JPH06285659A - レーザ溶接方法 - Google Patents

レーザ溶接方法

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JPH06285659A
JPH06285659A JP5080400A JP8040093A JPH06285659A JP H06285659 A JPH06285659 A JP H06285659A JP 5080400 A JP5080400 A JP 5080400A JP 8040093 A JP8040093 A JP 8040093A JP H06285659 A JPH06285659 A JP H06285659A
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JP
Japan
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laser welding
bent
welded
bent portion
sealant
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JP5080400A
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English (en)
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Atsushi Mori
敦 森
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Fanuc Corp
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Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アフターヘム部に良好なレーザ溶接を行える
ようにする。 【構成】 2枚の鋼板1及び2を溶接する際に、一方の
鋼板1の端部11を折り曲げ、その折り曲げた端部11
で他方の鋼板2の端部21を覆って固定し、3枚重ねと
なったアフターヘム部100の上から2枚の鋼板1及び
2を溶接する。このアフターヘム部100を形成する際
に、鋼板1の屈曲部分12から端部11までの幅を広く
とり、その屈曲部分12から溶接箇所4までの距離も長
くした。このため、溶接箇所4からシーラント3までの
距離も長くなり、袋状になった部分のシーラント3が溶
接箇所4まで回り込むのを防止することができ、レーザ
溶接時のシーラント3の気化によるブローホールの発生
を防止することができる。また、レーザ溶接による入熱
量は小さいので、溶接箇所4の反対側の面13に熱影響
を及ぼすこともない。したがって、アフターヘム部10
0に良好なレーザ溶接を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重ね合わせた2枚の金属
板の内、一方の金属板の端部を折り曲げ3枚重ねになっ
た折り曲げ部にレーザビームを照射して行うレーザ溶接
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2枚の鋼板を溶接する際に、一方
の鋼板の端部を折り曲げ、その折り曲げた端部で他方の
鋼板の端部を覆って固定し、3枚重ねとなった部分の上
から2枚の鋼板を溶接する手法が、自動車産業などで多
く取られている。これをアフターヘム部の溶接という。
【0003】図6はアフターヘム部の溶接の説明図であ
り、(A)はアフターヘム部の全体図を、(B)は
(A)のX6−X6断面をそれぞれ示す。図において、
2枚の鋼板610及び620を溶接する際に、一方の鋼
板610の端部611を折り曲げ、その折り曲げた端部
611で他方の鋼板620の端部621を覆って固定
し、3枚重ねとなった部分の上から2枚の鋼板610及
び620を溶接する。この3枚重ねになった部分がアフ
ターヘム部101である。
【0004】ところで、アフターヘム部101の溶接箇
所64の反対側の面613は、自動車の外面となること
が多く、その反対側の面613に溶接の熱影響が出るこ
とは嫌われている。しかし、アフターヘム部101への
溶接は、従来から入熱量が多い炭酸ガス溶接やスポット
溶接によってなされているため、その熱影響を完全に除
去するのは困難であった。
【0005】一方、レーザ溶接は入熱量が小さく、溶接
箇所4の反対側の面613に熱影響を残すことが少な
い。このため、アフターヘム部101の溶接にはレーザ
溶接の導入が検討されつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アフターヘム
部101の袋状になった部分には、図6(B)に示すよ
うに、鋼板620のコバ(端部621)の錆を防ぐた
め、シーラント(シール剤)63が塗布される場合が多
い。このシーラント63は、折り曲げ時にそのプレス圧
力によって溶接箇所64まで回り込む場合があり、この
ような部分にレーザ溶接を行うとブローホールが起こり
やすくなり、シーラント63は気化して矢印Cで示すよ
うに、溶接箇所64から吹き出してしまう。これは溶接
時に鋼板610、620を溶融させる温度よりシーラン
ト63が気化する温度が低く、またその蒸発圧力も高い
ために、その気化したシーラント63が鋼板610、6
20の溶融した部分を吹き飛ばしてしまうためである。
このため、アフターヘム部101にレーザ溶接を行って
も、良好な溶接を得ることができなかった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、アフターヘム部に良好なレーザ溶接を行うこ
とができるレーザ溶接方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、重ね合わせた2枚の金属板の内、一方の
金属板の端部を折り曲げて3枚重ねになった折り曲げ部
にレーザビームを照射して行うレーザ溶接方法におい
て、前記一方の金属板の折り曲げ部の幅を広くとり、前
記折り曲げ部の折り曲げ屈曲部分から前記折り曲げ部の
溶接箇所までの距離を長くしたことを特徴とするレーザ
溶接方法が、提供される。
【0009】
【作用】アフターヘム部を形成する際に、一方の金属板
の折り曲げ部の幅を広くとり、その折り曲げ部の折り曲
げ屈曲部分から折り曲げ部の溶接箇所までの距離を長く
したので、溶接箇所からシーラントまでの距離も長くな
り、袋状になった部分のシーラントが溶接箇所まで回り
込むのを防止することができる。このため、レーザ溶接
時のシーラント気化によるブローホールの発生を防止す
ることができる。また、レーザ溶接による入熱量は小さ
いので、溶接箇所の反対側の面に熱影響を及ぼすことも
ない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明によるアフターヘム部へのレーザ
溶接を示す図であり、(A)はアフターヘム部の平面図
を、(B)は(A)のX−X断面をそれぞれ示す。図に
おいて、2枚の鋼板1及び2を溶接する際に、一方の鋼
板1の端部11を折り曲げ、その折り曲げた端部11で
他方の鋼板2の端部21を覆って固定し、3枚重ねとな
ったアフターヘム部100の上から2枚の鋼板1及び2
を溶接する。
【0011】このアフターヘム部100を形成する際
に、鋼板1の屈曲部分12から端部11までの幅を広く
とり、その屈曲部分12から溶接箇所4までの距離も長
くした。このため、溶接箇所4からシーラント3までの
距離も長くなり、袋状になった部分のシーラント3が溶
接箇所4まで回り込むのを防止することができ、レーザ
溶接時のシーラント3の気化によるブローホールの発生
を防止することができる。また、レーザ溶接による入熱
量は小さいので、溶接箇所4の反対側の面13に熱影響
を及ぼすこともない。したがって、アフターヘム部10
0に良好なレーザ溶接を行うことができる。
【0012】図2は第2の実施例を示す図であり、
(A)はアフターヘム部の平面図を、(B)は(A)の
X1−X1断面をそれぞれ示す。この実施例では、アフ
ターヘム部100aを形成する際に、鋼板1a側で、鋼
板1aの端部11aの溶接箇所4aと屈曲部分12aと
の間に穴14aを設けている。このように、鋼板1aの
溶接箇所4aの近傍に穴14aを設けたので、シーラン
ト3aが溶接箇所4aに回り込んできても、そのシーラ
ント3aは穴14aから排出され、レーザ溶接時にその
シーラント3aが気化してもブローホールを引き起こす
ことはない。また、レーザ溶接による入熱量は小さいの
で、溶接箇所4aの反対側の面13aに熱影響を及ぼす
こともなく、アフターヘム部100aに良好なレーザ溶
接を行うことができる。
【0013】図3は第3の実施例を示す図であり、
(A)はアフターヘム部の平面図を、(B)は(A)の
X2−X2断面をそれぞれ示す。この実施例では、アフ
ターヘム部100bを形成する際に、鋼板1bを、鋼板
1bの端部11bの溶接箇所4bと屈曲部分12bとの
間で湾曲させて湾曲部分14bを設け、その内側に空洞
部分15bを設けている。このように、鋼板1bをその
溶接箇所4bの近傍で湾曲させてその内側に空洞部分1
5bを設けたので、シーラント3bが溶接箇所4bに回
り込んできても、そのシーラント3bは空洞部分15b
に溜まる。また、レーザ溶接時にそのシーラント3bが
気化しても空洞部分15bがあるため、そのガス圧力は
吸収されブローホールを引き起こすには至らない。さら
に、レーザ溶接による入熱量は小さいので、溶接箇所4
bの反対側の面13bに熱影響を及ぼすこともなく、ア
フターヘム部100bに良好なレーザ溶接を行うことが
できる。
【0014】図4は第4の実施例を示す図であり、
(A)はアフターヘム部の平面図を、(B)は(A)の
X3−X3断面をそれぞれ示す。この実施例では、アフ
ターヘム部100cを形成する際に、3枚重ねの真ん中
に位置する鋼板2c側で、溶接箇所4cと鋼板2cの端
部21cとの間に穴22cを設けている。このように、
鋼板2cの溶接箇所4cの近傍に穴22cを設けたの
で、シーラント3cが溶接箇所4cに回り込んできて
も、そのシーラント3cは穴22cに溜まり、レーザ溶
接時にそのシーラント3cが気化しても穴22cがある
ため、そのガス圧力は吸収されブローホールを引き起こ
すには至らない。さらに、レーザ溶接による入熱量は小
さいので、溶接箇所4cの反対側の面13cに熱影響を
及ぼすこともなく、アフターヘム部100cに良好なレ
ーザ溶接を行うことができる。
【0015】図5は第5の実施例を示す図であり、
(A)はアフターヘム部の平面図を、(B)は(A)の
X4−X4断面をそれぞれ示す。この実施例では、アフ
ターヘム部100dを形成する際に、3枚重ねの真ん中
に位置する鋼板2d側において、溶接箇所4dの近傍で
屈曲部分12d側に切り欠き部分22dを設けている。
このように、鋼板2dの溶接箇所4dの近傍に切り欠き
部分22dを設けたので、シーラント3dが溶接箇所4
dに回り込んできても、そのシーラント3dは切り欠き
部分22dに溜まり、レーザ溶接時にそのシーラント3
dが気化しても切り欠き部分22dがあるため、そのガ
ス圧力は吸収されブローホールを引き起こすには至らな
い。さらに、レーザ溶接による入熱量は小さいので、溶
接箇所4dの反対側の面13dに熱影響を及ぼすことも
なく、アフターヘム部100dに良好なレーザ溶接を行
うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、アフタ
ーヘム部を形成する際に、一方の金属板の折り曲げ部の
幅を広くとり、その折り曲げ部の折り曲げ屈曲部分から
折り曲げ部の溶接箇所までの距離を長くしたので、溶接
箇所からシーラントまでの距離も長くなり、袋状になっ
た部分のシーラントが溶接箇所まで回り込むのを防止す
ることができる。
【0017】このため、レーザ溶接時のシーラント気化
によるブローホールの発生を防止することができる。ま
た、レーザ溶接による入熱量は小さいので、溶接箇所の
反対側の面に熱影響を及ぼすこともない。
【0018】したがって、アフターヘム部に良好なレー
ザ溶接を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアフターヘム部へのレーザ溶接を
示す図であり、(A)はアフターヘム部の平面図を、
(B)は(A)のX−X断面をそれぞれ示す。
【図2】第2の実施例を示す図であり、(A)はアフタ
ーヘム部の平面図を、(B)は(A)のX1−X1断面
をそれぞれ示す。
【図3】第3の実施例を示す図であり、(A)はアフタ
ーヘム部の平面図を、(B)は(A)のX2−X2断面
をそれぞれ示す。
【図4】第4の実施例を示す図であり、(A)はアフタ
ーヘム部の平面図を、(B)は(A)のX3−X3断面
をそれぞれ示す。
【図5】第5の実施例を示す図であり、(A)はアフタ
ーヘム部の平面図を、(B)は(A)のX4−X4断面
をそれぞれ示す。
【図6】アフターヘム部の溶接の説明図であり、(A)
はアフターヘム部の全体図を、(B)は(A)のX6−
X6断面をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d 鋼板 2,2a,2b,2c,2d 鋼板 3,3a,3b,3c,3d シーラント 4,4a,4b,4c,4d 溶接箇所 11,11a,11b,11c,11d 端部 12,12a,12b,12c,12d 屈曲部分 13,13a,13b,13c,13d 溶接箇所の反
対側の面 14a,22c 穴 14b 湾曲部分 15b 空洞部分 21,21c 端部 22d 切り欠き部分 100,100a,100b,100c,100d ア
フターヘム部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わせた2枚の金属板の内、一方の
    金属板の端部を折り曲げて3枚重ねになった折り曲げ部
    にレーザビームを照射して行うレーザ溶接方法におい
    て、 前記一方の金属板の折り曲げ部の幅を広くとり、前記折
    り曲げ部の折り曲げ屈曲部分から前記折り曲げ部の溶接
    箇所までの距離を長くしたことを特徴とするレーザ溶接
    方法。
  2. 【請求項2】 重ね合わせた2枚の金属板の内、一方の
    金属板の端部を折り曲げて3枚重ねになった折り曲げ部
    にレーザビームを照射して行うレーザ溶接方法におい
    て、 前記一方の金属板側で、前記折り曲げ部の溶接箇所と前
    記折り曲げ部の折り曲げ屈曲部分との間に穴を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のレーザ溶接方法。
  3. 【請求項3】 重ね合わせた2枚の金属板の内、一方の
    金属板の端部を折り曲げて3枚重ねになった折り曲げ部
    にレーザビームを照射して行うレーザ溶接方法におい
    て、 前記折り曲げ部の溶接箇所と前記折り曲げ部の折り曲げ
    屈曲部分との間で、前記一方の金属板を湾曲させて空洞
    部分を設けたことを特徴とする請求項1記載のレーザ溶
    接方法。
  4. 【請求項4】 重ね合わせた2枚の金属板の内、一方の
    金属板の端部を折り曲げて3枚重ねになった折り曲げ部
    にレーザビームを照射して行うレーザ溶接方法におい
    て、 前記3枚重ねの真ん中に位置する他方の金属板側で、前
    記折り曲げ部の溶接箇所と前記他方の金属板の端部との
    間に位置する部分に穴を設けたことを特徴とするレーザ
    溶接方法。
  5. 【請求項5】 重ね合わせた2枚の金属板の内、一方の
    金属板の端部を折り曲げて3枚重ねになった折り曲げ部
    にレーザビームを照射して行うレーザ溶接方法におい
    て、 前記3枚重ねの真ん中に位置する他方の金属板側で、前
    記折り曲げ部の溶接箇所の近傍で前記折り曲げ部の屈曲
    部分側に切り欠き部分を設けたことを特徴とするレーザ
    溶接方法。
JP5080400A 1993-04-07 1993-04-07 レーザ溶接方法 Withdrawn JPH06285659A (ja)

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