JPH06283336A - トラップ素子 - Google Patents
トラップ素子Info
- Publication number
- JPH06283336A JPH06283336A JP9243793A JP9243793A JPH06283336A JP H06283336 A JPH06283336 A JP H06283336A JP 9243793 A JP9243793 A JP 9243793A JP 9243793 A JP9243793 A JP 9243793A JP H06283336 A JPH06283336 A JP H06283336A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trap
- frequency
- inductance
- laminated inductor
- dielectric constant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型で、高周波領域で使用できるトラップ素
子を得る。 【構成】 トラップ素子を非磁性体で比較的誘電率の高
い材料を用いて形成した積層インダクタを用いる。積層
インダクタのインダクタンスと導体パターン間の浮遊容
量による自己共振を利用して、トラップ周波数を実現す
る。インダクタンスと材料の誘電率によって、任意の周
波数にトラップを設定することができる。
子を得る。 【構成】 トラップ素子を非磁性体で比較的誘電率の高
い材料を用いて形成した積層インダクタを用いる。積層
インダクタのインダクタンスと導体パターン間の浮遊容
量による自己共振を利用して、トラップ周波数を実現す
る。インダクタンスと材料の誘電率によって、任意の周
波数にトラップを設定することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、100MHz以上の高周波領
域で所定の周波数の信号を減衰させるために用いるトラ
ップ素子に係るもので、特に、積層インダクタを用いた
トラップ素子に関するものである。
域で所定の周波数の信号を減衰させるために用いるトラ
ップ素子に係るもので、特に、積層インダクタを用いた
トラップ素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、特定の周波数において信号を
減衰させるために、LC共振回路すなわちコイルのイン
ダクタンスとコンデンサの容量によって構成されるトラ
ップを用いるのが一般的である。
減衰させるために、LC共振回路すなわちコイルのイン
ダクタンスとコンデンサの容量によって構成されるトラ
ップを用いるのが一般的である。
【0003】電子部品の小型化、薄型化の要求により、
インダクタとして磁性体の絶縁体層間に積層方向に重畳
して周回する導体パターンを具えた積層インダクタが用
いられるようになっている。使用される周波数が高くな
るにしたがって、非磁性体を用いるものも提案され、実
用化されている。
インダクタとして磁性体の絶縁体層間に積層方向に重畳
して周回する導体パターンを具えた積層インダクタが用
いられるようになっている。使用される周波数が高くな
るにしたがって、非磁性体を用いるものも提案され、実
用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高周波帯に用いられる
上記のような非磁性体を用いた積層インダクタをトラッ
プとして用いる場合、1GHz以上の高い周波数帯域では実
現可能であるが、移動通信用の200MHz〜800MHz帯域で実
現することができなかった。
上記のような非磁性体を用いた積層インダクタをトラッ
プとして用いる場合、1GHz以上の高い周波数帯域では実
現可能であるが、移動通信用の200MHz〜800MHz帯域で実
現することができなかった。
【0005】本発明は、非磁性体を用いて構成した積層
インダクタを移動体通信用の高周波帯域でトラップとし
て用いることのできるトラップ素子を提供するものであ
る。
インダクタを移動体通信用の高周波帯域でトラップとし
て用いることのできるトラップ素子を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、比較的誘電率
の高い材料を用いた積層インダクタを用いることによっ
て、上記の課題を解決するものである。
の高い材料を用いた積層インダクタを用いることによっ
て、上記の課題を解決するものである。
【0007】すなわち、所定の周波数の信号を減衰させ
るトラップ素子において、素子は非磁性体の積層体の内
部に積層方向に重畳して周回する導体パターンを具えた
積層インダクタから成り、この積層インダクタのインダ
クタンスと浮遊容量による自己共振周波数において信号
を減衰させることに特徴を有するものである。
るトラップ素子において、素子は非磁性体の積層体の内
部に積層方向に重畳して周回する導体パターンを具えた
積層インダクタから成り、この積層インダクタのインダ
クタンスと浮遊容量による自己共振周波数において信号
を減衰させることに特徴を有するものである。
【0008】あるいは、所定の周波数の信号を減衰させ
るトラップ素子において、素子は誘電率が10以上の非磁
性体の積層体の内部に積層方向に重畳して周回する導体
パターンを具えた積層インダクタから成り、この積層イ
ンダクタのインダクタンスと浮遊容量による自己共振周
波数において信号を減衰させることに特徴を有するもの
である。
るトラップ素子において、素子は誘電率が10以上の非磁
性体の積層体の内部に積層方向に重畳して周回する導体
パターンを具えた積層インダクタから成り、この積層イ
ンダクタのインダクタンスと浮遊容量による自己共振周
波数において信号を減衰させることに特徴を有するもの
である。
【0009】
【作用】絶縁材料の誘電率を従来の5程度から10以上と
することによって、導体パターン間の浮遊容量が大きく
なる。そのために、自己共振周波数が下がり、1GHz以下
の周波数においても、トラップを実現することができ
る。
することによって、導体パターン間の浮遊容量が大きく
なる。そのために、自己共振周波数が下がり、1GHz以下
の周波数においても、トラップを実現することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0011】図1は、本発明によるトラップ素子として
用いる積層インダクタの正面断面図である。非磁性体で
誘電率が10以上の絶縁材料11を、ペーストを印刷する
か、シートを積層して構成する。積層する層間に約半タ
ーンずつ導体パターン12を印刷して形成し、その端部を
接続しながら積層方向に重畳する導体パターン12が形成
される。導体パターン12の両端は積層体の側面に引き出
され、端子電極13に接続される。
用いる積層インダクタの正面断面図である。非磁性体で
誘電率が10以上の絶縁材料11を、ペーストを印刷する
か、シートを積層して構成する。積層する層間に約半タ
ーンずつ導体パターン12を印刷して形成し、その端部を
接続しながら積層方向に重畳する導体パターン12が形成
される。導体パターン12の両端は積層体の側面に引き出
され、端子電極13に接続される。
【0012】導体パターン12間に介在する絶縁材料は誘
電率が比較的高いので、図2に示すように線間容量が大
きくなる。この浮遊容量と導体パターン12のインダクタ
ンスによって、この素子の自己共振周波数が決まるが、
線間の浮遊容量が大きくなると、自己共振周波数は低下
する。これを利用して、この自己共振周波数をトラップ
周波数とするトラップ素子を構成するものである。
電率が比較的高いので、図2に示すように線間容量が大
きくなる。この浮遊容量と導体パターン12のインダクタ
ンスによって、この素子の自己共振周波数が決まるが、
線間の浮遊容量が大きくなると、自己共振周波数は低下
する。これを利用して、この自己共振周波数をトラップ
周波数とするトラップ素子を構成するものである。
【0013】誘電率が25の材料を用いて2×1.2mm の積
層インダクタを構成してトラップを構成したときの減衰
特性を示したのが図3である。(a)は125nH のインダ
クタンス値のインダクタを構成したときのもので、トラ
ップ周波数が416MHzで減衰量が37dBとなっていた。
(b)は28nHのインダクタンス値としたときのもので、
トラップ周波数が765MHzで減衰量が32dBとなっていた。
(c)は10nHのインダクタンス値としたときのもので、
トラップ周波数は1151MHZ で減衰量は29dBと云う結果を
得た。
層インダクタを構成してトラップを構成したときの減衰
特性を示したのが図3である。(a)は125nH のインダ
クタンス値のインダクタを構成したときのもので、トラ
ップ周波数が416MHzで減衰量が37dBとなっていた。
(b)は28nHのインダクタンス値としたときのもので、
トラップ周波数が765MHzで減衰量が32dBとなっていた。
(c)は10nHのインダクタンス値としたときのもので、
トラップ周波数は1151MHZ で減衰量は29dBと云う結果を
得た。
【0014】インダクタンス値は、内部の導体パターン
のターン数によって決まるのが、厚さを余り大きくする
こともできず、また導体パターン間の間隔をあまり狭く
すると短絡の恐れも生じる。したがって、上記の2×1.
2mm のサイズでは、130nH よりも大きくすることは難し
い。
のターン数によって決まるのが、厚さを余り大きくする
こともできず、また導体パターン間の間隔をあまり狭く
すると短絡の恐れも生じる。したがって、上記の2×1.
2mm のサイズでは、130nH よりも大きくすることは難し
い。
【0015】図4は、上記の2×1.2mm のサイズの積層
インダクタの材料の誘電率を変えることによって、トラ
ップ周波数がどのように変化するかを示したものであ
る。誘電率(ε)が5のものが、これまで使われている
積層インダクタである。このε=5のものでは、700MHz
以下ではトラップを構成することができないが、εの値
を大きくするにつれて、トラップ周波数が下がってく
る。
インダクタの材料の誘電率を変えることによって、トラ
ップ周波数がどのように変化するかを示したものであ
る。誘電率(ε)が5のものが、これまで使われている
積層インダクタである。このε=5のものでは、700MHz
以下ではトラップを構成することができないが、εの値
を大きくするにつれて、トラップ周波数が下がってく
る。
【0016】図5は、1.6 ×0.8mm のサイズの積層イン
ダクタによる場合を示したものであるが、このサイズで
実用化できるのは50nH程度までである。従来のε=5の
ものでは1.5GHz以下ではトラップを構成できなかった
が、ε=10のものを用いれば1GHz以下のトラップ周波数
を得ることができる。
ダクタによる場合を示したものであるが、このサイズで
実用化できるのは50nH程度までである。従来のε=5の
ものでは1.5GHz以下ではトラップを構成できなかった
が、ε=10のものを用いれば1GHz以下のトラップ周波数
を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、高周波帯域において有
用なトラップ素子が得られる。材料の誘電率とインダク
タンスの選択によって、所望のトラップ周波数が実現で
きる。
用なトラップ素子が得られる。材料の誘電率とインダク
タンスの選択によって、所望のトラップ周波数が実現で
きる。
【0018】また、積層インダクタを用いるので、小型
化も容易であり、基板に搭載したときにも占有面積を最
小限にすることができる。
化も容易であり、基板に搭載したときにも占有面積を最
小限にすることができる。
【図1】 本発明に用いる積層インダクタの正面断面図
【図2】 積層インダクタの等価回路図
【図3】 本発明によるトラップ素子の特性の説明図
【図4】 インダクタンスとトラップ周波数との関係の
説明図
説明図
【図5】 インダクタンスとトラップ周波数との関係の
説明図
説明図
11: 絶縁材料 12: 導体パターン
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の周波数の信号を減衰させるトラッ
プ素子において、素子は非磁性体の積層体の内部に積層
方向に重畳して周回する導体パターンを具えた積層イン
ダクタから成り、この積層インダクタのインダクタンス
と浮遊容量による自己共振周波数において信号を減衰さ
せることを特徴とするトラップ素子。 - 【請求項2】 所定の周波数の信号を減衰させるトラッ
プ素子において、素子は誘電率が10以上の非磁性体の積
層体の内部に積層方向に重畳して周回する導体パターン
を具えた積層インダクタから成り、この積層インダクタ
のインダクタンスと浮遊容量による自己共振周波数にお
いて信号を減衰させることを特徴とするトラップ素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9243793A JPH06283336A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | トラップ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9243793A JPH06283336A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | トラップ素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06283336A true JPH06283336A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=14054414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9243793A Pending JPH06283336A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | トラップ素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06283336A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000196391A (ja) * | 1998-12-24 | 2000-07-14 | Mitsubishi Materials Corp | フィルタ |
| JP2008066594A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Tdk Corp | 積層型トラップ部品 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05267059A (ja) * | 1992-03-20 | 1993-10-15 | Tdk Corp | ノイズ対策用積層型電子部品 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP9243793A patent/JPH06283336A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05267059A (ja) * | 1992-03-20 | 1993-10-15 | Tdk Corp | ノイズ対策用積層型電子部品 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000196391A (ja) * | 1998-12-24 | 2000-07-14 | Mitsubishi Materials Corp | フィルタ |
| JP2008066594A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Tdk Corp | 積層型トラップ部品 |
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