JPH06283421A - Soi基板およびその製造方法 - Google Patents
Soi基板およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH06283421A JPH06283421A JP5083988A JP8398893A JPH06283421A JP H06283421 A JPH06283421 A JP H06283421A JP 5083988 A JP5083988 A JP 5083988A JP 8398893 A JP8398893 A JP 8398893A JP H06283421 A JPH06283421 A JP H06283421A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- single crystal
- crystal silicon
- substrate
- silicon layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10P—GENERIC PROCESSES OR APPARATUS FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10P36/00—Gettering within semiconductor bodies
- H10P36/03—Gettering within semiconductor bodies within silicon bodies
- H10P36/07—Gettering within semiconductor bodies within silicon bodies of silicon-on-insulator structures
Landscapes
- Recrystallisation Techniques (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄膜SOI/MOSFET作製用基板として
用いることができるSOI基板およびその製造方法を提
供する。 【構成】 酸素イオン2を注入後、熱処理を施して、単
結晶シリコン基板1内部に埋込二酸化ケイ素層3を形成
し、シリコン基板1の表面に100nm以下の薄い単結
晶シリコン層5を形成し、この単結晶シリコン層5中に
キャビティ8を形成し、埋込二酸化ケイ素3層下にゲッ
タリング層12を形成する。このキャビティ8は格子間
シリコンのシンクとなる。埋込二酸化ケイ素層3が単結
晶シリコン層5とゲッタリング層12との間に形成され
ているので、ゲッタリング層12の欠陥が単結晶シリコ
ン層5には及ばない。このゲッタリング層12の欠陥
は、単結晶シリコン層5中の不純物汚染をゲッタリング
する。この結果、単結晶シリコン層5の結晶性が向上
し、かつ、その不純物汚染が低減できるものである。
用いることができるSOI基板およびその製造方法を提
供する。 【構成】 酸素イオン2を注入後、熱処理を施して、単
結晶シリコン基板1内部に埋込二酸化ケイ素層3を形成
し、シリコン基板1の表面に100nm以下の薄い単結
晶シリコン層5を形成し、この単結晶シリコン層5中に
キャビティ8を形成し、埋込二酸化ケイ素3層下にゲッ
タリング層12を形成する。このキャビティ8は格子間
シリコンのシンクとなる。埋込二酸化ケイ素層3が単結
晶シリコン層5とゲッタリング層12との間に形成され
ているので、ゲッタリング層12の欠陥が単結晶シリコ
ン層5には及ばない。このゲッタリング層12の欠陥
は、単結晶シリコン層5中の不純物汚染をゲッタリング
する。この結果、単結晶シリコン層5の結晶性が向上
し、かつ、その不純物汚染が低減できるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SIMOX法(Separa
tation by Implanted Oxygen)によるSOI(Silicon
On Insulator)基板およびその製造方法に関するもので
ある。
tation by Implanted Oxygen)によるSOI(Silicon
On Insulator)基板およびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化に伴い、三次元回路素
子という新しい技術が生み出された。この技術は、素子
を階層的に、積み上げていくものである。この三次元回
路素子の技術に使用されるものに、SOIという技術が
ある。このSOIは、絶縁層の上に半導体素子を形成す
るものである。この絶縁層によって、素子と素子とを分
離し、単結晶シリコン基板上に何層もの素子を形成して
いくものである。更に、SOIには、いろいろな形成技
術があり、その中で、絶縁埋込法というものがある。こ
の絶縁埋込法には、酸素イオン注入を用いて形成するS
IMOX法というものがある。
子という新しい技術が生み出された。この技術は、素子
を階層的に、積み上げていくものである。この三次元回
路素子の技術に使用されるものに、SOIという技術が
ある。このSOIは、絶縁層の上に半導体素子を形成す
るものである。この絶縁層によって、素子と素子とを分
離し、単結晶シリコン基板上に何層もの素子を形成して
いくものである。更に、SOIには、いろいろな形成技
術があり、その中で、絶縁埋込法というものがある。こ
の絶縁埋込法には、酸素イオン注入を用いて形成するS
IMOX法というものがある。
【0003】このSIMOX法は、化学量論的に酸化層
を形成するに足りる酸素原子を単結晶シリコン基板内部
にイオン注入し、熱処理を施すことにより、その基板内
部に埋込酸化層を、その基板表面に膜厚均一性のよい単
結晶シリコン層(SOI層)を、それぞれ形成するもの
である。例えば、500〜600℃に加熱された単結晶
シリコン基板に、加速電圧200keV、ドーズ量2.
0×1018/cm2の酸素イオンが注入される。この結
果、酸素イオンが単結晶シリコン基板と反応して、単結
晶シリコン基板内に直接埋込層(SiO2層)が形成さ
れる。この埋込SiO2層上には、注入損傷を受けた残
留シリコン層が形成される。その後、Ar/O2または
N2/O2の混合ガス雰囲気中で、1300℃以上の高温
にて十分に単結晶シリコン基板が熱処理される。この高
温熱処理によって、単結晶シリコン基板から埋込SiO
2層以外の析出物が取り除かれる。そして、単結晶シリ
コン基板表面に、シリコン原子を再配列させた単結晶シ
リコン層が形成されるものである。
を形成するに足りる酸素原子を単結晶シリコン基板内部
にイオン注入し、熱処理を施すことにより、その基板内
部に埋込酸化層を、その基板表面に膜厚均一性のよい単
結晶シリコン層(SOI層)を、それぞれ形成するもの
である。例えば、500〜600℃に加熱された単結晶
シリコン基板に、加速電圧200keV、ドーズ量2.
0×1018/cm2の酸素イオンが注入される。この結
果、酸素イオンが単結晶シリコン基板と反応して、単結
晶シリコン基板内に直接埋込層(SiO2層)が形成さ
れる。この埋込SiO2層上には、注入損傷を受けた残
留シリコン層が形成される。その後、Ar/O2または
N2/O2の混合ガス雰囲気中で、1300℃以上の高温
にて十分に単結晶シリコン基板が熱処理される。この高
温熱処理によって、単結晶シリコン基板から埋込SiO
2層以外の析出物が取り除かれる。そして、単結晶シリ
コン基板表面に、シリコン原子を再配列させた単結晶シ
リコン層が形成されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、埋込S
iO2層が形成される際、SiO2がシリコン原子に対し
て2.25倍の体積であるという体積膨張が生じるた
め、歪が発生するものである。この歪を緩和するため、
格子間シリコン原子が残留シリコン層に放出される。過
剰の格子間シリコン原子は互いに合体して微小欠陥を形
成する。この微小欠陥が高温熱処理過程で成長する。こ
の結果、単結晶シリコン層に貫通転位が形成される。こ
の貫通転位の密度は、酸素イオン注入の条件に依存す
る。すなわち、酸素イオンの注入量が増加するほど、ま
た、その加速電圧が低いほど、転位密度はそれぞれ増加
する傾向にある。
iO2層が形成される際、SiO2がシリコン原子に対し
て2.25倍の体積であるという体積膨張が生じるた
め、歪が発生するものである。この歪を緩和するため、
格子間シリコン原子が残留シリコン層に放出される。過
剰の格子間シリコン原子は互いに合体して微小欠陥を形
成する。この微小欠陥が高温熱処理過程で成長する。こ
の結果、単結晶シリコン層に貫通転位が形成される。こ
の貫通転位の密度は、酸素イオン注入の条件に依存す
る。すなわち、酸素イオンの注入量が増加するほど、ま
た、その加速電圧が低いほど、転位密度はそれぞれ増加
する傾向にある。
【0005】さらに、SOI基板を、薄膜SOI/MO
SFET作製用基板として用いるためには、表面の単結
晶シリコン層の厚さが100nm以下で、かつ、その膜
厚均一性が±5nm以下であることが要求されている。
そして、単結晶シリコン層を薄くするためには、少なく
とも、酸素イオン注入量の増加、または、その加速電圧
の低減が必要である。しかし、これらの条件は、上記の
ように、いずれも、転位密度を増加させるものである。
このため、従来のSOI基板は、単結晶シリコン層の厚
さが100nm以下で、その膜厚均一性が±5nm以下
で、かつ、その転位密度が103/cm2以下を満足させ
たものがなく、薄膜SOI/MOSFET作製用基板と
して用いることができないという課題を有していた。
SFET作製用基板として用いるためには、表面の単結
晶シリコン層の厚さが100nm以下で、かつ、その膜
厚均一性が±5nm以下であることが要求されている。
そして、単結晶シリコン層を薄くするためには、少なく
とも、酸素イオン注入量の増加、または、その加速電圧
の低減が必要である。しかし、これらの条件は、上記の
ように、いずれも、転位密度を増加させるものである。
このため、従来のSOI基板は、単結晶シリコン層の厚
さが100nm以下で、その膜厚均一性が±5nm以下
で、かつ、その転位密度が103/cm2以下を満足させ
たものがなく、薄膜SOI/MOSFET作製用基板と
して用いることができないという課題を有していた。
【0006】また、SIMOX法におけるイオン注入お
よび熱処理の工程において、製造装置から不純物汚染を
受けるという課題もある。
よび熱処理の工程において、製造装置から不純物汚染を
受けるという課題もある。
【0007】そこで、本発明の目的は、単結晶シリコン
層の結晶性および不純物汚染をそれぞれ改善し、かつ、
単結晶シリコン層の厚さを均一に薄くして、薄膜SOI
/MOSFET作製用基板として用いることができる単
結晶シリコン基板およびその製造方法を提供することで
ある。
層の結晶性および不純物汚染をそれぞれ改善し、かつ、
単結晶シリコン層の厚さを均一に薄くして、薄膜SOI
/MOSFET作製用基板として用いることができる単
結晶シリコン基板およびその製造方法を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、単結晶シリコン層を有するSOI基板において、上
記単結晶シリコン層の厚さが100nm以下であり、そ
の膜厚均一性が±5nm以下であり、その欠陥密度が1
03/cm2以下のものである。
は、単結晶シリコン層を有するSOI基板において、上
記単結晶シリコン層の厚さが100nm以下であり、そ
の膜厚均一性が±5nm以下であり、その欠陥密度が1
03/cm2以下のものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、基体上に
積層された第1の二酸化ケイ素層と、この第1の二酸化
ケイ素層上に積層されたゲッタリング層と、このゲッタ
リング層上に積層された第2の二酸化ケイ素層と、この
第2の二酸化ケイ素層層上に積層された100nm以下
の厚さの単結晶シリコン層とを有するSOI基板であ
る。
積層された第1の二酸化ケイ素層と、この第1の二酸化
ケイ素層上に積層されたゲッタリング層と、このゲッタ
リング層上に積層された第2の二酸化ケイ素層と、この
第2の二酸化ケイ素層層上に積層された100nm以下
の厚さの単結晶シリコン層とを有するSOI基板であ
る。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、酸素イオ
ン注入後、熱処理を施して、単結晶シリコン基板内部に
埋込二酸化ケイ素層を形成し、該単結晶シリコン基板の
表面に100nm以下の薄い単結晶シリコン層を形成す
るSOI基板の製造方法において、上記単結晶シリコン
層中にキャビティを形成し、上記埋込二酸化ケイ素層下
にゲッタリング層を形成するものである。
ン注入後、熱処理を施して、単結晶シリコン基板内部に
埋込二酸化ケイ素層を形成し、該単結晶シリコン基板の
表面に100nm以下の薄い単結晶シリコン層を形成す
るSOI基板の製造方法において、上記単結晶シリコン
層中にキャビティを形成し、上記埋込二酸化ケイ素層下
にゲッタリング層を形成するものである。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、単結晶シ
リコン基板に120keV以下の低加速電圧で酸素イオ
ンを注入し、この後、1300℃以上の温度にて高温熱
処理を施し、この後、120keV以上で、かつ、上記
1段目の低加速電圧よりも30keV以上高い高加速電
圧で酸素イオンを注入し、この後、1300℃以上の温
度にて高温熱処理を施すSOI基板の製造方法である。
リコン基板に120keV以下の低加速電圧で酸素イオ
ンを注入し、この後、1300℃以上の温度にて高温熱
処理を施し、この後、120keV以上で、かつ、上記
1段目の低加速電圧よりも30keV以上高い高加速電
圧で酸素イオンを注入し、この後、1300℃以上の温
度にて高温熱処理を施すSOI基板の製造方法である。
【0012】
【作用】請求項1に記載した発明に係るSOI基板は、
単結晶シリコン層を有する。この単結晶シリコン層の厚
さが100nm以下である。また、この単結晶シリコン
層の膜厚均一性が±5nm以下である。さらに、この単
結晶シリコン層の欠陥密度が103/cm2以下のもので
ある。このため、このSOI基板は、薄膜SOI/MO
SFET作製用基板の要求を満たしているので、薄膜S
OI/MOSFET作製用基板として用いることができ
る。
単結晶シリコン層を有する。この単結晶シリコン層の厚
さが100nm以下である。また、この単結晶シリコン
層の膜厚均一性が±5nm以下である。さらに、この単
結晶シリコン層の欠陥密度が103/cm2以下のもので
ある。このため、このSOI基板は、薄膜SOI/MO
SFET作製用基板の要求を満たしているので、薄膜S
OI/MOSFET作製用基板として用いることができ
る。
【0013】また、請求項2に記載した発明に係るSO
I基板にあっては、100nm以下の薄い単結晶シリコ
ン層が積層されても、第2の二酸化ケイ素層が単結晶シ
リコン層とゲッタリング層との間に積層されているの
で、ゲッタリング層の欠陥が単結晶シリコン層には及ば
ない。このゲッタリング層の欠陥は、単結晶シリコン層
中の不純物汚染をゲッタリングする。この結果、単結晶
シリコン層の結晶性が向上し、かつ、その不純物汚染が
低減できるものである。また、単結晶シリコン層の膜厚
均一性を±5nm以下にすることができるものである。
I基板にあっては、100nm以下の薄い単結晶シリコ
ン層が積層されても、第2の二酸化ケイ素層が単結晶シ
リコン層とゲッタリング層との間に積層されているの
で、ゲッタリング層の欠陥が単結晶シリコン層には及ば
ない。このゲッタリング層の欠陥は、単結晶シリコン層
中の不純物汚染をゲッタリングする。この結果、単結晶
シリコン層の結晶性が向上し、かつ、その不純物汚染が
低減できるものである。また、単結晶シリコン層の膜厚
均一性を±5nm以下にすることができるものである。
【0014】また、請求項3に記載した発明に係るSO
I基板の製造方法にあっては、単結晶シリコン基板に所
定の酸素イオンが注入される。このとき、酸素イオンが
単結晶シリコン基板と反応して、単結晶シリコン基板内
部に直接埋込二酸化ケイ素層が形成される。この埋込二
酸化ケイ素層上には、注入損傷を受けた残留シリコン層
が形成される。この酸素イオン注入後、所定の熱処理に
よって、単結晶シリコン基板表面に、シリコン原子を再
配列させた100nm以下の単結晶シリコン層が形成さ
れる。次に、この単結晶シリコン層中に、空孔の集合体
であるキャビティを形成する。このキャビティは格子間
シリコンのシンクとなるものである。次いで、上記埋込
二酸化ケイ素層下にゲッタリング層を形成する。埋込二
酸化ケイ素層が単結晶シリコン層とゲッタリング層との
間に形成されているので、ゲッタリング層の欠陥が単結
晶シリコン層には及ばない。このゲッタリング層の欠陥
は、単結晶シリコン層中の不純物汚染をゲッタリングす
る。この結果、単結晶シリコン層の結晶性が向上し、か
つ、その不純物汚染を低減することができるものであ
る。また、単結晶シリコン層の膜厚均一性を±5nm以
下にすることができるものである。
I基板の製造方法にあっては、単結晶シリコン基板に所
定の酸素イオンが注入される。このとき、酸素イオンが
単結晶シリコン基板と反応して、単結晶シリコン基板内
部に直接埋込二酸化ケイ素層が形成される。この埋込二
酸化ケイ素層上には、注入損傷を受けた残留シリコン層
が形成される。この酸素イオン注入後、所定の熱処理に
よって、単結晶シリコン基板表面に、シリコン原子を再
配列させた100nm以下の単結晶シリコン層が形成さ
れる。次に、この単結晶シリコン層中に、空孔の集合体
であるキャビティを形成する。このキャビティは格子間
シリコンのシンクとなるものである。次いで、上記埋込
二酸化ケイ素層下にゲッタリング層を形成する。埋込二
酸化ケイ素層が単結晶シリコン層とゲッタリング層との
間に形成されているので、ゲッタリング層の欠陥が単結
晶シリコン層には及ばない。このゲッタリング層の欠陥
は、単結晶シリコン層中の不純物汚染をゲッタリングす
る。この結果、単結晶シリコン層の結晶性が向上し、か
つ、その不純物汚染を低減することができるものであ
る。また、単結晶シリコン層の膜厚均一性を±5nm以
下にすることができるものである。
【0015】また、請求項4に記載した発明に係るSO
I基板の製造方法は、単結晶シリコン基板に120ke
V以下の低加速電圧で酸素イオンを注入する。この後、
1300℃以上の温度にて高温熱処理を施す。この後、
120keV以上で、かつ、上記1段目の低加速電圧よ
りも30keV以上高い高加速電圧で酸素イオンを注入
する。この後、1300℃以上の温度にて高温熱処理を
施す。この結果、SOI基板の表面には、単結晶シリコ
ン層が形成され、このSOI基板の内部には、単層の二
酸化ケイ素層が形成される。この二酸化ケイ素層は、単
結晶シリコン層への欠陥の伝播を阻止するバリア部と、
単結晶シリコン層中の不純物汚染をゲッタリングするゲ
ッタリング部と、高濃度酸素を含む高濃度酸素部とを有
している。そして、単結晶シリコン層の結晶性が向上
し、かつ、その不純物汚染が低減できる単結晶シリコン
層の厚さを100nm以下で、その膜厚均一性を±5n
m以下であるSOI基板を製造することができる。
I基板の製造方法は、単結晶シリコン基板に120ke
V以下の低加速電圧で酸素イオンを注入する。この後、
1300℃以上の温度にて高温熱処理を施す。この後、
120keV以上で、かつ、上記1段目の低加速電圧よ
りも30keV以上高い高加速電圧で酸素イオンを注入
する。この後、1300℃以上の温度にて高温熱処理を
施す。この結果、SOI基板の表面には、単結晶シリコ
ン層が形成され、このSOI基板の内部には、単層の二
酸化ケイ素層が形成される。この二酸化ケイ素層は、単
結晶シリコン層への欠陥の伝播を阻止するバリア部と、
単結晶シリコン層中の不純物汚染をゲッタリングするゲ
ッタリング部と、高濃度酸素を含む高濃度酸素部とを有
している。そして、単結晶シリコン層の結晶性が向上
し、かつ、その不純物汚染が低減できる単結晶シリコン
層の厚さを100nm以下で、その膜厚均一性を±5n
m以下であるSOI基板を製造することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るSOI基板およびその製
造方法を実施例に基づいて説明する。図1〜図5は、本
発明のSOI基板の製造方法の一実施例を説明するため
の工程図である。
造方法を実施例に基づいて説明する。図1〜図5は、本
発明のSOI基板の製造方法の一実施例を説明するため
の工程図である。
【0017】まず、単結晶シリコン基板1を550〜6
50℃に加熱する(図1)。この状態で、単結晶シリコ
ン基板1の上面から、加速電圧70〜80keV、ドー
ズ量1×1018/cm2の条件で酸素イオン2を注入す
る。この結果、酸素イオン2が単結晶シリコン基板1中
のシリコン原子と反応して、単結晶シリコン基板1内部
の所定深さ位置に直接埋込二酸化ケイ素層3が形成され
る。すなわち、(1+x)Si+2Oi→SiO2+xS
iiの式に示す反応が発生している。ただし、Oiは格子
間酸素、Siiは格子間シリコンである。この埋込二酸
化ケイ素層3の上には、注入損傷を受けた残留シリコン
層4が形成される(図2)。この残留シリコン層4の厚
さは、100nm以下である。なお、埋込二酸化ケイ素
層3の形成に伴う体積膨張によるストレスを完全に緩和
させるため、xは1.25程度であり、格子間酸素原子
1個あたり約0.63個の格子間シリコン原子が残留シ
リコン層4に放出されている。
50℃に加熱する(図1)。この状態で、単結晶シリコ
ン基板1の上面から、加速電圧70〜80keV、ドー
ズ量1×1018/cm2の条件で酸素イオン2を注入す
る。この結果、酸素イオン2が単結晶シリコン基板1中
のシリコン原子と反応して、単結晶シリコン基板1内部
の所定深さ位置に直接埋込二酸化ケイ素層3が形成され
る。すなわち、(1+x)Si+2Oi→SiO2+xS
iiの式に示す反応が発生している。ただし、Oiは格子
間酸素、Siiは格子間シリコンである。この埋込二酸
化ケイ素層3の上には、注入損傷を受けた残留シリコン
層4が形成される(図2)。この残留シリコン層4の厚
さは、100nm以下である。なお、埋込二酸化ケイ素
層3の形成に伴う体積膨張によるストレスを完全に緩和
させるため、xは1.25程度であり、格子間酸素原子
1個あたり約0.63個の格子間シリコン原子が残留シ
リコン層4に放出されている。
【0018】この酸素イオン注入後、例えばアルゴン
(99体積%)と酸素(1体積%)との混合ガス雰囲気
にて、1300℃まで昇温し、この1300℃の温度に
て、6時間保持し、炉冷する(第1熱処理)。この第1
熱処理の結果、単結晶シリコン基板1の表層部に、シリ
コン原子を再配列させた単結晶シリコン層5が形成され
る。この単結晶シリコン層5と埋込二酸化ケイ素層3と
の界面は急峻になる。そして、単結晶シリコン層5中に
は、1×108/cm2以上の貫通転位6が発生している
(図3)。
(99体積%)と酸素(1体積%)との混合ガス雰囲気
にて、1300℃まで昇温し、この1300℃の温度に
て、6時間保持し、炉冷する(第1熱処理)。この第1
熱処理の結果、単結晶シリコン基板1の表層部に、シリ
コン原子を再配列させた単結晶シリコン層5が形成され
る。この単結晶シリコン層5と埋込二酸化ケイ素層3と
の界面は急峻になる。そして、単結晶シリコン層5中に
は、1×108/cm2以上の貫通転位6が発生している
(図3)。
【0019】次に、図3に示す単結晶シリコン基板1を
550〜650℃に加熱した状態で、この単結晶シリコ
ン基板1に上面から、加速電圧150〜200keV、
ドーズ量1×1018/cm2の条件で酸素イオン7を注
入する。この結果、酸素イオン7が、上記埋込二酸化ケ
イ素層3の下方の単結晶シリコン基板1のシリコン原子
と反応して、高濃度酸素領域9が埋込二酸化ケイ素層3
の下方に形成される。このとき、単結晶シリコン層5中
の貫通転位6は、注入された酸素イオン7の衝突によ
り、消滅する。単結晶シリコン層5中には、格子間シリ
コン原子のシンクとなるキャビティ8が形成される。こ
の高濃度酸素領域9と埋込二酸化ケイ素層3との間に
は、注入損傷を受けた残留シリコン層10が形成される
(図4)。高濃度酸素領域9の形成に伴い、格子間シリ
コン原子が残留シリコン層10に放出される。
550〜650℃に加熱した状態で、この単結晶シリコ
ン基板1に上面から、加速電圧150〜200keV、
ドーズ量1×1018/cm2の条件で酸素イオン7を注
入する。この結果、酸素イオン7が、上記埋込二酸化ケ
イ素層3の下方の単結晶シリコン基板1のシリコン原子
と反応して、高濃度酸素領域9が埋込二酸化ケイ素層3
の下方に形成される。このとき、単結晶シリコン層5中
の貫通転位6は、注入された酸素イオン7の衝突によ
り、消滅する。単結晶シリコン層5中には、格子間シリ
コン原子のシンクとなるキャビティ8が形成される。こ
の高濃度酸素領域9と埋込二酸化ケイ素層3との間に
は、注入損傷を受けた残留シリコン層10が形成される
(図4)。高濃度酸素領域9の形成に伴い、格子間シリ
コン原子が残留シリコン層10に放出される。
【0020】この後、上記第1熱処理と同じ条件で、第
2熱処理を施す。この結果、残留シリコン層10は、結
晶性が回復し単結晶シリコン層12になる。この単結晶
シリコン層12中には貫通転位11が発生している(図
5)。
2熱処理を施す。この結果、残留シリコン層10は、結
晶性が回復し単結晶シリコン層12になる。この単結晶
シリコン層12中には貫通転位11が発生している(図
5)。
【0021】この第2熱処理時に、単結晶シリコン層1
2に放出された格子間シリコン原子は、埋込二酸化ケイ
素層3がそのバリア層となって単結晶シリコン層5中に
は入り込むことができない。さらに、上記キャビティ8
が酸素イオン7注入の際に単結晶シリコン層5中に発生
する格子間シリコン原子のシンクとなっている。このた
め、単結晶シリコン層5中での欠陥形成が抑制される。
上記高濃度酸素領域9は第1の二酸化ケイ素層を埋込二
酸化ケイ素層3は第2の二酸化ケイ素層をそれぞれ構成
するものである。
2に放出された格子間シリコン原子は、埋込二酸化ケイ
素層3がそのバリア層となって単結晶シリコン層5中に
は入り込むことができない。さらに、上記キャビティ8
が酸素イオン7注入の際に単結晶シリコン層5中に発生
する格子間シリコン原子のシンクとなっている。このた
め、単結晶シリコン層5中での欠陥形成が抑制される。
上記高濃度酸素領域9は第1の二酸化ケイ素層を埋込二
酸化ケイ素層3は第2の二酸化ケイ素層をそれぞれ構成
するものである。
【0022】また、単結晶シリコン層12には、高密度
の欠陥11が形成されているが、この欠陥11により単
結晶シリコン層12は重金属等のゲッタリング層として
作用するものである。なお、酸素イオンの加速電圧、そ
のドーズ量、熱処理温度を、所定の範囲に調整すること
により、バリア部、ゲッタリング部、および、高濃度酸
素部を、単層の二酸化ケイ素層により形成してもよい。
の欠陥11が形成されているが、この欠陥11により単
結晶シリコン層12は重金属等のゲッタリング層として
作用するものである。なお、酸素イオンの加速電圧、そ
のドーズ量、熱処理温度を、所定の範囲に調整すること
により、バリア部、ゲッタリング部、および、高濃度酸
素部を、単層の二酸化ケイ素層により形成してもよい。
【0023】このように製造したSOI基板の単結晶シ
リコン層5の転位密度は、103/cm2より小さく、単
結晶シリコン層の結晶性が向上しているものである。し
たがって、単結晶シリコン層の結晶性が向上し、かつ、
その不純物汚染が低減し、かつ、単結晶シリコン層の厚
さを100nm以下に薄くすることができる。さらに、
単結晶シリコン層の膜厚均一性が5nm以下に減少して
いるものである。
リコン層5の転位密度は、103/cm2より小さく、単
結晶シリコン層の結晶性が向上しているものである。し
たがって、単結晶シリコン層の結晶性が向上し、かつ、
その不純物汚染が低減し、かつ、単結晶シリコン層の厚
さを100nm以下に薄くすることができる。さらに、
単結晶シリコン層の膜厚均一性が5nm以下に減少して
いるものである。
【0024】その結果、このSOI基板を、薄膜SOI
/MOSFET作製用基板として用いることができる。
/MOSFET作製用基板として用いることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、単結晶シリコン層の結
晶性および不純物汚染をそれぞれ改善し、かつ、単結晶
シリコン層の厚さを均一に薄くすることができる。この
ため、SOI基板は、薄膜SOI/MOSFET作製用
基板として用いることができる。
晶性および不純物汚染をそれぞれ改善し、かつ、単結晶
シリコン層の厚さを均一に薄くすることができる。この
ため、SOI基板は、薄膜SOI/MOSFET作製用
基板として用いることができる。
【図1】本発明の一実施例に係るSOI基板の製造方法
の一工程を示す断面図である。
の一工程を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るSOI基板の製造方法
の一工程を示す断面図である。
の一工程を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るSOI基板の製造方法
の一工程を示す断面図である。
の一工程を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るSOI基板の製造方法
の一工程を示す断面図である。
の一工程を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例に係るSOI基板の製造方法
の一工程を示す断面図である。
の一工程を示す断面図である。
1 単結晶シリコン基板 2 酸素イオン 3 埋込二酸化ケイ素層(第2の二酸化ケイ素層) 5 単結晶シリコン層 9 高酸素濃度領域(第1の二酸化ケイ素層) 12 単結晶シリコン層(ゲッタリング層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/12 D
Claims (4)
- 【請求項1】 単結晶シリコン層を有するSOI基板に
おいて、 上記単結晶シリコン層の厚さが100nm以下であり、
その膜厚均一性が±5nm以下であり、その欠陥密度が
103/cm2以下であることを特徴とするSOI基板。 - 【請求項2】 基体上に積層された第1の二酸化ケイ素
層と、 この第1の二酸化ケイ素層上に積層されたゲッタリング
層と、 このゲッタリング層上に積層された第2の二酸化ケイ素
層と、 この第2の二酸化ケイ素層上に積層された100nm以
下の厚さの単結晶シリコン層とを有することを特徴とす
るSOI基板。 - 【請求項3】 酸素イオン注入後、熱処理を施して、単
結晶シリコン基板内部に埋込二酸化ケイ素層を形成し、
該単結晶シリコン基板の表面に100nm以下の薄い単
結晶シリコン層を形成するSOI基板の製造方法におい
て、 上記単結晶シリコン層中にキャビティを形成し、 上記埋込二酸化ケイ素層下にゲッタリング層を形成する
ことを特徴とするSOI基板の製造方法。 - 【請求項4】 単結晶シリコン基板に120keV以下
の低加速電圧で酸素イオンを注入し、 この後、1300℃以上の温度にて高温熱処理を施し、 この後、120keV以上で、かつ、上記1段目の低加
速電圧よりも30keV以上高い高加速電圧で酸素イオ
ンを注入し、 この後、1300℃以上の温度にて高温熱処理を施すこ
とを特徴とするSOI基板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5083988A JPH06283421A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | Soi基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5083988A JPH06283421A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | Soi基板およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06283421A true JPH06283421A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13817926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5083988A Withdrawn JPH06283421A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | Soi基板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06283421A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6252294B1 (en) | 1999-05-07 | 2001-06-26 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor device and semiconductor storage device |
| JP2007502541A (ja) * | 2003-08-14 | 2007-02-08 | アイビス・テクノロジー・コーポレイション | Simox・soiシリコン基板中の内部ゲッタリング |
| JP2007109961A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 多層soiウエーハの製造方法及び多層soiウエーハ |
| JP2010062503A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-18 | Sumco Corp | Simoxウェーハの結晶欠陥の低減方法及びsimoxウェーハ |
| JP2010118382A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Sumco Corp | Simoxウェーハの結晶欠陥の低減方法 |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP5083988A patent/JPH06283421A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6252294B1 (en) | 1999-05-07 | 2001-06-26 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor device and semiconductor storage device |
| JP2007502541A (ja) * | 2003-08-14 | 2007-02-08 | アイビス・テクノロジー・コーポレイション | Simox・soiシリコン基板中の内部ゲッタリング |
| JP2007109961A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 多層soiウエーハの製造方法及び多層soiウエーハ |
| JP2010062503A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-18 | Sumco Corp | Simoxウェーハの結晶欠陥の低減方法及びsimoxウェーハ |
| JP2010118382A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Sumco Corp | Simoxウェーハの結晶欠陥の低減方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2752799B2 (ja) | Soi基板の製造方法 | |
| JPH11145436A (ja) | 張り合わせsoi基板及びその製造方法 | |
| US5310689A (en) | Method of forming a SIMOX structure | |
| JPH08255885A (ja) | 所望の深さで埋込酸素層を有するウェーハを製造する方法およびsoiウェーハ | |
| US7807545B2 (en) | Method for manufacturing SIMOX wafer | |
| US6548379B1 (en) | SOI substrate and method for manufacturing the same | |
| US7358147B2 (en) | Process for producing SOI wafer | |
| JP2998330B2 (ja) | Simox基板及びその製造方法 | |
| JPH0437152A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JPH1126390A (ja) | 欠陥発生防止方法 | |
| KR100260574B1 (ko) | Soi 기판의 제조방법 | |
| JPH04264724A (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
| JPH06283420A (ja) | Soi基板の製造方法 | |
| JP3191371B2 (ja) | 半導体ウェハの張り合せ方法 | |
| JP3091800B2 (ja) | Soi基板の製造方法 | |
| JP3995286B2 (ja) | Simox基板の製造方法 | |
| JP3810168B2 (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
| JPH11214322A (ja) | シリコン半導体基板の製造方法 | |
| JP4598241B2 (ja) | Simox基板の製造方法 | |
| JPH1022289A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
| TW378353B (en) | Manufacture of semiconductor substrate | |
| JP3550621B2 (ja) | Simox法によるsoi基板の製造方法 | |
| JP2685384B2 (ja) | 半導体基板の製造法 | |
| JP4531339B2 (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
| JPS63280438A (ja) | 素子分離領域形成方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |