JPH062856Y2 - 軌道回路短絡器 - Google Patents

軌道回路短絡器

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JPH062856Y2
JPH062856Y2 JP17058685U JP17058685U JPH062856Y2 JP H062856 Y2 JPH062856 Y2 JP H062856Y2 JP 17058685 U JP17058685 U JP 17058685U JP 17058685 U JP17058685 U JP 17058685U JP H062856 Y2 JPH062856 Y2 JP H062856Y2
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JP
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wheel
conductive
rail
wheels
vehicle
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JP17058685U
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英雄 上野
泰彦 平岡
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、軌道回路短絡器の改良に関し、特にレール
バスや鉄道の保守作業車などのごとき軽鉄道車両に適用
して最適なものである。
〔考案の概要〕
この考案は、1対のレールのそれぞれに対応して1対の
電源を配した軌道回路短絡器であって、各電源は外周に
導電部を持つ絶縁車輪から、この絶縁車輪に接する各レ
ールを介して導電車輪を経る閉回路を形成するように接
続され、導電車輪と、この導電車輪に接するレールとの
間の絶縁介在物が各電源の絶縁破壊電圧で破壊されるこ
とにより軌道回路の短絡が達成できるようにしたもので
ある。
〔従来の技術〕 鉄道ではたとえば駅間をいくつかの閉そく区間に分け
て、その各区間毎にレールで電気回路、すなわち軌道回
路を構成し、列車の上記区間への進入によりこの回路が
列車の輪軸で短絡されるのを利用して上記区間内の列車
の有無を判断することが一般に行われている。
この場合、上記レールと車輪との間に絶縁介在物が存在
して上記軌道回路の短絡抵抗が高くなると、上記閉そく
方式が完全には作動しない。かくしてたとえば踏切り遮
断器や信号機が作動不良となって、事故につながるおそ
れがある。
ところで上記絶縁介在物を破壊するため、従来提供され
ている軌道回路短絡器としては、例えば特開昭56−1
45701号公報に示されているように、車両の軸箱か
らアームを突設し、導電ローラをこのアームで支持させ
てレールに圧接し、上記レールと車輪間に所要の電流を
供給するようにしたものがある。なおここで、導電ロー
ラをこのように軸箱で支持するようにしたのは、次の理
由に基づいている。
すなわち上記導電ローラが、車両の走行中にレールから
外れることがなく、常に上記レールと確実に接している
ようにするためには、車両の中で上記レールとの相対運
動が最小な軸箱を利用することが最適と考えられたから
である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで上記導電ローラを上記軸箱により支持すること
は、導電ローラ装置の構造を単純化し、実用的な装置を
提供する面で確かに有効であったが、この導電ローラ装
置には以下の述べるような問題点があった。
(1)、導電ローラの配設位置が車輪近傍に限定される
ため、しばしば鉄道車両に使用される砂撒管との間に干
渉を生じ易い。このため砂撒管を取付けた車両では、上
記導電ローラの配設が不可能になることがある。
(2)、導電ローラをできるだけ車輪の近傍に配設しよ
うとすれば、ブレーキシューを使用した制動装置との間
に干渉を生じ易い。このため上記導電ローラは、車輪か
ら止むなく遠ざけられることになるが、この場合導電ロ
ーラは、レールから外れることがないようその幅を大き
くしなければならなくなる。これは例えば軸箱移動量の
大きい車両の場合、導電ローラのの重量を過大化させる
原因となり、導電ローラの配設を困難にする。
(3)、上記軸箱は車両のばね下に配されているから、
車両走行中には過酷な負荷に曝される。したがって導電
ローラ装置の設計、制作およびメンテナンスには細心の
注意が必要になる。
(4)、営業車両の場合、導電ローラ装置の配設は、外
観上、あるいはメンテナンス上好ましいものではない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、1対の電源を有する軌道回路短絡器であっ
て、車両は、1対のレール上を走行し、複数の輪軸を有
し、その少くとも1つは外周に導電部がある絶縁車輪を
有し、残りは導電車輪を有し、1対の電源は、絶縁破壊
電圧を有しかつ各電源が1対のレールのそれぞれと接す
る絶縁車輪からそれぞれの各レールを介して導電車輪を
経る閉回路を形成するように接続される軌道回路短絡器
に係るものである。
〔作用〕
輪軸を構成する左右の車輪が導電車輪である場合には、
1対のレールはこの輪軸を介して電気的に結合され得る
が、左右の車輪が絶縁車輪である場合は、左右の絶縁車
輪の外周に設けられた導電部は互いに絶縁された状態に
あるから、1対のレールはこの輪軸を介して電気的に結
合されることはない。
したがって絶縁車輪の導電部は、従来の導電ローラの代
りとして使用が可能となるが、その際1対の電源のそれ
ぞれは、各絶縁車輪からこの絶縁車輪と接するレールを
介してこのレールに接する各導電車輪を経る閉回路を形
成するように接続され、その結果として互いに独立する
閉回路が、各レール毎に形成される。
かくして各電源を絶縁破壊電圧に保持するときは、左右
の導電車輪のそれぞれと、この導電車輪に接するレール
との間に介在する絶縁介在物が各別に破壊され、その結
果として1対のレールは、これらの導電車輪から成る輪
軸によって短絡されることになる。
なお電源とレール間の接続を、従来の導電ローラではな
く絶縁車輪を介して行うようにした本考案には、以下に
述べる種々の利点が存在する。
(1)、導電ローラのような余分なものを車両に付設す
る必要がなくなるから、砂撒管を取付けた車両でも、本
考案を適用することが可能になる。
(2)、導電ローラを使用しないから、ブレーキシュー
を使用した制動装置が、軌道回路短絡器の配設に当って
邪魔になるようなことがない。
(3)、絶縁車輪は車体荷重を分担してレールに伝達す
るため、レールと絶縁車輪の導電部との間の接触圧は極
めて大きい。したがって従来の導電ローラとは異なっ
て、上記レールと絶縁車輪との間の接触は遥かに安定し
ている。
(4)、本考案の軌道回路短絡器を営業車両に設けて
も、従来の導電ローラとは異って外観上、あるいはメン
テナンス上の支障は生じない。
〔実施例〕
以下本考案を鉄道の保守作業車に適用した1実施例につ
き、第1図〜第5図を参照しながら説明する。
第1図に示すように上記保守作業車1の車体6は、前後
1対の輪軸2および3によって支持されている。また第
4図に示すように前方の第1輪軸2は、左右1対の絶縁
車輪2a、2′aを有しかつこれらの絶縁車輪2a、
2′aは、第2図あに示すようにそれぞれ車軸4の両端
部に圧力固定されている。同様に後方の上記第2輪軸3
も、第4図に示すように左右1対の導電車輪3a、3′
aを有しかつこれらの導電車輪は、第3図に示すように
それぞれ車軸4の両端部に圧力固定されている。
次に第4図に示すように上記絶縁車輪2a、2′aは、
タイヤ部分である導電部8、8′と輪心部分5との間に
絶縁部材9を介在させ、導電部8、8′が輪心部分5お
よび車軸4から絶縁されるようにしているが、上記絶縁
部材9を軸心部分5と車軸4との間に介在させて、車輪
2a、2′a全体から成る導電部を車軸4から絶縁する
ようにしてもよい。
なおこのようにして絶縁された左右の絶縁車輪2a、
2′aの導電部8、8′は、第4図に示すように車軸4
に固定されたスリップリング10、10′と、このスリ
ップリング10、10′に摺接するブラシ11、11′
とから成る電気接続子を経て、それぞれの電源12、1
2′に接続される。なお第2図に示すように上記スリッ
プリング10は絶縁部材15によって車軸4から絶縁さ
れると共に、この車軸4に固定されている。また第2図
および第3図で符号16、17は、それぞれ車軸4の端
部を収容し、支持する軸箱および、この軸箱16と車体
16との間に介在させた重ね板ばねである。
次に本考案に係る軌道回路短絡器の回路を第4図に示す
が、同図で車両1は矢印方向に進行し、右側レール18
Rと対応するこの車両の電源12は、電気接続子10、
11を介して上記右側レール18R接する絶縁車輪2a
の導電部8に接続されている。次いで上記右側レール1
8Rからこれと接する導電車輪3aを経て、スリップリ
ング19およびブラシ11から成る電子接続子を介し、
上記電源12に接続されて閉回路を形成している。
同様に右側レール18Lと対応する電源12′について
も、この電源12′、電気接続子10′、11′、絶縁
車輪2′aの導電部8′、左側レール18L、導電車輪
3′aおよび電気接続子11、19を含んだ閉回路が、
第4図に示すように形成されている。
次に右側レール18Rを含む上記閉回路について、導電
車輪3aとレール18間の接触抵抗をR、絶縁車輪2a
とレール18R間の接触抵抗をr、電源12の電圧を
E、回路電流をIとすれば、第5図に示す等価回路が得
られる。したがって破壊を必要とする絶縁介在物の抵抗
Rにつき、その両端間の電位差をVとすれば、 V=IR=(E−Ir) そこで電圧Eを絶縁破壊電圧に設定すれば、導電車輪3
aとレール18Rとの間に所要の電圧Vを負荷すること
ができ、その結果として、導電車輪3aとレール18R
との間に存在する絶縁介在物を電気的に破壊することが
できる。
また左側レール18Lを含む上記閉回路についても、上
記と同様に考えることができるから、導電車輪3′aと
レール18Lとの間の絶縁介在物も、電気的に破壊され
ることになる。なおこの場合、上記2つの回路は互いに
独立しているから、一方の回路に含まれる絶縁介在物が
破壊されても、他方の回路に影響を与えるようなことは
ない。
かくして左右のレール18R、18Lと、第2輪軸3と
を含む前軌道回路の短絡抵抗を所定値以下に低減できる
から、軌道電流iは第4図示すごとく、何らの支障もな
く軌道回路に流れることになる。
ところで車体6を支持している車輪2a、2′a、3
a、3′aは、通常4〜6ton、すなわち輪軸2、3の
重さの倍数の荷重でレール18R、18Lに押付けられ
ている。したがって本考案の場合のようにレール18
R、18Lに絶縁車輪2a、2′aを介して通電を行え
ば、従来の導電ローラがレール18R、18Lからしば
しば離れ、その結果、通電不良を起した問題を容易に解
決することができる。
次に絶縁車輪2a、2′aとレール18R、18Lとの
間に介在する前記絶縁介在物は、上記絶縁車輪とレール
との間に作用する上述の極めて高い接触圧を考えるな
ら、接触圧の小さい従来の導電ローラとレールとの間に
介在する絶縁介在物よりもその厚さははるかに薄い筈で
ある。
また従来の導電ローラは、車輪2a、2′aに先行した
位置で、通常はレール18R、18Lと接触するから、
この接触位置における絶縁介在物は、一般にその厚さが
大きい筈である。
かくして本考案の場合、前掲の式で(Ir)の値が小と
なるため、従来の導電ローラに代えて絶縁車輪2a、
2′aを使用とすることは、絶縁介在物を破壊する上で
極めて有利となる。
以上本考案を1実施例につき説明したが、上記実施例は
本考案を限定するものでは決してなく、本考案の技術的
思想に基いて種々の変更が可能である。たとえば導通車
輪3a、3′aから成る輪軸を第1輪軸2に、また絶縁
車輪2a、2′aから成る輪軸を第2輪軸3に配しても
よい。また本考案は、ボギー車、しかも2軸だけでなく
多軸のボギー車にも適用が可能である。さらに車軸のな
いたとえば独立車輪形式を採用する車両にも適用が可能
である。
またさらに同一レール18R、18L上を転動する絶縁
車輪2a、2′aの数を複数個にしてもよい。
次に上記実施例では、スリップリング10、10′と、
このスリップリング10、10′に摺接するブラシ1
1、11′とが使用されたが、例えばスリップリング1
0、10′を省略して、ブラシ11、11′を直接、導
電部8、8′に摺接させるなど、従来公知の諸手段を使
用してもよい。
また上記実施例では、この考案を鉄道の保守作業車に適
用した例を示したが、この考案はレールバスその他の軽
鉄道車両に適用して最適なばかりでなく、広く一般の鉄
道車両にも適用が可能である。
〔考案の効果〕 この考案は上述のような構成であるから、装置取付け上
の制約がほとんどない。したがって従来、装置の取付け
が不可能とされた車両でも、この考案に係る装置は取付
けが可能である。
またこの考案に係る装置はたとえ車両に取付けられて
も、車両の外観にほとんど影響を与えない。したがって
この装置は、営業車両に採用しても何等の支障も生じな
い。
また保守用車両では、絶縁車輪を現用しているものが多
い。したがって本考案は、これらの車両に容易に適用す
ることができる。
さらに本考案に係る装置は、構造が簡単でありながら作
動が確実であり、しかもメインテナンスが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、この考案を鉄道の保守作業車に適用
した実施例を示すもので、第1図は同上保守作業車の側
面図、第2図は第1図におけるII−II線断面図、第3図
は第1図におけるIII−III線断面図、第4図は軌道回路
短絡器の回路図、第5図は同上回路の等価回路図であ
る。 なお図面に用いられた符号において、 1……車両 2……第1輪軸 2a、2′a……絶縁車輪 3……第2輪軸 3a、3′a……導電車輪 8、8′……導電部 12、12′……電源 18R……右側レール 18L……左側レール である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1対の電源(12、12′)を有する軌道
    回路短絡器であって、 車両(1)は、一対のレール(18R、18L)上を走
    行し、複数の輪軸(2、3)を有し、その少くとも1つ
    (2)は外周に導電部(8、8′)がある絶縁車輪(2
    a、2′a)を有し、残り(3)は導電車輪(3a、
    3′a)を有し、 1対の電源(12、12′)は、絶縁破壊電圧を有しか
    つ各電源(12、12′)が1対のレール(18R、1
    8L)のそれぞれと接する絶縁車輪(2a、2′a)か
    らそれぞれの各レール(18R、18L)を介して導電
    車輪(3a、3′a)を経る閉回路を形成するように接
    続される 軌道回路短絡器。
JP17058685U 1985-11-06 1985-11-06 軌道回路短絡器 Expired - Lifetime JPH062856Y2 (ja)

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JPS6278563U JPS6278563U (ja) 1987-05-20
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