JPH06287483A - カチオン電着塗料組成物及びその調製方法 - Google Patents

カチオン電着塗料組成物及びその調製方法

Info

Publication number
JPH06287483A
JPH06287483A JP10375093A JP10375093A JPH06287483A JP H06287483 A JPH06287483 A JP H06287483A JP 10375093 A JP10375093 A JP 10375093A JP 10375093 A JP10375093 A JP 10375093A JP H06287483 A JPH06287483 A JP H06287483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
pigment
cationic electrodeposition
electrodeposition coating
epoxy resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10375093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3287643B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Kato
清 加藤
Masafumi Kume
政文 久米
Kenichi Yoneyama
健一 米山
Jiro Nagaoka
治朗 長岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP10375093A priority Critical patent/JP3287643B2/ja
Publication of JPH06287483A publication Critical patent/JPH06287483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3287643B2 publication Critical patent/JP3287643B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 加水分解性アルコキシシラン基を含有するエ
ポキシ樹脂−アミン付加物を含有せしめてなる顔料分散
ペーストが配合されていることを特徴とするカチオン電
着塗料組成物。 【効果】 特に平滑性に優れ、しかも角部や突起部など
のエッジ部にも肉厚な塗膜を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカチオン電着塗料組成物
に関し、さらに詳細には、加水分解性アルコキシシラン
基を含有するエポキシ樹脂−アミン付加物を、顔料を分
散用樹脂に分散する際に添加することにより作成された
顔料分散ペーストが配合された、特に平滑性に優れ、し
かも角部や突起部などのエッジ部分にも肉厚な塗膜を形
成しうるカチオン電着塗料組成物に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】自動車工業を中心に広く用い
られているカチオン電着塗料は、それ自体防食性に優れ
たものであるが、被塗物のエッジ部の塗装膜厚が厚くな
らずエッジカバー性が劣るという欠点があり、その改良
が望まれている。そこで、従来より、ゲル化微粒子をカ
チオン電着塗料に添加するなどしてレオロジーコントロ
ール性を付与する方法が種々提案されており、本出願人
も先に、アルコキシシラン基と水酸基およびカチオン性
基を有する内部架橋ゲル化微粒子重合体およびその製造
方法を提案した(特開平2−47173号公報参照)。
また、アルコキシシラン基とウレタン結合と水酸基およ
びカチオン性基を有する内部架橋ゲル化微粒子重合体お
よびその製造方法も提案した(特開平3−62860号
公報参照)。これら先に提案した内部架橋ゲル化微粒子
重合体は、カチオン電着性を有し、カチオン電着塗料に
添加しても浴安定性、電着特性が損なわれることがな
く、またその焼付塗膜はエッジカバー性に特に優れてい
るが、アクリル系樹脂をベースとしているために、一般
防食性にやや劣るという欠点があり、実用上なお不十分
な点がある。
【0003】他方、防食性の点で優れているエポキシ系
樹脂を利用したゲル化微粒子も従来知られている。例え
ば、カチオン性ポリエポキシド−アミン反応生成物及び
ポリエポキシド架橋剤の混合物を水分散化し粒子内架橋
したカチオン性マイクロゲル分散体(特開平4−226
171号公報参照)等が提案されているが、該分散体は
レオロジーコントロール性に劣るので、十分なエッジカ
バー性を付与するには多量に使用する必要があるが、そ
の使用量が多量となると、塗面の平滑性が損なわれると
いう欠点がある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】そこで本発明者らは、
従来のゲル化微粒子より塗膜の防食性や塗面平滑性に優
れ且つカチオン電着塗料において有用なレオロジーコン
トロール剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、今回、
カチオン電着塗料に使用する顔料の分散時に、加水分解
性アルコキシシラン基を含有するエポキシ樹脂アミン付
加物を用い、これを顔料及び分散用樹脂に添加し分散混
合して顔料分散ペーストを作成し、この顔料分散ペース
トをカチオン電着性樹脂エマルジョンなどと混合するよ
うにすると、得られるカチオン電着塗料組成物は、浴安
定性、電着特性、塗膜の耐水性、防食性が損われること
なく、電着塗膜の焼付硬化時における溶融塗膜粘度低下
が制御されて、塗面平滑性とエッジカバー性とが共に優
れたカチオン電着塗膜を与えることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0005】かくして、本発明は、加水分解性アルコキ
シシラン基を含有するエポキシ樹脂−アミン付加物を含
有せしめてなる顔料分散ペーストが配合されていること
を特徴とするカチオン電着塗料組成物を提供するもので
ある。
【0006】さらに本発明は、加水分解性アルコキシシ
ラン基を含有するエポキシ樹脂−アミン付加物を顔料及
び分散用樹脂に添加し分散混合して顔料分散ペーストを
作成し、該顔料分散ペーストをカチオン電着性樹脂エマ
ルジョンと混合することを特徴とするカチオン電着塗料
組成物の調製方法を提供するものである。
【0007】本発明において、顔料分散ペースト作成時
に添加される加水分解性アルコキシシラン基を含有する
エポキシ樹脂−アミン付加物は、分散用樹脂と共に顔料
表面に吸着され、この顔料表面に吸着した樹脂は、塗膜
の焼付時に、熱流動するよりも先に該樹脂中のアルコキ
シシラン基の加水分解によって生成したシラノール基が
シラノール基同志及び/又は水酸基が存在する場合には
水酸基と縮合するなどの架橋反応が生じて、レオロジー
コントロール性を発揮し、即ち該顔料があたかも表面に
ゲル層を形成したレオロジーコントロール剤の如く作用
するものと考えられる。
【0008】従って、この顔料分散ペーストをカチオン
電着塗料に配合することより従来のゲル化微粒子などの
使用量よりも少ない樹脂量でレオロジーコントロール性
を発揮せしめることができる。
【0009】本発明において、「加水分解性アルコキシ
シラン基を含有するエポキシ樹脂−アミン付加物」は、
カチオン性基、特に酸で中和されうるアミノ基を水分散
基として有している水中において安定に分散し、かつ該
アルコキシシラン基の加水分解によって生成したシラノ
ール基がシラノール基同志、およびヒドロキシル基が存
在する場合にはそのヒドロキシル基とも縮合することが
可能な付加物を指称するものである。
【0010】上記エポキシ樹脂−アミン付加物には、カ
チオン電着塗料において通常使用されているポリアミン
樹脂が包含され、例えば、 (i)ポリエポキシド化合物と1級モノ−及びポリアミ
ン、2級モノ−及びポリアミン又は1、2級混合ポリア
ミンの付加物(例えば米国特許第3,984,299号
明細書参照); (ii)ポリエポキシド化合物とケチミン化された1級
アミノ基を有する2級モノ−及びポリアミンとの付加物
(例えば米国特許第4,017,438号明細書参
照); (iii)ポリエポキシド化合物とケチミン化された1
級アミノ基を有するヒドロキシ化合物とのエーテル化に
より得られる反応物(例えば特開昭59−43013号
公報参照) などが挙げられる。
【0011】上記ポリアミン樹脂の製造に使用されるポ
リエポキシド化合物は、エポキシ基
【0012】
【化1】 を1分子中に2個以上有する化合物であり、一般に少な
くとも200、好ましくは400〜4,000、更に好
ましくは800〜2,000の範囲内の数平均分子量を
有するものが適しており、特にポリフェノール化合物と
エピクロルヒドリンとの反応によって得られるものが好
ましい。該ポリエポキシド化合物の形成のために用いう
るポリフェノール化合物としては、例えば、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−2,2−プロパン、4,4′−
ジヒドロキシベンゾフエノン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1,1−エタン、ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1,1−イソブタン、ビス(4−ヒドロキシ
−tert−ブチル−フェニル)−2,2−プロパン、
ビス(2−ヒドロキシナフチル)メタン、1,5−ジヒ
ドロキシナフタレン、ビス(2,4−ジヒドロキシフェ
ニル)メタン、テトラ(4−ヒドロキシフェニル)−
1,1,2,2−エタン、4,4′−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン、フェノールノボラック、クレゾールノ
ボラック等が挙げられる。
【0013】該ポリエポキシド化合物は、例えばポリオ
ール、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、ポリアシドアミン、ポリカルボン酸、ポリイソシア
ネート化合物などと一部反応させたものであってもよ
く、更にまた、ε−カプロラクトン、アクリルモノマー
などをグラフト重合させたものであってもよい。
【0014】加水分解性アルコキシシラン基の前述した
如きエポキシ樹脂−アミン付加物への導入方法は、特に
制限されるものではなく、それ自体既知の方法から導入
すべき加水分解性アルコキシシラン基の種類等に応じて
任意に選ぶことができるが、水可溶性塩類など電着塗装
に悪影響を及ぼす副生成物を生じない方法を採用するこ
とが好ましく、例えば次のような方法を例示することが
できる。
【0015】(1)アルコキシシラン基含有アミン化合
物を基体樹脂中のエポキシ基に付加する方法:ここで使
用しうるアミン化合物としては次式のものが例示され
る。
【0016】
【化2】
【0017】(2)アルコキシシラン基含有メルカプタ
ンを基体樹脂中のエポキシ基に付加する方法:ここで使
用しうるメルカプタンとしては次式のものが例示され
る。
【0018】
【化3】 (3)アルコキシシラン基含有エポキシ化合物を基体樹
脂中のアミノ基に付加する方法:ここで使用しうるエポ
キシ化合物としては次式のものが例示される。
【0019】
【化4】
【0020】(4)アルコキシシラン基含有イソシアネ
ート化合物を基体樹脂中の水酸基、アミノ基に付加する
方法:ここで使用しうるイソシアネート化合物としては
次式のものが例示される。
【0021】
【化5】
【0022】上記に述べた各式において、Rとしては次
のものを例示しうる:
【0023】
【化6】(i)−CH3、−C2H5、−C3H7、−C4H
9、−C6H13、−C8H17 などのアルコール残基;
【0024】
【化7】(ii)−C2H4OCH3、−C2H4OC
2H5、−C2H4OC3H7、−C2H4OC4H9、−C3H6
OCH3、−C3H6OC2H5、−C4H8OCH3、−C2
H4OC2H4OCH3、−C2H4OC2H4OC2H5、−C
2H4OC2H4OC4H9 などのエーテルアルコール残
基;
【0025】
【化8】
【0026】
【化9】
【0027】
【化10】
【0028】
【化11】
【0029】前記式中のRは炭素数の小さなもの程加水
分解しやすいが、加水分解後縮合しやすく水系での安定
性に劣るので、炭素数2〜7程度のものがバランス上有
利である。また、炭素数2以下のものと7より大きいも
のとを組み合わせてバランスさせてもよい。
【0030】上記の如くエポキシ樹脂−アミン付加物に
導入される加水分解性アルコキシシラン基の量は、特に
制限されるものではないが、通常、アルコキシシラン当
量(アルコキシシラン基1個当たりに換算した分子量)
が500〜200,000、好ましくは1,000〜4
0,000、さらに好ましくは2,000〜20,00
0の範囲内となるように選ぶのが適当である。
【0031】本発明においては、上記加水分解性アルコ
キシシラン基を含有するエポキシ樹脂アミン付加物を顔
料分散時に添加して、顔料及び分散用樹脂等と共に分散
・混合して顔料分散ペーストを製造することができる。
これらの分散は、従来既知の方法で行なうことができ、
具体的には、顔料類、分散用樹脂、加水分解性アルコキ
シシラン基を含有するエポキシ樹脂アミン付加物を、必
要に応じて中和剤等の塗料用添加剤などと共に、ボール
ミルなどの分散混合機中で分散処理することによりペー
スト状に調製することができる。
【0032】上記顔料類としては、通常電着塗料に使用
される顔料であれば特に制限なく任意の顔料が使用で
き、例えば、チタン白、カーボンブラック、ベンガラ、
黄鉛などの着色顔料;タルク、クレー、マイカ、炭酸カ
ルシウム、シリカ、バリタなどの体質顔料;ストロンチ
ウムクロメート、ジンククロメート、塩基性ケイ酸鉛、
クロム酸鉛などの防錆顔料などが挙げられる。
【0033】上記分散用樹脂としては、後述するカチオ
ン電着塗料用の基体樹脂成分として列記するものを使用
することができ、特にそれらをエポキシ系3級アミン
型、エポキシ系4級アンモニウム塩型、アクリル系4級
アンモニウム塩型の樹脂として使用するのが適当であ
る。
【0034】顔料分散ペーストの製造時における加水分
解性アルコキシシラン基を含有するエポキシ樹脂アミン
付加物の添加量は、電着塗料中の全樹脂固形分に基づい
て1〜35重量%、好ましくは2〜15重量%の範囲内
となるように調整することが望ましい。該添加量が1重
量%未満である場合には、電着塗膜焼付時の塗膜溶融粘
度低下に対する制御効果が小さく、電着塗膜のエッジカ
バー性が不十分となりやすく、他方35重量%を越える
と、電着塗膜の平滑性が劣る傾向がある。
【0035】本発明によれば、以上に述べた如くして製
造される顔料分散ペーストを配合してなるカチオン電着
塗料組成物が提供される。該カチオン電着塗料組成物に
おいて、該顔料分散ペースト以外の成分は、特に制限さ
れず、通常のカチオン電着塗料組成物と同様のものであ
ることができる。
【0036】本発明のカチオン電着塗料組成物は、基体
樹脂成分として、カチオン電着塗料において通常使用さ
れている樹脂、例えば、アミン付加エポキシ樹脂に代表
されるポリアミン樹脂、例えば前記加水分解性アルコキ
シシラン基を含有するエポキシ樹脂−アミン付加物の説
明で述べた如きエポキシ樹脂−アミン付加物を含有しう
る。
【0037】また、本発明の組成物を用いて形成される
硬化塗膜に対して良好な耐候性が要求される場合には、
耐候性の優れたアミノ基含有アクリル系樹脂又は非イオ
ン性のアクリル系樹脂を単独で用いるが、或いは前記ア
ミン付加エポキシ樹脂と併用するのが好都合である。
【0038】前記したアミン付加エポキシ樹脂は、必要
に応じて、アルコール類などでブロックしたポリイソシ
アネート化合物を用いて硬化させることができる。
【0039】また、ブロックしたイソシアネート化合物
を使用しないで硬化させることが可能なアミン付加エポ
キシ樹脂も使用することができ、例えばポリエポキシド
物質にβ−ヒドロキシアルキルカルバメート基を導入し
た樹脂(例えば特開昭59−155470号公報参
照);エステル交換反応によって硬化しうるタイプの樹
脂(例えば特開昭55−80436号公報参照)などを
用いることもできる。
【0040】前記したカチオン電着塗料樹脂のカチオン
系水性溶液ないし水分散液の調製は、通常、該樹脂をギ
酸、酢酸、乳酸などの水溶性有機酸で中和する水溶化・
水分散化処理によって行なうことができ、これよりカチ
オン電着性樹脂エマルジョンが得られる。
【0041】上記カチオン電着性樹脂エマルジョンを前
記顔料分散ペーストと混合することにより、本発明のカ
チオン電着塗料組成物を調製することができる。本発明
のカチオン電着塗料組成物には、必要に応じて、有機溶
剤、硬化触媒、顔料分散剤、塗面調整剤などの塗料添加
物を配合することができる。
【0042】本発明のカチオン電着塗料組成物は、カチ
オン電着塗装によって所望の基材表面に塗装することが
できる。カチオン電着塗装はそれ自体既知の方法に従
い、一般には、固形分濃度が約5〜40重量%となるよ
うに脱イオン水などで希釈し、さらにpHを5.5〜
8.0の範囲内に調整した本発明のカチオン型電着塗料
組成物からなる電着浴を通常、浴温15〜35℃に調整
し、負荷電圧100〜400Vの条件で被塗物を陰極と
して行なうことができる。
【0043】本発明の塗料組成物を用いて形成しうる電
着塗装の膜厚は特に制限されるものではないが、一般に
は、硬化塗膜に基づいて10〜40μmの範囲内が好ま
しい。また、塗膜の焼付け硬化温度は一般に100〜2
00℃の範囲内が適している。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、加水分解性アルコキシ
シラン基を含有するエポキシ樹脂−アミン付加物を含有
せしめてなる顔料分散ペーストを、カチオン電着塗料に
配合することにより、該顔料に吸着した樹脂が電着塗膜
の焼付時に流動調整剤として働き、すぐれたハジキ防止
効果、表面平滑性やエッジ部のカバリング効果等を発揮
する。本発明において上記効果が得られるのは、該顔料
に吸着した樹脂が電着塗膜の焼付時に熱流動するよりも
先に架橋反応が起こり、溶融粘度低下をコントロールで
きることによるものと考えられる。
【0045】本発明のカチオン電着塗料組成物は、浴安
定性、電着特性が良好であり、しかも加熱硬化時の塗膜
の粘度低下が抑制できる結果、エッジカバー性に優れて
おり、エッジ部の防錆性を向上させることができるとと
もに、塗面平滑性の良好な塗膜を形成することができ
る。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるも
のではない。実施例および比較例において、[部」およ
び「%」はそれぞれ「重量部」および「重量%」を示
す。
【0047】加水分解性アルコキシシラン基を含有する
エポキシ樹脂アミン付加物の製造 製造例1 加水分解性アルコキシシラン基を含有するエポキシ樹脂
アミン付加物を次の配合で製造する。
【0048】 原料 重量部 エポン828EL1) 1045 ビスフェノールA 171 ジエタノールアミン 52.2 KBE−9032) 221 ジエタノールアミン 157.5 エチレングリコールモノブチルエーテル 706 注1)エポキシ当量約190を持つビスフェノールAの
ジグリシジルエーテル(油化シェル(株)製) 注2)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(信越化
学(株)製) 温度計、撹拌機、還流冷却器及び窒素ガス吹き込み口を
取り付けた反応容器に、窒素ガス吹き込み下でエポン8
28EL、ビスフェノールA及びジエタノールアミンを
仕込んで120℃に加熱し、エポキシ当量3)が理論値
(317)に達するまで反応させる。その後80℃まで
冷却し、KBE−903とジエタノールアミンを加え、
3級アミン価4)が理論値(102)に達するまで反応さ
せる。その後エチレングリコールモノブチルエーテルで
希釈し、数平均分子量約1650の加水分解性アルコキ
シシラン基を含有するエポキシ樹脂−アミン付加物の固
形分70%のエチレングリコールモノブチルエーテル溶
液(I)を得た。
【0049】注3)JIS K−7236に準拠。但
し、アミノ基もエポキシ基として合算する。
【0050】注4)無水酢酸でアセチル化した後、クリ
スタルバイオレットを指示薬として過塩素酸で滴定。
【0051】製造例2 加水分解性アルコキシシラン基を含有するエポキシ樹脂
−アミン付加物を次の配合で製造する。
【0052】 原料 重量部 エポン828EL 950 ビスフェノールA 342 アミンA6) 96.5 アミンA(後添加) 193 アミンB7) 159 脱イオン水 36 KBE−4028) 496 エチレングリコールモノブチルエーテル 486 注6)有効成分74%のモノエタノールアミンとメチル
イソブチルケトンとのケチミンのメチルイソブチルケト
ン溶液。
【0053】注7)有効成分84%のジエチレントリア
ミンのメチルイソブチルケトンジケチミンのメチルイソ
ブチルケトン溶液。
【0054】注8)γ−グリシドキシプロピルメチルジ
エトキシシラン(信越化学(株)製) 製造例1と同様な反応装置に窒素ガス吹き込み下でエポ
ン828EL、ビスフェノールA及びアミンAを仕込ん
で160℃に加熱し、エポキシ当量が理論値(694)
に達するまで反応させる。その後、100℃まで冷却
し、アミンA及びアミンBを加え、3級アミン価が理論
値(97)に達するまで反応させる。その後、100℃
で脱イオン水を加えて脱ケチミン化反応を行ない、続い
て、同じく100℃にてKBE−402を加えてエポキ
シ基がなくなるまで反応させる。その後エチレングリコ
ールモノブチルエーテルで希釈し、数平均分子量約19
00の加水分解性アルコキシシラン基を含有するエポキ
シ樹脂アミン付加物の固形分70%の溶液(II)を得
た。
【0055】顔料分散ペーストの製造 下記表−1に示す各配合成分をそれぞれボールミルに加
え、40時間分散処理し、固形分43%の顔料ペースト
A〜Dを得た。表中、樹脂の配合量は固形分表示であ
る。
【0056】
【表1】
【0057】カチオン電着塗料組成物の製造 実施例1 ポリアミド変性エポキシ樹脂および完全ブロックしたジ
イソシアネートからなる固形分35%のカチオン電着用
クリヤーエマルジョン(関西ペイント社製商品名、エレ
クロン9450)572部に、上記で得た固形分43%
の顔料ペーストA153.5部を撹拌しながら加え、脱
イオン水605.4部で希釈してカチオン電着塗料を得
た。
【0058】実施例2、3及び比較例1 実施例1において、顔料ペーストとしてそれぞれ顔料ペ
ーストB、C及びDを使用する以外は、実施例1と同様
の方法でカチオン電着塗料を得た。
【0059】実施例4 ポリエステル変性エポキシ樹脂、完全ブロックしたジイ
ソシアネートおよび非イオン系アクリル樹脂からなる固
形分32%のカチオン電着用クリヤーエマルジョン(関
西ペイント社製商品名、エレクロン9600)626部
に、上記で得た固形分43%の顔料ペーストA153.
5部を撹拌しながら加え、脱イオン水552部で希釈し
てカチオン電着塗料を得た。
【0060】実施例5、6及び比較例2 実施例4において、顔料ペーストとしてそれぞれ顔料ペ
ーストB、C及びDを使用する以外は、実施例4と同様
の方法でカチオン電着塗料を得た。
【0061】試験例(電着塗装試験) 実施例1〜6および比較例1、2で得たカチオン電着塗
料中に、パールボンド#3030[日本パーカライジン
グ(株)製、リン酸亜鉛系]で化成処理した0.8×3
00×90mmの冷延ダル鋼板(端面と平坦部との角度
が45度)を浸漬し、それをカソードとして電着塗装を
行なった。電着塗装条件は、電着塗料浴温30℃、pH
6.5、電圧300Vであり、膜厚(乾燥膜厚に基づい
て)20μmの電着塗膜を形成し、電着後塗膜を水洗
し、185℃、20分間焼付を行なった。この塗装板の
性能試験結果を後記表−1に示す。また、塗膜溶液粘度
の測定結果も併せて表−1に示す。
【0062】性能試験方法 (※1)塗膜溶融粘度 焼付時の電着塗膜溶融粘度を転球式粘度測定法(JIS
−Z−0237に準ずる)との対比により引っかき傷跡
の熱流動外観から評価した。数値は最低時の粘度(セン
チポイズ)を示す。
【0063】(※2)端面被覆性 平坦部の硬化膜厚が20μmとなる条件で、エッジ部角
度45°を有する鋼板に電着塗装し、所定の焼付条件で
硬化させて試験板を作成する。試験板のエッジ部が垂直
になる様にソルトスプレー装置にセットし、JIS−Z
−2371塩水フンム試験により168時間後のエッジ
部の防食性を評価する。
【0064】◎:サビ発生全くなし ○:サビわずかに発生 ×:サビ著しく発生 (※3)塗面の平滑性 電着塗面の仕上り性を目視で評価する。
【0065】◎:良好 ○:ほぼ良好 △:やや不良 (※4)耐衝撃性 JIS−K−5400 8.3.2−1990法に準じ
て、20℃の雰囲気下において行なう。重さ500g、
撃心の先端半径1/2インチの条件で塗膜損傷を生じな
い最大高さを示す(cm)。50cmを最高値とした。
【0066】(※5)耐チッピング性 焼付電着塗装板に、さらに熱硬化性の中塗り塗料および
上塗り塗料を塗装し、加熱硬化したものについて下記の
試験を行なう。
【0067】 試験機器: Q−G−Rグラペロメー
ター(Qパネル会社製品) 吹付けられる石: 直径約15〜20m/mの砕石 吹付けられる石の容量: 約500ml 吹付けエアー圧力: 約4kg/cm2 試験時の温度: 約20℃ 試験片を試験片保持台にとりつけ、約4kg/cm2の
吹付けエアー圧力で約500mlの砕石を試験片に発射
せしめた後、その塗面状態を評価した。塗面状態は目視
観察し、下記の基準で評価する。
【0068】(評価) ◎(良):上塗り塗膜の一部に衝撃によるキズが極く僅
か認められる程度で、電着塗膜の剥離を全く認めず。
【0069】○(やや不良):上塗りおよび中塗りの塗
膜に衝撃によるキズがみられしかも電着塗膜の剥れが僅
かに認められる。
【0070】△(不良):上塗りおよび中塗り塗膜に衝
撃によるキズが多く認められ、しかも電着塗膜の剥れも
かなり認められる。
【0071】(※6)温水浸漬2次付着性 40℃の水に20日間浸漬した後、JIS−K−540
0 8.5.2−1990に準じて塗膜にゴバン目を作
り、その表面に粘着セロテープを粘着し、急激に剥した
後の塗面を評価する。
【0072】◎:異常なく良好 △:ゴバン目の縁が僅かにハガレる程度 ×:ゴバン目の一部分がハガレる (※7)耐塩水噴霧性 素地に達するように電着塗膜にナイフでクロスカットキ
ズを入れ、これをJIS−Z−2371によって100
0時間塩水噴霧試験を行ない、ナイフ傷からの錆、フク
レ巾を測定する。
【0073】(※8)2コート耐候性 焼付電着塗板上に、さらにアミノアルキド樹脂系塗料ア
ミラツククリヤ(関西ペイント社製)を35μm塗装
し、140℃、15分焼付けた。この塗板を20時間サ
ンシヤインウエザオメーターにかけ、40℃の水中に2
0時間浸漬した後、塗板にクロスカットを入れて、セロ
ファン粘着テープで剥離試験を行なう。この試験を繰り
返し行って剥離の生じた時間を調べた。
【0074】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長岡 治朗 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加水分解性アルコキシシラン基を含有す
    るエポキシ樹脂−アミン付加物を含有せしめてなる顔料
    分散ペーストが配合されていることを特徴とするカチオ
    ン電着塗料組成物。
  2. 【請求項2】 加水分解性アルコキシシラン基を含有す
    るエポキシ樹脂−アミン付加物の含有量が、塗料中の全
    樹脂固形分に基づいて、1〜35重量%の範囲内である
    請求項1記載のカチオン電着塗料組成物。
  3. 【請求項3】 加水分解性アルコキシシラン基を含有す
    るエポキシ樹脂−アミン付加物を顔料及び分散用樹脂に
    添加し分散混合して顔料分散ペーストを作成し、該顔料
    分散ペーストをカチオン電着性樹脂エマルジョンと混合
    することを特徴とするカチオン電着塗料組成物の調製方
    法。
JP10375093A 1993-04-07 1993-04-07 カチオン電着塗料組成物及びその調製方法 Expired - Lifetime JP3287643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10375093A JP3287643B2 (ja) 1993-04-07 1993-04-07 カチオン電着塗料組成物及びその調製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10375093A JP3287643B2 (ja) 1993-04-07 1993-04-07 カチオン電着塗料組成物及びその調製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06287483A true JPH06287483A (ja) 1994-10-11
JP3287643B2 JP3287643B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=14362256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10375093A Expired - Lifetime JP3287643B2 (ja) 1993-04-07 1993-04-07 カチオン電着塗料組成物及びその調製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3287643B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003510399A (ja) * 1999-09-23 2003-03-18 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 外観が改良され端部被覆が改良されクレーターが減少した陰極電着塗料組成物
KR100848671B1 (ko) * 2006-12-01 2008-07-28 아벨테크노(주) 수계 방식 도료용 조성물 및 이를 이용한 복합 도금층의형성 방법
US20110021096A1 (en) * 2007-11-02 2011-01-27 Benjamin Falk Copolymers of epoxy compounds and amino silanes
US20130299390A1 (en) * 2007-11-02 2013-11-14 Momentive Performance Materials Inc. Demulsifying compositions and methods for separating emulsions using the same
CN104371427A (zh) * 2014-11-07 2015-02-25 广德瑞邦涂料有限公司 一种阴极水溶性电泳漆色浆及其制备方法
JP2025518916A (ja) * 2022-06-09 2025-06-19 ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング アルコキシル化ポリエチレンイミンを含む電着塗料組成物

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003510399A (ja) * 1999-09-23 2003-03-18 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 外観が改良され端部被覆が改良されクレーターが減少した陰極電着塗料組成物
KR100848671B1 (ko) * 2006-12-01 2008-07-28 아벨테크노(주) 수계 방식 도료용 조성물 및 이를 이용한 복합 도금층의형성 방법
US20110021096A1 (en) * 2007-11-02 2011-01-27 Benjamin Falk Copolymers of epoxy compounds and amino silanes
US8530601B2 (en) * 2007-11-02 2013-09-10 Momentive Performance Materials Inc. Copolymers of epoxy compounds and amino silanes
US20130299390A1 (en) * 2007-11-02 2013-11-14 Momentive Performance Materials Inc. Demulsifying compositions and methods for separating emulsions using the same
CN104371427A (zh) * 2014-11-07 2015-02-25 广德瑞邦涂料有限公司 一种阴极水溶性电泳漆色浆及其制备方法
JP2025518916A (ja) * 2022-06-09 2025-06-19 ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング アルコキシル化ポリエチレンイミンを含む電着塗料組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3287643B2 (ja) 2002-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4722358B2 (ja) 外観が改良され端部被覆が改良されクレーターが減少した陰極電着塗料組成物
JPH0119696B2 (ja)
JP2000290542A (ja) カチオン電着塗料組成物および塗膜
US20010041757A1 (en) Cationic electrodeposition coating composition
JP2001213938A (ja) アミノポリエーテル変性エポキシおよびこれを含有するカチオン電着塗料組成物
US5380781A (en) Cationically electrodepositable fine particles derived from alkoxysilane-modified epoxy resins and cationic electrodeposition paint composition comprising the same
JP2001031739A (ja) アミノポリエーテル変性エポキシおよびこれを含有するカチオン電着塗料組成物
JP3287643B2 (ja) カチオン電着塗料組成物及びその調製方法
WO1985001506A1 (fr) Composition de resine auto-polymerisante
JP7516699B2 (ja) カチオン電着塗料組成物
JPH06287484A (ja) カチオン電着塗料
JPS6127412B2 (ja)
JP3195431B2 (ja) カチオン電着性ゲル化微粒子及びそれを含むカチオン電着塗料組成物
JPH05239386A (ja) 電着塗料用組成物
JPH0657184A (ja) カチオン電着塗料組成物
JP3685297B2 (ja) 鉛フリーカチオン電着塗膜の暴露耐食性を向上させる方法
JP3817674B2 (ja) 環境対応型電着塗装方法及び塗装物品
JPH09504559A (ja) 陰極電着塗料組成物用シロキサン架橋マイクロゲル
JP3108513B2 (ja) 電着塗料組成物
JPH06287267A (ja) カチオン電着性微粒子及びそれを含む電着塗料組成物
JPH0774317B2 (ja) 電着塗料用樹脂組成物
JPH06200192A (ja) 電着塗料組成物
JPH0657495A (ja) 電着塗装方法
JP3112749B2 (ja) 塗膜形成方法
JP2001354910A (ja) カチオン電着塗料組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110315

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110315

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120315

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120315

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130315

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130315

Year of fee payment: 11