ21からの流体は第1の導管22と第2の
導管24との間で遮断され磁気ヘッド29部に流れるこ
とはない。さらに、直前まで第3の流体通路35a、第
2の流体通路34に供給されていた流体は、常開弁27
の開放により、第2の導管24、常開弁27、第3の導
管25を介して矢印42及び43で示されるように大気
中に放出されるので、図2における磁気テープ3と磁気
ヘッド29aとの間の空間は即座に縮小する。従って、
図4のように磁気テープ3は磁気ヘッド29aに接触
し、磁気変換に望ましい磁気ヘッド29aと磁気テープ
3との接触が得られる。
【0029】図5は、図1の回転ヘッド型磁気テープ装
置のシリンダ部とテープリフト機構の第2の実施例のリ
フト動作時の詳細縦断面図である。図5において、その
基本的な構成は図2とほぼ同様であるが図2との相違
は、下固定シリンダ9bに設けられた第1の流体通路3
3、第4の流体通路44と、軸32中の第6の流体通路
49、第5の流体通路45、第7の流体通路50とが、
流体を上固定シリンダ9aの第2の流体通路34に供給
する点である。なお軸32は軸受32a、32bで上、
下固定シリンダ9a、9bに軸支される。
【0030】上記構成の図5の動作は、上位のコントロ
ーラ(図示せず)から磁気変換停止命令が磁気テープ装
置100(図1)に入力されると、制御器14(図1)
はテープリフト機構の流体制御器19に第1の動作を指
令する。すると流体制御器19はそれまで磁気変換時に
流体供給装置20の第1の導管22と第2の導管24の
間で遮断していた弁23内の常閉弁26を開け、第2の
導管24と第3の導管25との間で開けていた弁23内
の常開弁27を閉じ、第2の導管24を大気から遮断す
る。従って常開弁27が閉じられ常閉弁26が開かれる
ので、ポンプ21からの流体は矢印46で示されるよう
に第2の導管24を介して下固定シリンダ9に設けられ
た第3の流体通路33を経て同じく下固定シリンダ9b
に設けた第4の流体通路44に至る。この流体は矢印4
7、48で示されるように第4の流体通路44から軸3
2の第6の流体通路49、第5の流体通路45、第7の
流体通路50とを通って上固定シリンダ9aの第2の流
体通路34に送られ、第3の流体通路35aを経て巻付
け角内の磁気ヘッド29aと磁気テープ3との間に流れ
る。これにより図2と同様に流体の圧力は磁気ヘッド2
9aから磁気テープ3を引き離すように制御されてい
る。また巻付け角外の磁気ヘッド29b側の第3の流体
通路35bは流体止め36によって第2の流体通路34
と遮断されているので、第5の流体通路45を通ってき
た流体は磁気ヘッド29b側に流れることがない。
【0031】図6は図5のII−II線に沿った断面図であ
る。図6において、下固定シリンダ9bの中心部には第
5の流体通路45を有する軸32があり、その第5の流
体通路45は軸32に形成した第6の流体通路49で軸
32の外周にある第4の流体通路44とつながってい
る。また第4の流体通路44には流体供給装置20(図
5)からの流体を供給する第1の流体通路33が連結さ
れている。このように軸32の周囲に下固定シリンダ9
bの第4の流体通路44が設けてあるので、軸32の回
転に関わらず流体供給装置20からの流体は第6の流体
通路49を通って第5の流体通路45に常時供給され
る。
【0032】図7は図5のIII−III線に沿った断面図で
ある。図7において、上固定シリンダ9aの中心部には
第5の流体通路45を有する軸32があり、その第7の
流体通路50で第5の流体通路45と上固定シリンダ9
aの第2の流体通路34がつながっている。また上固定
シリンダ9aの第2の流体通路34には、シリンダ9に
磁気テープ3が巻き付いている巻付け角の部分にのみ第
2の流体通路34を形成するように、磁気ヘッド29と
磁気テープ3が対峙していない巻付け角外の部分に流体
止め36が設けられ固定されている。なお第7の流体通
路50は軸32を貫通するように構成されており、図7
では2つの第7の流体通路50の一方が扇形の流体止め
36に遮断されていて他方の第7の流体通路50からし
か流体は供給されないようになっている。図からわかる
ように、第7の流体通路50が1つしかないと、軸32
の回転によっては第7の流体通路50が扇形の流体止め
36に遮断されて流体が供給されなくなるので、第2の
流体通路34と第5の流体通路45を結ぶ第7の流体通
路50は2つ以上必要となる。これにより第5の流体通
路45から供給される流体は第7の流体通路50を通っ
て第2の流体通路34に流れる。この第2の流体通路3
4に供給された流体は、矢印51、52及び53で示さ
れるように第3の流体通路35を経て磁気ヘッド29と
磁気テープ3との間に流れる。図3と同様に、磁気テー
プ3のシリンダ9への巻付け角に応じて第2の流体通路
34が構成されているので、第3の流体通路35と第2
の流体通路34とが重なったときに流体が第3の流体通
路35を通って磁気ヘッド部から磁気テープ3に向かっ
て噴出する。そこで図7では第3の流体通路35a、3
5c、35dが第2の流体通路34と重なっており、流
体は矢印51、52及び53で示されるように第3の流
体通路35a、35c、35dを経てそれぞれ巻付け角
内の磁気ヘッド29a、29c、29dと磁気テープ3
との間に流れ、磁気ヘッド29から磁気テープ3がリフ
トされる。一方、磁気ヘッド29bは第3の流体通路3
5bが扇型の流体止め36によって第2の流体通路34
と遮断されているので、磁気テープ3が巻き付いていな
い巻付け角外の磁気ヘッド29b部に流体は供給されな
い。
【0033】図8は図1の回転ヘッド型磁気テープ装置
のシリンダ部とテープリフト機構の第3の実施例のリフ
ト動作時の詳細縦断面図である。図8において、基本的
な構成は図2とほぼ同様であるが図2との相違点は、上
固定シリンダ9aのロータ28対向面に、次の図9に示
すように磁気テープ3と磁気ヘッド29が対峙する巻付
け角の部分にのみ半円弧上の第2の流体通路34を設
け、流体止めがない点である。ここで図2と同様にロー
タ28が回転し、ロータ28の放射状の第3の流体通路
35が第2の流体通路34と重なっているときで、流体
供給装置20から第2の流体通路34に流体が供給され
ている場合にだけ、流体が第3の流体通路35を通って
磁気ヘッド29aと磁気テープ3との間に流れる。
【0034】上記構成で、その動作は図2と同様であ
り、上位のコントローラ(図示せず)から磁気変換停止
命令が磁気テープ装置100に入力されると、制御器1
4は(図1)流体制御器19にテープリフト機構の第1
の動作を指令する。流体制御器19は、それまで磁気変
換時に第1の導管22と第2の導管24の間で遮断して
いた弁23内の常閉弁26を開け、第2の導管24と第
3の導管25との間で開いていた弁23内の常開弁27
を閉じ、第2の導管24が第3の導管25を介して通じ
ていた大気への通路を遮断する。従って常開弁27が閉
じられ常閉弁26が開かれるので、ポンプ21からの流
体は矢印54で示されるように第2の導管24を介して
上固定シリンダ9aに設けられた第1の流体通路33を
経て上固定シリンダ9aに設けた半円弧上の第2の流体
通路34に至る。この流体は図2と同様に矢印55で示
されるように第3の流体通路35を経て磁気ヘッド29
aと磁気テープ3との間に流れる。また巻付け角外の磁
気ヘッド29b側には第2の流体通路34が存在せず、
第3の流体通路35は第2の流体通路34と遮断されて
いるので、流体は磁気ヘッド29b側に流れることがな
い。
【0035】図9は図8のIV−IV線に沿った断面図であ
る。図9において、磁気テープ3は第3テープガイド7
と第4テープガイド8とによりシリンダ9に巻付けられ
ている。この磁気テープ3がシリンダ9に巻き付いてい
る巻付け角の部分に半円弧状の第2の流体通路34が上
固定シリンダ9aに設けられている。図9に示すよう
に、磁気テープ3のシリンダ9への巻付け角に応じて第
2の流体通路34が構成されているので、ロータ28の
放射状の第3の流体通路35と上固定シリンダ9aの第
2の流体通路34とが重なっている間だけ流体が矢印5
6、57、58で示されるように第3の流体通路35を
通って磁気ヘッド29部から磁気テープ3に向かって噴
出する。すなわち図9では巻付け角内の第3の流体通路
35a、35c、35dが第2の流体通路34と重なっ
ており、それぞれの磁気ヘッド29a、29c、29d
から流体が噴出し、それらの磁気ヘッド29から磁気テ
ープ3がリフトされる。一方、磁気ヘッド29bは、巻
付け角外の第3の流体通路35bが第2の流体通路34
と遮断されているので、磁気ヘッド29b部からの流体
の噴出はない。
【0036】図10は図1の回転ヘッド型磁気テープ装
置のシリンダ部とテープリフト機構の第4の実施例のリ
フト動作時の詳細縦断面図である。図10において、磁
気テープ3と磁気ヘッド29が対峙していない巻付け角
外の部分からの流体の漏れを防ぐための流体漏洩カバー
76を設けた実施例を示す。この実施例の場合には第2
の流体通路34は上固定シリンダ9aの全周に渡って存
在する。流体制御器19によるテープリフト機構の流体
供給装置20の動作は図8などで説明した通りであり、
ここでは流体の流れる通路を説明する。
【0037】上記構成で、上固定シリンダ9aの上面に
は第2の導管24からの流体を第2の流体通路34に導
く第1の流体通路33があり、磁気テープ3と磁気ヘッ
ド29が対峙していない巻付け角外の部分に流体の漏れ
を防ぐための流体漏洩カバー76が上固定シリンダ9
a、下固定シリンダ9bに外周をまたいで取り付けられ
ている。流体供給装置20のポンプ21からの流体は、
第1の流体通路33を介して第2の流体通路34に入
り、ロータ28の第3の流体通路35を通って矢印7
7、78で示されるようにすべての巻付け角内の磁気ヘ
ッド29(29a、29b等)部分から流体が噴出す
る。しかし磁気テープ3が巻き付いていない巻付け角外
の磁気ヘッド29b部分からの流体は、流体漏洩カバー
76によって外気とほぼ遮断され、磁気テープ3と磁気
ヘッド29が対峙していない部分からの流体の漏れはほ
とんど防止される。このように、この流体漏洩カバー7
6によって、磁気テープ3と磁気ヘッド29が対峙して
いない部分からの流体のもれによる、磁気ヘッド29に
対して磁気テープ3を浮き上がらせる流体力の減少は小
さくなり、磁気テープ3と磁気ヘッド29が対峙してい
る巻付け角の部分において磁気ヘッド29に対して磁気
テープ3を十分に浮上させることができる。従って磁気
テープ3と磁気ヘッド29の接触が回避でき、磁気ヘッ
ド29の摩耗、磁気テープ3の損傷を防止できる。
【0038】図11は図16のV−Vに沿った断面図で
ある。図11において、全周にわたる第2の流体通路3
4に入った流体は、ロータの第3の流体通路35a、3
5b、35c、35dを通って矢印77、78、79、
80で示されるように全周の磁気ヘッド29a、29
b、29c、29d部から噴出される。しかし磁気テー
プ3が巻き付いていない巻付け角外の磁気ヘッド29b
からの流体は流体漏洩カバー76によって外気とほぼ遮
断され、磁気テープ3と磁気ヘッド29が対峙していな
い部分からの流体の漏れはほとんど防止される。
【0039】以上、図2から図11で説明してきた図1
の回転ヘッド型磁気テープ装置のシリンダ部及びテープ
リフト機構の4実施例は、すべて中回転型の回転ヘッド
型の磁気テープ装置の実施例であるが、一方が回転する
例えば上回転シリンダの回転ヘッド型の磁気テープ装置
に本発明の一構成要素であるテープリフト機構を適用し
ても同様の効果が得られる。以下、図12から図15に
よりその実施例を説明する。
【0040】図12は図1の上回転型の回転ヘッド型磁
気テープ装置へ適用したシリンダ部とテープリフト機構
の第4の実施例のリフト動作時の詳細縦断面である。流
体制御器19によるテープリフト機構の流体供給装置2
0の動作は図2から図4で説明した通りであり、以下の
図12から図14では流体の通る流体通路を詳しく説明
する。図12において、その基本的な構成は図5の第2
の実施例とほぼ同様で、磁気ヘッド29から磁気テープ
3をリフトする流体を軸32内に設けた流体通路により
磁気ヘッド29部に供給する構造になっている。大きく
異なる点としては、図5ではロータ28に設けられた個
々の溝状の第3の流体通路35に流体を供給する共通の
第2の流体通路34が存在したが、本実施例では第2の
流体通路が存在しない点である。図12において、上位
のコントローラ(図示せず)から磁気変換停止命令が磁
気テープ装置100(図1)に入力されると、制御器1
4(図1)は流体制御器19にテープリフト機構の第1
の動作を指令する。すると流体制御器19は、それまで
磁気変換時に流体供給装置20の第1の導管22と第2
の導管24の間で遮断していた弁23内の常閉弁26を
開け、第2の導管24と第3の導管25との間で開いて
いた弁23内の常開弁27を閉じ、第2の導管24が第
3の導管25を介して通じていた大気への通路を遮断す
る。こうして弁23の常開弁27が閉じられ常閉弁26
が開かれるので、流体供給装置20のポンプ21からの
流体は第2の導管24を介して下固定シリンダ9bに設
けられた第1の流体通路33を経て下固定シリンダ9b
に設けた第4の流体通路44に至る。この第4の流体通
路44には磁気テープ3がシリンダ9に巻き付いていな
い巻付け角外の部分に流体を送らないように、流体止め
36が下固定シリンダ9bに固定されている。軸32は
上回転シリンダ9cに固定されており、かつ下固定シリ
ンダ9bに軸受32a、32bで軸支され、この軸32
の中の第5の流体通路45(45a、45b等)は磁気
ヘッド29(29a、29b等)の個数に対応してその
個数分だけ存在する。そして第5の流体通路45aは第
6の流体通路49aで第4の流体通路44とつながって
おり、流体供給装置20からの流体は矢印60で示され
るように第6の流体通路49aを通って第5の流体通路
45aに導かれる。この第5の流体通路45aに導かれ
た流体は矢印61で示されるように上回転シリンダ9c
側の第7の流体通路50a、放射状の第8の流体通路5
9a、同じく放射状の第3の流体通路35aを介して磁
気ヘッド29aと磁気テープ3との間に供給され、磁気
テープ3は磁気ヘッド29aから流体力により引き離さ
れ接触することはない。一方、第6の流体通路49bは
流体止め36で第4の流体通路44と遮断されているの
で、流体供給装置20からの流体は第5の流体通路45
bには供給されず、磁気ヘッド29b部分からは流体の
吹き出しがない。
【0041】図13は図12のVI−VI線に沿った断面図
である。図13において、下固定シリンダ9bの中心部
には第5の流体通路45a、45b、45c、45d
と、それらと各連通する第6の流体通路49a、49
b、49c、49dとを有する軸32があり、同図では
第5の流体通路45a、45c、45dが第6の流体通
路49a、49c、49dを介して第4の流体通路44
とつながっている。この第4の流体通路44には磁気テ
ープ3がシリンダ9に巻き付いていない巻付け角外の部
分に流体を供給しないように流体止め36が下固定シリ
ンダ9bに固定されており、流体供給装置20(図1
2)からの流体は第1の流体通路33を経て矢印62、
63、64で示されるように第6の流体通路49a、4
9c、49dから第5の流体通路45a、45c、45
dに供給されるが、しかし第6の流体通路49bは流体
止め36により第4の流体通路44から遮断されるた
め、流体は第5の流体通路45bには供給されない。
【0042】図14は図12のVII−VIIに沿った断面図
である。図12において、上回転シリンダ9cには第5
の流体通路45a、45b、45c、45dと、それら
と各連通する第7の流体通路50a、50b、50c、
50dとを有する軸32が固定されており、流体はそれ
ぞれ第5の流体通路45a、45b、45c、45d
と、第7の流体通路50a、50b、50c、50dと
を介して、それぞれの第8の流体通路59a、59b、
59c、59dに導かれ、さらに第8の流体通路59か
ら放射状の第3の流体通路35a、35b、35c、3
5dに導かれ、磁気ヘッド29と磁気テープ3との間に
供給される構造になっている。そして図13で示したよ
うに、図14の磁気テープ3のシリンダ9への巻付け角
に応じて扇型の流体止め36が第4の流体通路44に設
けられているので、図14では第5の流体通路45a、
45c、45dから流体が第7の流体通路50a、50
c、50dを介して供給され、矢印65、66、67で
示されるようにシリンダ9に磁気テープ3が巻き付いて
いる巻付け角の部分で第8の流体通路59a、59c、
59dを経て磁気ヘッド29a、29c、29dと磁気
テープ3との間に流れる。一方、磁気ヘッド29bは第
5の流体通路45bが図13で示したように扇型の流体
止め36によって第4の流体通路44と遮断されている
ので、第5の流体通路45bには流体が供給されず、従
って磁気テープ3が巻き付いていない磁気ヘッド29b
部には流体は供給されない。
【0043】以上の図12から図14において、図5の
ように第5の流体通路45を共通にすると全ての磁気ヘ
ッド29部に流体が供給されてしまうため、第5の流体
通路の数は磁気ヘッドと同じ数だけ必要となる。図12
から図14に示した本実施例では4個の磁気ヘッド29
の構成であるので第5の流体通路45の数は4本となっ
ているが、第5の流体通路の数は4本と規定されるもの
ではない。
【0044】図15は図1の上回転型の回転ヘッド型磁
気テープ装置へ適用したシリンダ部とテープリフト機構
の第5の実施例のリフト動作時の詳細縦断面である。図
15において、その基本的な構成は図12の第4の実施
例とほぼ同様で、軸32内に設けた第5の流体通路45
と流体供給装置20の第2の導管24、第5の流体通路
45と第3の流体通路45とを連結する方法としてホー
スやパイプ等の軟質の管を用いた実施例が示される。流
体制御器19によるテープリフト機構の流体供給装置2
0の動作は上述してきた以上の実施例の通りであり、こ
こでは図15で流体の流れる通路を説明する。
【0045】流体供給装置20からの流体は、第2の導
管24から下固定シリンダ9bの第1の流体通路33を
通って矢印68で示されるように軟質の材料でできたホ
ースやパイプ等の軟質材料製導管から成る第9の流体通
路69、第10の流体通路70を介して第4の流体通路
44に供給される。この第4の流体通路44に供給され
た流体は、矢印71で示されるように流体止め36が存
在しない部分からその第4の流体通路44に通じた第6
の流体通路49a、第5の流体通路45aを経て矢印7
2で示されるように第7の流体通路50aから第11の
流体通路73a、軟質の材料でできたホースやパイプ等
の管から成る第12の流体通路74aを介して上回転シ
リンダ9cの第13の流体通路75aに導かれ、第3の
流体通路35aを通して磁気ヘッド29aと磁気テープ
3との間に供給される。また第5の流体通路45bは、
流体止め36が存在するため第7の流体通路50bから
第12の流体通路74bを介して上回転シリンダ9cの
第13の流体通路75bに導かれることはなく、従って
磁気ヘッド29b部から磁気テープ3に向けて流体が吹
き出すことはない。
【0046】図16は本発明による回転ヘッド型磁気テ
ープ装置の第2の実施例を示すブロック図である。図1
6において、その基本的な構成は図1と同様である。こ
のテープリフト機構の一構成要素である流体供給装置2
0は、ポンプ21、第1の導管22、第2の導管24、
第3の導管25と、ポンプ21からの流体を第1の導管
22を介して第2の導管24を経て磁気ヘッドに伝える
第1の位置と、ポンプ21からの流体を第1の導管22
と第2の導管24との間で遮断し第1の導管22を第3
の導管25を介して大気中に解放する第2の位置とのい
づれかの位置とを取る弁23とから構成されている。弁
23は図1と異なり第2の導管24に連結された常閉弁
26、図1と同じく第3の導管25に連結された常開弁
27とから構成され、常閉弁26、常開弁27はそれぞ
れ第1の導管22を介してポンプ21に接続されてい
る。
【0047】上記構成で磁気テープ装置100の基本動
作は図1の一実施例で説明したので、ここでは本実施例
の回転ヘッド型磁気テープ装置のテープリフト機構に関
連した動作だけを説明する。上位のコントローラ(図示
せず)から情報の読み書き(磁気変換)命令が磁気テー
プ装置100に指示されると、磁気変換命令を受けた制
御器14は流体制御器19に指示し、これにより流体制
御器19はそれまでスタンバイ時に流体供給装置20の
ポンプ21からの流体を第1の導管22、第2の導管2
4を介してシリンダ9内の流体通路(図示せず)を経て
磁気ヘッド部から磁気テープ3に向けて吹き出し磁気テ
ープ3を磁気ヘッドから引き離すように流体供給装置2
0の弁23を第1の位置に制御していた流体制御器19
を、こんどは磁気テープ3の走行に伴い流体供給装置2
0の弁23がポンプ21からの流体を遮断し、流体を第
1の導管22、第3の導管25を介して大気中に開放す
るように第2の位置に制御する。これにより磁気ヘッド
部に供給されていた流体は第3の導管25を経て大気中
に開放され、それまでテープ張力と流体圧とによって磁
気ヘッドに接触することなしに保持されていた磁気テー
プ3は、こんどはテープ張力によってシリンダ9及び磁
気ヘッドに接触し、磁気変換に望ましい磁気ヘッドと磁
気テープ3との接触が得られる。
【0048】一方、磁気変換が終了し待ち状態になると
き、磁気テープ装置100は以下のように動作する。上
位のコントローラ(図示せず)から磁気変換停止命令が
磁気テープ装置100に指示されると、それまで磁気変
換時に、ポンプ21からの流体を第1の導管22と第2
の導管24の間で常閉弁26により遮断し、流体を第1
の導管22、常開弁27、第3の導管25を介して大気
中に開放するように流体供給装置20の弁23を第2の
位置に制御していた流体制御器19は、こんどは磁気変
換停止に伴い、第1の導管22と第3の導管25との間
で用いていた弁23内の常開弁27を閉じ、ポンプ21
からの流体を第1の導管22、弁26、第2の導管24
を介してシリンダ9内の流体通路を経て磁気ヘッド部か
ら磁気テープ3に向けて吹き出し、磁気テープ3を磁気
ヘッドから引き離すように流体供給装置20の弁23を
第1の位置に制御する。これにより流体供給装置20の
ポンプ21からの流体は、第1の導管22、弁23、第
2の導管24を介してシリンダ9内の流体通路を経て磁
気ヘッド部から磁気テープ3に向けて吹き出し、磁気テ
ープ3を磁気ヘッドから引き離す。従って磁気ヘッドと
磁気テープ3との接触が回避でき、磁気ヘッドの摩耗と
磁気テープの損傷を防止できる。
【0049】図17は図16の回転ヘッド型磁気テープ
装置のシリンダ部とテープリフト機構の第1の実施例の
リフト動作時の詳細縦断面図である。図17において、
その基本的な構成は流体供給装置20の弁23の常閉弁
26の配置を異にするほか図2と同様である。
【0050】上記構成で上位のコントローラ(図示せ
ず)から磁気変換停止命令が磁気テープ装置100(図
16)に入力されると、制御器14(図16)は流体制
御器19にテープリフト機構の第1の動作を指令する。
すると流体制御器19は、それまで磁気変換時に第1の
導管22と第2の導管24の間で遮断していた弁23内
の常閉弁26を開け、第1の導管22と第3の導管25
との間で開いていた弁23内の常開弁27を閉じ、第1
の導管22が第3の導管25を介して通じていた大気へ
の通路を遮断する。従って常開弁27が閉じられ常閉弁
26が開かれるので、流体供給装置20のポンプ21か
らの流体は第1の導管22、第2の導管24を介してシ
リンダ9内に送られ磁気ヘッド29(29a等)と磁気
テープ3との間に流れるが、しかし流体止め30がある
側には流体は流れない。なお、シリンダ9内の流体が流
れる経路は図2と同一であり、図2で説明したのでここ
では省略する。
【0051】一方、磁気変換開始命令が磁気テープ装置
100(図16)に入力されると、制御器14(図1
6)は流体制御器19にテープリフト機構の第2の動作
を指令する。すると流体制御器19は、それまで磁気変
換停止時に第1の導管22と第2の導管24の間の弁2
3内の開けていた常閉弁26を閉じ、第1の導管22と
第3の導管25との間で閉じていた弁23内の常開弁2
7を開いて、第1の導管22を第3の導管25を介して
大気へ解放する。従って弁23内の常閉弁26が閉じら
れ、常開弁27が開けられるので、ポンプ21からの流
体は大気中へ放出され、第2の導管24を介して磁気ヘ
ッド29部に流れることはない。さらに、直前まで磁気
ヘッド29部に供給されていた流体は、弁23内の常閉
弁26の閉鎖により供給されなくなるので、図17にお
ける磁気テープ3と磁気ヘッド29aとの間の空間は即
座に縮小する。従って磁気テープ3は磁気ヘッド29a
に接触し、磁気変換に望ましい磁気ヘッド29aと磁気
テープ3との接触が得られる。
【0052】以上、図1から図17ではシングルリール
タイプの磁気テープカートリッジを用いた回転ヘッド型
磁気テープ装置の実施例について説明してきたが、本発
明の対象はシングルリールタイプの磁気テープカートリ
ッジを用いた回転ヘッド型磁気テープ装置に限られるも
のではなく、次に示すように、2つのリールを持った磁
気テープカセットを用いたVTRにも適用可能である。
【0053】図18は、本発明によるVTRに適用した
回転ヘッド型磁気テープ装置の第3の実施例を示すブロ
ック図である。図18において、本回転ヘッド型磁気テ
ープ装置であるVTR200は、供給リール2、磁気テ
ープ3、シリンダ9、キャプスタン10、巻取りリール
13と、制御器14、リールモータ制御器15、キャプ
スタン制御器16、ロータ制御器17、記録再生回路1
8、流体制御器19、流体供給装置20と、テープカセ
ット81と、張力センサ82、ローディングピン83、
84、85、86、87、88と、その他に全幅消去ヘ
ッド91、インピーダンスローラ92、93、音声消去
ヘッド94、音声コントロールヘッド95等を有する構
成である。
【0054】上記構成で、その基本動作は次のように行
われる。VTR200に磁気テープカセット81が装填
されると、磁気テープカセット81内の供給リール2、
巻取りリール13とに巻かれた磁気テープ3は張力セン
サ82、ローディングピン83、84、85、86、8
7、88により引き出され、シリンダ9に巻付けられ
る。シリンダ9にはシリンダ9と同軸をなす上回転シリ
ンダ9cが装着されており、この上回転シリンダ9cに
搭載された磁気ヘッド29により磁気変換が行われる。
【0055】次に磁気変換時に、VTR200は以下の
ように動作する。上位のコントローラ(図示せず)から
情報の読み書き(磁気変換)命令が指示されると、VT
R200内の制御器14は磁気テープ3の走行をキャプ
スタン制御器16、リールモータ制御器15に指示す
る。これによりキャプスタン制御器16はキャプスタン
10に直結されたモータ(図示せず)を回転させ、磁気
テープ3を一定速度で送る。またキャプスタン10の回
転と同時にリールモータ制御器15は供給リール2に嵌
合するモータ(図示せず)と巻取りリール13に嵌合す
るモータ(図示せず)とを制御し、磁気テープ3を供給
リール2より巻取りリール13に巻き取る。この磁気変
換命令を受けた制御器14は、それまでスタンバイ時に
流体供給装置20からの流体を磁気ヘッド29部から磁
気テープ3に向けて吹き出し磁気テープ3を磁気ヘッド
29から引き離すように流体供給装置20を第1の位置
に制御していた流体制御器19を、こんどは磁気テープ
3の走行に伴い流体供給装置20からの流体を磁気ヘッ
ド29部に供給しないように流体を遮断する第2の位置
に制御する。これにより磁気ヘッド部に流体の供給が遮
断され、それまでテープ張力と流体圧とによって磁気ヘ
ッド29に接触することなしに保持されていた磁気テー
プ3は、こんどはテープ張力によってシリンダ9及び磁
気ヘッド29に接触し、磁気変換に望ましい磁気ヘッド
29と磁気テープ3との接触が得られる。以上の動作終
了後、制御器14は、記録再生回路18に磁気変換を指
令し、その記録再生回路18を介して上回転シリンダ9
cに搭載された磁気ヘッド29により磁気変換を行う。
【0056】一方、磁気変換が終了し待ち状態になると
き、VTR200は以下のように動作する。磁気変換停
止命令が指示されるとVTR200の制御器14は、記
録再生回路18に磁気変換停止を指令し、これにより磁
気ヘッド29による磁気変換を停止する。また同じく磁
気変換停止命令が指示されると、制御器14は磁気テー
プ3の走行停止をキャプスタン制御器16、リール制御
器15に指示する。これを受けてキャプスタン制御器1
6はキャプスタン10の回転を停止させ、磁気テープ3
の走行を止める。また、リールモータ制御器15は供給
リール2と巻取りリール13のモータを制御し、それぞ
れのモータの回転を止め磁気テープ3の巻き取りを停止
する。また、それまで磁気変換時に、流体供給装置20
からの流体を磁気ヘッド29部に供給しないように流体
を遮断する第2の位置に制御していた流体制御器19
は、こんどは磁気変換停止に伴い、流体供給装置20か
らの流体を磁気ヘッド29部から磁気テープ3に向けて
吹き出し磁気テープ3を磁気ヘッド29から引き離すよ
うに流体供給装置20を第1の位置に制御する。これに
より流体供給装置20からの流体はシリンダ9内の流体
通路を経て磁気ヘッド29部分から磁気テープ3に向け
て吹き出し、磁気テープ3を磁気ヘッド29から引き離
す。従って磁気ヘッドと磁気テープとの接触が回避で
き、磁気ヘッドの摩耗と磁気テープの損傷を防止でき
る。
【0057】なお、図18の回転ヘッド型磁気テープ装
置の第3の実施例において、そのシリンダ部とテープリ
フト機構の詳細は図1、図16の第1、第2の実施例に
おける図2から図15、図17等のシリンダ部とテープ
リフト機構等が適用できる。
【0058】以上、図1から図18により本発明の回転
ヘッド型磁気テープ装置及びそのシリンダ部とテープリ
フト機構の詳細の実施例の構成と動作を詳しく説明した
が、これらの本実施例によれば次のような効果が得られ
る。すなわち、本回転ヘッド型磁気テープ装置の備える
テープリフト機構の流体供給装置からの流体を磁気ヘッ
ド部分に伝える位置と伝えない位置との2つの位置をと
る弁と、流体供給装置からの流体を磁気テープと磁気ヘ
ッドが対峙している部分(磁気テープがシリンダに巻き
付いている巻付け角の部分)だけ磁気ヘッドに伝える流
体通路(実施例では第1〜第13の流体通路)を有する
シリンダと、シリンダからの流体を磁気ヘッドが取り付
けられたロータや回転シリンダの流体通路を介して磁気
ヘッドに導き、流体を磁気ヘッドの周囲より磁気テープ
に対して噴出させることにより、磁気テープと磁気ヘッ
ドが対峙している部分だけ磁気ヘッドに対して磁気テー
プを浮上させることができる。これにより、磁気変換時
以外の不必要な磁気テープと磁気ヘッドの接触が回避で
き、磁気ヘッドの摩耗と磁気テープの損傷を防止でき
る。また、本発明の実施例によればテープ張力は常に磁
気変換時と同じ張力が働いているので、浮上しているテ
ープが磁気変換命令を受けてヘッドと再接触するまでの
時間は数ミリ秒と、張力を再配分する上記第4の従来技
術に比べても待ち時間を小さくできる効果がある。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、回転する磁気ヘッドに
よる磁気変換が行われない際に、磁気テープと対峙して
いる磁気ヘッド部からのみ、磁気テープを流体の作用に
よって磁気ヘッド部から浮上させることにより、磁気テ
ープと磁気ヘッドの接触が回避でき、磁気ヘッドの摩耗
と磁気テープの損傷を防止できる。また、本発明のテー
プリフト機構による効果は磁気テープが静止していて磁
気変換が行われないスタンバイ状態だけに限られるもの
ではなく、スタンバイ状態のほかに磁気テープのロード
/アンロード時や磁気テープの高速走行時においても本
発明のテープリフト機構による効果が得られ、磁気変換
時以外の不必要な磁気テープと磁気ヘッドの接触による
磁気ヘッドの摩耗や磁気テープの損傷が防止でき、磁気
ヘッドの高信頼化、長寿命化、磁気テープの高信頼性、
記録再生信号のS/N比の向上ができる。更に、磁気テ
ープは流体により磁気ヘッドの周りで局部的に浮上させ
られるだけなので、磁気変換を再開させるための復帰時
間が短くできる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転ヘッド型磁気テープ装置の第1の
実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のシリンダ部とテープリフト機構の第1の
実施例のリフト動作時の詳細縦断面図である。
【図3】図2のI−I線に沿った断面図である。
【図4】図1のシリンダ部とテープリフト機構の第1の
実施例の非リフト動作時の詳細縦断面図である。
【図5】図1のシリンダ部とテープリフト機構の第2の
実施例のリフト動作時の詳細縦断面図である。
【図6】図5のII−II線に沿った断面図である。
【図7】図5のIII−III線に沿った断面図である。
【図8】図1のシリンダ部とテープリフト機構の第3の
実施例のリフト動作時の詳細縦断面図である。
【図9】図8のIV−IV線に沿った断面図である。
【図10】図1のシリンダ部とテープリフト機構の第4
の実施例のリフト動作時の詳細縦断面図である。
【図11】図10のV−V線に沿った断面図である。
【図12】図1のシリンダ部とテープリフト機構の第5
の実施例のリフト動作時の詳細縦断面図である。
【図13】図12のVI−VI線に沿った断面図である。
【図14】図12のVII−VII線に沿った断面図である。
【図15】図1のシリンダ部とテープリフト機構の第6
の実施例のリフト動作時の詳細縦断面図である。
【図16】本発明の回転ヘッド型磁気テープ装置の第2
の実施例を示すブロック図である。
【図17】図16のシリンダ部とテープリフト機構の第
1の実施例のリフト動作時の詳細縦断面図である。
【図18】本発明の回転ヘッド型磁気テープ装置の第3
の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 テープカートリッジ 2 供給リール 3 磁気テープ 6 張力センサ 9 シリンダ 10 キャプスタン 13 巻取りリール 14 制御器 15 リール制御器 19 流体制御器 20 流体供給装置 21 ポンプ 22 第1の導管 23 弁 24 第2の導管 25 第3の導管 26 常閉弁 27 常開弁 29 磁気ヘッド 32 軸 33 第1の流体通路 34 第2の流体通路 35 第3の流体通路 36 流体止め 44 第4の流体通路 45 第5の流体通路 49 第6の流体通路 50 第7の流体通路 59 第8の流体通路 69 第9の流体通路 70 第10の流体通路 73 第11の流体通路 74 第12の流体通路 75 第13の流体通路 78 磁気テープカセット 100 磁気テープ装置 200 VTR
フロントページの続き (72)発明者 武田 文夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 宗本 隆幸 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 石井 智和 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 伊藤 毅 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 古端 茂行 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 賀来 信行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 益田 憲明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定シリンダと、固定シリンダと同軸を
    なし外周に情報記録再生用の磁気ヘッドを取り付けた回
    転部と、を有するシリンダ部と、 シリンダ部の外周面に所定斜め角度で且つシリンダ部に
    対して所定巻付け角度の巻付け経路で磁気テープを巻付
    ける巻付け手段と、 磁気テープをシリンダ部の上記巻付け経路に維持する走
    行規制手段と、 磁気テープを上記巻付け経路に沿って所定速度で移送す
    る移送手段と、 磁気ヘッドを介して磁気テープとの間で情報記録再生を
    行う記録再生回路と、より成る回転ヘッド型磁気テープ
    装置において、 シリンダ部内に形成され該シリンダ部の巻付け角度内で
    のみ磁気ヘッド部分の外周へ連通して対峙する磁気テー
    プへ流体を噴出し磁気テープを磁気ヘッドから浮上させ
    る流体通路と、 流体通路に流体を供給する流体供給手段と、 流体供給手段の流体供給/停止動作を制御する流体制御
    手段と、を有することを特徴とする回転ヘッド型磁気テ
    ープ装置。
  2. 【請求項2】 固定シリンダと、固定シリンダと同軸を
    なし外周に情報記録再生用の1個以上の磁気ヘッドを取
    り付けた回転部と、を有するシリンダ部と、 シリンダ部の外周面に所定斜め角度で且つシリンダ部に
    対して所定巻付け角度の巻付け経路で磁気テープを巻付
    ける巻付け手段と、 磁気テープをシリンダ部の上記巻付け経路に維持する走
    行規制手段と、 磁気テープを上記巻付け経路に沿って所定速度で移送す
    る移送手段と、 磁気ヘッドを介して磁気テープとの間で情報記録再生を
    行う記録再生回路と、より成る回転ヘッド型磁気テープ
    装置において、 シリンダ部内に形成され該シリンダ部の巻付け角度内で
    のみ磁気ヘッド部分の外周へ連通して対峙する磁気テー
    プへ流体を噴出し磁気テープを磁気ヘッドから浮上させ
    る流体通路と、 流体通路に流体を供給する流体供給手段と、 流体供給手段の流体供給/停止動作を記録再生回路の情
    報記録再生動作停止/動作に対応して制御する流体制御
    手段と、を有することを特徴とする回転ヘッド型磁気テ
    ープ装置。
  3. 【請求項3】 固定シリンダと、固定シリンダと同軸を
    なし外周に情報記録再生用の1個以上の磁気ヘッドを取
    り付けた回転部と、を有するシリンダ部と、 シリンダ部の外周面に所定斜め角度で且つシリンダ部に
    対して所定巻付け角度の巻付け経路で磁気テープを巻付
    ける巻付け手段と、 磁気テープをシリンダ部の上記巻付け経路に維持する走
    行規制手段と、 磁気テープを上記巻付け経路に沿って所定速度で移送す
    る移送手段と、 磁気ヘッドを介して磁気テープとの間で情報記録再生を
    行う記録再生回路と、より成る回転ヘッド型磁気テープ
    装置において、 シリンダ部内に形成され該シリンダ部の巻付け角度内で
    のみ磁気ヘッド部分の外周へ連通して対峙する磁気テー
    プへ流体を噴出し磁気テープを磁気ヘッドから浮上させ
    る流体通路と、 流体ポンプと流体ポンプと上記流体通路と大気にそれぞ
    れ第1と第2と第3の導管で連結した弁と、を有する流
    体供給手段と、 記録再生回路の情報記録再生動作停止/動作に対応して
    流体供給手段の弁を開/閉して流体ポンプ吐出し流体を
    流体通路に供給するか、流体通路を大気に開放するよう
    に制御する流体制御手段と、を有することを特徴とする
    回転ヘッド型磁気テープ装置。
  4. 【請求項4】 固定シリンダと、固定シリンダと同軸を
    なし外周に情報記録再生用の1個以上の磁気ヘッドを取
    り付けた回転部と、を有するシリンダ部と、 シリンダ部の外周面に所定斜め角度で且つシリンダ部に
    対して所定巻付け角度の巻付け経路で磁気テープを巻付
    ける巻付け手段と、 磁気テープをシリンダ部の上記巻付け経路に維持する走
    行規制手段と、 磁気テープを上記巻付け経路に沿って所定速度で移送す
    る移送手段と、 磁気ヘッドを介して磁気テープとの間で情報記録再生を
    行う記録再生回路と、より成る回転ヘッド型磁気テープ
    装置において、 シリンダ部内に形成され該シリンダ部の巻付け角度内で
    のみ磁気ヘッド部分の外周へ連通して対峙する磁気テー
    プへ流体を噴出し磁気テープを磁気ヘッドから浮上させ
    る流体通路と、 流体ポンプと、流体ポンプと流体通路にそれぞれ第1と
    第2の導管で連結する第1の弁と、第1の弁と大気にそ
    れぞれ第2と第3の導管で連結する第2の弁と、より成
    る流体供給手段と、 記録再生回路の情報記録再生動作停止/動作時に対応し
    て流体供給手段の第1の弁を開き第2の弁を閉じてポン
    プ吐出し流体を流体通路に供給するか、 第1の弁を閉じ第2の弁を開いて流体通路を大気に開放
    するように制御する流体制御手段と、を有することを特
    徴とする回転ヘッド型磁気テープ装置。
  5. 【請求項5】 固定シリンダと、固定シリンダと同軸を
    なし外周に情報記録再生用の磁気ヘッドを取り付けた回
    転部と、を有するシリンダ部と、 シリンダ部の外周面に所定斜め角度で且つシリンダ部に
    対して所定巻付け角度の巻付け経路で磁気テープを巻付
    ける巻付け手段と、 磁気テープをシリンダ部の上記巻付け経路に維持する走
    行規制手段と、 磁気テープを上記巻付け経路に沿って所定速度で移送す
    る移送手段と、 磁気ヘッドを介して磁気テープとの間で情報記録再生を
    行う記録再生回路と、より成る回転ヘッド型磁気テープ
    装置において、 シリンダ部内に形成され該シリンダ部の巻付け角度内で
    のみ磁気ヘッド部分の外周へ連通して対峙する磁気テー
    プへ流体を噴出し磁気テープを磁気ヘッドから浮上させ
    る流体通路と、 流体ポンプと、流体ポンプと流体通路にそれぞれ第1と
    第2の導管で連結する第1の弁と、上記ポンプと大気に
    それぞれ第1と第3の導管で連結する第2の弁と、より
    成る流体供給手段と、 記録再生回路の情報記録再生動作停止/動作時に対応し
    て流体供給手段の第1の弁を開き第2の弁を閉じてポン
    プ吐出し流体を流体通路に供給するか、第1の弁を閉じ
    第2の弁を開いてポンプ吐出し流体を大気へ放出するよ
    うに制御する流体制御手段と、 を有することを特徴とする回転ヘッド型磁気テープ装
    置。
  6. 【請求項6】 シリンダ部は上固定シリンダと、下固定
    シリンダと、上、下固定シリンダ間に同軸をなし外周に
    情報記録再生用の磁気ヘッドを取り付けた回転ロータ
    と、を有し、 流体通路は上固定シリンダ上側部で流体供給手段の流体
    出口側と連結する第1の流体通路と、第1の流体通路と
    連通し且つ巻付け角外での下流への流体止めを有する上
    固定シリンダ下側部の第2の流体通路と、第2の流体通
    路と連通して外周の巻付け角内の磁気ヘッド部分から磁
    気テープに流体を噴出する回転ロータ上側部の第3の流
    体通路とより形成される、 請求項2記載の回転ヘッド型磁気テープ装置。
  7. 【請求項7】 シリンダ部は上固定シリンダと、下固定
    シリンダと、上、下固定シリンダ間に同軸をなし外周に
    情報記録再生用の磁気ヘッドを取り付けた回転ロータ
    と、を有し、 流体通路は上固定シリンダ上側部で流体供給手段の流体
    出口側と連結する第1の流体通路と、第1の流体通路と
    連通し且つ巻付け角内で形成される半円孤状の上固定シ
    リンダ下側部の第2の流体通路と、第2の流体通路と連
    通して回転ロータ外周の巻付け角内の磁気ヘッド部分か
    ら磁気テープに流体を噴出する回転ロータ上側部の第3
    の流体通路と、より形成される、 請求項2記載の回転ヘッド型磁気テープ装置。
  8. 【請求項8】 シリンダ部は上固定シリンダと、下固定
    シリンダと、上、下固定シリンダ間に同軸をなし外周に
    情報記録再生用の磁気ヘッドを取り付けた回転ロータ
    と、を有し、 流体通路は上固定シリンダ上側部で流体供給手段の流体
    出口側と連結する第1の流体通路と、第1の流体通路と
    連通し且つ全周にわたって形成される円周状の上固定シ
    リンダ下側部の第2の流体通路と、第2の流体通路と連
    通して回転ロータの全外周の磁気ヘッド部分に連通する
    回転ロータ上側部の第3の流体通路と、第3の流体通路
    の巻付け角外の磁気ヘッド部分の流体漏洩を遮断する流
    体漏洩カバーとを有し、シリンダ部の巻付け角内の磁気
    ヘッド部分から磁気テープに流体を噴出するように形成
    した、 請求項2記載の回転ヘッド型磁気テープ装置。
  9. 【請求項9】 シリンダ部は上固定シリンダと、下固定
    シリンダと、上、下固定シリンダ間に同軸をなし外周に
    情報記録再生用の磁気ヘッドを取り付けた回転ロータ
    と、を有し、 流体通路は下固定シリンダ外周部で流体供給手段の流体
    出口側と連結する第1の流体通路と、第1の流体通路と
    連通し且つ下固定シリンダ内周部に形成される第2の流
    体通路と、第2の流体通路と連通して回転ロータ軸内を
    通り上固定シリンダ下側部に貫ける第3の流体通路と、
    第3の流体通路と連通し上固定シリンダ下側部の巻付け
    角内に形成した第4の流体通路と、第4の流体通路と連
    通して巻付け角内の磁気ヘッド部分から磁気テープに流
    体を噴出する回転ロータの第5の流体通路より形成され
    る、 請求項2記載の回転ヘッド型磁気テープ装置。
  10. 【請求項10】 シリンダ部は外周に情報記録再生用の
    磁気ヘッドを取り付けた上回転シリンダと、上回転シリ
    ンダと同軸をなす下固定シリンダと、を有し、 流体通
    路は下固定シリンダ外周部で流体供給手段の流体出口側
    と連結する第1の流体通路と、第1の流体通路と連通し
    て上回転シリンダ軸内を通り上回転シリンダ軸外周面の
    巻付け角内に貫ける第2の流体通路と、第2の流体通路
    と連通して上回転シリンダの外周の巻付け角内の磁気ヘ
    ッド部分から磁気テープに流体を噴出する第3の流体通
    路と、から形成される、 請求項2記載の回転ヘッド型磁気テープ装置。
  11. 【請求項11】 シリンダ部内に形成される流体通路は
    シリンダ部の巻付け角外の磁気ヘッド部分の外周へ連通
    する流体通路を遮断する流体止めを有する請求項1又は
    請求項2記載の回転ヘッド型磁気テープ装置。
  12. 【請求項12】 シリンダ部内に形成される流体通路は
    シリンダ部の全周の磁気ヘッド部分の外周へ連通する流
    体通路のうち、シリンダ部の巻付け角外の磁気ヘッド部
    分の外周からの流体漏洩を遮断する流体漏洩カバーを有
    する請求項1又は請求項2記載の回転ヘッド型磁気テー
    プ装置。
  13. 【請求項13】 シリンダ部内に形成される流体通路は
    その一部にホース等の軟質材料製の流体通路を有する請
    求項1から請求項12のいずれかに記載の回転ヘッド型
    磁気テープ装置
  14. 【請求項14】 シリンダ部内に形成される流体通路と
    流体供給手段とがホース等の軟質材料製導管を介して連
    結される請求項1から請求項13のいずれかに記載の回
    転ヘッド型磁気テープ装置
  15. 【請求項15】 流体制御手段は磁気テープが静止し磁
    気ヘッドによる情報記録再生動作を停止している時に流
    体供給手段が流体供給するように制御する請求項1から
    請求項14のいずれかに記載の回転ヘッド型磁気テープ
    装置。
  16. 【請求項16】 流体制御手段は磁気テープが走行し磁
    気ヘッドによる情報記録再生動作が停止した後に磁気テ
    ープがより高速で走行しシリンダ部を通過して巻取られ
    る時に流体供給手段が流体供給するように制御する請求
    項1から請求項14のいずれかに記載の回転ヘッド型磁
    気テープ装置。
  17. 【請求項17】 流体制御手段は磁気テープが引き出さ
    れシリンダ部に巻付かれて通過するローディング時に流
    体供給手段が流体供給するように制御する請求項1から
    請求項14のいずれかに記載の回転ヘッド型磁気テープ
    装置。
  18. 【請求項18】 流体制御手段は磁気テープが逆方向に
    走行しシリンダ部を通過して巻取られるアンローディン
    グ時に流体供給手段が流体供給するように制御する請求
    項1から請求項14に記載の回転ヘッド型磁気テープ装
    置。
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